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JP5563225B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、乗用車などに使用される空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、転がり抵抗を改善するようにした空気入りタイヤに関する。
従来、ベルト層の外周側にナイロンコードなどの有機繊維コードをタイヤ周方向に0度に近い角度で螺旋状に巻回したベルト補強層を配置するようにした空気入りタイヤが知られている。このようなベルト補強層を設けることにより、高速走行時の遠心力によるベルト層端部のせり上がりを抑制し、高速耐久性を向上できることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、近年、環境や燃料コストなどの問題により、車両の燃費向上が強く求められている。そのため、空気入りタイヤにおいてもその対策即ち、燃費に大きく影響する転がり抵抗の改善が強く求められている。
特開平6−24208号公報
本発明の目的は、ベルト補強層を有する空気入りタイヤにおいて、転がり抵抗を改善することが可能な空気入りタイヤを提供することにある。
本発明の空気入りタイヤは、左右のビード部間にカーカス層を延設し、トレッド部のカーカス層外周側に2層のベルト層を配置し、該ベルト層の外周側にベルト層全体を覆うようにして引っ張り試験での切断時の強さが50N〜350N、弾性率が1〜20GPaであるナイロンコード、ビニロンコード、ポリエステルコード、ポリオレフィンケトンコードの中から選ばれる有機繊維コードをタイヤ周方向に螺旋状に巻回したベルト補強層を配設した空気入りタイヤにおいて、前記有機繊維コードを埋設した幅2〜10mmのコード入りゴムストリップをタイヤ軸方向に送りながらタイヤ周方向に螺旋状に巻回してベルト補強層を形成し、該ベルト補強層を、タイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ、2層のベルト層の内の幅が広い方のベルト層の幅Wの0.1〜0.4倍離れた位置間の領域Z1に配置した第1ベルト補強部と該第1ベルト補強部の両側に配置した第2ベルト補強部とから構成し、前記第1ベルト補強部のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅を前記第2ベルト補強部のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅の0.4〜0.6倍にすることで、前記第1ベルト補強部の有機繊維コードの巻回密度を第2ベルト補強部の有機繊維コードの巻回密度より高くし、かつ第1ベルト補強部の有機繊維コードの初期歪をタイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ広い方のベルト層の幅Wの少なくとも0.1倍離れた位置間の領域で−1.5〜1.5%にしたことを特徴とする。
上述した本発明の空気入りタイヤによれば、を上記領域Z1に配された第1ベルト補強部の有機繊維コードの初期歪を−1.5〜1.5%と従来より高くすることで、転がり抵抗に大きく影響するトレッド部センター部のせり上がりを効果的に抑制することができるため、転がり抵抗を低減することができ、転がり抵抗の改善が可能になる。
その結果、ベルト補強層により高速走行時の遠心力によるベルト層端部のせり上がりを抑制して高速耐久性を向上したタイヤにおいて、更にそのベルト補強層により転がり抵抗を改善することができる。
本発明の空気入りタイヤの基礎となる参考タイヤを示すタイヤ子午線断面図である。 本発明の空気入りタイヤの実施形態を示すタイヤ子午線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の基礎となる参考タイヤの一形態を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。
左右のビード部3間にタイヤ径方向に延在する補強コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列してゴム層に埋設したカーカス層4が延設され、その両端部がビード部3に埋設したビードコア5の周りにビードフィラー6を挟み込むようにしてタイヤ軸方向内側から外側に折り返されている。
トレッド部1のカーカス層4の外周側には、タイヤ周方向に傾斜して配列した補強コードをタイヤ周方向に対する傾斜方向を逆向きにして交差するように配置した2層のベルト層7が設けられている。2層のベルト層7は、内周側に配置した第1ベルト層7Xと、第1ベルト層7Xの外周側に配置した第2ベルト層7Yから構成され、第1ベルト層7Xの幅Wが第2ベルト層7Yの幅より広くなっている。
