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JP5636785B2 - 繊維条体測定装置及び糸巻取機 - Google Patents

繊維条体測定装置及び糸巻取機 Download PDF

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Description

本発明は、主として、繊維条体に含まれる異物を検出するための繊維条体測定装置に関する。
紡績糸などの繊維条体を巻き取る装置においては、繊維条体に含まれる異物や、当該繊維条体の太さムラを検出するための、繊維条体測定装置を備える場合がある。ここで、例えば紡績糸の太さムラと異物の混入を検出する構成としては、近赤外LED(Light Emitting Diode)による透過光の変化で太さムラを検出するとともに、可視光LEDを用いて紡績糸に照射した光の反射光の変化から異物検出を行うという光学式の測定装置が一般的である。光量の変化は、透過光、反射光のいずれもフォトダイオードなどの受光素子で電気的に変換される。
反射光による異物検出は、繊維条体と異物で光の反射率が異なることを利用したものである。例えば白い紡績糸に色の付いた異物が含まれていると、当該異物の部分で反射光が減少するので、当該反射光の変化を測定することにより異物を検出することができる。
ここで、可視光LEDを用いた異物検出は、異物の色と光源の色との関係で検出感度が変わる。例えば緑LEDを用いて緑色の光を紡績糸に照射した場合は、その補色である赤色異物の検出感度は高いが、緑色異物の検出感度は低い。同様に、黄色LEDを用いて黄色の光を紡績糸に照射した場合は、その補色である青色異物の検出感度は高いが、黄色異物の検出感度は低い。従来は、目立ち易い赤色異物の検出感度を上げたいというニーズがあり、また入手し易いということもあってもっぱら緑色LEDを用いて異物検出を行っていた。従って、従来の繊維条体測定装置では緑色の異物の検出感度が低かったのである。
一方、特許文献1は、黄色LEDを用いることで黄色の異物の検出感度が低下することを逆に利用し、トラッシュを除去しないようにした異物検出装置を開示している。即ち、トラッシュ(綿の茎葉)は除去しなくても良い異物であるから、当該トラッシュと同系の色である黄色の光を用いて異物検出を行うことにより、当該トラッシュを異物として検出しにくくすることができる。
特開2007−212423号公報
以上のように、従来の繊維条体測定装置における異物検出では、検出することができる異物の色に制限があった。上記特許文献1の構成はこの性質をうまく利用しているものの、除去する必要がある異物が黄色の場合、このような異物を検出することが困難であるという問題は未解決である。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、あらゆる色の異物を検出できる繊維条体測定装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の繊維条体測定装置が提供される。即ち、この繊維条体測定装置は、第1光源部と、第2光源部と、第1受光部と、第2受光部と、第1検出部と、第2検出部と、を備える。前記第1光源部は、第1の色である黄色の光を繊維条体に照射する。前記第2光源部は、前記第1の色とは補色の関係にある第2の色である青色の光を前記繊維条体に照射する。前記第1受光部は、前記第1光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第1光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する。前記第2受光部は、前記第2光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第2光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する。前記第1検出部は、前記第1受光部及び前記第2受光部が受光した前記反射光に基づいて、前記繊維条体の異物を検出する。前記第2検出部は、前記第1受光部又は前記第2受光部が受光した前記透過光に基づいて、前記繊維条体の太さを検出する。
即ち、上記のように補色の関係にある2つの色の光を用いることにより、一方の光源の光で検出感度が落ちてしまう色の異物であっても、他方の光源の光で検出することができる。このように、苦手な色を2つの光源で互いに補い合うことができるので、上記の繊維条体測定装置は、あらゆる色の異物を良好な感度で検出することができる。また、何れか一方の光源を、糸太さ検出のための光源としても利用することにより、繊維条体検出装置の構成をシンプルにしてコストダウンを図ることができる。また、ポリプロピレンは青色の光の反射率が高いという特性があることから、繊維条体測定装置は、上記のように青色の光源を用いて異物検出を行うことで、ポリプロピレンを検出することができる。そして、繊維条体測定装置は、上記青色の補色である黄色の光源も用いて異物検出を行うことで、青色の光源では検出することが難しい青色異物を良好に検出することができる。
本発明の第2の観点によれば、以下の構成の繊維条体測定装置が提供される。即ち、この繊維条体測定装置は、第1光源部と、第2光源部と、第1受光部と、第2受光部と、第1検出部と、第2検出部と、を備える。前記第1光源部は、黄色の光を繊維条体に照射する。前記第2光源部は、紫外光を前記繊維条体に照射する。前記第1受光部は、前記第1光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第1光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する。前記第2受光部は、前記第2光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第2光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する。前記第1検出部は、前記第1受光部及び前記第2受光部が受光した前記反射光に基づいて、前記繊維条体の異物を検出する。前記第2検出部は、前記第1受光部又は前記第2受光部が受光した前記透過光に基づいて、前記繊維条体の太さを検出する。
