JP5802572B2 - エンジンの伝動ケースの密封装置 - Google Patents
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Description
この種の密封装置によれば、伝動ケース内のオイルが伝動軸挿通孔から伝動ケース外に漏れ出すのをオイルシールの内周側のリップ部で防止することができる利点がある。
しかし、この従来の密封装置では、オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面に塵埃や泥水が接近するのを妨げる手段がないため、問題がある。
オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面に塵埃や泥水が接近するのを妨げる手段がないため、塵埃や泥等の異物の噛み込みにより、オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面が磨耗しやすい。
図2または図3に例示するように、伝動ケース(1)内に回転伝動軸(2)を挿通し、伝動ケース(1)内で回転伝動軸(2)の外周に内部伝動輪(4)を嵌め、伝動ケース(1)のケース壁(3)に伝動軸挿通孔(5)をあけ、伝動軸挿通孔(5)を介して伝動ケース(1)外に回転伝動軸(2)を突出させ、伝動ケース(1)外で回転伝動軸(2)の突出部(6)の外周に外部伝動輪(7)を嵌め、伝動軸挿通孔(5)内で回転伝動軸(2)の外周側にリップ部当接面(2a)を設け、伝動軸挿通孔(5)の内周にオイルシール(9)を嵌め、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)を回転伝動軸(2)の外周側のリップ部当接面(2a)に当接させた、エンジンの伝動ケースの密封装置。
図2に例示するように、回転伝動軸(2)の軸長方向を前後方向、回転伝動軸(2)の突出方向を前として、
外部伝動輪(7)でオイルシール(9)をその前側から覆い、
オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)を外部伝動輪(7)の後面(7a)に当接させ、
図2に例示するように、オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)よりも回転伝動軸(2)側で、オイルシール(9)の前方対向箇所(7d)から後向きにストッパ突条(7e)を突出させ、このストッパ突条(7e)を前側のリップ部(9c)の内周面に沿う向きに方向付けることにより、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられようとした場合に、前側のリップ部(9c)をストッパ突条(7e)で受け止めることができるようにした、ことを特徴とするエンジンの伝動ケースの密封装置。
図3に例示するように、伝動軸挿通孔(5)内で回転伝動軸(2)の外周にカラー(8)を嵌め、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)をカラー(8)の外周面のリップ部当接面(2a)に当接させるに当たり、
回転伝動軸(2)の軸長方向を前後方向、回転伝動軸(2)の突出方向を前として、カラー(8)にフランジ(8b)を形成し、このフランジ(8b)でオイルシール(9)をその前側から覆い、
オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)をフランジ(8b)の後面(8c)に当接させ、
図3に例示するように、オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)よりも回転伝動軸(2)側で、オイルシール(9)の前方対向箇所(8d)から後向きにストッパ突条(8e)を突出させ、このストッパ突条(8e)を前側のリップ部(9c)の内周面に沿う向きに方向付けることにより、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられようとした場合に、前側のリップ部(9c)をストッパ突条(8e)で受け止めることができるようにした、ことを特徴とするエンジンの伝動ケースの密封装置。
請求項1に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面の磨耗を抑制することができる。
図2に例示するように、外部伝動輪(7)でオイルシール(9)をその前側から覆い、オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)を外部伝動輪(7)の後面(7a)に当接させたので、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)に塵埃や泥水が接近するのを、外部伝動輪(7)と前側のリップ部(9c)によって妨げることができ、塵埃や泥等の異物の噛み込みによるオイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)の磨耗を抑制することができる。
