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JP5584453B2 - 遮熱カバー - Google Patents

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JP5584453B2 JP2009275536A JP2009275536A JP5584453B2 JP 5584453 B2 JP5584453 B2 JP 5584453B2 JP 2009275536 A JP2009275536 A JP 2009275536A JP 2009275536 A JP2009275536 A JP 2009275536A JP 5584453 B2 JP5584453 B2 JP 5584453B2
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Description

この発明は、例えば、自動車等のエンジン部分における熱源部分からの熱の放散を防止する遮熱カバーに関する。
従来から、例えば、自動車等のエンジン部分における排気管、特にエキゾーストマニホールド(以下において、エキマニ)や触媒部分等の熱を発する熱源部分からの熱の放散を防止するため、熱源部分を覆うように設置する遮熱カバーが用いられている。また、燃費向上や排ガスのクリーン化のため、排ガス温度は上昇傾向にある。
このような遮熱カバーにより、周辺部品への熱害を防止することができるものの、排気管の温度が著しく上昇し、耐熱性能の高い材料を使用する必要があり、コストアップの一因となっている。
そこで、遮熱カバーの排気管側の表面に黒色アルマイト加工を施して、排気管から放射される熱を遮熱カバーで吸熱して、遮熱カバー内の温度を低減させる遮熱カバーが提案されている(特許文献1参照)。
しかし、上記特許文献1の遮熱カバーの場合、遮熱カバー内の温度を低減させることができるが、熱源部分から放射される熱の放散を防止して、周辺部品への熱害を防止するという遮熱カバーの効果が低減するといった問題がある。
また、上記特許文献1の遮熱カバーを含むこれまでの遮熱カバーは、素地色、つまり金属色そのまま、或いは、遮熱機能に基づくめっき加工等が施されているに過ぎず、見た目に無機質であった。
しかし、ユニバーサル化の観点や、趣向の多様性の観点からも、このような遮熱カバーは満足できるものではなかった。詳しくは、例えば、遮熱カバーは上述したように高温になるため、触れると大やけどする危険性がある。これまではコーションマーク等を装着して危険性をアピールしていたが、情報獲得にハンディキャップがある高齢者および障害者に対してもさらにアピールすることで、全ての人が危険であることを容易に認識できるユニバーサルデザインの必要があると考える。また、趣向の多様化から、エアロパーツやアルミホイール等の車両の外観のみならず、エンジンルーム内や底面部分等のデザイン性にこだわる利用者もいるが、そのようなこだわりのある利用者の要望に応える様なデザイン性のある遮熱カバーは存在していなかった。
実開平5−47339号公報
そこでこの発明は、例えば自動車のエンジン部分等における熱源からの熱の放散を確実に防止するとともに、多様な要望に対して容易に対応できる遮熱カバーの提供を目的とする。
この発明は、熱源から放射される熱の放散を遮蔽すべく、前記熱源の近傍に設置する遮熱カバーであって、薄アルミ板の両表面のうち少なくとも一方の表面に、黒色の金属製シートを積層するとともに、山部と谷部とが交互に連続して所定方向に連なるとともに、前記所定方向に交差する方向において、各山部と谷部との高さがそれぞれ、一定間隔で頂部と底部とを繰り返して形成され、山部と谷部とが、前記所定方向において、幅広と幅狭とを一定間隔毎に交互に繰り返したコルゲート形状となるようにコルゲート加工することで、積層する前記薄アルミ板と黒色の前記金属製シートとが一体化した積層黒色コルゲートシートを構成し、該積層黒色コルゲートシートを前記熱源の立体形状に対応させた立体形状に形成して積層立体コルゲートカバー体を構成したことを特徴とする。
上記熱源は、自動車等のエンジン部分における排気管(特にエキマニ)や触媒部分、あるいはCPU等の電子的発熱部品等とすることができる。
この発明により、例えば、自動車等のエンジン部分における熱源部分からの熱の放散を確実に防止するとともに、多様な要望に対して容易に対応できる遮熱カバーを構成することができる。
詳しくは、例えば、排気管の耐熱性に応じて遮熱効果と吸熱効果とのバランスを調整した吸熱性のある有色加工を施すことにより、適宜の耐熱性能を有する材料を用いればよく、材料選定の幅がひろがり、材料コストの低減を図ることができる。
