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JP5737213B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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JP5737213B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62955Pivoting lever comprising supplementary/additional locking means

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1には、従来のレバー式コネクタが開示されている。このものは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、第1ハウジングに対して初期位置と嵌合位置との間を回動可能に装着されるレバーとを備えている。レバーは、第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向に撓み可能な弾性係止アームを有し、第1ハウジングは、初期位置で弾性係止アームを係止することによってレバーの嵌合位置への回動を規制する規制部を有している。また、第2ハウジングは、初期位置で第1ハウジングに浅く嵌合されたときに、弾性係止アームと当接してこの弾性係止アームを規制部から離間する方向に撓み変形させる解除部を有している。解除部が弾性係止アームを撓み変形させることにより、弾性係止アームと規制部との係止状態が解除され、レバーの嵌合位置への回動が許容されるようになっている。
特開2007−35592号公報
ところで、初期位置で解除部が弾性係止アームと当接したときに、撓み変形する弾性係止アームに弾発力が蓄勢されるため、そこから即座にレバーの嵌合位置への回動操作を行わないと、蓄勢された弾発力が解放され、それに伴い解除部が弾性係止アームに押動されて、第2ハウジングが押し戻されることがある。そうすると、再度コネクタの嵌合作業を行わねばならず、作業性が悪いという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタ嵌合時の作業性を改善することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジングに初期位置と嵌合位置との間を回動可能に装着され、その回動操作によって第2ハウジングとの間に倍力作用を発揮して前記第1、第2ハウジングの嵌合を推し進めるレバーとを備え、前記レバーは、前記第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向に撓み変形可能な弾性係止片を有し、前記第1ハウジングは、前記初期位置で前記弾性係止片に弾性的に係止されて、前記レバーの前記嵌合位置への回動を規制する規制部を有し、前記第2ハウジングは、前記初期位置で前記第1ハウジングに浅く嵌合されたときに、前記弾性係止片と当接してこの弾性係止片を前記規制部から離間する方向に撓み変形させて、前記レバーの前記嵌合位置への回動を許容し、かつ、その撓み変形した状態の前記弾性係止片と、前記第1、第2ハウジングの離間方向で当接可能な解除部を有しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記弾性係止片は、前記規制部と当接可能な係止本体を有し、前記解除部は、前記初期位置で前記係止本体が弾性的に嵌る凹部を有し、前記初期位置で前記第1、第2ハウジングが浅く嵌合されたときに、前記凹部の内面に対して前記係止本体が前記第1、第2ハウジングの離間方向で当接可能とされているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のものにおいて、前記第1ハウジングは、端子金具を収容可能なブロック状のインナハウジングと、前記インナハウジングの周りを取り囲む筒状のアウタハウジングとを有し、前記インナハウジングにはシール部材が装着され、前記レバーは前記アウタハウジングに組付けられ、前記初期位置では、前記インナハウジングと前記アウタハウジングとの間に形成された嵌合空間に前記弾性係止片の先端部が臨むようになっており、前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングとの嵌合時に前記嵌合空間に進入する筒状のフード部を有し、前記解除部が前記フード部の外側面に形成されており、前記初期位置で前記第1、第2ハウジングが浅く嵌合されたときに、前記フード部の先端部の内周面に前記シール部材が弾性的に当接するところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
レバーが初期位置にあるときに、第2ハウジングが第1ハウジングに浅く嵌合されると、解除部が弾性係止片と当接して、弾性係止片が撓み変形させられ、これによってレバーの嵌合位置への回動が許容される。この場合、撓み変形する弾性係止片に弾発力が蓄勢されることに起因し、解除部が弾性係止片によって戻り方向に押圧されても、撓み変形した弾性係止片と解除片とが第1、第2ハウジングの離間方向で互いに当接することにより、第2ハウジングが押し戻されるのが防止される。その結果、コネクタ嵌合時の作業性が改善される。
<請求項2の発明>
係止本体が解除部の凹部に弾性的に嵌ることにより、弾性係止片に蓄勢された弾発力が減退するため、第2ハウジングが押し戻されるのがより確実に回避される。
<請求項3の発明>
初期位置で第1、第2ハウジングが浅く嵌合されたときに、フード部の先端部の内周面にシール部材が弾性的に当接するため、解除部には弾性係止片に加えてシール部材からの弾発力が作用することになり、第2ハウジングが押し戻される可能性がより高まる。その点、本発明によれば、撓み変形した弾性係止片と解除部とが第1、第2ハウジングの離間方向で互いに当接することにより、第2ハウジングが押し戻されるのが防止される。したがって、本発明の利益を充分に享受することができる。
本発明の実施形態1に係るレバー式コネクタにおいて、レバーが初期位置にあり、第2ハウジングが第1ハウジングに浅く嵌合された状態をあらわす平面図である。 図1のA−A線断面図である。 第1、第2ハウジングが分離している状態をあらわす平面図である。 第2ハウジングの断面図である。 第1ハウジングの断面図である。 レバーの背面図である。 解除部によって弾性係止片の係止状態が解除される状態をあらわす要部拡大断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。実施形態1に係るレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジング10、40と、第1ハウジング10に回動可能に装着されるレバー60とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については第1、第2ハウジング10、40の相互の嵌合面側を前方とする。
第2ハウジング40は合成樹脂製であって、図4に示すように、前方に開口する略角筒状のフード部41を有している。フード部41の奥壁42には、角ピン状をなす複数の雄端子金具90が装着されている。雄端子金具90は、前後方向に直線状に延出する形態とされている。雄端子金具90の前端部はフード部41内に配置され、雄端子金具90の後端部はフード部41より後方に突出して配置されている。そして、フード部41の奥壁42の前面には、リブ43が突出して形成されている。
フード部41の上下両壁の外面には、扁平台状をなす一対の台部44が突出して形成されている。フード部41の上下両壁のうち、両台部44と対応する部分は、その周囲よりも厚肉に形成されている。図3に示すように、両台部44の前端部には、円柱状をなす一対のカムフォロア45が突出して形成されている。両カムフォロア45はそれぞれフード部41の上下両壁のほぼ中央部に配置されている。
また、フード部41の上下両壁の外面には、レバー60の係止状態を解除可能な角リブ状をなす一対の解除部46が形成されている。両解除部46は、それぞれ、前後方向に延出して後端部を台部44の一側縁に一体に連結させた形態とされ、両カムフォロア45と隣接して配置されている。そして、解除部46の外面は、後述する凹部48を除いて台部44の外面と段差無くフラットに連続して配置されている。
図4に示すように、解除部46の前面は後方へ向けて上り勾配となるテーパ状の斜面47とされている。解除部46の外面には、斜面47の後端より少し後方位置に、角凹状の凹部48が形成されている。図3に示すように、凹部48は、解除部46における台部44側の部分と台部44の前方に突出する部分とに跨って配置され、台部44の前方に突出する部分を全幅に亘って切り欠く形態とされている。図2に示すように、凹部48の内壁の前面は、レバー60の弾性係止片67(後述する)に前方から当接可能なハウジング側当接面49とされ、略垂直に切り立って配置されている。
第1ハウジング10は合成樹脂製であって、図5に示すように、略角ブロック状のインナハウジング11と、インナハウジング11の周りを取り囲む略角筒状のアウタハウジング12とを有している。インナハウジング11及びアウタハウジング12は互いに別体とされている。径方向に関してインナハウジング11とアウタハウジング12との間には、嵌合空間13が前方に開放して形成されている。
インナハウジング11には、図5に示すように、複数のキャビティ14が前後方向に延出して形成されている。各キャビティ14の内面には、撓み可能なランス15が前方に突出して形成されている。キャビティ14内に後方から雌端子金具(図示せず)が挿入されると、正規挿入された雌端子金具がランス15によって弾性的に係止され、これによって雌端子金具がキャビティ14内に抜け止めされるようになっている。
インナハウジング11の前面には、各ランス15の前方を覆うようにしてフロントリテーナ16が装着されている。フロントリテーナ16の後面には、各ランス15と対応して複数の撓み規制片17が後方に突出して形成されている。フロントリテーナ16がインナハウジング11に正規装着されると、各撓み規制片17がランス15の撓み空間に進入してランス15の撓み動作が規制され、これによって雌端子金具が実質的に二重に抜け止めされるようになっている。
また、インナハウジング11の前面には、前後方向に延出するリブ受け部18が開口して形成され、フロントリテーナ16には、リブ受け部18と同軸で貫通するリブ挿通孔19が形成されている。第1、第2ハウジング10、40が嵌合時に正規の嵌合姿勢をとっていると、リブ43がリブ挿通孔19内及びリブ受け部18内に進入して嵌合動作が許容される一方、第1、第2ハウジング10、40が嵌合時に上下反転した姿勢をとっていると、リブ43がリブ挿通孔19内及びリブ受け部18内に進入できず、それ以上の嵌合動作が規制されるようになっている。また、インナハウジング11の後面には、連結部21が後方に突出して形成されている。
アウタハウジング12は、図5に示すように、後壁22と、後壁22の周縁から前方に突出する嵌合筒部23とで構成されている。後壁22には、複数の副キャビティ24が形成されている。また、後壁22とインナハウジング11との間には、シリコンゴム等のゴム製のシール部材25が前後方向に挟着されている。シール部材25には、雌端子金具に接続された電線(図示せず)が液密に挿入される複数のシール孔26が形成されている。この場合、各キャビティ14、各シール孔26及び各副キャビティ24は、それぞれ前後方向に同軸で貫通する形態とされている。また、シール部材25及び後壁22には、それぞれインナハウジング11の連結部21が貫通する貫通孔27が形成されている。インナハウジング11、シール部材25及びアウタハウジング12は、連結部21を介して互いに連結されている。
嵌合筒部23の上下両壁の幅方向略中央部には、溝状をなす一対の切り欠き部28が形成されている。切り欠き部28は、図1に示すように、ほぼ一定幅で前後方向に延出して嵌合筒部23の前端に開口する形態とされている。切り欠き部28における前後方向に沿った両側縁のうちの一側縁は、レバー60の回動を規制可能な規制部29とされている。そして、嵌合筒部23の上下両壁には、図1に示すように、切り欠き部28を挟んだ両側に、一対ずつのポケット部31が形成されている。ポケット部31は、嵌合筒部23の上下両面と略平行な板状部分を有し、全体として袋状の形態とされている。また、嵌合筒部23の上下両壁には、レバー60を回動可能に支持する軸部32が突出して形成されている。さらに、嵌合筒部23の片側の側面には、レバーロック受け部33が突出して形成されている。
続いてレバー60について説明すると、レバー60は同じく合成樹脂製であって、図6に示すように、高さ方向に延出する操作部61と、操作部61の両端から幅方向に延出する一対のアーム部62とからなり、全体として門型板状をなしている。そして、レバー60は、第1ハウジング10の軸部32を支点として初期位置と嵌合位置とを回動可能に支持されている。
操作部61にはレバーロック部63が形成されている。レバー60が嵌合位置に至ると、レバーロック部63がレバーロック受け部33を弾性的に係止し、これによってレバー60の回動が規制されるようになっている。
アーム部62には、図3に示すように、軸部32が嵌る軸受け部64が貫通して形成されている。また、アーム部62には、カム溝65が所定方向に延出して形成されている。カム溝65の入り口は、アーム部62の外周縁に開口し、初期位置では前方に開放されてカムフォロア45を受け入れ可能とされている。アーム部62の外周縁には、薄肉の弧状部66が形成されている。レバー60が第1ハウジング10に組付けられると、弧状部66がポケット部31の内側に進入し、これによって第1、第2ハウジング10、40の嵌合時におけるアーム部62の拡開が規制されるようになっている。
