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JPH083019B2 - 水性ウレタングラフト共重合体からなる常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ - Google Patents

水性ウレタングラフト共重合体からなる常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを用いたコーティング剤又はインキ

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Publication number
JPH083019B2
JPH083019B2 JP22608093A JP22608093A JPH083019B2 JP H083019 B2 JPH083019 B2 JP H083019B2 JP 22608093 A JP22608093 A JP 22608093A JP 22608093 A JP22608093 A JP 22608093A JP H083019 B2 JPH083019 B2 JP H083019B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin composition
water
aqueous
group
aqueous resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP22608093A
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English (en)
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JPH0782456A (ja
Inventor
正一 広瀬
建暉 周
史之 門脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Kako Co Ltd
Original Assignee
Taisei Kako Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Kako Co Ltd filed Critical Taisei Kako Co Ltd
Priority to JP22608093A priority Critical patent/JPH083019B2/ja
Publication of JPH0782456A publication Critical patent/JPH0782456A/ja
Publication of JPH083019B2 publication Critical patent/JPH083019B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特定水性ポリウレタングラフト
共重合体からなる常温硬化性水性樹脂組成物及びこれを
用いた水性コーティング剤又は水性インキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水系塗料用樹脂としては、アルキ
ド(ポリエステル)樹脂系、アクリル樹脂系、ウレタン
樹脂系などが代表的なものとされてある。アルキド(ポ
リエステル)樹脂系水系塗料は、ポリエステルに対する
密着性は優れているが、ポリプロピレンなどのポリオレ
フィンに対する密着性が不十分である。また通常ポリエ
ステル樹脂に水溶解性または水分散性を付与するために
主鎖中に導入されるイオン性基のために塗膜の耐水性が
不良であるという欠点を有する。アクリル樹脂系水系塗
料については、エマルジョン型からマイクロエマルジョ
ン型まで種々の形態のものが容易に製造でき、耐候性、
光沢、耐アルカリ性に優れた塗膜を与えるが、耐屈曲
性、耐衝撃性、耐摩耗性などの点で不十分であるととも
に、ポリエステルとポリプロピレンの両基材に対する密
着性を両立させることが極めて困難である。ウレタン樹
脂系水系塗料は、ポリエステルとポリプロピレンの両基
材に対する密着性の点でバランスの取れた素材である
が、高価である上に耐候性が不良という欠点がある。ま
た、ウレタン樹脂に対して水溶性または水分散性を付与
するために導入されるイオン性基および(または)親水
性基のために、塗膜の耐水性、耐熱水性が溶剤型のポリ
ウレタン樹脂塗料に比較して低レベルにとどまってい
る。
【0003】以上述べたように、ポリエステル(PE
T)とポリプロピレン(OPP)という極性の大きく異
なる異種素材に対する密着性を満足させるとともに、耐
摩耗性、耐水性などを有する塗膜を与える水系コーティ
ング樹脂は従来の技術の範囲では製造することが極めて
困難であった。即ち、PETとOPPの両異種素材に対
する密着性を両立させると共に塗膜の耐久性を高水準の
レベルに高めるという複雑な要求に対応するためにはア
クリル系樹脂、アルキド(ポリエステル)系樹脂、ウレ
