JP5796370B2 - 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管 - Google Patents
電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5796370B2 JP5796370B2 JP2011142035A JP2011142035A JP5796370B2 JP 5796370 B2 JP5796370 B2 JP 5796370B2 JP 2011142035 A JP2011142035 A JP 2011142035A JP 2011142035 A JP2011142035 A JP 2011142035A JP 5796370 B2 JP5796370 B2 JP 5796370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- erw
- steel pipe
- strength
- walled
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Description
ここで、「耐サワー特性に優れた」とは、電縫溶接部を含む試験片をNACE規定のsolutionA溶液に25℃で96時間浸漬するHIC試験に供し、該試験後、電縫溶接部の溶接シーム面に垂直に超音波探傷を行って測定した板厚方向割れ率(CTR)が1.5%未満であることを意味する。又、「高強度」とはAPI(American Petroleum Institute)規格グレードX65以上の強度を意味し、「厚肉」とは肉厚が10mm以上であることを意味する。
本発明は、上記課題を解決し、Ti含有の有無にかかわらず、NACE規定のHIC試験において電縫溶接部に水素誘起割れが発生しない、電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管を提供することを目的とする。
(1)質量%で、C:0.01〜0.15%、Si:0.005〜0.9%、Mn:0.2〜1.3%、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Al:0.1%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成を有し、電縫溶接部中の酸化物の個々の相等円直径が20μm以下であり、且つ前記酸化物の複数個が最隣接間隔100μm以下で寄り集まった集団であるクラスターの相等円直径が300μm以下であり、前記電縫溶接部のCTR値が1.5%未満であることを特徴とする、板厚が10mm以上で強度がAPI規格グレードX65以上の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
(2)質量%で、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下の中から選ばれる1種または2種を含有することを特徴とする上記(1)に記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
(3)質量%で、Cr:3.0%以下、Mo:2.0%以下の中から選ばれる1種または2種を含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
(4)質量%で、Nb:0.1%以下、V:0.1%以下、Ti:0.1%以下の中から選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1つに記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
(5)質量%で、Ca:0.005%以下を含有することを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか1つに記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
まず、本発明の酸化物形態要件について説明する。
発明者らの知見によれば、電縫溶接時に被溶接端面が酸化されて酸化物が生成するが、生成した酸化物は衝合圧接により押し出される溶鋼の流れに沿って排出される。このとき、全ての酸化物が排出されるのは困難で、一部が電縫溶接部中に残存するが、残存する酸化物の個々の相等円直径が20μmを超えるとその酸化物の個々がHICの起点となりうる。よって、電縫溶接部中の酸化物の個々の相等円直径が20μm以下である事に限定した。
又、API規格グレードX65以上を「高強度」として限定要件としたのは、X65未満の低グレードの場合、HIC割れ感受性が低く、実用上問題なく耐サワー材が製造できているためである。
本発明に係る電縫鋼管は、基本的に、初期形状が帯板状である管素材を管状に成形し、形成したVシェイプの縁(帯幅端部に相当)同士を衝合して電縫溶接するというプロセスで造管され、造管ままの段階では、通常、管長さ方向の何処かの部位に相等円直径20μm超の酸化物又は相等円直径300μm超のクラスターが存在する。これらの酸化物及びクラスターの存在確率は、溶接入熱条件、アプセット条件、被溶接端部開先形状条件等を調整することでかなりの程度まで減少させることが可能であるが、ゼロにするのは難しい。
[化学組成]
本発明に係る電縫鋼管において、化学組成(略して組成)は、ラインパイプ敷設時の総合的な低コスト化を考慮し、特に鋼管の輸送費低下を重要視している顧客の要求を考慮し、高強度(API規格X65級以上)を達成可能な組成を基本として設計された。個々の成分についての好適範囲限定理由を以下に述べる。組成の各成分含有量単位は質量%であり、%と略記される。母材部の組成は、管素材の溶製段階で調整される。溶接部の組成は、電縫溶接プロセスが合金元素の添加を伴わないものであるから、母材部の組成とほとんど変わらない。
(C:0.01〜0.15%) Cは炭化物として析出強化に寄与する元素であるが、0.01%未満では十分な強度が確保できず、一方、0.15%を超えるとパーライト、マルテンサイト等の第二相の組織分率が増加し必要な耐サワー特性の確保が困難となる。このため、C:0.01〜0.15%とする。なお、より好ましくは、C:0.02〜0.07%である。
(Si:0.005〜0.9%) Siは脱酸のため添加するが、0.005%未満では脱酸効果が十分でなく、一方、0.9%を超えると電縫溶接性を著しく劣化させるため、Si:0.005〜0.9%とする。
(Mn:0.2〜1.3%) Mnは強度、靭性を確保するため添加するが、0.2%未満ではその効果が十分でなく、一方、1.3%を超えると第二相分率が増加し、優れた耐サワー特性を確保し難いため、Mn:0.2〜1.3%とする。
