JP5663878B2 - 着色感放射線性組成物、カラーフィルタおよびカラー液晶表示素子 - Google Patents
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Description
また、本発明は、(A)着色剤、(B)分散剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、および(E)光重合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(B)分散剤がカプロラクトン構造を有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有するものであることを特徴とする着色感放射線性組成物を提供するものである。
本発明でいう「放射線」は、可視光線、紫外線、遠紫外線、電子線、X線等を含むものを意味する。
本発明でいう「着色層」は、カラーフィルタに用いられる画素および/またはブラックマトリックスからなる層を意味する。
したがって、本発明の着色感放射線性組成物は、カラー液晶表示素子用カラーフィルタ、固体撮像素子の色分解用カラーフィルタ、有機EL表示素子用カラーフィルタ、電子ペーパー用カラーフィルタを始めとする各種用途のカラーフィルタの製造に極めて好適に使用することができる。
着色感放射線性組成物
本発明の着色感放射線性組成物(以下、単に「感放射線性組成物」ということがある。
)の構成成分について説明する。
本発明における着色剤は、色調が特に限定されるものではなく、得られるカラーフィルタの用途に応じて適宜選定され、顔料、染料あるいは天然色素の何れでもよい。カラーフィルタには耐熱性が求められることから、本発明における着色剤としては、有機顔料あるいは無機顔料が好ましい。
前記有機顔料としては、例えば、カラーインデックス(C.I.;The Society of Dyers and Colourists 社発行)においてピグメントに分類されている化合物、具体的には、下記のようなカラーインデックス(C.I.)名が付されているものを挙げることができる。
C.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:4、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー60、C.I.ピグメントブルー80;
C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントグリーン58;
C.I.ピグメントブラウン23、C.I.ピグメントブラウン25;
C.I.ピグメントブラック1、C.I.ピグメントブラック7。
顔料の粒子表面を改質する樹脂としては、例えば特開2001−108817号公報に記載のビヒクル樹脂や、市販の各種の顔料分散用の樹脂を挙げることができる。カーボンブラック表面の樹脂被覆方法については、例えば特開平9−71733号公報、特開平9−95625号公報、特開平9−124969号公報等に開示されている。
前記着色剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
一方、本発明の感放射線性組成物をブラックマトリックスの形成に用いる場合、ブラックマトリックスには遮光性が要求されることから、(A)着色剤としては有機顔料またはカーボンブラックが好ましく用いられる。
本発明の感放射線性組成物は、カプロラクトン構造を有する(B)分散剤および後述するカプロラクトン構造を有する(D)多官能性単量体の少なくとも一方を含有するものである。これにより、低露光量であっても順テーパー形状な画素を形成することができる。
カプロラクトン構造を有する分散剤は、その分子内にカプロラクトン構造を有する限り特に限定されるものではないが、主鎖または側鎖にポリカプロラクトン鎖を有する高分子分散剤であることが好ましい。この場合、ポリカプロラクトン鎖の分子量は、所望の効果を高める点で、100以上であることが好ましく、200以上であることがさらに好ましく、200〜5,000であることが特に好ましい。
ポリカプロラクトン鎖を有する高分子分散剤は商業的に入手することもでき、例えば、アジスパーPB821(味の素ファインテクノ株式会社製)等を挙げることができる。
本発明において、カプロラクトン構造を有する分散剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
もちろん、カプロラクトン構造を有する分散剤と共に、カプロラクトン構造を有さないこれらの分散剤を併用してもよい。
また、カプロラクトン構造を有する(D)多官能性単量体を使用せず、カプロラクトン構造を有する分散剤を使用する場合、その含有割合は、所望の効果を高める点から、全分散剤中、好ましくは25質量%以上、さらに好ましくは50質量%以上である。
本発明の感放射線性組成物に含有される(C)アルカリ可溶性樹脂は、着色層を形成する際の現像処理工程において用いられるアルカリ現像液に対して可溶性を有するものであれば、特に限定されるものではないが、通常、カルボキシル基、フェノール性水酸基等の酸性官能基を有する重合体である。なかでも、カルボキシル基を有する重合体(「カルボキシル基含有重合体」ということがある。)を含有することが好ましく、該重合体としては、例えば、1個以上のカルボキシル基を有するエチレン性不飽和単量体(以下、「不飽和単量体(c1)」ということがある。)と他の共重合可能なエチレン性不飽和単量体(以下、「不飽和単量体(c2)」ということがある。)との共重合体を挙げることができる。