図2に例示するように、外部伝動輪(7)でオイルシール(9)をその前側から覆い、オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)を外部伝動輪(7)の後面(7a)に当接させたので、部品点数が増加しない。
《効果》 オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面の磨耗を抑制することができる。
図2に例示するように、オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)よりも回転伝動軸(2)側で、オイルシール(9)の前方対向箇所(7d)から後向きにストッパ突条(7e)を突出させ、このストッパ突条(7e)を前側のリップ部(9c)の内周面に沿う向きに方向付けるので、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)に塵埃や泥水が接近するのを、ストッパ突条(10b)によっても妨げることができ、塵埃や泥等の異物の噛み込みによるオイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)の磨耗を抑制することができる。
《効果》 前側のリップ部の偏磨耗や損傷を防止することができる。
図2に例示するように、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられようとした場合に、前側のリップ部(9c)をストッパ突条(7e)(8e)で受け止めることができるようにしたので、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられる不具合が防止され、前側のリップ部(9c)の偏磨耗や損傷を防止することができる。
なお、前側のリップ部(9c)の回転伝動軸(2)側への捻じ曲げは、外部伝動輪(7)の取り付け時に前側のリップ部(9c)の位置が回転伝動軸(2)側にずれ、エンジン運転中に前側のリップ部(9c)が回転する外部伝動輪(7)に引きずられた場合や、外部伝動輪(7)が泥水に浸かり、外部伝動輪(7)内に進入した泥水で前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に押された場合等に起こる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面の磨耗を抑制することができる。
図2に例示するように、伝動ケース(1)のケース壁(3)から前側に伝動軸挿通孔(5)のボス(11)を突出させ、このボス(11)内にオイルシール(9)を嵌め、外部伝動輪(7)から筒(7b)を後向きに導出し、この筒(7b)の内周面(7c)をボス(11)の外周面(11a)に沿わせたので、筒(7b)の入口がボス(11)の外周面(11a)と前端面(11b)とに沿って曲げられ、外部伝動輪(7)と伝動ケース(1)との間に塵埃や泥水が進入しにくくなり、塵埃や泥等の異物の噛み込みによるオイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)の磨耗を抑制することができる。
請求項3に係る発明は、次の効果を奏する。
《効果》 オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面の磨耗を抑制することができる。
図3に例示するように、回転伝動軸(2)の軸長方向を前後方向、回転伝動軸(2)の突出方向を前として、カラー(8)にフランジ(8b)を形成し、このフランジ(8b)でオイルシール(9)をその前側から覆い、オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)をフランジ(8b)の後面(8c)に当接させたので、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)に塵埃や泥水が接近するのを、カラー(8)のフランジ(8b)と前側のリップ部(9c) によって妨げることができ、塵埃や泥等の異物の噛み込みによるオイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)の磨耗を抑制することができる。
図3に例示するように、カラー(8)にフランジ(8b)を形成し、このフランジ(8b)でオイルシール(9)をその前側から覆い、オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)をフランジ(8b)の後面(8c)に当接させたので、部品点数が増加しない。
図3に例示するように、オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)よりも回転伝動軸(2)側で、オイルシール(9)の前方対向箇所(8d)から後向きにストッパ突条(8e)を突出させ、このストッパ突条(8e)を前側のリップ部(9c)の内周面に沿う向きに方向付けるので、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)に塵埃や泥水が接近するのを、ストッパ突条(10b)によっても妨げることができ、塵埃や泥等の異物の噛み込みによるオイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)の磨耗を抑制することができる。
