JP5601952B2 - 通信システム及び受信装置 - Google Patents
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Description
すなわち、まず、請求項5に記載の通信システムにおいては、第1変調手段が生成する送信信号のフレーム周期を、当該通信システムの周囲で周期的に発生する雑音成分の発生周期よりも短くする。
そして、請求項9に記載の受信装置は、直交周波数分割多重方式の第1復調手段と、スペクトラム拡散方式の第2復調手段と、同期タイミング設定手段とを備え、同期タイミング設定手段は、第1復調手段により復元された受信データの中から同期信号を抽出し、その抽出した同期信号に基づき、第2復調手段が受信信号から受信データを復元するのに必要な同期タイミングを設定する。
[第1実施形態]
本実施形態の通信システムは、車両に搭載された各種電子制御装置(ECU)間で、車両に配線された電力線Lを介してデータを送受信するためのものであり、図1に示すように、ECU1に組み込まれた送信装置10と、ECU2に組み込まれた受信装置30とから構成されている。
分離フィルタ3、4は、電力線Lを介して車載バッテリ(図示せず)から供給される直流電圧とデータ通信用の通信信号(高周波信号)とを分離するためのものであり、直流電源から供給された直流電圧をECU1、2内の電源回路5、6に出力し、送信装置10及び受信装置30と電力線Lとの間で通信信号を通過させる。
すなわち、図3に示すように、OFDM送信部12を利用したデータ通信に影響を与える車両ノイズは、例えば1msという時間間隔で周期的に発生し(図3に示す「時間特性」参照)、その周波数帯域は、例えば5MHzとなる(図3に示す「周波数特性」参照)。
また、図3に示すように、車両ノイズの発生時期が、送信フレームの先頭のプリアンブル部と重なった場合、受信装置30側では、受信信号からデータを復元できないことから、フレームごと「通信失敗」となる。
次に、受信装置30は、OFDM受信部32と、DSSS受信部34と、DSSS同期タイミング判定部36とを備え、外部から入力される通信方式の切換要求に従い、データ受信に用いる受信部を、OFDM受信部32とDSSS受信部34との何れかに切り換えるように構成されている。
図2に示す同期タイミング判定処理は、OFDM受信部32によるデータ受信時に繰り返し実行される処理であり、処理が開始されると、まずS110(Sはステップを表す)にて、データ処理部42から同期信号が入力されたか否かを判断することにより、データ処理部42で同期信号用サブキャリアの少なくとも一方に重畳された同期信号が抽出されるのを待つ。
そして、このように算出された同期タイミングがデータ処理部46に出力されると、データ処理部46では、その同期タイミングで逆拡散符号の出力を開始すると共に、逆拡散符号の出力を繰り返し継続することで、逆拡散部45に対し受信信号を順次処理(逆拡散)させ、DSSS送信部14からの送信データを復元する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第1実施形態では、送信装置10及び受信装置30に外部から通信方式の切換要求が入力されるものとして説明したが、本実施形態では、送信装置10が設けられたECU1において、送信方式決定部7が、送信データの内容(例えば重要度等)から、データ送信に利用する送信部をOFDM送信部12にするかDSSS送信部14にするかを決定し、送信部を切り換える必要があるときに、送信装置10に切換要求を入力する。
(1)送信装置10側で通信方式のDSSS方式への切換要求が発生した際には、DSSS要求信号生成部18が、その旨を表す切換要求信号を生成して、OFDM送信部12のデータ処理部21に出力することで、データ処理部21で生成されるOFDM信号のサブキャリアの一つに切換要求信号を重畳させ、
(2)受信装置30側では、DSSS要求判定部38が、OFDM受信部32のデータ処理部42から切換要求信号を取得することで、通信方式のDSSS方式への切換要求を判定して、DSSS受信部34のデータ処理部46を起動する、
ように構成されている。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
例えば、上記実施形態では、通信システムは、車両に配線された電力線Lを使ってデータ通信を行うものとして説明したが、本発明は、通信専用の通信線を使ってデータ通信を行う通信システムであっても、或いは、無線通信を行う通信システムであっても適用することができるし、車両とは異なる場所に構築される通信システムであっても適用できる。
Claims (10)
- 送信データを送信信号に変換する変調手段として、直交周波数分割多重方式の第1変調手段と、スペクトラム拡散方式の第2変調手段とを備え、前記送信データの送信に利用する変調手段を、前記第1変調手段と前記第2変調手段との何れかに切換可能に構成された送信装置と、
前記送信装置からの送信信号を受信し、その受信信号から受信データを復元する復調手段として、前記送信装置から前記第1変調手段を介して送信された送信データを復元する直交周波数分割多重方式の第1復調手段と、前記送信装置から前記第2変調手段を介して送信された送信データを復元するスペクトラム拡散方式の第2復調手段とを備えた受信装置と、
を備えた通信システムにおいて、
前記送信装置には、前記第2変調手段が前記送信データを送信信号に変換する際の拡散周期を表す同期信号を生成し、該同期信号を前記第1変調手段から出力される送信信号の一部に重畳させる同期信号生成手段を設け、
前記受信装置には、前記第1復調手段により復元された受信データの中から前記同期信号を抽出し、該抽出した同期信号に基づき、前記第2復調手段が前記受信信号から前記受信データを復元するのに必要な同期タイミングを設定する同期タイミング設定手段を設けたことを特徴とする通信システム。 - 前記送信装置には、データ送信に利用する変調手段を前記第1変調手段から前記第2変調手段へ切り換える際に、その旨を表す切換要求信号を生成し、該生成した切換要求信号を前記第1変調手段から出力される送信信号の一部に重畳させる切換要求発生手段を設け、
前記受信装置には、前記第1復調手段により復元された受信データの中から前記切換要求信号を抽出し、該抽出した切換要求信号に従い前記第2復調手段によるデータ受信を開始させる切換要求判定手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 前記同期信号生成手段は、前記第1変調手段から送信信号として出力されるサブキャリアの一部に前記同期信号を重畳させることで、前記第1変調手段から同期信号を送信させ、
前記切換要求発生手段は、前記同期信号生成手段が前記サブキャリアの一部に重畳させる同期信号の変化パターンを変更することで、前記切換要求信号を送信させることを特徴とする請求項2に記載の通信システム。 - 複数の通信装置からなり、該通信装置の一つがマスタ側通信装置となって、他のスレーブ側通信装置に信号を送信し、該スレーブ側通信装置がマスタ側通信装置からの信号に対し返信する、マスタ−スレーブ方式の通信システムであって、
前記マスタ側通信装置は、
前記スレーブ側通信装置への送信データを送信信号に変換する変調手段として、直交周波数分割多重方式の第1変調手段と、スペクトラム拡散方式の第2変調手段とを備え、前記送信データの送信に利用する変調手段を、前記第1変調手段と前記第2変調手段との何れかに切換可能に構成されると共に、更に、前記第2変調手段が送信データを送信信号に変換する際の拡散周期を表す同期信号を生成し、該同期信号を前記第1変調手段から出力される送信信号の一部に重畳させる同期信号生成手段を有するマスタ側送信装置、
を備え、
前記スレーブ側通信装置は、
前記マスタ側送信装置からの送信信号を受信し、その受信信号から受信データを復元する復調手段として、前記マスタ側送信装置から前記第1変調手段を介して送信された送信データを復元する直交周波数分割多重方式の第1復調手段と、前記マスタ側送信装置から前記第2変調手段を介して送信された送信データを復元するスペクトラム拡散方式の第2復調手段とを備えると共に、更に、前記第1復調手段により復元された受信データの中から前記同期信号を抽出し、該抽出した同期信号に基づき、前記第2復調手段が前記受信信号から前記受信データを復元するのに必要な同期タイミングを設定する同期タイミング設定手段を有するスレーブ側受信装置と、
前記マスタ側通信装置への送信データを送信信号に変換する変調手段として、直交周波数分割多重方式の第3変調手段と、前記同期タイミング設定手段にて設定される前記第2復調手段の同期タイミングに同期して送信データを送信信号に変換するスペクトラム拡散方式の第4変調手段とを備え、前記送信データの送信に利用する変調手段を、前記第3変調手段と前記第4変調手段との何れかに切換可能に構成されたスレーブ側送信装置と、
を備え、
更に、前記マスタ側通信装置には、
前記スレーブ側送信装置からの送信信号を受信し、その受信信号から受信データを復元する復調手段として、前記スレーブ側送信装置から前記第3変調手段を介して送信された送信データを復元する直交周波数分割多重方式の第3復調手段と、前記同期信号生成手段にて生成された同期信号に同期して前記スレーブ側送信装置から前記第4変調手段を介して送信された送信データを復元するスペクトラム拡散方式の第4復調手段とを備えたマスタ側受信装置、
が設けられていることを特徴とする通信システム。 - 前記第1変調手段が生成する送信信号のフレーム周期は、当該通信システムの周囲で周期的に発生する雑音成分の発生周期よりも短いことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の通信システム。
- 前記第1変調手段は、前記送信信号を生成する際、前記フレーム周期をランダムに変化させることを特徴とする請求項5に記載の通信システム。
- 前記同期信号生成手段は、前記第1変調手段から送信信号として出力されるサブキャリアの内、当該通信システムの周囲で発生する雑音成分の周波数帯域よりも周波数の差が大きい複数のサブキャリアに、前記同期信号を重畳させることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の通信システム。
- 前記同期タイミング設定手段は、データ受信に用いる復調手段が前記第1復調手段から前記第2復調手段へ切り換えられた直後の同期タイミングを、過去複数回設定した同期タイミングから推定することを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の通信システム。
- 受信信号から受信データを復元する復調手段として、直交周波数分割多重方式の第1復調手段と、スペクトラム拡散方式の第2復調手段とを備えた受信装置において、
前記第1復調手段により復元された受信データの中から前記同期信号を抽出し、該抽出した同期信号に基づき、前記第2復調手段が前記受信信号から前記受信データを復元するのに必要な同期タイミングを設定する同期タイミング設定手段と、
前記第1復調手段により復元された受信データの中から切換要求信号を抽出し、該抽出した切換要求信号に従い前記第2復調手段によるデータ受信を開始させる切換要求判定手段と、
を備えたことを特徴とする受信装置。 - 前記同期タイミング設定手段は、データ受信に用いる復調手段が前記第1復調手段から前記第2復調手段へ切り換えられた直後の同期タイミングを、過去複数回設定した同期タイミングから推定することを特徴とする請求項9に記載の受信装置。
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