不飽和単量体(c1)と不飽和単量体(c2)の共重合体において、不飽和単量体(c1)の共重合割合は、好ましくは5〜50質量%、さらに好ましくは10〜40質量%である。このような範囲で不飽和単量体(c1)を共重合させることにより、アルカリ現像性に優れた感放射線性組成物を得ることができる。
N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミドの如きN−位置換マレイミド;スチレン、α−メチルスチレン、p−ヒドロキシ−α−メチルスチレンの如き芳香族ビニル化合物;
メチル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、トリシクロ[5.2.1.02,6]デカン−8−イル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシフェニル(メタ)アクリレート、パラクミルフェノールのエチレンオキサイド変性(メタ)アクリレートの如き不飽和カルボン酸エステル;
ポリスチレン、ポリメチル(メタ)アクリレート、ポリ−n−ブチル(メタ)アクリレート、ポリシロキサンの如き重合体分子鎖の末端にモノ(メタ)アクリロイル基を有するマクロモノマー等を挙げることができる。
これらの不飽和単量体(c2)は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
また、本発明におけるアルカリ可溶性樹脂のMwと、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC、溶出溶媒:テトラヒドロフラン)で測定したポリスチレン換算数平均分子量(以下、「Mn」という。)の比(Mw/Mn)は、好ましくは1.0〜5.0、より好ましくは1.0〜3.0である。
本発明において、アルカリ可溶性樹脂の含有量は、(A)着色剤100質量部に対して、通常、10〜1,000質量部、好ましくは20〜500質量部である。この場合、アルカリ可溶性樹脂の含有量が少なすぎると、例えば、アルカリ現像性が低下したり、未露光部の基板上あるいは遮光層上に残渣や地汚れが発生するおそれがあり、一方多すぎると、相対的に顔料濃度が低下するため、薄膜として目的とする色濃度を達成することが困難となるおそれがある。
本発明における多官能性単量体は、2個以上の重合性不飽和結合を有する単量体である。本発明の感放射線性組成物は、カプロラクトン構造を有する分散剤およびカプロラクトン構造を有する多官能性単量体の少なくとも一方を含有するものであるが、カプロラクトン構造を有する多官能性単量体を含有することがより好ましい。
本発明において、カプロラクトン構造を有する多官能性単量体は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
エチレングリコール、プロピレングリコール等のアルキレングリコールのジ(メタ)アクリレート類;
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレングリコールのジ(メタ)アクリレート類;
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の3価以上の多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類や、それらのジカルボン酸変性物;
ポリエステル、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、アルキド樹脂、シリコーン樹脂、スピラン樹脂等のオリゴ(メタ)アクリレート類;
両末端ヒドロキシポリ−1,3−ブタジエン、両末端ヒドロキシポリイソプレン等の両末端ヒドロキシル化重合体のジ(メタ)アクリレート類;
トリス〔2−(メタ)アクリロイルオキシエチル〕フォスフェートや、
イソシアヌル酸エチレンオキシド変性トリアクリレート;
ウレタン構造を有するポリ(メタ)アクリレート
等を挙げることができる。
本発明において、カプロラクトン構造を有さない多官能性単量体は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
また、カプロラクトン構造を有する分散剤を使用せず、カプロラクトン構造を有する多官能性単量体を使用する場合、その含有割合は、所望の効果を高める点から、全多官能性単量体中10質量%以上であることが好ましい。
本発明における光重合開始剤は、可視光線、紫外線、遠紫外線、電子線、X線等の放射線の露光により、前記(D)多官能性単量体の重合を開始しうる活性種を発生する化合物である。
本発明において、光重合開始剤は、2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有するものである。該光重合開始剤を、前記カプロラクトン構造を有する分散剤および/またはカプロラクトン構造を有する多官能性重量体と組み合せて含有せしめることにより、順テーパー形状でかつ耐溶剤性に優れた画素を形成することが可能となる。その含有割合は、着色層の耐溶剤性を高める点から、全光重合開始剤中25%質量以上であることが好ましい。
上記式(4)で表されるチオキサントン系化合物の具体例としては、チオキサントン、2−メチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、4−イソプロピルチオキサントン、2−ドデシルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等を挙げることができる。