即ち、ポリプロピレンは紫外光の反射率が高いという特性があることから、繊維条体測定装置は、上記のように紫外光の光源を用いて異物検出を行うことで、ポリプロピレンを検出することができる。一方、上記紫外光の光源では、波長の近い青色の異物を検出することが難しい。そこで、繊維条体測定装置は、青色の補色である黄色の光源も用いて異物検出を行うことで、紫外光では検出することが難しい青色異物を良好に検出することができる。
上記の繊維条体測定装置において、前記第1検出部は、前記反射光の測定値を閾値と比較して、前記繊維条体に混在するトラッシュと、トラッシュ以外の異物と、を判別する判別部を備えることが好ましい。
即ち、トラッシュは黄色の光源では検出しにくい色をしているので、黄色光源による反射光と、それ以外の光による反射光と、を比較することにより、繊維条体測定装置は、検出した異物がトラッシュか否かを判別することができる。
上記の繊維条体測定装置において、前記第1光源部及び前記第2光源部に可視光の光源を用いる場合は、前記第1光源部と、前記第2光源部と、前記第1受光部と、前記第2受光部と、を格納する樹脂製のハウジングを更に備えることが好ましい。
即ち、可視光は樹脂を劣化させないので、光源部を樹脂製のハウジングに収めることができる。そして、2つの光源部と、2つの受光部と、を1つのハウジングに収容することにより、繊維条体測定装置をコンパクトに構成することができる。
上記の繊維条体測定装置は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、維条体の走行方向において、前記第1光源部と前記第1受光部は、前記第2光源部と前記第2受光部の上流側に所定距離を隔てて配置されている。そして、繊維条体測定装置は、前記第1受光部及び前記第2受光部が受光した前記透過光と前記所定距離とに基づいて、前記繊維条体の走行速度を取得する走行速度取得部を備えている。
即ち、走行する繊維条体からの透過光を、当該繊維条体の走行方向の上流側と下流側で測定すると、下流側の測定値は上流側の測定値に比べて時間的な遅れがある。そこで、繊維条体測定装置は、この時間的な遅れを検出することにより、繊維条体の走行速度を算出することができる。
上記の繊維条体測定装置は、以下のように構成されることが好ましい。即ち、前記第1光源部は、交互に発光する2つの発光素子を有している。前記第1受光部は、反射光及び透過光を受光する2つの受光素子を有している。前記第2光源部は1つの発光素子を有している。前記第2受光部は、透過光を受光する1つの受光素子を有している。
即ち、第1光源部及び第1受光部は二軸型の測定部、第2光源部及び第2受光部は一軸型の測定部として構成する。二軸型の測定部は繊維条体に対して複数の方向から光を照射できるため、繊維条体の断面形状が扁平であっても良好な検出感度を保つことができる。一軸型の測定部は、光軸に垂直な透過光受光素子が配置されているので、透過光の検出範囲が広い。このように、一軸型と二軸型の測定部にはそれぞれ特徴があるので、この2種類の測定部を組み合わせることにより繊維条体測定装置の検出性能を向上させることができる。
本発明の第3の観点によれば、糸をパッケージに巻き取る巻取装置と、走行する前記糸を測定する前記の繊維条体測定装置と、を備えた糸巻取機が提供される。
これにより、糸巻取機は、異物と糸太さの異常が除去された品質の高いパッケージを形成することができる。
本発明の一実施形態に係る自動ワインダが備えるワインダユニットの側面図。 ワインダユニットの模式的な正面図。 第1測定部の構成を示すクリアラヘッドの平面断面図。 第2測定部の構成を示すクリアラヘッドの平面断面図。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形態に係る自動ワインダ(糸巻取機)が備えるワインダユニット10の側面図である。図2はワインダユニット10の概略的な構成を示した正面図である。
図1及び図2に示すワインダユニット10は、給糸ボビン21から解舒される紡績糸(繊維条体)20をトラバースさせながら巻取ボビン22に巻き付けて、所定長で所定形状のパッケージ30とするものである。本実施形態の自動ワインダ(糸巻取機)は、並べて配置された複数のワインダユニット10と、その並べられた方向の一端に配置された図略の機台制御装置と、を備えている。
それぞれのワインダユニット10は、正面視で左右一側に設けられたユニットフレーム11(図1)と、このユニットフレーム11の側方に設けられた巻取ユニット本体16と、を備えている。前記巻取ユニット本体16は、マガジン式供給装置60と、巻取部31と、給糸ボビン保持部71と、を備えている。
マガジン式供給装置60は、図1に示すように、ワインダユニット10の下部から正面上方向に斜めに延出するマガジン保持部65と、このマガジン保持部65の先端に取り付けられているボビン収納装置66と、を備えている。このボビン収納装置66はマガジンカン67を備え、このマガジンカン67には複数の収納孔が円状に並べて形成されている。この収納孔のそれぞれには、供給ボビン70を傾斜姿勢でセットすることができる。前記マガジンカン67は図略のモータによって間欠的な回転送り駆動が可能であり、この間欠駆動とマガジンカン67が備える図略の制御弁とによって、マガジン保持部65が有する図略のボビン供給路に供給ボビン70を1つずつ落下させることができる。前記ボビン供給路に供給された供給ボビン70は、傾斜姿勢のまま給糸ボビン保持部71へ導かれる。
給糸ボビン保持部71は図略の回動機構を備えており、供給ボビン70を前記ボビン供給路から受け取った後、当該供給ボビン70を斜め姿勢から略直立姿勢に引き起こすように回動する。これにより、給糸ボビン保持部71は、供給された給糸ボビン21を略直立姿勢で保持することができる。なお、図1に示すようなマガジン式供給装置60に代えて、自動ワインダの下部に設けられた図略の搬送コンベアにより給糸ボビン21を図略の給糸ボビン供給部から各ワインダユニット10の給糸ボビン保持部71に供給する形態であっても良い。
