JP5631534B2 - 新規蛋白質および該蛋白質をコードするdna - Google Patents
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Description
微生物によって、式(IX)
即ち、特許文献1には糸状菌を用いる方法が、特許文献2および3には放線菌を用いる方法が述べられている。しかしこれらの微生物は菌糸を伸ばして成長するため、発酵槽で増殖させると培養液の粘度が上昇する。このため酸素が不足しやすく、培養液が不均一になるため反応効率の低下を招きやすい。この酸素不足を解消し、培養液を均一に保つためには、発酵槽の攪拌速度を上げなければならないが、攪拌速度を上げると菌糸がせん断され、微生物の活性が低下しやすい(非特許文献2)。
ザ・ジャーナル・オブ・アンチビオチクス(The Journal of Antibiotics), 29, 1346(1976) 醗酵工学の基礎,P169-190, P.F.Stansbury, A.Whitaker著、学会出版センター(1988)]
(1)配列番号1〜3のいずれかで表されるアミノ酸配列を有する蛋白質。ただし、配列番号4〜6で表されるアミノ酸配列からなる蛋白質を除く。
(2)配列番号1〜3のいずれかで表されるアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA。ただし、配列番号4で表されるアミノ酸配列からなる蛋白質をコードするDNAを除く。
(3)配列番号7で表される塩基配列を有するDNA。
(4)上記(2)または(3)のDNAを含む組換え体DNA。
(5)上記(4)の組換え体DNAを宿主細胞に導入して得られる形質転換体。
(6)宿主細胞がEscherichia属、Bacillus属、Corynebacterium属、Streptomyces属、Aspergillus属またはPenicillium属に属する微生物である、上記(5)の形質転換体。
(7)宿主細胞がEscherichia coli、Bacillus subtilis、Bacillus megaterium、Corynebacterium glutamicum、Corynebacterium ammoniagenes、Streptomyces lividans、Aspergillus terreus、またはPenicillium citrinumに属する微生物である、上記(5)の形質転換体。
(8)上記(1)または(2)の蛋白質を式(I)
(9)上記(5)〜(7)のいずれか1つの形質転換体の培養物または該培養物の処理物と、化合物(I-a)または(I-b)とを、水性媒体中で接触させ、該媒体中に化合物(II-a)または化合物(II-b)を生成蓄積させ、該媒体中から化合物(II-a)または化合物(II-b)を採取することを特徴とする化合物(II-a)または化合物(II-b)の製造方法。
(10) 化合物(I-a)が式(V)
(11)化合物(I-a)が式(IX)
(12)化合物(I-a)が式(XIII)
(13)化合物(II-b)が化合物(II-a)よりラクトンを形成させて得られた化合物(II-b)である、上記(8)または(9)の製造法。
(14)化合物(II-a)が化合物(II-b)のラクトンを開環させて得られた化合物(II-a)である、上記(8)または(9)の製造法。
(15)化合物(III-b)が化合物(III-a)よりラクトンを形成させて得られた化合物(III-b)である、上記(10)の製造法。
(16)化合物(IV-a)が化合物(IV-b)のラクトンを開環させて得られた化合物(IV-a)である、上記(10)の製造法。
(17)化合物(V-b)が化合物(V-a)よりラクトンを形成させて得られた化合物(V-b)である、上記(11)の製造法。
(18)化合物(VI-a)が化合物(VI-b)のラクトンを開環させて得られた化合物(VI-a)である、上記(11)の製造法。
(19)化合物(VII-b)が化合物(VII-a)よりラクトンを形成させて得られた化合物(VII-b)である、上記(12)の製造法。
(20)化合物(VIII-a)が化合物(VIII-b)のラクトンを開環させて得られた化合物(VIII-a)である、上記(12)の製造法。