(P:0.01%以下) Pは電縫溶接性を劣化させる元素であるが、0.01%以下であれば問題ないため、P:0.01%以下とする。
(S:0.01%以下) Sは一般的には鋼中においてはMnS介在物となり、HICの起点となるため少ないほどよい。尤も0.01%以下であれば問題ないため、S:0.01%以下とする。
(Al:0.1%以下) Alは脱酸剤として添加されるが、0.1%を超えると鋼の清浄度が低下し、靭性を劣化させるため、Al:0.1%以下とする。
(Cu:0.5%以下) Cuは表層被膜生成による耐サワー特性の改善に有効であるが、0.5%を超えると管素材の製造性に問題が生じるため、Cu:0.5%以下とする。
(Ni:0.5%以下) Niは靭性の改善と強度の上昇に有効な元素であるが、0.5%を超えると硬化第二相が生成し易くなり、HIC特性の劣化に繋がるため、Ni:0.5%以下とする。
(Cr:3.0%以下) CrはMnと同様に低Cでも十分な強度を得るために有効な元素であるが、3.0%を超えると第二相が生成し易くなり、HIC特性を劣化させるため、Cr:3.0%以下とする。
(Mo:2.0%以下) MoはMn,Crと同様に低Cでも十分な強度を得るために有効な元素であるが、2.0%を超えると第二相が生成しやすくなり、HIC特性を劣化させるため、Mo:2.0%以下とする。
(Nb:0.1%以下) Nbは炭窒化物の微細析出と組織の微細粒化により強度と靭性を向上させるが、0.1%を超えると硬化した第二相が増加しやすくなり、HIC特性を著しく劣化させるため、Nb:0.1%以下とする。
(V:0.1%以下) VもNbと同様に炭窒化物の微細析出により強度上昇に寄与するが、0.1%を超えるとNbと同様に硬化した第二相分率が増加し、HIC特性が著しく劣化するため、V:0.1%以下とする。
(Ti:0.1%以下) TiもNb,Vと同様に炭窒化物の微細析出により強度上昇に寄与するが、0.1%を超えるとNbと同様に硬化した第二相分率が増加し、HIC特性が著しく劣化するため、Ti:0.1%以下とする。
(Ca:0.005%以下) Caは、HICの起点となり易い伸長したMnSの形態制御に必要な元素であるが、0.005%を超えて添加すると過剰なCa酸化物、硫化物が生成し、靭性劣化に繋がるため、Ca:0.005%以下とする。
製造した電縫鋼管の電縫溶接部の耐サワー特性を、次のHIC試験により測定した板厚方向割れ率(CTR)で評価し、溶接部のCTRが1.5%未満であれば耐サワー特性は合格(○)、そうでなければ不合格(×)とした。
[HIC試験]
(試験片) 電縫溶接部中心位置(溶接シーム面の位置)を試験片幅方向中心にとった幅20mm、長さ(管長さ方向)100mmの全厚試験片である。
(試験方法) NACE規定のsolutionA溶液を用い、25℃で96時間浸漬した後、溶接シーム面に垂直に超音波探傷を行い、CTRを測定した。
[酸化物形態調査方法]
溶接シーム面を被観察面として、SEM(走査電子顕微鏡)で、倍率を100〜1000倍、視野数を10視野以上にとって観察し、存在した酸化物の個々の相等円直径及びクラスターの相等円直径を測定した。
表2より、本発明例は何れも優れた耐サワー特性を示して合格であるのに対し、比較例は、酸化物及び/又はクラスターの相等円直径が本発明範囲を逸脱し、不合格である。
2 クラスター
3 最外接線
Claims (5)
- 質量%で、C:0.01〜0.15%、Si:0.005〜0.9%、Mn:0.2〜1.3%、P:0.01%以下、S:0.01%以下、Al:0.1%以下を含有し、残部がFe及び不可避的不純物からなる組成を有し、電縫溶接部中の酸化物の個々の相等円直径が20μm以下であり、且つ前記酸化物の複数個が最隣接間隔100μm以下で寄り集まった集団であるクラスターの相等円直径が300μm以下であり、前記電縫溶接部のCTR値が1.5%未満であることを特徴とする、板厚が10mm以上で強度がAPI規格グレードX65以上の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
- 質量%で、Cu:0.5%以下、Ni:0.5%以下の中から選ばれる1種または2種を含有することを特徴とする請求項1に記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
- 質量%で、Cr:3.0%以下、Mo:2.0%以下の中から選ばれる1種または2種を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
- 質量%で、Nb:0.1%以下、V:0.1%以下、Ti:0.1%以下の中から選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1つに記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
- 質量%で、Ca:0.005%以下を含有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1つに記載の電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011142035A JP5796370B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011142035A JP5796370B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013007112A JP2013007112A (ja) | 2013-01-10 |
JP5796370B2 true JP5796370B2 (ja) | 2015-10-21 |
Family
ID=47674693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011142035A Active JP5796370B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5796370B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6020491B2 (ja) * | 2014-03-04 | 2016-11-02 | Jfeスチール株式会社 | 電縫溶接鋼管の製造方法 |
CN111286672B (zh) * | 2020-03-25 | 2022-03-29 | 江苏省沙钢钢铁研究院有限公司 | 一种针状铁素体型x60级抗hic管线钢及其轧制方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0724940B2 (ja) * | 1984-04-09 | 1995-03-22 | 新日本製鐵株式会社 | 耐サワー性の優れた電縫鋼管 |
