JP5621388B2 - 感熱記録材料 - Google Patents
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Description
前記感熱記録材料としては、速やかに高濃度に発色し、発色した画像および地肌の堅牢性の高いものが要望されている。
本発明者らは、前記目的を達成すべく鋭意検討を行った結果、支持体上に、ロイコ染料及び加熱時に該ロイコ染料を発色させる顕色剤を含有する感熱発色層、及び該感熱発色層上に保護層を有してなり、該保護層に使用する樹脂が、反応性カルボニル基を有するポリビニルアルコールであり、該保護層に使用する架橋剤がヒドラジド化合物であり、該保護層に添加するワックス(滑剤)として、酸化ポリエチレンワックスを使用することで、自然環境に左右されることなく、安定供給が可能であり、ヘッドマッチング性、耐可塑剤性、耐水性、及び高温高湿搬送性をバランスよく向上させることができることを見出し、本発明の完成に至った。
<1> 支持体と、該支持体上に形成され、ロイコ染料及び顕色剤を主成分とする感熱発色層と、該感熱発色層上に形成され、樹脂、架橋剤、及びワックスを含有する保護層組成液を架橋した架橋物からなる、少なくとも1層以上の保護層と、を有し、前記樹脂が、反応性カルボニル基を有するポリビニルアルコールであり、前記架橋剤がヒドラジド化合物であり、前記ワックスが酸化ポリエチレンワックスであることを特徴とする感熱記録材料である。
<2> 保護層を形成するための保護層組成液は、酸化ポリエチレンがアニオン系乳化剤を用いて乳化分散されたワックスエマルジョンである前記<1>に記載の感熱記録材料である。
<3> 酸化ポリエチレンの酸価が、10(KOH mg/g)〜30(KOH mg/g)である前記<2>に記載の感熱記録材料である。
<4> 酸化ポリエチレンの数平均粒径が、0.3μm以上2.0μm以下である前記<2>に記載の感熱記録材料である。
<5> 保護層における酸化ポリエチレンワックスの含有量が、前記保護層における樹脂100質量部に対して、5質量部〜100質量部である前記<1>から<4>のいずれかに記載の感熱記録材料である。
<6> 保護層がシリコーン樹脂粒子を含有する前記<1>から<5>のいずれかに記載の感熱記録材料である。
<7> 感熱発色層と保護層との間に中間保護層を設け、前記感熱発色層、前記中間保護層及び前記保護層が、カーテン塗工法による同時多層塗工により形成される前記<1>から<6>のいずれかに記載の感熱記録材料である。
<8> 中間保護層が、(メタ)アクリル系樹脂を含む前記<1>から<7>のいずれかに記載の感熱記録材料である。
(感熱記録材料)
本発明の感熱記録材料は、支持体と、感熱発色層と、保護層と、を有してなり、中間保護層、アンダーコート層、バック層、さらに必要に応じてその他の層、を有してなる。
前記支持体の形状、構造、大きさとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。支持体の形状としては、例えば、平板状などが挙げられ、構造としては、単層構造でも積層構造でもよく、大きさとしては、感熱記録材料の大きさ等に応じて適宜選択することができる。
前記支持体の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、種々の無機材料や有機材料を用いることができる。
前記無機材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ガラス、石英、シリコン、酸化シリコン、酸化アルミニウム、SiO2、金属、などが挙げられる。
前記有機材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、上質紙、アート紙、コート紙、合成紙、ラミネート紙、古紙パルプ (古紙パルプを50%以上使用)等の紙;三酢酸セルロース等のセルロース誘導体;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなる高分子フィルム;などが挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
これらの中でも、上質紙、アート紙、コート紙、高分子フィルムが好ましい。
前記支持体の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50μm〜2,000μmが好ましく、100μm〜1,000μmがより好ましい。
前記感熱発色層は、支持体上に形成される層である。
前記感熱発色層は、ロイコ染料と、顕色剤とを含有してなり、さらに必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記ロイコ染料としては、電子供与性を示す化合物であり、無色或いは淡色の染料前駆体である限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、トリフェニルメタンフタリド系、トリアリルメタン系、フルオラン系、フェノチジアン系、チオフェルオラン系、キサンテン系、インドフタリル系、オーラミン系、スピロピラン系、アザフタリド系、インドリノフタリド系、クロメノピラゾール系、メチン系、ローダミンアニリノラクタム系、ローダミンラクタム系、キナゾリン系、ジアザキサンテン系、ビスラクトン系等の化合物、などが挙げられる。これらは1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記顕色剤は、接触(加熱)時に前記ロイコ染料を発色させる電子受容性の種々の化合物、酸化剤、フェノール性化合物、有機又は無機の酸性化合物、あるいはそれらのエステルや塩、などである。