巻取部31は、給糸ボビン21から解舒された紡績糸20を、巻取ボビン22の周囲に巻き取ってパッケージ30を形成するように構成されている。具体的には、巻取部31は、巻取ボビン22を把持可能に構成されたクレードル23と、紡績糸20をトラバースさせるとともに前記巻取ボビン22を駆動するための巻取ドラム24と、を備えている。クレードル23は、巻取ドラム24に対し近接又は離間する方向に揺動可能に構成されており、これによって、パッケージ30が巻取ドラム24に対して接触又は離間される。図2に示すように、前記巻取ドラム24の外周面には螺旋状の綾振溝27が形成されており、この綾振溝27によって紡績糸20をトラバース(綾振り)させるように構成している。
前記巻取ボビン22は、当該巻取ボビン22に対向して配置される巻取ドラム24が回転駆動することにより、従動回転する。紡績糸20は、前記綾振溝27によってトラバースされつつ、回転する巻取ボビン22の周囲に巻き取られる。図2に示すように、この巻取ドラム24はドラム駆動モータ53の出力軸に連結されており、このドラム駆動モータ53の作動はモータ制御部54により制御される。このモータ制御部54は、ユニット制御部(制御部)50からの制御信号を受けて前記ドラム駆動モータ53を運転及び停止させる制御を行うように構成している。
また、前記巻取ユニット本体16は、給糸ボビン21と巻取ドラム24との間の糸走行経路中に、給糸ボビン21側から順に、解舒補助装置12と、テンション付与装置13と、糸継装置14と、クリアラ(繊維条体測定装置)15が備えるクリアラヘッド49と、を配置した構成となっている。
解舒補助装置12は、芯管に被さる規制部材40を給糸ボビン21からの紡績糸20の解舒と連動して下降させることにより、給糸ボビン21からの紡績糸20の解舒を補助するものである。規制部材40は、給糸ボビン21から解舒された紡績糸20が振り回されることにより給糸ボビン21の上部に形成されるバルーンに対し接触し、当該バルーンに適切なテンションを付与することによって紡績糸20の解舒を補助する。
テンション付与装置13は、走行する紡績糸20に所定のテンションを付与するものである。テンション付与装置13としては、例えば、固定の櫛歯に対して可動の櫛歯を配置するゲート式のものを用いることができる。可動側の櫛歯は、櫛歯同士が噛み合わせ状態又は解放状態になるように、ロータリー式のソレノイドにより回動することができる。このテンション付与装置13によって、パッケージ30に巻き取られる紡績糸20に一定のテンションを付与し、パッケージ30の品質を高めることができる。なお、テンション付与装置13には、上記ゲート式のもの以外にも、例えばディスク式のものを採用することができる。
クリアラ15は、クリアラヘッド49と、アナライザ55(図2)と、を備えている。紡績糸20は、クリアラヘッド49に導入された状態で走行する。クリアラヘッド49には後述の測定部51,52が配置されており、紡績糸20の状態を測定するように構成されている。測定部51,52の測定結果は、アナライザ55に送信される。アナライザは、CPU、ROM、RAM等からなるコンピュータとして構成されており、測定部51,52から送信されてきた測定結果に基づいて、紡績糸20の太さムラや異物を検出する。アナライザ55は、紡績糸20の太さに異常が見つかった場合や、除去すべき異物を検出した場合には、その部分を糸欠点とみなして、ユニット制御部50に糸欠点検出信号を送信する。
前記クリアラヘッド49の近傍には、図略のカッタが付設されている。ユニット制御部50は、アナライザ55が糸欠点を検出したときには、直ちにカッタを作動させて紡績糸20を切断する。この切断動作及び後述の糸継動作により、前記糸欠点の部分が除去される。
糸継装置14は、クリアラ15が糸欠点を検出して紡績糸20を切断した時、又は給糸ボビン21からの解舒中の糸切れ時等に、給糸ボビン21側の下糸と、パッケージ30側の上糸とを糸継ぎするものである。糸継装置14としては、機械式のものや、圧縮空気等の流体を用いるもの等を使用することができる。
糸継装置14の下側及び上側には、給糸ボビン21側の下糸を捕捉して案内する下糸案内パイプ25と、パッケージ30側の上糸を捕捉して案内する上糸案内パイプ26と、が設けられている。下糸案内パイプ25の先端には吸引口32が形成され、上糸案内パイプ26の先端にはサクションマウス34が備えられている。下糸案内パイプ25及び上糸案内パイプ26には適宜の負圧源がそれぞれ接続されており、前記吸引口32及びサクションマウス34に吸引流を作用させることができる。
この構成で、糸切れ時又は糸切断時においては、下糸案内パイプ25の吸引口32が図1及び図2で示す位置で下糸を捕捉し、その後、軸33を中心にして上方へ回動することで糸継装置14に下糸を案内する。また、これとほぼ同時に、上糸案内パイプ26が図示の位置から軸35を中心として上方へ回動し、ドラム駆動モータ53によって逆転されるパッケージ30から解舒される上糸をサクションマウス34によって捕捉する。続いて、上糸案内パイプ26が軸35を中心として下方へ回動することで、糸継装置14に上糸を案内するようになっている。そして、下糸と上糸の糸継ぎが、糸継装置14によって行われる。
次に、クリアラ15の構成について詳しく説明する。
本実施形態のクリアラ15は、紡績糸20に含まれる異物と、当該紡績糸20の太さムラと、を検出するための光学式の測定部51,52を、紡績糸20の走行方向に沿って上下に2段設けている。そして、第1測定部51において測定に用いる光の色と、第2測定部52において測定に用いる光の色は、補色の関係となるように構成されている。
即ち、前述のように、クリアラ15による異物の検出感度は、クリアラ15が紡績糸20に対して照射する光の色によって異なる。そして、照射する光の補色の関係にある色の異物の検出感度は高く、照射する光と同系の色の異物の検出感度は低い。従って、単一の色の光を照射する光源を用いて異物の検出をしていた従来のクリアラでは、検出できる異物の色の範囲に制限があったのである。
