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JP5747916B2 - 生体認証装置および生体認証プログラム - Google Patents

生体認証装置および生体認証プログラム Download PDF

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JP5747916B2 JP2012526249A JP2012526249A JP5747916B2 JP 5747916 B2 JP5747916 B2 JP 5747916B2 JP 2012526249 A JP2012526249 A JP 2012526249A JP 2012526249 A JP2012526249 A JP 2012526249A JP 5747916 B2 JP5747916 B2 JP 5747916B2
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Description

本発明は、生体認証装置および生体認証プログラムに関する。
生体認証は、人間の持つ生体的特徴(静脈のパターン等)に基づいて個人を識別する技術である。生体認証では、本人の特徴データを、「登録データ」として登録しておく。対象人物が本人であるかどうか判定する認証処理を行う際には、カメラ等のセンサで取得した特徴データと登録データとを比較する。具体的には、両者がどの程度似ているかを表す「類似度」を算出し、類似度が所定のしきい値を超えた場合に当該対象人物が本人であると判定する。
生体認証は本人確認が必要な様々な分野で利用されている。例えば、パソコンのログオン管理等の他にも、銀行のATM(Automated teller machine)、入退室管理等でも利用されている。
生体認証で利用する生体特徴として、指紋、音声、顔等の他にも様々な特徴を利用することができる。例えば、手のひら等の静脈パターンを利用することができる。静脈認証では、近赤外線のカメラを用いて生体内部の静脈画像を取得し、取得された画像を生体特徴とする。静脈認証は、生体内部の情報を用いるため、特徴が盗まれ難い利点を有している。
近年、静脈認証のような非接触方式の生体認証が注目されている。非接触方式とは、利用者が認証装置に直接触れることなく本人認証を行うことができる方式である。非接触方式は、公共の場での認証において、衛生面等から利用者の心理的負担を低減できる効果を有している。また、非接触方式は、利用者の生体を固定するためのガイドを完全に無くす構成とすることも可能であり、認証装置を小型化できる利点を有している。
非接触方式では、利用者は認証装置に対して正しい距離で生体を近付ける必要がある。したがって、初心者にとっては、一定の慣れが必要である。そこで、特許文献1は、生体の撮像に失敗した際に誘導画面を表示させる技術を開示している。
特開2006−042880号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、生体認証部位をどの程度移動させればよいのか直感的にわかりにくいという問題が生じる。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、生体認証部位の直感的な誘導を可能とする生体認証装置および生体認証プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、明細書開示の生体認証装置は、非接触でユーザの生体認証部位の画像を取得する生体センサと、前記生体センサと前記生体認証部位の複数の箇所との距離を取得する距離センサと、前記距離センサによって取得される距離に応じて基準画像を連続的または段階的に変化させることで得られる画像であって、前記生体認証部位を前記生体センサが画像を取得するのに適した距離に誘導させる誘導画像を、前記生体認証部位の複数の箇所に1対1に対応させて複数の小領域に分割し、前記距離センサによって取得される各距離に応じて前記小領域ごとに画面に表示する誘導画像表示部と、を備えるものである。
上記課題を解決するために、明細書開示の生体認証プログラムは、コンピュータに、非接触でユーザの生体認証部位の画像を取得する生体センサと前記生体認証部位の複数の箇所との距離を取得させる距離取得ステップと、前記距離取得ステップにおいて取得される距離に応じて基準画像を連続的または段階的に変化させることで得られる画像であって、前記生体認証部位を前記生体センサが画像を取得するのに適した距離に誘導させる誘導画像を、前記生体認証部位の複数の箇所に1対1に対応させて複数の小領域に分割し、前記距離センサによって取得される各距離に応じて前記小領域ごとに画面に表示する誘導画像表示ステップと、を実行させるものである。
明細書開示の生体認証装置および生体認証プログラムによれば、生体認証部位の直感的な誘導を可能とすることができる。
生体認証装置の全体構成を説明するための機能ブロック図である。 テーブルを説明するための図である。 生体認証装置の機器構成図である。 生体センサと認証部位との距離を説明するための図である。 測定距離と誘導画像との関係を視覚的に表した図である。 誘導画像生成処理および認証処理の際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。 ボカシ処理の効果を説明するための図である。 差分ΔDおよび変数σとの関係を説明するための図である。 図形の形状を変化させる場合の図である。 図形の形状を変化させる場合の図である。 図形の角度を変化させる場合の図である。 図形の色を変化させる場合の図である。 図形のパターンを変化させる場合の図である。 図形を変化させる場合の図である。 処理能力をチェックする際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。 実施例2に係る生体認証装置の全体構成を説明するための機能ブロック図である。 実施例2に係る認証センサの模式的な平面図である。 生成された誘導画像の一例を説明するための図である。 実施例3に係る生体認証装置の全体構成を説明するための機能ブロック図である。 実施例4に係る生体認証装置の全体構成を説明するための機能ブロック図である。 XY方向を説明するための図である。 実施例5に係る誘導画像の一例を説明するための図である。 実施例5に係るフローチャートの一例を説明するための図である。
以下、図面を参照しつつ、実施例について説明する。
図1は、生体認証装置100の全体構成を説明するための機能ブロック図である。図1を参照して、生体認証装置100は、認証センサ10、処理部20、表示部30、および入力部40を含む。認証センサ10は、生体センサ11および距離センサ12を含む。処理部20は、全体制御部21、誘導制御部22、変形量算出部23、誘導画像生成部24、保存部25、認証処理部26、およびデータベース27を含む。