前記顕色剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、4,4′−イソプロピリデンビスフェノール、4,4′−イソプロピリデンビス(o−メチルフェノール)、4,4′−セカンダリーブチリデンビスフェノール、4,4′−イソプロピリデンビス(2−ターシャリーブチルフェノール)、p−ニトロ安息香酸亜鉛、1,3,5−トリス(4−ターシャリーブチル−3−ヒドロキシ−2,6−ジメチルベンジル)イソシアヌル酸、2,2−(3,4′−ジヒドロキシジフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)スルフィド、4−{β−(p−メトキシフェノキシ)エトキシ}サリチル酸、1,7−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、1,5−ビス(4−ヒドロキシフェニチオ)−5−オキサペンタン、フタル酸モノベンジルエステルモノカルシウム塩、4,4′−シクロヘキシリデンジフェノール、4,4′−イソプロピリデンビス(2−クロロフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−ターシャリ−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデンビス(6−ターシャリ−ブチル−2−メチル)フェノール、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリ−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4′−チオビス(6−ターシャリ−ブチル−2−メチル)フェノール、4,4′−ジフェノールスルホン、4−イソプロポキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスルホン、4−ベンジロキシ−4′−ヒドロキシジフェニルスルホン、4,4′−ジフェノールスルホキシド、p−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、プロトカテキユ酸ベンジル、没食子酸ステアリル、没食酸ラウリル、没食子酸オクチル、1,3−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)−プロパン、N,N′−ジフェニルチオ尿素、N,N′−ジ(m−クロロフェニル)チオ尿素、サリチルアニリド、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸メチルエステル、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)酢酸ベンジルエステル、1,3−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、1,4−ビス(4−ヒドロキシクミル)ベンゼン、2,4′−ジフェノールスルホン、2,2′−ジアリル−4,4′−ジフェノールスルホン、3,4−ジヒドロキシフェニル−4′−メチルジフェニルスルホン、1−アセチルオキシ−2−ナフトエ酸亜鉛、2−アセチルオキシ−1−ナフトエ酸亜鉛、2−アセチルオキシ−3−ナフトエ酸亜鉛、α,α−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−α−メチルトルエン、チオシアン酸亜鉛のアンチピリン錯体、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、4,4′−チオビス(2−メチルフェノール)、4,4′−チオビス(2−クロロフェノール)、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン モノアリルエーテル、4,4’−[オキシビス(エチレンオキシ‐P−フェニレンスルホニル)]ジフェノール、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記感熱発色層中における前記ロイコ染料と前記顕色剤との混合比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、発色剤(ロイコ染料)1質量部に対して1質量部〜20質量部が好ましく、2質量部〜10質量部がより好ましい。
前記感熱発色層には、その他の成分として、結着剤、フィラー、熱可融性物質、ヒンダードフェノール化合物及びヒンダードアミン化合物、架橋剤、顔料、界面活性剤、蛍光増白剤、ワックス(滑剤)、などを含んでいてもよい。
前記結着剤は、層の塗工性、結着性の向上のため必要に応じて用いられる。
前記結着剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、澱粉類、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン、カゼイン、アラビヤゴム、ポリビニルアルコール、ジイソブチレン/無水マレイン酸共重合体塩、スチレン/無水マレイン酸共重合体塩、エチレン/アクリル酸共重合体塩、スチレン/アクリル共重合体塩、スチレン/ブタジエン共重合体塩エマルジョン、などが挙げられる。
前記フィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、二酸化チタン、シリカ、水酸化アルミニウム、硫酸バリウム、タルク、カオリン、アルミナ、クレー等の無機顔料;公知の有機顔料などが挙げられる。
これらの中でも、酸性顔料(水溶液中で酸性を示すもの)であるシリカ、アルミナ、カオリンが水性(耐水剥がれ性)の点で、好ましく、特に、シリカが、発色濃度の点で、好ましい。
本発明においては、その目的に応じて(例えば、感度向上剤として)、種々の熱可融性物質を添加してもよい。惣菜等の用途向けに耐熱性を要求する場合は、できるだけ添加しないか、融点が100℃以上の化合物を選択して使用する必要がある。
前記熱可融性物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ステアリン酸、べヘン酸等の脂肪酸類、ステアリン酸アミド、パルチミン酸アミド等の脂肪酸アミド類、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、パルチミン酸亜鉛、ベヘン酸亜鉛等の脂肪酸金属塩類、p−ベンジルビフェニル、m−ターフェニル、p−アセチルビフェニル、トリフェニルメタン、p−ベンジルオキシ安息、香酸ベンジル、β−ベンジルオキシナフタレン、β−ナフトエ酸フェニル、1−ヒドロキシー2−ナフト酸フェニル、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸メチル、ジフェニルカーボネート、グレヤコールカーボネート、テレフタル酸ジベンシル、テレフタル酸ジメチル、1,4−ジメトキシナフタレン、1,4−ジエトキシナフタレン、1,4−ジベンジロキシナフタレン、1,2−ジフェノキシエタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,4−ジフェノキシ−2−ブテン、1,2−ビス(4−メトキシフェニルチオ)エタン、ジベンゾイルメタン、1,4−ジフェニルチオブタン、1,4−ジフェニルチオ−2−ブテン、1,3−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、1,4−ビス(2−ビニルオキシエトキシ)ベンゼン、p−(2−ビニルオキシエトキシ)ビフェ二ル、p−アリールオキシビフェニル、p−プロパギルオキシビフェニル、ジベンゾイルオキシメタン、ジベンゾイルオキシプロパン、ジベンジルジスルフィド、1,1−ジフェニルエタノール、1,1−ジフェニルプロパノール、p−ベンジルオキシベンジルアルコール、1,3−フェノキシ−2−プロパノール、N−オクタデシルカルバモイル−p−メトキシカルボニルベンゼン、N−オクタデシルカルバモイルベンゼン、1,2−ビス(4−メトキシフェノキシ)プロパン、1,5−ビス(4−メトキシフェノキシ)−3−オキサペンタン、1,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン、シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ビス(4−メチルベンジル)、シュウ酸ビス(4−クロロベンジル)、4,4’−ジアリルオキシジフェニルスルフォン、などが挙げられる。
また、前記感熱発色層には、必要に応じて補助添加剤として、電子受容性であるが発色能力の比較的少ない種々のヒンダードフェノール化合物及びヒンダードアミン化合物を添加してもよい。その具体例としては以下に示すようなものが挙げられる。
前記ヒンダードフェノール化合物及びヒンダードアミン化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−ターシャリーブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−ターシャリブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4,4’−チオビス(6−ターシャリーブチル−2−メチルフェノール)、テトラブロモビスフェノールA、テトラブロモビスフェノールS、4,4」チオビス(2−メチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−クロロフェノール)、テトラキス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、などが挙げられる。
前記蛍光増白剤は、地肌部の白色化、見栄えの良さの向上を図るものである。
前記蛍光増白剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ジアミノスチルベン系化合物が、地肌白色度向上効果及び保護層液の安定性の点で、好ましい。
前記保護層は、前記感熱発色層上に形成される層である。
前記保護層は、樹脂と、架橋剤と、ワックス(滑剤)とを含有してなり、フィラー、必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記樹脂としては、反応性カルボニル基を含むポリビニルアルコールである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。前記樹脂が反応性カルボニル基を含むポリビニルアルコールであると、熱溶解及び軟化しにくく、耐熱性が高いので、スティッキング改善には有利である。
前記反応性カルボニル基を含むポリビニルアルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ジアセトン変成ポリビニルアルコール、などが挙げられる。
前記反応性カルボニル基を含むビニルモノマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エステル結合を含む基を含むモノマー、アセトン基を含む基を含むモノマー、などが挙げられる。
これらの中でも、ジアセトン基を有するビニルモノマーが好ましく、具体的には、ジアセトンアクリルアミド、メタジアセトンアクリルアミドが好ましい。そのような残基を有する重合体の構造例として、次の[化1]に示す変性PVAが挙られる。
前記ジアセトン変成ポリビニルアルコールを得るには、ジアセトンアクリルアミド、メタジアセトンアクリルアミドなどを用いる。
前記脂肪酸ビニルエステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、蟻酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等が挙げられる。
これらの中でも酢酸ビニルが好ましい。
このようなジアセトン変性ポリビニルアルコールと共重合可能なビニルモノマーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル酸エステル、ブタジエン、エチレン、プロピレン、アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、などが挙げられる。
前記ジアセトン変成ポリビニルアルコールの重合度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、300〜3,000が好ましく、500〜2,200がより好ましい。また、鹸化度は80%以上が好ましい。
前記架橋剤としては、ヒドラジド化合物を含有する限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記ヒドラジド化合物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アジピン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド等のジヒドラジド化合物、などが挙げられる。
また、他の公知の架橋剤と組み合わせてもよい。
前記ワックスとしては、酸化ポリエチレンワックスである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記酸化ポリエチレンワックスは、酸化型ポリエチレン及び酸変性ポリエチレンの少なくもいずれかを含み、いずれの化合物でも同等の効果が得られる。
前記酸化ポリエチレンワックスの合成方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレンを重合する方法、ポリエチレンを分解する方法、などが挙げられる。
また、前記エチレンを重合する重合方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレンモノマーと酸化オレフィンとを共重合する方法、非酸化オレフィンモノマーと酸化オレフィンとを共重合する方法、酸化方法、などが挙げられる。
前記共重合に用いるモノマーの種類、種類数、重合度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記酸化方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、重合後に酸化する方法、酸化しているモノマーを共重合する方法、などが挙げられる。
また、前記重合の際に使用する触媒としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記分散体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、(i)酸化ポリエチレンワックスを、分散剤としてのポリビニルアルコールを用いて水に分散させた水分散体、(ii)酸化ポリエチレンワックスを、アニオン系の乳化剤を用いて乳化分散したエマルジョン、などが挙げられる。
前記フィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、シリカ、酸化亜鉛、酸化チタン、水酸化亜鉛、硫酸バリウム、クレー、タルク、表面処理されたカルシウム、シリカ、等の無機系微粉末;シリコーン樹脂粒子、尿素ホルマリン樹脂、スチレン/メタクリル酸共重合体、ポリスチレン樹脂等の有機系微粉末;などが挙げられる。
これらの中でも、水酸化アルミニウム、炭酸カルシウムが、長期にわたって印字を行った際のサーマルヘッドに対する耐磨耗性が良好である点で、好ましい。
前記中間保護層は、前記感熱発色層と前記保護層との間に形成された層である。
前記中間保護層は、樹脂と、架橋剤とを含有してなり、必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、(メタ)アクリル系樹脂、などが挙げられる。
前記(メタ)アクリル系樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、合成したものであってよく、市販品であってもよく、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステルのいずれかを重合させてなる単独重合体、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、これらと共重合可能なスチレンなどのビニルモノマーを共重合させてなる共重合体、などが好適に挙げられる。
前記(メタ)アクリル酸エステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、一般に、紫外線硬化用樹脂又は電子線硬化用樹脂などに用いられるモノマー乃至オリゴマー、などが好適に挙げられる。
これらの中でも、柔軟な構造を有するものが好ましく、脂肪族化合物がより好ましい。
なお、芳香族化合物では鎖状構造を有するものが好ましい。また、3官能性以上の多官能性モノマーよりも単官能性モノマー乃至2官能性モノマーが好ましい。
前記(メタ)アクリル酸エステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル、アルキル基を有するアミノ(メタ)アクリル酸エステル、グリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、アリル(メタ)アクリル酸エステル、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリル酸エステル、グリシジル(メタ)アクリル酸エステル、アクリルアミド、ダイアセトンアクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、ベンジル(メタ)アクリル酸エステル、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリル酸エステルメチルクロライド塩、アリル(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
チル(メタ)アクリル酸エステル、シクロヘキシル(メタ)アクリル酸エステル、2−エ
チルヘキシル(メタ)アクリル酸エステル、ラウリル(メタ)アクリル酸エステル、ステ
アリル(メタ)アクリル酸エステル、アミノ(メタ)アクリル酸エステル、グリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、などが挙げられる。
前記アルキル基の炭素数が、短かすぎると、(メタ)アクリル樹脂の柔軟性に欠けるこ
とがあり、長すぎると、側鎖のメチレン鎖同士が規則的に並び、該(メタ)アクリル樹脂
の柔軟性に欠けることがある。
前記アルキル基を有するアミノ(メタ)アクリル酸エステルとしては、特に制限はなく
、目的に応じて適宜選択することができ、炭素数1〜5のものが好ましく、具体的には、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリル酸エステルジメチルアミノエチル、(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。
前記グリコールジ(メタ)アクリル酸エステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリル酸エステル、ブチレングリコールジ(メタ)アクリル酸エステルなどが挙げられる。
これらの中でも、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エチルヘキシルを共重合成分、又は、これら共重合体成分にメタクリル酸エステル、スチレン、アクリロニトル、酢酸ビニル等を共重合成分とするアクリル樹脂が好ましく、水性フレキソインク内に含有されている樹脂との結着性の点からスチレン−アクリル酸共重合体が特に好ましい。
(メタ)アクリル系樹脂としてアクリル樹脂のエマルションタイプを使用した場合には、耐可塑剤性、耐油性等のバリア性品質が低下するという作用があるため、水溶性タイプの方が好ましい。
前記含有量が1質量部未満であると、水性フレキソインクの印刷画像に対し耐水性の効果が見られないことがあり、50質量部を超えると、低温低湿環境下でのスティッキング性が劣ることがある。
前記酸価が100mgKOH/g未満であると、水性フレキソインクの印刷画像の耐水性に対し十分な効果が得られないことがある。
ここで、(メタ)アクリル系樹脂の酸価は、例えば、JIS K0070にて定める試験法により測定することができる。
前記(メタ)アクリル系樹脂の質量平均分子量としては、特に制限はなく、目的に応じ
て適宜選択することができるが、1,000〜300,000が好ましい。
これらの中でも、熱溶解及び軟化しにくく、耐熱性が高く、スティッキング改善に有利である点で、反応性カルボニル基を含むポリビニルアルコールが好ましく、イタコン酸変性ポリビニルアルコール、ジアセトン変成ポリビニルアルコールが好ましい。
前記架橋剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、エチレンジアミン等の多価アミン化合物;グリオキザール、グルタルアルデヒド、ジアルデヒド等の多価アルデヒド化合物;アジピン酸ジヒドラジド、フタル酸ジヒドラジド等のジヒドラジド化合物;水溶性メチロール化合物(尿素、メラミン、フェノール);多官能エポキシ化合物;多価金属塩(金属として:Al、Ti、Zr、Mg等);乳酸チタン;ホウ酸;などが挙げられる。また、他の公知の架橋剤と組み合わせてもよい。
前記感熱発色層、前記保護層及び前記中間保護層をカーテン塗工法により同時塗布することにより形成することが好ましい。これにより、工数低減、設備導入コスト低減、多層化が容易であり、各層を機能分離できる。
前記カーテン塗工に使用される塗布液の粘度(B型粘度計:25℃)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、100mPa・s〜500mPa・sが好ましく、150mPa・s〜400mPa・sがより好ましい。
前記塗布液の粘度が100mPa・sよりも低くなると、各塗布液が交じり合い、感度低下等を引き起こす。また、前記粘度が500mPa・sよりも高くなると、カーテンノズルのエッジガイド近傍と中央部とで流速差が発生し、塗布端部の付着量が増え、盛り上がり現象が発生する。
前記アンダーコート層は、前記支持体と前記感熱発色層との間に形成された層である。
前記アンダーコート層は、結着樹脂とプラスチック中空粒子とを含有してなり、更に必要に応じて、その他の成分を含有してなる。
前記プラスチック中空粒子は、熱可塑性樹脂を殻とし、内部に空気その他の気体を含有するもので、既に発泡状態となっている微小中空粒子である。
前記プラスチック中空粒子の平均粒径(粒子外径)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.2μm〜20μmが好ましく、2μm〜5μmがより好ましい。
前記平均粒径が0.2μmより小さいと、技術的に中空にするのが困難であり、アンダーコート層の役割が不十分となる。一方、前記平均粒径が20μmより大きいと、塗布乾燥後の表面の平滑性が低下するため感熱記録層の塗布が不均一になり、均一にするために必要量以上の感熱記録層用塗布液を塗布しなければならない。
従って、平均粒径が上記範囲にあると同時に、バラツキの少ない分布ピークの均一な
ものが望ましい。
前記中空率が30%未満であると、断熱性が不充分なため、サーマルヘッドからの熱エネルギーが支持体を通じて感熱記録材料の外へ放出され、感度向上効果が不充分となる。なお、ここで言う中空率とは、中空粒子の外径と内径(中空部の直径)の比であり、下記式で表わされるものである。
中空率(%)=(中空粒子の内径/中空粒子の外径)×100
これらの中でも、スチレン−アクリル樹脂、塩化ビニリデンとアクリロニトリルを主体とする共重合体樹脂が、中空率が高く、粒子径のバラツキが小さくなり、ブレード塗工に適している点で、好ましい。
また、熱可塑性物質としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂類、尿素−ホルムアルデヒド樹脂類、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂類、フラン樹脂類等や付加重合によって生成する不飽和ポリエステル樹脂や架橋MMA樹脂、などが挙げられる。
前記プラスチック中空粒子の塗布量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、感度及び塗布均一性を保つ点で、支持体1m2当り1g〜3g必要となる。1g/m2未満であると、充分な感度が得られず、また、3g/m2を超えると、層の結着性の低下が発生する。
本発明の感熱記録材料は、支持体の感熱記録層を設ける側の面と反対側の面(裏面)に顔料、水溶性樹脂(結着樹脂)、架橋剤を含有するバック層を有することが好ましい。
前記バック層には、更に、フィラー、ワックス(滑剤)等の他の成分を含有させてもよい。
前記結着樹脂としては、水分散性樹脂及び水溶性樹脂のいずれかである限り、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、水溶性高分子、水性高分子エマルジョン、などが挙げられる。
前記水溶性高分子としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリビニルアルコール、澱粉及びその誘導体、メトキシセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリドン、アクリルアミド/アクリル酸エステル共重合体、アクリルアミド/アクリル酸エステル/メタクリル酸三元共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、イソブチレン/無水マレイン酸共重合体アルカリ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチン、カゼイン、などが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記架橋剤としては、前記中間保護層で使用されるものと同様のものを用いることがで
きる。
前記フィラーとしては、無機フィラー又は有機フィラーを用いることができる。
前記無機フィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、炭酸塩、ケイ酸塩、金属酸化物、硫酸化合物、などが挙げられる。
前記有機フィラーとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シリコーン樹脂、セルロース樹脂、エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレン樹脂、ホルムアルデヒド系樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂、などが挙げられる。
前記塗布方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スピンコート法、ディップコート法、ニーダーコート法、カーテンコート法、ブレードコート法、などを用いることができる。
前記磁気記録層は、支持体における感熱発色層とは反対側の面に設けることが好ましいが、支持体と感熱発色層との間、或いは感熱発色層上の一部に設けてもよい。
本発明の感熱記録材料の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、ラベル状、シート状、ロール状が好ましい。
レーザー加熱等で行うことができ、特に限定されない。
本発明の感熱記録材料は、生鮮食料品、弁当、惣菜用等のPOS分野;図書、文書等の
複写分野;ファクシミリ等の通信分野;券売機、レシート、領収書等の発券分野;航空機
業界のバッゲージ用タグなどの各種分野に好適に用いられる。
本発明によれば、高速塗工でき、高感度で、保存性に優れ、かつ印刷適正やヘッドマッ
チング特性に優れた感熱記録材料を提供できる。
(1)アンダー層塗布液の調製
[A液(アンダー層塗布液)]
・プラスチック球状微小中空粒子(スチレン−アクリル酸を主体とする共重合体樹脂、製品名:ローペイクHP−91(ローム&ハース社製)、固形分濃度27.5%、数平均粒径1μm、中空率50%) ・・・36部
・スチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(製品名:スマーテックスPA−9159(日本エイアンドエル社製)、固形分濃度47.5%) ・・・10部
・水 ・・・54部
[B液(ロイコ染料分散液)]
・2−アニリノ−3−メチル−6−(ジ−n−ブチルアミノ)フルオラン(ロイコ染料) ・・・20部
・イタコン酸変性ポリビニルアルコール(変性率1モル%)(製品名:KL−318、クラレ社製、分子量:約80,000)の10%水溶液 ・・・20部
・水 ・・・60部
・4−ヒドロキシ−4′−イソプロポキシジフェニルスルホン(顕色剤)(製品名:D−8、日本曹達社製) ・・・20部
・イタコン酸変性ポリビニルアルコール(変性率1モル%)(製品名:KL−318、クラレ社製、分子量:約80,000)の10%水溶液 ・・・20部
・シリカ(製品名:ミズカシルP−527、水澤化学工業社製) ・・・10部
・水 ・・・50部
上記組成からなる[B液]、[C液]を、それぞれ数平均粒径が1.0μm以下になるように、サンドミルを用いて分散し、染料分散液[B液]、顕色剤分散液[C液]を調製した。
続いて、[B液]と[C液]を1:7の割合で混合し、固形分を25%に調整し、攪拌して、感熱発色層塗布液[D液]を調製した。
[E液]
・水酸化アルミニウム(フィラー)(数平均粒径0.6μm、昭和電工社製:ハイジライトH−43M) ・・・20部
・イタコン酸変性ポリビニルアルコール(変性率1モル%)(製品名:KL−318、クラレ社製、分子量:約80,000)の10%水溶液 ・・・20部
・水 ・・・60部
上記組成の材料を、サンドミルを用いて、24時間分散し、[E液]を調製した。
・上記[E液] ・・・75部
・ジアセトン変性ポリビニルアルコール(変性率4モル%)(製品名:DM−17、日本酢ビ・ポバール社製、分子量:80,000〜90,000)(樹脂)の10%水溶液
・・・100部
・アジピン酸ジヒドラジド(架橋剤)(製品名:ADH、株式会社日本ファインケム製)の10%水溶液 ・・・10部
・下記表1に示す酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)(固形分30%、製品名:RP−960、中京油脂製) ・・・20部
・水 ・・・90部
上記組成の材料を混合し攪拌して保護層塗布液[F液]を調製した。
<酸価の測定方法>
JIS K 2501で定められている方法に従って測定した。
<数平均粒径の測定方法>
数平均粒径は、レーザ回折式粒度分布測定装置(堀場製作所製、LA−920)を用いて測定した。
原紙支持体(坪量約60g/m2の上質紙)の表面に、[A液]を、乾燥後の付着量が3.0g/m2になるように、塗布し乾燥してアンダー層を形成した。
その上に、感熱発色層塗布液[D液]を、乾燥後の付着量が4.0g/m2になるように塗布し、乾燥して感熱発色層を形成し、その後、保護層塗布液[F液]を、乾燥後の付着量が3.0g/m2となるように塗布し乾燥して、保護層を形成した。
その後、キャレンダー掛けにより、表面の王研式平滑度が約2,000秒になるように処理して、実施例1の感熱記録材料を作製した。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(2)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(3)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(4)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、表1における酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(5)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、表1における酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)5部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、表1における酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)100部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]に、さらに下記[G液]を30部加えたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
[G液]
・体積平均粒径2.0μmの球状シリコーン粒子(信越化学社製:KMP−590)
・・・30部
・水 ・・・60部
上記組成の材料を、スターラーを用いて1時間攪拌し、[G液]を調製した。
実施例1において、さらに下記中間保護層用組成液[H液]を調製し、中間保護層を形成したこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
[H液]
・ジアセトン変性ポリビニルアルコール(変性率4モル%)(商品名:DM−17、日本酢ビ・ポバール製)の10%水溶液 ・・・100部
・アジピン酸ジヒドラジド(商品名:ADH、株式会社日本ファインケム製)の10%水溶液 ・・・10部
・水 ・・・90部
上記組成の材料を混合し攪拌して中間保護層[H液]を調製した。
原紙支持体(坪量約60g/m2の上質紙)の表面に、[A液]を、乾燥後の付着量が3.0g/m2になるように、塗布し乾燥してアンダー層を形成した。
その上に、感熱発色層塗布液[D液]、中間保護層塗布液[H液]、保護層塗布液[F液]を、乾燥後の付着量が4.0g/m2、1.0g/m2、1.0g/m2となるように、カーテンコーターで600m/minの速度で同時塗布し、乾燥した後、キャレンダー掛けにより、表面の王研式平滑度が約2,000秒になるように処理して、実施例9の感熱記録材料を作製した。
実施例9において、中間保護層塗工液[H液]に、さらに、スチレンアクリル系共重合体[酸価:230mgKOH/g](JDA−6180:BASFジャパン社製)の27%水溶液を37部加えたこと以外は実施例9と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に用いた酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(6)(商品名:L−787、中京油脂社製)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に用いた酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、非酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(7)(製品名:DP−2401、東洋アドレ社製)を20部用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に用いた酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(8)を20部用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に用いた酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(9)(商品名:ノプコートPEM−17、サンノプコ社製)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に用いた酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(10)20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)3部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)120部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部を用いる代わりに、モンタン酸エステルワックス(製品名:J−206、中京油脂社製)30%分散液20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液に酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1)20部用いる代わりに、ステアリン酸亜鉛(製品名:ハイドリンZ−7−30、中京油脂社製)31.5%分散液20部を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
実施例1において、保護層塗工液[F液]の代わりに、下記保護層塗工液[I液]を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
・上記[E液]・・・75部
・イタコン酸変性ポリビニルアルコール(変性率1モル%)(製品名:KL−318、クラレ社製、分子量:約80,000)の10%水溶液 ・・・100部
・ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂(商品名:WS525、星光PMC社製)
・・・30部
・酸化ポリエチレンワックスエマルジョン(1) ・・・20部
・水 ・・・90部
上記組成の材料を混合し攪拌して保護層塗布液[I液]を調製した。
実施例1において、保護層塗工液[F液]を用いる代わりに、下記保護層塗工液[J液]を用いたこと以外は、実施例1と同様にして感熱記録材料を得た。
