JP5673740B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
一方、インクが媒体に着弾した後、ドットが十分に広がってから電磁波を照射したのでは、画像の濃度や画像の光沢が得られても、他のインクとの間で滲みが生じるおそれがある。
このように、電磁波の照射によって硬化するインクを用いた場合、インクの滲みを抑制することと、画像の光沢や濃度を得ることとが相反し、良好な画像品質を得ることが課題であった。
本発明は、電磁波の照射によって硬化するインクを用いた場合に良好な画像品質を得ることを目的とする。
媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
電磁波の照射によって硬化する液体を吐出する複数のノズルが前記搬送方向に沿って配置されたノズル列であって、前記搬送方向と交差する移動方向に移動するノズル列と、
前記ノズル列とともに前記移動方向に移動し前記電磁波を照射する照射部と、
前記照射部を制御する制御部と、
を備え、
前記搬送部によって所定の搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送動作と、前記ノズル列を移動させつつ前記ノズルから前記液体を吐出させることによって、前記媒体にドットを形成するドット形成動作とを繰り返す液体吐出装置であって、
前記照射部は、
前記ノズル列と移動方向に並ぶ位置に設けられ、前記ドット形成動作の際に前記ノズル列がドットを形成する範囲に前記電磁波を照射する第1照射部と、
前記第1照射部よりも前記搬送方向下流側に設けられ、前記搬送量に相当する範囲に前記第1照射部の前記電磁波の照射量よりも多い照射量の前記電磁波を照射する第2照射部と、
を有し、
前記制御部は、前記第1照射部の前記電磁波の照射によりドットの広がりスピードを遅くし、前記第2照射部の前記電磁波の照射によりドットの広がりを止め、前記第1照射部の前記電磁波の照射量または前記第2照射部から前記電磁波を照射させるタイミングを制御することによりドットの大きさを制御する、
ことを特徴とする液体吐出装置である。
また、本発明の液体吐出装置は、媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、前記搬送方向と交差する移動方向に移動し、電磁波の照射によって硬化する液体を吐出するノズルと、前記ノズルとともに前記移動方向に移動し、前記電磁波を照射する照射部と、制御部と、を備え、前記照射部は、前記媒体に着弾した前記液体に前記電磁波を照射する第1照射部と、前記第1照射部との間に前記電磁波を照射しない領域が形成されるように、前記第1照射部よりも前記搬送方向下流側に設けられ、前記第1照射部から前記電磁波が照射された前記液体に、前記第1照射部の前記電磁波の照射量よりも多い照射量の前記電磁波を照射する第2照射部と、を有し、前記制御部は、前記第1照射部の前記電磁波の照射により前記液体の広がりスピードを遅くし、前記第2照射部の前記電磁波の照射により前記液体の広がりを止める、液体吐出装置であってもよい。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
このような液体吐出装置によれは、滲みの抑制と、画像の光沢や濃度を両立することができ、電磁波の照射によって硬化する液体を用いた場合に、良好な画像品質を得ることができる。
このような液体吐出装置によれば、搬送量が異なる印刷方式に対応することができる。
このような液体吐出装置によれば、省電力化を図ることができる。
このような液体吐出装置によれば、ドットの大きさ、及び、画像の光沢や濃度を制御することができる。
このような液体吐出装置によれば、ドット間の滲みを抑制しつつ、画像の光沢や濃度を得ることができる。
<プリンターの構成について>
以下、図1、図2、図3A、及び図3Bを参照しながら本実施形態のプリンター1について説明する。図1は、プリンター1の構成を示すブロック図である。図2は、プリンター1のヘッド周辺の概略図である。図3A及び図3Bは、プリンター1の横断面図である。図3Aは図2のA−A断面に相当し、図3Bは図2のB−B断面に相当する。
なお、ヘッド31の構成については、後述する。
なお、第1仮硬化、第2仮硬化、本硬化の詳細については後述する。
図4は、ヘッド31の構成の一例の説明図である。ヘッド31の下面には、図4に示すように、ブラックインクノズル群Kと、シアンインクノズル列Cと、マゼンダインクノズル列Mと、イエローインクノズル列Yとが形成されている。各ノズル列は、各色のUVインクを吐出するための吐出口であるノズルを複数個(本実施形態では180個)備えている。
図5A〜図5Cは、媒体上に着弾したUVインク(ドット)の形状と、UVの照射タイミングの説明図である。なお、図5A、図5B、図5Cの順で照射タイミングが遅くなっている。
一方、ドットが十分に広がってから初めてUVを照射した場合、例えば図5Cのようになる。この場合、光沢は良好になる。及び或いは印刷濃度が濃くなる。但し、他のインクとの間で滲みが生じやすくなる。
次に、第1実施形態の印刷動作について説明する。
図6A〜図6Fは、第1実施形態の画像形成の様子の説明図である。
これらの図では、第1実施形態におけるドット形成動作(パス)と搬送動作を順に示している。各図において、ヘッド31のハッチング(斜線)部は、インクを吐出するノズルの範囲を示し、未ハッチング部はインクを吐出しないノズルの範囲を示している。また、各照射部のハッチング部は、LEDを点灯させる領域(UV照射する領域)を示し、未ハッチング部はLEDを消灯させる領域(UV照射しない領域)を示している。
なお、本実施形態では、搬送動作における媒体の搬送量は、ヘッド31のノズル列長さの半分である。
なお、パス1(及び、後述するパス2)では、第2仮硬化用照射部43a、43bは使用されない(UV照射が行なわれない)。
このパス1によって、図6Bに示すように媒体の領域Aに画像が印刷される。なお、この領域Aの印刷画像は、第1仮硬化後の状態(滲みが抑制されているがドットは広がり続けている状態)になっている。
また、領域Aの印刷画像は、未完成画像(完成画像の半分のドットだけの画像)である。
なお、このパス2においても、第2仮硬化用照射部43a、43bは使用されない。
なお、領域Cの画像は未完成の画像(完成画像の半分のドットだけの画像)であり、領域A及び領域Bの画像は、完成画像である。
第1実施形態では、第2仮硬化用照射部43a、43bのLEDの点灯範囲が搬送方向上流側であった。つまり、第2仮硬化用照射部43a、43bのLED点灯範囲が第1仮硬化用照射部42a、42bと隣接していたが、第2実施形態では、第2仮硬化用照射部43a、43bのLED点灯範囲を搬送方向下流側に設定している。
なお、第2実施形態では、第1実施形態の図6A〜図6Dまでは同じ動作である。図7A〜図7Dは、それ以後からの動作の説明図である。
一実施形態としてのプリンター等を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
前述の実施形態では、圧電素子(ピエゾ素子)を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
前述の実施形態は、紫外線(UV)の照射を受けることによって硬化するインク(UVインク)をノズルから吐出していた。しかし、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではなく、UV以外の他の電磁波(例えば可視光線など)の照射を受けることによって硬化する液体をノズルから吐出しても良い。この場合、各照射部から、その液体を硬化させるための電磁波(可視光線など)を照射するようにすればよい。
前述の実施形態では、第1仮硬化用照射部と第2仮硬化用照射部が分かれている。但し、これに限られるものではない。第2仮硬化のための電磁波の照射量が第1仮硬化の照射量と同じで良ければ、一体的に仮硬化用照射部を構成しても良い。
Claims (4)
- 媒体を搬送方向に搬送する搬送部と、
前記搬送方向と交差する移動方向に移動し、電磁波の照射によって硬化する液体を吐出するノズルと、
前記ノズルとともに前記移動方向に移動し、前記電磁波を照射する照射部と、
制御部と、
を備え、
前記照射部は、
前記媒体に着弾した前記液体に前記電磁波を照射する第1照射部と、
前記第1照射部との間に前記電磁波を照射しない領域が形成されるように、前記第1照射部よりも前記搬送方向下流側に設けられ、前記第1照射部から前記電磁波が照射された前記液体に、前記第1照射部の前記電磁波の照射量よりも多い照射量の前記電磁波を照射する第2照射部と、を有し、
前記制御部は、前記第1照射部の前記電磁波の照射により前記液体の広がりスピードを遅くし、前記第2照射部の前記電磁波の照射により前記液体の広がりを止める、
液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記第2照射部のうち前記電磁波を照射する領域の前記搬送方向の長さが、前記第1照射部のうち前記電磁波を照射する領域の前記搬送方向の長さよりも短い、
液体吐出装置。 - 請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置であって、
前記第2照射部の前記搬送方向の長さが、前記第1照射部の前記搬送方向の長さよりも短い、
液体吐出装置。 - 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の液体吐出装置であって、
前記制御部は、
前記搬送部によって所定の搬送量にて前記媒体を前記搬送方向に搬送する搬送動作と、
前記ノズルを前記移動方向に移動させつつ、前記ノズルから前記液体を吐出させることによって前記媒体にドットを形成するドット形成動作と、を実行可能であり、
前記第2照射部は、前記搬送量の整数倍に相当する範囲に前記電磁波を照射可能である、
液体吐出装置。
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