[go: up one dir, main page]

JP5742399B2 - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

画像処理装置及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5742399B2
JP5742399B2 JP2011084803A JP2011084803A JP5742399B2 JP 5742399 B2 JP5742399 B2 JP 5742399B2 JP 2011084803 A JP2011084803 A JP 2011084803A JP 2011084803 A JP2011084803 A JP 2011084803A JP 5742399 B2 JP5742399 B2 JP 5742399B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
straight line
image
area
accuracy
candidate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011084803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012221118A (ja
Inventor
瑾 郭
瑾 郭
大西 健司
健司 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2011084803A priority Critical patent/JP5742399B2/ja
Priority to US13/291,265 priority patent/US8805077B2/en
Priority to AU2011250829A priority patent/AU2011250829B2/en
Priority to CN201110409841.4A priority patent/CN102739951B/zh
Priority to KR1020120018780A priority patent/KR101579876B1/ko
Publication of JP2012221118A publication Critical patent/JP2012221118A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5742399B2 publication Critical patent/JP5742399B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/142Edging; Contouring
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V10/00Arrangements for image or video recognition or understanding
    • G06V10/20Image preprocessing
    • G06V10/25Determination of region of interest [ROI] or a volume of interest [VOI]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置及びプログラムに関する。
下記特許文献1には、画像から検出された複数の直線で構成される領域の形状に関する特徴に基づいて、その領域が検出対象の矩形領域である確からしさを示す情報を生成すること、生成した情報に基づいて、検出対象の矩形領域を検出すること、が記載されている。
特開2010−062722号公報
本発明の目的は、撮像手段により撮像された被写体の画像を含む撮像画像のうちで被写体の画像に対応する領域である被写体領域を検出する場合における、被写体領域の検出精度を従来よりも向上させることである。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、撮像手段により撮像された被写体の画像を含む撮像画像に基づいて、前記被写体の画像に対応する領域である被写体領域の輪郭を構成する直線の候補を複数特定する直線候補特定手段と、前記直線候補特定手段により特定された候補が前記被写体領域の輪郭を構成する直線となる確からしさを表す直線確度情報を、前記撮像画像に基づいて特定される、当該候補との間の距離が基準距離以内である位置の特徴量に基づいて算出する直線確度算出手段と、前記直線候補特定手段により特定された複数の候補のうちから選出される所定数の候補により囲まれる領域である注目領域が前記被写体領域である確からしさを表す領域確度情報を、該所定数の候補の各々の直線確度情報に基づいて算出する領域確度算出手段と、前記領域確度算出手段により算出された領域確度情報に基づいて前記被写体領域を検出する被写体領域検出手段と、を含むことを特徴とする画像処理装置である。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記直線確度算出手段は、前記直線候補特定手段により特定された候補との間の距離が前記基準距離以内である位置の特徴量を取得し、取得した特徴量の均一性に関する評価情報に基づいて当該候補の直線確度情報を算出すること、を特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項2の発明において、ある位置の前記特徴量は、該ある位置のエッジ強度、該ある位置のエッジ勾配の勾配方向、又は、該ある位置の前記撮像画像の画素値が表す色空間距離、であることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記直線確度算出手段は、前記直線候補特定手段により特定された候補との間の距離が前記基準距離以内である位置の特徴量を取得し、予め定められた条件を満足する特徴量を有する位置の数に基づいて当該候補の直線確度情報を算出することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記直線確度算出手段は、前記直線候補特定手段により特定された候補との間の距離が前記基準距離以内である位置の特徴量を取得し、予め定められた条件を満足する特徴量を有する位置の分布に関する情報に基づいて当該候補の直線確度情報を算出することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項4又5の発明において、ある位置の前記特徴量は、該ある位置がエッジ位置であるか否かを示し、前記条件を満足する特徴量は、エッジ位置であることを示すことを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項1の発明において、前記領域確度算出手段は、前記注目領域を構成する隣接する2つの辺の各々につき、前記撮像画像に基づいて定まる、当該辺との間の距離が閾値距離以内にある位置の特徴量を取得し、取得した特徴量と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出することを特徴とする。