(21)形質転換体の培養物の処理物が培養物の濃縮物、培養物の乾燥物、培養物の凍結乾燥物、培養物から得られる菌体、該菌体の乾燥物、該菌体の凍結乾燥物、該菌体の界面活性剤処理物、該菌体の酵素処理物、該菌体の超音波処理物、該菌体の機械的摩砕物、該菌体の溶媒処理物から選ばれる菌体処理物、菌体の蛋白分画物、並びに菌体および菌体処理物の固定化物から選ばれる処理物である、上記(9)〜(12)のいずれか1項に記載の製造法。
(22)上記(5)〜(7)のいずれか1つの形質転換体を培地に培養し、培養物中に上記(1)の蛋白質を生成、蓄積させ、該培養物から該蛋白質を採取することを特徴とする、該蛋白質の製造法。
1.本発明の蛋白質
本発明の蛋白質は、配列番号4〜6で表されるアミノ酸配列からなる蛋白質を除く、配列番号1〜3のいずれかで表されるアミノ酸配列を有する蛋白質である。
また、配列番号1〜3で表されるいずれかのアミノ酸配列において、Xaaで表されるアミノ酸以外の1以上、50以下、好ましくは1以上、20以下、より好ましくは1以上、15以下、さらに好ましくは1以上、10以下、特に好ましくは1以上、5以下、特に好ましくは1以上、3以下のアミノ酸残基が置換、欠失または付加したアミノ酸配列からなり、かつ上記式(I) (式中、R1は水素原子、置換もしくは非置換のアルキルまたはアルカリ金属を表し、R2は置換もしくは非置換のアルキルまたはアリールを表す)で表される化合物[以下、化合物(I-a)という]または上記式(II)(式中、R2は置換もしくは非置換のアルキルまたはアリールを表す)で表される、化合物(I-a)の閉鎖ラクトン体[以下、化合物(I-b)という]を、式(III) (式中、R1は水素原子、置換もしくは非置換のアルキルまたはアルカリ金属を表し、R2は置換もしくは非置換のアルキルまたはアリールを表す)で表される化合物[以下、化合物(II-a)という]または式(IV)(式中、R2は置換もしくは非置換のアルカリまたはアリールを表す)で表される、化合物(II-a)の閉鎖ラクトン体[以下、化合物(II-b)という]に変換する活性を有する蛋白質も本発明の蛋白質に含まれる。
2.本発明のDNA
本発明のDNAとしては、配列番号4で表されるアミノ酸配列からなる蛋白質をコードするDNAを除く、配列番号1〜3で表されるアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNA、および配列番号7で表される塩基配列を有するDNAをあげることができる。
3.本発明のDNAの製造法
公知の化学合成法により配列番号1〜3のいずれかで表されるアミノ酸配列を有する蛋白質をコードするDNAを合成することにより、本願発明のDNAを製造することができる。DNAの合成は市販のDNAの合成装置(例えばPE BioSystems社製のABI-381Aなど)を用いて行うことができる。一度に全長を合成する代わりに、幾つかの部分に分けて合成し、各断片を順次つなぎ合わせることによっても本発明のDNAを製造することができる。
具体的には以下の方法により本発明のDNAを製造することができる。なおDNA操作、大腸菌の形質転換、大腸菌からのプラスミド回収等は、常法、例えばMolecular cloning, A laboratory manual, Third Edition, Cold Harbor Laboratory Press (2001) (以下、モレキュラー・クローニング第3版と略す)、Current Protocols in Molecular Biology, Supplement 1〜38, John Wiley & Sons (1987-1997)、DNA Cloning 1: Core Techniques, A Practical Approach, Second Edition, Oxford University Press (1995)等に記載された方法、あるいは市販のキットなどを用いて行うことができる。