また、アーム部62には、高さ方向(第1、第2ハウジング10、40の嵌合方向と交差する方向であってアーム部62の板厚方向と同方向)に撓み変形可能な弾性係止片67が切り欠いて形成されている。弾性係止片67は、アーム部62に形成された略U字形のスリット68内に、薄肉でかつ片持ち梁状に区画されている。図6に示すように、弾性係止片67の先端部には、第1ハウジング10の規制部29と当接可能な角ブロック状の係止本体69が形成されている。係止本体69は、アーム部62の内面から内側に突出して配置されている。図2に示すように、係止本体69の一側面は、凹部48のハウジング側当接面49に後方から当接可能なレバー側当接面71とされ、略垂直に切り立って配置されている。また、係止本体69の側面には、レバー側当接面71とは異なる面側に、テーパ状の案内斜面72が切り欠いて形成されている。図3に示すように、レバー60が初期位置にあるときに、弾性係止片67は、概ね幅方向(第1、第2ハウジング10、40の嵌合方向と交差する方向)に沿って配置される。そして、初期位置では、図5に示すように、係止本体69が嵌合空間13に臨んで規制部29に当接可能に配置される。
次に、実施形態1に係るコネクタの嵌合動作について具体的に説明する。
まず、第1ハウジング10に対してレバー60が初期位置に留め置かれる。このとき、図7の(A)に示すように、弾性係止片67の係止本体69が規制部29に対してレバー60の嵌合位置への回動方向で引っ掛け係止されることにより、レバー60の嵌合位置への回動が規制される。続いて、図1に示すように、第2ハウジング40が第1ハウジング10に浅く嵌合される。すると、カムフォロア45がカム溝65の入り口に進入する。また、解除部46の外面がアーム部62の内面を摺動するようにして解除部46が嵌合空間13内に進入して係止本体69と当接し、それに伴って弾性係止片67が規制部29との掛り代を減ずる向きとなる外側に撓み変形させられる。このとき、係止本体69が解除部46の斜面47を摺動することにより、弾性係止片67が円滑に撓み変形させられる。
係止本体69が斜面47を通過して解除部46の外面に乗り上がると、弾性係止片67が最も撓み変形した状態になる。図2に示すように、さらに第2ハウジング40が押し込まれ、係止本体69が凹部48と対応する位置に至ると、弾性係止片67がその復元力によって内側に撓み変形し、それに伴い係止本体69が凹部48内に落ち込む。このとき、弾性係止片67は、自然状態まで完全に弾性復帰せず、凹部48の深さ分、撓み量を減退した状態で撓み変形した状態を維持する。そして、凹部48内に係止本体69が嵌ると、レバー60のレバー側当接面71と第1ハウジング10のハウジング側当接面49とが前後方向(第1、第2ハウジング10、40の離間方向)で対面して配置される。また、フード部41の先端部の内周面にシール部材25の外周面が弾性的に密着し、第1、第2ハウジング10、40間が液密にシールされる。
上記の場合、弾性係止片67とシール部材25の双方の弾発力が第2ハウジング40に作用するため、第2ハウジング40には第1ハウジング10から離間する方向の戻し力が加わることになる。しかるに実施形態1によれば、係止本体69が凹部48内に弾性的に嵌ることにより、レバー側当接面71とハウジング側当接面49とが前後方向で互いに対面しているため、第2ハウジング40が上記戻し力によって押し戻されようとしても、両当接面49、71が互いに当接して、第2ハウジング40の戻り変位が規制される。
また、図7(B)に示すように、係止本体69が凹部48内に嵌った状態では、係止本体69は規制部29との間に若干の掛り代を有している。しかし、図7の(C)に示すように、レバー60が嵌合位置に向けて回動されると、係止本体69の案内斜面72が規制部29を摺動して、係止本体69が嵌合筒部23の外面に円滑に乗り上がり、レバー60の嵌合位置への回動が許容される。
レバー60が嵌合位置に向かう過程では、カムフォロア45がカム溝65の溝面を摺動することにより、レバー60と第2ハウジング40との間にカム作用が発揮され、第1、第2ハウジング10、40の嵌合が低嵌合力で進行する。こうして、カムフォロア45がカム溝65の奥側に移動して、レバー60が嵌合位置に到達すると、レバーロック部63がレバーロック受け部33を弾性的に係止して、レバー60が嵌合位置に保持される。同時に、第1、第2ハウジング10、40が正規嵌合状態に保持され、両端子金具が正規深さで導通接続される。
