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JP5592766B2 - 自動車用制御装置 - Google Patents

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JP5592766B2
JP5592766B2 JP2010258177A JP2010258177A JP5592766B2 JP 5592766 B2 JP5592766 B2 JP 5592766B2 JP 2010258177 A JP2010258177 A JP 2010258177A JP 2010258177 A JP2010258177 A JP 2010258177A JP 5592766 B2 JP5592766 B2 JP 5592766B2
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Description

本発明は、自動車用制御装置に係り、特に、制御の対象機器や他の機器との接続のための複数のコネクタを有するものに好適な自動車用制御装置に関する。
自動車用制御装置は、自動車自体の小型化、低コスト化に伴い制御の対象機器に直接取り付けられる傾向がある。更に、他の機器や自動車全体の連携制御も進んできている。そのため、制御対象機器と直接取り付けられつつ、それらに必要な情報を別の制御装置から取り込むための制御装置間の複数のコネクタによる接続や、こちらの情報を他の機器に連携させる複数のコネクタによる接続もされることが必要となっている。
この場合、直接機器に直挿しされる第1のコネクタを強固に保持可能で、更に他の機器等と接続するための第2のコネクタも備え、厳しい環境に耐えるための防水構造、高いコネクタ部の接続信頼性を確保するために制御装置に内装される制御用基板やコネクタとその基板の接続部に負担がかからないようにすることが必要であり、これらの要求達成と同時に組み立て可能で安価なものが必要となる。
ここで、従来、コネクタの固定構造の例としては、コネクタの保持をねじにより筐体、基板と共に固定するもの(例えば、特許文献1参照)や、コネクタを保持する構造を別に設けるもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
特開第2010−81669号公報 特開第2009−43606号公報
特許文献1記載のものは、筐体と基板、コネクタをねじにより強固に固定することができる構造ではある。しかし、防水性を要求される環境ではねじ部が筐体を貫通する形で構成されるため、浸水が考えられる。すなわち、厳しい環境下で使用されることは考慮されていない。
また、特許文献2記載のものは、コネクタが挿入された際に基板がコネクタ固定部を中心に回転する方向の外力に対し基板が曲がるように負荷がかかるため、高いコネクタ挿入時の外力がかかった場合の基板、コネクタと基板の接続部にかかる外力への対処が不十分となり、信頼性が低いものである。
本発明の目的は、2個のコネクタを有する構造において、接続時の大きな外力にも十分な保持能力を確保できる構成をより簡素な形で有し、更に厳しい環境での防水性の確保、各接続部の高い信頼性をもつ自動車用制御装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、電子部品を搭載する基板と、制御対象機器に取り付ける際に直挿しされる第1のコネクタと、他の制御装置と接続されるための第2のコネクタと、前記基板を内部に収納保持するとともに、前記第1及び第2のコネクタが取り付けられる筐体とを有する防水構造の自動車用制御装置であって、前記第1のコネクタは、前記筐体の外側から筐体に固定される構造であり、前記第2のコネクタは、前記基板に保持・固定された上で、前記制御装置内部から筐体に固定されているとともに、前記筐体には、前記第1のコネクタの端部が挿入される穴と前記穴の周りに前記筐体の外側に向けて突出する突部が形成され、前記第1のコネクタの前記筐体側の端部には、前記突部に対向する溝部が形成され、前記筐体に形成された前記突部は、前記第1のコネクタに形成された前記溝部と嵌合し、前記第2のコネクタには、一体成形された筐体に対する保持部を備え、該保持部は、前記基板の貫通穴を介して、前記第1のコネクタ側の前記筐体の内部に設けられた受け部に当接することを特徴とする自動車用制御装置。
ものである。
かかる構成により、2個のコネクタを有する構造において、接続時の大きな外力にも十分な保持能力を確保できる構成をより簡素な形で有し、更に厳しい環境での防水性の確保、各接続部の高い信頼性をもつものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記第1のコネクタは、基板の、前記制御対象機器と向き合う側から接続され、前記第2のコネクタは、前記制御対象機器と向き合う面の裏側から接続されたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記第1及び第2のコネクタは、それぞれ、コネクタ内の端子部とモールド部の防水するための封止剤が配置されているものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記第2のコネクタが固定される筐体は、内装される前記基板の発熱を放熱するためのフィンが設置されているものである。
)上記(1)において、好ましくは、制御用の大型の電解コンデンサ若しくはコイルは、前記基板の前記制御対象機器と向き合う面の裏側に配置されるものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記第1のコネクタを前記筐体に固定するための接着剤はエポキシ系の接着剤であり、前記第2のコネクタを前記筐体に固定するための接着剤はシリコーン系の接着剤である。
)上記(1)において、好ましくは、前記筐体は、前記制御対象機器に取り付けられる箇所に設けられた、筐体に制御装置取り付け時の回転防止機構を備えるようにしたものである。
)上記()において、好ましくは、前記回転防止機構は、前記制御対象機器との接触面に、機器側に向かうように設置されている突起であり、前記突起は前記制御対象機器に食い込む。
本発明によれば、2個のコネクタを有する構造において、接続時の大きな外力にも十分な保持能力を確保できる構成をより簡素な形で有し、更に厳しい環境での防水性の確保、各接続部の高い信頼性を有するものとなる。
本発明の一実施形態による自動車用制御装置の全体構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態による自動車用制御装置の全体構成を示す分解図である。 本発明の一実施形態による自動車用制御装置におけるコネクタの保持部の各種構成の要部を示す断面図である。 本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造を示す要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造の他のを示す要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造の他のを示す要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造の他のを示す要部拡大断面図である。
以下、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態による自動車用制御装置の構成について説明する。
最初に、図1〜図2を用いて、本実施形態による自動車用制御装置の全体構成について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による自動車用制御装置の全体構成を示す断面図である。図2は、本発明の一実施形態による自動車用制御装置の全体構成を示す分解図である。なお、図1〜図2において、同一符号は同一部分を示している。
図1に示すように、本実施形態の自動車用制御装置は、主として、基板100と、カバー130と、ケース500と、第1のコネクタ300と、第2のコネクタ200とから構成されている。カバー130及びケース500は、それぞれ、アルミダイキャストにより図示の断面形状に成形されている。基板100は、カバー130とケース500とを合わせることにより形成される空間内に保持固定されている。カバー130及びケース500により、基板100を内部に収納保持する筐体が形成される。
第1のコネクタ300は、図示されていない制御対象の機器と直接接続される。第2のコネクタ200は、図示されていない他の制御装置と接続させるために用いられる。本実施形態の自動車用制御装置が、例えば、自動変速機の制御装置である場合、制御対象の機器とは、自動変速機である。自動変速機のケースには、コネクタが固定されており、第1のコネクタは、この自動変速機のケースに固定されたコネクタに直挿しされ、接続される。他の制御装置とは、例えば、エンジンコントロールユニットなどである。エンジンコントロールユニットと自動変速機の制御装置とは、ワイヤーハーネスにより接続され、CAN等により互いに通信可能である。ワイヤーハーネスの両端にはそれぞれコネクタが取り付けられており、第2のコネクタ200は、ワイヤーハーネスに取り付けられた2つのコネクタの内の一方のコネクタと接続される。第1のコネクタ300及び第2のコネクタ200は、それぞれ樹脂モールドにより予め成形されている。
電子部品110及びパターンにより構成された回路を備える基板100に、第2のコネクタ200の端子210が、はんだ120により接続されている。基板100には、電解コンデンサやコイルなどの電気部品170が取り付けられている。
一方、第1のコネクタ300は、カバー130にあらかじめ防水及び固定用の接着剤400により固定されている構成となっている。基板100は、カバー130にネジ160により固定される。また、基板100は、コネクタ300の端子310とはんだ120により接続される構造となっている。また、カバー130とケース500が組みつけられ、その間の基板100が配置される空間は、防水用接着剤150が介在することで防水性を確保できるよう構成されている。
コネクタ200には、ケース500と接着,固定させるための接着剤600が塗布される溝240が設けられており、ケース500に設けられている接着部510と接着剤600により固定される構造となっている。電子部品110は、動作させることで自己発熱する。この自己発熱を伝熱するために、ケース500には、発熱する電子部品110の方向に突出した構造の伝熱用凸部520、放熱用のフィン530が一体的に設けられており、伝熱用部材700により接続されて自己発熱を伝熱,放熱する機能をもつように構成されている。伝熱用部材700としては、例えば、金属フィラー入りのシリコン接着剤を用いている。
また、コネクタ200は、一体的に成形された、カバー130に対する保持部223を備えている。保持部223は、基板100に設けられた貫通穴を通過して、基板100の下側に突出している。そして、保持部223の先端の位置には、保持部223が当接する受け部136がカバー130と一体的に設けられている。コネクタ200に対して、他の制御装置と接続するためにワイヤーハーネスの一方の端部に設けられたコネクタを接続する際に、コネクタ200にくわえられた力は、保持部223を介して受け部136に受けられるため、外力に対して強い構造となっている。また、保持部223は、基板100の貫通穴を貫通する構成とすることで、コネクタ200を基板100に位置決めするときの位置決め穴としも用いられる。

コネクタ300にも、カバー130と固定するために接着剤400のための溝320が設けられている。更に、コネクタ200は、基板100に固定,保持させるための保持部220がモールド部230に設けられている構成となっている。このように、本実施形態では、制御対象機器に直挿しされるコネクタ300は、筐体であるカバー130の外側から筐体(カバー130)に固定される構造としている。
前述したように、コネクタ300は、自動変速機のケースに固定されたコネクタに直挿しされ、接続される。従って、コネクタ300を、自動変速機のケースに固定されたコネクタに直挿しする際には、図1の上方から力が加えられる。コネクタ300と自動変速機のケースに固定されたコネクタが接続されるとき、自動変速機のケース側からの反作用力は、コネクタ300の上端部からカバー130の下面に伝えられ、カバー130で受けられる構造である。従って、接続時の大きな外力にも十分な保持能力を確保できる構成となっている。
また、カバー130は、取り付け用フランジ131が一体的に成形されている。取り付け用フランジ131には穴が形成されている。コネクタ300が自動変速機のケースに固定されたコネクタに直挿しされ、接続された後、フランジ131の穴にボルトを挿入し、このボルトにより、自動変速機のケースに、本実施形態の自動車用制御装置が固定される。
コネクタ200及びコネクタ300には、端子210,310とモールド部230,330との間を防水する封止剤800,900が設置されている。コネクタ200,300の固定用接着剤400,600、カバー130、ケース500間の防水用接着剤150、伝熱部材700、封止剤800,900は、考慮しなければならない溶液,気体の種類により、適した材質,特性のものを選択する必要があり、全て同一部材を用いてもよいし、別の部材を設定してもよい構成となっている。
全ての同一の部材を用いる場合、固定用接着剤400,600、防水用接着剤150、伝熱部材700、封止剤800,900としては、シリコン系接着剤を用いることができる。但し、伝熱部材700としては、前述のように、金属フィラー入りのシリコン系接着剤を用いる。また、封止剤800,900としては、ポッティング用のシリコン系接着剤を用いる。ポッティング用のシリコン系接着剤は接着剤としての機能よりは、封止剤としての機能が大きいものである。
また、例えば、前述のように、本実施形態の自動車用制御装置が自動変速機の制御装置であり、制御対象の機器が自動変速機である場合、自動変速機の内部には潤滑油が収納されている。この潤滑油が漏れたりした場合にも、コネクタ300とカバー130との間の接着や封止を完全なものとするため、固定用接着剤400、封止剤900としては、油に強いエポキシ系接着剤を用いる。
次に、図2により、図1のように構成された制御装置の組み立て工程について説明する。
基板100に制御するための電子部品110が、はんだ120により接続される。その後、コネクタ200が基板100に搭載される。その際に、コネクタ200に設けられた保持部220により、機械的に固定、保持される。コネクタ200には、あらかじめ端子210部の防水用の封止剤800が塗布されている。その後、コネクタ200の端子210と基板100がはんだ120により接続される。
一方で、カバー130にコネクタ300が保持,固定のための接着剤400により固定される。コネクタ300にも、端子310の防水用接着剤900があらかじめ塗布されている。このカバー130に基板100が固定される。その際にコネクタ300の端子310が、基板100とはんだ120により接続される。
次に、コネクタ200のケースとの接着剤用溝240に固定,保持,防水用の接着剤600が塗布され、カバー130には防水用の接着剤150が塗布される。また、伝熱用の接着剤700も基板上に塗布される。この状態にケース500が組みつけられ、固定される。
これにより、各部との接着,固定,伝熱経路が形成されることになる。
以上説明したように、本実施形態の自動車用制御装置におけるコネクタ200と、ケース500の組立順としては、コネクタ200の基板100への取付が先となる。その後、カバー130にケース500が組み付けられる。これは、この工程を逆にして、カバー130にケース500を組み付けた後、コネクタ200を組み付けようとすると、コネクタ200と基板100との接続ができないためである。
従って、このような組立工程を経た本実施形態の自動車用制御装置の構造上の特徴としては、他の制御装置と接続される第2のコネクタ200は、基板100に保持,固定された上で、制御装置の内部から筐体(ケース500)に固定されたものとなる。
次に、図3を用いて、本実施形態による自動車用制御装置におけるコネクタの保持部の各種構成について説明する。
図3は、本発明の一実施形態による自動車用制御装置におけるコネクタの保持部の各種構成の要部を示す断面図である。なお、図1〜図2と同一符号は同一部分を示している。
図3(A)に示す例において、コネクタ200と一体的に成形された、カバー130に対する保持部223と、カバー130と一体的に設けられており、保持部223が当接する受け部136の構成は、図1に示したものと同じである。
それにくわえて、本例では、コネクタ200と一体的に成形された、基板100に対する保持部220を備えている。保持部220は、ネジ160により、基板100に固定される。コネクタ200に対して、他の制御装置と接続するためにワイヤーハーネスの一方の端部に設けられたコネクタを接続する際に、コネクタ200にくわえられた力は、保持部220を介して基板100で受けられるため、外力に対して強い構造となっている。
図3(B)に示す例において、コネクタ200と一体的に成形された、カバー130に対する保持部223Aは、図3(A)に比べて短くなっている。一方、カバー130と一体的に設けられており、保持部223が当接する受け部136Aは、図3(A)に比べて長く、基板100の貫通穴を貫通している。カバー130に対する保持部223Aは、受け部136Aに当接している。コネクタ200に対して、他の制御装置と接続するためにワイヤーハーネスの一方の端部に設けられたコネクタを接続する際に、コネクタ200にくわえられた力は、保持部223Aを介して受け部136Aに受けられるため、外力に対して強い構造となっている。
また、本例では、コネクタ200と一体的に成形された、基板100に対する保持部220Aを備えている。保持部220Aは、スナップフィットにより、基板100に固定される。コネクタ200に対して、他の制御装置と接続するためにワイヤーハーネスの一方の端部に設けられたコネクタを接続する際に、コネクタ200にくわえられた力は、保持部220Aを介して基板100で受けられるため、外力に対して強い構造となっている。
図3(C)に示す例において、コネクタ200と一体的に成形された、カバー130に対する保持部223Bは、図3(B)に比べて短くなっている。一方、カバー130と一体的に設けられており、保持部223が当接する受け部136Bは、図3(B)に比べて長く、基板100の貫通穴を貫通し、基板100の上部から突出している。カバー130に対する保持部223Bは、受け部136Bに当接している。コネクタ200に対して、他の制御装置と接続するためにワイヤーハーネスの一方の端部に設けられたコネクタを接続する際に、コネクタ200にくわえられた力は、保持部223Bを介して受け部136Bに受けられるため、外力に対して強い構造となっている。
また、本例では、コネクタ200と一体的に成形された、基板100に対する保持部220Bを備えている。保持部220Bは、圧入により、基板100に固定される。コネクタ200に対して、他の制御装置と接続するためにワイヤーハーネスの一方の端部に設けられたコネクタを接続する際に、コネクタ200にくわえられた力は、保持部220Bを介して基板100で受けられるため、外力に対して強い構造となっている。
次に、図4を用いて、本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造について説明する。
図4は、本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造を示す要部拡大断面図である。なお、図1〜図3と同一符号は、同一部分を示している。
図1に示したコネクタ300は、制御対象機器(例えば、自動変速機)に本実施形態の制御装置が取り付けられる際に、制御対象機器に設置されている相手側コネクタと勘合される。その後、本実施形態の制御装置が、制御対象機器にボルトBT等により固定される。
ボルトBTで締め付ける際、最後に、ボルトBTの頭の部分がカバー130の取り付け用フランジ部131と接触すると、ボルトBTの締め付け用の回転力により、本実施形態の制御装置が回転し、その結果、その力が、コネクタ300に伝わり、図1に示したコネクタ300と制御対象機器に設置されている相手側コネクタとの間の接触不良を引き起こす恐れがある。
そこで、本実施形態では、機器への取り付け用フランジ部131に突起部132が一体的に設けられている。突起部132は、制御対象機器の取り付け部APに食い込み、これにより、本実施形態の制御装置が、ボルト等により固定された際に回転するのを防止できる。