生体センサ11は、非接触でユーザの生体認証部位の画像を取得するセンサである。生体センサ11は、例えば、静脈認証センサであり、撮像素子としてCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)等を搭載する。また、生体センサ11は、被写体を照らす照明として近赤外線のLED(Light Emitting Diode)等を備える。距離センサ12は、生体センサ11とユーザの生体認証部位との距離を取得する距離センサである。距離センサ12の配置箇所は、特に限定されないが、生体センサ11の周囲であってもよい。距離を取得する具体的方式としては、被写体に光を照射して反射光の強度から求める方式や、ビーム状の光を照射してそのスポット位置から求める三角測量方式など、様々な方式が選択可能である。また、距離センサの原理(反射率)を考慮すると、静脈認証装置に標準で搭載される赤外線照射部を流用して用いてもよい。
全体制御部21は、生体センサ11から画像を取得し、距離センサ12から距離を取得するとともに、生体認証装置100の各部を制御する制御部である。誘導制御部22は、ユーザの生体認証部位と生体センサ11との距離が適正範囲に収まるようにユーザを誘導するための誘導処理全体を制御する制御部である。変形量算出部23は、生体センサ11と生体認証部位との距離に応じた画像変形量を算出する演算部である。誘導画像生成部24は、変形量算出部23が算出した画像変形量に応じて、誘導用の基準画像を変形させることによって得られる誘導画像を生成して表示部30に出力する処理部である。
保存部25は、上記の基準画像を保存するとともに、誘導画像生成部24が生成した誘導画像を保存する。保存部25に保存された誘導画像を再利用することによって、保存部25は、演算量を低減するためのキャッシュとして機能する。また、認証処理を開始する前に事前に誘導画像を生成しておくことも可能であり、その際に生成される画像を保存する役割も担う。例えば、保存部25は、保存された基準画像および保存された誘導画像と、生体センサ11と生体認証部位との距離と、の対応関係を図2(a)のようなテーブルとして保持していてもよい。この場合、距離センサ12が取得した距離に対応する画像を表示部30に表示させてもよい。
認証処理部26は、生体認証処理を行う処理部である。具体的には、認証処理部26は、生体センサ11によって取得された画像データとデータベース27に登録された登録データとの類似度を算出する。データベース27は、あらかじめ生体センサ11によって取得された各ユーザの生体特徴に係る登録データを保存している。また、データベース27は、登録データ作成時における生体センサ11と生体認証部位との距離を保存していてもよい。また、データベース27は、認証履歴として、各回の生体認証時の類似度と、生体センサ11と生体認証部位との距離と、を保存していてもよい。例えば、データベース27に、生体センサ11と生体認証部位との距離と、入力部40から入力されるIDとの対応関係がテーブルとして登録されていてもよい。図2(b)にテーブルの一例を示す。この場合、個人に特有に適した認証距離を目標距離として用いることが可能となる。
表示部30は、誘導画像生成部24が出力する誘導画像を表示する表示装置である。入力部40は、ユーザがIDやパスワードを入力するための入力装置であり、キーボード等である。なお、生体認証の認証方式として、IDを入力して個人を特定した後に本人かどうかの確認を行う1:1認証と、IDを入力せずに直接生体情報によって個人を特定する1:N認証の2つが存在する。本発明は、1:1認証でも、1:N認証でも同様に適用することが可能である。入力部40は、1:1認証を行う際のID入力などに使用する。
図3は、生体認証装置100の機器構成図である。図3を参照して、生体認証装置100は、CPU(中央演算処理装置)101、RAM(ランダムアクセスメモリ)102、HDD(ハードディスクドライブ)103、認証センサ10、表示部30、および入力部40等を備える。各機器は、バスによって接続されている。CPU101がHDD103等に記憶されている生体認証プログラムを実行することによって、生体認証装置100に図1の処理部20が実現される。
(登録データの作成)
次に、データベース27への登録データの登録処理について説明する。まず、全体制御部21は、認証処理部26に、登録データの作成を指示する。生体センサ11は、ユーザの手のひらの静脈画像を取得する。認証処理部26は、取得された静脈画像に対して静脈特徴抽出処理を行い、登録データを作成する。作成された登録データは、入力部40を介して入力されたID等と関連付けられてデータベース27に保存される。
(誘導画像生成処理)
次に、ユーザの認証部位と生体センサ11との距離を適正範囲に誘導するための誘導画像生成処理について説明する。ユーザは、ログイン時、起動時等において、生体センサ11と所定の距離を空けて手のひらを保持する。図4は、生体センサ11と認証部位(手のひら)との距離を説明するための図である。生体センサ11を用いて静脈画像を取得する際には、認証距離が適切な範囲に収まっていることが好ましい。
まず、全体制御部21は、誘導制御部22に、誘導画像の生成および表示を指示する。距離センサ12は、生体センサ11と生体認証部位との距離(以下、測定距離Dと称する)を取得し、誘導画像生成部24に与える。保存部25は、あらかじめ誘導用の基準画像I(x)を保存している。基準画像I(x)は、写真でも文字でもよく、ユーザごとに異なっていてもよい。また、利用するごとに異なっていてもよい。誘導画像生成部24は、測定距離Dを変形量算出部23に与え、変形量の算出を指示する。
変形量算出部23は、目標距離Dと測定距離Dとの差分ΔDを算出する。目標距離Dは、静脈認証に適した最適値であり、例えば5cm〜10cmのいずれかの値である。目標距離Dは、例えば保存部25にあらかじめ保存されていてもよい。差分ΔDがプラスの値であることは、認証部位が生体センサ11から遠いことを意味する。差分ΔDがマイナスの値であることは、認証部位が生体センサ11から近いことを意味する。
変形量算出部23は、差分ΔDがゼロの場合には、基準画像I(x)の変形量をゼロとし、基準画像I(x)を変形させない。変形量算出部23は、差分ΔDがゼロ以外の値である場合には、ガウシアンフィルタを基準画像I(x)に適用してボカシ処理を行うための変形量を算出する。例えば、変形量算出部23は、変形量の一例として、ガウシアン関数の変数σを算出する。変形量算出部23は、変数σを、差分ΔDの絶対値|ΔD|と比例係数αとの積として算出する。この比例係数αは、装置ごと、ユーザごと等で異なった値に設定されていてもよい。
