JP5684433B2 - 処置具 - Google Patents
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Description
たとえば特許文献1には、可撓性を有する長尺なワイヤ本体の先端側に2つのループ状の挟持部を備えた血管内異物除去用ワイヤが開示されている。この特許文献1に記載の血管内異物除去用ワイヤは、2つのループ状の挟持部を相対移動させて、両挟持部間の距離を狭めることにより、血管内の異物を挟んで回収することができる。
また、特許文献2には、剥離ループと切断ループがプローブに対して進退自在に設けられた組織切除装置が開示されている。この特許文献2に記載の組織切除装置は、剥離ループと切断ループとを収納位置と展開位置との間で動かすことができる。
また、特許文献2に記載された組織切除装置は、剥離ループと切断ループが開閉しない構成であるから、大きな組織が除去できない。
前記一対のジョーのうちの第2のジョーの先端部から突没自在で弾性変形可能な把持面を有し、前記第2のジョーの前記把持面が前記一対のジョーの開閉方向と交差する面内でループ状に湾曲された第2のワイヤ状部材と、前記一対のジョーに先端部が接続され、前記長軸部材の前記長手軸に沿って移動自在となるように設けられた長尺な操作伝達部材と、前記操作伝達部材の基端部に設けられ、前記第1のワイヤ状部材の前記把持面と前記第2のワイヤ状部材の前記把持面との間で組織を把持する把持力を付加または解放するために前記一対のジョーを開閉操作可能な開閉操作部と、前記第1のワイヤ状部材の前記把持面の把持面積に一致させるように前記第2のジョーの先端部からの前記第2のワイヤ状部材の前記把持面の突出量を調整可能な操作部と、を備える。
本発明の第1実施形態の処置具について説明する。図1は、本実施形態の処置具と、処置具とともに使用される内視鏡装置500とを示す全体図である。
図1に示すように、処置具1Aは、内視鏡装置500とともに使用される処置具である。処置具1Aとともに使用される内視鏡装置500の構成は特に限定されない。たとえば本実施形態では、内視鏡装置500は、口から胃内へ挿入される軟性の挿入部501を備え、処置具1Aを挿通するための処置具チャンネル502が挿入部501内に設けられた軟性内視鏡である。
図2に示すように、挿入部2の長軸部材3の先端には、処置部10が設けられている。処置部10には、第1のジョー11及び第2のジョー12(以下、「ジョー11,12」という場合がある。)からなる一対のジョー11、12が設けられている。一対のジョー11,12は、長軸部材3の長手軸と交差する矢印A1方向に一緒に開閉する。第1のジョー11及び第2のジョー12は、長軸部材3の先端に固定された筒状のハウジング4に支持されている。第1のジョー11及び第2のジョー12は、操作部100によって開閉操作される。
図3に示すように、処置部10を有する処置具1Aは、第1の把持体21と第2の把持体22とで、ループワイヤ23の突出量及びループの大きさを個別に自由に変えることができる。
図8および図9に示すように、一対のジョー11,12は、基端側にそれぞれジョー11,12と一体に延びるアーム141,142を有している。第1のジョー11と一体に設けられたアーム141と、第2のジョー12と一体に設けられたアーム142とは、ジョー11,12に繋がる先端と基端との中間部でX字形に交差している。アーム141とアーム142とがX字形に交差した箇所には固定ピン15が設けられている。固定ピン15は、長軸部材3の先端に固定された筒状のハウジング4に固定されている。
従って、操作者は、開閉操作部材130をスライド操作することで、操作ワイヤ30を介してジョー11,12を開閉することができる。また、操作者は、第1進退操作部材131、第2進退操作部材132をスライド操作することで、操作ワイヤ31,32を介して、把持体21,22のループワイヤ23をそれぞれ独立して進退させ拡大や縮小させることができる。
図11は、本実施形態に係る処置具1Aを用いた手技の流れを示すフローチャートである。図12から図19は、この手技の一過程を示す説明図である。
開口部Xをさらに広げる場合には、たとえば、高周波電流を用いて生体組織を切開する高周波処置具を使用する。
所望の大きさの開口部Xが形成されたら、内視鏡用拡張カテーテル520を抜去する。これでステップS3は終了し、ステップS4へ進む。
ステップS4では、内視鏡装置500の処置具チャンネル502に処置具1Aを取り付ける(図1参照)。また、内視鏡用穿刺針や内視鏡用拡張カテーテルを処置具チャンネルから取り外し、これにより使用可能となったガイドワイヤを用いて処置具チャンネルに処置具1Aを取り付けてもよい。
その後、処置具1Aが取り付けられた内視鏡装置500を操作する操作者は、内視鏡装置500の挿入部501を湾曲操作したり移動させたりすることによって、胃及び膵臓に形成された開口部X内を通じて膵臓内へと長軸部材16の先端を案内する(図15参照)。膵臓内に処置具1Aが入ったら、ガイドワイヤを抜去する。これでステップS4は終了し、ステップS5へ進む。
ステップS5では、操作者は、内視鏡装置500により得られる画像を見て処置部10の位置を調整する。次に操作者は、回収対象となる壊死組織が存在する生体組織Pに狙いを定めながら内視鏡装置500の先端を動かす。
ジョー11,12が閉じられることで、把持体21,22のループワイヤ23により、壊死組織Tが挟まれる。
操作者は、ジョー11,12を閉じた状態で、内視鏡装置500の挿入部501を移動させたり、長軸部材3を処置具チャンネル502に対して移動させたりして、処置部10を膵臓内から胃内へと引き戻す。これでステップS6は終了し、ステップS7へ進む。
ステップS7では、まず、操作者は、ジョー11,12を開く。また、把持体21,22のループワイヤ23のループを拡大させる。そうすることにより、把持体21,22のループワイヤ23によって把持された壊死組織Tはループワイヤ23から離れて胃内に捨てられる。
この際、壊死組織Tがループワイヤ23に絡んだり付着したりして容易に除去されないときには、操作者は、第1の把持体21と第2の把持体22のループワイヤ23を個別に拡大または縮小させる。それにより、壊死組織Tの除去が促される。
本手技では、膵臓内からかき出す必要がある壊死組織の量が非常に多い場合には、上記ステップS4から上記ステップS7までのステップを複数回繰り返すこともできる。
また、把持体21,22のループワイヤ23が、進退自在および拡大または縮小自在に構成されていなくても、開閉自在に構成されていれば処置具1Aは、良好な回収効果を得ることができる。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。図20は、第1変形例の処置具1A−1の構成を示す斜視図である。図21は、第1変形例の処置具1A−1の構成を示す側面図である。
図20よび図21に示すように、本変形例では、把持体21,22をそれぞれ構成するループワイヤ23の先端に凸部23aが設けられている。ループワイヤ23の先端とは、ジョー11,12から最大に離れた遠位点23nである。この凸部23aは、被把持物に対する把持側、すなわち一対の把持体21,22が対向する側に突出して設けられている。このように、ループワイヤ23の先端に凸部23aが設けられていることにより、回収対象組織が凸部23aに引っ掛かりやすくなる。
次に、本実施形態の第2変形例について説明する。図22は、第2変形例の処置具1A−2の構成を示す斜視図である。図23は、第2変形例の処置具1A−2の構成を示す側面図である。
図22および図23に示すように、本変形例では、把持体21,22をそれぞれ構成するループワイヤ23の先端と基端の中間に凸部23bが設けられている。ループワイヤ23の基端とは、ジョー11,12に一番近い近位点23mである。従って、ループワイヤ23の先端と基端の中間は、ループワイヤ23の遠位点23nと近位点23mの中間である。また、この凸部23bは、被把持物に対する把持側、すなわち一対の把持体21,22が対向する側に、側方から見て波形に突出して設けられている。このように、ループワイヤ23の先端に凸部23bが設けられてことにより、回収組織が凸部23bに引っ掛かりやすくなる。凸部23bは、第1の把持体21と第2の把持体22で同じ位置に設けられている場合の他、位置をずらして設けられていてもよい。
次に、本実施形態の第3変形例について説明する。図24は、第3変形例の処置具1A−3の構成を示す斜視図である。図25は、第3変形例の処置具1A−3の構成を示す側面図である。
図24および図25に示すように、本変形例では、把持体21,22をそれぞれ構成するループワイヤ23の先端と、ループワイヤ23の先端および基端の中間とに複数の凸部23a、23bが設けられている。すなわち、本変形例は、第1変形例と第2変形例を組み合わせ、さらに第2変形例における凸部23bを複数設けたものに相当する。このように、複数の凸部23a、23bが設けられていることにより、回収組織が凸部23a、23bに一層引っ掛かりやすくなる。凸部23bは、第1の把持体21と第2の把持体22で同じ位置に設けられている場合の他、位置をずらして設けられていてもよい。
次に、本実施形態の第4変形例について説明する。図26は、第4変形例の処置具1A−4の構成を示す斜視図である。
図26に示すように、本変形例では、把持体21,22をそれぞれ構成する各ループワイヤ23に、ループワイヤ23で囲まれた面に張られたネット24が設けられている。
次に、本実施形態の第5変形例について説明する。図27は、第5変形例の構成を示す斜視図である。
図27に示すように、本変形例では、一対の把持体21,22が、螺旋状に湾曲したワイヤ25によって構成されている。ワイヤ25の螺旋は、二次元状に形成されていてもよいし、把持体21,22の開閉方向と直交する方向に膨らみを持つ3次元状に形成されていてもよい。
たとえば、ワイヤ25は、図27に示す矢印B1−1,B2−1方向に押し出されることで、広がりをもった螺旋形態に変形する。また、ワイヤ25は、図27に示す矢印B1−2、B2−2方向に引き込まれることで、ジョー11,12の中に収納される。この場合も、第1の把持体21のワイヤ25と第2の把持体22のワイヤ25とは、個別に進退自在に設けられている。
このように、本変形例は、螺旋状のワイヤ25で把持体21,22が構成されていることにより、第4変形例のように、ネット24で回収組織を脱落しないように保持する場合に近い効果を奏する。また、螺旋形状のワイヤ25は、ループワイヤ23よりも柔らかく生体組織に弱い力で接触することができる。
本変形例では、一対の把持体21,22の両方が螺旋状のワイヤによって構成されている場合を示した。しかし、どちらか一方の把持体だけが螺旋状のワイヤで構成され、他方が例えば、図2に示すような前述のループワイヤ23で構成されていてもよい。
次に、本実施形態の第6変形例について説明する。
本変形例では、操作部100に、開閉操作ワイヤ30を一定のピッチで移動させるためのラチェット(不図示)が設けられている。本変形例におけるラチェットは、ペアン鉗子に設けられたラチェットのように、突起同士が係合することによりピッチを規定するラチェットである。ラチェットにより規定されるピッチは、例えば一対のジョー11,12の全閉と全開との間を3〜5段階に分けるように設定される。これにより、本変形例では、開閉操作ワイヤ30の位置を操作部100に対してラチェットを用いて固定できる。その結果、本変形例の処置具1Aによれば、一対のジョー11,12の開き角度を微調整したりジョー11,12の位置を固定したりすることができる。
また、本変形例の処置具1Aによれば、把持対象となる組織の硬さや粘性等に応じて把持力量を容易に調整できる。
本変形例と同様の原理によるラチェットが、進退操作ワイヤ31,32を一定のピッチで移動させるために操作部100に設けられていてもよい。この場合、ループワイヤ23によるループの大きさを微調整し、微調整された大きさに容易に維持することができる。
次に、本発明の第2実施形態の処置具1Bについて説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
外側の把持体は主把持体411,421である。内側の把持体は、補助把持体412、422である。外側の主把持体411,421は、第1実施形態の把持体21,22に相当する。内側の補助把持体412、422は、拡がった状態で、外側の主把持体411,421よりも小さく形成されている。
外側の主把持体411,421も内側の補助把持体412、422も、それぞれループ状に湾曲したループワイヤ23、26で構成されている。補助ループワイヤ(補助ワイヤ)26のループの大きさは、主ループワイヤ(主ワイヤ)23のループより小さく形成されている。補助ループワイヤ26は、外側の主ループワイヤ23の内側に間隔を有するように配されている。
このように、本実施形態に係る処置具1Bは、第1の把持体41及び第2の把持体42が、それぞれ主ループワイヤ23と補助ループワイヤ26の組で構成されているので、組織を回収する際に、把持体41,42と組織とが絡む部分が増える。従って、本実施形態によれば、より確実な組織の回収が可能になる。また、本実施形態によれば、いったん保持した回収組織を逃しにくくなる。その他の効果は、第1実施形態と同様である。
また、上記第2実施形態では、一対の把持体41,42がそれぞれ主把持体411,421と補助把持体412、422で構成されている場合を示したが、補助把持体の数を2つ以上設けてもよい。また、把持体41,42のいずれか一方を、補助把持体が無く、主把持体だけのものにしてもよい。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。図29は、第1変形例の構成を示す斜視図である。
図29に示すように、本変形例では、ジョー11,12に支持された一対の把持体41,42のうち、一方の把持体41の補助ループワイヤ26のループの大きさと、他方の把持体42の補助ループワイヤ26のループの大きさが異なっている。この場合、補助ループワイヤ26は、ループの大きさが可変とはなっていない。このように、一方の把持体41と他方の把持体42で、補助ループワイヤ26のループの大きさが異なる場合、回収組織の大きさに応じてループの大きい側と小さい側を使い分けることが可能になる。
図30は、第2実施形態の第2変形例の把持体の概略を示す斜視図である。
図30に示すように、本変形例では、主ループワイヤ23のジョーに支持された近位点23mと、ジョーから最大に離間した遠位点23nとを結ぶ直線が、主ループワイヤ23の中心線23hと定義されている。また、補助ループワイヤ26のジョーに支持された近位点26mと、ジョーから最大に離間した遠位点26nとを結ぶ直線が、補助ループワイヤ26の中心線26hと定義されている。
本変形例では、主ループワイヤ23の中心線23hと補助ループワイヤ26の中心線26hとが、主ループワイヤ23および補助ループワイヤ26を共に含む同じ平面H内で重なっている。
図31は、第2実施形態の第3変形例の一方の把持体の概略を示す斜視図である。
図31に示すように、本変形例では、主ループワイヤ23を含む平面H1と、補助ループワイヤ26を含む平面H2とが互いに平行となるように間隔を有する関係にある。本変形例では、主ループワイヤ23の中心線23hと補助ループワイヤ26の中心線26hとが、両平面H1,H2に直交する方向から見た際に重なる位置に設けられている。
図32は、第2実施形態の第4変形例の一方の把持体の概略を示す斜視図である。
図32に示すように、本変形例では、主ループワイヤ23を含む平面H1と、補助ループワイヤ26を含む平面H2とが傾斜角度θ1を持つ関係にある。本変形例では、主ループワイヤ23の中心線23hと、補助ループワイヤ26hの中心線26hとが、主ループワイヤ23を含む平面H1に直交する方向から見た際に重なる位置に設けられている。
図33は、第2実施形態の第5変形例の一方の把持体の概略を示す斜視図である。
図33に示すように、本変形例では、主ループワイヤ23の中心線23hと、補助ループワイヤ26hの中心線26hとが、主ループワイヤ23を含む平面Hに直交する方向から見た際に角度θ2だけずれている。このような構成であっても上述の実施形態と同様の効果を奏する。
図34は、第2実施形態の第6変形例の概略を示す斜視図である。図34は、同変形例の一対の補助把持体(補助ループワイヤ)の関係の概略を示す斜視図である。図35は、本変形例の一対の補助把持体(補助ループワイヤ)の関係の概略を示す斜視図である。
図34に示すように、本変形例では、把持体41,42をそれぞれ構成する補助ループワイヤ26の少なくとも一方に、被把持物に対する把持側に突出した凸部26aが設けられている。この凸部26aの位置は、補助ループワイヤ26上であれば限定されない。
図35に示すように、補助ループワイヤ26上の凸部26aの高さは、一対の把持体41,42が閉じられたときに、互いに相手側の凸部26aに重なるような高さであってもよい。
あるいは、図36に示すように、補助ループワイヤ26上の凸部26aの高さは、一対の把持体41,42が閉じられたときに、互いに相手側の凸部26aに近接するような高さであってもよい。
図37は、第2実施形態の第7変形例の概略を示す斜視図である。
図37に示すように、本変形例では、一対の把持体41,42が閉じた状態において、把持体41,42の主ループワイヤ23および補助ループワイヤ26が、ジョー11,12よりも内側に倒れるように設定されている。
なお、補助ループワイヤ26が省略されている場合も、同様の例が挙げられる。すなわち、主ループワイヤ23だけが設けられている把持体において、一対の把持体が閉じた状態になったとき、主ループワイヤが、ジョーの位置よりも互いに内側の位置に倒れるように設定されている例である。
図38は、第2実施形態の第8変形例の概略を示す斜視図である。
図38に示すように、本変形例では、一対の把持体41,42が閉じた状態において、把持体41,42の主ループワイヤ23および補助ループワイヤ26が、互いに相手側のループの中に入り込むよう構成されている。すなわち、第1の把持体41の主ループワイヤ23および補助ワイヤ26が、第2の把持体42の主ループワイヤ23および補助ループワイヤ26のループの中にそれぞれ入り込む。あるいは、第1の把持体41の主ループワイヤ23が第2の把持体42の主ループワイヤ23のループの中に入り込む。あるいは、第1の把持体41の補助ループワイヤ26が第2の把持体42の補助ループワイヤ26のループの中に入り込むように構成されている。