また、請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記領域確度算出手段は、前記2つの辺のうちの一方について取得した特徴量と、他方について取得した特徴量と、の類似度に関する情報を生成し、生成した情報と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出することを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項7又は8の発明において、前記領域確度算出手段は、
前記注目領域を構成する隣接する2つの辺の各々につき、当該辺との間の距離が前記閾値距離以内にある位置のエッジ強度、又は、当該辺との間の距離が前記閾値距離以内にある位置の撮像画像における画素値、を取得することを特徴とする。
また、請求項10の発明は、請求項1の発明において、前記領域確度算出手段は、前記注目領域内の位置の前記撮像画像における画素値を取得し、取得した画素値と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出することを特徴とする。
また、請求項11の発明は、請求項10の発明において、前記領域確度算出手段は、取得した画素値の均一性に関する評価情報と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出することを特徴とする。
また、請求項12の発明は、請求項1の発明において、前記領域確度算出手段は、前記注目領域内に含まれる、文字を表す文字画像を検出し、検出した文字画像の数と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出することを特徴とする。
また、上記課題を解決するための請求項13の発明は、撮像手段により撮像された被写体の画像を含む撮像画像に基づいて、前記被写体の画像に対応する領域である被写体領域の輪郭を構成する直線の候補を複数特定する直線候補特定手段、前記直線候補特定手段により特定された候補が前記被写体領域の輪郭を構成する直線となる確からしさを表す直線確度情報を、前記撮像画像に基づいて特定される、当該候補との間の距離が基準距離以内である位置の特徴量に基づいて算出する直線確度算出手段、前記直線候補特定手段により特定された複数の候補のうちから選出される所定数の候補により囲まれる領域である注目領域が前記被写体領域である確からしさを表す領域確度情報を、該所定数の候補の各々の直線確度情報に基づいて算出する領域確度算出手段、前記領域確度算出手段により算出された領域確度情報に基づいて前記被写体領域を検出する被写体領域検出手段、としてコンピュータを機能させるプログラムである。
請求項1及び13の発明によれば、撮像手段により撮像された被写体の画像を含む撮像画像のうちで被写体の画像に対応する領域である被写体領域を検出する場合における、被写体領域の検出精度を従来よりも向上させることが可能になる。
請求項2の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項3の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項4の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項5の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項6の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項7の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項8の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項9の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項10の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項11の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
請求項12の発明によれば、本構成を有しない場合に比して、被写体領域の検出精度をより向上させることができる。
画像処理装置の構成を例示する図である。 ホワイトボードを例示する図である。 撮像画像を例示する図である。 被写体領域を例示する図である。 画像処理装置にて実現される機能群を示す機能ブロック図である。 第1のエッジ画像を例示する図である。 第2のエッジ画像を例示する図である。 第3のエッジ画像を例示する図である。 合成エッジ画像を例示する図である。 直線候補が特定されたときの様子を概念的に示す図である。
以下、本発明の実施形態の例について図面に基づき詳細に説明する。
[画像処理装置]
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置2の構成を例示する図である。画像処理装置2は、例えばパーソナルコンピュータであり、制御部4と、主記憶6と、操作部8と、表示部10と、ハードディスク12と、を備える。また、これらの他にも、ネットワークとデータ授受を行うためのネットワークインタフェース、及び、外部機器(例えば、デジタルカメラ)とデータ授受を行うためのI/Oインタフェースなどが備えられる。
制御部4は、例えばマイクロプロセッサであり、主記憶6に記憶されるプログラムに従って情報処理を実行する。主記憶6は、RAM及びROMを含む。主記憶6には上記プログラムが格納される。このプログラムは、DVD(登録商標)−ROM等のコンピュータ読取可能な情報記憶媒体から読み出されて主記憶6に格納されてもよいし、ネットワーク等の通信網から供給されて主記憶6に格納されてもよい。主記憶6には、情報処理の過程で必要となる各種データも格納される。
操作部8は、例えばマウス及びキーボードであり、利用者が画像処理装置2を操作するためのインタフェースであり、例えばマウス及びキーボード等である。操作部8は、利用者が行った操作の内容を表す情報を制御部4に出力する。表示部10は、例えば液晶ディスプレイであり、制御部4によって入力される情報を表示する。
ハードディスク12は、各種情報を記憶するための記憶媒体であり、デジタルカメラ(撮像手段)により撮像されたカラーの画像を表す基礎画像が格納される。この基礎画像は、被写体を撮影したデジタルカメラからI/Oインタフェースを介して供給される。ここでは、基礎画像は、各画素(位置)の画素値を含む。画素値は、複数の色成分値、すなわち、輝度成分Yの値(以下、Y値)、第1色差成分Cbの値(以下、Cb値)、及び第2色差成分Crの値(以下、Cr値)を含む。
ここでは、デジタルカメラにより壁面に設置されたホワイトボード14が撮影される。図2に、ホワイトボード14を例示した。同図に示すように、ホワイトボード14は、横長の矩形形状を有する。ここでは、同図に示すように、ホワイトボード14には、アルファベット文字「X」、「Y」、「Z」とが描かれている。