この点、本実施形態のクリアラ15では、上記のように異物の検出を行う測定部を上下に2つ設け、それぞれ測定部51,52で異なる色の光を用いて異物の検出を行っている。しかも2つの測定部51,52で用いている光の色は補色の関係であるように設定されている。これにより、一方の色の光で検出できない異物であっても、他方の色の光で検出が可能であるため、検出できない色の異物がなくなり、クリアラ15による異物の検出感度を飛躍的に向上させることができる。
測定部51,52で異物の検出に用いる光の色は、補色の関係にあれば任意の色の組み合わせを用いることができる。ただし、本実施形態のクリアラ15では、ポリプロピレンの検出感度を向上させることができるとともに、トラッシュを判別することができるという2つの効果を両立できる点に着目し、青色と黄色の組み合わせを採用している。この点については後述する。
なお、クリアラ15による紡績糸20の太さの検出感度に関しては、検出に用いる光の色はあまり影響を与えない。ただし本実施形態のクリアラ15は、異物の検出と同時に糸の太さの検出も行っているので、以下の説明では紡績糸20の太さの検出についても説明する。
まず、クリアラヘッド49について説明する。クリアラヘッド49は樹脂製のハウジングとして構成されており、その内部には、測定部51,52が備える各構成(後述の第1光源部61、第1受光部62、第2光源部63、第2受光部64など)が配置されている。クリアラヘッド49には、紡績糸20を通過させるための糸通路49aが、当該紡績糸20の走行方向に沿って形成されている。なお、この糸通路49aは、クリアラヘッド49の装置正面側に向けて開放された形状となっている。
次に、第1測定部51について説明する。図2に示すように、第1測定部51は、第2測定部52よりも糸走行方向上流側に配置されている。また、図3は、クリアラヘッド49を糸走行方向に直交する平面で切断して、クリアラヘッド49の内部の第1測定部51の構成を示した模式的な断面図である。
第1測定部51は、第1光源部61と、第1受光部62と、を備えている。図3に示すように、第1光源部61は2つの発光素子611,612を備え、第1受光部62は2つの受光素子621,622を備えている。前記2つの発光素子611,612は黄色LEDとして構成されており、これにより糸通路49aを走行している紡績糸20に対して黄色の光を照射するように構成されている。受光素子621,622はフォトダイオードとして構成され、受光した光の強度を電気信号に変換してアナライザ55に送信するように構成されている。なお、このタイプの測定部を、発光素子を2つ備えているという意味で二軸型測定部と呼ぶ。
なお、糸通路49aと、第1光源部61及び第1受光部62との間は、樹脂製の透明板36によって仕切られている。そして、第1光源部61はこの透明板36を介して紡績糸20に対して光を照射し、第1受光部62は透明板36を介して光を受光するように構成されている。このように糸通路49aと、第1光源部61及び第1受光部62と、を仕切ることにより、糸通路49aを紡績糸20が走行することによって発生する糸屑などが第1光源部61及び第1受光部62に付着することを防止できるので、クリアラヘッド49のメンテナンス性が向上する。
第1発光素子611と第2発光素子612は、糸通路49aを走行する紡績糸20に対して、異なる角度から光を照射するように配置されている。また、第1発光素子611と第2発光素子612は、交互に何れか一方が発光するように、アナライザ55によって制御されている。これにより、紡績糸20に対して2つの異なる方向から光を当てることができる。即ち、このような二軸型測定部は、紡績糸20を多角的に測定することができるので、例えば図3の断面における断面形状が扁平な糸であっても、異物及び糸太さの検出精度を向上させることができる。
第1受光素子621は、紡績糸20の走行経路を挟んで第2発光素子612の反対側に配置されている。従って、第1受光素子621は、第2発光素子612から紡績糸20に照射された光の透過光を受光する。他方の第2受光素子622は、紡績糸20の走行経路を挟んで第1発光素子611の反対側に配置されている。従って、第2受光素子622は、第1発光素子611から紡績糸20に照射された光の透過光を受光する。
また、第1受光素子621は、第1発光素子611からの光が直接当たらないように配置されているとともに、当該第1発光素子611から紡績糸20に照射された光の反射光を受光できるように配置されている。また、第2受光素子622は、第2発光素子612からの光が直接当たらないように配置されているとともに、当該第2発光素子612から紡績糸20に照射された光の反射光を受光できるように配置されている。
以上の構成で、図3に示すように、第1発光素子611が発光しているときには、第1受光素子621は反射光を、第2受光素子622は透過光を、それぞれ受光する。第2発光素子612が発光しているときの様子の図示は省略するが、この場合は上記とは逆に、第1受光素子621が透過光を、第2受光素子622が反射光を、それぞれ受光する。
上記透過光は、紡績糸20によって遮断されながら受光素子621,622に受光された光であるから、紡績糸20の太さが変動すれば、透過光の強度も変動する。従って、アナライザ55において受光素子621,622が受光した透過光の変動を監視することにより、紡績糸20の太さムラを検出することができる。
また上記反射光は、紡績糸20表面で反射して受光素子621,622に受光された光であるから、紡績糸20表面の色に応じて、上記反射光の強度も変動する。従って、アナライザ55において受光素子が受光した反射光の変動を検出することにより、紡績糸20に含まれる異物を検出することができる。
特に本実施形態の第1測定部51では黄色LEDを光源として採用しているので、黄色の補色である青色の異物を感度良く検出することができる。一方、黄色の光源では黄色の異物を検出することは難しいが、この点は第2測定部52によって補うことができる。
