JP5750015B2 - カード用コネクタ及びその製造方法 - Google Patents
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Description
イジェクト機構は、いわゆるプッシュ・プッシュ型と呼ばれるものが主流となっており、その機能としては、カードをコネクタに挿入(プッシュ)すると、カード(スライダ)をロックする。そして、カード(スライダ)がロックされた状態でカードを押す(プッシュ)と、ロックが解除されてカードをコネクタから排出する。
図11に示すカード用コネクタ100は、ハウジング110と、ハウジング110に取り付けられた複数のコンタクト120と、イジェクト機構130とを具備している。
ハウジング110は、カード(図示せず)を受容するカード受容空間111及びカード受容空間111の幅方向(図11における左右方向)の片端部に形成されたイジェクト機構収容空間112を備えている。
なお、カード用コネクタ100においては、図示しない金属製のカバー部材がハウジング110の上側を覆うように取り付けられ、これによりシールド効果が付与される。
即ち、カード用コネクタ100の組立に際し、イジェクト機構130のハウジング110への取付けは次のように行われる。先ず、回転カム部材132を保持したスライダ131を、ハウジング110の上方からイジェクト機構収容空間112内に収容する。次いで、ばね部材133を、ハウジング110の上方からイジェクト機構収容空間112内に収容し、ハウジング110のカード挿入向き後端にある端壁と、回転カム部材132との間に配置するようにばね部材133を動かす。そして、最後に、カバー部材をハウジング110の上側を覆うようにハウジング110に取り付ける。これにより、イジェクト機構130のハウジング110への取付け及びカード用コネクタ100の組立が完了する。
従って、本発明はこの従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、イジェクト機構のハウジングへの取付作業性及びカード用コネクタの組立作業性に優れた、カード用コネクタ及びその製造方法を提供することにある。
また、イジェクト機構のハウジングへの取付けに際し、イジェクト機構を構成する各部材がハウジングから離脱するおそれも少ない。
更に、イジェクト機構のハウジングからの離脱を防止する付加的な部材も必要はない。
図1乃至図3(A)、(B)に示すように、カード用コネクタ1には、メモリカード等のカードCが挿入されるとともに、排出されるようになっている。カードCは、図1における矢印Xで示すカード挿入向きにカード用コネクタ1に挿入される。また、カードCは、図1における矢印Yで示す、カード挿入向きとは逆向きのカード排出向きにカード用コネクタ1から排出される。カード用コネクタ1は、図示しない回路基板上に実装される。
ハウジング10は、図1乃至図5(A)、(B)に示すように、前向き(カード排出向き)及び後向き(カード挿入向き)に延びるとともに、前向き及び後向きに直交する幅方向に延びる略矩形状に形成されている。ハウジング10は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。ハウジング10は、カードCを受容するカード受容空間11と、イジェクト機構30を収容するイジェクト機構収容空間12とを備えている。カード受容空間11は、ハウジング10の幅方向に延びるとともに、前端面(図1及び図4における下端面)に開口して後方に向けて延びている。カード受容空間11の後端部には、図5(A)、(B)に示すように、ハウジング10の後端面に開口するスライダ本体用開口11aが形成されている。イジェクト機構収容空間12は、図5(A)、(B)に示すように、ハウジング10の幅方向片端部に形成され、ハウジング10の後端面に開口して前方に向けて延びている。イジェクト機構収容空間12は、後側に位置する大径丸孔部と、前側に位置する小径丸孔部とからなり、大径丸孔部の後端部には、ばね抜け止め部材70を圧入固定するための圧入用孔12aが形成されている。また、イジェクト機構収容空間12は、図5(A),(B)及び図7(B)に示すように、カード受容空間11と通路12bによって連通している。更に、イジェクト機構収容空間12の大径丸孔部と小径丸孔部との間には、図5(B)、図7(B)、図8(B)、図9(B)、及び図10(B)に示すように、鋸歯形のロック用端面12dが形成されている。ロック用端面12dには、スライダ40及びカードCのロック時に、回転カム部材50に形成された突条52の傾斜面52aが当接して回転カム部材50及びスライダ40の前向き(カード排出向き)への移動を規制するようになっている。また、イジェクト機構収容空間12の小径丸孔部には、図5(B)、図7(B)、図8(B)、図9(B)、及び図10(B)に示すように、ロック用端面12dから前方に延びる複数のスリット12cが形成されている。スリット12cには、スライダ40及びカードCが移動可能なときに、回転カム部材50に形成された突条52が入り込む。
ここで、スライダ40は、後向き及び前向きに移動可能にハウジング10内に収容される。スライダ40は、カードCに連動するスライダ本体41と、スライダ本体41から連結部44を介して延びる、鋸歯状の歯43を有する歯部42とを備えている。スライダ40は、合成樹脂を成形することによって形成される。
先ず、コンタクト20を取り付けたハウジング10を準備し、図6(A)に示すように、スライダ40を、矢印Yで示すカード排出向きにハウジング10に挿入する。この際に、スライダ40の前側を先頭にして、スライダ本体41をスライダ本体用開口11a(図5参照)からカード受容空間11内に挿入するとともに、歯部42を圧入用孔12aからイジェクト機構収容空間12内に挿入する。