[機能ブロック]
この画像処理装置2では、ユーザが予め定められた被写体抽出操作を行った場合に基礎画像が読み出され、撮像画像が生成されるようになっている。撮像画像は、基礎画像の縮小画像を表し、各画素(位置)の画素値を含む。基礎画像と同様に、画素値は、Y値と、Cb値と、Cr値と、を含む。
図3に、撮像画像を例示した。ここでは、ホワイトボード14に向かって右側の位置からホワイトボード14を撮影した場合を想定している。同図に示すように、撮像画像には、ホワイトボード14の画像が含まれる。ハッチングされている部分は壁面を表している。なお、撮像画像には、x座標軸とy座標軸とが設定されており、各画素は座標値により特定される。なお、画像サイズが異なるものの、上述の基礎画像も図3に示す撮像画像と同様の画像となる。
また、この画像処理装置2では、ユーザが被写体抽出操作を行った場合に、撮像画像が生成されるだけでなく、ホワイトボード14の画像に対応する被写体領域16が撮像画像のうちで検出され、この被写体領域16に基づいてホワイトボード14を正面から見たときの画像が生成され表示部10に表示されるようになっている。図4に、被写体領域16を例示した。
この画像処理装置2では、被写体抽出操作が行われた場合における被写体領域16の検出精度の向上が図られている。以下、この点について説明する。
図5は、画像処理装置2にて実現される機能群を示す機能ブロック図である。同図に示すように、画像処理装置2では、エッジ検出部18と、合成部20と、線候補特定部24と、直線確度算出部26と、領域候補選出部28と、領域確度算出部30と、領域選択部32と、幾何変換パラメータ算出部34と、幾何変換処理部36と、を含む。これらの機能は、制御部4が、被写体抽出操作が行われた場合に上記プログラムに従って動作することによって実現される。
[エッジ検出部]
エッジ検出部18は、まず、撮像画像に対して色分解処理を行うことによって撮像画像を3つの色成分に分解し、第1の色分解画像と第2の色分解画像と第3の色分解画像からなる3つの色分解画像を生成する。各々の色分解画像は、各画素の画素値を含む。第1の色分解画像に含まれる任意の画素の画素値は、撮像画像の当該画素の画素値に含まれるY値を表す。第2の色分解画像に含まれる任意の画素の画素値は、撮像画像の当該画素の画素値に含まれるCb値を表す。第3の色分解画像に含まれる任意の画素の画素値は、撮像画像の当該画素の画素値に含まれるCr値を表す。
こうして、3つの色分解画像を生成すると、エッジ検出部18は、各色分解画像に対してエッジ検出処理を実行する。
すなわち、エッジ検出部18は、まず、各色分解画像について、各画素におけるエッジ勾配の勾配方向θ及びエッジ強度Iを算出する。
より詳しくは、エッジ検出部18は、色分解画像ごとに、Sobelフィルタを用いて、各画素におけるx方向のエッジ勾配Gx及びy方向のエッジ勾配Gyを算出し、任意の画素における勾配方向θ及びエッジ強度Iを、その画素におけるエッジ勾配Gx及びエッジ勾配Gyに基づいて算出する。なお、勾配方向θ及びエッジ強度Iは、以下の数式で表される。
θ=tan−1(Gy/Gx)
I=(Gx+Gy1/2
その結果、第1の色分解画像の各画素における勾配方向θを表す第1のエッジ勾配画像と、第2の色分解画像の各画素における勾配方向θを表す第2のエッジ勾配画像と、第3の色分解画像の各画素における勾配方向θを表す第3のエッジ勾配画像と、が生成される。第1のエッジ勾配画像に含まれる任意の画素の画素値は、第1の色分解画像の当該画素における勾配方向θを表し、第2のエッジ勾配画像に含まれる任意の画素の画素値は、第2の色分解画像の当該画素における勾配方向θを表し、第3のエッジ勾配画像に含まれる任意の画素の画素値は、第3の色分解画像の当該画素における勾配方向θを表す。
また、第1の色分解画像の各画素におけるエッジ強度Iを表す第1のエッジ強度画像、第2の色分解画像の各画素におけるエッジ強度Iを表す第2のエッジ強度画像、及び第3の色分解画像の各画素におけるエッジ強度Iを表す第3のエッジ強度画像も生成される。第1のエッジ強度画像に含まれる任意の画素の画素値は、第1の色分解画像の当該画素におけるエッジ強度Iを表し、第2のエッジ強度画像に含まれる任意の画素の画素値は、第2の色分解画像の当該画素におけるエッジ強度を表し、第3のエッジ強度画像に含まれる任意の画素の画素値は、第3の色分解画像の当該画素におけるエッジ強度Iを表す。
そして、エッジ検出部18は、3つのエッジ強度画像及び3つのエッジ勾配画像に基づいて、各色分解画像についてエッジ画素(エッジ位置)を検出する。
すなわち、エッジ検出部18は、第1のエッジ強度画像及び第1のエッジ勾配画像に基づいて、第1の色分解画像についてエッジ画素を検出する。具体的には、エッジ検出部18は、キャニー法を用いて、第1の色分解画像のうちからエッジ画素を検出する。ここで、エッジ画素とは、勾配方向のエッジ強度が局所的に最大となる画素のことである。そして、第1のエッジ画像を生成する。第1のエッジ画像は二値画像であり、第1のエッジ画像の各画素値は、「0」又は「1」の値を示す。エッジ画素の画素値は「1」となり、エッジ画素でない画素の画素値は「0」となる。図6Aに、第1のエッジ画像を例示した。
同様に、エッジ検出部18は、第2のエッジ強度画像及び第2のエッジ勾配画像に基づいて、第2の色分解画像についてエッジ画素を検出し、二値画像である第2のエッジ画像を生成する。第2のエッジ画像の各画素値は「0」または「1」の値を示す。エッジ画素の画素値は「1」となり、エッジ画素でない画素の画素値は「0」となる。図6Bに、第2のエッジ画像を例示した。
同様に、エッジ検出部18は、第3のエッジ強度画像及び第3のエッジ勾配画像に基づいて、第3の色分解画像についてエッジ画素を検出し、二値画像である第2のエッジ画像を生成する。第3のエッジ画像の各画素値は「0」または「1」の値を示す。エッジ画素の画素値は「1」となり、エッジ画素でない画素の画素値は「0」となる。図6Cに、第3のエッジ画像を例示した。
[合成部]
合成部20は、第1のエッジ画像と、第2のエッジ画像と、第3のエッジ画像と、をOR合成した合成エッジ画像を生成する。画素値が「1」である画素が、エッジ画素(エッジ位置)となる。図7に合成エッジ画像を例示した。
また、合成部20は、第1のエッジ強度画像、第2のエッジ強度画像、及び第3のエッジ強度画像を合成した合成エッジ強度画像を生成する。合成エッジ強度画像の任意の画素の画素値(エッジ強度)は、第1のエッジ強度画像と第2のエッジ強度画像と第3のエッジ強度画像とのうち当該画素の画素値が表すエッジ強度Iが最大のエッジ強度画像、における当該画素のエッジ強度Iを表している。合成エッジ強度画像を生成する際、合成部は、各画素について、第1のエッジ強度画像の画素値が表すエッジ強度Iと、第2のエッジ強度画像の画素値が表すエッジ強度Iと、第3のエッジ強度画像の画素値が表すエッジ強度Iと、のうちで最大のエッジ強度を特定することとなる。