なお、紡績糸20が太いほど、紡績糸20が光を反射する面積は広いので、反射光の強度も強くなる。従って、紡績糸20からの反射光の強度は、紡績糸20の太さの影響も受けてしまう。ただし、受光素子621,622は、紡績糸20以外の部分(例えば糸通路49aの壁面)からの反射光も受光している。この紡績糸20以外の部分からの反射光は、紡績糸20が太いほど弱くなるので、紡績糸20からの反射光の変動を相殺することができる。これにより、反射光の強度は、糸太さの変動の影響を受けなくなるので、精度良く異物を検出することができる。なお、図示は省略するが、糸通路49aの壁面には適切な反射率の反射板を設けており、紡績糸20からの反射光の変動を適切に相殺できるように工夫されている。
次に、第2測定部52について説明する。図4は、クリアラヘッド49を糸走行方向に直交する平面で切断して、クリアラヘッド49内部の第2測定部52の構成を示した模式的な断面図である。
第2測定部52は、第2光源部63と、第2受光部64と、を備えている。図4に示すように、第2光源部63は第3発光素子631を備え、第2受光部64は3つの受光素子(第3受光素子641、第4受光素子642、第5受光素子643)を備えている。第3発光素子は青色LEDとして構成されており、これにより糸通路49aを走行している紡績糸20に対して青色の光を照射するように構成されている。受光素子641,642,643はフォトダイオードとして構成され、受光した光の強度を電気信号に変換してアナライザ55に送信するように構成されている。なお、このタイプの測定部を、発光素子を1つ備えているという意味で一軸型測定部と呼ぶ。
糸通路49aと、第2光源部63及び第2受光部64との間は、樹脂製の透明板36によって仕切られている。そして、第2光源部63はこの透明板36を介して紡績糸20に対して光を照射し、第2受光部64は透明板36を介して光を受光するように構成されている。
第5受光素子643は、紡績糸20の走行経路を挟んで第3発光素子631の反対側に配置されている。従って、第5受光素子643は、第3発光素子631から紡績糸20に照射された光の透過光を受光する。また、第3受光素子641及び第4受光素子642は、第3発光素子631からの光が直接当たらないように配置されているとともに、当該第1発光素子631から紡績糸20に照射された光の反射光を受光できるように配置されている。また、第3受光素子641と第4受光素子642は、それぞれ装置奥行方向(図4の上下方向)で第3発光素子631の両側に配置されている。
また、第5受光素子643は、光軸に対して垂直となるように配置されている。これにより、第1測定部51のような二軸型測定部に比べて、一軸型測定部は、装置奥行方向(図4の上下方向)で広い範囲で透過光を受光することができる。このように、一軸型の測定部は、透過光を広い範囲で受光できるので、検出範囲を拡げることができ、極太の繊維条体まで測定することができる。
アナライザ55は、第5受光素子643が受光した透過光の変動を監視することにより、紡績糸20の太さムラを検出することができる。また、アナライザ55は、第3受光素子641及び第4受光素子642が受光した反射光の減少を検出することにより、紡績糸20に含まれる異物を検出することができる。
特に本実施形態の第2測定部52では青色LEDを光源として採用しているので、青色の補色である黄色の異物を感度良く検出することができる。一方、青色の光源では青色の異物を検出することは難しいが、この点は第1測定部51によって補うことができる。なお、この第2測定部52においても、第1測定部51と同様に、図略の反射板を適宜配置して、受光素子641,642が受光する反射光の強度が糸太さの影響を受けないように工夫されている。
次に、アナライザ55における異物の検出について説明する。アナライザ55は、第1測定部51が備える第1受光部62が受光した反射光と、第2測定部52が備える第2受光部64が受光した反射光と、に基づいて、紡績糸20の異物を検出する第1検出部55aとしての機能を有している。
第1検出部55aは、第1受光部62と第2受光部64が受光した反射光の測定値を閾値と比較して、紡績糸20に含まれる異物の有無を判定する。例えば綿繊維からなる紡績糸20の場合は、紡績糸20自体は白いので光の反射率は大きく、色の付いた異物の光の反射率は低い。従って、色の付いた異物が紡績糸20に含まれていると、紡績糸20からの反射光は減少する。そこで、第1検出部55aは、異物の無い状態の紡績糸20から得られる反射光の測定値よりも小さい異物検出閾値を予め設定しておく。そして、第1受光部62又は第2受光部64における反射光の測定値が異物検出閾値以下となったときに、第1検出部55aは、紡績糸20に異物が含まれていると判定する。本実施形態のクリアラ15では、第1受光部62と第2受光部64で補色の関係にある色の反射光を受光しているので、上記のように両方の受光部の測定値を考慮することにより、あらゆる色の異物を検出することができる。なお、光の反射率は光源の色によって異なるので、測定結果と比較する前記異物検出閾値は、第1受光部62と第2受光部64で異ならせても良い。
なお、紡績糸20に異物が含まれていても、必ずしも第1受光部62又は第2受光部64における反射光の受光量が減少するとは限らない。例えばポリプロピレンの繊維が異物として紡績糸20に混入していた場合、当該ポリプロピレンは白色なので殆ど反射光を減少させない。このため、従来のクリアラではポリプロピレンを検出することが困難であった。白い紡績糸20にポリプロピレンが混入していても目立たないが、後の工程で紡績糸20を染色するとポリプロピレンだけ染色されずに白いまま残ってしまうので、当該白いポリプロピレンが非常に目立つという問題がある。
この点、本実施形態のクリアラ15では、第2測定部52において青色の光を使っているので、ポリプロピレンを検出することができる。即ち、ポリプロピレンは、綿繊維に比べて、青色の光の反射率が大きいという特性がある。従って、綿繊維の紡績糸20にポリプロピレンが混入していると、青色の光の反射光はむしろ増大する。そこで、第1検出部55aは、異物の無い状態の紡績糸20から得られる青色の光の反射光の測定値よりも大きいポリプロピレン検出閾値を予め設定しておく。そして、第2受光部64が受光した反射光がポリプロピレン検出閾値以上となったときにも、第1検出部55aは、紡績糸20に異物が含まれていると判定するように構成されている。これにより、クリアラ15は、ポリプロピレンを異物として除去することができる。