これらのチオキサントン系化合物のうち、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントンが好ましく、特に2,4−ジエチルチオキサントンが好ましい。
所望の効果をより高める点から、2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンとチオキサントン系化合物との配合質量比は、好ましくは1:1〜20:1、さらに好ましくは2:1〜15:1である。
本発明において、O−アシルオキシム系化合物は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
所望の効果をより高める点から、2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンとO−アシルオキシム系化合物との配合質量比は、好ましくは1:1〜20:1、さらに好ましくは1:1〜10:1である。
2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン等の2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン以外のアセトフェノン系化合物;
2,2'−ビス(2−クロロフェニル)−4,4',5,5'−テトラフェニル−1,2'−ビイミダゾール、2,2'−ビス(2,4−ジクロロフェニル)−4,4',5,5'−テトラフェニル−1,2'−ビイミダゾール、2,2'−ビス(2,4,6−トリクロロフェニル)−4,4',5,5'−テトラフェニル−1,2'−ビイミダゾール等のビイミダゾール系化合物;
等の公知の光重合開始剤を使用することもできる。
本発明の感放射線性組成物は、上記(A)〜(E)成分を含有するものであるが、必要に応じて他の添加剤をさらに含有することもできる。
前記他の添加剤としては、例えば、ガラス、アルミナ等の充填剤;ポリビニルアルコール、ポリ(フロオロアルキルアクリレート)類等の高分子化合物;ノニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤等の界面活性剤;ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−メタクリロイロキシプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等の密着促進剤;2,2−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチルフェノール等の酸化防止剤;2−(3−t−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、アルコキシベンゾフェノン類等の紫外線吸収剤;ポリアクリル酸ナトリウム等の凝集防止剤;マロン酸、アジピン酸、イタコン酸、シトラコン酸、フマル酸、メサコン酸等の残渣改善剤;こはく酸モノ〔2−(メタ)アクリロイロキシエチル〕、フタル酸モノ〔2−(メタ)アクリロイロキシエチル〕、ω−カルボキシポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート等の現像性改善剤等を挙げることができる。
本発明の感放射線性組成物は、前記(A)〜(E)成分を必須成分とし、必要に応じて前記添加剤成分を含有するが、通常、溶媒を配合して液状組成物として調製される。
前記溶媒としては、感放射線性組成物を構成する(A)〜(E)成分や添加剤成分を分散または溶解し、かつこれらの成分と反応せず、適度の揮発性を有するものである限り、適宜に選択して使用することができる。
エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテル等の(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル類;
ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、テトラヒドロフラン等の他のエーテル類;
メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、3−ヘプタノン等のケトン類;
2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−ヒドロキシ−3−メチルブタン酸メチル、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、酢酸エチル、酢酸n−プロピル、酢酸i−プロピル、酢酸n−ブチル、酢酸i−ブチル、ぎ酸n−アミル、酢酸i−アミル、プロピオン酸n−ブチル、酪酸エチル、酪酸n−プロピル、酪酸i−プロピル、酪酸n−ブチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸エチル、ピルビン酸n−プロピル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル、2−オキソブタン酸エチル等の他のエステル類;
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン等のアミドまたはラクタム類
等を挙げることができる。
前記溶媒は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
これらの高沸点溶媒は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
次に、本発明の感放射線性組成物を用いて、本発明のカラーフィルタを形成する方法について説明する。
カラーフィルタを形成する方法は、通常、少なくとも下記(1)〜(4)の工程を含んでいる。
(1)基板上に本発明の感放射線性組成物の塗膜を形成する工程。
(2)前記塗膜の少なくとも一部に露光する工程。
(3)露光後の塗膜を現像する工程。
(4)現像後の塗膜をポストベークする工程。
以下、これらの工程について順次説明する。
先ず、基板の表面上に、必要に応じて、画素を形成する部分を区画するように遮光層(ブラックマトリックス)を形成して、この基板上に、例えば、赤色の(A)着色剤を含有する本発明の感放射線性組成物を、通常、液状組成物として塗布したのち、プレベークして溶媒を蒸発除去することにより、塗膜を形成する。
この工程で使用される基板としては、例えば、ガラス、シリコン、ポリカーボネート、ポリエステル、芳香族ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリイミド、ポリエーテルスルホンのほか、環状オレフィンの開環重合体やその水素添加物等を挙げることができる。
また、これらの基板には、所望により、シランカップリング剤等による薬品処理、プラズマ処理、イオンプレーティング、スパッタリング、気相反応法、真空蒸着等の適宜の前処理を施しておくこともできる。
液状組成物を基板に塗布する際には、回転塗布法、流延塗布法、ロール塗布法、スリットダイコーターを用いる塗布法等の適宜の塗布法を採用することができるが、回転塗布法、スリットダイコーターを用いる塗布法が好ましい。
プレベークは、通常、減圧乾燥と加熱乾燥を組み合わせて行われる。減圧乾燥は、通常50〜200Paに到達するまで行う。また、加熱乾燥の条件は、通常、70〜110℃で1〜10分程度である。
塗布厚さは、プレベーク後の膜厚として、通常、1.0〜10μm、好ましくは1.0〜8.0μm、特に好ましくは1.0〜6.0μmである。
その後、形成された塗膜の少なくとも一部に露光する。この場合、塗膜の一部に露光する際には、通常、所定のパターンを有するフォトマスクを介して露光する。
露光に使用される放射線の光源としては、例えば、キセノンランプ、ハロゲンランプ、タングステンランプ、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、メタルハライドランプ、中圧水銀灯、低圧水銀灯等のランプ光源やアルゴンイオンレーザー、YAGレーザー、XeClエキシマーレーザー、窒素レーザー等のレーザー光源等を挙げることができるが、波長が190〜450nmの範囲にある放射線が好ましい。
放射線の露光量は、通常、10〜10,000J/m2である。本発明の感放射線性組成物によれば、800J/m2 以下の露光量、さらには600J/m2以下の露光量でも順テーパー形状で且つ耐溶剤性にも優れた画素を形成することができる。また、露光量の下限は、照度の高い光源を使用した場合の制御性の観点から、100J/m2 以上であることが好ましい。
その後、現像液、好ましくはアルカリ現像液を用いて現像して、塗膜の未露光部を溶解除去する。
前記アルカリ現像液としては、例えば、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド、コリン、1,8−ジアザビシクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジアザビシクロ−[4.3.0]−5−ノネン等の水溶液が好ましい。
前記アルカリ現像液には、例えばメタノール、エタノール等の水溶性有機溶剤や界面活性剤等を適量添加することもできる。
現像処理法としては、シャワー現像法、スプレー現像法、ディップ(浸漬)現像法、パドル(液盛り)現像法等を適用することができる。
現像条件は、常温で10〜300秒程度が好ましい。
その後、現像後の塗膜をポストベークすることにより、感放射線性組成物の硬化物からなる赤色の画素パターンが所定の配列で配置された基板を得ることができる。
ポストベークの条件は、180〜280℃で10〜60分程度が好ましい。
このようにして形成された画素の膜厚は、通常、0.5〜5.0μm、好ましくは1.0〜3.0μmである。
ブラックマトリックスは、黒色の(A)着色剤を含有する黒色感放射線性組成物を用いて、前記(1)〜(4)工程を行うにより、形成することができる。
本発明のカラーフィルタは、本発明の感放射線性組成物から上記のように形成された画素および/またはブラックマトリックスを有するものである。
本発明のカラー液晶表示素子は、本発明のカラーフィルタを具備するものである。
上記のように形成されたカラーフィルタ上には、必要に応じて保護膜を形成した後、透明導電膜をスパッタリングにより形成する。透明導電膜としては、酸化インジウム−酸化スズからなるITO膜、酸化インジウム−酸化亜鉛からなるIZO膜等を挙げることができる。本発明の感放射線性組成物を用いて形成された画素パターンの断面形状は順テーパーであるため、透明電極が断線することはない。したがって、電気特性に優れた高品質なカラー液晶表示素子を作製することができる。
また、本発明のカラー液晶表示素子の1つの形態として、本発明の着色感放射線性組成物を用いて、薄膜トランジスタ基板アレイ上に、前述したようにして画素および/またはブラックマトリックスを形成することにより、特に優れた特性を有するカラー液晶表示素子を作製することができる。
合成例1
温度計、撹拌機、窒素導入口および還流管を備えた反応フラスコ内に、12−ヒドロキシステアリン酸(純正化学製)10.0質量部およびε−カプロラクトン(純正化学製)190質量部を仕込み、窒素気流下で160℃まで4時間かけて昇温し、160℃で2時間加熱した後、ε−カプロラクトンの残量が1%以下になるまで加熱を行った。次いで室温まで冷却した。この反応液に含まれるポリエステルは、数平均分子量が2580で酸価が21.0mg KOH/gの特性を有していた。
次いで反応フラスコ内に、キシレン114.6質量部とポリ(アリルアミン)10%水溶液(日東紡績(株)製「PAA−1LV」、数平均分子量約3000)70質量部からなる混合物を160℃で撹拌し、分離装置を使用して水を溜去すると共に、キシレンを反応溶液に返流しながら(水の50重量%を留去したのを確認し)、これに前記ポリエステルを含む反応液69.59質量部を160℃まで昇温したものを加え、2時間160℃で反応を行った。このようにして、側鎖にポリカプロラクトン鎖を有するポリ(アリルアミン)分散剤を含む溶液(固形分濃度=40.1%)を得た。この分散剤を「分散剤(B−1)」とする。分散剤(B−1)は、アミン価が10.5mg KOH/g、酸価が19.8mg KOH/gの特性を有していた。
調製例1
(A)着色剤としてC.I.ピグメントレッド254(チバスペシャリティケミカルズ社製、商品名BK−CF)/C.I.ピグメントレッド177(チバスペシャリティケミカルズ社製、商品名A3B)/C.I.ピグメントイエロー150=40/40/20(重量比)混合物20質量部、分散剤として分散剤(B−1)を5質量部(固形分換算)、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを固形分濃度が25%となるよう用いて、ビーズミルにより処理して、顔料分散液(R1)を調製した。
(A)着色剤としてC.I.ピグメントグリーン36/C.I.ピグメントイエロー150=50/50(重量比)混合物20質量部、分散剤として分散剤(B−1)を5質量部(固形分換算)、溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを固形分濃度が25%となるよう用いて、ビーズミルにより処理して、顔料分散液(G1)を調製した。
分散剤として、ポリカプロラクトン鎖を有さない変性アクリル系共重合体であるDisperbyk−2000(ビックケミー(BYK)社製)を用いた以外は、調製例1と同様にして顔料分散液(R2)を調製した。
分散剤として、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドから誘導される共重合単位を53質量%含有するアミン価14mg KOH/g、重量平均分子量24,000のウレタン樹脂を用いた以外は、調製例2と同様にして顔料分散液(G2)を調製した。
合成例1
冷却管、攪拌機を備えたフラスコに、2,2'−アゾビスイソブチロニトリル3質量部、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート200質量部を仕込み、引き続きメタクリル酸15質量部、ベンジルメタクリレート35質量部、アセナフチレン30質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート10質量部、ω−カルボキシポリカプロラクトンモノアクリレート10質量部、および2,4−ジフェニル−4−メチル−1−ペンテン(連鎖移動剤)5質量部を仕込んで、窒素置換した。その後ゆるやかに撹拌して、反応溶液の温度を80℃に上昇させ、この温度を3時間保持して重合することにより、共重合体溶液を得た。得られた樹脂はMw=11,000、Mn=5,000、固形分濃度=31.0%であった。この共重合体を「アルカリ可溶性樹脂(C−1)」とする。
冷却管、攪拌機を備えたフラスコに、シクロヘキサノン800質量部を仕込み、フラスコに窒素ガスを注入しながら100℃に加熱して、同温度で、スチレン60質量部、メタクリル酸60質量部、メタクリル酸メチル65質量部、メタクリル酸ブチル65質量部、およびアゾビスイソブチロニトリル10質量部の混合物を1時間かけて滴下し、さらに100℃で3時間反応させた後、アゾビスイソブチロニトリル2質量部をシクロヘキサノン50質量部で溶解させたものを添加し、さらに100℃で1時間反応を続けて共重合体溶液を得た。室温まで冷却した後、共重合体溶液約2gをサンプリングして180℃で20分加熱乾燥して不揮発分を測定し、先に合成した共重合体溶液に不揮発分が20%となるようにシクロヘキサノンを添加して共重合体溶液を調製した。得られた樹脂はMw=40,000、Mn=15,000であった。この共重合体を「アルカリ可溶性樹脂(C−2)」とする。
顔料分散液(R1)100質量部、(C)アルカリ可溶性樹脂としてアルカリ可溶性樹脂(C−1)10質量部(固形分換算)、(D)多官能性単量体としてジペンタエリスリトールヘキサアクリレート15質量部、(E)光重合開始剤として2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製、商品名イルガキュア379)5質量部、および溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを固形分濃度が25重量%となるように混合して、液状組成物(S−1)を調製した。
液状組成物(S−1)を、ガラス基板の表面上に、スピンコーターを用いて塗布したのち、90℃のホットプレートで4分間プレベークを行って、膜厚2.0μmの塗膜を形成した。次いで、この基板を室温に冷却したのち、基板上の塗膜に、高圧水銀ランプを用い、フォトマスクを介して、400J/m2の露光量で露光した。その後、基板上の塗膜に、23℃の0.04重量%水酸化カリウム水溶液を1.5kgf/cm2の現像圧(ノズル径1mm)で60秒間吐出することによりシャワー現像を行った。次いで、220℃で30分間ポストベークを行って、基板上に90μmのストライプ状画素パターンを形成した。
次いで、得られた画素パターンの断面形状を走査型電子顕微鏡により観察し、図1に示すテーパー角を測定した。このテーパー角が80度以上であると、透明電極膜が断線してしまうおそれがある。理想的なテーパー角は30〜70度である。
液状組成物(S−1)を、ガラス基板の表面上に、スピンコーターを用いて塗布したのち、90℃のホットプレートで2分間プレベークを行って、膜厚2.0μmの塗膜を形成した。次いで、この基板を室温に冷却したのち、基板上の塗膜に、高圧水銀ランプを用い、フォトマスクを介して、400J/m2の露光量で露光した。その後、基板上の塗膜に、23℃の0.04重量%水酸化カリウム水溶液を1.5kgf/cm2の現像圧(ノズル径1mm)で60秒間吐出することによりシャワー現像を行った。次いで、220℃で30分間ポストベークを行って、基板上に200×200μmのドットパターンを形成した。
次いで、得られた基板を、60℃のN−メチルピロリドンに30分間浸漬した。その結果、浸漬後にドットパターンが保持されており且つ浸漬後のN−メチルピロリドンが全く着色しなかった場合を◎、浸漬後にドットパターンは保持されているものの浸漬後のN−メチルピロリドンが若干着色した場合を○、浸漬後に基板から剥離するドットパターンが観察されると共に浸漬後のN−メチルピロリドンが着色した場合を×、として評価した。
液状組成物(S−1)を、ガラス基板の表面上に、スピンコーターを用いて塗布したのち、90℃のホットプレートで4分間プレベークを行って、膜厚1.3μmの塗膜を形成した。次いで、この基板を室温に冷却したのち、基板上の塗膜に、高圧水銀ランプを用い、フォトマスクを介して、400J/m2の露光量で露光した。その後、基板上の塗膜に、23℃の0.04重量%水酸化カリウム水溶液を1kgf/cm2の現像圧(ノズル径1mm)で60秒間吐出することにより、シャワー現像を行ったのち、さらに220℃で30分間ポストベークを行って、200×200μmのドットパターンを形成した。
次いで、得られた基板上のドットパターンを、走査型電子顕微鏡で観察し膜厚を測定するにより、残膜率(ポストベーク後の膜厚×100/1.3)を算出した。残膜率が高い程、感度が良好であるといえる。
液状組成物の各成分の種類および量を表1に示すとおりとした以外は実施例1と同様にして、液状組成物(S−2)〜(S−22)を調製した。
次いで、液状組成物(S−1)に代えてそれぞれ液状組成物(S−2)〜(S−22)を用いた以外は、実施例1と同様にして評価を行った。結果を表2に示す。
D−1:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
D−2:上記式(1)〜(3)においてm=1、式(2)で表される基の数=6、R1が全て水素原子である化合物(商品名KAYARAD DPCA−60、日本化薬社製)
D−3:上記式(1)〜(3)においてm=2、式(2)で表される基の数=6、R1が全て水素原子である化合物(商品名KAYARAD DPCA−120、日本化薬社製)
E−1:2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン(チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製、商品名イルガキュア379)
E−2:2,4−ジエチルチオキサントン
E−3:4,4'−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン
E−4:2−ベンジル−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オン(商品名イルガキュア369、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製)
E−5:2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)フェニル〕−2−モルフォリノプロパン−1−オン(商品名イルガキュア907、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製)
E−6:エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)(商品名イルガキュアOXE02、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製)
E−7:1,2−オクタジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)(商品名イルガキュアOXE01、チバ・スペシャルティー・ケミカルズ社製)
一方、(B)分散剤および(D)多官能性単量体のいずれにもカプロラクトン構造を有する成分を含まない場合、あるいは光重合開始剤が前記(E−1)を含まない場合は、形成された画素が逆テーパーとなるか、あるいは耐溶剤性が悪かった。
Claims (11)
- (A)着色剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、および(E)光重合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(D)多官能性単量体がカプロラクトン構造を有する多官能性単量体と、カプロラクトン構造を有さない多官能性単量体とを含有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有し、さらにチオキサントン系化合物およびO−アシルオキシム系化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するものであることを特徴とする着色感放射線性組成物。
- (A)着色剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、および(E)光重
合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(D)多官能性単量体がカプロラク
トン構造を有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル)−
2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有し、さらにチオキサントン系化合物およびO−アシルオキシム系化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、(D)多官能性単量体の含有量が、(C)アルカリ可溶性樹脂100質量部に対して、50〜300質量部であることを特徴とする着色感放射線性組成物。 - (A)着色剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、および(E)光重合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(D)多官能性単量体がカプロラクトン構造を有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有し、さらにチオキサントン系化合物およびO−アシルオキシム系化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有し、(A)着色剤の含有量が、感放射線性組成物の全固形分中、30〜70重量%であることを特徴とする着色感放射線性組成物。
- (A)緑色の着色剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、および(E)光重合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(D)多官能性単量体がカプロラクトン構造を有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有し、さらにチオキサントン系化合物およびO−アシルオキシム系化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するものであることを特徴とする着色感放射線性組成物。
- (A)着色剤、(B)分散剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、およ
び(E)光重合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(B)分散剤がカプロ
ラクトン構造を有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル
)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有し、さらにチオキサントン系化合物およびO−アシルオキシム系化合物よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するものであることを特徴とする着色感放射線性組成物。 - 前記チオキサントン系化合物が2,4−ジエチルチオキサントンである請求項1〜5のいずれかに記載の着色感放射線性組成物。
- (A)着色剤、(C)アルカリ可溶性樹脂、(D)多官能性単量体、および(E)光重
合開始剤を含有する着色感放射線性組成物であって、(D)多官能性単量体が下記式(1)で表されるカプロラクトン構造を有するものと、さらに3価以上の多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類およびそれらのジカルボン酸変性物よりなる群から選ばれる少なくとも1種を含有するものであり、且つ(E)光重合開始剤が2−(4−メチルベンジル)−2−(ジメチルアミノ)−1−(4−モルフォリノフェニル)ブタン−1−オンを含有するものであることを特徴とする着色感放射線性組成物。
〜5個が下記式(2)で表される基であり、残余が下記式(3)で表される基である。)
合手であることを示す。)
- (D)多官能性単量体の含有量は、(C)アルカリ可溶性樹脂100質量部に対して、50〜300質量部である請求項7に記載の着色感放射線性組成物。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の着色感放射線性組成物を用いて形成された着色層を備
えてなるカラーフィルタ。 - 請求項9に記載のカラーフィルタを具備するカラー液晶表示素子。
- 請求項1〜8のいずれかに記載の着色感放射線性組成物を用いて、800J/m2以下
の露光量で着色層を形成する工程を含むカラーフィルタの製造方法。
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