また、合成部20は、第1のエッジ勾配画像と、第2のエッジ勾配画像と、第3のエッジ勾配画像と、を合成した合成エッジ勾配画像を生成する。合成エッジ強度画像の任意の画素の画素値(勾配方向)は、第1のエッジ強度画像の当該画素の画素値が表すエッジ強度Iが最大である場合、第1のエッジ勾配画像の当該画素の画素値が表す勾配方向θを示し、第2のエッジ強度画像の当該画素の画素値が表すエッジ強度Iが最大である場合、第2のエッジ勾配画像の当該画素の画素値が表す勾配方向θを示し、第3のエッジ強度画像の当該画素の画素値が表すエッジ強度Iが最大である場合、第3のエッジ勾配画像の当該画素の画素値が表す勾配方向θを示す。合成エッジ勾配画像を生成する際、合成部20は、各画素について、第1のエッジ強度画像と第2のエッジ強度画像と第3のエッジ強度画像とのうちで当該画素の画素値が表すエッジ強度Iが最大となるエッジ強度画像MAXを特定するとともに、エッジ強度画像MAXが第「N」(N=1〜3)のエッジ強度画像であれば、第「N」のエッジ勾配画像の当該画素の画素値が表す勾配方向θを特定することとなる。
なお、ノイズの影響を避けるため、合成エッジ強度画像のうちにエッジ強度Iが閾値強度以下である画素(以下、削除対象画素と呼ぶ)が存在する場合、削除対象画素の画素値が、合成エッジ画像、合成エッジ強度画像、及び合成エッジ勾配画像、から削除される。
[直線候補特定部]
そして、直線候補特定部24(直線候補特定手段)は、合成エッジ画像が表すエッジ画素の各々をハフ変換することによって、被写体領域16の領域の輪郭を構成する直線の候補となる直線候補lを複数特定する。
例えば、直線候補特定部24は、合成エッジ画像が表すエッジ画素の各々をハフ変換して、エッジ画素の数だけ曲線r(θ)を求める。ここで、曲線r(θ)は以下の数式で表される。
r(θ)=x0×cosθ+y0×sinθ
なお、x0は、エッジ画素のx座標値であり、y0は、エッジ画素のy座標値である。
そして、直線候補特定部24は、−πから+πまでの角度範囲を「M」(Mは正の整数)等分してなる「M」個の注目角度範囲ごとに、所定数以上の曲線が交わる交点のハフ空間における座標値(ハフ変換の結果)を特定し、特定した座標値から直線候補lを特定する。
なお、直線候補特定部24は、必ずしもすべての注目角度範囲について交点の座標値の特定を行わなくてもよい。例えば、直線候補特定部24は、「M」個の注目角度範囲のうち、合成エッジ勾配画像が表す勾配方向θに応じた注目角度範囲について交点の座標値の特定を行うようにしてよい。例えば、直線候補特定部24は、注目角度範囲ごとに、当該注目角度範囲内の角度を示す勾配方向θが合成エッジ勾配画像にて出現する出現数をカウントし、出現数が「1」〜「L」(「L」は例えば「4」)番目に多い注目角度範囲について交点の座標値を特定するようにしてよい。また、例えば、直線候補特定部24は、予め定められた「L」個の注目画素の各々の合成エッジ勾配画像における勾配方向θを特定し、特定したエッジ勾配方向θを含む注目角度範囲について交点の座標値を特定するようにしてもよい。こうすれば、ノイズの影響を軽減しつつ、高速に直線候補lが特定されるようになる。
図8に、直線候補が特定されたときの様子を概念的に示した。1の実践が、1つの直線候補lを表している。
[直線確度算出部]
そして、直線確度算出部26(直線確度算出手段)は、直線候補lごとに、当該直線候補が被写体領域16の輪郭を構成する直線となる確からしさを示す直線確度P1を算出する。
具体的には、直線確度算出部26は、任意の直線候補l(以下、直線候補lxと記載する)の直線確度P1を算出する場合、直線候補lxの近傍の画素の合成エッジ強度画像におけるエッジ強度Iと、直線候補lxの近傍の画素の合成エッジ勾配画像における勾配方向θと、直線候補lxの近傍の画素の撮像画像における画素値と、に基づいて直線確度P1を算出する。
より詳しくは、直線確度算出部26は、直線候補lxとの間の距離が基準距離S以下である画素(以下、基準画素と記載する)全部のエッジ強度Iを合成エッジ強度画像から読み出し、読み出したエッジ強度Iの均一性に関する評価情報を生成する。すなわち、直線確度算出部26は、読み出したエッジ強度Iの分散の逆数D1を評価情報として算出する。また、直線確度算出部26は、基準画素全部の勾配方向θを合成エッジ勾配画像から読み出し、読み出した勾配方向θの均一性に関する評価情報を生成する。すなわち、直線確度算出部26は、読み出した勾配方向θの分散、又は、読み出した勾配方向θと直線候補lxの法線方向又は延伸方向との差の分散、の逆数D2を評価情報として算出する。
また、直線確度算出部26は、基準画素全部の画素値を撮像画像から読み出し、読み出した画素値に含まれるY値、Cb値、及びCr値により表される色空間距離、の均一性に関する評価情報を生成する。すなわち、直線確度算出部26は、読み出した画素値の各々により表される色空間距離を算出し、算出した色空間距離の分散の逆数D3を評価情報として算出する。
D1〜D3は、どれも基準画素の特徴量の均一性を示している。すなわち、D1は、基準画素のエッジ強度Iの均一性を示し、D2は、基準画素の勾配方向θの均一性を示し、D3は、基準画素の色空間距離の均一性を示している。
また、直線確度算出部26は、基準画素全部の画素値を合成エッジ画像から読み出し、読み出した画素値のうち「1」を示す基準画素、すなわち、エッジ画素となっている基準画素の個数を特定し、特定した個数の基準画素の総数に対する割合Rを算出する。また、直線確度算出部26は、合成エッジ画像から読み出した基準画素の画素値に基づいて、直線候補lx上をスキャンした場合に、連続して出現する「画素値「1」を示す基準画素(エッジ画素となっている基準画素)」の個数Cを特定する。個数Cは、エッジ画素となっている基準画素の分布に関する情報を示している。
そして、直線確度算出部26は、逆数D1、逆数D2、逆数D3、割合R、及び個数Cに基づいて、直線候補lxの直線確度P1を算出する。本実施形態の場合、直線確度算出部26は、逆数D1、逆数D2、逆数D3、割合R、及び個数Cを、所定の重み付け係数を掛けて足し合わせることにより、直線確度P1を算出する。
被写体領域16の輪郭を構成する直線近傍の画素の特徴量(勾配方向θ、エッジ強度I、色空間距離)はほぼ均一である。そのため、直線候補lxの近傍の画素の特徴量の均一性が高いほど、直線候補lxが被写体領域16の輪郭を構成する直線である可能性は高いと考えられる。この点、この画像処理装置2では、基準画素の特徴量の均一性を考慮して直線確度P1が算出される。そのため、基準画素の特徴量の均一性を考慮して直線候補lxが被写体領域16の輪郭を構成する直線である可能性が評価されるようになり、後に行われる被写体領域16の検出が高い精度で行われ易くなる。
また、被写体領域16の輪郭を構成する直線近傍の画素の大部分はエッジ画素になる。そのため、直線候補lxの近傍の画素の多くがエッジ画素であれば、直線候補lxが被写体領域16の輪郭を構成する直線である可能性は高いと考えられる。この点、この画像処理装置2では、直線候補lxの近傍にあるエッジ画素の数や、直線候補lxの近傍にあるエッジ画素の連なりの長さを考慮して直線確度P1が算出される。そのため、これらを考慮して直線候補lxが被写体領域16の輪郭を構成する直線である可能性が評価されるようになり、後に行われる被写体領域16の検出が高い精度で行われ易くなる。
[領域候補選出部]