JPS62274049A (ja) * | 1986-05-22 | 1987-11-28 | Nippon Steel Corp | 連鋳製耐サワ−性及び低温靭性の優れた電縫鋼管用鋼 |
JPH0641684A (ja) * | 1992-07-27 | 1994-02-15 | Nippon Steel Corp | 耐硫化物応力腐食割れ性に優れた電縫鋼管 |
JP3293024B2 (ja) * | 1996-01-19 | 2002-06-17 | 新日本製鐵株式会社 | 耐サワー性の優れた高靱性電縫鋼管用鋼の製造方法 |
JP4910768B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-04-04 | Jfeスチール株式会社 | 超音波探傷の校正方法及び管体の品質管理方法及び製造方法 |
JP4910769B2 (ja) * | 2007-02-28 | 2012-04-04 | Jfeスチール株式会社 | 管体の品質管理方法及び製造方法 |
JP5799610B2 (ja) * | 2011-06-27 | 2015-10-28 | Jfeスチール株式会社 | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管の製造方法 |
-
2011
- 2011-06-27 JP JP2011142035A patent/JP5796370B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013007112A (ja) | 2013-01-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5353156B2 (ja) | ラインパイプ用鋼管及びその製造方法 | |
RU2613824C2 (ru) | Высокопрочные толстостенные стальные трубы, сваренные электрической контактной сваркой, с высокой ударной вязкостью и способ их изготовления | |
JP5343519B2 (ja) | ラインパイプ用鋼板および鋼管 | |
KR101615842B1 (ko) | 내수소 유기 균열성이 우수한 고강도 라인 파이프용 강관 및 이것에 사용하는 고강도 라인 파이프용 강판 및 이들의 제조 방법 | |
CA3028606C (en) | Electric-resistance-welded stainless clad steel pipe or tube and method of producing same | |
JP5737952B2 (ja) | Nb含有フェライト系ステンレス鋼熱延コイルおよび製造法 | |
JP6587041B1 (ja) | ラインパイプ用電縫鋼管 | |
JP5299579B2 (ja) | 耐破壊特性および耐hic特性に優れる高強度鋼板 | |
JP5849438B2 (ja) | 電縫溶接部の成形性、低温靭性および耐疲労特性に優れた電縫鋼管の製造方法 | |
JP5870665B2 (ja) | 耐硫化物応力腐食割れ性に優れた引張強度600MPa以上の高強度溶接鋼管 | |
WO2008105216A1 (ja) | 熱処理用電縫溶接鋼管およびその製造方法 | |
JP5660285B2 (ja) | 拡管性と低温靭性に優れた油井用溶接鋼管の製造方法および溶接鋼管 | |
JP5292830B2 (ja) | 溶接部靭性に優れたラインパイプ向け電縫鋼管 | |
JP2014077642A (ja) | 鋼材のhic感受性の評価方法およびそれを用いた耐hic性に優れたラインパイプ用高強度厚鋼板の製造方法 | |
JP2006225718A (ja) | 低温靭性および耐SR割れ性に優れた高強度Cr−Mo鋼用溶着金属 | |
JP5798060B2 (ja) | 耐焼戻し脆化特性に優れた溶接金属 | |
JP2005002385A (ja) | 成形性と靱性に優れた鋼管とその製造方法 | |
JP2006231404A (ja) | フェライト系ステンレス鋼溶接ワイヤ及びその製造方法 | |
JP4466320B2 (ja) | ラインパイプ用低降伏比電縫鋼管の製造方法 | |
JP5799610B2 (ja) | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管の製造方法 | |
JP5796370B2 (ja) | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉電縫鋼管 | |
JP2005060838A (ja) | 耐歪時効特性に優れた低降伏比高強度高靱性鋼管およびその製造方法 | |
JP2011025311A (ja) | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉ラインパイプ向け電縫鋼管の製造方法 | |
JP2022168987A (ja) | 電縫鋼管 | |
JP2011026695A (ja) | 電縫溶接部の耐サワー特性に優れた高強度厚肉ラインパイプ向け電縫鋼管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130708 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140220 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20140411 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150121 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150303 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150721 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150803 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5796370 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |