JP5708040B2 - ズームレンズおよびカメラおよび情報装置 - Google Patents
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そして、第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの2枚のレンズにより構成され、第3レンズ群は1枚の負レンズにより構成され、第5レンズ群は、物体側から順に、正レンズ及び負レンズの2枚のレンズにより構成され、無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは第3レンズ群が光軸方向に移動して行われる。
(1) 0.7 < |f2/ft| < 2.4
を満足する。
(2) 80 < Lt/D3 < 120
を満足することが好ましい(請求項2)。
条件(2)のパラメータにおける望遠端における光学全長:Ltは「実距離」である。
即ち、後述の実施例のように、第5レンズ群の像側に、フィルタ類が配置される場合、当該フィルタ類の厚さについて、実距離(物理的長さ)で計算される。
この場合「その歪曲収差が、撮像素子により情報化されたデータの電子的な処理により補正できる範囲で許容されている」ことができる。
カメラは「ズームレンズによる像を撮像素子により読取る機能を持つカメラ」として構成することができ、この場合には、ズームレンズとして、請求項1〜3の任意の1に記載のものを用いることも、請求項4記載のものを用いることもできる。
従って、このような歪曲収差補正を前提とし、「電子的な処理によって補正できる範囲の歪曲収差を許容」すれば、歪曲収差以外の収差を「より良好に補正」することができ、広画角化や高変倍化、高性能化に資することができる。
このため、高変倍化を進めるには、第1レンズ群で発生する収差量を十分に小さく抑える必要があり、そのためには第1レンズ群を上記構成とすることが好ましい。
この発明のズームレンズは、上記の如く、フォーカシングを行なう第3レンズが「1枚の負レンズ」で構成され、軽量であるためにフォーカス時の駆動エネルギを小さくできるので、高速AFが可能となり、ズームレンズの小型化を実現できる。
図1〜図5は、ズームレンズの実施の形態を示している。図1〜図5に示すズームレンズはこの順序に、後述する実施例1〜5に関するものである。
符号「I」により第1レンズ群、符号「II」により第2レンズ群、符号「III」により第3レンズ群、符号「IV」により第4レンズ群、符号「V」により第5レンズ群を示す。また、符号「S」により開口絞りを示す。図の左方が「物体側」、右方が「像側」である。
符号Fは「透明平行平板」を示す。透明平行平板Fは、光学ローパスフィルタ・赤外カットフィルタ等の各種フィルタ(物体側の透明平行平板)やCCDセンサ等の撮像素子のカバーガラス(シールガラス 像側の透明平行平板)を「これらに等価な2枚の透明平行平板」として示したものである。
前述の如く、条件(2)のパラメータにおける「望遠端における光学全長:Lt」の算出に際して、透明平行平板Fの厚さは、空気換算されることなく実距離で計算される。
携帯情報端末装置のシステム構成は、図22に示すように、「ズームレンズ」である撮影レンズ1と「撮像素子」である受光素子13を有し、撮影レンズ1によって形成される撮影対象物の像を受光素子13によって読取るように構成され、受光素子13からの出力を、中央演算装置11の制御を受ける信号処理装置14によって処理してデジタル情報に変換する。
このとき、ファインダ2も撮影レンズ1の画角の変化に連動して変倍する。
実施例における記号の意味は以下の通りである。
F:Fナンバ
ω:半画角
r:曲率半径(非球面にあっては近軸曲率半径)
D:面間隔
Nd:屈折率
νd:アッベ数
K:非球面の円錐定数
A4:4次の非球面定数
A6:6次の非球面定数
A8:8次の非球面定数
A10:10次の非球面定数
A12:12次の非球面定数
A14:14次の非球面定数
「非球面形状」は、近軸曲率半径の逆数(近軸曲率):C、光軸からの高さ:H、円錐定数:K、上記各次数の非球面係数を用い、Xを光軸方向における非球面量として、周知の式:
X=CH2/[1+√{1−(1+K)C2H2}]+A4・H4+A6・H6
+A8・H8+A10・H10+A12・H12+A14・H14
で表され、近軸曲率半径:R(=1/C)と円錐定数:K、非球面係数:A4〜A14を与えて形状を特定する。
なお「長さの次元を持つ量」の単位は「mm」である。
実施例1のズームレンズは、図1に即して説明したものである。
第1レンズ群Iは、物体側から順に物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズの接合レンズとからなる。
実施例1のデータを表1に示す。
非球面は、上記表1において「*印」を付した面である。以下の実施例においても同様である。
K=0
A4=1.056440E-06
A6=4.970200E-08
A8=-7.07385E-10
A10=5.361300E-12
A12=-1.57191E-14
第13面
K=0
A4=-7.78796E-05
A6=-2.65621E-07
A8=-1.50697E-09
第21面
K=0
A4=3.625180E-05
A6=1.430340E-06
A8=-1.49906E-08
第22面
K=0
A4=1.042670E-04
A6=1.381650E-06
A8=-1.17092E-08
上記非球面の表記において、例えば「-1.17092E-08」は「-1.17092×10-8」を意味する。以下においても同様である。
可変量のデータを表2に示す。
実施例2のズームレンズは、図2に即して説明したものである。
実施例2のデータを表3に示す。
実施例2の非球面のデータを以下に示す。