2層のベルト層7の外周側には、引っ張り試験での切断時の強さを50〜350N、弾性率を1〜20GPaにした有機繊維コードをタイヤ周方向に0度に近い角度(5度以下)でタイヤ周方向に連続的に螺旋状に巻回した1層のベルト補強層8が配設されている。なお、ここで言う引っ張り強度と弾性率は、JIS L1017に記述された測定方法に従って測定した値である。
このような引っ張り試験での切断時の強さ及び弾性率を有する有機繊維コードとしナイロンコード、ビニロンコード、ポリエステルコード、ポリオレフィンケトンコードを用いる。ベルト補強層8は、このような有機繊維コードを埋設した幅2〜10mmの1本のコード入りゴムストリップをタイヤ軸方向に送りながらタイヤ周方向に0度に近い角度(5度以下)で連続して螺旋状に巻回することにより構成する。
この参考タイヤでは、上記ベルト補強層8は、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ、幅が広い方の第1ベルト層7Xの幅Wの0.1〜0.4倍離れた位置間の領域Z1にのみ配置され、その有機繊維コードの初期歪を−1.5〜1.5%の範囲にしている。初期歪を−1.5〜1.5%の範囲にする領域は、領域Z1全体であってもよいが、効果の点から、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの少なくとも0.1倍離れた位置間の領域Z2で−1.5〜1.5%の範囲にすればよい。
なお、本発明で言う有機繊維コードの初期歪とは、初期歪をε(%)、タイヤ中のコード長さをL0(mm)、タイヤ(ベルト補強層)から取り出したときのコード長さをL1(mm)とすると、ε=100(L0−L1)/L0で表されるものである。測定する際には、測定対象を300mm(即ち、L0=300mm)とし、それに対する初期歪を求めるものとする。
本発明者は、転がり抵抗の改善について鋭意検討し実験を繰り返し行った結果、以下のことを知見した。即ち、転がり抵抗は速度依存性があり、速度が高くなるほど転がり抵抗が増加する。他方、速度が高くなるほど、タイヤは遠心力によりトレッド部がタイヤ径方向外側に大きくせり上がる。そこで、せり上がりが発生するトレッド部(トレッド面)の断面形状に着目した。
トレッド部の断面形状を調べてみると、接地域と非接地域では断面形状が異なり、また速度が高くなるほど、接地域と非接地域の断面形状差が大きく、それに起因するエネルギーロスが増大する。そのため転がり抵抗が増加し、接地域と非接地域の断面形状差が転がり抵抗に大きく影響することがわかった。
そこで、接地域と非接地域の断面形状差を小さくすることが転がり抵抗の低減には重要であるが、2層のベルト層を配置した空気入りタイヤでは、通常、トレッド部のショルダー部よりセンター部が非接地域で遠心力によりタイヤ径方向外側に大きくせり上がる。そのため、このセンター部でのせり上がりを抑制することができれば、接地域と非接地域の断面形状差を効果的に小さくでき、転がり抵抗を低減することができるのである。そこで、本発明では、上記の領域Z1にベルト補強層8を配置する一方、その有機繊維コードの初期歪を上記ように規定したのである。
領域Z1が幅Wの0.1倍より狭くなると、トレッド部1のセンター部のせり上がり抑制効果が不十分になり、転がり抵抗を低減することが難しくなる。逆に0.4倍を超えると、ショルダー部でのせり上がりも抑制する結果、センター部とショルダー部とのせり上がり差が減少し、転がり抵抗に悪影響を与える。
ベルト補強層8の有機繊維コードの初期歪が−1.5%より小さいと、トレッド部1のセンター部のせり上がり抑制効果が不十分になり、転がり抵抗を改善することが難しくなる。空気入りタイヤは、加硫工程を経て製造されるため、ベルト補強層の有機繊維コードには、通常、加硫後に歪みが残る。この初期歪みが大きいコードは撚り戻りの作用が小さく、コードが持つ剛性を活用することによりベルト補強層の剛性を高め、タガ効果を発揮させることができる。しかし、初期歪が大きすぎると、タガ効果が大きくなり過ぎて断面形状が歪み、転がり抵抗に悪影響を与える。そこで、ベルト補強層8の有機繊維コードの初期歪の上限を1.5%にしている。
ベルト補強層8の有機繊維コードの初期歪を上記のようにした空気入りタイヤは、グリーンタイヤをタイヤ金型にセットした際に、トレッド面の径が対応するタイヤ金型内面の径に対して0.5〜1.5%程度小さくなるようにグリーンタイヤを成形(グリーンタイヤのトレッド面を従来より大きい径にしてタイヤ金型の内面に近づけた形状に成形)し、それをタイヤ金型内でブラダーにより内側からインフレートして加硫することにより得ることができる。