次に、図5〜図7を用いて、本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造の他の例について説明する。
図5〜図7は、本発明の一実施形態による自動車用制御装置に用いる位置決め構造の他のを示す要部拡大断面図である。なお、図1〜図4と同一符号は、同一部分を示している。また、図5(A)は左側面図であり、図5(B)は平面図である。また、図6(A)は左側面図であり、図6(B)は平面図である。
図5に示すように、他の第1の例では、ベースの取り付け用フランジ部131には、凸部133が設けられ、回転方向にずれる際に、機器APの側の凸部AP−Pに、凸部133が係合して、回転を防止する構成となっている。
また、図6に示すように、他の第2の例では、制御装置の側に、ベースの取り付け用フランジ部131に凹部134が設けられ、機器APの側の凸部AP−P’に、凸部133が係合して、回転を防止する構成となっている。
また、図7に示すように、他の第3の例では、取り付け用フランジ131のボルト挿入穴135が高精度に製作され、少なくとも2箇所で回転を防止するように構成され、その内1つの穴が丸状で取り付けられるボルトに少ないクリアランスで設定され、もう1つが長穴135Aで形成されている。
以上説明したように、本実施形態によれば、簡単な構成で制御対象機器に直接接続でき、更に他の制御装置等と接続でき防水性,接続部や基板への負担も減らして、信頼性を向上することができる。
100…基板
110…電子部品
120…半田
130…カバー
131…取り付け用フランジ部
132…突起部
136…凸部
134…凹部
135…穴部
150…防水用接着剤
200,300…コネクタ
210,310…端子
220…保持部
221…スナップフィット部
222…圧入用ピン部
223…位置決め用ピン部
230,330…モールド部
240,320…溝部
400,600…固定、防水用接着剤
500…ケース
510…接着部
520…伝熱用凸部
530…放熱用フィン部
700…伝熱用部材
800,900…封止剤

Claims (8)

  1. 電子部品を搭載する基板と、
    制御対象機器に取り付ける際に直挿しされる第1のコネクタと、
    他の制御装置と接続されるための第2のコネクタと、
    前記基板を内部に収納保持するとともに、前記第1及び第2のコネクタが取り付けられる筐体とを有する防水構造の自動車用制御装置であって、
    前記第1のコネクタは、前記筐体の外側から筐体に固定される構造であり、
    前記第2のコネクタは、前記基板に保持・固定された上で、前記制御装置内部から筐体に固定されているとともに、
    前記筐体には、前記第1のコネクタの端部が挿入される穴と前記穴の周りに前記筐体の外側に向けて突出する突部が形成され、
    前記第1のコネクタの前記筐体側の端部には、前記突部に対向する溝部が形成され、
    前記筐体に形成された前記突部は、前記第1のコネクタに形成された前記溝部と嵌合し、
    前記第2のコネクタには、一体成形された筐体に対する保持部を備え、
    該保持部は、前記基板の貫通穴を介して、前記第1のコネクタ側の前記筐体の内部に設けられた受け部に当接することを特徴とする自動車用制御装置。
  2. 請求項1記載の自動車用制御装置において、
    前記第1のコネクタは、基板の、前記制御対象機器と向き合う側から接続され、
    前記第2のコネクタは、前記制御対象機器と向き合う面の裏側から接続されたことを特徴とする自動車用制御装置。
  3. 請求項1記載の自動車用制御装置において、
    前記第1及び第2のコネクタは、それぞれ、コネクタ内の端子部とモールド部の防水するための封止剤が配置されていることを特徴とする自動車用制御装置。
  4. 請求項1記載の自動車用制御装置において、
    前記第2のコネクタが固定される筐体は、内装される前記基板の発熱を放熱するためのフィンが設置されていることを特徴とする自動車用制御装置。
  5. 請求項1記載の自動車用制御装置において、
    制御用の大型の電解コンデンサ若しくはコイルは、前記基板の前記制御対象機器と向き合う面の裏側に配置されることを特徴とする自動車用制御装置。
  6. 請求項1記載の自動車用制御装置において、
    前記第1のコネクタを前記筐体に固定するための接着剤はエポキシ系の接着剤であり、前記第2のコネクタを前記筐体に固定するための接着剤はシリコーン系の接着剤であることを特徴とする自動車用制御装置。
  7. 請求項1記載の自動車用制御装置において、
    前記筐体は、前記制御対象機器に取り付けられる箇所に設けられた、筐体に制御装置取り付け時の回転防止機構を備えることを特徴とする自動車用制御装置。
  8. 請求項記載の自動車用制御装置において、
    前記回転防止機構は、前記制御対象機器との接触面に、機器側に向かうように設置されている突起であり、前記突起は前記制御対象機器に食い込むことを特徴とする自動車用制御装置。
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