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JP5673615B2 - タッチパネル用センサーフィルム及びそれを用いた表示装置 - Google Patents

タッチパネル用センサーフィルム及びそれを用いた表示装置 Download PDF

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JP5673615B2 JP2012147393A JP2012147393A JP5673615B2 JP 5673615 B2 JP5673615 B2 JP 5673615B2 JP 2012147393 A JP2012147393 A JP 2012147393A JP 2012147393 A JP2012147393 A JP 2012147393A JP 5673615 B2 JP5673615 B2 JP 5673615B2
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Description

本発明は、タッチパネル用センサーフィルム及びそれを用いた表示装置に関する。
近年、タッチパネルを搭載した表示装置は急速に普及してきており、特に静電容量方式等マルチタッチが可能なデバイスの需要が高まってきている。又、軽量小型なものから、より大型なタッチパネル等への需要も高い。タッチパネルに用いられる透明電極としては、ITO等の透明導電材料が一般的に用いられるが、近年では金属をパターニングしたタイプも検討されており、基材としてはガラスや透明フィルム等のタイプが使用されている。
ところで、液晶表示装置用のタッチパネル用センサーの透明基材としてフィルムを用いる場合、液晶表示装置に色の異なるムラ(以下、「ニジムラ」とも言う)が、特に表示画面を斜めから観察したときに生じ、液晶表示装置の表示品質が損なわれてしまうという問題点があることが判明した。この現象はフィルム基材の複屈折に起因するものであり、近年の表示品質に対する厳しい要求に対応するため改善をする必要が出てきている。このため、この種のフィルムに使用する透明基材には、複屈折のない基材として一般的なトリアセチルセルロースに代表されるセルロースエステルからなるフィルムが用いられていた。しかしながら、セルロースエステルは一般的に高価であり、又、吸湿による寸法変化やカールの問題が残っている。
このようなセルロースエステルフィルムの問題点から、市場において入手が容易な、あるいは簡易な方法で製造することが可能な汎用性フィルムを透明基材として用いることが望まれており、例えば、セルロースエステルに代替するフィルムとして、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルフィルムを利用する試みがなされている(特許文献1参照)。
ところが、本発明者らの研究によると、セルロースエステルフィルム代替フィルムとしてPET等のポリエステルフィルムを用いた場合、液晶表示装置にニジムラが、特に表示画面を斜めから観察したときに生じ、液晶表示装置の表示品質が損なわれてしまうという問題点があることが判明した。これは特にタッチパネル用センサーの透明基材として複数枚を積層した場合に、より顕著になる。
特開2010−204630号公報
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、上記現状に鑑みて、タッチパネル方式の液晶表示装置にニジムラが生じることを極めて高度に抑制することができるタッチパネル用センサーフィルムを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意研究を重ね、このようなポリエステルフィルムを用いたタッチパネル用センサーフィルムの問題に対して、更に検討したところ、透明基材として、ある程度高いリタデーション値を有するポリエステルフィルムを用いることで、従来のポリエステルフィルムからなる透明基材を用いた場合と比較して、ニジムラの問題を改善できることを見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) 透明基材上に、導電パターン層が積層されてなるタッチパネル用センサーフィルムであって、前記透明基材は6000nm以上のリタデーションを有するものであり、前記透明基材は、面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny)が、0.05以上であることを特徴とするタッチパネル用センサーフィルム。
) 前記透明基材は、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択されるいずれか1種の材料からなる(1)に記載のタッチパネル用センサーフィルム。
) (1)又は(2)のいずれかに記載のタッチパネル用センサーフィルムと、
偏光板と、を備えた表示装置。
) (1)又は(2)に記載のタッチパネル用センサーフィルムと、偏光板と、液晶パネルと、を備えた表示装置。
) ()に記載の表示装置において、前記偏光板の吸収軸と前記タッチパネル用センサーフィルムの前記透明基材の前記遅相軸とのなす角度が、0°±30°又は90°±30°となるように配設されていることを特徴とする表示装置。
) 前記液晶パネルには、一次光源が白色発光ダイオードであるバックライトが設けられている()又は()に記載の表示装置。
本発明は、上述した構成からなるものであるため、表示画像にニジムラが生じることを極めて高度に抑制することができるタッチパネル用センサーフィルム及びそれを備えた表示装置を提供できる。
本発明の表示装置の一例であるタッチパネル装置を模式的に示す断面図である。 平均配向角と配向角差の測定方法を説明する図である。
以下に、本発明を詳細に説明する。尚、本明細書においては、特別な記載がない限り、モノマー、オリゴマー、プレポリマー等の硬化性樹脂前駆体も「樹脂」と記載する。
図1に示すように、本発明のタッチパネル用センサーフィルム3を用いた表示装置の一例であるタッチパネル装置1は、透明表面基板2、タッチパネル用センサーフィルム3、偏光板4、カラーフィルター5、液晶パネル6がこの順序で配置された構成を有する。タッチパネル装置1は、液晶パネル6のカラーフィルター5と反対側にバックライト8を有するものであり、更に、液晶パネル6を、2つの偏光板で挟持された構造であってもよく、この場合、液晶パネル6のカラーフィルター5と反対側面に偏光板4と同構成の偏光板7が設けられることとなるが、これら2つの偏光板4、7は、通常、互いの吸収軸が90°(クロスニコル)となるよう配設される。
又、図1に示すように、タッチパネル用センサーフィルム3は、タッチパネル装置1において透明表面基板2に対向する表面側から、透明基材31、透明基材32、保護基材33が、それぞれ透明粘着層を介して積層されている。又、後に詳細を説明する通り、透明基材31、透明基材32のそれぞれの裏面側には、導電パターン層311(X方向)、321(Y方向)がそれぞれ形成されている。
透明基材31、32は、6000nm以上のリタデーションを有する。リタデーションが6000nm未満であると、タッチパネル装置1の表示画像にニジムラが生じてしまう。一方、上記透明基材のリタデーションの上限としては特に限定されないが、30000nm程度であることが好ましい。30000nmを超えると、これ以上の表示画像のニジムラ改善効果の向上が見られず、又、膜厚が相当に厚くなるため好ましくない。
透明基材31、32のリタデーションは、ニジムラ防止性及び薄膜化の観点から、10000〜20000nmであることが好ましい。
尚、上記リタデーションとは、透明基材の面内において最も屈折率が大きい方向(遅相軸方向)の屈折率(nx)と、遅相軸方向と直交する方向(進相軸方向)の屈折率(ny)と、透明基材の厚み(d)とにより、下記の式(数1)によって表わされるものである。
Figure 0005673615
又、上記リタデーションは、例えば、王子計測機器製KOBRA−WRによって測定(測定角0°、測定波長548.2nm)することができる。
本発明では、上記nx−ny(以下、Δnとも表記する)は、0.05以上であることが好ましい。上記Δnが0.05未満であると、充分なニジムラの抑制効果が得られないことがある。又、上述したリタデーション値を得るために必要な膜厚が厚くなるため、好ましくない。上記Δnのより好ましい下限は0.07である。
透明基材31、32を構成する材料としては、上述したリタデーションを充足するものであれば特に限定されないが、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択される1種が好適に用いられる。なかでも、上記透明基材は、ポリエチレンテレフタレート(PET)からなることが好ましい。ポリエチレンテレフタレートは汎用性が高く、入手が容易であるからである。本発明においてはPETのような、汎用性が極めて高いフィルムであっても、表示品質の高いタッチパネル装置を作製することが可能な、タッチパネル用センサーフィルムを得ることができる。更に、PETは、透明性、熱又は機械的特性に優れ、延伸加工によりリタデーションの制御が可能であり、固有複屈折が大きく、膜厚が薄くても比較的容易に大きなリタデーションが得られる。
透明基材31、32を得る方法としては、上述したリタデーションを充足する方法であれば特に限定されないが、例えば、上記PET等のポリエステルからなる場合、材料のポリエステルを溶融し、シート状に押出し成形された未延伸ポリエステルをガラス転移温度以上の温度においてテンター等を用いて横延伸後、熱処理を施す方法が挙げられる。上記横延伸温度としては、80〜130℃が好ましく、より好ましくは90〜120℃である。又、横延伸倍率は2.5〜6.0倍が好ましく、より好ましくは3.0〜5.5倍である。上記横延伸倍率が6.0倍を超えると、得られるポリエステルからなる透明基材の透明性が低下しやすくなり、延伸倍率が2.5倍未満であると、延伸張力も小さくなるため、得られる透明基材の複屈折が小さくなり、リタデーションを6000nm以上とできないことがある。
又、本発明においては、二軸延伸試験装置を用いて、上記未延伸ポリエステルの横延伸を上記条件で行った後、該横延伸に対する流れ方向の延伸(以下、縦延伸とも言う)を行ってもよい。この場合、上記縦延伸は、延伸倍率が2倍以下であることが好ましい。上記縦延伸の延伸倍率が2倍を超えると、Δnの値を上述した好ましい範囲にできないことがある。又、上記熱処理時の処理温度はしては、100〜250℃が好ましく、より好ましくは180〜245℃である。
上述した方法で作製した透明基材のリタデーションを6000nm以上に制御する方法としては、延伸倍率や延伸温度、作製する透明基材の膜厚を適宜設定する方法が挙げられる。具体的には、例えば、延伸倍率が高いほど、延伸温度が低いほど、又、膜厚が厚いほど、高いリタデーションを得やすくなり、延伸倍率が低いほど、延伸温度が高いほど、又、膜厚が薄いほど、低いリタデーションを得やすくなる。
透明基材31、32の厚みとしては、その構成材料等に応じて適宜決定されるが、20〜500μmの範囲内であることが好ましい。20μm未満であると、透明基材31、32のリタデーションを6000nm以上にできないことがあり、又、力学特性の異方性が顕著となり、裂け、破れ等を生じやすくなり、工業材料としての実用性が著しく低下することがある。一方、500μmを超えると、透明基材が非常に剛直であり、高分子フィルム特有のしなやかさが低下し、やはり工業材料としての実用性が低下するので好ましくない。上記透明基材の厚さのより好ましい下限は30μm、より好ましい上限は400μmであり、更により好ましい上限は300μmである。
又、透明基材31、32は、可視光領域における透過率が80%以上であることが好ましく、84%以上であるものがより好ましい。尚、上記透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。このようなタッチパネル用センサーフィルム3を用いたタッチパネル装置1も又、本発明の1つである。
タッチパネル装置1において、バックライト8の一次光源は、特に限定されないが、白色発光ダイオード(白色LED)であることが好ましい。上記白色LEDとは、蛍光体方式、即ち化合物半導体を使用した青色光又は紫外光を発する発光ダイオードと蛍光体を組み合わせることにより白色を発する素子のことである。なかでも、化合物半導体を使用した青色発光ダイオードとイットリウム・アルミニウム・ガーネット系黄色蛍光体とを組み合わせた発光素子からなる白色発光ダイオードは、連続的で幅広い発光スペクトルを有していることからニジムラの改善に有効であるとともに、発光効率にも優れるため、本発明における上記バックライトの一次光源として好適である。又、消費電力の小さい白色LEDを広汎に利用可能になるので、省エネルギー化の効果も奏することが可能となる。
偏光板4、7としては、所望の偏光特性を備えるものであれば特に限定されず、一般的に液晶表示装置の偏光板に用いられるものを用いることができる。具体的には、例えば、ポリビニルアルコールフィルムが延伸されてなり、ヨウ素を含有する偏光板が好適に用いられる。
液晶パネル6としては、特に限定されず、一般的に液晶表示装置の液晶パネルとして公知のものを用いることができる。例えば、図1に示すように、液晶層61の上下をガラス板62で挟んだ一般的な構造を有する液晶パネル、具体的には、TN、STN、VA、IPS及びOCB等の表示方式のものを用いることができる。
又、カラーフィルター5としては、特に限定されず、例えば、一般的に液晶表示装置のカラーフィルターとして公知のものを用いることができる。このようなカラーフィルターは、通常、赤色、緑色及び青色の各色の透明着色パターンから構成され、それら各透明着色パターンは、着色剤が溶解又は分散、好ましくは顔料微粒子が分散された樹脂組成物から構成される。尚、上記カラーフィルターの形成は、所定の色に着色したインキ組成物を調整して、着色パターン毎に印刷することによって行ってもよいが、所定の色の着色剤を含有した塗料タイプの感光性樹脂組成物を用いて、フォトリソグラフィ法によって行なうのがより好ましい。
タッチパネル装置1の表示画像は、バックライト8の一次光源から照射された光がカラーフィルター5を透過することでカラー表示される。ところが、カラーフィルター5を透過する光が単色表示となるように制御した場合、タッチパネル用センサーフィルム3の透明基材として、従来使用されている配向ポリエステルフィルムを用いると、ニジムラがより強く生じる場合がある。これに対して、タッチパネル装置1は、上述した透明基材31、32を有するため、このような単色表示とした場合であっても、ニジムラの発生を好適に抑制することができる。
タッチパネル装置1は、タッチパネル用センサーフィルム3上に任意の層が単層及び/又は複層形成された構成であってもよい。上記任意の層としては特に限定されず、例えば、ハードコート層、帯電防止層、低屈折層、高屈折率層、防眩層、防汚層、反射防止層、高誘電体層、電磁波遮蔽層、接着剤層等が挙げられる。
タッチパネル用センサーフィルム3に用いる導電パターン層311、321は、透明基材31、32上に形成された透明導電材料層をパターニングしたものでもよく、不透明な金属層をパターン形成し開口部の存在によって見かけ上透明に見えるものでもよい。
透明導電材料としてはITO、銀ナノワイヤ、カーボンナノチューブ、導電性高分子等を用いることができる。
金属層としては導電性を持った金属であれば使用可能であり、銀、銅、金、アルミ、等が好適に用いられる。金属層は単体の金属や合金であってもよく、金属粒子が結着材により結着されたものでもよい。又、必要に応じて、金属表面に対し黒化処理や防錆処理が適用される。
パターン形成の方法としては、フォトリソグラフィー(エッチング)、パターン印刷、転写、自己組織化等が適用可能である。エッチングを用いた導電パターン層の例としては、透明基材31、32に銅箔を接着剤でラミネートしたものや、透明基材31、32上にITOをスパッタリングしたものを所定のパターンにエッチングしたものが挙げられる。パターン印刷で導電パターン層を形成する手法としては、導電性インキを所定のパターンに印刷する手法、無電解めっきの触媒機能を有する材料を所定のパターンに印刷し導電性金属を無電解めっきする手法、無電解めっきの触媒と付加体を形成する材料を印刷後、触媒を付加し無電解めっき処理を行う手法等が挙げられる。導電性インキとしては銀ペースト、銅ペースト、導電性高分子等が挙げられる。触媒機能を有する材料としてはパラジウム等の触媒粒子や、触媒粒子を表面に担持した粒子等を含むインキ等が挙げられる。触媒と付加体を形成する材料としては銀や導電性高分子等を含むインキ等が挙げられる。無電解めっき層を形成する金属としては銅やニッケル、銀等の導電性金属が挙げられる。上記パターン印刷の方法としては必要とされるパターン精度により任意の手法が適用できるが、スクリーン印刷や、凹版オフセット印刷、あるいはUV硬化プライマーにより凹版から転写させる方法等が好適に用いられる。
タッチパネル装置1においては、透明基材31、32の遅相軸と、偏光板4の吸収軸とのなす角度が、0°±30°又は90°±30°の範囲となるようにタッチパネル用センサーフィルム3と偏光板4が配設されることが好ましく、0°±10°又は90°±10°の範囲にあることがより好ましく、0°±7°又は90°±7°の範囲にあることがより好ましく、0°±3°又は90°±3°の範囲にあることが更に好ましく、上記角度が0°又は90°となるようにタッチパネル用センサーフィルム3と偏光板4が配設されることが最も好ましい。透明基材31、32の遅相軸と、偏光板4の吸収軸とのなす角度が上記範囲内にあることで、タッチパネル装置1の表示画像にニジムラが生じることを極めて高度に抑制することができる。この理由は明確ではないが、以下の理由によると考えられる。
即ち、外光や蛍光灯の光のない環境下(以下、このような環境下を「暗所」とも言う)では、透明基材31、32のリタデーションを6000nm以上とすることによって、タッチパネル装置1の透明基材31、32の遅相軸と偏光板の吸収軸とのなす角度は、どのような角度であってもニジムラの発生を抑制できる。しかしながら、外光や蛍光灯の光のある環境下(以下、このような環境下を「明所」とも言う)においては、外光や蛍光灯の光は、連続的な幅広いスペクトルを有するものばかりではないため、更に、透明基材31、32の遅相軸と偏光板4の吸収軸とのなす角度を上述の範囲にしないと、ニジムラが生じてしまい表示品位が低下してしまう。更に、カラーフィルター5を透過したバックライト8の光も連続的な幅広いスペクトルを有するものばかりではくなるため、透明基材31、32の遅相軸と偏光板4の吸収軸とのなす角度を上述の範囲にしないと、ニジムラが生じてしまい表示品位が低下してしまうと推測している。尚、タッチパネル用センサーフィルム3を複数枚積層して用いる場合や、更に保護膜として透明基材を最表面に積層する場合には、すべての層について上記角度範囲に入ることが好ましい。
ここで、クロスニコル状態に置かれた2枚の偏光板を透過する光の透過率は、下記の式(数2)によって表される。尚、下記数1において、I/I0は、クロスニコル状態に置かれた2枚の偏光板を透過する光の透過率を示し、Iは、クロスニコル状態に置かれた2枚の偏光板を透過した光の強度を、I0は、クロスニコル状態に置かれた2枚の偏光板に入射する光の強度を、それぞれ示す。
Figure 0005673615
又、クロスニコルに配置した偏光板間に対し、ある角度θで設置されたとき、該偏光板間を透過する光の透過率は下記の式(数3)で表される。数2において、Iはクロスニコルに配置した偏光板間を透過した光の強度を示し、I0はクロスニコルに配置した偏光板間に入射する光の強度を示す。この場合、偏光板4の吸収軸に対して、透明基材31、32の遅相軸の方向のなす角度(θ)を45°としたときに、光の透過率は最大となるが、透過率は、透明基材31、32のリタデーション及び透過する光の波長によって変化するため、上記リタデーションの値に特有の干渉色(ニジムラ等)が観測される。ここで、上記角度(θ)を0°又は90°とした場合、上記光の透過率はゼロとなるため、干渉色は観測されなくなる。
Figure 0005673615
尚、上記の配向角差は、例えば、王子計測機器社製の分子配向計(MOA;Molecular Orientation Analyzer)を用いて測定した配向角の最大値から最小値を引いた値として求められる。又、上記の遅相軸方向は、上記分子配向計(MOA;Molecular Orientation Analyzer)を用いて求めた上記偏光板保護フィルムの遅相軸方向の平均配向角の方向である。
又、タッチパネル装置1は、タッチパネル用センサーフィルム3上に任意の層が単層及び/又は複層形成された構成であってもよい。上記任意の層としては特に限定されず、例えば、ハードコート層、帯電防止層、低屈折層、高屈折率層、防眩層、防汚層、反射防止層、高誘電体層、電磁波遮蔽層、接着剤層等が挙げられる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。尚、本明細書においては、特別に断りの無い限り、「部」及び「%」は質量基準である。
(実施例1)
<タッチパネル用センサーフィルム作成>
[透明基材作成]
ポリエチレンテレフタレート材料を290℃で溶融して、フィルム形成ダイを通して、シート状に押出し、水冷冷却した回転急冷ドラム上に密着させて冷却し、未延伸フィルムを作製した。この未延伸フィルムを二軸延伸試験装置(東洋精機製)にて、120℃にて1分間予熱した後、120℃にて、延伸倍率4.5倍に延伸した後、その延伸方向とは90度の方向に延伸倍率1.5倍にて延伸を行い、リタデーション=9900nm、膜厚=100μm、Δn=0.099の透明基材を得た。
[導電パターン層形成工程]
先ず、導電パターン層とする金属箔として、厚み10μmの連続帯状の電解銅箔を用意した。この銅箔の両面に銅―コバルト合金微粒子からなる黒化層を形成した。
又、上記工程で得た多層透明基材の一方の面にポリエステル樹脂系プライマー層を形成した。
次いで、上記多層透明基材の一方の面と、上記金属箔の光沢面とを、透明な2液硬化型ウレタン樹脂系接着剤(主剤として平均分子量3万のポリエステルポリウレタンポリオール12質量部に対して、硬化剤としてキシリレンジイソシアネート系プレポリマー1質量部を含む)でドライラミネートした後、50℃で3日間養生して、金属箔と多層透明基材間に厚み7μmの透明接着剤層を有する連続帯状の銅箔積層シートを得た。
次いで、上記銅箔積層シートの銅箔に対して、フォトリソグラフィー法を利用したケミカルエッチング処理を行い、開口部及びライン部とからなるタッチパネル用センサーパターンを形成した。
上記エッチングは、具体的には、カラーTVシャドウマスク用の製造ラインを利用して、連続帯状の上記積層シートに対して、マスキングからエッチングまでを一貫して行った。即ち、上記積層シートの銅箔面全面に感光性のエッチングレジストを塗布後、所望の配線パターンを密着露光し、現像、硬膜処理、ベーキングして、パターンの開口部に相当する領域上にレジスト層が非形成となったレジストパターンを形成した後、レジスト層非形成部の銅箔を、塩化第二鉄を含む酸性水溶液のエッチング液でエッチングして除去して、開口部を有した銅パターンを形成し、次いで、水洗、レジスト剥離、洗浄、乾燥を順次行った。
アクティブエリア(画像表示領域)のパターン形状は、格子状のパターンが帯状に配列した形状であり、線幅は10ミクロン、開口ピッチは300ミクロンであった。又、その周囲に取り回し電極パターンを形成した。
更に、上記多層透明基材の他方の面にも、この導電パターン層形成工程において行った電解銅箔を用意する処理を同様に行うことによって、開口部及びライン部とからなるタッチパネル用センサーパターンを形成した。但し、すでに形成された面については表面に上記ドライラミネート手法を適切に用いたマスキングを行い前記エッチング工程における腐食を防止している。又、パターン形成の際には多層透明基材の両面にそれぞれ形成された各ライン部のラインの方向が、平面視上において互いに直交する向きとなるようにアライメントの調整を実施し、それぞれのライン部を形成した。
<タッチパネル用センサー作成>
前記のタッチパネル用センサーフィルムを厚さ3ミリのガラス板上に、厚さ25ミクロンの透明接着剤層を介して積層し、更に実施例1の透明基材を所定のサイズに打ち抜いたものを保護のために積層してタッチパネル用センサーとした。
<タッチパネル装置作成>
次に、液晶モニター(FLATORON IPS226V(LG Electronics Japan社製))の観測者側の偏光板上側に、得られたタッチパネル用センサーをガラス板が観察者側に来るよう配置し、タッチパネル装置を作製した。尚、タッチパネル用センサーは、該タッチパネル用センサーの透明基材の遅相軸と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(実施例2)
タッチパネル用センサーの透明基材の遅相軸と、液晶モニターの観察者側の偏光板の吸収軸とのなす角度を30°とした以外は、実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(実施例3)
タッチパネル用センサーの透明基材の遅相軸と、液晶モニターの観察者側の偏光板の吸収軸とのなす角度を60°とした以外は、実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(実施例4)
タッチパネル用センサーの透明基材の遅相軸と、液晶モニターの観察者側の偏光板の吸収軸とのなす角度を90°とした以外は、実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(実施例5)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=8200nm、膜厚=92μm、Δn=0.089の透明基材を得た。得られた透明基材を用いた以外は実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(実施例6)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=19000nm、膜厚=190μm、Δn=0.10の透明基材を得た。得られた透明基材を用いた以外は、実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(実施例7)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=7500nm、膜厚=75μm、Δn=0.10の透明基材を得た。透明基材の遅相軸(平均配向角)と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(実施例8)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=7500nm、膜厚=94μm、Δn=0.08の透明基材を得た。透明基材の遅相軸(平均配向角)と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(実施例9)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=6100nm、膜厚=61μm、Δn=0.10の偏光板透明基材を得た。透明基材の遅相軸(平均配向角)と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(実施例10)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=6100nm、膜厚=81μm、Δn=0.075の透明基材を得た。透明基材の遅相軸(平均配向角)と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(実施例11)
透明基材の遅相軸(平均配向角)と、液晶モニターの観察者側の偏光板の吸収軸とのなす角度を45°とした以外は、実施例9と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(実施例12)
透明基材の遅相軸と、液晶モニターの観察者側の偏光板の吸収軸とのなす角度を45°とした以外は、実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(比較例)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション2750nm、膜厚=45μm、Δn=0.061の透明基材を得た。透明基材の遅相軸(平均配向角)と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(参考例1)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=6100nm、膜厚=160μm、Δn=0.038の透明基材を得た。透明基材の遅相軸(平均配向角)と液晶モニターの観測者側の偏光板の吸収軸とのなす角度が0°となるように配置した。
(参考例2)
実施例1と同様にして得られた未延伸フィルムの延伸倍率を調整して、リタデーション=7500nm、膜厚=188μm、Δn=0.040の透明基材を得た。得られた透明基材を用いた以外は、実施例1と同様の方法でタッチパネル装置を作製した。
(平均配向角と配向角差の測定)
実施例7〜11、参考例1〜2に係るタッチパネル装置について、透明基材の遅相軸方向の平均配向角及び配向角差を測定した。測定には、王子計測機器社製の分子配向計(MOA;Molecular Orientation Analyzer)を用い、図2に示すように、液晶モニター(21.5インチ、モニター上下方向27cm、左右方向48cm)において、上下方向、左右方向ともに5cm間隔で合計40点の配向角の測定を行い、平均値を平均配向角とし、配向角差は、測定された配向角の最大値から最小値を引いた値とした。配向角差の測定結果については、表1に記載する通りである。尚、比較例の透明基材の配向角差については、その延伸率、膜厚等より、当然に実施例7〜11の多層透明基材の配向角差に近い値であることが推定される。
<ニジムラ評価>
実施例1〜12、比較例、参考例1〜2にて作製したタッチパネル装置を、暗所及び明所(液晶モニター周辺照度400ルクス)にて、5人の人間が、正面及び斜め方向(約50度)から目視及び、明所においては更に偏光サングラス越しに、表示画像の観測を行い、ニジムラの有無を以下の基準に従い評価した。
A:ニジムラが観測されない。
B:ニジムラが観測されるが、薄く、実使用上問題ないレベル。
C:ニジムラが観測される。
D:ニジムラが強く観測される。
Figure 0005673615
表1に示したように、タッチパネル用センサーフィルムの透明基材のリタデーションが6000nm以上であり、かつ、タッチパネル用センサーフィルムの透明基材の遅相軸と偏光板の吸収軸とが0°±30°又は90°±30°の範囲にある実施例に係るタッチパネル装置は、明所及び暗所における目視のニジムラの評価に優れるものであった。これに対して、タッチパネル用センサーフィルムの透明基材の遅相軸と偏光板の吸収軸とのなす角度が45°であった実施例11及び12に係るタッチパネル装置は、明所での偏光サングラス越しでのニジムラ評価に劣るものではあったが、暗所でのニジムラ評価は良好であり、実用上好ましい範囲に、ニジムラを抑制できるものとなっている。
これに対し、タッチパネル用センサーフィルムの透明基材のリタデーションが6000未満である比較例のタッチパネル装置は、明所及び暗所における目視のニジムラの評価に劣るものであった。
尚、参考例1〜2のタッチパネル用センサーフィルムの透明基材は、いずれも、透明基材の遅相軸方向の配向角差が、一般的な値を大きく超える6.4度以上となっており、この場合は必ずしも、本願発明の効果は奏しえないことが分っている。
(変形例)
タッチパネル用センサーの透明基材の遅相軸と、液晶モニターの観察者側の偏光板の吸収軸とのなす角度を任意の角度とし、それ以外は、実施例1と同様の方法で作成したタッチパネル装置については、暗所での使用において実用上好ましい範囲に、ニジムラを抑制できるものとなっている。
以上、実施例より、本発明のタッチパネル用センサーフィルム及びそれを用いたタッチパネル装置は、画面にニジムラが生じることを極めて高度に抑制でき、高品質が要求されるタッチパネル装置に適用できることが理解できる。
1 タッチパネル装置
2 透明表面基板
3 タッチパネル用センサーフィルム
31、32 透明基材
311、321 導電パターン層
33 保護基材
34 透明粘着層
4 偏光板
5 カラーフィルター
6 液晶パネル
61 液晶層
62 ガラス板
7 偏光板
8 バックライト

Claims (6)

  1. 透明基材上に、導電パターン層が積層されてなるタッチパネル用センサーフィルムであって、
    前記透明基材は6000nm以上のリタデーションを有するものであり、
    前記透明基材は、面内において最も屈折率が大きい方向である遅相軸方向の屈折率(nx)と、前記遅相軸方向と直交する方向である進相軸方向の屈折率(ny)との差(nx−ny)が、0.05以上である
    ことを特徴とするタッチパネル用センサーフィルム。
  2. 前記透明基材は、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエーテルサルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリエーテルケトン系樹脂、(メタ)アクロニトリル系樹脂、及び、シクロオレフィン系樹脂からなる群より選択されるいずれか1種の材料からなる請求項記載のタッチパネル用センサーフィルム。
  3. 請求項1又は2に記載のタッチパネル用センサーフィルムと、
    偏光板と、を備えた表示装置。
  4. 請求項1又は2のいずれかに記載のタッチパネル用センサーフィルムと、
    偏光板と、
    液晶パネルと、を備えた表示装置。
  5. 請求項に記載の表示装置において、
    前記偏光板の吸収軸と前記タッチパネル用センサーフィルムの前記透明基材の前記遅相軸とのなす角度が、0°±30°又は90°±30°となるように配設されていることを特徴とする表示装置。
  6. 前記液晶パネルには、一次光源が白色発光ダイオードであるバックライトが設けられている請求項又はに記載の表示装置。
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