次に、領域候補選出部28は、直線候補特定部22により特定された複数の直線候補lのうちから直線確度P1が「1」〜「Q」(「Q」は例えば「10」)番目に大きい直線候補lを選出し、選出した「Q」本の直線候補lのうちから選出される4本の直線候補lにより囲まれる四角形の領域を被写体領域16の候補となる領域候補Kとして選出する。なお、領域候補Kは、4本の直線候補lの組み合わせの数だけ選出される。
そして、領域確度算出部30(領域確度算出手段)が、領域候補選出部28により選出された領域候補Kの各々につき、当該領域候補が被写体領域16となる確からしさを示す領域確度P2を、当該領域候補Kを構成する直線候補lの直線確度P1に基づいて算出する。
本実施形態の場合、領域確度算出部30は、任意の領域候補K(以下、領域候補Kx)の領域確度P2を算出する場合、まず、領域候補Kxを構成する4本の直線候補lの各々の直線確度の平均を指数E1として算出する。
また、領域確度算出部30は、領域候補Kxの外接矩形の短辺と長辺の比を指数E2として算出する。なお、領域確度算出部30は、領域候補Kxにおける、基準角度(例えば、5度)以下の角度を有する頂点の有無、を指数E2としてよい。
また、領域確度算出部30は、領域候補Kxを構成する隣接する2つの辺の各々について、特徴平均を算出し、算出した2つの特徴平均の類似度を、指数E2として算出する。
例えば、領域確度算出部30は、隣接する2つの辺のうちの一の辺(以下、辺eと記載する)について特徴平均を算出する場合、両辺の交点との間の距離と辺eとの間の距離との双方が基準距離S以下である画素(以下、第2基準画素と記載する)の画素値(すなわち、エッジ強度I)を、合成エッジ強度画像から読み出し、読み出したエッジ強度Iの平均を特徴平均として算出する。或いは、領域確度算出部30は、第2基準画素の画素値を撮像画像から読み出し、読み出した画素値に含まれるY値、Cb値、及びCr値のうちのいずれかの平均を特徴平均として算出する。或いは、領域確度算出部30は、撮像画像のグレースケール画像を生成するとともに、第2基準画素の画素値をグレースケール画像から読み出し、読み出した画素値の平均を特徴平均として算出する。
さらに、領域確度算出部30は、領域候補Kxに含まれる画素の画素値を撮像画像から読み出し、読み出した画素値の均一性に関する評価情報を生成する。例えば、領域確度算出部30は、読み出した画素値の各々に含まれるY値の分散の逆数を、評価情報である指数E3として算出する。なお、領域確度算出部30は、読み出した画素値の空間周波数を指数E3として算出してよい。
さらに、領域確度算出部30は、OCR処理を行うことにより、撮像画像に含まれる、文字を表す文字画像を、領域候補Kx内で検出し、検出した文字画像の数を指数E4として設定する。
そして、領域確度算出部30は、指数E1〜E4を、指数E1〜E4のそれぞれに所定の重み付け計数を掛けて足し合わせることにより、領域候補Kxの領域確度P2を算出する。
このように、領域候補Kxを構成する直線候補lのそれぞれの直線確度P1を考慮して領域確度P2が算出される。そのため、領域候補Kxを構成する直線候補lのそれぞれの直線確度P1を領域候補Kxが被写体領域16である可能性が評価されるようになり、後に行われる被写体領域16の検出が高い精度で行われ易くなる。
また、被写体領域16の輪郭を構成する隣接する2辺の近傍の画素の特徴はほぼ類似する。そのため、領域候補Kxを構成する隣接する2辺の近傍の画素の特徴が類似していれば、領域候補Kxが被写体領域16である可能性は高いと考えられる。この点、この画像処理装置2では、領域候補Kxを構成する隣接する2辺の近傍の画素の特徴の類似性を考慮して領域確度P2が算出される。そのため、領域候補Kxを構成する隣接する2辺の近傍の画素の特徴の類似性を考慮して領域候補Kxが被写体領域16である可能性が評価されるようになり、後に行われる被写体領域16の検出が高い精度で行われ易くなる。
また、被写体がホワイトボード14である場合、被写体領域16内部の画素はほぼ均一の特徴を有する。そのため、領域候補Kx内部の画素がほぼ均一の特徴を有していれば、領域候補Kxが被写体領域16である可能性は高いと考えられる。この点、この画像処理装置2では、領域候補Kx内部の画素それぞれの特徴の均一性を考慮して領域確度P2が算出される。そのため、領域候補Kx内部の画素それぞれの特徴の均一性を考慮して領域候補Kxが被写体領域16である可能性が評価されるようになり、後に行われる被写体領域16の検出が高い精度で行われ易くなる。
また、被写体がホワイトボード14である場合、被写体領域16の内部には多数の文字画像が含まれる場合が多い。そのため、領域候補Kxに多くの文字画像が含まれていれば、領域候補Kxが被写体領域16である可能性は高いと考えられる。この点、この画像処理装置2では、領域候補Kx内部の文字画像の数を考慮して領域確度P2が算出される。そのため、領域候補Kx内部の文字画像の数を考慮して領域候補Kxが被写体領域16である可能性が評価されるようになり、後に行われる被写体領域16の検出が高い精度で行われ易くなる。
[領域選択部]
以上のようにして、各領域候補Kの領域確度P2の算出が完了すると、領域選択部32(被写体領域検出手段)は、領域確度P2が最も大きい領域候補Kを検出し、被写体領域16として選択する。
[幾何変換パラメータ算出部]
被写体領域16が検出されると、幾何変換パラメータ算出部34は、被写体領域16を拡大し、拡大した被写体領域16(以下、拡大被写体領域と記載する)の4つの頂点の座標値を算出する。
なお、ホワイトボード14の画像が上述した基礎画像において占める領域が、拡大被写体領域となる。
そして、幾何変換パラメータ算出部34は、算出した各頂点の座標値と、基礎画像に対して予め設定されている矩形領域の各頂点の座標値と、を比較することにより、拡大被写体領域を上記矩形領域へと幾何変換するための幾何変換パラメータを算出する。幾何変換パラメータは、いわゆる射影変換の変換パラメータである。
[幾何変換処理部]
そして、幾何変換処理部36は、基礎画像から拡大被写体領域の画像、すなわち、基礎画像に含まれるホワイトボード14の画像を切り出した後、切り出した画像を、幾何変換パラメータ算出部34により算出された幾何変換パラメータに従って幾何変換し、幾何変換後の画像を表示部10に表示させる。その結果、ホワイトボード14を正面から見たときの画像が表示部10に表示される。
なお、本発明の実施形態は、上記実施形態だけに限らない。
例えば、領域確度算出部30は、領域候補Kxの外接矩形の短辺と長辺の比ではなく、領域候補Kxのうちの最長辺と領域候補Kxのうちの最短辺との比、を指数E2として算出してもよい。
また、被写体は、ホワイトボード14でなくてもよく、例えば、紙媒体であってもよい。
2 画像処理装置、4 制御部、6 主記憶、8 操作部、10 表示部、12 ハードディスク、14 ホワイトボード、16 被写体領域、18 エッジ検出部、20 合成部、24 直線候補特定部、26 直線確度算出部、28 領域候補選出部、30 領域確度算出部、32 領域選択部、34 幾何変換パラメータ算出部、36 幾何変換処理部。

Claims (11)

  1. 撮像手段により撮像された被写体の画像を含む撮像画像に基づいて、前記被写体の画像に対応する領域である被写体領域の輪郭を構成する直線の候補を複数特定する直線候補特定手段と、