なお、補助ループワイヤ26が省略されている場合も、同様の例が挙げられる。すなわち、主ループワイヤ23のみを有する把持体が閉じた状態において、第1の把持体41の主ループワイヤが第2の把持体42の主ループワイヤのループの中に入り込むように設定された例である。
次に、本発明の第3実施形態に係る処置具1Cについて説明する。
図39は、本発明の第3実施形態の概略構成を示す斜視図である。この実施形態の処置具1Cでは、第1の把持体21が、ループワイヤ23により構成されている。一方、第2の把持体22が、一対のジョー11,12の開閉方向と交差する把持面27aを有する板状部材27により構成されている。板状部材27は、たとえばヘラのような部材である。
次に、本発明の第4実施形態の処置具1Dについて説明する。
図40は、本発明の第4実施形態の概略構成を示す斜視図である。本実施形態に係る処置具1Dでは、前記第2実施形態における補助ワイヤ26の代わりに、一対のジョー11,12の開閉方向と交差する把持面27aを有する板状部材27が用いられている。
次に、本発明の第5実施形態に係る処置具1Eについて説明する。
図41は、本発明の第5実施形態に係る処置具1Eの概略構成を示す斜視図である。本実施形態に係る処置具1Eでは、前記第2実施形態における補助ワイヤ26が2本以上設けられている。このように、補助ワイヤ26の本数は何本であってもよい。また、主ワイヤ23や補助ワイヤ26のループの大きさが拡大または縮小できるどうか、また、進退自在であるかどうかは、任意に決めることができる。
次に、本発明の第6実施形態に係る処置具1Fについて説明する。
図42および図43は、第6実施形態の処置具1Fの先端の処置部の構成を示す図である。図42は一対のジョーが閉じている状態を示す斜視図である。図43は一対のジョーが開いている状態を示す斜視図である。
図42および図43に示すように、本実施形態の処置具1Fの処置部50は、2つを合わせると円柱体になる半円柱状の一対のジョー51,52を有する。ジョー51,52の先端面53には、ジョー51,52の基端面まで貫通する貫通孔54,55が形成されている。
主半ループワイヤ23および補助半ループワイヤ26は、ジョー51,52から突出する方向およびジョー51,52に収容される方向に進退自在に設けられている。半ループワイヤ23、26は、一対のジョー51,52にそれぞれ独立して進退自在に設けられている。従って、半ループワイヤ23、26は、半ループワイヤ23、26の進退動作により、ジョー51,52の開閉方向と交差する面内で半ループの大きさをそれぞれ独立して拡大または縮小自在に構成されている。
本実施形態の処置具1Fによれば、第2実施形態の処置具1Bと同様の効果を奏することができる。
次に、本発明の第7実施形態に係る処置具1Gについて説明する。
図44および図45は、第7実施形態の処置具1Gの先端の処置部60の構成を示す図である。図44は一対のジョーが閉じている状態を示す斜視図である。図45は一対のジョーが開いている状態を示す斜視図である。
このように、板状部材27で補助把持体662、672が構成されている場合、大きい組織は外側の主把持体661,671のループワイヤ23で把持され、小さい組織は内側の補助把持体662、672の板状部材27で把持される。それ以外の効果は、第6実施形態の効果と同様である。
次に、本発明の第8実施形態に係る処置具1Hについて説明する。図46は、本実施形態に係る処置具1Hの平面図である。図47は、本実施形態に係る処置具1Hの先端構造を示す斜視図である。図48は、本実施形態に係る処置具1Hにおけるプーリ群の構成を示す平面図である。図49は、本実施形態に係る処置具1Hにおけるプーリ群の構成を示す側面図である。
また、図47に示すように、ジョー11,12には、主ループワイヤ70が進退自在に挿入される貫通孔11a,12aと、補助ループワイヤ71が進退自在に挿入される貫通孔11b,12bとがそれぞれ形成されている。さらに、本実施形態に係る処置具1Hは、第1実施形態において説明された操作部100に代えて、操作部100とは構成が異なる操作部110を有している。
ジョー11に設けられた主ループワイヤ70の第一端はジョー11の先端の一部に固定されている。ジョー11に設けられた主ループワイヤ70の第二端は操作部110に接続されている。本実施形態では、ジョー11に設けられた主ループワイヤ70の第一端は、補助ループワイヤ71が進退自在に挿入される貫通孔11b内に入り込んでおり、且つ、主ループワイヤ70の第一端は貫通孔11b内においてジョー11に固定されている。
図46,図48及び図49に示すように、操作ノブ133は、操作部本体101の長手軸に直交する方向に回動中心が延びるように操作部本体101に取り付けられた略円柱状の部材である。操作ノブ133において、操作部本体101の外部に露出する部分には、ダイヤル134が設けられている。ダイヤル134は、操作ノブ133を回転させるために操作者が触れることができるように構成されている。操作ノブ133において、操作部本体101の内部に配された部分には、回転軸135と、プーリ群136とが設けられている。回転軸135は、ダイヤル134に固定され或いはダイヤル134と一体成形されている。プーリ群136は、回転軸135の中心軸線が回動中心となるように回転軸135に固定されている。
次に、本実施形態の第1変形例について説明する。図53は、本変形例の処置具を示す平面図である。図54は、本変形例の処置具におけるピニオン、ラック及びスライダの構成を説明するための模式的な平面図である。図55は、本変形例の処置具におけるピニオン、ラック及びスライダの構成を説明するための模式的な側面図である。図56から図58は、本変形例の処置具の作用を説明するための図である。
次に、本発明の第9実施形態の処置具1Jについて説明する。図59は、本実施形態に係る処置具1Jを示す平面図である。図60は、本実施形態に係る処置具1Jにおける操作部の内部構造を示す模式的な平面図である。
図59に示すように、本実施形態に係る処置具1Jは、上記第8実施形態で説明された操作部110に代えて、操作部110とは構成が異なる操作部150を有している。
ストッパ152は、第二スライダ153の先端の壁(先端面)153aが当接する壁(当接面)152aを有している。第二スライダ153の壁153aが壁152aに当接した状態では、第二スライダ153は、第一スライダ151と一体に操作部150の先端側へ移動する場合を除いて第二スライダ153単独では操作部150の先端側へは移動できない。
第二スライダ153の先端の壁153aが壁152aよりも基端側に離間した状態であれば、第二スライダ153は第一スライダ151の位置とは関係なく自在に進退し得る。
本実施形態では、ジョー11に設けられた主ループワイヤ70及びジョー12に設けられた主ループワイヤ70は、いずれも第一スライダ151に固定されている。ジョー11に設けられた補助ループワイヤ71及びジョー12に設けられた補助ループワイヤ71は、いずれも第二スライダ153に固定されている。
次に、本発明の第10実施形態の処置具1Kについて説明する。図63は、本実施形態の処置具の先端構造を示す側面図である。図64は、本実施形態の処置具の先端構造の一部を示す斜視図である。図65は、本実施形態の処置具の先端構造の一部を示す斜視図である。図66は、本実施形態の処置具の作用を説明するための図である。
本実施形態に係る処置具1Kでは、操作部材131,132を進退させる操作が操作者によって行われることにより、ジョー11,12から各弾性部162が突出されたり、ジョー11,12内に各弾性部162が収容されたりする。ジョー11,12内に各弾性部162が収容されている状態から各弾性部162がジョー11,12から突出するにしたがって、弾性部162は湾曲した形状へと復元される。弾性部162が湾曲状態に復元されるに従って、図66に示すように、各弾性部162の先端に設けられた各主ループ部161は互いに近接するように移動される。
次に、本発明の第11実施形態に係る処置具1Lについて説明する。図67は、本実施形態に係る処置具の先端構造を示す斜視図である。図68は、本実施形態に係る処置具の作用を説明するための側面図である。図69は、本実施形態に係る処置具の作用を説明するための側面図である。
本実施形態における弾性部162は、第1のジョー11内に進退可能に挿入されている。弾性部162は、ループワイヤ23とは別体であり、ループワイヤ23のループ径の変更と、第1のジョー11からの弾性部162の突出とは、操作部100において独立して制御可能である。すなわち、本実施形態においては、操作部100には、ループワイヤ23のループ径を変更するための操作部材131に加えて、操作ワイヤ部163を進退動作させる操作部材(不図示)がさらに設けられている。
図68に示すように、本実施形態では、弾性部162が第1のジョー11内に完全に収容されている場合には、ループワイヤ23は弾性部162とは接触していない。図69に示すように、第1のジョー11から弾性部162が突出していると、弾性部162はループワイヤ23を押圧し、上記第10実施形態と同様に、第1のジョー11から突出したループ部分(本実施形態ではループワイヤ23)を湾曲させる。これにより、本実施形態の処置具1Lおいても、上記第10実施形態で説明された処置具1Kと同様に、ループワイヤ23によって形成されるループの向きを変更し、またこのループによる組織の把持力を好適に設定することができる。
次に、本発明の第12実施形態の処置具1Mについて説明する。図70は、本実施形態に係る処置具の一部を示す模式的な側面図である。
図70に示すように、本実施形態の処置具1Mは、上記第1実施形態で説明された長軸部材3に代えて、多条コイルからなるコイルシース180を有する。
この他、本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
10,40: 処置部
11,51: 第1のジョー(ジョー)
12,52: 第2のジョー(ジョー)
16: 長軸部材
21,41,56: 第1の把持体(把持体)
22,42,57: 第2の把持体(把持体)
23,26: ワイヤ
23a,23b: 凸部
23h,26h: 中心線
24: ネット
26: 補助ループワイヤ(補助ワイヤ)
26a: 凸部
27: 板状部材
27a: 把持面
30,31,32,163: 操作ワイヤ
31P: 操作部材
53: 先端面
54,55: 貫通孔
70: 主ループワイヤ
71: 補助ループワイヤ
100: 操作部
101: 操作部本体
110: 操作部
134: ダイヤル
135: 回転軸
136: プーリ群
137,139: 大径プーリ(第一の移動部材)
138,140: 小径プーリ(第二の移動部材)
141: ピニオン
142: ラック
143: 被把持部
144: スライダ
150: 操作部
151: 第一スライダ(第一の移動部材)
152: ストッパ
153: 第二スライダ(第二の移動部材)
162: 弾性部
170: 湾曲部
411,421,561,571,661,671: 主把持体
412,422,562,572,662,672: 補助把持体
Claims (18)
- 長手軸を有する長軸部材と、
前記長軸部材の先端に設けられ、開閉自在な一対のジョーと、
前記一対のジョーのうちの第1のジョーの先端部から突出されて弾性変形可能な把持面を有し、前記第1のジョーの前記把持面が前記一対のジョーの開閉方向と交差する面内でループ状に湾曲された第1のワイヤ状部材と、
前記一対のジョーのうちの第2のジョーの先端部から突没自在で弾性変形可能な把持面を有し、前記第2のジョーの前記把持面が前記一対のジョーの開閉方向と交差する面内でループ状に湾曲された第2のワイヤ状部材と、
前記一対のジョーに先端部が接続され、前記長軸部材の前記長手軸に沿って移動自在となるように設けられた長尺な操作伝達部材と、
前記操作伝達部材の基端部に設けられ、前記第1のワイヤ状部材の前記把持面と前記第2のワイヤ状部材の前記把持面との間で組織を把持する把持力を付加または解放するために前記一対のジョーを開閉操作可能な開閉操作部と、
前記第1のワイヤ状部材の前記把持面の把持面積に一致させるように前記第2のジョーの先端部からの前記第2のワイヤ状部材の前記把持面の突出量を調整可能な操作部と、を備える処置具。 - 前記第1のワイヤ状部材の前記把持面は、前記第1のジョーから突没可能である請求項1に記載の処置具。
- 前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材の進退動作により、前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材が、前記ジョーの開閉方向と交差する面内で前記第1のワイヤ状部材の前記把持面積及び前記第2のワイヤ状部材の前記把持面の把持面積を、それぞれ独立して変更可能に設けられている請求項2に記載の処置具。
- 前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材は、
主ワイヤと、前記主ワイヤよりも小さい把持面積を有し前記主ワイヤの内側に間隔を有するように配された補助ワイヤとを有し、
前記第1のワイヤ状部材の前記補助ワイヤの前記把持面積と、前記第2のワイヤ状部材の前記補助ワイヤの前記把持面積とが互いに異なる請求項3に記載の処置具。 - 前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材が閉じた状態において、前記第1のワイヤ状部材の前記主ワイヤおよび前記補助ワイヤの前記把持面が、前記把持面の基端部から先端部に向かって前記第2のワイヤ状部材に対して接近する方向に傾斜し、
前記第2のワイヤ状部材の前記主ワイヤおよび前記補助ワイヤの前記把持面が、基端部から先端部に向かって前記第1のワイヤ状部材に対して接近する方向に傾斜するように設定されている請求項4に記載の処置具。 - 前記長軸部材の基端に設けられ前記第1のワイヤ状部材と前記第2のワイヤ状部材との少なくともいずれか一方に連結された操作部をさらに備え、
前記操作部は、
前記主ワイヤを前記長軸部材の中心軸線方向に進退移動させる第一の移動部材と、
前記補助ワイヤを前記長軸部材の中心軸線方向に進退移動させる第二の移動部材と、
を有している請求項5に記載の処置具。 - 前記主ワイヤの前記ジョーに支持された点と前記ジョーから最大に離間した点とを結ぶ前記主ワイヤの中心線と、前記補助ワイヤの前記ジョーに支持された点と前記ジョーから最大に離間した点とを結ぶ前記補助ワイヤの中心線とが、前記主ワイヤおよび前記補助ワイヤを共に含む同じ平面内で重なっている請求項4に記載の処置具。
- 前記主ワイヤの前記ジョーに支持された点と前記ジョーから最大に離間した点とを結ぶ前記主ワイヤの中心線と、前記補助ワイヤの前記ジョーに支持された点と前記ジョーから最大に離間した点とを結ぶ前記補助ワイヤの中心線とが、前記主ワイヤを含む平面に直交する方向から見た際に互いにずれた位置にある請求項4に記載の処置具。
- 前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材のうちの前記第1のワイヤ状部材を構成する前記主ワイヤおよび前記補助ワイヤの少なくとも一方が、前記第2のワイヤ状部材の前記主ワイヤおよび前記補助ワイヤの少なくとも一方の湾曲部分の内側の空間に入り込む状態となるように設定されている請求項5に記載の処置具。
- 前記第1のジョーの先端面には、前記第1のワイヤ状部材の前記把持面を収容可能な第1の先端開口部を有し、前記第2のジョーの先端面には、前記第2のワイヤ状部材の前記把持面を収容可能な第2の先端開口部を有する請求項3に記載の処置具。
- 前記第1のワイヤ状部材と前記第2のワイヤ状部材とが閉じた状態において、前記第1のワイヤ状部材の前記把持面は、前記把持面の基端部から先端部に向かって前記第2のワイヤ状部材に対して接近する方向に傾斜している請求項3に記載の処置具。
- 前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材が閉じた状態において、
前記第2のワイヤ状部材の前記把持面は、基端部から先端部に向かって前記第1のワイヤ状部材に対して接近する方向に傾斜し、前記第1のワイヤ状部材および前記第2のワイヤ状部材のうちの一方が他方の湾曲部分の内側の空間に入り込む状態となるように設定されている請求項11に記載の処置具。 - 前記第1のワイヤ状部材および第2のワイヤ状部材の両端は、それぞれ前記ジョーの先端面に形成された2つの貫通孔に挿通されて、前記長軸部材側に延ばされており、
前記ジョーから突出する方向および前記ジョーに収容される方向に進退自在に設けられている請求項3に記載の処置具。 - 前記第1のワイヤ状部材が、前記主ワイヤ、および前記主ワイヤよりも小さい把持面積を有し、前記主ワイヤの内側に間隔を有するように配された補助ワイヤである請求項13に記載の処置具。
- 前記第一の移動部材は前記主ワイヤが外周に掛けられた第一のプーリであり、
前記第二の移動部材は前記補助ワイヤが外周に掛けられた第二のプーリであり、
前記第一のプーリは前記第二のプーリよりも大径であり、
前記第一のプーリと前記第二のプーリとは同一の回転中心回りに一体に回動可能である
請求項6に記載の処置具。 - 処置具であって、
前記回転中心と同軸をなし前記第一プーリと前記第二プーリに固定された回転軸と、
前記回転軸の一部に設けられ、前記操作部の外部に配され操作者により回動動作されるダイヤルと、
をさらに備える請求項15に記載の処置具。 - 前記第一プーリ及び前記第二プーリに連結されたピニオンと、
前記ピニオンに噛み合い前記操作部内に配されたラックと、
前記ラックの一部に設けられ、前記操作部の外部に配され、操作者により前記ラックの長手方向に進退動作可能に設けられるスライダと、
をさらに備える請求項15に記載の処置具。 - 前記第一の移動部材であって前記主ワイヤに固定され前記操作部に配され前記操作部において所定の一方向に進退動作可能な第一スライダと、
前記第二の移動部材であって前記補助ワイヤに固定され前記操作部に配され前記所定の一方向に進退動作可能な第二スライダと、
前記第一スライダに設けられ前記第二スライダが前記第一スライダよりも先端側へ移動するのを制限するストッパと、
を有し、
前記第二スライダは、前記操作部において前記第一スライダよりも基端側に離間して位置している状態では前記所定の一方向に自在に進退可能であり、
前記ストッパに当接した状態では前記操作部の基端側へは移動自在であり、且つ前記操作部の先端側へは前記第一スライダと一体に前記操作部の先端側に移動する場合のみ移動可能である
請求項6に記載の処置具。
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