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JP5619089B2 - 電動送風機 - Google Patents

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JP5619089B2
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Description

本発明は、電動送風機に関するものである。
電気掃除機等に搭載される、ブロワ部とモータが一体となった電動送風機は、一般に、30000〜45000r/minという高回転数で使用されるため、磁極が2つの整流子モータが使われている。この電動送風機では、モータの発熱量が大きいため、ブロワ部からの排気をモータのフレーム内に案内してモータを冷却する構造が採られている。
ところで、家庭用の電気掃除機は軽量化が強く求められているが、軽量化を図るためにモータを構成する各部品を一律に従来形状から相似形で小さくすることにはいくつかの問題がある。
一つは、必要な出力と耐用時間(寿命)が決まっている場合、ロータコアの外径を従来に比べて大幅に小さくすることが困難である点である。製造工程において電機子巻線の巻装作業では、ロータコアの直上にある整流子との干渉を避けながら巻線を所定ピッチ離れたスロット間を渡らせる必要がある。ロータコアの外径を小さくした場合、この巻装作業時の干渉を避けるために整流子の外径も小さくする必要がある。しかしながら整流子の外径を小さくした場合、それに伴ってブラシと整流子のセグメントとの接触面積も小さくなるため電流密度が高くなって必要なブラシ寿命が得られなくなる。また、セグメント同士の間隔が短くなるため絶縁性の確保が難しくなる。従って、モータの軽量化には、ロータコアの外径を小さくせずにステータコアを小形化することが課題となっている。
また、界磁巻線の温度上昇の問題がある。ステータコアの外形を小さくした場合、磁極の両脇のスペースが小さくなるため、界磁巻線の線径を細くする必要がある。界磁巻線の線径が細くなると電気抵抗が増えて発熱量が増え、巻線温度が高くなるとさらに電気抵抗が増える。界磁巻線の電気抵抗が増えると銅損が増えるのでモータ効率の低下を招く。従って、界磁巻線の冷却性の向上も、モータの軽量化での課題である。
特許文献1には、外形形状が略正方形のステータコアを円筒状のフレームに内接・固定した構造が示されている。また、フレームとステータコア外形とで区切られた4つの風路の断面積を略均等とすることで冷却効率を増大できるとの記載がある。
特公昭62−038939号公報
しかしながら、特許文献1の従来技術には、軽量化の具体的な手段については開示されていない。また、ステータコアの外形形状を略正方形の相似形で小さくしたとしても、界磁巻線の温度上昇の問題がある。通常ステータコアよりも界磁巻線のほうが発熱量は多く、特に軽量化の目的でステータコアの外形を小さくするために界磁巻線の細線化を図った場合はより顕著となる。そのため、ステータコアの外形を小さくするほど4つの風路の断面積を等しくすることよりも、界磁巻線に触れる風量が増えるように4つの風路の断面積の比率を工夫するほうがモータ効率は良くなる。
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、モータの軽量化を図りつつも界磁巻線の冷却性を向上してモータ効率の低下を抑制できる電動送風機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る電動送風機は、筒状のフレームと、前記フレームの軸方向に垂直な断面の形状が環状でかつ外形形状が略長方形であって、前記長方形の短辺方向に延伸する一対の短辺部と当該一対の短辺部間に配置されて前記長方形の長辺方向に延伸し内側に一対の磁極が設けられた一対の長辺部とを有して成るとともに、前記フレームに内接し固定されたステータコアと、前記一対の磁極に巻装され、コイルエンドが前記一対の長辺部の外側を迂回するように配置された界磁巻線と、前記ステータコアの内側に空隙を介して対向して回転自在に配置されシャフトに固定された環状のロータコアと、前記ロータコアに巻装された電機子巻線と、前記シャフトに固定され前記電機子巻線に接続された整流子とを有するロータと、前記ロータの回転に伴って回転するファンと、前記ファンの回転に伴う空気の流れを前記フレームと前記ステータコアとの間に設けられた風路に導くファンガイドと、を備え、前記各長辺部では、当該長辺部に設けられた前記磁極の両側における第1の幅が当該磁極の中央部における第2の幅よりも大きく、前記ステータコアの外形の短辺の長さをB、前記一対の長辺部の前記第1の幅をW、前記ロータコアの外径をd、前記空隙の間隔をgとしたときに、d+2g<B<d+2g+2Wが成り立つようにBが設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、モータの軽量化を図りつつも界磁巻線の冷却性を向上してモータ効率の低下を抑制できる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る電動送風機の概略構造を示す縦断面図である。 図2は、実施の形態1における整流子モータの主要部をファン側の軸方向から視た図である。 図3は、(B/D)とSとの関係を示した図である。 図4は、実施の形態2における整流子モータの主要部をファン側の軸方向から視た図である。 図5は、実施の形態3に係る電動送風機の整流子モータのブラシの位置における横断面図である。 図6は、実施の形態4に係る整流子モータの主要部をファン側の軸方向から視た図であり、磁化容易方向を矢印で示した図である。 図7は、A<Bとしたときの図2に対応する構成図である。 図8は、実施の形態3に係る電動送風機の整流子モータのブラシの位置における横断面図である。
以下に、本発明に係る電動送風機の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態に係る電動送風機の概略構造を示す縦断面図である。電動送風機1は大きく分けて、吸い込む力を生むブロワ部2と、ブロワ部2を駆動する整流子モータ3の2つのユニットからなる。電動送風機1は、例えば電気掃除機に適用することができる。
ブロワ部2は、複数の翼を備えたファン4と、ファン4を覆いファン4の回転に伴って通流する空気を整流子モータ3へ案内するファンガイド5とを備えている。整流子モータ3は、カップ(筒)状のフレーム6の内側に固定されて界磁の役割をするステータ7と、ステータ7の内側に空隙20を介して対向して配置され回転自在に支持されて電機子の役割をするロータ8とを備えている。
ステータ7は、電磁鋼板を複数枚積層固着してなるステータコア9と、ステータコア9に巻装された界磁巻線10とを備えている。界磁巻線10に電流を流すことによってステータ7の内側に磁界を発生させる。
ロータ8は、中心に配置されたシャフト11と、シャフト11の周りに固定され電磁鋼板を複数枚積層固着してなる環状のロータコア12と、ロータコア12に巻装された電機子巻線17と、ロータコア12と離隔して配置されシャフト11の周りに固定された整流子13とを備え、シャフト11及びベアリング14,15を介してフレーム6に回転自在に支持される。
ブロワ部2側のベアリング14はフレーム6の開口部を横断して架橋するように設けられたブラケット21に収納され、他方(ブロワ部2側と反対側)のベアリング15はフレーム6の底に収納される。
シャフト11のブロワ部2側の端部16にはファン4が固定されており、ロータ8の回転に伴ってファン4が回転駆動される。電機子巻線17を構成する複数のコイルの始端(巻き始めの端末)と終端(巻き終わりの端末)は、整流子13のセグメント18にヒュージング(熱かしめ)等の方法で電気的に接続される。フレーム6に保持され、バネで整流子13に押し付けられて摺動接触する一対のブラシ19は、一方は界磁巻線10の一方に、他方は界磁巻線10の他方に接続され、さらに界磁巻線は、電源(図示せず)に接続されており、整流子13を介して電機子巻線17に電流(電機子電流)を供給する。
ステータ7が発生する磁界と電機子電流とによりロータ8に回転トルクが発生する。ロータ8の回転方向を一定にするため、ロータ8の位相に合わせて電機子電流の流れるコイルが切り替わるように電機子巻線17とセグメント18とが結線されている。
図2は、整流子モータ3の主要部をファン4側の軸方向から視た図である。ただし、図2では、フレーム6は断面である。図2に示すように、ステータコア9は、環状でその外形形状は略長方形であり、円筒状のフレーム6に内接し固定されている。フレーム6の内径はDで表し、ステータコア9の外形である略長方形の長辺はAで短辺はBで表す。ステータコア9は、上記長方形の一方の短辺を含み略一定の幅で短辺方向に延伸する短辺部9cと、上記長方形の他方の短辺を含み略一定の幅で短辺方向に延伸する短辺部9dと、短辺部9c,9d間に配置されて短辺部9c,9dと一体に設けられ上記長方形の長辺方向に延伸するとともに内側(内径側)に磁極22aが設けられた長辺部9aと、短辺部9c,9d間に配置されて短辺部9c,9dと一体に設けられ上記長方形の長辺方向に延伸するとともに内側(内径側)に磁極22bが設けられた長辺部9bとを備えている。
短辺部9c,9dは、例えば幅が互いに同一であり、長辺方向に互いに対向している。長辺部9aは、磁極22aが設けられた部位を除いて略一定の幅Wである。すなわち、長辺部9aは、磁極22aの長辺方向の両側におけるその幅Wが略一定である。同様に、長辺部9bは、磁極22bが設けられた部位を除いて略一定の幅Wである。すなわち、長辺部9bは、磁極22bの長辺方向の両側におけるその幅Wが略一定である。長辺部9a,9bは短辺方向に互いに対向している。なお、図示例では、短辺部9c,9dの幅も例えばWである。このように、ステータコア9は、フレーム6又はシャフト11の軸方向に垂直な断面の形状が、図2に示すような略長方形環状であり、長辺部9a,9bに一対の磁極22a,22bが設けられている。
ステータコア9の内側には、中心にシャフト11が設けられた断面円形のロータコア12が回転自在に配置されている。ロータコア12には、外周に沿って複数個のティース部12aが設けられ、隣接するティース部12a間にはスロット部12bが設けられている。ロータコア12の外径はdで表す。なお、図2では、ティース部12a及びスロット部12bの一部のみを示している。また、ロータコア12のティース部12aにはスロット部12bを介して前述の電機子巻線17が巻装されるが、電機子巻線17についても図示を省略している。
磁極22a,22bは、いずれも内側(内径側)に突出し、互いに対向している。このように、磁極数は2である。磁極22a,22bの内側(内径側)の形状は、ロータコア12の外形に沿った円弧状である。空隙20は、磁極22a,22bとロータコア12との間の間隔で決まる。空隙20の間隔はgで表されている。磁極22a,22bの長辺方向の中央部における幅ε(第2の幅)は幅W(第1の幅)よりも短寸である。
界磁巻線10は、ステータコア9の2つの磁極22a,22bの周りに巻回されている。具体的には、磁極22aの一方の先端部(内径側に突設した部位)と短辺部9cとの間の空間(隙間α)、磁極22aの他方の先端部(内径側に突設した部位)と短辺部9dとの間の空間(隙間α)、磁極22bの一方の先端部(内径側に突設した部位)と短辺部9cとの間の空間(隙間α)、及び磁極22bの他方の先端部(内径側に突設した部位)と短辺部9dとの間の空間(隙間α)を利用して界磁巻線10が巻装されている。コイルエンド10a,10bは、磁極22a,22bの各両脇を最短経路の直線状で結ぶとロータ8と干渉してしまうため、円弧状に長辺部9a,9bの外側に迂回させることでこれを回避している。
長辺部9aの外側とフレーム6の内側との間には風路25aが設けられ、長辺部9bの外側とフレーム6の内側との間には風路25bが設けられ、短辺部9cの外側とフレーム6の内側との間には風路25cが設けられ、短辺部9dの外側とフレーム6の内側との間には風路25dが設けられている。風路25a〜25dには、ファン4の回転に伴いブロワ部2からファンガイド5を介して案内された空気が通流する。界磁巻線10のコイルエンド10a,10bは長辺部9a,9bの外側の風路25a,25bにそれぞれ面している。なお、風路は、ロータコア12と短辺部9cとの間の空間及びロータコア12と短辺部9dとの間の空間にも設けられる。
本実施の形態では、ステータコア9の外形の長辺の長さA、短辺の長さB、長辺部9a,9bの幅W、ロータコア12の外径d、空隙20の間隔g、フレーム6の内径Dに対して、
d+2g<B≦d+2g+2W ・・・ (式1)
となるようにBを設定している。この理由は以下の通りである。
ステータコア9の外形の投影面積Sは、
S=A×B ・・・ (式2)
である。投影面積の中には界磁巻線10(例えば銅)や隙間(空気)等の断面も含まれるものの、大局的に見れば整流子モータ3の軽量化はSの値を小さくすることと考えて良い。ステータコア9はフレーム6に内接するので、次の式がほぼ成り立つ。
+B=D ・・・ (式3)
(式2)と(式3)から、
S=(D―B0.5×B
となるので、次式が成り立つ。
S=D×(1―(B/D)0.5×(B/D) ・・・ (式4)
(式4)から(B/D)を変数としてSと(B/D)の関係を示したのが図3である。図3に示すように、Sの値は(B/D)の値が√0.5のとき、つまりステータコア9の外形が正方形のときに最大となり、(B/D)の値が0又は1に近付くほど小さくなる。(B/D)の値を0に近付けることはBを小さくすることに、1に近付けることはAを小さくすることに相当する。
Aを小さくした場合、長辺部9a,9bの外側の風路25a,25bの各断面積が減り、短辺部9c,9dの外側の風路25c,25dの各断面積が増える。界磁巻線10のコイルエンド10a,10bは長辺部9a,9bの外側の風路25a,25bにそれぞれ面しているため、Aを小さくした場合は、界磁巻線10の冷却効率は低下する。
また、一般的に界磁巻線10の巻装作業は、磁極22a,22bにフォーマと呼ばれるツールを被せ、界磁巻線10をフォーマ上を滑らせながら隙間αから磁極22a,22bの根元側へ挿入することで行う。Aを小さくすると隙間αが狭くなり、界磁巻線10の充填率(スペースファクタ)が低くなってモータ効率の低下を招く。なお、図7では、B>Aとした場合の図2に相当する構成を示している。図7に示すように、Aを小さくした場合は、隙間αが小さくなり、この隙間αを利用した界磁巻線10の巻装が困難になることがわかる。
Bを小さくした場合、長辺部9a,9bの外側の風路25a,25bの各断面積が増え、短辺部9c,9dの外側の風路25c,25dの各断面積が減る。界磁巻線10のコイルエンド10a,10bは長辺部9a,9bの外側の風路25a,25bにそれぞれ面しているため、Bを小さくした場合は、界磁巻線10の冷却効率は向上する。従ってAよりもBを小さくするほうが有利である。
Bを小さくする限界は磁極22a,22bの中央部の幅(肉厚)εの必要長さで決まる。磁束は磁極22a,22bの中央付近で左右に分かれるため、中央付近はステータコア9の他の部分に比べて磁束密度が低い。ただし、界磁巻線10で生じる磁束は左右対称であるが、電機子巻線17で生じる磁束があるため、合成された磁束密度の分布は左右対称とならず、回転方向に対して後ろ側にずれる。このずれにより磁極22a,22bの中央付近をわずかに磁束が通るため、その磁束に応じた幅(肉厚)ε(当然ながら最大でもWよりは小さい)が必要である。また、ステータコア9の強度を確保する上での最低限の幅(肉厚)εが必要である。よってεは、
0<ε≦W ・・・ (式5)
の範囲から選ぶのが適切である。一方、Bは、
B=d+2g+2ε ・・・ (式6)
で表される。よって、(式5)と(式6)から得られる(式1)でBを規定することが適切となる。
以上の構成により、整流子モータ3の軽量化を図りつつも、磁極22a,22bの背面側の風路断面積が大きくなって風量が増えることで近傍にある界磁巻線10の冷却性が良くなり、モータ効率の低下を抑制できる。
実施の形態2.
図4は、本実施の形態における整流子モータ3の主要部をファン4側の軸方向から視た図である。なお、図1の構成については実施の形態1と同様である。図4は、図2にブラケット21を加えた図である。ただし、フレーム6は、図2と異なり断面でない。なお、図4では、図1及び図2と同一の構成要素には同一の符号を付している。
図4に示すように、本実施の形態では、ブロワ部2側のベアリング14を収納するブラケット21は、フレーム6の開口部を横断する方向(ブラケット21の長手方向)が磁極22a,22bを備える長辺部9a,9bに略平行となるように配置されている。ブラケット21のこのような配置構成には、以下に説明する長所がある。
図4の斜線部は、風路のうちブラケット21により塞がれる部分を示したものである。塞がれる部分は短辺部9c,9dの外側の風路25c,25dだけとなり、長辺部9a,9bの外側の風路25a,25bは全く塞がれない。短辺部9c,9dとフレーム6との隙間は長辺部9a,9bとフレーム6との隙間より狭いので、ブラケット21がフレーム6の開口部を横断する方向(ブラケット21の長手方向)が長辺部9a,9bに略直交となるように配置した場合よりも略平行となるように配置した方が、風路が塞がれる部分は小さくなる。また、図4の構成では、ブラケット21は界磁巻線10の軸方向を遮らない。
以上の構成により、ブラケット21により塞がれる風路断面積を小さく抑えることができる。また、ブラケット21は界磁巻線10の軸方向を遮らないので、界磁巻線10に軸方向から直接当たる冷却風を邪魔しない。本実施の形態のその他の構成、作用、効果は実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
図5は、本実施の形態に係る電動送風機1の整流子モータ3のブラシ19の位置における横断面図である。なお、本実施の形態の電動送風機1の概略構造及び整流子モータ3の構成は実施の形態1と同様である(図1及び図2参照)。また、図5では、図1及び図2と同一の構成要素には同一の符号を付している。なお、図8は別のブラシ19の配置を示す電動送風機1の整流子モータ3のブラシ19の位置における横断面図である。
本実施の形態では、実施の形態1の構成に加えて、図5に示すように、整流子13に接触するブラシ19を長辺部9a,9bの外側の風路25a,25b上に配置している。すなわち、フレーム6の軸方向から平面視したときに、ブラシ19は短辺部9c,9dと略平行に風路25a,25bを横断するように配置されている。
したがって、図8ではブラシ19に触れる冷却風が少なかったが、以上の構成により、実施の形態1の効果に加えて、風路断面積が大きくなって風量が増えた長辺部9a,9bの外側の風路25a,25b上にブラシ19を配置することにより、ブラシ19に触れる冷却風の風量も多くなり、冷却性が向上する。ブラシ19と整流子13との接触部では整流火花が発生するため、高温となっている。一般に温度が高いほどブラシ19の摩耗が速く進行するため、ブラシ19の冷却性を向上することでブラシ19の長寿命化を図ることができる。なお、本実施の形態と実施の形態2を組み合わせることもできる。
実施の形態4.
図6は、本実施の形態に係る整流子モータ3の主要部をファン4側の軸方向から視た図であり、磁化容易方向を矢印で示した図である。また、図6では、2点鎖線は左半分側の磁路の大まかな中心線を示している。
本実施の形態では、実施の形態1の構成に加えて、図6に示すように、ステータコア9の材料の磁化容易方向を、長辺部9a,9bに略平行となるようにしている。
ステータコア9を通る磁路の長さはおおよそ、磁化容易方向に平行な方向でL1=A−W、磁化容易方向に直交する方向でL2=B−Wとなる。A>Bに対しては、L1>L2となる。つまり、ステータコア9における全磁路長に占める割合が、磁化容易方向に平行な磁路の長さ>磁化容易方向に直交する磁路の長さとなるため、モータ効率の向上を図ることができる。本実施の形態のその他の構成、作用、効果は実施の形態1と同様である。また、本実施の形態と実施の形態2,3を組み合わせることもできる。
本発明は、例えば電気掃除機用の電動送風機に適している。
1 電動送風機、2 ブロワ部、3 整流子モータ、4 ファン、5 ファンガイド、6 フレーム、7 ステータ、8 ロータ、9 ステータコア、9a,9b 長辺部、9c,9d 短辺部、10 界磁巻線、10a,10b コイルエンド、11 シャフト、12 ロータコア、12a ティース部、12b スロット部、13 整流子、14,15 ベアリング、16 端部、17 電機子巻線、18 セグメント、19 ブラシ、20 空隙、21 ブラケット、22a,22b 磁極、25a〜25d 風路。

Claims (4)

  1. 筒状のフレームと、
    前記フレームの軸方向に垂直な断面の形状が環状でかつ外形形状が略長方形であって、前記長方形の短辺方向に延伸する一対の短辺部と当該一対の短辺部間に配置されて前記長方形の長辺方向に延伸し内側に一対の磁極が設けられた一対の長辺部とを有して成るとともに、前記フレームに内接し固定されたステータコアと、
    前記一対の磁極に巻装され、一対のコイルエンドがそれぞれ前記一対の長辺部の外側を迂回するように配置された界磁巻線と、
    前記ステータコアの内側に空隙を介して対向して回転自在に配置されシャフトに固定された環状のロータコアと、前記ロータコアに巻装された電機子巻線と、前記シャフトに固定され前記電機子巻線に接続された整流子とを有するロータと、
    前記ロータの回転に伴って回転するファンと、
    前記ファンの回転に伴う空気の流れを前記フレームと前記一対の長辺部との間に設けられた一対の第1の風路および前記フレームと前記一対の短辺部との間に設けられた一対の第2の風路に導くファンガイドと、
    を備え、
    前記一対のコイルエンドはそれぞれ前記一対の第1の風路に面しており、
    前記各長辺部では、当該長辺部に設けられた前記磁極の両側における第1の幅が当該磁極の中央部における第2の幅よりも大きく、
    前記ステータコアの外形の短辺の長さをB、前記一対の長辺部の前記第1の幅をW、前記ロータコアの外径をd、前記空隙の間隔をgとしたときに、
    d+2g<B≦d+2g+2W
    が成り立つようにBが設定されていることを特徴とする電動送風機。
  2. 前記シャフトは一対のベアリングにより支持され、
    前記ファン側のベアリングを収納するブラケットが前記フレームの開口部を横断して架橋するように設けられ、
    前記ブラケットは、前記開口部を横断する方向であるその長手方向が前記一対の長辺部に略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電動送風機。
  3. 前記整流子に摺動接触し前記整流子を介して前記電機子巻線に電気的に接続されたブラシが設けられ、
    前記ブラシは、前記一対の第1の風路を横断するように配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動送風機。
  4. 前記ステータコアの材料の磁化容易方向が前記一対の長辺部に略平行となるようにされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送風機。
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