ベクターとしては大腸菌で自律複製可能であれば特に制限はないが、具体的には、pBluescript II SK(+) [Nucleic Acid Research, 17, 9494 (1989)]、Lambda ZAP II (ストラタジーン社製)、λgt10、λgt11 [DNA Cloning A Practical Approch, 1, 49 (1985)]、pT7T313U (ファルマシア社製)、pcD2 [H.Okayama and P.Berg; Mol. Cell. Biol., 3, 280 (1983)]、pMW218 (和光純薬社製)、pUC118、pUC119、pSTV28、pSTV29 (宝酒造社製)、pEG400 [J. Bac., 172, 2392 (1990)]、pHMV1520 (MoBiTec社製)]、pQE-30 (QIAGEN社製)等をあげることができる。
これらのDNA断片を連結して、配列番号9で表される塩基配列を有するDNA断片を製造することができる。いちどに3つ以上のブロックを連結するのが困難な場合は、連続するブロックを順次付加する方法(図1)で目的とする断片を製造することができる。
例えばエラープローンPCR法を用いる場合には、配列番号9で表される塩基配列を有するDNA断片を組み込んだプラスミドを鋳型とし、配列番号34および35をプライマーとし、通常よりマンガン(Mn)塩濃度を高めた反応液中でPCR反応を行う。Mn塩濃度としては0.1mmol/lから1mmol/l程度の濃度を用いることができる。
4.本発明の蛋白質の製造法
本発明の蛋白質は、上記3の方法で製造された本発明のDNAを宿主細胞中で発現させることにより、製造することができる。
宿主細胞としては、細菌、酵母、糸状菌、動物細胞、植物細胞など目的とする遺伝子を発現できる細胞であれば、いずれの細胞も用いることができる。
細菌等の原核生物を宿主細胞として用いる場合は、該DNAを発現させるための発現ベクターは該細胞中で自立複製可能であると同時に、プロモーター、リボソーム結合配列、該DNAおよび転写終結配列により構成された組換えベクターであることが望ましい。プロモーターを制御する遺伝子が含まれていてもよい。
本発明の組換え体DNAにおいては、本発明のDNAの発現には転写終結配列は必ずしも必要ではないが、構造遺伝子の直下に転写終結配列を配置することが好ましい。
宿主細胞として用いられる原核生物としては、Escherichia属、Corynebacterium属、Brevibacterium属、Bacillus属、Microbacterium属、Serratia属、Pseudomonas属、Agrobacterium属、Alicyclobacillus属、Anabaena属、Anacystis属、Arthrobacter属、Azobacter属、Chromatium属、Erwinia属、Methylobacterium属、Phormidium属、Rhodobacter属、Rhodopseudomonas属、Rhodospirillum属、Scenedesmun属、Streptomyces属、Synnecoccus属またはZymomonas属等に属する微生物をあげることができ、好ましくは、Escherichia属、Corynebacterium属、Brevibacterium属またはBacillus属等に属する微生物等をあげることができる。
プロモーターとしては、酵母中で機能するものであればいかなるものでもよく、例えば、PHO5プロモーター、PGKプロモーター、GAPプロモーター、ADHプロモーター、gal 1プロモーター、gal 10プロモーター、ヒートショック蛋白質プロモーター、MFα1プロモーター、CUP1プロモーター等のプロモーターをあげることができる。
組換えベクターの導入方法としては、酵母にDNAを導入する方法であればいずれも用いることができ、例えば、エレクトロポレーション法〔Methods. Enzymol., 194, 182 (1990〕、スフェロプラスト法〔Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 75, 1929 (1978)〕、酢酸リチウム法〔J. Bacteriol., 153, 163(1983)、Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 75, 1929 (1978)〕記載の方法等をあげることができる。