上記参考タイヤにおいて、好ましくは、ベルト補強層8をタイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの0.15〜0.3倍離れた位置間の領域にのみ配置するのが、より効果を高める上でよい。即ち、領域Z1をタイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの0.15〜0.3倍離れた位置間にするのである。この場合も、ベルト補強層8の有機繊維コードの初期歪を−1.5〜1.5%の範囲にする領域は、領域Z1全体であってもよいが、効果の点から、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの少なくとも0.15倍離れた位置間の領域で−1.5〜1.5%の範囲にすればよい。
図2は本発明の空気入りタイヤの実施形態を示す。この空気入りタイヤは、ベルト補強層8が、ベルト層7全体を覆うように配置されており、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ、幅が広い方の第1ベルト層7Xの幅Wの0.1〜0.4倍離れた位置間の領域Z1に配置した第1ベルト補強部9と、この第1ベルト補強部9の両側に配置した第2ベルト補強部10とから構成されている。
第1ベルト補強部9の有機繊維コードの巻回密度(単位幅当たりの巻回本数)が、第2ベルト補強部10の有機繊維コードの巻回密度より高くなっている。このようにする構成としては、例えば、第1ベルト補強部9を2層構造、第2ベルト補強部10を1層構造にすることができる。
第1ベルト補強部9の有機繊維コードの初期歪が−1.5〜1.5%の範囲になっている。初期歪を−1.5〜1.5%の範囲にする領域は、上記と同様に領域Z1全体であってもよいが、効果の点から、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの少なくとも0.1倍離れた位置間の領域Z2で−1.5〜1.5%の範囲にすればよい。他の構成は図1の実施形態と同じであり、同じ構成要素には同じ参照番号を付し、説明は省略する。
この図2の実施形態では、ベルト補強層8により、高速走行時の遠心力によるベルト層7端部のせり上がりを抑制して高速耐久性の向上を図りながら、トレッド部1のセンター部でのせり上がりを抑えて転がり抵抗を低減することができ、従来の高速耐久性を向上するようにベルト補強層を配置した空気入りタイヤにおいて、更にそのベルト補強層により転がり抵抗を改善するようにしたものである。
図2の実施形態のベルト補強層8も、有機繊維コードを埋設した幅2〜10mmの1本のコード入りゴムストリップをタイヤ軸方向に送りながらタイヤ周方向に0度に近い角度(5度以下)で連続して螺旋状に巻回することにより構成されるが、その場合、第1ベルト補強部9のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅(巻回時の送り長さ)が第2ベルト補強部10のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅(巻回時の送り長さ)の0.4〜0.6倍となるように、第1ベルト補強部9の有機繊維コードの巻回密度を高くする。通常、第2ベルト補強部10はコード入りゴムストリップがエッジ同士を接触するようにして巻回されるので、例えば、10mmのコード入りゴムストリップであれば、第2ベルト補強部10におけるコード入りゴムストリップの送りピッチ幅が10mm、第1ベルト補強部9におけるコード入りゴムストリップの送りピッチ幅が4〜6mmとなる。
第1ベルト補強部9のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅が0.6倍を超えると、トレッド部1のセンター部のせり上がり抑制効果が不十分になり、転がり抵抗を改善することが難しくなる。逆に0.4倍より小さいと、タガ効果が大きくなり過ぎて断面形状が歪み、転がり抵抗に悪影響を与える。
コード入りゴムストリップの送りピッチ幅は、第1ベルト補強部9及び第2ベルト補強部10においてそれぞれ一定であるが、可変にしてもよい。可変にする場合、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの0.1倍離れた位置間の領域Z2において最も小さくし、その領域Z2からタイヤ幅方向外側に向けて次第に大きくするのが、偏摩耗抑制の点からよい。
第1ベルト補強部9が位置する領域Z1は、上記と同様に、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの0.15〜0.3倍離れた位置間に位置するのがより効果を高める上で好ましい。この場合も、第1ベルト補強部9の有機繊維コードの初期歪を−1.5〜1.5%の範囲にする領域は、領域Z1全体であってもよいが、効果の点から、タイヤ赤道面TEからタイヤ軸方向に沿って左右両側にそれぞれ第1ベルト層7Xの幅Wの少なくとも0.15倍離れた位置間の領域で−1.5〜1.5%の範囲にすればよい。
本発明は、特に乗用車用の空気入りタイヤに好ましく用いることができるが、それに限定されない。