最後に、図6(D)に示すように、ばね抜け止め部材70を、矢印Yで示すカード排出向きにハウジング10に挿入する。この際に、ばね抜け止め部材70の圧入部71を、前側を先頭にして、イジェクト機構収容空間12の圧入用孔12aに圧入固定し、支持部73によりばね部材60の他端を支持する。これにより、ばね部材60がハウジング10に固定されるとともに、ばね抜け止め部材70と回転カム部材50との間でばね部材60を支持し、ばね部材60の抜け止めを行う。以上の作業により、カード用コネクタ1の組立は完了する。
更に、イジェクト機構30のハウジング10からの離脱を防止する、例えばカバー部材等の付加的な部材も必要はない。
先ず、カード用コネクタ1にカードCが挿入されていない状態で、図7(C)に示すように、カードCを矢印Xで示すカード挿入向きに押圧してカード受容空間11内に挿入する。すると、スライダ40のロック突起41dがカードCの切欠C4に入り込んでロックする。これにより、スライダ40がカードCに連動することになる。ここで、図7(B)に示すように、回転カム部材50の各突条52は、ハウジング10のイジェクト機構収容空間12に形成された各スリット12c内に位置している。このため、カードC及びスライダ40とともに回転カム部材50は、図7(A)に示すように、ばね部材60の付勢力に抗してカード挿入向きに後退する。この際に、スライダ40の歯43の側部傾斜面が回転カム部材50の突条52の傾斜面52aに当接しており、回転カム部材52は、図7(B)で示す矢印方向に回転しようとしている。
そして、カードCの挿入を続行して回転カム部材50がカード挿入向きの最後端にまで後退すると、回転カム部材50の各突条52が各スリット12cから外れる。
そして、カードCの押圧を続行して回転カム部材50がカード挿入向きの最後端にまで後退すると、回転カム部材50の各突条52が各鋸歯形のロック端面12dから外れる。
例えば、イジェクト機構30を構成するスライダ40は、カード挿入向き及びカード挿入向きとは逆向きのカード排出向きに移動可能にハウジング10内に配置され、カードCに連動するスライダ本体41と、スライダ本体から延びる、鋸歯状の歯43を有する歯部42を備え、そして、カード排出向きにハウジング10に挿入されるものであれば、図示された形状に限られない。
さらに、ばね抜け止め部材70のハウジング10への固定は、圧入の代わりに、バヨネット係合等の他の固定手段によってなされてもよい。
また、ばね抜け止め部材は、独立した部材の代わりに、ハウジングに取り付けられるシェル等に一体的に設けられてもよい。
20 コンタクト
30 イジェクト機構
40 スライダ
41 スライダ本体
42 歯部
43 歯
50 回転カム部材
60 ばね部材
70 ばね抜け止め部材
C カード
Claims (2)
- カードを受容するハウジングと、該ハウジングに取り付けられたコンタクトと、前記ハウジングの幅方向片端部に配置され、前記ハウジングに受容されたカードを排出するイジェクト機構とを備えたカード用コネクタであって、
前記イジェクト機構が、カード挿入向き及び前記カード挿入向きとは逆向きのカード排出向きに移動可能に前記ハウジング内に配置されたスライダであって、前記カードに連動するスライダ本体と、該スライダ本体から延びる、鋸歯状の歯を有する歯部とを備え、前記スライダ本体と前記歯部とが一体に形成されたスライダと、該スライダの前記歯部に回転可能に保持されると共に、前記スライダとともに前記カード挿入向き及び前記カード排出向きに移動する回転カム部材と、該回転カム部材を前記カード排出向きに付勢するばね部材と、前記ハウジングに固定され、前記回転カム部材との間で前記ばね部材を支持するばね抜け止め部材とを具備し、
前記スライダ、前記回転カム部材、前記ばね部材、及び前記ばね抜け止め部材は、前記カード排出向きに前記ハウジングに挿入されることを特徴とするカード用コネクタ。 - カードを受容するハウジングと、該ハウジングに取り付けられたコンタクトと、前記ハウジングの幅方向片端部に配置され、前記ハウジングに受容されたカードを排出するイジェクト機構とを備え、該イジェクト機構が、カード挿入向き及び前記カード挿入向きとは逆向きのカード排出向きに移動可能に前記ハウジング内に配置されたスライダであって、前記カードに連動するスライダ本体と、該スライダ本体から延びる、鋸歯状の歯を有する歯部とを備え、前記スライダ本体と前記歯部とが一体に形成されたスライダと、該スライダの前記歯部に回転可能に保持されると共に、前記スライダとともに前記カード挿入向き及び前記カード排出向きに移動する回転カム部材と、該回転カム部材を前記カード排出向きに付勢するばね部材と、前記ハウジングに固定され、前記回転カム部材との間で前記ばね部材を支持するばね抜け止め部材とを具備したカード用コネクタの製造方法であって、
前記スライダを、前記ハウジングに前記カード排出向きに挿入する工程と、
前記回転カム部材を、前記ハウジングに前記カード排出向きに挿入し、前記ハウジングに挿入された前記スライダの歯部に前記回転カム部材を保持する工程と、
前記ばね部材を、前記ハウジングに前記カード排出向きに挿入し、前記ハウジングに挿入された前記回転カム部材の支持部に前記ばね部材の一端を支持する工程と、
前記ばね抜け止め部材を、前記ハウジングに前記カード排出向きに挿入し、前記ハウジングに挿入された前記ばね部材の他端を支持する工程とを含むことを特徴とするカード用コネクタの製造方法。
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