ところで、特許文献1が開示しているように、綿の茎葉等のトラッシュ(くず)は、後工程で綿糸と一緒に染色されて目立たなくなるため、除去しなくても良い異物である。逆にこのように除去しなくても良い異物までも除去してしまうと、ワインダユニット10によるパッケージの生産効率が低下してしまう。そこで第1検出部55aは、トラッシュを判別する判別部55cを備えている。
判別部55cは、異物が検出されると、当該異物が黄色の異物か否かを判定する。即ち、特許文献1が開示しているように、トラッシュは黄色ないし黄橙色であるから、黄色と判定された異物はトラッシュである可能性が高い。具体的には、判別部55cは、黄色い光の反射光を受光している第1受光部62の測定結果では異物が検出されず、青色の光の反射光を受光している第2受光部64の測定結果で異物が検出された場合、当該異物の色は黄色であると判定する。
しかし、紡績糸20には、トラッシュ以外の黄色の異物が含まれている可能性もある。クリアラ15は、トラッシュを除去する必要はないが、トラッシュ以外の黄色の異物は除去する必要がある。ここで、トラッシュ以外の黄色の異物は、他の工程で紡績糸20に混入した黄色の繊維片(色糸と呼ばれる)であることが多い。
そこで判別部55cは、当該黄色の異物がトラッシュか色糸かを判別する。ここで、トラッシュは「色が濃くて短い」、色糸は「色が薄くて長い」という特徴がある。従って、青色の光を紡績糸20に照射することにより、トラッシュは「色が濃くて短い」、色糸は「色が薄くて長い」異物として検出できる。以上の点を考慮し、判別部55cは、黄色異物の長さに閾値を設け、閾値よりも長い黄色異物が検出された場合にのみ、当該黄色異物が色糸であると判定するように構成されている。またこれに代え、あるいはこれに加えて、黄色異物の色の濃さに閾値を設け、閾値よりも薄い黄色異物が検出された場合にのみ、当該黄色異物が色糸であると判定するように判別部55cを構成しても良い。
なお、黄色の光を紡績糸20に照射したときには黄色の異物を検出できないので、黄色異物の色の濃淡や長さを検出することもできない。本実施形態のクリアラ15のように黄色以外の色の光を紡績糸20に照射することにより、はじめて黄色異物の色の濃淡や長さを検出することができる。従って、黄色光源のみを備えた特許文献1の構成では、トラッシュと、黄色の色糸と、の判別をすることはできなかったのである。
以上のように、本実施形態のクリアラ15は、黄色の光と青色の光とを組み合わせて異物検出を行うことにより、トラッシュは残しつつ、トラッシュ以外の黄色い異物を除去することができる。更に、本実施形態のクリアラ15は、青色の光を用いて異物の検出を行っているので、前述のようにポリプロピレンを検出することが可能となっている。
次に、アナライザ55における糸の太さムラの検出について説明する。アナライザ55は、第2測定部52が備える第2受光部64が受光した透過光に基づいて、紡績糸20の糸の太さムラを検出する第2検出部55bとしての機能を有している。
第2検出部55bは、第2受光部64が受光した透過光の測定値を監視し、測定値の変動が許容範囲を外れたときに、紡績糸20の太さが異常であると判定するように構成されている。
またアナライザ55は、第1受光部62と第2受光部64が受光した透過光に基づいて、紡績糸20の走行速度を取得する速度取得部(走行速度取得部)55dとしても機能するように構成されている。即ち、本実施形態のクリアラ15において、第1測定部51は、第2測定部52よりも糸走行方向で所定距離隔てて上流側に配置されている。従って、第2受光部64の透過光の測定結果は、第1受光部62の透過光の測定結果よりも時間的に遅れて出力される。この時間的な遅れは、紡績糸20の走行速度に比例している。
そこで速度取得部55dは、第1受光部62の透過光の測定結果に対して第2受光部64の透過光の測定結果がどの程度時間的に遅れているかを検出して、この検出結果と上記所定距離とに基づいて紡績糸20の走行速度を取得するように構成されている。本実施形態のクリアラ15では、2種類の色の光源を用いて測定を行うため測定部51,52を上下2段で備えているので、この上下2段構成をそのまま速度の検出にも利用しているのである。上記のようにして取得した糸走行速度は、ユニット制御部50等に送信され、紡績糸20の巻き取りの制御に用いられる。
以上で説明したように、本実施形態のクリアラ15は、第1光源部61と、第2光源部63と、第1受光部62と、第2受光部64と、第1検出部55aと、第2検出部55bと、を備える。第1光源部61は、黄色の光を紡績糸20に照射する。第2光源部63は、黄色とは補色の関係にある青色の光を紡績糸20に照射する。第1受光部62は、第1光源部61の光が紡績糸20で反射した反射光を受光する。第2受光部64は、第2光源部63の光が紡績糸20で反射した反射光と、第2光源部63の光が紡績糸20を透過した透過光と、を受光する。第1検出部55aは、第1受光部62及び第2受光部64が受光した反射光に基づいて、紡績糸20の異物を検出する。第2検出部55bは、第2受光部64が受光した透過光に基づいて、紡績糸20の太さを検出する。
即ち、上記のように補色の関係にある2つの色の光を用いることにより、一方の光源の光で検出感度が落ちてしまう色の異物であっても、他方の光源の光で検出することができる。このように、苦手な色を2つの光源で互いに補い合うことができるので、本実施形態のクリアラ15は、あらゆる色の異物を良好な感度で検出することができる。また、何れか一方の光源を、糸太さ検出のための光源としても利用することにより、クリアラ15の構成をシンプルにしてコストダウンを図ることができる。また、ポリプロピレンは青色の光の反射率が高いという特性があることから、クリアラ15は、上記のように青色の光源を用いて異物検出を行うことで、ポリプロピレンを検出することができる。そして、クリアラ15は、上記青色の補色である黄色の光源も用いて異物検出を行うことで、青色の光源では検出することが難しい青色異物を良好に検出することができる。