図3に例示するように、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられようとした場合に、前側のリップ部(9c)をストッパ突条(8e)で受け止めることができるようにしたので、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられる不具合が防止され、前側のリップ部(9c)の偏磨耗や損傷を防止することができる。
なお、前側のリップ部(9c)の回転伝動軸(2)側への捻じ曲げは、カラー(8)の取り付け時に前側のリップ部(9c)の位置が回転伝動軸(2)側にずれ、エンジン運転中に前側のリップ部(9c)が回転するカラー(8)のフランジ(8b)に引きずられた場合や、カラー(8)が泥水に浸かり、カラー(8)のフランジ(8b)内に進入した泥水で前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に押された場合等に起こる。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれかに係る発明の効果に加え、次の効果を奏する。
《効果》 オイルシールの内周側のリップ部やリップ部当接面の磨耗を抑制することができる。
図2または図3に例示するように、オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)と内周側のリップ部(9b)との間に潤滑剤(12)を充填したので、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)に塵埃や泥水が接近するのを、潤滑剤(12)でも妨げることができ、塵埃や泥等の異物の噛み込みによるオイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)やリップ部当接面(2a)の磨耗を抑制することができる。
図1(A)に示すように、伝動ケース(1)内に回転伝動軸(2)を挿通し、伝動ケース(1)内で回転伝動軸(2)の外周に内部伝動輪(4)を嵌め、伝動ケース(1)のケース壁(3)に伝動軸挿通孔(5)をあけ、伝動軸挿通孔(5)を介して伝動ケース(1)外に回転伝動軸(2)を突出させ、伝動ケース(1)外で回転伝動軸(2)の突出部(6)の外周に外部伝動輪(7)を嵌め、伝動軸挿通孔(5)内で回転伝動軸(2)の外周側にリップ部当接面(2a)を設け、伝動軸挿通孔(5)の内周にオイルシール(9)を嵌め、図2に示すように、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)を回転伝動軸(2)の外周側のリップ部当接面(2a)に当接させている。
回転伝動軸(2)はクランク軸(14)である。
内部伝動輪(4)はクランクギヤ(15)であり、調時伝動ギヤトレインの構成要素の1つである。クランクギヤ(15)はキー(21)とキー溝(22)で回転伝動軸(2)に廻り止めされている。
外部伝動輪(7)はプーリ(16)であり、伝動ベルトを介してエンジン冷却ファンや冷却水ポンプに動力を伝達する。プーリ(16)はキー(17)とキー溝(18)で回転伝動軸(2)に廻り止めされている。
オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)を外部伝動輪(7)の後面(7a)に当接させている。
外部伝動輪(7)から筒(7b)を後向きに導出し、この筒(7b)の内周面(7c)をボス(11)の外周面(11a)に沿わせている。ボス(11)は円筒形で、前端外周縁は円弧状に面取りされている。
図1(A)に示すように、ストッパ突条(10b)は外部伝動輪(7)の周方向に沿う円環状で、図2に示すように、外部伝動輪(7)の後面の一部を後向きに膨出させて形成している。
カラー(8)は円筒形鋼材で構成されている。
窒化処理層は、円筒形鋼材の外周面の他、内周面、にも形成されている。
円筒形鋼材の表面に窒化処理層を形成するには、次のようにする。
アルミニウム、クロム、モリブデン等の窒化物形成元素を含む円筒形鋼材を、アンモニアまたは窒素を含んだ雰囲気中に暴露し、オーステナイト化温度以下の温度域で過熱することにより、円筒形鋼材の表面近傍(1mm以下)に窒素を浸透させて硬化させる。カラー(8)の表面硬度は、ビッカース硬さで900HV以上である。
浸硫処理層は、ガス浸硫窒化等により、窒化化合物層の上に形成される数ミクロンの硫化物層である。
このように、カラー(8)の外周面(8a)に窒化処理層を形成したので、カラー(8)が耐摩耗性に優れ、エンジンの耐用年数を越える耐久性を得ることができ、カラー(8)の交換が不要になる。また、窒化処理層の最表面に浸硫処理層を設けたので、カラー(8)の潤滑性が高い。
なお、第1実施形態と同様、カラー(8)には窒化処理がなされており、フランジ(8b)の後面(8c)にも窒化処理層を形成し、窒化処理層の最表面に浸硫処理層を設けている。
(2) 回転伝動軸