    前記直線候補特定手段により特定された候補が前記被写体領域の輪郭を構成する直線となる確からしさを表す直線確度情報を、前記撮像画像に基づいて特定される、当該候補との間の距離が基準距離以内である位置の特徴量に基づいて算出する直線確度算出手段と、
    前記直線候補特定手段により特定された複数の候補のうちから選出される所定数の候補により囲まれる領域である注目領域が前記被写体領域である確からしさを表す領域確度情報を、該所定数の候補の各々の直線確度情報に基づいて算出する領域確度算出手段と、
    前記領域確度算出手段により算出された領域確度情報に基づいて前記被写体領域を検出する被写体領域検出手段と、
    を含み、
    前記領域確度算出手段は、
    前記注目領域を構成する隣接する2つの辺の各々につき、前記撮像画像に基づいて定まる、当該辺との間の距離が閾値距離以内にある位置の特徴量を取得し、前記2つの辺のうちの一方について取得した特徴量と、他方について取得した特徴量と、の類似度に関する情報を生成し、生成した情報と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出すること、
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 前記直線確度算出手段は、
    前記直線候補特定手段により特定された候補との間の距離が前記基準距離以内である位置の特徴量を取得し、取得した特徴量の均一性に関する評価情報に基づいて当該候補の直線確度情報を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. ある位置の前記特徴量は、該ある位置のエッジ強度、該ある位置のエッジ勾配の勾配方向、又は、該ある位置の前記撮像画像の画素値が表す色空間距離、であること、
    を特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記直線確度算出手段は、
    前記直線候補特定手段により特定された候補との間の距離が前記基準距離以内である位置の特徴量を取得し、予め定められた条件を満足する特徴量を有する位置の数に基づいて当該候補の直線確度情報を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記直線確度算出手段は、
    前記直線候補特定手段により特定された候補との間の距離が前記基準距離以内である位置の特徴量を取得し、予め定められた条件を満足する特徴量を有する位置の分布に関する情報に基づいて当該候補の直線確度情報を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. ある位置の前記特徴量は、該ある位置がエッジ位置であるか否かを示し、
    前記条件を満足する特徴量は、エッジ位置であることを示すこと、
    を特徴とする請求項4又は5に記載の画像処理装置。
  7. 前記領域確度算出手段は、
    前記注目領域を構成する隣接する2つの辺の各々につき、当該辺との間の距離が前記閾値距離以内にある位置のエッジ強度、又は、当該辺との間の距離が前記閾値距離以内にある位置の撮像画像における画素値、を取得すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  8. 前記領域確度算出手段は、
    前記注目領域内の位置の前記撮像画像における画素値を取得し、取得した画素値と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  9. 前記領域確度算出手段は、
    取得した画素値の均一性に関する評価情報と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出すること、
    を特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  10. 前記領域確度算出手段は、
    前記注目領域内に含まれる、文字を表す文字画像を検出し、検出した文字画像の数と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出すること、
    を特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 撮像手段により撮像された被写体の画像を含む撮像画像に基づいて、前記被写体の画像に対応する領域である被写体領域の輪郭を構成する直線の候補を複数特定する直線候補特定手段、
    前記直線候補特定手段により特定された候補が前記被写体領域の輪郭を構成する直線となる確からしさを表す直線確度情報を、前記撮像画像に基づいて特定される、当該候補との間の距離が基準距離以内である位置の特徴量に基づいて算出する直線確度算出手段、
    前記直線候補特定手段により特定された複数の候補のうちから選出される所定数の候補により囲まれる領域である注目領域が前記被写体領域である確からしさを表す領域確度情報を、該所定数の候補の各々の直線確度情報に基づいて算出する領域確度算出手段、
    前記領域確度算出手段により算出された領域確度情報に基づいて前記被写体領域を検出する被写体領域検出手段、
    としてコンピュータを機能させ
    前記領域確度算出手段は、
    前記注目領域を構成する隣接する2つの辺の各々につき、前記撮像画像に基づいて定まる、当該辺との間の距離が閾値距離以内にある位置の特徴量を取得し、前記2つの辺のうちの一方について取得した特徴量と、他方について取得した特徴量と、の類似度に関する情報を生成し、生成した情報と、前記所定数の候補の各々の直線確度情報と、に基づいて領域確度情報を算出する、
    プログラム。
JP2011084803A 2011-04-06 2011-04-06 画像処理装置及びプログラム Expired - Fee Related JP5742399B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011084803A JP5742399B2 (ja) 2011-04-06 2011-04-06 画像処理装置及びプログラム
US13/291,265 US8805077B2 (en) 2011-04-06 2011-11-08 Subject region detecting apparatus
AU2011250829A AU2011250829B2 (en) 2011-04-06 2011-11-16 Image processing apparatus, image processing method, and program
CN201110409841.4A CN102739951B (zh) 2011-04-06 2011-12-09 图像处理装置及图像处理方法
KR1020120018780A KR101579876B1 (ko) 2011-04-06 2012-02-24 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 및 컴퓨터 판독 가능한 매체