動物細胞への組換えベクターの導入法としては、動物細胞にDNAを導入できるいかなる方法も用いることができ、例えば、エレクトロポレーション法〔Cytotechnology, 3, 133(1990)〕、リン酸カルシウム法(特開平2−227075)、リポフェクション法〔Proc.Natl.Acad.Sci.,USA, 84, 7413(1987)、virology, 52, 456 (1973)〕に記載の方法等を用いることができる。形質転換体の取得および培養は、特開平2-227075号公報あるいは特開平2-257891号公報に記載されている方法に準じて行なうことができる。
酵母、動物細胞により発現させた場合には、糖あるいは糖鎖が付加された蛋白質を得ることができる。
該形質転換体を培地に培養する方法は、宿主細胞の培養に用いられる通常の方法に従って行うことができる。
炭素源としては、それぞれの微生物が資化し得るものであればよく、グルコース、フラクトース、スクロース、これらを含有する糖蜜、デンプンあるいはデンプン加水分解物等の炭水化物、酢酸、プロピオン酸等の有機酸、エタノール、プロパノールなどのアルコール類が用いられる。
無機物としては、リン酸第一カリウム、リン酸第二カリウム、リン酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、硫酸第一鉄、硫酸マンガン、硫酸銅、炭酸カルシウム等が用いられる。
また培養中必要に応じて、アンピシリンやテトラサイクリン等の抗生物質を培地に添加してもよい。
また、培養中必要に応じて、カナマイシン、ペニシリン等の抗生物質を培地に添加してもよい。
培養物から本発明の蛋白質を単離、精製するには、通常の酵素の単離、精製法を用いればよい。
5.化合物(II-a)または化合物(II-b)の製造法
上記4の方法に準じて培養して得られる細胞、該細胞の培養物、該培養物の処理物、または精製された本発明の蛋白質等と化合物(I-a)または化合物(I-b)とを媒体中で接触させ、該媒体中に化合物II-aまたは化合物II-bを生成、蓄積させ、該媒体から化合物(II-a)または化合物(II-b)を採取することにより化合物(II-a)または化合物(II-b)を製造することができる。
化合物(I-a)または化合物(I-b)を培養液中に添加する場合、化合物(I-a)または化合物(I-b)は培地1mlあたり0.1〜10mg、好ましくは0.2〜1mgを培養の初発または途中に添加する。化合物(I-a)または化合物(I-b)は、水またはメタノール、エタノール等の有機溶媒に溶解した後、培養液中に添加することが望ましい。
ラクトンの開環方法としては、化合物(I-b)または化合物(II-b)を水性媒体に溶解し、酸またはアルカリを添加し開環する方法があげられる。水性媒体としては、例えば水、リン酸緩衝液、トリス緩衝液など反応を阻害しない塩類を含む水溶液があげられる。該水溶液中には、反応を阻害しない濃度のメタノール、エタノール、酢酸エチルなどの有機溶媒を含んでいてもよい。酸としては酢酸、塩酸、硫酸などの酸があげられ、アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニアなどがあげられる。
本発明の方法で製造される化合物(II)の確認または定量方法は、化合物化合物(II)、好ましくは(II-a)および/または(II-b)を確認または定量できる方法であれば、いずれの方法でも用いられるが、例えば、13C-NMRスペクトル、1H-NMRスペクトル、マススペクトル、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)等の方法により行うことができる。
6.本発明における化合物の各基の定義
式(I)〜(IX)、(XI)、(XIII)および(XV)で表される化合物の各基において、アルキルとしては、直鎖または分岐状の、炭素数1〜10、好ましくは1〜6のアルキルであり、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、イソヘキシル、ヘプチル、4,4−ジメチルペンチル、オクチル、2,2,4−トリメチルペンチル、ノニル、デシル、これら各種分岐鎖異性体等があげられる。
置換アルキルにおける置換基としては、同一または異なって1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルコキシ、アリール等があげられる。
置換アリールにおける置換基としては、同一または異なって1〜3のハロゲン、ヒドロキシ、アミノ、アルキル、アルコキシ等があげられる。