タン系樹脂などの従来の単一の素材に依存するアプロー
チでは達成が困難であることがわかった。
【0004】このため、最近異なる特性を有する複数の
素材を混合ないしは複合化することに関して、種々の提
案がなされてきており、例えば、ビニル系重合体とウレ
タン系樹脂を複合化する方法として、ビニル系単量体を
ポリウレタン水性乳濁液中へ添加し、均一に乳化分散さ
せた後に該ビニル系重合体を重合させることによる水性
樹脂の製造法が提案されている(特開平4−25220
2)。本提案によるビニル−ポリウレタン複合樹脂の塗
膜は、膜強度、膜の弾性の点では優れているものの、耐
水性、耐熱性の点では不十分なレベルのものである。
【0005】さらに、アクリル系樹脂とポリエステル系
樹脂を複合化させるアプローチとしては、分子中にスル
ホン酸塩などの親水性基を有するポリエステル樹脂の存
在下にグリシジルメタクリレートなどのビニルモノマー
の一種また二種以上の混合物を重合させて得られるグラ
フトポリマーの利用(特開昭63−254170)が提
案されている。この方法によって、塗膜のポリエステル
とポリプロピレンへの密着性が両立できるようになるも
のの、塗膜の耐水性と耐熱水性の点では不十分なレベル
にとどまっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはかかる状
況において、ポリエステルとポリプロピレンの両素材へ
の密着性に優れ、耐久性に優れた塗膜を与える水性樹脂
を得る方法について鋭意検討を行うこととしたのであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決すべく鋭意検討を進めた結果、本発明に達し
た。すなわち、前記した本発明の目的、課題は、水性ポ
リウレタンを幹ポリマー成分とし重合性不飽和単量体か
ら構成される重合体をグラフト鎖成分とするフラフト共
重合体、多官能性ヒドラジド化合物、水と混和性を有す
る有機溶媒、および水からなる常温硬化型水性樹脂組成
物において、グラフト共重合体における幹ポリマー成分
が、(A) α,β−エチレン性2重結合を有するヒドロキ
シル基含有単量体、(B) 少なくとも1個のカルボキシル
基と2個以上のヒドロキシル基を含有するポリヒドロキ
シ化合物、(C) 2個以上のヒドロキシル基を有するポリ
ヒドロキシ化合物、(D) 2個以上のイソシアネート基を
有するイソシアネート化合物なるA〜Dを必須成分とし
て構成されるポリオール−イソシアネート重付加反応生
成物およびモノアミンとジアミンの混合アミンで構成さ
れる水性ポリウレタンであり、グラフト共重合体におけ
るグラフト鎖成分が、ケトン基またはアルデヒド基を含
有する重合性不飽和単量体を必須成分とする重合性不飽
和単量体群から構成される重合体であることを特徴とす
る水性樹脂組成物、によって初めて達成できたのであ
る。本発明のグラフト重合体の構造を模式的に示すと、
下記のようになる。
【化1】 (波線はポリウレタン重合体、太い実線はビニル重合体
から成るグラフト鎖、R 1 、R2 、R3 はHまたは炭化
水素基、Xは架橋反応性のケトンまたはアルデヒド基を
表わす)
【0008】本発明の水性樹脂組成物の幹ポリマーに相
当する重合性不飽和結合を側鎖に有する水性ポリウレタ
ン樹脂は例えば次のような方法で製造される。すなわ
ち、まずジイソシアネート化合物、ジオール化合物、カ
ルボキシル基を含むジオール化合物および重合性不飽和
基を含むヒドロキシル化合物を有機溶媒中でウレタン化
反応させ、プレポリマーを調製する。このときに使用さ
れるジイソシアネート化合物としては、芳香族、脂肪族
または、脂環族の各種公知のジイソシアネート類を使用
することができる。
【0009】ジイソシアネート化合物の具体的な例とし
ては、2,4−トリレンジイソシアネート、2,6−ト
リレンジイソシアネート、1,5−ナフチレンジイソシ
アネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、m−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート、4,4′−ジフェニルジメチルメタンジ
イソシアネート、4,4′−ジベンジルイソシアネート
などの芳香族ジイソシアネート、テトラメチレンジイソ
シアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,4
−ジシクロヘキシレンジイソシアネート、1,4−シク
ロヘキシレンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネートなどの脂肪族または脂環族ジイソシアネートなど
が挙げられる。
【0010】ジオール類としては、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコールなどのポリエーテル類、エチレングリコー
ル、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオ
ール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、シ
クロヘキサンジメタノールなどの多価アルコールとマレ
イン酸、コハク酸、グルタール酸、アジピン酸、セバシ
ン酸、ドデカンジオン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸などの多価カルボン酸との
脱水縮合反応又はカプロラクトン、ピバロラクトンなど
の環状エステルの開環重合反応によって得られるポリエ
ステル、ポリカーボネートなどのポリジオールおよびエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3
−プロパンジオール、1,3−ブチレングリコール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
水添ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオ
キシドまたはプロピレンオキシド付加物、ビスフェノー
ルSのエチレンオキシドなどの低分子グリコール、ポリ
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
テトラメチレングリコールなどのポリエーテルなどが挙
げられる。水溶性付与成分である酸基含有グリコール類
としては2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−
ジメチロールラク酸、2,2−ジメチロールバレリン酸
などの分子内にカルボキシル基を含むジオールが挙げら
れる。
【0011】以上に挙げたジオール類はそれぞれ単独用
いてもよく、また数種類併用してもよい。ただし、芳香
環を含むポリエステルセグメントが全ポリウレタン重合
体に対し、10重量%以上含有することが必須条件であ
る。この芳香環を含むポリエステルセグメントはテレフ
タル酸、イソフタル酸系のポリエステルジオールより導
入される。芳香環を含むポリエステルセグメントが10
%以下になると、最終に得られる水性コーティング剤の
耐熱性及びポリエステル素材(たとえばPETフィル
ム)に対する密着性が不充分になる。
【0012】重合性不飽和基を含むヒドロキシル化合物
としては、β−ヒドロキシエチルメタクリレート(HE
MA)、β−ヒドロキシエチルアクリレート、γ−ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、γ−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、グリセリンモノアリルエーテルなどが
挙げられる。本発明の水性ポリウレタン樹脂は、ジイソ
シアネート化合物、ジオール化合物、カルボキシル基を
含むジオール化合物および重合性不飽和基を含むヒドロ
キシル化合物より合成されるが、この合成反応を行う際
に共重合成分として少量の3価以上のイソシアネート化
合物、ヒドロキシル化合物を共存させ、生成する水性ポ
リウレタン樹脂中に分岐構造を導入してもよい。
【0013】ウレタン化に使用される有機溶媒として
は、イソシアネート基に対して不活性で水と混和しうる
ものが好ましく、アセトン、メチルエチルケトン(ME
K)、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなど
のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメト
キシエタンなどのエーテル類、N−メチルピロリドン
(NMP)などのアミド系溶媒がその具体例として挙げ
られる。前記の方法によって得られたプレポリマーは3
級アミン類などの中和剤によって中和後、鎖伸長反応を
進めた後、反応混合物に水を添加して水中に分散させる
ことによってポリウレタン水性乳濁液となり、本発明に
使用される。
【0014】本発明で使用される中和剤としては、アン
モニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプ
ロピルアミン、トリエタノールアミン、モノエタノール
アミン、N−メチルモルホリン、モルホリン、2,2−
ジメチルモノエタノールアミン、N,N−ジメチルモノ
エタノールアミンなどが挙げられる。
【0015】本発明で使用される鎖延長剤としては各種
公知のものを使用することができる。その例として、エ
チレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、m−キシリレンジアミン、1,6−ジアミノシク
ロヘキサン、水添4,4′−ジアミノジフェニルメタン
などが挙げられる。
【0016】本発明の水性ポリウレタンの分子量として
は、ゲル浸透クロマトグラフィーによるポリスチレン換
算値でMw(重量平均分子量)=3,000以上Mw=
100,000以下、より好ましくはMw=5,000
以上Mw=50,000以下であることが望ましい。M
w=3,000未満の場合には本発明の水性樹脂組成物
からの塗膜の靱性、耐摩耗性が不十分となり好ましくな
い。Mw=100,000を超えると、グラフト重合の
際の重合安定性が悪くなり、また本発明の水性樹脂組成
物の分散安定性が悪くなり好ましくない。
【0017】本発明の水性ポリウレタン樹脂の酸価は、
10mg−KOH/gから200mg−KOH/gの範
囲にあるのが好く、より好ましくは15〜100mg−
KOH/gの範囲にあるのがよい。酸価が5mg−KO
H/g未満の場合には本発明の水性コーティング剤の分
散安定性が悪化し好ましくない。酸価が200mg−K
OH/gを超える場合には本発明の水性コーティング剤
から得られる塗膜の耐水性が悪化し好ましくない。
【0018】重合性不飽和結合を側鎖に有するポリウレ
タン水性乳濁液の存在下で重合させる重合性不飽和単量
体の代表的なものはビニル系単量体であるが、このビニ
ル系単量体としては、メタクリル酸メチル(MMA)、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル
酸ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸ノニル、メタクリル酸ラウリル(LMA)、メタクリ
ル酸ステアリルなどのメタクリル酸エステル類;アクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル(EA)、アクリル酸ブ
チル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、アクリル酸オクチルなどのアクリル酸エステル
類;スチレン(ST)、p−メチルスチレン、α−メチ
ルスチレン、p−クロロスチレン、クロルメチルスチレ
ン、ビニルトルエンなどの芳香族ビニル単量体、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリ
ル、ブタジエン、イソプレンなどの共役ジオレフィン、
ジビニルベンゼン、エチレングリコールジアクリレー
ト、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレン
グリコールジメタクリレート、メタクリル酸アリル、フ
タル酸ジアリル、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、グリセリンジアリルエーテル、ポリエチレングリ
コールジメタクリレート、ポリエチレングリコールジア
クリレートなどの多官能ビニル単量体、アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、n−メチロールメタクリルアミ
ドなどアミド系単量体、β−ヒドロキシエチルアクリレ
ート(HEMA)、β−ヒドロキシエチルメタクリレー
トなどのヒドロキシ基含有単量体、ジメチルアミノエチ
ルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレートな
どのアミノ基含有重合体、メタクリル酸グリシジル、メ
タクリル酸グリシジル(GMA)などのグリシジル基含
有単量体、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデンな
どのビニル単量体が挙げられる。
【0019】良好な塗膜物性を有する水性樹脂を得るた
めには、上記のビニル系単量体の中から、アクリル酸メ
チル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘキシルなどのアク
リル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、
メタクリル酸グリシジルなどのメタクリル酸エステル
類、スチレンなどを主成分とする単量体混合物を選択す
ることが好ましい。
【0020】ケトン基を有するビニル単量体の例として
は、アクロレイン、ジアセトンアクリルアミド(DAA
M)、p−ホルミルスチレン、ビニルメチルケトン、ビ
ニルエチルケトン、ビニルブチルケトン、一般式
【化2】 (ここに、R1 はHまたはCH3 、R2 はHまたは炭素
数1〜3個のアルキル基、R3 は炭素数1〜3個のアル
キル基、R4 は炭素数1〜4のアルキル基を示す)で表
わされるアクリル(またはメタクリル)オキシプロペナ
ール、ジアセトンアクリレート、アセトニトリルアクリ
レート、ジアセトンメタクリレート、2−ヒドロキシプ
ロピルアクリレートアセチルアセテート、ブタンジオー
ル−1,4−アクリレートアセチルアセテートなどがあ
げられる。
【0021】特に好ましいその単量体としてはジアセト
ンアクリルアミド、アクロレインおよびビニルメチルケ
トンが挙げられる。これらのケトン基を有する単量体
は、グラフト鎖中に2種以上含まれていてもよい。ケト
ン基含有ビニル単量体の使用量は、本発明はグラフト重
合体の乾燥総重量に対して0.5〜30重量%、好まし
くは1〜20重量%である。ケトン基含有ビニル単量体
の使用量が上記の範囲を下まわると、グラフト重合体と
多官能ヒドラジド化合物の反応によって形成される塗膜
の物性(接着性、耐水性、耐熱水性、耐溶剤性)が不十
分なレベルとなる、またケトン基含有ビニル単量体の使
用量が上記の範囲を超えると、本発明の常温硬化型水性
樹脂組成物の貯蔵安定性が悪くなり、コスト的にも不利
となる。
【0022】ポリウレタン水性乳濁液の存在下にビニル
重合を行なうビニル系単量体の総重量(B)は、ポリウ
レタンの乾燥重量Aに対して、 0.1≦B/(A+B)≦0.9 の範囲にあるのが良い。B/(A+B)が0.1未満の
場合には、重合した得られるビニル/ウレタン複合水性
樹脂からの塗膜の耐溶剤性、耐候性、光沢など不十分と
なり、好ましくない。B/(A+B)が0.9を超える
場合には、安定な水性樹脂エマルジョンが得られにくく
問題となる。
【0023】ビニル系単量体の重合方法としては、ラジ
カル重合が好ましく、ラジカル重合の開始剤としては、
2,2′−アゾビスイソブチロニトリル、t−ブチルハ
イドロパーオキサイド、1,1′−アゾビス−(シクロ
ヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2′−アゾビス
−(2−アミジノプロパン)二塩酸塩、2,2′−アゾ
ビス−(2,4−ジメチルバレロニトリル)、過硫酸カ
リウム、2,2′−アゾビス−(2−アミジノプロパ
ン)2塩酸塩、4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草
酸、過硫酸アンモニウムなどが挙げられ、これらはビニ
ル系単量体に対して0.1〜5wt%の範囲で好適に用
いられる。本発明を実施する上で、通常の乳化重合を行
うときに使用する界面活性剤を使用しなくとも安定な水
性樹脂がえられる。しかしながら、必要に応じて界面活
性剤または自己乳化性ビニル単量体を併用しても差しつ
かえない。
【0024】本発明において架橋剤として使用される多
官能ヒドラジド化合物の例としては、1分子中に2〜3
0個の炭素原子を含有する下記の多価カルボン酸ポリヒ
ドラジドが挙げられる。即ち、しゅう酸ジヒドラジド、
マロン酸ジヒドラジド、グルタル酸ジヒドラジド、アジ
ピン酸ジヒドラジド(ADH)、セバシン酸ジヒドラジ
ド、ドデカンジオヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジ
ド、フマル酸ジヒドラジド、イタコン酸ジヒドラジド、
イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジ
ド、4,4′−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジ
ド、トリメシン酸トリヒドラジド、1,3−ビス(ヒド
ラジ/カルボエチル)−5−イソプロピルヒダントイン
(VDH)、エノコサン2酸ジヒドラジド、7,11−
オクタデカジエン−1,18−ジカルボヒドラジド、ポ
リアクリル酸ヒドラジド、アクリルアミド−アクリル酸
ヒドラジド共重合体などである。これらの中でもアジピ
ン酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジドと1,3
−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イソプロピル
ヒダントイン(VDH)が好ましく使用される。
【0025】本発明のグラフト共重合体に含まれるカル
ボニル基の1当量当り0.02〜1当量好ましくは0.
4〜0.6当量のヒドラジド基が使用される。これらの
多官能ヒドラジド化合物に含まれるヒドラジン基は、本
発明の水性分散液の水が乾燥により揮散する際、グラフ
ト共重合体のカルボニル基と反応し、網目構造の被膜を
形成する。
【0026】本発明において使用される水と混和性を有
する有機溶媒は、本発明の常温硬化性水性樹脂組成物に
もとづく塗料またはインキからの塗膜形成の際のプラス
チックなどの基材への濡れ性と溶媒の揮散性を向上する
上で有効なものである。その具体的な例としては、メチ
ルアルコール、エチルアルコール、工業用エチルアルコ
ール、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコー
ル、エチレングリコール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル
などのアルコール系溶剤、アセトメチルエチルケトン、
メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケト
ン系溶剤、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキ
シエタンなどのエーテル系溶媒、酢酸エチルなどのエス
テル系溶媒などの単独または混合物が挙げられるが、こ
れら例示されたものに限られたものではなく、100重
量部の水に対して1重量部以上添加した状態で均一に混
和しうるものであれば使用できる。これらの中でも好ま
しいものは、イソプロピルアルコール、エチルアルコー
ルである。そして、得られた水性樹脂組成物はコーティ
ング剤用、インキ用に使用される。
【0027】