ここで、ガウシアン関数G(x)は、下記式(1)で表される。誘導画像生成部24は、このガウシアン関数G(x)をフィルタとして、下記式(2)に従って基準画像I(x)に畳み込み演算を行うことによって基準画像I(x)にボカシ処理を施す。
それにより、誘導画像F(x)が生成される。下記式(1)、(2)によれば、変数σが大きいほど基準画像I(x)に対するボカシ量が大きくなり、変数σが小さいほど基準画像I(x)に対するボカシ量が小さくなる。なお、下記式(2)のI(x)とG(x)との間の記号は、畳み込み演算を表す記号である。
Figure 0005747916
Figure 0005747916
ここで、畳み込み演算(Convolution)とは、元画像(ここでは基準画像I)とフィルタ(ここではガウシアンG(x))を平行移動しながら積和する演算で、具体的には下記式(3)で表される演算である。下記式(3)において、「x´」は、x方向の平行移動点である。なお、式(1)〜式(3)ではx方向の1次元についての式であるが、xy方向の2次元の式を用いてもよい。
Figure 0005747916
誘導画像生成部24によって生成された誘導画像F(x)は、保存部25に保存されるとともに、表示部30に与えられる。表示部30は、誘導画像F(x)を表示する。図5は、測定距離Dと誘導画像F(x)との関係を視覚的に表した図である。図5を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっていれば、誘導画像F(x)は鮮明である。測定距離Dが適切な範囲から外れると、誘導画像F(x)は不鮮明になる。測定距離Dが適切な範囲から遠く離れるほど、誘導画像F(x)のボカシ量は大きくなる。ユーザは、表示部30に表示された誘導画像を見ることによって、生体認証部位と生体センサ11との距離が適切であるか否かを視覚的に認識することができる。それにより、生体認証部位が生体センサ11にとって好ましい位置に保持される。
(認証処理)
測定距離Dが許容範囲に収まっている場合、全体制御部21は、認証処理部26に、認証処理を開始するように指示する。認証処理部26は、生体センサ11に、生体画像(手のひら静脈画像)を取得するように指示する。それにより、生体センサ11は、生体画像を取得し、認証処理部26に与える。認証処理部26は、与えられた生体画像に対して特徴抽出処理を行い、照合データを作成する。次に、認証処理部26は、データベース27に保存されている登録データと照合データとの類似度を算出する。認証処理部26は、算出された類似度が所定値以上であれば、認証成功と判断し、ログインを許可する。
なお、ログインの際にIDを要求する場合には、認証処理部26は、入力部40から入力されるIDに関連付けられた登録データと照合データとの類似度を算出する。
図6は、以上の誘導画像生成処理および認証処理の際に実行されるフローチャートの一例を説明するための図である。全体制御部21は、図6のフローチャートに従って、各部を制御する。まず、変形量算出部23は、目標距離Dを保存部25から取得する(ステップS1)。次に、変形量算出部23は、距離センサ12の検出結果を受け取り、測定距離Dを取得する(ステップS2)。次に、変形量算出部23は、差分ΔD(=D−D)に応じた変形量を算出する。誘導画像生成部24は、変形量算出部23によって算出された変形量に応じて誘導画像F(x)を生成する。それにより、表示部30は、誘導画像F(x)を表示する(ステップS3)。なお、ステップS3は、認証部位が適切な距離に保持されていれば、省略することもできる。
次に、誘導制御部22は、測定距離Dが許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4において「Yes」と判定された場合、生体センサ11は、ユーザの生体画像を取得する(ステップS5)。次に、認証処理部26は、認証処理を実行する(ステップS6)。次に、認証処理部26は、認証が成功したか否かを判定する(ステップS7)。ステップS7において「No」と判定された場合、ステップS2〜ステップS4が再度実行される。ステップS7において「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。
ステップS4において「No」と判定された場合、変形量算出部23は、測定距離Dが限界値を上回っているか否かを判定する(ステップS8)。この場合の限界値は、ユーザが手のひらをかざすのを止めたか否かを判定するための値である。上記限界値は、距離センサ12の検出限界等であってもよく、所定のしきい値であってもよい。ステップS8において「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。それにより、不要な制御が回避される。ステップS8において「No」と判定された場合、ステップS2〜ステップS4が再度実行される。
カメラを用いた撮影の際に、被写体の距離がずれるとピントが合わなくなることは一般に良く知られている。本実施例によれば、ユーザは、カメラのピントを合わせる感覚で生体認証部位の位置を自然に調整することができる。つまり、「正しい距離に合わせる→認証が可能になる」という生体認証固有の処理が、「正しい距離に合わせる→(誘導画像の)ピントが合う」という一般に知られている処理に置き換えられる。それにより、ユーザが視覚的に距離を合わせることが可能になるのである。
また、図7のような本実施例に係るボカシ処理を用いた方式では、画像に与えるボカシ量に応じて距離をフィードバックできるため、ユーザは画面の見かけの大きさに依存せずに同一の感覚を維持することができる。つまり、画面の表示サイズが小さくなっても画像のボカシ量は同一であるため、ユーザは画面の大きさに依存せずに同一の使用感を得ることができる。
なお、距離を誘導する方式として本実施例以外にも様々な方式があり得る。例えば、音声等を用いて距離を直接誘導する方式が考えられる。しかしながら、音声を用いた誘導方式ではリアルタイム性に乏しく、適切に誘導することが難しいという問題が生じる。例えば、「あと5cm近付けてください」と音声で指示をしても、ユーザが指示を聞いて理解している間に手が移動してしまう場合があり、適切なフィードバックが困難である。一方、本実施例ではリアルタイムにフィードバックすることが可能である。
(変形例1−1)
なお、上記例では差分ΔDおよび変数σに最大値を設定していないが、差分ΔDに最大値ΔDMaxを設定し、変数σに最大値σMaxを設定してもよい。この場合、差分ΔDが最大値ΔDMaxを超える場合には、σ=σMaxとする。変数σは、最大値σMaxおよび最大値ΔDMaxを用いて下記式(4)のように表すことができる。この場合、図8を参照して、差分ΔDがゼロの場合には変数σがゼロになる一方、|ΔD|=|ΔDMax|となる場合には、σ=σMaxとなる。差分ΔDがマイナスの値をとる場合にも、同様の処理を行ってもよい。