アルコキシにおけるアルキル部分は上述のアルキルと同義である。
置換アルキルにおけるアリール基は上述のアリールと同義である。
置換アリールにおけるアルキル基は上述のアルキルと同義である。
アルカリ金属とは、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウムの各元素を表す。
参考例 ベクタープラスミドの作製
Corynebacterium ammoniagenes由来のプロモーター領域を含むプラスミドpFM54-6(Appl. Microbiol. Biotechnol., 53, 674-679, 2000)を鋳型とし、配列番号36で表される塩基配列からなるDNA、および配列番号37で表される塩基配列からなるDNAをプライマーとしてPCRを行い、プロモーター領域を含む0.7kbのDNA断片を増幅した。この断片をEcoRVおよびBamHIで消化した後、市販の大腸菌ベクターpTZ18R (Protein Engineering, 1, 67-74, 1986)のHincII-BamHI領域に挿入しプラスミドpRI107を得た。このプラスミドをPstIおよびBamHIで消化し、得られた約0.7kbのPstI-BamHIDNA断片をpCS299P(WO00/63388)のSse8387I-BamHI領域に導入してpRI109を得た。
100mgの化合物(VII-b)(シグマ社製)を9.5mlのメタノールに溶解した後、0.5mlの1mol/l水酸化ナトリウムを加えて室温で1時間振盪した。得られた反応液を乾固し、5mlの脱イオン水を加えて溶解した後、約0.1mlの1mol/l塩酸を用いてpHを約pH6.5〜7.5に調整し、さらに4.9mlの脱イオン水を加えることにより最終濃度が10mg/mlの化合物(VII-a)[式(XIII)中、R1がナトリウムである化合物]を10ml得た。
pWyjiB(WO 00/44886および対応するUS7049111、EP1148122)を鋳型し、配列番号38で表される塩基配列からなるDNAおよび配列番号39で表される塩基配列からなるDNAをプライマーセットに用いてPCRを行った。
PCRは、96℃で1分間保温した後、95℃で30秒間、50℃で45秒間、72℃で3分間からなる工程を25回行い、その後72℃で10分間保温する条件で行った。該PCRにより、約1.4kbの増幅DNA断片を得た。該DNA断片をSalIとBamHIで切断後、同じくSalIとBamHIで切断したpRI109と連結した。
すなわち、各株をカナマイシン100μg/mLを含むKM102培地(普通ブイヨン2%, 酵母エキス0.5%)3mL入りの試験管に植菌し、30℃で終夜培養した。得られた培養物のうち0.5 mLをカナマイシン 100μg/mLを含むLMC培地[グルコース3%, NH4Cl 0.1%, KH2PO4 0.1%, K2HPO40.3%, MgSO4・7H2O 0.01%, 酵母エキス 0.05%, コーンスティープリカー 1%, FeSO42mg/L, MnSO4 2mg/L, ビオチン 50μg/L, チアミン 0.5mg/L (pH7.2)]5 mL入りの試験管に添加し、30℃で5時間振とう培養したのち、実施例1で調製した化合物(VII-a)を終濃度500mg/Lになるよう添加して、更に30℃で6時間振とう培養した。
次に、pRIyjiBを鋳型にし、配列番号40および39で表される塩基配列からなるDNAをプライマーセットに用いてPCRを行った。PCRは、96℃で1分間保温した後、95℃で30秒間、50℃で45秒間、72℃で3分間の工程を25回行い、その後72℃ で10分間保温する条件で行った。該PCRにより、約1.4kbの増幅DNA断片を得た。
得られた形質転換体30株を上記と同様に培養し、化合物(VII-a)から化合物(VIII-a)への転換活性を測定し、最も転換活性が高い株[化合物(VIII-a) の生成量80mg/l、転換率28%]を選択し、該株が保持するプラスミドをpSYN2-39、該株をATCC13032/pSYN2-39と名づけた。