以上説明したように、実施形態1によれば、レバー60が初期位置にあるときに、第2ハウジング40が第1ハウジング10に浅く嵌合されると、解除部46が弾性係止片67と当接して、弾性係止片67が撓み変形させられ、これによってレバー60の嵌合位置への回動が許容されるようになっている。この場合、撓み変形する弾性係止片67に弾発力が蓄勢されることに起因し、解除部46が弾性係止片67によって戻り方向に押圧されても、撓み変形した弾性係止片67と解除片とが第1、第2ハウジング10、40の離間方向で互いに当接することにより、第2ハウジング40が押し戻されるのが防止される。その結果、コネクタ嵌合時の作業性が改善される。
また、係止本体69が解除部46の凹部48に弾性的に嵌ることにより、弾性係止片67に蓄勢された弾発力が減退するため、第2ハウジング40が押し戻されるのがより確実に回避される。
さらに、初期位置で第1、第2ハウジング10、40が浅く嵌合されたときに、フード部41の先端部の内周面にシール部材25が弾性的に当接するため、解除部46には弾性係止片67に加えてシール部材25からの弾発力が作用することになり、第2ハウジング40が押し戻される可能性がより高まる。しかし、上記構成によれば、撓み変形した弾性係止片67と解除部46とが第1、第2ハウジング10、40の離間方向で互いに当接することにより、第2ハウジング40が押し戻されるのが防止されるため、発明の利益を充分に享受することが可能となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)インナハウジング及びアウタハウジングは分離不能に一体に連結された形態であってもよい。
(2)レバーは両アーム部のうちの一つを省略した一枚板状の形態であってもよい。
(3)本発明は、シール部材を有さない非防水タイプのコネクタにも適用可能である。
10…第1ハウジング
11…インナハウジング
12…アウタハウジング
13…嵌合空間
25…シール部材
40…第2ハウジング
41…フード部
46…解除部
48…凹部
60…レバー
67…弾性係止片
69…係止本体

Claims (3)

  1. 互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに初期位置と嵌合位置との間を回動可能に装着され、その回動操作によって第2ハウジングとの間に倍力作用を発揮して前記第1、第2ハウジングの嵌合を推し進めるレバーとを備え、
    前記レバーは、前記第1、第2ハウジングの嵌合方向と交差する方向に撓み変形可能な弾性係止片を有し、
    前記第1ハウジングは、前記初期位置で前記弾性係止片に弾性的に係止されて、前記レバーの前記嵌合位置への回動を規制する規制部を有し、
    前記第2ハウジングは、前記初期位置で前記第1ハウジングに浅く嵌合されたときに、前記弾性係止片と当接してこの弾性係止片を前記規制部から離間する方向に撓み変形させて、前記レバーの前記嵌合位置への回動を許容し、かつ、その撓み変形した状態の前記弾性係止片と、前記第1、第2ハウジングの離間方向で当接可能な解除部を有していることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記弾性係止片は、前記規制部と当接可能な係止本体を有し、前記解除部は、前記初期位置で前記係止本体が弾性的に嵌る凹部を有し、前記初期位置で前記第1、第2ハウジングが浅く嵌合されたときに、前記凹部の内面に対して前記係止本体が前記第1、第2ハウジングの離間方向で当接可能とされていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記第1ハウジングは、端子金具を収容可能なブロック状のインナハウジングと、前記インナハウジングの周りを取り囲む筒状のアウタハウジングとを有し、前記インナハウジングにはシール部材が装着され、前記レバーは前記アウタハウジングに組付けられ、前記初期位置では、前記インナハウジングと前記アウタハウジングとの間に形成された嵌合空間に前記弾性係止片の先端部が臨むようになっており、前記第2ハウジングは、前記第1ハウジングとの嵌合時に前記嵌合空間に進入する筒状のフード部を有し、前記解除部が前記フード部の外側面に形成されており、前記初期位置で前記第1、第2ハウジングが浅く嵌合されたときに、前記フード部の先端部の内周面に前記シール部材が弾性的に当接することを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
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