Figure 0005747916
(変形例1−2)
差分ΔDの符号に応じて変数σの変動量を異ならせてもよい。例えば、差分ΔDがマイナスの場合、生体認証部位が生体センサ11と近くなっている。一般に照明を使った撮影装置では、近すぎる距離では照明の拡散度が小さくなり易い。静脈認証の場合で言えば、近赤外の照明を使用している為、近すぎる場合には照明が不均一となり、認証精度に影響を及ぼす。また、被写体が近い場合、レンズによる歪が一般的に大きくなり、認証精度に影響する問題がある。その為、被写体が所定の距離よりも近い方にずれている場合、変数σが急速に最大値σMaxに近づくようにしてもよい。
また、例えば、差分ΔDの符号に応じて、上記の最大値ΔDMaxを異なる値としてもよい。一方で、差分ΔDがプラスの場合には、生体認証部位が生体センサ11と遠くなっている。この場合には認証精度に与えられる影響が比較的小さくなるため、変数σが緩やかに最大値σMaxに近づくようにしてもよい。なお、最大値ΔDMaxを異ならせる代わりに、比例係数を異なる値に設定してもよい。
(変形例1−3)
また、上記例では目標距離Dは所定の1つの値であるが、幅を持った値であってもよい。例えば、目標距離Dは、5cm〜10cm等の所定の幅を持った値であってもよい。この場合において、差分ΔDは、この範囲の限界値と測定距離Dとの差分であってもよい。例えば、生体認証部位が生体センサ11から離れている場合には、差分ΔDは、上記範囲の上限と測定距離Dとの差分とすることができる。また、生体認証部位が生体センサ11に近い場合には、差分ΔDは、上記範囲の下限と測定距離Dとの差分とすることができる。
(変形例1−4)
差分ΔDに対して「丸め込み処理」を適用してもよい。「丸めこみ処理」とは、距離を所定の単位d(例えばd=5mm)の範囲で同一とみなす処理である。丸め込み処理を用いることによって、基準画像I(x)は、測定距離Dに対して、段階的に変化することになる。この場合、演算回数を低減することができる。
(変形例1−5)
保存部25に保存された生成済の誘導画像を用いて必要な誘導画像を疑似的に生成してもよい。例えば、差分ΔDに対する誘導画像F(x)および差分ΔDに対する誘導画像F(x)を生成済みの場合、差分ΔDに対する誘導画像F(x)を誘導画像F(x)および誘導画像F(x)から生成してもよい。例えば、ΔD<ΔD<ΔDである場合、下記式(5)のように誘導画像F(x)を求めてもよい。なお、係数αおよび係数αは、下記式(6)、(7)で表される。
(x)=α(x)+α(x) (5)
α=(ΔD−ΔD)/(ΔD−ΔD) (6)
α=(ΔD−ΔD)/(ΔD−ΔD) (7)
(変形例1−6)
また、誘導画像生成部24は、誘導画像に基準画像I(x)を含ませてもよい。この場合には、ユーザは、基準画像I(x)と基準画像I(x)を変形させた誘導画像との比較によって、生体認証部位の位置が適正な位置にあるか否かを判断することができる。すなわち、基準画像I(x)を比較対象画像として用いることができる。
(変形例1−7)
上記式(1)、(2)では、演算に時間がかかる場合がある。そこで、畳み込み演算の代わりに、畳み込み定理を利用してもよい。この方式では、基準画像I(x)のフーリエ変換関数I´(k)とガウシアン関数G(x)のフーリエ変換関数G´(k)との積を計算する。得られた結果を逆フーリエ変換することによって、所望の誘導画像を得ることができる。
特に、ガウシアン関数G(x)のフーリエ変換関数G´(k)は、解析的に知られているため、簡単に計算することができる。具体的には、誘導画像生成部24は、変形量算出部23によって算出された変数σに対して、下記式(8)で与えられるガウシアンの周波数空間での画像G´(k)を生成する。続いて、誘導画像生成部24は、対象となる基準画像I(x)のフーリエ変換関数I´(k)と画像G´(k)との積を下記式(9)に従って計算する。誘導画像生成部24は、得られた画像F´(k)を逆フーリエ変換することによって、所望の誘導画像F(x)を得る。この方式を用いれば、変数σの大きさによらず、計算時間を一定にすることができる。
Figure 0005747916
Figure 0005747916
(変形例1−8)
また、基準画像I(x)がカラー画像である場合には、特定の色成分に対してのみボカシ処理を施してもよい。例えば、カラー画像にボカシ処理を施す際には、一般的にはRGBの各成分に対して演算を行う必要がある。これに対して、カラー画像をYCbCr色空間、YUV色空間に変換し、Y成分にのみボカシ処理を施してもよい。RGBのYCbCrへの変換式を、下記式(10)〜(12)に示す。下記式(10)〜(12)はITU−R BT.601の色空間の変換式である。
Y=0.29891×R+0.58661×G+0.11448×B (10)
Cb=−0.16874×R−0.33126×G+0.50000×B (11)
Cr=0.50000×R−0.41869×G−0.08131×B (12)
人間の目は、明るさ成分Yには敏感に反応する一方、色成分にはあまり影響されない。したがって、Y成分にのみボカシ処理を適用することによって、見た目上の影響を抑えた上で、演算量を低減することができる。
上記例では、基準画像I(x)を変化させる処理としてボカシ処理を用いているが、それに限られない。以下、基準画像I(x)を変化させるための他の処理について説明する。
(変形例1−9)
例えば、基準画像I(x)として正円を用い、差分ΔDに応じて当該正円を楕円に変化させてもよい。例えば、図9(b)を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっている場合には、誘導画像生成部24は、正円を誘導画像としてもよい。また、図9(a)を参照して、生体認証部位が生体センサ11に近くて測定距離Dが小さい場合、誘導画像生成部24は、横長の楕円を誘導画像としてもよい。さらに、図9(c)を参照して、生体認証部位が生体センサ11から遠くて測定距離Dが大きい場合、誘導画像生成部24は、縦長の楕円を誘導画像としてもよい。この場合、ユーザは、ピントを合わせる感覚で、生体認証部位の位置を自然に調整することができる。すなわち、生体認証部位の直感的な誘導が可能となる。
楕円の式は下記式(13)のように表すことができる。下記式(13)でパラメータa,bは、楕円形状を表すパラメータである。a>b>0の場合には、楕円は横長の楕円となる。b>a>0の場合には、楕円は縦長の楕円となる。この関係を差分ΔDと関連付けることができる。楕円の面積Sは、S=πabと表すことができる。つまり、a×b=一定(定数Cと称する)という条件を設けることによって、面積を一定に維持したまま楕円の形状を変化させることができる。ここでは、差分ΔDがマイナスの場合(生体認証部位が生体センサ11に近い場合)について説明する。
Figure 0005747916
まず、パラメータaを変動させる際の最大値をaMaxとし、最小値をaMinとする(aMax>aMin>0)。ここで、x方向とy方向とで対称に変動させる(aとbとで変動する幅を同一にする)条件を設定すると、aMax×aMin=Cの条件を満たす必要がある。したがって、aMaxを定めると、aMinが自動的に定まることになる。変形量算出部23は、差分ΔDとパラメータaとを下記式(14)のように対応付けることができる。
Figure 0005747916
(変形例1−10)
また、基準画像I(x)として比較対象となる円を表示し、当該円と同一の中心を持つ円を誘導用の円の半径を差分ΔDに応じて変化させてもよい。例えば、図10(a)を参照して、生体認証部位が生体センサ11に近くて測定距離Dが小さい場合には、誘導画像生成部24は、比較対象の円とその円よりも大きい半径の円とを誘導画像としてもよい。また、図10(c)を参照して、生体認証部位が生体センサ11から遠くて測定距離Dが大きい場合には、誘導画像生成部24は、比較対象の円とその円よりも小さい半径の円とを誘導画像としてもよい。図10(a)および図10(c)において、比較対象の円は点線で描かれている。また、図10(b)を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっている場合には、誘導画像生成部24は、両方の円を同一の半径に設定して誘導画像としてもよい。この場合、ユーザは、ピントを合わせる感覚で、生体認証部位の位置を自然に調整することができる。すなわち、生体認証部位の直感的な誘導が可能となる。なお、本例においては、基準画像I(x)が比較対象画像として機能している。したがって、本例は、上記変形例1−6の一例としての意味も有する。
なお、比較対象の円の半径を「r」とし、半径の大きさを変化させる円の半径を「r」とした場合、下記式(15)のように「r」を設定することによって、測定距離Dに応じて「r」を変化させることができる。
Figure 0005747916
(変形例1−11)
また、基準画像I(x)に対して差分ΔDに応じて回転させることによって誘導画像を生成してもよい。例えば、図11(b)を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっている場合には、誘導画像生成部24は、基準画像I(x)を回転させない。図11(a)を参照して、生体認証部位が生体センサ11に近くて測定距離Dが小さい場合、誘導画像生成部24は、基準画像I(x)を左に回転させたものを誘導画像としてもよい。さらに、図11(c)を参照して、生体認証部位が生体センサ11から遠くて測定距離Dが大きい場合、誘導画像生成部24は、基準画像I(x)を右に回転させたものを誘導画像としてもよい。この場合、ユーザは、ピントを合わせる感覚で、生体認証部位の位置を自然に調整することができる。すなわち、生体認証部位の直感的な誘導が可能となる。
例えば、画像の座標を(x,y)とすると回転後の画像の座標(x´,y´)は、下記式(16)のように表すことができる。下記式(16)において回転角θを下記式(17)のように差分ΔDに応じて変化させることができる。
Figure 0005747916
Figure 0005747916
(変形例1−12)
また、基準画像I(x)にアフィン変換処理を施してもよい。アフィン変換は、下記式(18)および下記式(19)で表すことができる。アフィン変換は、画像の拡大縮小、回転、平行移動、反転などを1つに合わせたものである。誘導画像生成部24は、アフィン変換のパラメータa,b,c,d,e,fを差分ΔDに応じて適宜調整することによって、誘導画像を生成してもよい。
x´=ax+by+c (18)
y´=dx+ey+f (19)
アフィン変換は、例えば、a=e、b=c=d=f=0とすることによって、拡大縮小を表す変換となる。この場合、パラメータaを調整することによって、上記の基準画像の半径を変化させる場合と同様の結果を得ることができる。また、アフィン変換は、a=e、b=−d、a2+b2=1、c=fとすることによって、回転を表す変換となる。したがって、上記の基準画像を回転させる場合と同様の結果を得ることができる。
(変形例1−13)
また、基準画像I(x)として比較対象となる色を表示し、当該比較対象となる色と差分ΔDに応じて変化させた色とを誘導画像として表示してもよい。例えば、図12(b)を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっている場合には、誘導画像生成部24は、比較対象となる色を付した円を誘導画像としてもよい。また、図12(a)を参照して、生体認証部位が生体センサ11に近くて測定距離Dが小さい場合には、誘導画像生成部24は、円の輪郭部に比較対象となる色を付し、中心部に差分ΔDに応じて濃い色を付し、誘導画像としてもよい。また、図12(c)を参照して、生体認証部位が生体センサ11から遠くて測定距離Dが大きい場合には、誘導画像生成部24は、円の輪郭部に比較対象となる色を付し、中心部に差分ΔDに応じて淡い色を付し、誘導画像としてもよい。この場合、ユーザは、ピントを合わせる感覚で、生体認証部位の位置を自然に調整することができる。すなわち、生体認証部位の直感的な誘導が可能となる。
モノクロ画像を例にすると、誘導画像の中心部の輝度値V(0〜255)を差分ΔDに応じて変化させることによって、図12(a)〜図12(c)の誘導画像を生成することができる。カラー画像の場合には、RGBの少なくとも1つの色成分に対して同様の処理を施すことによって、誘導画像を生成することができる。
(変形例1−14)
また、基準画像I(x)として比較対象となるパターンを表示し、当該比較対象となるパターンと差分ΔDに応じて変化させたパターンとを誘導画像として表示してもよい。例えば、図13(b)を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっている場合には、誘導画像生成部24は、比較対象となるパターン(ハッチ)を付した四角形を誘導画像としてもよい。また、図13(a)を参照して、生体認証部位が生体センサ11に近くて測定距離Dが小さい場合には、誘導画像生成部24は、四角形の輪郭部に比較対象となるパターンを付し、中心部に差分ΔDに応じて太いハッチを付し、誘導画像としてもよい。また、図13(c)を参照して、生体認証部位が生体センサ11から遠くて測定距離Dが大きい場合には、誘導画像生成部24は、四角形の輪郭部に比較対象となるパターンを付し、中心部に差分ΔDに応じて細いハッチを付し、誘導画像としてもよい。