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011084803A JP5742399B2 (ja) 2011-04-06 2011-04-06 画像処理装置及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012221118A JP2012221118A (ja) 2012-11-12
JP5742399B2 true JP5742399B2 (ja) 2015-07-01

Family

ID=46966194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011084803A Expired - Fee Related JP5742399B2 (ja) 2011-04-06 2011-04-06 画像処理装置及びプログラム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8805077B2 (ja)
JP (1) JP5742399B2 (ja)
KR (1) KR101579876B1 (ja)
CN (1) CN102739951B (ja)
AU (1) AU2011250829B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5724544B2 (ja) 2011-03-31 2015-05-27 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP5822664B2 (ja) 2011-11-11 2015-11-24 株式会社Pfu 画像処理装置、直線検出方法及びコンピュータプログラム
JP5854774B2 (ja) * 2011-11-11 2016-02-09 株式会社Pfu 画像処理装置、直線検出方法及びコンピュータプログラム
JP5871571B2 (ja) * 2011-11-11 2016-03-01 株式会社Pfu 画像処理装置、矩形検出方法及びコンピュータプログラム
JP6021557B2 (ja) * 2012-09-28 2016-11-09 株式会社Pfu 画像処理装置、画像処理システム、画像処理方法、及び画像処理プログラム
US20150371360A1 (en) * 2014-06-20 2015-12-24 Qualcomm Incorporated Systems and methods for obtaining structural information from a digital image
CN105550633B (zh) * 2015-10-30 2018-12-11 小米科技有限责任公司 区域识别方法及装置
TWI571856B (zh) * 2016-01-08 2017-02-21 友達光電股份有限公司 顯示方法
US9998876B2 (en) 2016-07-27 2018-06-12 At&T Intellectual Property I, L.P. Inferring user equipment location data based on sector transition
JP7027043B2 (ja) * 2017-04-14 2022-03-01 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP6710190B2 (ja) * 2017-09-29 2020-06-17 クラリオン株式会社 区画線認識装置
CN108592948B (zh) * 2018-04-28 2023-03-14 中国计量大学 一种管水准器气泡偏移量自动测量方法
JP7018372B2 (ja) * 2018-08-30 2022-02-10 株式会社Pfu 画像処理装置及び画像処理方法
JP6749519B1 (ja) * 2019-04-10 2020-09-02 楽天株式会社 多角形検出装置、多角形検出方法、及び多角形検出プログラム
CN111192276B (zh) * 2019-12-18 2024-04-09 中国平安财产保险股份有限公司 图像处理方法、装置、电子设备及存储介质
JP2022162286A (ja) * 2021-04-12 2022-10-24 セイコーエプソン株式会社 方法、装置、および、コンピュータープログラム
CN114390287A (zh) * 2022-03-24 2022-04-22 青岛大学附属医院 一种医疗图像传输控制方法及系统

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3425834B2 (ja) * 1995-09-06 2003-07-14 富士通株式会社 文書画像からのタイトル抽出装置および方法
JP3814353B2 (ja) * 1996-11-20 2006-08-30 キヤノン株式会社 画像分割方法および画像分割装置
US6453069B1 (en) * 1996-11-20 2002-09-17 Canon Kabushiki Kaisha Method of extracting image from input image using reference image
JPH10320566A (ja) * 1997-05-19 1998-12-04 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法及びその方法を記憶した記憶媒体
JP3534009B2 (ja) * 1999-09-24 2004-06-07 日本電気株式会社 輪郭抽出方法及び装置
JP4010754B2 (ja) 2000-08-10 2007-11-21 株式会社リコー 画像処理装置と画像処理方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US6627863B2 (en) * 2000-12-15 2003-09-30 Mitutoyo Corporation System and methods to determine the settings of multiple light sources in a vision system
JP4318465B2 (ja) * 2002-11-08 2009-08-26 コニカミノルタホールディングス株式会社 人物検出装置および人物検出方法
JP4363154B2 (ja) 2003-10-14 2009-11-11 カシオ計算機株式会社 撮影装置、その画像処理方法及びプログラム
US7672507B2 (en) * 2004-01-30 2010-03-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image processing methods and systems
JP2005267457A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Casio Comput Co Ltd 画像処理装置、撮影装置、画像処理方法及びプログラム