また、本実施形態のクリアラ15において、第1検出部55aは、反射光の測定値を閾値と比較して、紡績糸20に混在するトラッシュと、トラッシュ以外の異物と、を判別する判別部55cを備えている。
即ち、トラッシュは黄色の光源では検出しにくい色をしているので、黄色光源による反射光と、それ以外の光による反射光と、を比較することにより、クリアラ15は、検出した異物がトラッシュか否かを判別することができる。
また、本実施形態のクリアラ15は、第1光源部61と、第2光源部63と、第1受光部62と、第2受光部64と、を格納する樹脂製のハウジングであるクリアラヘッド49を備えている。
即ち、上記実施形態で採用している可視光は樹脂を劣化させないので、第1光源部61と第2光源部63とを樹脂製のハウジングに収めることができる。そして、2つの光源部と、2つの受光部と、を1つのハウジングに収容することにより、クリアラ15をコンパクトに構成することができる。
また、本実施形態のクリアラ15は、以下のように構成されている。即ち、第1受光部62は、反射光に加えて、第1光源部61の光が紡績糸20を透過した透過光を受光する。紡績糸20の走行方向において、第1光源部61と第1受光部62は、第2光源部63と第2受光部64の上流側に所定距離を隔てて配置されている。そして、クリアラ15は、第1受光部62及び第2受光部64が受光した透過光と上記所定距離とに基づいて、前記紡績糸20の走行速度を取得する速度取得部55dを備えている。
即ち、走行する紡績糸20からの透過光を、当該紡績糸20の走行方向の上流側と下流側で測定すると、下流側の測定値は上流側の測定値に比べて時間的な遅れがある。そこで、クリアラ15は、この時間的な遅れを検出することにより、紡績糸20の走行速度を算出することができる。
また、本実施形態のクリアラ15は、以下のように構成されている。即ち、第1光源部61は、交互に発光する2つの発光素子611,612を有している。第1受光部62は、反射光及び透過光を受光する2つの受光素子621,622を有している。第2光源部63は1つの発光素子631を有している。第2受光部64は、透過光を受光する1つの受光素子643を有している。
即ち、第1光源部61及び第1受光部62は二軸型の測定部、第2光源部63及び第2受光部64は一軸型の測定部として構成する。二軸型の測定部は紡績糸20に対して複数の方向から光を照射できるため、紡績糸20の断面形状が扁平であっても良好な検出感度を保つことができる。一軸型の測定部は、光軸に垂直な受光素子643が配置されているので、透過光の検出範囲が広い。このように、一軸型と二軸型の測定部にはそれぞれ特徴があるので、この2種類の測定部を組み合わせることによりクリアラ15の検出性能を向上させることができる。
また、本実施形態の自動ワインダは、紡績糸をパッケージに巻き取る巻取部31と、走行する紡績糸を測定するクリアラ15と、を備えている。
これにより、自動ワインダは、異物と糸太さの異常が除去された品質の高いパッケージを形成することができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。なお、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一又は類似の構成については、上記実施形態と同一の符号を付して説明を省略する。
この変形例では、第2測定部52において、青色LEDの代わりに紫外LEDを第2光源部63として用いる。即ち、ポリプロピレンは、青色の可視光の反射率に比べて、紫外光の反射率が更に高いため、紫外LEDを採用することでポリプロピレンの検出感度を更に向上させることができる。
また、紫外線はスペクトルが青色に近いため、青色の補色である黄色の異物の検出感度は高いが、青色の異物の検出感度は低い。そこで、この変形例においても、上記実施形態と同様に、第1光源部61には黄色LEDを用いている。これにより、この変形例に係るクリアラにおいても、様々な色の異物を検出することが可能になる。
なお、紫外光は樹脂を劣化させるので、クリアラヘッド49に樹脂製の透明板36を用いることができない。そこで本実施形態では、クリアラヘッド49に合成石英製の透明板36を用いている。安価な樹脂製の透明板36を採用することができるという点では、可視光のみを利用した上記実施形態の方が好適である。
以上に説明したように、本変形例のクリアラ15は第1光源部61と、第2光源部63と、第1受光部62と、第2受光部64と、第1検出部55aと、第2検出部55bと、を備える。第1光源部61は、黄色の光を紡績糸20に照射する。第2光源部63は、紫外光を紡績糸20に照射する。第1受光部62は、第1光源部61の光が紡績糸20で反射した反射光を受光する。第2受光部64は、第2光源部63の光が紡績糸20で反射した反射光と、第2光源部63の光が紡績糸20を透過した透過光と、を受光する。第1検出部55aは、第1受光部62及び第2受光部64が受光した反射光に基づいて、紡績糸20の異物を検出する。第2検出部55bは、第2受光部64が受光した透過光に基づいて、紡績糸20の太さを検出する。
即ち、ポリプロピレンは紫外光の反射率が高いという特性があることから、上記のように紫外光の光源を用いて異物検出を行うことで、ポリプロピレンを検出することができる。一方、上記紫外光の光源では、波長の近い青色の異物を検出することが難しい。そこで、青色の補色である黄色の光源も用いて異物検出を行うことで、紫外光では検出することが難しい青色異物を良好に検出することができる。
以上に本発明の好適な実施の形態及びその変形例について説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