【実施例】以下本発明を実施例により、さらに詳しく説
明する。なお、実施例中の物性は次の様にして評価し
た。 1.密着性 本発明の水性コーティング剤を、コロナ処理2軸延伸ポ
リエチレンテレフタレートフィルム(東レ(株)“ルミ
ラー”P60,12μ)またはコロナ処理2軸延伸ポリ
プロピレンフィルム(東レ(株)“トレファン”254
5,20μ)にバーコーターNo.5を使用して塗布
し、一昼夜常乾後、セロテープ剥離テストを行った。乾
燥後の塗布厚を3〜5μの範囲になるよう塗布条件を設
定した。セロテープ剥離テスト後の、塗膜の残存部分の
面積比率から、○(100%残存)、△(70%以上残
存)、×(50%以上剥離)の3段階の判定を下した。
【0028】2.耐熱水性 前記の方法に作成した塗工品を、沸騰水中に10分間浸
漬し取り出し、外観の変化から次の3段階の判定を下し
た。 ○・・・沸水テスト前の状態と大差なし △・・・塗膜がわずかに白化する。塗膜にわずかにシワ
が発生する。 ×・・・塗膜が白化する。塗膜に大きなシワが発生す
る。 塗膜がベースフィルムから脱落する。
【0029】3.耐溶剤性 1項の方法で作成した塗工品を、エチルアルコールを含
浸させた脱脂綿でラビングを行ない、ベースフィルムが
露出するまでのストローク数で3段階に判定した。 ○・・・20回を超える。 △・・・5〜20回。 ×・・・5回未満。
【0030】実施例I 1.(ポリウレタン水性分散体の製造) ポリプロピレングリコール(分子量2000) 200g, イソホロンジイソシアネート 88.8g, ジメチロールプロピオン酸 30g, およびメチルエチルケトン 150gを還流冷却器、温
度計およびスターラーを取り付けた1リットル4ツ口フ
ラスコに仕込み、窒素雰囲気下で室温より90℃まで3
0分間を要して昇温した後、2時間ウレタン化反応をお
こなった。引き続いて反応混合物を90℃に保持しつ
つ、β−ヒドロキシエチルメタクリレート6gを30分
間をかけて滴下した。滴下終了後、90℃に保持して攪
拌を30分間続行し、その後30分間をかけて40℃ま
で反応系を冷却した。次いで、このプレポリマーにトリ
エチルアミン20gを加えて、中和した後、イオン交換
水600gを添加した。続いて、反応系に鎖伸長剤とし
て6gのヘキサメチレンジアミンを添加し、40℃にて
1時間かくはんを続けた後、減圧下にメチルエチルケト
ンを留去することによって、ポリウレタン水性乳濁液A
を得た。この乳濁液Aを蒸発乾固させて得た固形ポリウ
レタン樹脂のゲル浸透クロマトグラフィーによる分子量
は、Mn(数平均分子量)=25,000、Mw=5
7,500であった。同様の方法で、ポリプロピレング
リコールなどの代りに、表1に示した原料を使用してポ
リウレタン水性乳濁液B,C,Dをそれぞれ製造した。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】注 表中の略記号はそれぞれ下記の化合
物を示す。 (a) PPG:ポリプロピレングリコール(分子量2
000) メーカー名:武田薬品工業(株) (b) PCL:ポリカプロラクトン(分子量200
0) メーカー名:ダイセル化学(株) (c) PBA:ポリブチレンアジペート(分子量10
00) メーカー名:旭電化工業 (d) PE/N・T/I:エチレングリコール
(E),ネオペンチルグリコール(N),テレフタル酸
(T),イソフタル酸(I)から成る共重合ポリエステ
ル樹脂(共重合組成:E/N・T/I=50/50・5
0/50(モル比),分子量1800) メーカー名:ユニチカ(株) DMPA:ジメチロールプロピオン酸 IPDI:イソホロンジイソシアネート(ヒュルス社
製) HDA:1,6−ヘキサンジアミン TEA :トルエチルアミン MEK :メチルエチルケトン EDA :エチレンジアミン
【0035】2.(グラフト重合物の製法) 上記例1で合成したポリウレタン水性分散液A 286
g及びイオン交換水150gを還流冷却器、窒素導入
管、温度計、滴下ロートおよびスターラーを付けた2リ
ットル4ツ口フラスコ内に仕込み、室温より30分間を
要して、80℃まで昇温した。滴下ロートより、 アクリル酸エチル(EA) 85g, スチレン(ST) 10g ジアセトンアクリルアミド(DAAM) 5g, 過硫酸アンモニウム 2gと蒸留水 20g の混合物を4時間をかけて滴下し、滴下終了後、80℃
において3時間かくはんを続け、グラフト重合反応を完
結させた。しかるのち反応混合物を30℃まで冷却し、
多官能ヒドラジド化合物VDH 4.5gをかくはんし
ながら添加した。
【0036】実施例II、IIIおよび比較例I〜IV 実施例Iと同様な方法で表2に示した組成に従って、実
施例II、IIIおよび比較例I−IVの水性樹脂を製
造した。
【0037】比較例V イソプロピルアルコール150gを還流冷却器、窒素導
入管および滴下ロート、スターラーを備えた2リットル
4ツ口フラスコに仕込み、85℃まで昇温した。滴下ロ
ートより、60gのメタクリル酸ラウリル(LMA)、
120gのアクリル酸ブチル、75gのメタクリル酸メ
チル(MMA)、15gのジアセトンアクリルアミド、
30gのメタクリル酸と3gのアゾビスイソブチロニト
リルの混合物を3時間かけて滴下し、滴下終了後同じく
85℃において2時間かくはんを続け、熟成させた。重
合物を35℃まで冷却し、28%のアンモニア水21g
を加えて、中和した後、13gのVDHを溶解した55
0gの蒸留水を添加し、固形分率30%、粘度7.5ポ
イズの水溶性樹脂を調製した。
【0038】比較例VI 比較例5によって得られた水溶性樹脂100gとBの水
性ウレタン樹脂100gをブレンドし、アクリル−ウレ
タンブレンドタイプの水性樹脂を調製した。
【0039】実施例IV 実施例Iの方法によって得られた100gのアクリル−
ウレタン複合エマルジョン、酸化チタンR−830(石
原産業(株)製)163g、イソプロピルアルコール1
8g、イオン交換水15gの組成物のミルベースを配合
し、バッチ式サンドグラインダーにて、回転数1600
rpmの条件下で45分間分散した後、ミルベース10
0重量部に対して上記のアクリル−ウレタン複合エマル
ジョン45重量部、イソプロピルアルコール7重量部、
イオン交換水5重量部を加えてレッドダウンした。この
ようにして得られた白インキを400メッシュのステン
レス金網で濾過した後、単色刷型印刷局式グラビア印刷
適性試験機(熊谷理機工業(株)製)を使用して、2軸
延伸ポリプロピレンフィルム(東レ(株)製、“トレフ
ァン”2445 20μ厚)および2軸延伸ポリエステ
ルフィルム(東レ(株)製、“ルミラー”P60,12
μ厚)に印刷を行った。印刷条件は、印刷速度60m/
min、印刷圧力20kg/cm、であった。インキの
密着性をセロテープ剥離テストによって調べたところ、
両タイプのフィルムともインキの剥離が認められなかっ
た。
【0040】
【発明の効果】本発明の水性樹脂組成物、特にそれを用
いた水性コーティング剤およびインキは組成物は実施例
や比較例より明らかなように、表面の極性の著しく異な
るポリエステル、ポリプロピレン両基材への密着性にす
ぐれ、この組成物より得られる塗膜の耐水性、耐溶剤性
が従来の溶剤型の塗料に匹敵するレベルにあることがわ
かる。従って、本発明の組成物はプラスチック成形品、
フィルム用の水性コーティング剤、水性インキの分野に
広範囲に使用できると共に地球環境の保全にも寄与する
ものである。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性ポリウレタンを幹ポリマー成分とし
    重合性不飽和単量体から構成される重合体をグラフト鎖
    成分とするグラフト共重合体、多官能性ヒドラジド化合
    物、水と混和性を有する有機溶媒、および水からなる常
    温硬化型水性樹脂組成物において、グラフト共重合体に
    おける幹ポリマー成分が、(A)α,β−エチレン性2
    重結合を有するヒドロキシル基含有単量体、(B)少な
    くとも1個のカルボキシル基と2個以上のヒドロキシル
    基を含有するポリヒドロキシ化合物、(C)2個以上の
    ヒドロキシル基を有するポリヒドロキシ化合物、(D)
    2個以上のイソシアネート基を有するイソシアネート化
    合物なるA〜Dを必須成分として構成されるポリオール
    −イソシアネート重付加反応生成物およびモノアミンと
    ジアミンの混合アミンで構成される水性ポリウレタンで
    あり、グラフト共重合体におけるグラフト鎖成分が、ケ
    トン基またはアルデヒド基を含有する重合性不飽和単量
    体を必須成分とする重合性不飽和単量体群から構成され
    る重合体であることを特徴とする水性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 化合物(B),(C)のいずれかに芳香
    族環を含むポリエステルセグメントを含みかつその量が
    ポリオール−イソシアネート重付加反応生成物中少くと
    も10重量%含むことを特徴とする請求項1記載の水性
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 イソシアネート化合物(D)がイソホロ
    ンジイソシアネートであることを特徴とする請求項1記
    載の水性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 ケトン基またはアルデヒド基を含む重合
    性不飽和単量体がジアセトンアクリルアミドであること
    を特徴とする請求項1記載の水性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の水性樹脂組成物を用
    いてなる水性コーティング剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4記載の水性樹脂組成物を用
    いてなる水性インキ。
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