K=0
A4=-2.56108E-06
A6=1.044020E-07
A8=-1.4309E-09
A10=1.355110E-11
A12=-5.04361E-14
第13面
K=0
A4=-9.25137E-05
A6=-3.51547E-07
A8=-8.00052E-09
第21面
K=0
A4=-2.51375E-04
A6=3.572660E-06
A8=1.359970E-08
第22面
K=0
A4=-1.75754E-04
A6=4.150840E-06
A8=-1.1655E-08 。
可変量のデータを表4に示す。
実施例3のズームレンズは、図3に即して説明したものである。
実施例3のデータを表5に示す。
実施例3の非球面のデータを以下に示す。
K=0
A4=2.777450E-05
A6=-3.99444E-08
A8=6.048460E-10
A10=1.095400E-12
A12=-2.48491E-14
第13面
K=0
A4=-9.36505E-05
A6=4.158310E-08
A8=-5.89151E-09
第21面
K=0
A4=5.741240E-06
A6=-1.82504E-06
A8=4.009180E-09
第22面
K=0
A4=1.736520E-04
A6=-1.06638E-06
A8=2.185120E-08 。
可変量のデータを表6に示す。
実施例4のズームレンズは、図4に示したものである。
実施例4のデータを表7に示す。
実施例4の非球面のデータを以下に示す。
K=0
A4=5.736250E-06
A6=1.541920E-07
A8=-1.54552E-09
A10=2.609640E-11
A12=-1.36118E-13
第13面
K=0
A4=-6.60531E-05
A6=-9.67387E-08
A8=-6.97485E-09
第22面
K=0
A4=2.216200E-04
A6=2.466620E-06
A8=-2.45507E-08
A10=6.485260E-10 。
可変量のデータを表8に示す。
実施例5のズームレンズは、図5に示したものである。
実施例5のデータを表9に示す。
実施例5の非球面のデータを以下に示す。
K=0
A4=3.219740E-06
A6=3.603850E-08
A8=-5.10179E-10
A10=3.418800E-12
A12=-8.46642E-15
第13面
K=0
A4=-7.30888E-05
A6=-2.79226E-07
A8=-1.37626E-09
第21面
K=0
A4=2.979630E-05
A6=1.179710E-06
A8=-6.349E-09
第22面
K=0
A4=9.580120E-05
A6=1.208010E-06
A8=-8.5897E-09 。
可変量のデータを表10に示す。
実施例1〜5における各条件式のパラメータの値を表11に示す。
この電子的な補正により、中間焦点距離・広角端における理想像高が「所望のイメージサークルの大きさ」である14.3mmとなるようにするのである。即ち、中間焦点距離・広角端における「イメージサークルの大きさ」を所望のイメージサークルの大きさの「(100+Dis(X))/100倍」とすることができる。
II 第2レンズ群
III 第3レンズ群
S 開口絞り
IV 第4レンズ群
V 第5レンズ群
Claims (7)
- 物体から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、負の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群を配し、第3レンズ群と第4レンズ群との間に絞りを配してなり、広角端から望遠端への変倍に際して、各レンズ群が独立して物体側へ移動し、
第1レンズ群は、物体側から順に、負レンズと正レンズの2枚のレンズにより構成され
、第3レンズ群は1枚の負レンズにより構成され、第5レンズ群は、物体側から順に、正レンズ及び負レンズの2枚のレンズにより構成され、
無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは第3レンズ群が光軸方向に移動して行われ、
第2レンズ群の焦点距離:f2、望遠端における全系の焦点距離:ftが、条件:
(1) 0.7 < |f2/ft| < 2.4
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1記載のズームレンズにおいて、
望遠端における光学全長(実距離):Lt、第3レンズ群をなす1枚の負レンズの光軸上の肉厚:D3が、条件:
(2) 80 < Lt/D3 < 120
を満足することを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1または2記載のズームレンズにおいて、
第5レンズ群の像側のレンズは、少なくとも1面が非球面形状を有する負レンズであることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜3の任意の1に記載のズームレンズにおいて、
ズームレンズによる像を撮像素子により読取る情報装置に用いられることを特徴とするズームレンズ。 - 請求項1〜4の任意の1に記載のズームレンズを、撮影用光学系として有することを特徴とするカメラ。
- ズームレンズによる像を撮像素子により読取る機能を持ち、ズームレンズとして、請求項4記載のものを用いることを特徴とするカメラ。
- 請求項1〜5の任意の1に記載のズームレンズを、カメラ機能部の撮影用光学系として有し、携帯情報端末装置として構成されたことを特徴とする情報装置。
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