実施例2で得られたpRIyjiBとpSYN2-39のyjiB遺伝子のコーディング領域の塩基配列を決定したところ、公知のyjiB遺伝子の塩基配列に比べそれぞれ2塩基、8塩基が異なっていることが判明した。これらの変異を表1に示す。なお、以下塩基の位置はyjiB遺伝子の翻訳開始コドンATGのAを、アミノ酸残基の位置はyjiB遺伝子がコードする蛋白質のN末端のMet(配列番号4で表されるアミノ酸配列中の1番目Met)を、それぞれ1として表示する。
まず、pSYN2-39と同じ構造で無変異型のyjiB遺伝子をpRI109に挿入したプラスミドを作製した。Bacillussubtilis 168株の染色体DNA(WO 00/44886)を鋳型とし、配列番号38および39で表される塩基配列からなるDNAをプライマーセットに用いてPCRを行った。PCRは、96℃で1分間保温した後、95℃で30秒間、50℃で45秒間、72℃で3分間からなる工程を25回行い、その後72℃で10分間保温する条件で行った。該PCRにより、約1.2kbの増幅DNA断片を得た。
該プラスミドをSalIとBamHIで切断して得られたyjiBを含む約1.2kbのDNA断片を、SalIとBamHIで切断したpRI109およびpBluescriptII SK+に連結して組換え体DNAを取得し、それぞれpN9およびpN9SKと命名した。
次に、pSYN2-39を鋳型にし、配列番号40および39で表される塩基配列からなるDNAをプライマーセットとして用いて、PCRを行い、yjiB領域を増幅した。得られた1.2kbのDNA断片をpT-Blue(Novagen社製)に連結して組換え体DNAを取得した。該組換え体DNAの塩基配列を決定しpSYN2-39が有する変異を保持していることを確認した後、該組換え体DNAのSalI-BamHI断片をpRI109およびpBluescriptII SK+に連結して組換え体DNAを取得し、それぞれpN1およびpN1SKと命名した。
またpN1、pN5およびpN9のDraI-BamHI領域をpN1SK、pN5SK、pN9SKの相当領域と置換することでpN1D9、pN1D5、pN9D1およびpN5D9と命名したプラスミドを取得した。さらにpN1C9およびpN1C5のDraI-BamHI領域をpN1と交換することによりpN1C9D1およびpN1C5D1と命名したプラスミドを取得した。
上記したプラスミドが有するyjiB遺伝子相当部分に存在する変異点と制限酵素部位の位置関係を図2に示す。
結果を表2に示す。
例えば野生型yjiB(pN9)に比べQ11P変異を持つpN1C9は高い転換率を示すのでこの変異は転換率向上効果を持つことがわかる。一方pN5はV104AとF232L変異をもち、pN9に比べ化合物(VIII-a)の生成量が多いことから転換速度向上効果を持つことがわかる。これらの変異を併せ持つpN1C5は高い転換率と転換速度の両者の性質を併せ持っている。
以下のようにしてpSYN2-39のyjiB遺伝子に相当するコーディング領域のコドンをコリネバクテリウム中での発現に適したコドンに改変した。
まずDNA合成機を用いて、配列番号10〜33で示す配列を合成した。
次に配列番号10〜13で表される塩基配列からなるDNAをアニールさせて得られた約200bpのDNA断片をSalIとHindIIIで消化した後、市販の大腸菌ベクターpUC119のSalI−HindIII部位に導入し、pSC1を取得した。さらに配列番号14〜19で表される塩基配列からなるDNAをアニールさせて得られた約280bpのDNA断片をSphIとHindIIIで消化した後、pSC1のSphI−HindIII部位に挿入しpSC2を取得した。
pSC6をBamHIとSalIで消化した後、約1.2kbのDNA断片を分取し、BamHIとSalIで消化したpRI109に連結し、pSYN2-39codを取得した。
得られた形質転換株をC. ammoniagenes ATCC21264/pSYN2-39codと命名し、VII-aから化合物(VIII-a)への転換活性を以下のようにして測定した。