JP2006107034A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Konica Minolta Photo Imaging Inc 画像解析方法及び装置、画像処理方法及びシステム、これらの動作プログラム
US7760962B2 (en) * 2005-03-30 2010-07-20 Casio Computer Co., Ltd. Image capture apparatus which synthesizes a plurality of images obtained by shooting a subject from different directions, to produce an image in which the influence of glare from a light is reduced
JP4525519B2 (ja) 2005-08-18 2010-08-18 日本電信電話株式会社 四辺形評価方法及び装置及びプログラム
US8120665B2 (en) * 2005-08-25 2012-02-21 Ricoh Company, Ltd. Image processing method and apparatus, digital camera, and recording medium recording image processing program
WO2008111169A1 (ja) * 2007-03-13 2008-09-18 Fujitsu Microelectronics Limited 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
KR101517004B1 (ko) * 2008-04-14 2015-05-06 삼성전자주식회사 영상 처리 방법
US8125544B2 (en) * 2008-09-02 2012-02-28 Casio Computer Co., Ltd. Image processing apparatus for extracting quadrangle area in image
JP4715888B2 (ja) * 2008-09-02 2011-07-06 カシオ計算機株式会社 画像処理装置及びコンピュータプログラム
JP4623200B2 (ja) * 2008-10-27 2011-02-02 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP4988786B2 (ja) * 2009-04-09 2012-08-01 株式会社日本自動車部品総合研究所 境界線認識装置
JP5189556B2 (ja) * 2009-05-22 2013-04-24 富士重工業株式会社 車線検出装置
JP4630936B1 (ja) * 2009-10-28 2011-02-09 シャープ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを記録した記録媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012221118A (ja) 2012-11-12
CN102739951A (zh) 2012-10-17
US8805077B2 (en) 2014-08-12
KR20120114153A (ko) 2012-10-16
AU2011250829B2 (en) 2013-05-09
KR101579876B1 (ko) 2015-12-23
CN102739951B (zh) 2016-10-05
AU2011250829A1 (en) 2012-10-25
US20120257833A1 (en) 2012-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5742399B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
JP5765026B2 (ja) 画像処理装置及びプログラム
US9245200B2 (en) Method for detecting a straight line in a digital image
US8265393B2 (en) Photo-document segmentation method and system
EP3563345B1 (en) Automatic detection, counting, and measurement of lumber boards using a handheld device
US8670622B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and computer-readable recording medium
JP5965050B2 (ja) 画像内のデータを明らかにするための近傍関係に基づく画素の得点化及び調整
JP6570296B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
US9064178B2 (en) Edge detection apparatus, program and method for edge detection
US11216905B2 (en) Automatic detection, counting, and measurement of lumber boards using a handheld device
JP6229365B2 (ja) コロニーカウント装置、コロニーカウント方法、およびコロニーカウントプログラム
CN103053169B (zh) 图像处理装置及图像处理方法
JP6546385B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
EP3872707A1 (en) Automatic detection, counting, and measurement of lumber boards using a handheld device
CN115760996A (zh) 角点筛选方法、装置、计算机设备和计算机可读存储介质
JP4986934B2 (ja) 図形領域抽出装置、図形領域抽出方法、プログラム、及び記録媒体
JP4870721B2 (ja) 画像特徴抽出装置、画像特徴抽出方法、プログラム、及び記録媒体
JP6350018B2 (ja) 対象物検出装置及び要素選択装置
JP2012146141A (ja) 画像検査装置及びプログラム
JP2014106008A (ja) 視差算出装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150224

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150407

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5742399

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees