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JP5758984B2 - 擁壁用ブロック - Google Patents

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Description

本発明は、例えば堤防等に用いる擁壁構造物を製造するためのブロックに関する。また、本発明は、擁壁の製造方法及びそれによって得られる擁壁に関する。
本発明は、特に限定するものではないが、壁用ブロックその他の擁壁構造物、例えば、擁壁の可視側面の一部を形成するための前面と、可視側面の製造において少なくとも一つの同様な上層ブロックを支持及び固定するための支持面と、を備えたタイプの堤防やその他の構造物に関連して開発されたものである。このブロックは、全体で擁壁を形成するため、水平列において互いに平行して配置される。例えば、垂直な又は一定の傾きを有する、あるいは、大きな段差を有する同種の可視側面を有する壁を製造するために、同一の水平列の多様なブロックは、下層列のブロックに対して相互の基準要素により一定間隔を置いて整列される。
この種のブロックは、例えば、ブラジル特許PI 0800868-0 A号において記載されているブロック等で知られており、壁を製造するときに、ブロック上面から2本の棒が、一つまたは二つの上層ブロックの下面に設けられた対応する窪みの中に挿入されるように突き出しており、ブロック列の配置と、例えば垂直配置や段差を有する配置などの所定の配置で可視側面を有する壁の製造とを可能にする。公知のブロックの一つの問題は、上層ブロックの窪みの中心に下層ブロックの棒を立てることが、一方のブロックを他方のブロックの上に配置する工程においてかなり正確な調整を要するため、ブロックの配置が難しいことである。ブロックは、一般にかなり重いので、操作は手動で行えば非常に労力を要し、クレーンその他の昇降手段を利用した場合であっても複雑になってしまう。一方のブロックを他方のブロック上に不正確に配置すると、下層ブロックの棒の破損という好ましくない欠点をもたらすので、その機能を妥協して解決する。公知のブロックの載置はもっと複雑となり、垂直な又は段差を有する多様に構成された可視側面を有する壁の製造のために多数の窪みが設けられた場合、誤差の影響を受けやすくなる。この場合、棒を挿入するための正しい窪みを選択することも必要であり、これが複雑さを増加させ、ブロック載置にかかる時間を増加させることとなる。
米国の公報US2008/0289283は、細長い地盤補強部材による特殊な取付システムを有する壁用ブロックについて開示している。この細長い補強部材は、各ブロックの上面から突出した2つの棒に掛止され、重ね合わせたブロックを配列するのにストッパーとして作用する。特に、棒はそれぞれ厚さの異なる端部を有しており、一方又は他方の各棒の端部がブロックに挿入された場合、重ね合わせたブロックを貫通開口部を後面上に隣接状態にすることによって、垂直又はわずかに傾いた壁が製造することができる。米国の公報US2008/0289283に開示されている壁用ブロックは、あまり実用的ではなく、建設用地の現実的な条件下において使用するのは困難である。上述のブロック内の棒を挿入することの訓練をした実行者は、その棒が互いによく似ているため、ホコリや泥をかぶった場合や、建設用地の掘削に起因する汚い条件下の場合には、互いに区別するのが困難であり、特に棒の挿入方向に注意しなければならない。上述の棒の挿入を誤るとブロックの位置合わせの誤差につながり、再び棒の挿入及びブロックの位置調整をやり直さない限り、壁を含む製造の質が著しく悪くなり、その結果、時間とお金の浪費にもつながる。
米国の公報US2008/0289283に図示されている技術のもう一つの短所は、使用される棒の2つの端部の厚さの小さな差異によって、製造可能な段差の厚さが制限されるために、傾いた擁壁の製造における使用の柔軟性に乏しいことである。
米国の公報US2008/0289283において言及されている棒のもう一つの短所は、壊れやすいことであり、これらのブロックはかなり重いため、当然、その操縦性は乏しく、もし、上側ブロックの載置が早すぎると簡単に砕けてしまう。
本発明の目的は、このような先行技術の問題を解決することであり、特に、載置が容易で、多様な幅を有し、特別な注意や熟練した実行者を必要とせずに、垂直壁や傾きのある壁や段差を有する壁の製造を可能とする等の柔軟性のあるブロックを提供することである。本発明のもう一つの目的は、経済的で、単純で、耐久性に優れ、頑丈で、比較的扱いやすいブロックの製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の対象となるのは、擁壁の可視側面の一部を形成するための前面と、可視側面の製造において少なくとも一つの同様な上層ブロックを支持及び固定するための支持面と、を備えた擁壁用ブロックである。この支持面は、前面に対して傾けられ、前面から第一の所定の間隔で配置された少なくとも一つの内部隣接を定義する少なくとも一つの貫通開口部によって横切られる。係合部品は、同様な上層ブロックの少なくとも一つの内部隣接面に対し、使用時に隣接状態となるように、前面から少なくとも第二の所定の間隔で支持面から突出しているので、前方、後方の二方向のうち一方向のみにおいて、それがずれることを防止することができる。基準手段は、少なくとも二つの可能な該側面の形状から選択された前記可視側面の形状を有する擁壁を製造するために、逆L字形状の、少なくとも一つの平らな係合部品と、基準手段の対応する平らな係合部品を受けるために支持面上に設けられ前面に対して横方向に引き伸ばされた少なくとも一つのスロットと、からなる平らな前記係合部品は、平らな脚部と、前記脚部に対して同一平面上で横方向に突き出した外側基準部を備える。
また、本発明は、擁壁と同様に擁壁の製造方法をも対象とする。
本発明は、操作者がブロックを載置する際に上方から少なくとも一つの貫通開口部を通して下層ブロックの列を見て、一つ又は二つの下層ブロックの係合部品を見るためにブロックを移動させることができるという利点を有する。その後、載置されたブロックは低くして、小さく設計されたブロックであれば人の力で、大きく設計された重いブロックであればクレーンなどを用いて、下層ブロック列からわずかな距離で、わずかに上昇が維持される。この位置では、係合部品が内側隣接面に接触するまでブロックはわずかに動かすことができる。その時、ブロックは容易に下層ブロックの列上に配置することができる。
基準手段は、平らな係合部品を備えているので配置が容易で便利であり、ブロック上に設けられた対応する引き伸ばされたスロットへの挿入方向が特定しやすく、これは、建設用地の汚くてホコリっぽい環境下でも同様である。
好適な実施形態によれば、下層列のブロックの係合部品を見ることができるように隣接させるブロックの貫通開口部は、損傷リスクを負わずに係合部品を挿入しやすいように比較的幅が広くなっている。幅が広い貫通開口部は、全体強化に寄与しない中央領域でブロックをかなり明るくするという追加の利点を有している。
有利には、係合部品は、前面に対して横方向に、すなわち係合部品が内側隣接面に接触するまでブロックが通常、動かされる方向に広げられた部分と共にブロックから突き出している。このように、係合部品は、ブロックの載置操作時の移動方向において、非常に精密で頑丈であり、下層ブロック列のブロックの照合操作時に思いがけない破損や破砕の影響を少なくすることができるという利点を有する。
好適な実施形態によれば、係合部品は、選択的に移動や着脱が可能であり、前面からの間隔が各々異なる少なくとも2つの異なる構成があるために、重ね合わせたブロックの相対位置及び擁壁の可視側の構成を変化させることができる。
係合部品は、好ましくはL字形状であり、ブロック上の対応するスリット又はスロットに挿入可能な平らな脚と、平らな脚がブロック上のスロットへ挿入される方向に依存し、ブロックの前面又は後面の方へ突出可能な幅広い頭部とを有している。この本発明の特殊形状の係合部品によれば、上層ブロックの内側の一つに固定した状態で、係合部品の挿入方向を選択することによって、多様な構成の壁を簡単に製造することができる。これらは、回転させて異なる位置、好ましくは、互いの位置に対して180°回転させた2つの対抗した位置に挿入することができるので(例えば、ブロック上で多様に方向づけられた複数スロットを設けることによって、異なる回転位置が提供されるという可能性は排除されないが)、本発明の係合部品は、垂直な又は傾いた壁もしくは段差を有する壁が得られるように、平面図において直線経路又は湾曲経路に沿って、異なる形式の隣接又は上層ブロックの固定を容易に又は可能にする。
以下、本発明の好適な実施形態の詳細な説明及び添付図面によって、さらに特徴と長所が明らかになるが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
単純化のために図示されない壁によって保持される堤防のための本発明のブロックを重ね合わせた列によって構成された壁の一部を示す斜視図である。 本発明のブロックを示す斜視図である。 図2のブロックの平面図である。 図2のブロックを下方から見た図である。 特定の基準要素の拡大した斜視図である。 基準要素の第一の構成を有するブロック列を示す斜視図である。 第一の変形例に基づいて製造された壁の一部を示す概略平面図である。 第二の変形例に基づいて製造された壁の一部を示す図7と同様な概略平面図である。 図8の第二の変形例に基づいて製造され、植物を再植された壁の一部を示す斜視図である。 基準要素の第二の構成を有するブロック列を示す図6と同様の斜視図である。 第三の変形例に基づいて製造された壁を示す図7と図8と同様な概略平面図である。
ここで、図1を参照すると、堤防や傾斜地などに用いる擁壁Wは、一方を他方の上に重ね合された列Fを形成するように一連のブロックBを並べて置くことによって得られる。通常、ブロックBは、コンクリートその他のありふれた建築材料からなる。もっと詳しく述べると、列Fは、一列の各ブロックBが下層列及び上層列のブロックに対して横方向に、ずれるように重ね合され、そのずれは好ましくはブロックの半分相当量である。図1において、例示されるように、ブロックB0は、横方向に平行して2つのブロックB1及びB2を有し、2つの下層ブロックB3及びB4の上に重ね合されるのに対し、2つの上層ブロックB5及びB6がブロックB0の上に載置される。
擁壁Wは、接地部分の補強部品を生成するのに適した補強網Rを備えて、可視面の後側に設けられる。補強網Rは水平に配置され、重ね合されたブロックの2つの列Fの間にその端部の一方を固定することによって擁壁Wにアンカー固定することができる。
図2〜図4から明らかなように、各ブロックBは、互いに平行する上側支持面11及び下側固定面12と、ブロックが擁壁の一部である時に見える前面13と、後面14と、から構成される。上面11及び下面12の間には貫通開口部15が設けられており、好ましくは、上面11及び下面12の面積に対し幅が広く、その内部で後側内面16及び前側内面17を定義する。このため、ブロックBは全体として4つの外周側面からなり、図3と図4の平面図からわかるように、前面13を主な基台とする台形形状を有する。ブロックBの側面18及び19上に設けられているのは、公知タイプの水平な位置調整手段20及び21であり、これらは、横側、例えば右側側面19上に設けられた凸状の縦リブである突起20と、横側の左側側面18上に設けられた凹形状の垂直溝である受け用凹部21と、を備えて構成される。突起20及び受け用凹部21は、上面11から下面12にかけて延びており、同一半径を有する略半円筒形状である。
前面13から奥まった位置において、ブロックBの上面11に設けられ、その横方向に間隔を置いて配置してあるのは、2つの細長いスロット22であり、好ましくは略長方形断面を有し、逆L字形状を有する平板によって構成される2つの係合板23を受け入れることを目的としており、図5において容易に把握できる。各々の係合板23は、細長いスロットに挿入される平らにされた脚24と、この脚24に対して同一平面上で横方向に突き出した歯26を備えた外側基準部25とを備えている。基準部25及びその歯26の角部25a及び26aは、基準部材として作用し、本願明細書の以下において詳細に説明するように、その一方又は他方は、二つの上層ブロックの一つの内部空洞15の内面に隣接した状態となる。
擁壁Wの製造では、ブロックの水平列Fは、隣接ブロックの対応溝21に受け入れられる一つのブロックのリブすなわち突起20によって提供された基準部を用いて、一つのブロックBをもう一つのブロックの横に並べて置くことによって製造される。平面図に示されるように各ブロックの特有の台形形状は、同一平面上に前面13を揃えて隣り合わせで多様なブロックを配置することを可能とするだけでなく、湾曲した擁壁を製造するために、ブロックを相対的に一定角度で回転させることも可能とする。リブすなわち突起20及び各々の溝21の存在は、一つのブロックの隣接ブロックに対する他の基準手段と同様に、好ましくは、本発明の特徴を限定するものではない。
この平面図に記載された構造に留まらず、本発明のブロックを備えて製造できる擁壁の垂直方向の拡張は、係合板23の形状に依存して多様な形態をとることができる。
図6において明確に示されているように、第一の形状では、係合板23の各脚24は、上部の支持面11から突き出しているそれぞれの基準部25の歯26が両方ともブロックの前面13に向けて面するように、それぞれ対応するブロックBの細長いスロット22に挿入される。この第一の形状では、基準部25の角部25aがブロックの後ろの方へ面しており、内部空洞15の後ろ側の内側側面16と共に並んでいる。しかしながら、歯26の角部26aは、基準部25の幅に対応する寸法で前面13の方へ移動する。この第一の形状では、擁壁Wの可視側面を垂直方向に拡張するのに2つの異なる変形例を作り出すことができる。
第一の変形例は、図7に概略的に示されている。この場合、ブロックB0の後ろ側の内側側面16は、特に垂直な可視前側を成すブロックの垂直配置ができるように、2つの下層ブロックB3、B4の2つの係合板23の角部25aに隣接して配置される。
第二の変形例は、図8に概略的に示されている。さらに、基準要素23の第一の形状においては、前側に幅の広い段差を有する可視側面を作り出すことができる。段差間の所定の間隔Dは、歯26の前側の角部26aに対して隣接するように、上層ブロックの前側の内側側面17を移動させることで間単に得ることができる。
擁壁Wの可視側面の幅広い段差を有する第二の変形例において、貫通開口部15の一部は擁壁Wが組み立てられるときであっても手が届くため、空洞を土で埋めて、選択的に、草や低木の茂み等の植物を再植した壁を作り出すことができる(図9)。
図10において明確に示されるように、第二の形状では、係合板23の脚24は、上側の支持面11から突き出している各基準部25の歯26がいずれもブロックの後面14に面するように、それぞれブロックBの対応する細長いスロット22の中に挿入されている。この第二の形状では、歯26の角部26aはブロックの後ろ側の方に面しており、内部空洞15の後ろ側の内側側面16に対して奥まっている。しかしながら、基準部25の角部25aは、前面13の方へ面している。この第二の形状では、壁Wの可視面の垂直方向の拡張の第三の変形例を作り出すことができ、この場合、重ね合せたブロックが係合板23の歯26の幅に対応する間隔D’(図11)だけ離れた前面を有するように小さな段差を設けた可視前面を作り出すことができるように、ブロックB0の後方の内側側面16は2つの下層ブロックB3、B4の角部26aに隣接するように移動させる。
深さの異なる段差を有する可視面を製造する追加の変形例を提供できるように、各々が異なる幅の歯26を有する異なる係合板23の量産や現場での供給のために、準備がなされる。単純化した実施形態では、歯26を持っていない係合板23が量産され、又は現場で供給されるが、この方法によって、垂直な又は幅が広い段差を有する擁壁Wの可視面の2つの変形例を作り出す可能性を確保し、スロット22の係合板がブロックに対して誤った方向に取り付けられる危険性を少なくする。
一つの実行可能な変形例によれば、係合板23はブロックと一体的に製造されるが、この場合においても、ブロックの組み立てが単純化され、幅広い段差を有する可視面のための前側の隣接内側側面17に隣接する突起25を備えた一方の変形例、及び垂直な可視面のための後側の隣接内側側面16に隣接する突起25を備えた他方の変形例という擁壁Wの可視面の2つの変形例を生み出す可能性が確保される。
好適な実施形態においては、係合板23がブロックの上面から突き出しているが、(構造必要条件がそれを好ましく適切なものとするとき)下面から突き出した係合板23を有するブロックを製造することも可能である。
また、一つ以上の下層ブロックの係合板23に隣接させることにより、隣接内壁の後側部16及び前側部17が基準としての機能を利用できるままとなっている限り、幅の広い開口部を2つ以上のより小さい開口部に再分割する分割隔壁、介在壁、又は同様な構成要素を製造することが可能である。
各コースのブロックは直線的に配列することが可能であり、平面図において湾曲した壁を形成することも可能である。また、多様な形状の壁の段差を得ることができるように、横配列から前面まで異なる角度に方向づけられた各ブロック上に様々な細長いスロット22が設けられる。
もちろん、本発明の原理を維持しながら、上述した実施形態と構造の詳細は、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、幅広く変更可能である。

Claims (13)

  1. 擁壁の可視側面の一部を形成する前面(13)と、前記可視側面の製造において少なくとも一つの同様な上層ブロックを支持及び固定するための支持面(11)と、を備えた擁壁用ブロックであって、
    前記支持面(11)は、前記前面(13)に対して傾けられ、前記前面(13)から第一の所定の間隔で配置された少なくとも一つの内側隣接面(16,17)を定義する一つの貫通開口部(15)によって横切られ、
    係合板(23)は、前記上層ブロックの一つの前記内側隣接面に対し、使用時に隣接状態となるように、前記前面(13)から第二の所定の間隔で前記支持面(11)から突出していることにより、前方、後方の二方向のうち一方向のみにおいて、前記上層ブロック移動することを防止することができ、
    位置決めのため参照される基準としての基準手段(22,23)は、
    少なくとも二つの可能な該側面の形状から選択された前記可視側面の形状を有する擁壁を製造するために、
    逆L字形状の、少なくとも一つの平らな前記係合板(23)と、
    前記基準手段の対応する平らな前記係合板(23)を受けるため前記支持面(11)上に設けられ前面(13)に対して横方向に引き伸ばされた少なくとも一つのスロット(22)と、からなり、
    平らな前記係合板(23)は、平らな脚部(24)と、前記脚部(24)に対して同一平面上で横方向に突き出した外側基準部(25)を備える
    ことを特徴とする擁壁用ブロック。
  2. 前記支持面(11)の表面の主要部分を含む単一の貫通開口部(15)を備えたことを特徴とする請求項1記載の擁壁用ブロック。
  3. 前記可視側面の二つの異なる形状を有する壁の製造のために、前記係合板(23)を前記二つの内側隣接面(16,17)の一方又は他方に隣接させることによって、二つの前記内側隣接面(16,17)を前記前面(13)からそれぞれ二つの所定間隔を空けて位置決めすることを特徴とする請求項1又は2記載の擁壁用ブロック。
  4. 前記係合板(23)が、前記前面(13)から少なくとも二つの所定の間隔で前記支持面(11)から突き出している少なくとも二つの異なる構成を取るために選択的に移動可能で、重ね合わせたブロックの相対位置及び前記擁壁の前記可視側面の形状を変えることができることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の擁壁用ブロック。
  5. 前記係合板(23)が、取り外し可能であることを特徴とする請求項記載の擁壁用ブロック。
  6. 前記基準手段(22,23)が、前記支持面(11)から突き出し、前記前面(13)に平行な方向において互いに離れて設けられた一対の前記係合板(23)を備えたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の擁壁用ブロック。
  7. ・各ブロックの前記貫通開口部(15)が、前記前面(13)から二つの所定の間隔をそれぞれ空けて配置された二つの内側隣接面(16,17)を定義することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の複数の擁壁ブロックを提供する工程と、
    ・略接触している前記前面(13)を有し、互いに平行して並んでいるブロックの第一の水平列を製造する工程と、
    ・少なくとも二つの前記可視側面の取りうる形状から選択された前記可視側面の形状を有する擁壁を製造するために、下層ブロックの前記係合板(23)を隣接するように移動するすべてのブロックの前記二つの内側隣接面(16,17)のうち一つを選択する工程と、
    ・前記係合板(23)、第二の水平列の前記上層ブロックの前記選択された内側隣接面(16,17)に対して接触している前記第一の水平列の前記ブロックの前記支持面(11)から突き出していることにより、前記第二の水平列の前記ブロックの前記前面(13)と前記第一の列の前記ブロックの前記前面(13)の間の所定の間隔が定義され、前方、後方の二方向のうち一方向のみにおいて、それが移動することを防止することができる前記ブロックの前記第一の水平列と関係する上層ブロックの第二の水平列を製造する工程と、
    からなることを特徴とする擁壁の製造方法。
  8. 各ブロックの前記係合板(23)が、前記外側基準部(25)を備えており、貫通開口部(15)が二つの下層ブロックの少なくとも二つの前記外側基準部(25)で受けるように前記第二の水平列の前記ブロックが前記第一の水平列の前記ブロックに対して離れていることを特徴とする請求項記載の擁壁の製造方法。
  9. 少なくとも一つの内側隣接面(16,17)上で少なくとも二つの異なる隣接形状を取るために、各ブロックの前記係合板(23)が選択的に移動可能であり、少なくとも二つの可能な可視側面の形状から選択した前記可視側面の形状を有する擁壁を製造するために、前記上層ブロックの少なくとも一つの同一の前記内側隣接面(16,17)に接触するすべてのブロックの前記係合板の少なくとも二つの隣接形状のうち、一つを選択する工程を備えたことを特徴とする請求項又は記載の擁壁の製造方法。
  10. 接地補強網が、2つのブロック列の間にアンカー固定され、前記可視側面から反対側の地面の中に延びていることを特徴とする請求項のいずれか1項記載の擁壁の製造方法。
  11. 重ね合せた水平列において互いに平行して配置されたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項記載の複数のブロック列を備えた擁壁。
  12. 請求項10のいずれか1項記載の製造方法によって製造されたことを特徴とする擁壁。
  13. 前記可視側面が工程において製造され、各ブロックの前記貫通開口部(15)が、植物を再植された壁を製造するために少なくとも一部を土で埋められていることを特徴とする請求項11又は12記載の擁壁。
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