すなわち、C. ammoniagenes ATCC21264/pSYN2-39codをカナマイシン100μg/mLを含む3mL のASB培地[グルコース 5%, (NH4)2SO4 0.5%, KH2PO40.1%, K2HPO4 0.1%, MgSO4・7H2O 0.1%, 酵母エキス1%, ポリペプトン1%, 尿素0.1%, FeSO4 20mg/L, MnSO4 40mg/L, ZnSO4 10mg/L, CuSO4 2mg/L, L-システイン塩酸塩20mg/L, βアラニン15mg/L, ビオチン100mg/L, チアミン15mg/L, アデニン100mg/L, グアニン100mg/L (pH7.2)]が入った試験管に植菌し、30℃で一晩振とう培養した。得られた培養物のうち0.2 mLをカナマイシン100μg/mLを含む1.8mL のAPB培地[グルコース4%, (NH4)2SO40.35%, KH2PO4 0.43%, K2HPO4 1.45%, MgSO4・7H2O 0.4%, コーンスティープリカー 2%, FeSO4 10mg/L, MnSO4 4mg/L, ZnSO4 20mg/L, CuSO4 0.5mg/L, L-システイン塩酸塩20mg/L, パントテン酸カルシウム10mg/L, ビオチン60μg/L, チアミン15mg/L, アデニン90mg/L, グアニン90mg/L (pH7.2)]が入った試験管に添加し、30℃で5時間振とう培養した後、実施例1で調製した化合物(VII-b)を終濃度500mg/Lになるよう添加して、更に30℃で20時間振とう培養した。得られた培養液中の化合物(VIII-a)および(VII-a)を実施例2と同様に測定した(表3)。
C. ammoniagenes ATCC21264/pSYN2-39codの化合物(VII-a)から化合物(VIII-a)への転換率を向上させるため、エラープローンPCR法でpSYN2-39cod中のyjiB遺伝子に相当する遺伝子のコーディング領域に変異を導入した。
即ち、pSC6を鋳型にし、配列番号41および42で表される塩基配列をプライマーセットに用いて0.3mmol/lのMnCl2を含む反応液中でPCRを行った。PCRは、96℃で1分間保温した後、95℃で30秒間、58℃で30秒間、72℃で2分間からなる工程を25回行い、その後72℃で10分間保温する条件で行った。該PCRにより、約1.2kbのDNA部分にランダムに変異が導入されたDNA断片を取得した。
得られた形質転換株のコロニーを、96穴タイタープレートを用いてLB培地(バクトトリプトン 1%, 酵母エキス 0.5%, NaCl 1%)中でそれぞれ培養した後、培養物を混合し、アルカリ法にてプラスミドを抽出した。このランダム変異遺伝子を保有するプラスミドをC. ammoniagenes ATCC21264株にエレクトロポレーション法によって導入し、ランダム変異が導入された遺伝子を有する組換え株ライブラリーを作製した。
表3に示すとおり、pSYN2-39cod保有株に比べ、大幅に転換速度、転換率が向上していた。
より高い転換効率をもつ変異型pSYN2-39codを得るため、pEP77、pEP129、pEP139およびpEP268の有する変異を組み合わせた。
pEP77をSalIとBamHIで消化し、約1.2kbのDNA断片を取得した。これをSalIとBamHIで消化した大腸菌のベクターpHSG299(タカラバイオ社製)と連結し、大腸菌DH5αを形質転換することによって、組換え体DNAを作製した。
p268をEcoRVとBamHIで消化して得られた約3.7kbのDNA断片と、p139をEcoRVとBamHIで消化して得られた約0.2kbのDNA断片とを連結して組換え体DNAを作製し、該組換え体DNAを用いて大腸菌DH5αを形質転換することによって、p268上の約0.2kbのEcoRV-BamHI領域がp139由来のEcoRV-BamHI領域で置換されたp268aを作製した。
上記プラスミドをC. ammoniagenes ATCC21264株にエレクトロポレーション法によって導入し、形質転換株を取得した。各形質転換株を実施例2に記載した方法で培養し、化合物(VII-a)から化合物(VIII-a)への転換活性を測定した(表3)。
実施例3の結果から、pSYN2-39codが有する約1.2kbのSalI-BamHI断片にコードされる化合物(VII-a)から化合物(VIII-a)への転換を触媒する酵素の83番目のセリン残基をアスパラギンに置換することで転換効率が向上する可能性が示唆されている。そこで実施例6で作製したプラスミドにさらに該置換変異を導入した。
