JP5581239B2 - インクジェット記録装置用インク - Google Patents
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Description
本発明のインクジェット記録装置用インクは、水性インクであり、水を必須に含む。インクに含まれる水は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来から、水性インクの製造に使用されている水から、所望の純度の水を適宜選択して使用できる。本発明のインクジェット記録装置用インクにおける水の含有量は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されない。水の含有量は、後述する、他の成分の使用量に応じて適宜変更される。インクにおける典型的な水の含有量としては、インクの全質量に対して20〜70質量%が好ましく、25〜60質量%がより好ましい。
本発明のインクジェット記録装置用インクは、着色剤である顔料を含む顔料分散体を含む。顔料分散体中に含有させることができる顔料は、本発明の目的を阻害しない範囲で特に限定されず、従来からインクジェット記録装置用インクにおいて着色剤として使用されている顔料から適宜選択して使用できる。好適な顔料の具体例は、C.I.ピグメントイエロー74、93、95、109、110、120、128、138、139、151、154、155、173、180、185、193等の黄色顔料、C.I.ピグメントオレンジ34、36、43、61、63、71等の橙色顔料、C.I.ピグメントレッド122、202等の赤色顔料、C.I.ピグメントブルー15等の青色顔料、C.I.ピグメントバイオレット19、23、33等の紫色顔料、C.I.ピグメントブラック7等の黒色顔料等を挙げることができる。
本発明のインクジェット記録装置用インクは、インクの被記録媒体への浸透性を高める成分として浸透剤を含む。浸透剤は、炭素原子数8、又は9のアルカンジオールを含み、アルカンジオールの含有量は、インクの全質量に対して0.2質量%以上である。インクが、炭素原子数8、又は9のアルカンジオールを、その含有量がインクの全質量に対して0.2質量%以上となるように含有することにより、インクの被記録媒体に対する浸透性を顕著に改良でき、オフセットの発生を抑制できる。
本発明のインクジェット記録装置用インクは、浸透剤の他の液体成分として、インクに含まれる成分の溶解状態を安定化させる溶解安定剤、及びインクから液体成分の揮発を抑制してインクの粘性を安定化させる保湿剤からなる群より選択される1種以上の成分を含んでいてもよい。
本発明のインクジェット記録装置用インクの製造方法は、水、顔料分散体、及び浸透剤に対して、必要に応じ浸透剤の他の液体成分を加えた後、これらのインク成分を均一に混合することができれば特に限定されない。インクジェット記録装置用インクの製造方法の具体例としては、インクの各成分を混合機により均一に混合した後、孔径10μm以下のフィルターにより異物や粗大粒子を除去する方法が挙げられる。なお、インクジェット記録装置用インクを製造する際には、水、顔料分散体、及び浸透剤に対して、必要に応じて溶解安定剤、保湿剤等の浸透剤の他の液体成分や、界面活性剤、酸化防止剤、粘度調整剤、pH調整剤、防腐防カビ剤等の、従来、インクジェット記録装置用インクに加えられている種々の添加剤を加えることができる。
本発明のインクジェット記録装置用インクにより画像を形成する際に用いる画像形成装置は、インクジェット記録装置である限り特に限定されず、その記録方式は、記録ヘッドが記録媒体上を走査しながら記録を行うシリアル型であっても、装置本体に固定された記録ヘッドにより記録を行うラインヘッド型であってもよい。
分岐鎖アルカンジオール(C7):2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール
分岐鎖アルカンジオール(C8):2−エチル−1,3−ヘキサンジオール
分岐鎖アルカンジオール(C9):2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール
直鎖アルカンジオール(C8):1,2−オクタンジオール
直鎖アルカンジオール(C6):1,2−ヘキサンジオール
(スチレン−アクリル樹脂の製造)
顔料分散体の調製に用いるスチレン−アクリル樹脂をマクロモノマー合成法により製造した。具体的には、ポリスチレンの分子末端の一方に(メタ)アクリロイル基が結合したオリゴマー(AS−6、東亜合成株式会社製、数平均分子量(Mn)6,000)と、表1に構成モノマーとして記載されるメタクリル酸(MA)、メタクリル酸メチル(MMA)、及びアクリル酸ブチル(BA)から選択される共重合モノマーとを、メチルエチルケトン中で重合開始剤(2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル))の存在下、重合開始剤の使用量、重合温度、重合時間をそれぞれ変更して分子量の異なる樹脂1〜樹脂6を製造した。得られた樹脂の重量平均分子量(Mw)を、ゲルろ過クロマトグラフィー(HLC−8020GPC(東ソー株式会社製))を用いて下記条件により確認した。樹脂1〜樹脂6の重量平均分子量を表1に示す。また、得られた樹脂の酸価(mgKOH/g)を滴定により確認した。得られた樹脂1〜樹脂6の酸価を表1に示す。
カラム:TSKgel、Super Multipore HZ−H(東ソー株式会社製、4.6mmID×15cm)
カラム本数:3本
溶離液:テトラヒドロフラン
流速:0.35ml/分
サンプル注入量:10μl
測定温度:40℃
検出器:IR検出器
検量線は、標準試料(TSK standard,polystyrene、東ソー株式会社製)から、F−40、F−20、F−4、F−1、A−5000、A−2500、A−1000、及びn−プロピルベンゼンの8種を選択して作成した。
(顔料分散体の調製)
シアン色顔料としてP.B−15:3を用いた。顔料分散体の調製に用いる材料の質量の合計に対して、15質量%の顔料、6質量%のスチレン−アクリル樹脂(樹脂1)、及び0.5質量%の界面活性剤(オルフィンE1010、アセチレンジオールのエチレンオキシド付加物、日信化学工業株式会社製)と、水と、スチレン−アクリル樹脂の中和に必要な量の水酸化カリウムとを、ナノグレンミル(浅田鉄工株式会社製)に仕込み、ビーズ径0.5mmのジルコニアビーズをメディアとしてナノグレンミルに充填して、水冷しながら顔料とスチレン−アクリル樹脂とを混練して顔料分散体を得た。得られた顔料分散体をイオン交換水にて300倍に希釈して、動的光散乱式粒径分布装置(ゼータサイザー ナノ、シスメックス株式会社製)により顔料の体積平均粒径D50を測定し、顔料の体積平均粒径が70〜130nmの範囲となっていることを確認した。
表2に記載の比率で各成分を撹拌機により均一に混合した後、孔径5μmのフィルターによりろ過して、実施例1、実施例2、及び比較例1のインクを調製した。なお、表2に記載の含有量は、インク全質量に対する各成分の含有量を表す。また、グリセリンの使用量を調整して、インクの粘度を6mPa・sに調整した。
実施例1、実施例2、及び比較例1のインクの動的接触角を下記方法に従って測定し、インクの紙に対する浸透性を評価した。実施例1、実施例2、及び比較例1のインクの動的接触角の測定結果を図5に示す。
インクの紙への浸透挙動を動的接触角計(CCA40、Dataphysics社製)を用いて評価した。具体的には、シリンジに備え付けられた針の先端から試料を押し出して、針の先端に0.5〜1.0μLの液滴を形成し、この液滴を紙面上にタッチオフ法により付着させて動的接触角を測定した。
実施例1、実施例2、及び比較例1のインクのオフセット性を下記方法に従って評価した。実施例1、実施例2、及び比較例1のインクのオフセット性の評価結果を表3に示す。
ラインヘッド型の記録方式のインクジェット記録装置を用いて、常温常湿環境(23℃、60%RH)下にてオフセット性の評価を行った。記録ヘッドにインクを充填した後、記録ヘッドのノズル形成面から出ている余剰液をワイプブレードにより掻き取った。記録ヘッドのノズル面と記録紙との距離を1mmに設定した。一色当たりの被記録媒体へのインクの打ち込み量が15g/m2となるように設定し、シアン色インクのみを吐出して、10枚連続でベタ画像を印字した。被記録媒体を排出する排出部に備えられる、表面材質がポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)である従動ローラーと接触した後の被記録媒体の非印字部の状態と、従動ローラーへのインクの付着の状況を観察してオフセット性を評価した。オフセット性の評価の基準は以下の通りである。
○:記録液が排出ローラーに付着しておらず、非印字部に画像が版画されていない。
△:記録液が排出ローラーに付着しているが、非印字部に画像が版画されていない。
×:記録液が排出ローラーに付着しており、非印字部に画像が版画されている。
なお、インクジェット記録装置の被記録媒体の搬送速度は846.7mm/秒とした。また、インクの被記録媒体への着弾から従動ローラーへの到達までの時間は0.35秒であった。被記録媒体としては、用紙(IJW、王子製紙株式会社製)をA4サイズに切断したものを用いた。被記録媒体上に形成した画像のサイズは10×10cmとした。
実施例1、実施例2、及び比較例1のインクの印字濃度を下記方法に従って評価した。実施例1、実施例2、及び比較例1のインクの印字濃度の評価結果を表3に示す。
記録ヘッドから吐出されるインクの量を11pLに制御し、普通紙(A4、PPC用紙)にベタ画像を印字した。印字されたベタ画像の濃度を、濃度計(グレタグマクベス社製)により、同一画像について10回測定しその平均値を印字濃度とした。印字濃度1.0以上を良と判定し、印字濃度1.0未満を不良と判定した。
分岐鎖アルカンジオールの含有率を、表4に記載の率に変えることの他は、実施例1、又は2と同様にして、実施例3〜10、及び比較例2〜5のインクを調製した。実施例3〜10、及び比較例2〜5のインクについて、実施例1と同様に浸透性、オフセット性、及び印字濃度を評価した。実施例3〜10、及び比較例2〜5のインクの、接触角(0.05秒)、オフセット性評価結果、及び印字濃度評価結果について表4、及び表5に示す。
分岐鎖アルカンジオールの含有量を、表6に記載の含有量に変えることの他は、実施例2と同様にして、炭素原子数9の分岐鎖アルカンジオールを含む実施例11〜13のインクを調製した。実施例9〜13のインクについて、実施例1と同様に浸透性、及びオフセット性を評価した。また、実施例9〜13のインクについて、被記録媒体を普通紙(PPC用紙)から、インクジェット適性の高い印刷用紙(IJW 81g、王子製紙株式会社製)に変えることの他は、実施例1と同様にして印字濃度の評価を行った。実施例9〜13のインクの、接触角(0.05秒)、オフセット性評価結果、及び印字濃度評価結果について表6に示す。
アルカンジオールを、炭素原子数8のアルカンジオールから、炭素原子数8の直鎖アルカンジオールである1,2−オクタンジオールとすることの他は、実施例1と同様にしてインクを調製した。参考例1のインクについて、実施例1と同様に浸透性、オフセット性、及び印字濃度を評価した。実施例1、及び参考例1のインクの、接触角(0.05秒)、オフセット性評価結果、及び印字濃度評価結果について表7に示す。
表8に記載の種類のスチレン−アクリル樹脂を用いて顔料分散体を調製することの他は、実施例2と同様にして、実施例14〜16、比較例6、及び比較例7のインクを調製した。実施例14〜16、比較例6、及び比較例7のインクについて、実施例1と同様に浸透性、オフセット性、及び印字濃度を評価した。実施例2、実施例14〜16、比較例6、及び比較例7のインクの、接触角(0.05秒)、オフセット性評価結果、及び印字濃度評価結果について表8に示す。
樹脂1に変えて樹脂4を用いて顔料分散体を調製することと、インク中の顔料の含有量を表9に記載の含有量に変えることとの他は、実施例1と同様にして実施例17〜19のインクを調製した。また、樹脂1に変えて樹脂4を用いて顔料分散体を調製することと、インク中の顔料の含有量を表10に記載の含有量に変えることとの他は、比較例1と同様にして比較例8〜10のインクを調製した。さらに、樹脂1に変えて樹脂4を用いて顔料分散体を調製することと、インク中の顔料の含有量を表11に記載の含有量に変えることと、直鎖アルカンジオールとして炭素原子数6の1,2−ヘキサンジオールを用いることの他は、比較例1と同様にして比較例11〜13のインクを調製した。実施例17〜19、及び比較例8〜13のインクについて、実施例1と同様に浸透性、オフセット性、及び印字濃度を評価した。実施例17〜19、及び比較例8〜13のインクの、接触角(0.05秒)、オフセット性評価結果、及び印字濃度評価結果について表9〜表11に示す。
(黄色顔料分散体の調製)