本明細書において「黄色」「青色」というように光の色を色の名前で特定して説明したが、厳密にその色にのみに限定する意図ではなく、一般的にその色と同系の色と考えられる色も含む。例えば一般的に黄色LEDといった場合、オレンジ色に近い色(黄橙色)の光を発するLEDも含まれるが、当然この黄橙色の光も本明細書でいうところの黄色い光に含む。
補色の関係にある色としては任意の色の組み合わせを採用することができるが、上記実施形態のように黄色と青色の組み合わせの他にも、例えば赤色と緑色の組み合わせを考えることができる。赤色と緑色のLEDは入手し易いので、光源として赤色LEDと緑色LEDを採用すれば、クリアラを安価に構成できる。
上記実施形態では、第1測定部51は二軸型、第2測定部52は一軸型としたが、これに限らず、第1測定部51を一軸型、第2測定部52を二軸型としても良い。また、一軸型と二軸型の組み合わせに限らず、両方の測定部を一軸型としても良いし、両方の測定部を二軸型としても良い。
また、光源はLEDに限らず、例えば適宜の白色光源に色フィルタを用いた構成でも良い。
また上記実施形態では、第1測定部51と第2測定部52の両方で透過光を測定しているが、糸の太さを検出するためには、何れか一方の測定部でのみ透過光を測定すれば良い。従って、糸の走行速度を取得する必要がない場合には、両方の測定部で糸の太さを検出する必要はない。
繊維条体測定装置で測定する繊維条体は紡績糸に限らず、例えばスライバなどでも良い。この場合であっても、スライバに含まれる様々な色の異物を感度良く検出することができる。
上記実施形態では、回転する巻取ドラム24によってパッケージを回転させつつ、当該パッケージの表面に糸を綾振りする構成としたが、これに限定されず、パッケージの駆動と綾振りとが独立した構成の糸巻取機であっても本発明の構成を適用することができる。このような糸巻取機としては、例えば、旋回運動するアームによって糸を綾振りするアーム式トラバース装置や、ベルトによって左右往復運動する糸掛部材によって糸を綾振りするベルト式トラバース装置を備えた自動ワインダなどを挙げることができる。この場合、パッケージをモータにより直接回転駆動させ、綾振り機構が設けられていない接触ローラを従動回転させる構成としても良い。
また、本発明の構成は、自動ワインダに限らず、例えば紡績機など、他の種類の糸巻取機にも適用することができる。
15 クリアラ(繊維条体測定装置)
20 紡績糸(繊維条体)
61 第1光源部
62 第1受光部
63 第2光源部
64 第2受光部

Claims (7)

  1. 第1の色である黄色の光を繊維条体に照射する第1光源部と、
    前記第1の色とは補色の関係にある第2の色である青色の光を前記繊維条体に照射する第2光源部と、
    前記第1光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第1光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する第1受光部と、
    前記第2光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第2光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する第2受光部と、
    前記第1受光部及び前記第2受光部が受光した前記反射光に基づいて、前記繊維条体の異物を検出する第1検出部と、
    前記第1受光部又は前記第2受光部が受光した前記透過光に基づいて、前記繊維条体の太さを検出する第2検出部と、
    を備えることを特徴とする繊維条体測定装置。
  2. 黄色の光を繊維条体に照射する第1光源部と、
    紫外光を前記繊維条体に照射する第2光源部と、
    前記第1光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第1光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する第1受光部と、
    前記第2光源部の光が前記繊維条体で反射した反射光と、前記第2光源部の光が前記繊維条体を透過した透過光と、を受光する第2受光部と、
    前記第1受光部及び前記第2受光部が受光した前記反射光に基づいて、前記繊維条体の異物を検出する第1検出部と、
    前記第1受光部又は前記第2受光部が受光した前記透過光に基づいて、前記繊維条体の太さを検出する第2検出部と、
    を備えることを特徴とする繊維条体測定装置。
  3. 請求項又はに記載の繊維条体測定装置であって、
    前記第1検出部は、前記反射光の測定値を閾値と比較して、前記繊維条体に混在するトラッシュと、トラッシュ以外の異物と、を判別する判別部を備えることを特徴とする繊維条体測定装置。
  4. 請求項に記載の繊維条体測定装置であって、
    前記第1光源部と、前記第2光源部と、前記第1受光部と、前記第2受光部と、を格納する樹脂製のハウジングを更に備えることを特徴とする繊維条体測定装置。
  5. 請求項1からまでの何れか一項に記載の繊維条体測定装置であって、
    維条体の走行方向において、前記第1光源部と前記第1受光部は、前記第2光源部と前記第2受光部の上流側に所定距離を隔てて配置されており、
    前記第1受光部及び前記第2受光部が受光した前記透過光と前記所定距離とに基づいて、前記繊維条体の走行速度を取得する走行速度取得部を備えていることを特徴とする繊維条体測定装置。
  6. 請求項1からまでの何れか一項に記載の繊維条体測定装置であって、
    前記第1光源部は、交互に発光する2つの発光素子を有し、
    前記第1受光部は、反射光及び透過光を受光する2つの受光素子を有し、
    前記第2光源部は1つの発光素子を有し、
    前記第2受光部は、透過光を受光する1つの受光素子を有していることを特徴とする繊維条体測定装置。
  7. 糸をパッケージに巻き取る巻取装置と、
    走行する前記糸を測定する請求項1からまでの何れか一項の繊維条体測定装置と、
    を備えることを特徴とする糸巻取機。
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