JP5751656B2 - 水性ウレタン樹脂組成物 - Google Patents
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Description
1.出発原料の総和を100重量部としたときに、(A)カルボニル官能基を有する不飽和モノマー、親水基を持つ不飽和モノマー及び必要に応じてその他の不飽和モノマーを共重合して得られるアクリルポリオール50〜90重量部と、(B)下記脂肪族ジイソシアネート類、脂環族ジイソシアネート類および芳香族ジイソシアネート類からなる群より選ばれる、親水性極性基を有さないジイソシアネート化合物10〜50重量部との反応により合成されるウレタン樹脂が水性媒体中に分散されていることを特徴とする水性樹脂組成物であって、該アクリルポリオールの分子量が400以上10,000以下、酸価が10mgKOH/g以上80mgKOH/g以下、水酸基価が15mgKOH/g以上、180mgKOH/g以下である水性樹脂組成物。
脂肪族ジイソシアネート類:ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、リジンジイソシアネート
脂環族ジイソシアネート類:イソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−(又は−2,6−)ジイソシアネート、1,3−(又は1,4−)ジ(イソシ アナトメチル)シクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,2−シクロヘキサンジイソシアネート
芳香族ジイソシアネート類:キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、(m−又はp−)フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトフェニル)スルホン、イソプロピリデンビス(4−フェニルイソシアネート)
2.アクリルポリオールに用いられているカルボニル基を有する不飽和モノマーがダイアセトンアクリルアミドまたはダイアセトンメタアクリルアミドであることを特徴とする項1に記載の水性樹脂組成物。
3.ウレタン樹脂の酸価が5mgKOH/g以上50mgKOH/g以下であることを特徴とする項1又は2のいずれか1項に記載の水性樹脂組成物。
4.項1〜3のいずれか1項に記載のウレタン樹脂とヒドラジン化合物及び/又はヒドラジド化合物が水性媒体中に分散されていることを特徴とする水性樹脂組成物。
5.項1〜4のいずれか1項に記載の水性樹脂組成物を含有してなる1液型水性塗料組成物。
6.予め下塗り塗料が塗装されていても良い素材上に項5に記載の1液型水性塗料組成物が塗装された塗装物品。
本発明のウレタン樹脂の原料に用いるアクリルポリオールの好ましい分子構造は以下の如くである。
(イ)アクリルポリオール1分子中に水酸基が2つ以上、かつ過剰ではない数存在する。水酸基が2つ未満の場合はポリイソシアネート化合物と反応してもポリウレタン樹脂の鎖伸長が不十分であり安定な水分散体が得られない事がある。また1分子当たり例えば5個以上のような過剰な量が存在するとポリイソシアネート化合物と反応した際に三次元架橋が起こり樹脂がゲル形成により不溶化してしまうおそれが大きい。
(ロ)アクリルポリオール分子中での水酸基の位置は分子の末端にある場合とそうではない場合(例えば分子鎖の中央付近)があるがポリイソシアネートとの反応性からは末端にある場合が好ましい。分子鎖の中央付近にある水酸基がイソシアネート基と反応してウレタン結合となった場合はウレタン結合の両側にアクリル分子鎖が伸びる構造となるため水分散体の安定性が不十分である場合がある。
下記式(1)に示される構造を有する2,4−二置換−4−メチル−1−ペンテンは、メタクリル酸エステルの二量体であり、ラジカル重合反応系において付加開裂型連鎖移動剤として作用することが知られており、メタクリル酸エステルを主成分とする(総量の70モル%以上)不飽和モノマー(の混合物)を2,4−二置換−4−メチル−1−ペンテン及びラジカル重合開始剤の存在下に有機溶剤中で溶液重合法などにより重合させることによって、分子末端に下記式(2)に示される構造を有するテレキリックポリマーが主生成物として得られることが知られている。
従って、下記式(1)の置換基Rに水酸基を有する2,4−二置換−4−メチル−1−ペンテンを用い、重合させる不飽和モノマー混合物中に水酸基を持つモノマーを含まないことにより、下記式(2)のテレキリックアクリルジオールが主生成物として得られる。
本発明においては式(1)の置換基Rに水酸基を有する2,4−二置換−4−メチル−1−ペンテンの原料として水酸基を有するメタクリル酸エステル、例えば、メタクリル酸ヒドロキシエチル、メタクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸ヒドロキシブチルなどが好適に使用できる。
上記CCTP法は、例えば、特公平6−23209号公報、特公平7−35411号公報、特表平9−501457号公報、特開平9−176256号公報、Macromolecules 1996、29、8083−8089などに記載されており、重合性不飽和モノマ−を、触媒的連鎖移動剤である金属錯体及びラジカル重合開始剤の存在下で、無溶剤で又は有機溶剤中などで重合せしめる方法である。
上記コバルト錯体としては、例えば、特公平6−23209号公報、特公平7−35411号公報、USP4526945号公報、USP4694054号公報、USP4837326号公報、USP4886861号公報、USP5324879号公報、WO95/17435号公報、特表平9−510499号公報等に記載されているものを使用することができる。具体的には、例えば、ビス(ボロンジフルオロジメチルジオキシイミノシクロヘキサン)Co(II)、ビス(ボロンジフルオロジメチルグリオキシメイト)Co(II)、ビス(ボロンジフルオロジフェニルグリオキシメイト)Co(II)、ビシナルイミノヒドロキシイミノ化合物のコバルト(II)キレ−ト、テトラアザテトラアルキルシクロテトラデカテトラエンのコバルト(II)キレ−ト、N,N´−ビス(サリチリデン)エチレンジアミノコバルト(II)キレ−ト、ジアルキルジアザジオキソジアルキルドデカジエンのコバルト(II)キレ−ト、コバルト(II)ポルフィリン錯体などがあげられる。これらのうち、ビス(ボロンジフルオロジフェニルグリオキシメイト)Co(II)、ビス(ボロンジフルオロジメチルグリオキシメイト)Co(II)などは入手が容易であり、好適なものである。
チオール化合物(一般式:R−S−H、Rは炭化水素基を表し、種々の官能基を有しても良い)はラジカル重合反応系における連鎖移動剤として広く工業利用されている化合物であり、不飽和モノマーを、チオール化合物及びラジカル重合開始剤の存在下に有機溶剤中での溶液重合法などにより重合させることによって、分子の片末端にP−S−R(ここでPは重合性不飽和単量体の重合体末端を表し、Rはチオール化合物由来の炭化水素基を表す。)の構造を有するポリマーが主生成物として得られることが知られている。従って、置換基Rに水酸基を有するチオール化合物を用いることによって、片末端に水酸基を有するポリマーが主生成物として得られる。このとき重合させる不飽和モノマー(の混合物)に水酸基を持つモノマーを配合することによって、分子鎖の末端以外にも(例えば分子鎖の中央付近)水酸基を導入することができる。水酸基を持つモノマーの配合量を調整することによって、アクリルポリオール1分子中の水酸基総量を2から4個に調整することができる。
ノニオン性親水基を持つモノマーであるアクリルアミド、メタアクリルアミド、N−メチル(メタ)アクリルアミド、N−エチル(メタ)アクリルアミド、N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ビニルピリジン、N−ビニルピロリドン、N−アクリロイルピペリジン、N−アクリロイルピロリジンなど、
カチオン性親水基を持つモノマーであるN,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、およびこれらの四級塩などを必要に応じて組み合わせる事ができる。
本発明に用いるポリイソシアネート化合物としては例えば、ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ジイソシアネート 類;及びこれらのジイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;イソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−(又は−2,6−)ジイソシアネート、1,3−(又は1,4−)ジ(イソシ アナトメチル)シクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,2−シクロヘキサンジイソシアネートなどの脂環族ジイソシアネート類;及びこれらのジイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、(m−又はp−)フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトフェニル)スルホン、イソプロピリデンビス(4−フェニルイソシアネート)などの芳香族ジイソシアネート化合物;及びこれらのジイソシアネ−トのビュ−レットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;トリフェニルメタン−4,4’,4’’−トリイソシアネート、1,3,5−トリイソシアナトベンゼン、2,4,6−トリイソシアナトトルエン、4,4’−ジメチルジフェニルメタン−2,2’,5,5’−テトライソシアネートなどの1分子中に3個以上のイソシアネート基を有するポリイソシアネート類;及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ジメチロールプロピオン酸、ポリアルキレングリコール、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどのポリオールの水酸基にイソシアネート基が過剰量となる比率でポリイソシアネート化合物を反応させてなるウレタン化付加物;及びこれらのポリイソシアネートのビューレットタイプ付加物、イソシアヌレート環付加物;等など、一般に知られる化合物を用いる事が出来る。
ポリウレタン樹脂の合成は、特に限定されることなく従来公知の手法が採用でき、例えばアクリルポリオール及びポリイソシアネート化合物を一度に反応させても良いし、多段的に反応させても良い。またポリウレタン樹脂の合成は、イソシアネート基に不活性な有機溶剤中で行うことが好都合である。上記アクリルポリオール及びポリイソシアネート化合物の使用割合は種々変えることができるが、アクリルポリオールの水酸基とイソシアネート基との当量比が一般に0.3:1〜3.3:1、好ましくは0.4:1〜1.6:1になるようにするのが望ましい。
ポリウレタン樹脂の合成反応は通常40〜180℃、好ましくは60〜130℃の温度で行われる。この反応を 促進させるため、通常のウレタン化反応において使用されるトリエチルアミン、N−エチルモルホリン、トリエチレンジアミン等のアミン系触媒や、ジブチル錫ジラウレート、ジオクチル錫ジラウレート等の錫系触媒などを必要に応じて用いてもよい。
ポリウレタン樹脂は水性媒体中に分散される。水性媒体とは水を主成分とする媒体であり、媒体の総量に対し概ね25重量%以下の従成分として極性溶媒や低分子量アミンのようなイオン性水溶成分を含んでいても良い。
本発明の水性樹脂組成物は、常温硬化性を持たせるためにヒドラジン化合物及び/又はヒドラジド化合物をさらに含んでなることができる。
フラスコに、N−メチルピロリドン40部を仕込み、150℃で窒素を吹き込みながら攪拌し、スチレン15部、イソブチルメタクリレート13部、2−エチルヘキシルアクリレート30部、ダイアセトンアクリルアミド20部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート17部、アクリル酸5部、及びパーヘキシルD(日油株式会社製、過酸化物系ラジカル重合開始剤)6部の混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後150℃で1時間放置し、更に2、2’―アゾビスイソブチロニトリル0.5部とN−メチルピロリドン3部の混合溶液を30分間かけて滴下し、滴下終了後150℃で1時間放置し、固形分70%のアクリルポリオール溶液(AP−1)を得た。得られたアクリルポリオールの数平均分子量(注1)は1,730、酸価は39mgKOH/g、水酸基価は73mgKOH/gであった。1分子中の計算水酸基数は平均2.3個である。
注1:以降記述する分子量はJIS K0124-83に準じて、40℃で流速1.0ml/分、溶離液にGPC用テトラヒドロフランを用いて、GPC法により測定し、標準ポリスチレンによる検量線から算出した値である。GPC装置は「HLC8120GPC」(東ソー(株)社製、商品名)を使用した。カラムは、「TSKgel G−4000H×L」、「TSKgel G−3000H×L」、「TSKgel G−2500H×L」、「TSKgel G−2000H×L」(いずれも東ソー(株)社製、商品名)を組み合わせて用いた。
表1に示す配合とし、反応温度を130℃にすること以外、合成例1と同様にして固形分70%のアクリルポリオール溶液(AP−7)を得た。得られたアクリルポリオールの数平均分子量、酸価、水酸基価および1分子中の計算水酸基数(数平均分子量と水酸基価から算出)を表2に示す。
使用するメタクリル酸エステルおよび溶媒は、いずれも使用前に、これらの中に窒素ガスを少なくとも1時間通送することにより、脱気(脱酸素)を行った。
温度計、サーモスタット、撹拌機、環流冷却器、窒素ガス導入管および滴下装置を備え付けた反応容器にキシレン30部、酢酸エチル25部を仕込み、窒素ガスを液中に通送しながら105℃に加熱して、メタクリル酸ヒドロキシプロピル100部、金属錯体としてビス(ボロンジフルオロジメチルグリオキシメイト)Co(II)0.05部、ラジカル開始剤として2、2’―アゾビス(2―メチルブチロニトリル)1部、添加溶剤として酢酸エチル15部の混合物を3時間かけて滴下した。滴下終了後105℃で1時間放置し、更に2、2’―アゾビス(2―メチルブチロニトリル)0.5部、キシレン12部を1時間かけて滴下し、滴下終了後105℃で1時間放置し、メタクリル酸ヒドロキシプロピルのオリゴマー溶液(固形分55%)を得た。
得られたオリゴマー溶液を減圧し、キシレンと酢酸エチルを除去して固形分98%以上とした後、更に減圧蒸留を行い、メタクリル酸ヒドロキシプロピル二量体(表1中ではHPMAダイマーと表記した)を得た(メタクリル酸ヒドロキシプロピルに対する収率90%)。
フラスコに、N−メチルピロリドン30部及び上記合成例3で得たメタクリル酸ヒドロキシプロピル二量体15部を仕込み、気相に窒素を吹き込みながら150℃に加熱して、撹拌しながら、この中に2−エチルヘキシルメタクリレート15部、n−ブチルメタクリレート43部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル2部、ダイアセトンアクリルアミド19部、メタクリル酸6部、N−メチルピロリドン13部及びパーヘキシルD5部の混合液を4時間かけて滴下した。そのまま2時間撹拌した後、冷却して固形分70%のアクリルポリオール溶液(AP−2)を得た。得られたアクリルポリオールの数平均分子量は1,920、酸価は39mgKOH/g、水酸基価は67mgKOH/gであった。1分子中の計算水酸基数は平均2.3個である。
表1に示す配合とすること以外、合成例4と同様にして固形分70%のアクリルポリオール溶液(AP−8)を得た。得られたアクリルポリオールの数平均分子量、酸価、水酸基価および1分子中の計算水酸基数を表2に示す。
フラスコに、N−メチルピロリドン40部を仕込み、130℃で窒素を吹き込みながら攪拌し、スチレン15部、イソブチルメタクリレート16部、2−エチルヘキシルアクリレート30部、ダイアセトンアクリルアミド20部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部、アクリル酸5部、2−メルカプトエタノール4部及び2,2’−アゾビスイソブチロニトリル4部の混合物を4時間かけて滴下し、滴下終了後130℃で1時間放置し、更に2,2’−アゾビスイソブチロニトリル0.5部とN−メチルピロリドン3部の混合溶液を1時間かけて滴下し、滴下終了後130℃で1時間放置し、固形分70%のアクリルポリオール溶液(AP−3)を得た。得られたアクリルポリオールの数平均分子量は1,950、酸価は39mgKOH/g、水酸基価は72mgKOH/gであった。1分子中の計算水酸基数は平均2.5個である。
表1に示す配合とすること以外、合成例4と同様にして固形分70%のアクリルポリオール溶液(AP−4)〜(AP−6)、(AP−9)〜(AP−14)を得た。得られたアクリルポリオールの数平均分子量、酸価、水酸基価および1分子中の計算水酸基数を表2に示す。
温度計、サーモスタット、攪拌装置、還流冷却器及び滴下装置を備えた反応容器に脱イオン水60部、ニューコール707−SF(商品名、日本乳化剤社製、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル硫酸エステル塩、有効成分30%)1.7部を仕込み、窒素気流中で攪拌混合し、80℃に昇温した。次いで、下記のモノマー乳化物の全量の1%量および6%過硫酸アンモニウム水溶液5.3部を反応容器内に導入し、80℃で15分保持した。その後、残りのモノマー乳化物を3時間かけて、同温度に保持した反応容器内に滴下し、滴下終了後1時間熟成を行った。その後、脱イオン水14部及び過硫酸アンモニウム0.03部からなる重合開始剤溶液を1時間かけて滴下し、滴下終了後1時間攪拌熟成して、固形分38%の共重合体エマルション(AP−15)を得た。得られた共重合体の酸価は7mgKOH/g、水酸基価は43mgKOH/gである。
モノマー乳化物:脱イオン水80部、ニューコール707−SF3.3部、ダイアセトンアクリルアミド5部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10部、メタクリル酸1部、スチレン15部、イソブチルメタクリレート34部、2−エチルヘキシルアクリレート20部及び2−エチルヘキシルメタクリレート15部を混合攪拌し、モノマー乳化物を得た。
実施例1 ウレタン樹脂が水性媒体中に分散されている水性樹脂組成物。
フラスコの気相に窒素を吹き込みながら、70%アクリルポリオール溶液(AP−1)114部(アクリルポリオール固形分80部、N−メチルピロリドン34部)とジシクロヘキシルメタンジイソシアネート20部を仕込み、90℃で約6時間攪拌した後、50℃に冷却した。続いて、ジメチルエタノールアミン4部(酸性基に対する中和当量は0.81)を仕込み、そのまま10分間攪拌した後、脱イオン水140部を15分かけて滴下した。得られた水分散体は40℃に保ち、続いて鎖伸長剤としてエチレンジアミン1.2部と脱イオン水10部の混合液を15分かけて滴下した後、そのまま40℃で1時間攪拌して、乳白色の分散液である水性樹脂組成物(ACU−1、固形分35%、酸価31mgKOH/g)を得た。
表3または表4に示す配合、反応時間とすること以外、実施例1と同様にして固形分35%の水性樹脂組成物(ACU−2)〜(ACU−19)を調整した。得られた水性樹脂組成物の酸価及び目視での状態を表3に併せて示した。
実施例1〜9及び比較例1〜10で調整した水性樹脂組成物の状態の目視評価結果を表3、表4に示したが、実施例1〜9及び比較例1、2、5、8の水性樹脂組成物は安定に乳白色の分散液を得る事が出来たが他の比較例では樹脂の水分散性が不足していたため又はウレタン化の段階でのゲル化のために、分離沈降または塊状ゲルとなってしまい分散液を得る事が出来なかった。
実施例1で得た水性樹脂組成物(ACU−1)286部(固形分100部)、アジピン酸ジヒドラジド6.6部及び脱イオン水12部を均一に混合し、固形分35%の水性塗料組成物(ST−1)を得た。
表5または表6に示す配合とする以外、実施例10と同様にして固形分35%の水性塗料組成物(ST−2)〜(ST−15)、(ST−17)を得た。
A液として合成例16で得た共重合体エマルションAP−15:263部、B液としてポリイソシアネート化合物にノニオン性の親水性基を付与することにより容易に水に分散するソープフリー型水分散性ポリイソシアネートであるタケネートWD−220(三井化学ポリウレタン株式会社製品)18.6部を脱イオン水57.3部で希釈した硬化剤水溶液からなる2液型の水性塗料組成物(ST−16)を得た。
実施例10〜20及び比較例11〜16で得た水性塗料組成物を塗装した試験板を作成した。
1.ラビングテスト:塗板表面にメチルエチルケトン約2mlを乗せ、ガーゼ(白十字社製FCガーゼ)2枚重ねを4つ折りにしたものを当てて、中指で押し付けながらストローク5cmで往復20回のラビングを行った。その後の塗板の状態を評価した。
○:塗面にキズ、ツヤビケなどの変化は生じなかった。
△:こすった後に細かなキズが生じ明らかにツヤが低下した。
×:塗膜が破壊され剥がれてしまい塗板に残っていなかった。
○:塗面にキズ、ツヤビケなどの変化は生じなかった。
△:折り曲げ部で明らかにツヤが低下するか又はかすかな白化が見られた。
×:折り曲げ部の塗膜が割れてしまった。
○:塗面に変化がない。
△:塗面に白化が見られるが24時間放置すると元の透明な塗面に戻った。
×:塗膜著しく白化しており軽くこすっただけで簡単に剥がれた。
Claims (6)
- 出発原料の総和を100重量部としたときに、(A)カルボニル官能基を有する不飽和モノマー、親水基を持つ不飽和モノマー及び必要に応じてその他の不飽和モノマーを共重合して得られるアクリルポリオール50〜90重量部と、(B)下記脂肪族ジイソシアネート類、脂環族ジイソシアネート類および芳香族ジイソシアネート類からなる群より選ばれる、親水性極性基を有さないジイソシアネート化合物10〜50重量部との反応により合成されるウレタン樹脂が水性媒体中に分散されていることを特徴とする水性樹脂組成物であって、該アクリルポリオールの分子量が400以上10,000以下、酸価が10mgKOH/g以上80mgKOH/g以下、水酸基価が15mgKOH/g以上、180mgKOH/g以下である水性樹脂組成物。
脂肪族ジイソシアネート類:ヘキサメチレンジイソシアネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、ダイマー酸ジイソシアネート、リジンジイソシアネート
脂環族ジイソシアネート類:イソホロンジイソシアネート、4,4’−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)、メチルシクロヘキサン−2,4−(又は−2,6−)ジイソシアネート、1,3−(又は1,4−)ジ(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1,3−シクロペンタンジイソシアネート、1,2−シクロヘキサンジイソシアネート
芳香族ジイソシアネート類:キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,4−ナフタレンジイソシアネート、4,4’−トルイジンジイソシアネ−ト、4,4’−ジフェニルエーテルジイソシアネート、(m−又はp−)フェニレンジイソシアネート、4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート、ビス(4−イソシアナトフェニル)スルホン、イソプロピリデンビス(4−フェニルイソシアネート) - アクリルポリオールに用いられているカルボニル基を有する不飽和モノマーがダイアセトンアクリルアミドまたはダイアセトンメタアクリルアミドであることを特徴とする請求項1に記載の水性樹脂組成物。
- ウレタン樹脂の酸価が5mgKOH/g以上50mgKOH/g以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水性樹脂組成物。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載のウレタン樹脂とヒドラジン化合物及び/又はヒドラジド化合物が水性媒体中に分散されていることを特徴とする水性樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の水性樹脂組成物を含有してなる1液型水性塗料組成物。
- 予め下塗り塗料が塗装されていても良い素材上に請求項5に記載の1液型水性塗料組成物が塗装された塗装物品。
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