・上記[E液] ・・・75部
・ジアセトン変性ポリビニルアルコール(変性率4モル%)(製品名:DM−17、日本酢ビ・ポバール社製、分子量:80,000〜90,000)(樹脂)の10%水溶液
・・・100部
・アジピン酸ジヒドラジド(架橋剤)(製品名:ADH、株式会社日本ファインケム製)の10%水溶液 ・・・10部
・下記分散液A ・・・40部
・水 ・・・60部
・酸化ポリエチレンワックス(製品名:LICOLUB H12、クラリアント社製、融点105℃、平均分子量1000、酸価17) ・・・12部
・ビニルアルコール アリルスルホン酸ソーダ共重合物(製品名:ゴーセラン L‐3266、日本合成化学工業社製、分子量:約15,000)30%溶解液 ・・・4部
・アルキルスルホン酸塩の10%水溶液(製品名:Newcol 290M、日本乳化剤社製) ・・・1部
・水 ・・・80部
上記組成の材料を混合した混合液を、サンドミルを用いて、酸化ポリエチレンワックスの数平均粒経が0.5μmとなるまで分散し、分散液Aを調製した。
<評価方法>
各々の感熱記録材料およびプリンター(L’esprit R−12、サトー社製)を5℃、30%RHの低温低湿環境下に1時間放置して調湿した後、印字した。印字長は、プリンターによって特定の印字パターンを印字した際の印字スタート部から印字ラスト部までの印字の長さであり、スティッキング性が優れている場合は印字パターンが正確に印字される。一方、スティッキング性が劣る場合は感熱記録材料の同一部分に重複して印字されるため、印字パターンが正確に印字されない。また、目視による印字品質確認も実施し、下記の基準によりスティッキングの評価を行った。
5 :ステイッキングは発生しない。
4 :スティッキングは発生するが、品質には問題ないレベル。
3 :スティッキングが発生し、品質に問題があるレベル。
2 :完全に搬送されず、スティッキングが発生する。
1 :全く搬送されない。
但し、ランク4以上が、市場使用可能レベルである
大倉電機(株)製感熱記録材料の印字シミュレーターを用いてエネルギー1.00msで印字した試験片表面に、可塑剤を含む塩ビラップを貼り合わせた後、40℃で24時間放置した後の画像部濃度をマクベス濃度計RD−914にて測定した。
大倉電機(株)製感熱記録材料の印字シミュレーターを用いてエネルギー1.00msで印字した試験片を、20℃環境下の水100mLの中に24時間浸し、試験後の画像部濃度をマクベス濃度計RD−914にて測定した。
各々の感熱記録材料およびプリンター(SM−90、寺岡精工社製)を40℃90%RHの高温高湿環境下に1時間放置して調湿した後印字し、印字長より評価した。印字長とは、プリンターによって特定の印字パターンを印字した際の印字スタート部から印字ラスト部までの長さである。搬送性が優れている場合は印字パターンが正確に印字され、印字パターンの印字長と実際に印字したサンプルの印字長が同一長になるのに対し、搬送性が劣っている場合は、感熱記録材料とサーマルヘッドの貼り付きによる搬送不良、および印字部が短縮して印字されてしまい、さらに感熱記録材料の搬送の際に蛇行するなどして、印字パターンの印字長よりも短くなる。本試験では、印字長が100mmの印字パターンを使用した。
各感熱記録材料を、松下電器部品社製の薄膜ヘッドを有する感熱印字実験装置により、ヘッド電力0.45W/ドット、1ライン記録時間20msec/L、走査密度8×385ドット/mmの条件下で、1msec毎にパルス巾0.2〜1.2msecに印字し、印字濃度をマクベス濃度計RD−914で測定し、濃度が1.0となるパルス巾を計算した。
実施例1を基準として次の式で感度倍率を計算した。値が大きいほど感度(熱応答性)が良好である。
感度倍率=(実施例1のパルス巾)/(測定したサンプルのパルス巾)
各感熱記録材料に、25%に希釈した水性フレキソインク(AKZO Nobel社製
:MTQ 30302−404)を線径0.10mmのワイヤーバーを用いて塗布し、23℃、50%RHの環境下で1時間放置して乾燥させた。その後、印刷画像上に水を1滴滴下し、5分後に指で1回強く擦り、印刷画像の剥がれ具合により耐水性の評価を行った。
水系フレキソ印刷の耐水剥がれ試験の評価基準は次の通りである。
◎:印刷部に全く剥がれなし。
○:印刷部に25%未満の剥がれ発生。
△:印刷部に25%以上〜50%未満の剥がれ発生。
×:印刷部に50%以上の剥がれ発生。
Claims (8)
- 支持体と、
該支持体上に形成され、ロイコ染料及び顕色剤を主成分とする感熱発色層と、
該感熱発色層上に形成され、樹脂、架橋剤、及びワックスを含有する保護層組成液を架橋した架橋物からなる、少なくとも1層以上の保護層と、を有し、
前記樹脂が、反応性カルボニル基を有するポリビニルアルコールであり、
前記架橋剤がヒドラジド化合物であり、
前記ワックスが酸化ポリエチレンワックスであることを特徴とする感熱記録材料。 - 保護層を形成するための保護層組成液は、酸化ポリエチレンがアニオン系乳化剤を用いて乳化分散されたワックスエマルジョンである請求項1に記載の感熱記録材料。
- 酸化ポリエチレンの酸価が、10(KOH mg/g)〜30(KOH mg/g)である請求項2に記載の感熱記録材料。
- 酸化ポリエチレンの数平均粒径が、0.3μm以上2.0μm以下である請求項2から3に記載の感熱記録材料。
- 保護層における酸化ポリエチレンワックスの含有量が、前記保護層における樹脂100質量部に対して、5質量部〜100質量部である請求項1から4のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 保護層がシリコーン樹脂粒子を含有する請求項1から5のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 感熱発色層と保護層との間に中間保護層を設け、前記感熱発色層、前記中間保護層及び前記保護層が、カーテン塗工法による同時多層塗工により形成される請求項1から6のいずれかに記載の感熱記録材料。
- 中間保護層が、(メタ)アクリル系樹脂を含む請求項1から7のいずれかに記載の感熱記録材料。
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