この場合、ユーザは、ピントを合わせる感覚で、生体認証部位の位置を自然に調整することができる。すなわち、生体認証部位の直感的な誘導が可能となる。なお、ハッチの他にもドットパターンを用い、ドットの大きさを差分ΔDに応じて変化させてもよい。
(変形例1−15)
また、誘導画像生成部24は、上記各誘導画像に矢印画像を付加してもよい。例えば、保存部25にあらかじめ上向き矢印および下向き矢印の2種類の画像を保存しておく。生体認証部位が生体センサ11に近い場合には、誘導画像生成部24は、上向きの矢印画像を誘導画像に付加してもよい。一方、生体認証部位が生体センサ11から遠い場合には、誘導画像生成部24は、下向きの矢印画像を誘導画像に付加してもよい。このようにすることによって、ユーザはより直感的に測定距離Dを適切な範囲内に導くことができる。
矢印画像以外にも、生体認証部位の位置を認識可能な情報を誘導画像に付加してもよい。例えば、「近付けてください」、「遠ざけてください」といった視覚に訴える情報を誘導画像に付加することによって、ユーザは、生体認証部位を適切な範囲に誘導することができる。
(変形例1−16)
また、誘導画像生成部24は、基準画像I(x)を段階的に変化させた複数の誘導画像あらかじめ生成しておき、保存部25に保存しておいてもよい。この場合、誘導画像生成部24は、保存部25に保存された複数の画像から、差分ΔDに対応する画像を選択する。
例えば、図14(c)を参照して、測定距離Dが適切な範囲内に収まっている場合には、誘導画像生成部24は、基準画像I(x)を誘導画像とする。基準画像I(x)は、測定距離Dが適切な範囲内に収まっていることが直感的に理解できる画像(円)であることが好ましい。図14(b)、(c)を参照して、測定距離Dが適切な範囲から外れている場合には、誘導画像生成部24は、基準画像I(x)と異なる画像を誘導画像とする。この誘導画像には、測定距離Dが適切な範囲から外れていることが直感的に理解できる画像(三角、バツ)であることが好ましい。
その他にも、基準画像I(x)を開花した花の絵とし、生体認証部位が生体センサ11から遠い場合にはつぼみの絵を誘導画像とし、生体認証部位が生体センサ11から近い場合には枯れた花の絵を誘導画像としてもよい。また、基準画像I(x)を調度良い量のビールが注がれたグラスの絵としてもよい。この場合、生体認証部位が生体センサ11から遠い場合にはビールの量が少ないグラスの絵を誘導画像とし、生体認証部位が生体センサ11から近い場合にはビールが溢れたグラスの絵を誘導画像としてもよい。また、基準画像I(x)を食べ頃の焼肉の絵としてもよい。この場合、生体認証部位が生体センサ11から遠い場合には生肉の絵を誘導画像とし、生体認証部位が生体センサ11から近い場合には黒く焼けた肉の絵を誘導画像としてもよい。また、基準画像I(x)を所定の数値とし、基準画像I(x)と異なる数値を誘導画像としてもよい。
(変形例1−17)
また、誘導画像生成部24は、想定される差分ΔDを複数段階の範囲に区分し、該区分と基準画像I(x)の変形量とを対応させて、保存部25に複数の誘導画像を保存しておいてもよい。具体的には、差分ΔDが大きい区分では変形量の大きい誘導画像を対応させ、差分ΔDが小さい区分では変形量の小さい誘導画像を対応させてもよい。
(変形例1−18)
なお、ログイン時、起動時等において、生体認証プログラムが実行される際に、誘導画像生成処理を実行し、その処理時間に応じて、誘導画像生成部24で誘導画像を生成するかあらかじめ保存部25に保存された誘導画像を用いるか切り替えてもよい。このチェック用演算は、一度だけ実行すれば十分である為、チェック用演算の結果を保存部25に保存しておき、2回目以降はその値を参照してもよい。このようにすることによって、チェック用の演算処理を実行する回数を低減することができる。
処理能力のチェックの方法とその後の実行方式を、図15を参照して説明する。図15を参照して、誘導画像生成部24は、誘導画像を生成する(ステップS11)。次に、誘導制御部22は、ステップS11で誘導画像の生成に要した時間tが、保存部25に事前に保存された更新時間間隔T以下であるか否かを判定する(ステップS12)。更新時間間隔Tは、ユーザに対する必要なレスポンス時間のことである。ステップS12において「Yes」と判定された場合、誘導制御部22は、誘導画像生成部24が生成する誘導画像を表示部30に表示させる(ステップS13)。ステップS13において「No」と判定された場合、誘導画像生成部24にあらかじめ誘導画像を生成させ、保存部25に保存させる(ステップS14)。
まず、誘導する総距離D(例えば、2cm〜20cmの範囲で誘導するならD=18cm)と丸めこみ距離dを用いると、必要な誘導画像の総数Nは、N=D/dである。N枚の誘導画像を保存部25に保存できる場合は、事前に全ての誘導画像を生成しておき、保存部25に保存しておく。
一方、容量等の制限から保存部25にN´(<N)枚の誘導画像しか保存することが出来ない場合には、N´枚の誘導画像を保存部25に保存しておき、残りの誘導画像に関しては上記式(5)、(6)、(7)の方式を用いて擬似的に生成してもよい。なお、上記の更新時間間隔Tは出荷時に事前に設定されていてもよく、ユーザによって変更可能であってもよい。
図16は、実施例2に係る生体認証装置100aの全体構成を説明するための機能ブロック図である。生体認証装置100aが図1の生体認証装置100と異なる点は、認証センサ10の代わりに認証センサ10aが設けられている点である。認証センサ10aが認証センサ10と異なる点は、複数の距離センサが設けられている点である。本実施例においては、4つの距離センサ12a〜12dが設けられている。
図17(a)は、認証センサ10aの模式的な平面図である。一例として、認証センサ10aのセンサ部面は、矩形状を有する。図17(a)を参照して、認証センサ10aの中央部に生体センサ11が配置され、生体センサ11を囲むように各角部に距離センサ12a〜12dが配置されている。距離センサ12a〜12dは、それぞれ、生体認証部位との距離(測定距離D〜D)を取得する。
誘導画像生成部24は、誘導画像を距離センサの数で分割する。本実施例においては、誘導画像生成部24は、誘導画像を4つの領域1〜領域4に分割する。図17(b)は、領域1〜領域4の一例を説明するための図である。誘導画像生成部24は、各領域に対して誘導画像生成処理を施す。例えば、距離センサ12aで取得した距離Dを用いて領域1に対して上記各例で説明した誘導画像処理を施す。
本実施例によれば、ユーザは、各領域において、生体認証部位が適切な位置に誘導されているか否かを確認することができる。したがって、ユーザに対し、生体センサ11と生体認証部位との距離の直感的な誘導だけでなく、生体認証部位の傾きの直感的な誘導が可能となる。その結果、認証精度が向上する。
(変形例2−1)
なお、誘導画像生成部24は、4つの距離センサを用いて誘導画像をより多くの領域に分割してもよい。ここで、3次元の平面の式は下記式(20)のように表される。下記式(20)において、x,y,zは座標を表しており、特にzは高さ方向を表す。a,b,cは平面を表すパラメータである。下記式(20)において独立パラメータは3つであることから、4つの測定距離D〜Dを使って平面を決定することができる。
ax+by+cz+1=0 (20)
本例においては、誘導画像生成部24は、誘導画像をM×Mのメッシュ状に分割し、それぞれの領域に対して対応する距離(z方向の高さ)を上記式(20)を用いて算出し、各メッシュ領域毎に画像のボカシ処理を適用する。図18は、本実施例に従った誘導画像の生成の一例を説明する図である。まず。式(20)で算出した平面を用いて、各メッシュ領域毎の差分ΔDを算出する。具体的には、例えば、各メッシュ領域の中心点に対応するz座標と目標位置とから、各メッシュ領域毎の差分ΔDを決定する。メッシュ領域に対応する誘導画像領域に対してボカシ量σによるボカシ処理を適用する。このように実装することにより、距離が正しいメッシュ領域に対応する誘導画像領域は鮮明に表示される一方、距離がずれているメッシュ領域に対応する誘導画像領域にはボカシが入った状態で表示される。本例によれば、生体認証部位の傾きをより詳細に確認することができる。それにより、認証精度をより向上させることができる。
(変形例2−2)
また、誘導画像生成部24は、色情報を利用してもよい。例えば、誘導画像生成部24は、カラー画像をY,Cb,Crの各成分に分離し、Y成分に対して変形例2−2の方式を用いる。また、誘導画像生成部24は、生体認証部位が生体センサ11に近すぎる場合には、Cr成分を強調し、遠すぎる場合にはCb成分を強調してもよい。このようにすることによって、生体認証部位が生体センサ11に近すぎる場合には誘導画像が赤くなり、遠すぎる場合には誘導画像が青くなる。したがって、ユーザに対し、より直感的な誘導が可能となる。
図19は、実施例3に係る生体認証装置100bの全体構成を説明するための機能ブロック図である。生体認証装置100bが図1の生体認証装置100と異なる点は、データベース27が生体認証装置100bの外部に設けられている点である。データベース27は、ユーザが保持するICカード等の外部機器であってもよい。この場合、認証処理部26は、入出力インタフェースを介してデータベース27にアクセスする。実施例2においてデータベース27が生体認証装置の外部に設けられていてもよい。
図20は、実施例4に係る生体認証装置100cの全体構成を説明するための機能ブロック図である。生体認証装置100cが図1の生体認証装置100と異なる点は、基準画像生成部28が設けられている点である。基準画像生成部28は、子供、ペット、占い、天気予報等のユーザが希望する画像を基準画像I(x)として生成する。例えば、ユーザは、入力部40を介して希望する誘導画像を選択することができる。また、基準画像生成部28は、複数の基準画像を生成し、認証処理を行うごとにランダムに切り替えてもよい。
なお、上記各実施例において、誘導画像生成部24および表示部30が、誘導画像表示部として機能する。
これまでの実施例では測定距離Dを誘導対象としていた。ここで、第5の実施例として、誘導画像としてXY方向の誘導情報を表す画像を使用する構成を開示する。図21(a)および図21(b)は、XY方向を説明するための図である。図21(a)および図21(b)を参照して、XY方向は、生体センサ11と平行な平面を構成する互いに直行する2方向である。
ここでは、測定距離DのみでなくXY方向の位置の誘導を行うため、誘導処理の際に測定距離Dだけでなく、認証に使用する生体画像も取得する。生体画像からXY方向の位置を取得し、誘導に用いる。具体的なXY方向の位置の取得方法は様々な方法を用いることができるが、一例として重心座標を用いた方式について説明する。まず、生体画像に対して所定のしきい値で2値化処理を適用する。2値化して得られた領域の重心座標(MX,MY)を求め、重心座標をXY方向の位置として使用する。
例えば、重心座標(MX,MY)が画像中心の所定の領域内に存在する場合には、XY方向の誘導は不要であると判断することができる。一方、MXが所定の範囲から外れていた場合、利用者に対してX方向の移動が必要であるという誘導を行う。また、MYが所定の範囲から外れていた場合、利用者に対してY方向の移動が必要であるという誘導を行う。
重心座標を用いる以外にも、例えば、実際に登録画像との照合処理を行い、その結果から位置を取得する方式などを適用することも可能である。この場合、重心座標を用いる簡単な方式と比べると処理時間は増えるものの、より高精度の位置取得が可能となる。
具体的なXY方向の誘導方法として、例えば矢印画像を使った方法を用いることができる。つまり、利用者に対して移動すべきXY方向を示す矢印画像を生成して誘導画像として使用する。或いは、誘導すべきXY方向に対応する誘導用の矢印画像を予め準備しておき、適宜選択して使用する構成としてもよい。また、矢印以外にも認証対象(例えば手)の画像を、位置をずらして模式的に表示してXY方向の誘導画像としてもよい。
このようにして生成した誘導画像に対し、実施例1と同様に測定距離Dに応じたボカシ処理を掛け、測定距離Dの誘導を行う。つまり、XY方向は画像の内容によって誘導し、測定距離Dは画像のボカシ処理によって誘導する。XY方向の誘導に関しては矢印画像などで直感的に方向を提示する。一方、測定距離Dに関しては、画像にボカシ処理を掛けることで、カメラのピント合わせのアナロジーを適用することにより、利用者にとって直感的な誘導処理を行う事ができる。
図22(a)〜図22(c)は、本実施例に係る誘導画像の一例を説明するための図である。図22(a)は、測定距離Dが適切な範囲内に収まっておりかつMXが適切な範囲からX方向のマイナス側に外れている場合の誘導画像の一例である。この場合、図22(a)を参照して、ボカシ処理が施されていない、X方向のプラス側を向く矢印を誘導画像として表示してもよい。図22(a)の誘導画像を用いることによって、利用者の認証部位を、測定距離Dが変化しないようにX方向プラス側に誘導することができる。
図22(b)は、測定距離Dが適切な範囲から外れておりかつMXが適切な範囲からX方向のマイナス側に外れている場合の誘導画像の一例である。この場合、図22(b)を参照して、ボカシ処理が施された、X方向のプラス側を向く矢印を誘導画像として表示してもよい。図22(b)の誘導画像を用いることによって、利用者の認証部位と生体センサ11との距離を適切な範囲内に誘導できるとともに、利用者の認証部位をX方向プラス側に誘導することができる。