黄色顔料としてP.Y−74を用いた。顔料分散体の調製に用いる材料の質量の合計に対して、15質量%の顔料、6質量%のスチレン−アクリル樹脂(樹脂4)、及び0.5質量%の界面活性剤(オルフィンE1010、アセチレンジオールのエチレンオキシド付加物、日信化学工業株式会社製)と、水と、スチレン−アクリル樹脂の中和に必要な量の水酸化カリウムとを、ナノグレンミル(浅田鉄工株式会社製)に仕込み、ビーズ径0.5mmのジルコニアビーズをメディアとしてナノグレンミルに充填して、水冷しながら顔料とスチレン−アクリル樹脂とを混練して顔料分散体を得た。得られた顔料分散体をイオン交換水にて300倍に希釈して、動的光散乱式粒径分布装置(ゼータサイザー ナノ、シスメックス株式会社製)により顔料の体積平均粒径D50を測定し、顔料の体積平均粒径が70〜130nmの範囲となっていることを確認した。
マゼンタ色顔料としてP.R−122を用いた。顔料分散体の調製に用いる材料の質量の合計に対して、15質量%の顔料、6質量%のスチレン−アクリル樹脂(樹脂4)、及び0.5質量%の界面活性剤(オルフィンE1010、アセチレンジオールのエチレンオキシド付加物、日信化学工業株式会社製)と、水と、スチレン−アクリル樹脂の中和に必要な量の水酸化カリウムとを、ナノグレンミル(浅田鉄工株式会社製)に仕込み、ビーズ径0.5mmのジルコニアビーズをメディアとしてナノグレンミルに充填して、水冷しながら顔料とスチレン−アクリル樹脂とを混練して顔料分散体を得た。得られた顔料分散体をイオン交換水にて300倍に希釈して、動的光散乱式粒径分布装置(ゼータサイザー ナノ、シスメックス株式会社製)により顔料の体積平均粒径D50を測定し、顔料の体積平均粒径が70〜130nmの範囲となっていることを確認した。
黒色顔料としてP.Bk−7を用いた。顔料分散体の調製に用いる材料の質量の合計に対して、15質量%の顔料、6質量%のスチレン−アクリル樹脂(樹脂4)、及び0.5質量%の界面活性剤(オルフィンE1010、アセチレンジオールのエチレンオキシド付加物、日信化学工業株式会社製)と、水と、スチレン−アクリル樹脂の中和に必要な量の水酸化カリウムとを、ナノグレンミル(浅田鉄工株式会社製)に仕込み、ビーズ径0.5mmのジルコニアビーズをメディアとしてナノグレンミルに充填して、水冷しながら顔料とスチレン−アクリル樹脂とを混練して顔料分散体を得た。得られた顔料分散体をイオン交換水にて300倍に希釈して、動的光散乱式粒径分布装置(ゼータサイザー ナノ、シスメックス株式会社製)により顔料の体積平均粒径D50を測定し、顔料の体積平均粒径が70〜130nmの範囲となっていることを確認した。
3 給紙ローラー
4 従動ローラー
5 搬送ベルト
6 ベルト駆動ローラー
7 ベルトローラー
8 排出部
8a 排出ローラー
8b 従動ローラー
10 排紙トレイ
11C、11M、11Y、11K ラインヘッド
12a〜12p、12a’〜12p’ ノズル
20 制御部
30 検出手段
100 インクジェット記録装置
D1〜D4 ドット列(行方向)
L1〜L16 ドット列(搬送方向)
N1、N2 ノズル列
P 記録用紙
Claims (3)
- 少なくとも、水と、顔料分散体と、浸透剤と、トリエチレングリコールモノブチルエーテルと、2−ピロリドンとを含み、前記顔料分散体は、分子量60,000〜150,000の樹脂と顔料とを含み、前記浸透剤は、炭素原子数8、又は9のアルカンジオールを含み、前記アルカンジオールの含有量は、インクの全質量に対して0.2質量%以上であり、前記2−ピロリドンの含有量は、インクの全質量に対して5〜15質量%であり、前記アルカンジオールが、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、及び2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、からなる群より選択される1種以上である、インクジェット記録装置用インク。
- 前記顔料の含有量が、前記インクの全質量に対して4〜8質量%である、請求項1記載のインクジェット記録装置用インク。
- 前記アルカンジオールの含有量が、インクの全質量に対して0.2〜2.0質量%である、請求項1又は2記載のインクジェット記録装置用インク。
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