タイヤサイズを195/65R15で共通にし、ベルト補強層を配置した領域Z1(赤道面左右を合計した全体を表示)とベルト補強層の有機繊維コードの初期歪(領域Z2で測定)を表1のようにした図1の構造を有する参考タイヤと比較タイヤ1〜4、第1ベルト補強部の領域Z1(全体を表示)と第1ベルト補強部の有機繊維コードの初期歪(領域Z2で測定)を表1のようにした図2の構造を有する本発明タイヤ、及びベルト補強層がない他は参考タイヤと同じ構成を有する基準タイヤをそれぞれ試験タイヤとして作製した。
各試験タイヤ共に、ベルト層の補強コードにはスチールコード、ベルト補強層の有機繊維コードにはナイロンコード(引っ張り試験での切断時の強さ150N、弾性率2.1GPa)を使用した。また、各試験タイヤのベルト補強層には、幅10mmのコード入りゴムストリップを用い、本発明タイヤ6では、第1ベルト補強部のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅を第2ベルト補強部のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅の0.5倍とした。
これら各試験タイヤをリムサイズ15×6JJのリムに装着し、以下に示す方法により転がり抵抗の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。
転がり抵抗
各試験タイヤを空気圧200kPaにしてドラム式タイヤ転動抵抗試験機に取り付け、荷重4.5kN、速度80km/hの条件下で走行させた時の転がり抵抗を測定した。その評価結果を基準タイヤを100とする指数値で示す。この値が小さいほど、転がり抵抗が低いことを意味する。
Figure 0005563225
表1から、本発明タイヤは、転がり抵抗を改善できることがわかる。
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 カーカス層
7 ベルト層
8 ベルト補強層
9 第1ベルト補強部
10 第2ベルト補強部
TE タイヤ赤道面
W 幅
Z1,Z2 領域

Claims (3)

  1. 左右のビード部間にカーカス層を延設し、トレッド部のカーカス層外周側に2層のベルト層を配置し、該ベルト層の外周側にベルト層全体を覆うようにして引っ張り試験での切断時の強さが50N〜350N、弾性率が1〜20GPaであるナイロンコード、ビニロンコード、ポリエステルコード、ポリオレフィンケトンコードの中から選ばれる有機繊維コードをタイヤ周方向に螺旋状に巻回したベルト補強層を配設した空気入りタイヤにおいて、
    前記有機繊維コードを埋設した幅2〜10mmのコード入りゴムストリップをタイヤ軸方向に送りながらタイヤ周方向に螺旋状に巻回してベルト補強層を形成し、該ベルト補強層を、タイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ、2層のベルト層の内の幅が広い方のベルト層の幅Wの0.1〜0.4倍離れた位置間の領域Z1に配置した第1ベルト補強部と該第1ベルト補強部の両側に配置した第2ベルト補強部とから構成し、前記第1ベルト補強部のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅を前記第2ベルト補強部のコード入りゴムストリップの送りピッチ幅の0.4〜0.6倍にすることで、前記第1ベルト補強部の有機繊維コードの巻回密度を前記第2ベルト補強部の有機繊維コードの巻回密度より高くし、かつ第1ベルト補強部の有機繊維コードの初期歪をタイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ広い方のベルト層の幅Wの少なくとも0.1倍離れた位置間の領域で−1.5〜1.5%にした空気入りタイヤ。
  2. 前記コード入りゴムストリップの送りピッチ幅を、タイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ広い方のベルト層の幅Wの0.1倍離れた位置間の領域において最も小さくし、該領域からタイヤ幅方向外側に向けて次第に大きくした請求項に記載の空気入りタイヤ。
  3. 領域Z1がタイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ広い方のベルト層の幅Wの0.15〜0.3倍離れた位置間に位置し、第1ベルト補強部の有機繊維コードの初期歪がタイヤ赤道面から左右両側にそれぞれ広い方のベルト層の幅Wの少なくとも0.15倍離れた位置間の領域で−1.5〜1.5%である請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
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