図22(c)は、測定距離Dが適切な範囲内に収まっておりかつMXが適切な範囲からX方向のマイナス側に外れている場合の誘導画像の一例である。この場合、図22(c)を参照して、ボカシ処理が施されていない、X方向のマイナス側に移動した認証部位の画像を誘導画像として表示してもよい。図22(c)の誘導画像を用いることによって、利用者の認証部位を、測定距離Dが変化しないようにX方向プラス側に誘導することができる。
図23は、本実施例に係るフローチャートの一例を説明するための図である。全体制御部21は、図23のフローチャートに従って、各部を制御する。まず、変形量算出部23は、目標距離Dを保存部25から取得する(ステップS11)。次に、変形量算出部23は、距離センサ12の検出結果を受け取り、測定距離Dを取得する(ステップS12)。
次に、生体センサ11は、ユーザの生体画像を取得する(ステップS13)。次に、誘導画像生成部24は、生体画像に基づいて認証部位の重心座標(MX,MY)を算出し、認証部位の誘導方向を示す基準画像I(x)を選択する。変形量算出部23は、差分ΔD(=D−D)に応じた変形量を算出する。誘導画像生成部24は、変形量算出部23によって算出された変形量に応じて基準画像I(x)にボカシ処理を施すことによって、誘導画像F(x)を生成する。それにより、表示部30は、誘導画像F(x)を表示する(ステップS14)。
次に、誘導制御部22は、測定距離Dおよび重心座標(MX,MY)が許容範囲内にあるか否かを判定する(ステップS15)。ステップS15において「Yes」と判定された場合、認証処理部26は、認証処理を実行する(ステップS16)。次に、認証処理部26は、認証が成功したか否かを判定する(ステップS17)。ステップS17において「No」と判定された場合、ステップS12〜ステップS15が再度実行される。ステップS17において「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。
ステップS15において「No」と判定された場合、変形量算出部23は、測定距離Dが限界値を上回っているか否かを判定する(ステップS18)。この場合の限界値は、ユーザが手のひらをかざすのを止めたか否かを判定するための値である。上記限界値は、距離センサ12の検出限界等であってもよく、所定のしきい値であってもよい。ステップS18において「Yes」と判定された場合、フローチャートの実行が終了する。それにより、不要な制御が回避される。ステップS18において「No」と判定された場合、ステップS12〜ステップS15が再度実行される。
本実施例によれば、距離だけでなく、XY方向の誘導も簡単に行うことができる。その結果、利用者にとって分かり易く、また、認証精度の高い生体認証装置を提供することが可能となる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。

Claims (11)

  1. 非接触でユーザの生体認証部位の画像を取得する生体センサと、
    前記生体センサと前記生体認証部位の複数の箇所との距離を取得する距離センサと、
    前記距離センサによって取得される距離に応じて基準画像を連続的または段階的に変化させることで得られる画像であって、前記生体認証部位を前記生体センサが画像を取得するのに適した距離に誘導させる誘導画像を、前記生体認証部位の複数の箇所に1対1に対応させて複数の小領域に分割し、前記距離センサによって取得される各距離に応じて前記小領域ごとに画面に表示する誘導画像表示部と、を備えることを特徴とする生体認証装置。
  2. 前記誘導画像表示部は、前記距離センサによって取得される距離と、予め規定される目標距離との差分に基づいて前記基準画像を変化させる処理を行うことによって前記誘導画像を生成することを特徴とする請求項1記載の生体認証装置。
  3. 前記誘導画像表示部は、前記生体認証部位が前記目標距離よりも近い場合と遠い場合とで、異なる変化量で前記基準画像を変化させることを特徴とする請求項2記載の生体認証装置。
  4. 前記誘導画像表示部は、前記誘導画像を明るさ成分と色成分とに分離し、前記明るさ成分のみに前記基準画像を変化させる処理を施すことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生体認証装置。
  5. 前記基準画像を段階的に変化させた複数の画像を保存する保存部を備え、
    前記誘導画像表示部は、前記距離センサによって取得される距離に応じて、前記保存部に保存された複数の画像から選択して前記誘導画像とすることを特徴とする請求項1記載の生体認証装置。
  6. 前記生体センサは、前記距離センサによって取得される距離が適正範囲にある場合に、前記生体認証部位の画像を取得することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の生体認証装置。
  7. コンピュータに、
    非接触でユーザの生体認証部位の画像を取得する生体センサと前記生体認証部位の複数の箇所との距離を距離センサから取得させる距離取得ステップと、
    前記距離取得ステップにおいて取得される距離に応じて基準画像を連続的または段階的に変化させることで得られる画像であって、前記生体認証部位を前記生体センサが画像を取得するのに適した距離に誘導させる誘導画像を、前記生体認証部位の複数の箇所に1対1に対応させて複数の小領域に分割し、前記距離センサによって取得される各距離に応じて前記小領域ごとに画面に表示する誘導画像表示ステップと、を実行させることを特徴とする生体認証プログラム。
  8. 前記誘導画像表示ステップにおいて、前記距離取得ステップによって取得される距離と、予め規定される目標距離との差分に基づいて前記基準画像を変化させる処理を行うことによって前記誘導画像を生成することを特徴とする請求項7記載の生体認証プログラム。
  9. 前記誘導画像表示ステップにおいて、前記生体認証部位が前記目標距離よりも近い場合と遠い場合とで、異なる変化量で前記基準画像を変化させることを特徴とする請求項8記載の生体認証プログラム。
  10. 前記誘導画像表示ステップにおいて、前記誘導画像を明るさ成分と色成分とに分離し、前記明るさ成分のみに前記基準画像を変化させる処理を施すことを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の生体認証プログラム。
  11. 前記コンピュータに、前記基準画像を段階的に変化させた複数の画像を保存する保存ステップを実行させ、
    前記誘導画像表示ステップにおいて、前記距離取得ステップにおいて取得される距離に応じて、前記保存ステップにおいて保存された複数の画像から選択して前記誘導画像とすることを特徴とする請求項7記載の生体認証プログラム。
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