コルゲートシートは、薄い薄アルミ板と黒色の前記金属製シートとを一体化させたものであってもコルゲート加工により形状加工性及び形状保持性が高いため、軽く、容易に熱源の形状に応じた立体形状の遮熱カバーを形成することができる。また、薄い薄アルミ板でコルゲートシートを構成した遮熱カバーは熱容量が低いため、黒色加工した遮熱カバーの場合、遮熱カバーが吸収した熱を放射し、所望の放熱効果を得ることができる。
また、薄アルミ板の両表面のうち少なくとも一方の表面に、黒色の金属製シートを積層するとともに、山部と谷部とが交互に連続して所定方向に連なるとともに、前記所定方向に交差する方向において、各山部と谷部との高さがそれぞれ、一定間隔で頂部と底部とを繰り返して形成され、山部と谷部とが、前記所定方向において、幅広と幅狭とを一定間隔毎に交互に繰り返したコルゲート形状となるようにコルゲート加工することで、積層する前記薄アルミ板と黒色の前記金属製シートとが一体化した積層黒色コルゲートシートを構成し、該積層黒色コルゲートシートを前記熱源の立体形状に対応させた立体形状に形成して積層立体コルゲートカバー体を構成するため、容易且つ確実に表面が黒色処理された遮熱カバーを構成することができる。
詳しくは、山部と谷部とが交互に連続して所定方向に連なるとともに、前記所定方向に交差する方向において、各山部と谷部との高さがそれぞれ、一定間隔で頂部と底部とを繰り返して形成され、山部と谷部とが、前記所定方向において、幅広と幅狭とを一定間隔毎に交互に繰り返したコルゲート形状となるコルゲート加工によって、薄アルミ板と積層された黒色の金属製シートとを、固定するための別工程を要することなく、一体化させて固定することができるため、細部まで確実に黒色加工されたコルゲートシートを容易に形成することができる。したがって、所望の放熱作用を有する遮熱カバーを得ることができる。また、黒色の金属製シートを固定するため、塗装ムラの等のない均一な黒色の遮熱カバーを構成することができる。
本発明により、例えば、自動車等のエンジン部分等における熱源からの熱の放散を確実に防止するとともに、多様な要望に対して容易に対応できる遮熱カバーの提供することができる。
遮放熱ヒートプロテクトの斜視図。 遮放熱ヒートプロテクトの正面図。 遮放熱ヒートプロテクトの背面図。 遮放熱ヒートプロテクトの装着状態を示す概略正面図。 遮放熱ヒートプロテクトの装着状態を示す概略側面図。 両面黒色コルゲートシートについての説明図。 遮放熱ヒートプロテクトの製造方法についての説明図。 遮放熱ヒートプロテクトの製造方法についての説明図。 積層黒色コルゲートシートについての説明図。 片積層黒色コルゲートシートの製造方法についての説明図。 両積層黒色コルゲートシートの製造方法についての説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は遮放熱ヒートプロテクト1の斜視図を示し、図2は遮放熱ヒートプロテクト1の正面図を示し、図3は遮放熱ヒートプロテクト1の背面図を示している。また、図4は遮放熱ヒートプロテクト1の装着状態の概略正面図を示し、図5は遮放熱ヒートプロテクト1の装着状態の概略側面図を示している。さらに、図6はコルゲートシートについての説明図を示し、図7、8は遮放熱ヒートプロテクト1の製造方法についての説明図示している。
車のエンジン100のエキマニ101を覆うように設置するヒートインシュレータである遮放熱ヒートプロテクト1は、図2及び3における正面1cの中央付近に一部図示するように、後述する両面黒色コルゲートシート20によって構成されたヒートプロテクト本体6により、平面視略逆おにぎり形状、且つ背面側及び下方(図2において下)が開放された略ドーム状の立体形状で形成している。
遮放熱ヒートプロテクト1は、ヒートプロテクト本体6に、緩衝機能付固定治具2、コーションマーク3、係止フック4及び反射アルミ板10を装着して構成している。
ヒートプロテクト本体6は、2本のエキマニ101の立体形状に応じた立体形状で形成するとともに、下方の開口部分1aを、パイプ状のエキマニ101を2本跨ぐような態様で覆うよう略半楕円状に開口している。
なお、図1及び図2で見える遮放熱ヒートプロテクト1の表面をアウター側表面1Aとし、図3で見える遮放熱ヒートプロテクト1の表面をインナー側表面1Bとしている。
緩衝機能付固定治具2は、遮放熱ヒートプロテクト1をエンジン100にボルト固定するための固定治具であり、ヒートプロテクト本体6の上面部分1bの左右2箇所と、ヒートプロテクト本体6の正面1cの下方に配置している。
また、コーションマーク3は、「触るな危険」の意味を表すマークプレートであり、ヒートプロテクト本体6の上面部分1bにおける左右方向中央付近に配置している。
係止フック4は、エンジン100に固定された遮放熱ヒートプロテクト1に係止して固定する被固定物の係止を許容する係止フックであり、ヒートプロテクト本体6の正面左側側面1dに配置している。
反射アルミ板10は、無塗装で可撓性のある薄アルミ板を、装着部位の立体形状に合わせて形成し、アウター側表面1Aとインナー側表面1Bにおけるヒートプロテクト本体6の正面1cと上面部分1bとの屈曲部分の正面視右側(背面視左側)と、ヒートプロテクト本体6の下方の緩衝機能付固定治具2の周囲に装着している。
なお、緩衝機能付固定治具2の周囲に装着した反射アルミ板10bは、緩衝機能付固定治具2に対応する部分の周囲を円形状にくり貫いて円形開口を形成している。また、反射アルミ板10は遮放熱ヒートプロテクト1に対して、図示省略するリベットによって固定されている。
このように構成された遮放熱ヒートプロテクト1は、図5に示すように、エンジン100の正面側に突出するように装着されたエキマニ101を、エンジン100とで前後方向(図5において左右方向)から挟み込む態様で、図4に示すように、正面側から緩衝機能付固定治具2を用いてボルト固定によって取り付けられる。
次に、ヒートプロテクト本体6を構成する両面黒色コルゲートシート20について説明する。なお、図6(a)は両面黒色コルゲートシート20の斜視図を示している。また、図6(b)は図6(a)におけるI−I端面図を示し、図6(c)は図6(a)におけるII−II端面図を示し、図6(d)は図6(a)におけるIII−III端面図を示している。
両面黒色コルゲートシート20は、図6(b),(c)に示すように、山部21と谷部22とが交互に連続してX方向に連なるとともに、Y方向において、各山部21と谷部22との高さがそれぞれ、図6(d)に示すように、一定間隔で頂部(21a,22a)と底部(21b,22b)とを繰り返して形成されたコルゲート形状のアルミ板である。
なお、山部21と谷部22とは、X方向において、幅広と幅狭とを一定間隔毎に交互に繰り返して上記コルゲート形状を形成している。また、両面黒色コルゲートシート20の両表面は黒色塗装が施されている。さらにまた、上述した反射アルミ板10は、図6(b),(c),(d)において点線で示すように、遮放熱ヒートプロテクト1を構成する立体形状の両面黒色コルゲートシート20の上下両側から挟みつける態様で固定される。
続いて、上述のような構成の遮放熱ヒートプロテクト1の製造方法について、図7及び8とともに説明する。
まず、図7に示すように、所定の大きさで可撓性を有する薄アルミ板31の両表面に黒色塗装32して黒色アルミ板30を形成する。なお、本実施例においては、つや消しブラックの耐熱性塗料により黒色塗装32を行ったが、これに限定されず、吸熱性のある濃色塗料(例えば、つやありブラック、濃紺等)による塗装や、黒色塗装32の替わりに黒色アルマイト加工等の表面加工を施してもよい。
このように、黒色塗装32した黒色アルミ板30を、上述したようなコルゲート形状となるようにコルゲート加工をコルゲート成形装置(図示省略)で行って、両面黒色コルゲートシート20を構成する。
そして、図8(a)に示すように、両面黒色コルゲートシート20を、エキマニ101の形状に応じた上述の立体形状のヒートプロテクト本体6を形成し、図8(b)に示すように、緩衝機能付固定治具2、コーションマーク3及び係止フック4をヒートプロテクト本体6の所定箇所に装着する。
さらには、ヒートプロテクト本体6における装着部位を上下から挟み込む態様でヒートプロテクト本体6の所定箇所に反射アルミ板10(10a,10b)を取り付け、図示省略するリベットで反射アルミ板10をヒートプロテクト本体6に固定して遮放熱ヒートプロテクト1を完成させる。
このような製造方法で製造され、上記構成の遮放熱ヒートプロテクト1を、図4,5に示すように、エキマニ101をエンジン100とで前後方向(図5において左右方向)から挟み込む態様で、正面側から緩衝機能付固定治具2を用いてボルト固定することにより、所望の放熱効果と、熱害を防止する周辺部品に対する遮熱効果とを両立して得ることができる。つまり、エキマニ101から放射される熱の放散をコントロールし、所望の放熱効果と遮熱効果を達成している。
詳しくは、ヒートプロテクト本体6を構成する両面黒色コルゲートシート20の全体に黒色塗装32を施し、ヒートプロテクト本体6における遮熱効果を有する部位に対して部分的に、反射性の高い反射アルミ板10を備えたことにより、黒色塗装32を施した部位においては所望の放熱作用を奏し、反射アルミ板10を備えた部位においては確実な遮熱効果を奏することができる。
また、遮放熱ヒートプロテクト1を、排気管の耐熱性に応じて遮熱効果と吸熱効果とのバランスを調整した吸熱性のある黒色塗装32を施した両面黒色コルゲートシート20で構成しているため、エキマニ101を適宜の耐熱性能を有する材料を用いればよく、材料選定の幅がひろがり、材料コストを低減することができる。
例えば、反射アルミ板10を備えず、ヒートプロテクト本体6における遮熱効果を有する部位をマスキングし、その他の部位に対して黒色塗装32を施して、上述したような、一つの遮放熱ヒートプロテクト1におけるエキマニ101の材料に応じた放熱効果と、熱害を防止する周辺部品に対する遮熱効果を両立させる場合、マスキングをセットする工程及びマスキングを外す工程の2工程が増える。なお、このときのマスキングは、精度良くセットする必要があり、作業性が悪く生産性が低い。
これに対して、遮放熱ヒートプロテクト1のように、全体に黒色塗装32を施してから、必要箇所に予め形成された反射アルミ板10を取り付ける場合、反射アルミ板10の装着工程の1工程のみの増加ですむ。また、予め形成された反射アルミ板10を取り付けるため、取り付け精度さえ確保すればよいため、作業性がよく、生産性を向上することができる。
また、可撓性を有する薄アルミ板31をコルゲート加工した両面黒色コルゲートシート20で遮放熱ヒートプロテクト1を構成したことにより、形状加工性及び形状保持性が高いため、軽く、容易にエキマニ101の形状に応じた立体形状の遮放熱ヒートプロテクト1を形成することができる。
また、薄アルミ板31で両面黒色コルゲートシート20を構成しているため、遮放熱ヒートプロテクト1の熱容量が低くなり、黒色塗装32した遮放熱ヒートプロテクト1が吸収した熱を放射するため、所望の放熱効果を得ることができる。
さらにまた、薄アルミ板31の両表面に黒色処理を施して黒色アルミ板30を構成し、黒色アルミ板30をコルゲート加工して両面黒色コルゲートシート20を構成し、両面黒色コルゲートシート20をエキマニ101の立体形状に対応させた立体形状に形成してヒートプロテクト本体6を構成するため、容易且つ確実に表面が黒色処理された遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができる。
詳しくは、コルゲート加工してから黒色塗装32を行う場合、コルゲート形状における細部にまで黒色塗装32を行うことは困難であるが、本発明のように、表面に黒色塗装32を施した黒色アルミ板30をコルゲート加工して両面黒色コルゲートシート20を構成するため、細部まで確実に黒色塗装32された両面黒色コルゲートシート20を形成することができる。
なお、上述の遮放熱ヒートプロテクト1は、黒色塗装32された黒色アルミ板30をコルゲート加工した両面黒色コルゲートシート20によって構成したが、黒色塗装32の替わりに、黒色アルミ箔41を固定した片積層黒色コルゲートシート40で遮放熱ヒートプロテクト1を構成してもよい。詳しくは、片積層黒色コルゲートシート40におけるI−I端面、II−II端面、III−III端面を図示する図9(a),(b),(c)及び片積層黒色コルゲートシート40の製造方法を図示する図10に示すように、薄アルミ板31と、その片側に配置した黒色アルミ箔41とを積層し、コルゲート加工することにより、上述したように、図9に示すコルゲート形状において薄アルミ板31と黒色アルミ箔41とが固定された片積層黒色コルゲートシート40を容易に構成することができる。
この片積層黒色コルゲートシート40を用いて遮放熱ヒートプロテクト1を構成することにより、薄アルミ板31の両表面のうちインナー側表面1Bに、黒色アルミ箔41を積層するとともに、コルゲート加工して片積層黒色コルゲートシート40を構成し、片積層黒色コルゲートシート40をエキマニ101の立体形状に対応させた立体形状に形成して積層立体コルゲートカバー体を構成するため容易且つ確実に表面が黒色処理された遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができる。したがって、図4,5に示すように、エキマニ101を略囲繞するように遮放熱ヒートプロテクト1を取り付けることで、確実な遮熱効果と所望の放熱作用とを両立することができる。
また、コルゲート加工によって、薄アルミ板31と積層された黒色アルミ箔41を固定することができるため、細部まで確実に黒色加工された片積層黒色コルゲートシート40を容易に形成することができる。このように、薄アルミ板31と黒色アルミ箔41とを固定するための別工程を要さないため、片積層黒色コルゲートシート40を構成するためのコストを低減することができる。したがって、所望の放熱作用を有する遮放熱ヒートプロテクト1を得ることができる。また、黒色アルミ箔41を固定するため、塗装ムラの等のない均一な黒色の遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができる。