(2a) リップ部当接面
(3) ケース壁
(4) 内部伝動輪
(5) 伝動軸挿通孔
(6) 突出部
(7) 外部伝動輪
(7a) 後面
(7b) 筒
(7c) 内周面
(7d) 前方対向箇所
(7e) ストッパ突条
(8) カラー
(8a) 外周面
(8b) フランジ
(8c) 後面
(8d) 前方対向箇所
(8e) ストッパ突条
(9) オイルシール
(9a) 内周側のリップ部
(9b) 内周側のリップ部
(9c) 前側のリップ部
(11) ボス
(11a) 外周面
(12) 潤滑剤
Claims (4)
- 伝動ケース(1)内に回転伝動軸(2)を挿通し、伝動ケース(1)内で回転伝動軸(2)の外周に内部伝動輪(4)を嵌め、伝動ケース(1)のケース壁(3)に伝動軸挿通孔(5)をあけ、伝動軸挿通孔(5)を介して伝動ケース(1)外に回転伝動軸(2)を突出させ、伝動ケース(1)外で回転伝動軸(2)の突出部(6)の外周に外部伝動輪(7)を嵌め、伝動軸挿通孔(5)内で回転伝動軸(2)の外周側にリップ部当接面(2a)を設け、伝動軸挿通孔(5)の内周にオイルシール(9)を嵌め、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)を回転伝動軸(2)の外周側のリップ部当接面(2a)に当接させた、エンジンの伝動ケースの密封装置において、
回転伝動軸(2)の軸長方向を前後方向、回転伝動軸(2)の突出方向を前として、
外部伝動輪(7)でオイルシール(9)をその前側から覆い、
オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)を外部伝動輪(7)の後面(7a)に当接させ、
オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)よりも回転伝動軸(2)側で、オイルシール(9)の前方対向箇所(7d)から後向きにストッパ突条(7e)を突出させ、このストッパ突条(7e)を前側のリップ部(9c)の内周面に沿う向きに方向付けることにより、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられようとした場合に、前側のリップ部(9c)をストッパ突条(7e)で受け止めることができるようにした、ことを特徴とするエンジンの伝動ケースの密封装置。 - 請求項1に記載したエンジンの伝動ケースの密封装置において、
伝動ケース(1)のケース壁(3)から前側に伝動軸挿通孔(5)のボス(11)を突出させ、このボス(11)内にオイルシール(9)を嵌め、
外部伝動輪(7)から筒(7b)を後向きに導出し、この筒(7b)の内周面(7c)をボス(11)の外周面(11a)に沿わせた、ことを特徴とするエンジンの伝動ケースの密封装置。 - 伝動ケース(1)内に回転伝動軸(2)を挿通し、伝動ケース(1)内で回転伝動軸(2)の外周に内部伝動輪(4)を嵌め、伝動ケース(1)のケース壁(3)に伝動軸挿通孔(5)をあけ、伝動軸挿通孔(5)を介して伝動ケース(1)外に回転伝動軸(2)を突出させ、伝動ケース(1)外で回転伝動軸(2)の突出部(6)の外周に外部伝動輪(7)を嵌め、伝動軸挿通孔(5)内で回転伝動軸(2)の外周側にリップ部当接面(2a)を設け、伝動軸挿通孔(5)の内周にオイルシール(9)を嵌め、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)を回転伝動軸(2)の外周側のリップ部当接面(2a)に当接させた、エンジンの伝動ケースの密封装置において、
伝動軸挿通孔(5)内で回転伝動軸(2)の外周にカラー(8)を嵌め、オイルシール(9)の内周側のリップ部(9a)(9b)をカラー(8)の外周面のリップ部当接面(2a)に当接させるに当たり、
回転伝動軸(2)の軸長方向を前後方向、回転伝動軸(2)の突出方向を前として、カラー(8)にフランジ(8b)を形成し、このフランジ(8b)でオイルシール(9)をその前側から覆い、
オイルシール(9)に前側のリップ部(9c)を設け、この前側のリップ部(9c)をフランジ(8b)の後面(8c)に当接させ、
オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)よりも回転伝動軸(2)側で、オイルシール(9)の前方対向箇所(8d)から後向きにストッパ突条(8e)を突出させ、このストッパ突条(8e)を前側のリップ部(9c)の内周面に沿う向きに方向付けることにより、前側のリップ部(9c)が回転伝動軸(2)側に捻じ曲げられようとした場合に、前側のリップ部(9c)をストッパ突条(8e)で受け止めることができるようにした、ことを特徴とするエンジンの伝動ケースの密封装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載したエンジンの伝動ケースの密封装置において、
オイルシール(9)の前側のリップ部(9c)と内周側のリップ部(9b)との間に潤滑剤(12)を充填した、ことを特徴とするエンジンの伝動ケースの密封装置。
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