該PCRで得られた約330bpの増幅DNA断片をSalIとHpaIで消化し、pES346の対応するSalI-HpaI部分と置換することでpES78-1を作製した。pES78-1は化合物(VII-a)から化合物(VIII-a)への転換を触媒する酵素の83番目のセリン残基がアスパラギンに変わっている以外はpES346と同じである。
さらにpES503の約0.3kbのSalI-HpaI領域をpES78-1由来の約0.3kbのSalI-HpaI領域で置換したpES503-1も作製した。
pES78-1、pES849-1およびpES503-1を、それぞれC. ammoniagenes ATCC21264株にエレクトロポレーション法によって導入し、形質転換株を取得した。各形質転換株を実施例2に記載した方法で培養し、化合物(VII-a)から化合物(VIII-a)への転換活性を測定した。結果は上記表3に示した。
以上の結果から、yjiB遺伝子を改変することで化合物(VII-a)から(VIII-a)への転換速度、転換効率を向上させることができること、こうした性質の変化をもたらす変異は相加的な効果を有することが明らかになった。したがって、上記した各変異の任意の組み合わせを有する酵素もまた、優れた転換速度または/および転換効率を有すると予想できる。
配列番号2−人工配列の説明:合成DNA
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Claims (12)
- 請求項1に記載の蛋白質をコードするDNA。
- 請求項2記載のDNAを含む組換え体DNA。
- 請求項3記載の組換え体DNAを宿主細胞に導入して得られる形質転換体。
- 宿主細胞がエシェリヒア(Escherichia)属、バチルス(Bacillus)属、コリネバクテリウム(Corynebacterium)属、ストレプトマイセス(Streptomyces)属、アスペルギルス(Aspergillus)属またはペニシリウム(Penicillium)属に属する微生物である、請求項4記載の形質転換体。
- 宿主細胞がエシェリヒア・コリ(Escherichia coli)、バチルス・サブチリス(Bacillus subtilis)、バチルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)、コリネバクテリウム・グルタミカム(Corynebacterium glutamicum)、コリネバクテリウム・アンモニアゲネス(Corynebacterium ammoniagenes)、ストレプトマイセス・リビダンス(Streptomyces lividans)、アスペルギルス・テレウス(Aspergillus terreus)、またはペニシリウム・シトリナム(Penicillium citrinum)に属する微生物である、請求項4記載の形質転換体。
- 請求項1に記載の蛋白質を式(XIII)
- 請求項4〜6のいずれか1項に記載の形質転換体の培養物または該培養物の処理物と、化合物(VII-a)または(VII-b)とを、水性媒体中で接触させ、該媒体中に化合物(VIII-a)または化合物(VIII-b)を生成蓄積させ、該媒体中から化合物(VIII-a)または化合物(VIII-b)を採取することを特徴とする化合物(VIII-a)または化合物(VIII-b)の製造方法。
- 化合物(VII-b)が化合物(VII-a)よりラクトンを形成させて得られた化合物(VII-b)である、請求項7又は8に記載の製造法。
- 化合物(VIII-a)が化合物(VIII-b)のラクトンを開環させて得られた化合物(VIII-a)である、請求項7又は8に記載の製造法。
- 形質転換体の培養物の処理物が培養物の濃縮物、培養物の乾燥物、培養物の凍結乾燥物、培養物から得られる菌体、該菌体の乾燥物、該菌体の凍結乾燥物、該菌体の界面活性剤処理物、該菌体の酵素処理物、該菌体の超音波処理物、該菌体の機械的摩砕物、該菌体の溶媒処理物から選ばれる菌体処理物、菌体の蛋白分画物、並びに菌体および菌体処理物の固定化物から選ばれる処理物である、請求項8に記載の製造法。
- 請求項4〜6のいずれかに記載の形質転換体を培地に培養し、培養物中に請求項1に記載の蛋白質を生成、蓄積させ、該培養物から該蛋白質を採取することを特徴とする、該蛋白質の製造法。
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