さらには、図11に示すように、薄アルミ板31の上下両側に黒色アルミ箔41を配置してコルゲート加工することで両積層黒色コルゲートシート42を構成し、アウター側表面1A及びインナー側表面1Bが黒色アルミ箔41で被覆された遮放熱ヒートプロテクト1を構成してもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の熱源は、エキマニ101に対応し、
以下同様に、
遮熱カバーは、遮放熱ヒートプロテクト1に対応し、
遮熱カバー本体及び黒色処理立体コルゲートカバー体は、ヒートプロテクト本体6に対応し、
内側表面は、インナー側表面1Bに対応し、
外側表面は、アウター側表面1Aに対応し、
有色加工及び表面の塗装は、黒色塗装32及び注意喚起色塗装に対応し、
表面加工は、黒色アルマイト加工に対応し、
有色シート及び黒色金属シートは、黒色アルミ箔41に対応し、
吸熱色加工は、黒色塗装32に対応し、
反射手段は、反射アルミ板10,10a,10bに対応し、
コルゲートシート及び黒色処理コルゲートシートは、両面黒色コルゲートシート20に対応し、
積層黒色コルゲートシートは、片積層黒色コルゲートシート40及び両積層黒色コルゲートシート42に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、遮放熱ヒートプロテクト1のインナー側表面1Bを上述の説明のとおり黒色塗装32を施し、アウター側表面1Aを黄色や赤色等の注意喚起色で塗装したコルゲートシートを用いて遮放熱ヒートプロテクト1を構成してもよい。
さらには、アウター側表面1Aにコーションマークが印刷された金属製シートを固定したコルゲートシートを用いて遮放熱ヒートプロテクト1を構成してもよい。これにより、全ての人が危険であることを容易に認識できる遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができる。
また、アウター側表面1Aに、図柄やグラデーション等のデザイン性に優れた塗装やシートを施して遮放熱ヒートプロテクト1を構成してもよい。これにより、エンジンルーム内や底面部分等の意匠性を向上することができる。
このように、アウター側表面1Aに施す有色加工をさまざまな態様で行うことにより、機能性及び意匠製の優れた遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができ、利用者の満足度を向上することができる。
また、所望の反射率である素地を有する材料で反射アルミ板10を構成してもよい。これにより、遮熱性能を確実に有する遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができる。
さらには、反射アルミ板10とヒートプロテクト本体6との間に断熱材を介在させて、ヒートプロテクト本体6に反射アルミ板10を取り付けてもよい。これにより、さらに遮熱性能を向上させた遮放熱ヒートプロテクト1を構成することができる。
また、上記実施形態において、遮放熱ヒートプロテクト1をエンジン100のエキマニ101をカバーするように装着し、エキマニ101から放射される熱の放散をコントロールし、所望の放熱効果と遮熱効果を奏したが、例えば、コンピュータ等の電子機器において発熱するCPU等の発熱電子部品を遮放熱ヒートプロテクト1と同様のヒートプロテクト本体6と反射アルミ板10とで構成する遮放熱ヒートプロテクトでカバーしてもよく、この場合も所望の放熱効果と遮熱効果を達成することができる。
1…遮放熱ヒートプロテクト
1A…アウター側表面
1B…インナー側表面
6…ヒートプロテクト本体
10,10A,10B…反射アルミ板
20…両面黒色コルゲートシート
32…黒色塗装
40…片積層黒色コルゲートシート
41…黒色アルミ箔
42…両積層黒色コルゲートシート
101…エキマニ

Claims (1)

  1. 熱源から放射される熱の放散を遮蔽すべく、前記熱源の近傍に設置する遮熱カバーであって、
    薄アルミ板の両表面のうち少なくとも一方の表面に、黒色の金属製シートを積層するとともに、
    山部と谷部とが交互に連続して所定方向に連なるとともに、前記所定方向に交差する方向において、各山部と谷部との高さがそれぞれ、一定間隔で頂部と底部とを繰り返して形成され、山部と谷部とが、前記所定方向において、幅広と幅狭とを一定間隔毎に交互に繰り返したコルゲート形状となるようにコルゲート加工することで、積層する前記薄アルミ板と黒色の前記金属製シートとが一体化した積層黒色コルゲートシートを構成し、
    該積層黒色コルゲートシートを前記熱源の立体形状に対応させた立体形状に形成して積層立体コルゲートカバー体を構成した
    遮熱カバー。
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