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JP5540683B2 - 熱交換器及びそれを備えた給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、空調装置、給湯装置等の機器に用いられ、特にヒートポンプ式の給湯機等のように、水等の流体と冷媒等の二種の流体を熱交換させるための熱交換器に関するものである。
従来、この種の熱交換器としては、内部に冷媒用流路が形成された内管と、内管の外側に設けられ内管との間に水用流路を形成する外管とから構成され、冷媒と水を熱交換するいわゆる二重管式タイプが考案されており、熱交換器の高能力化のために外管に螺旋形状を有する管を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図11、図12は、特許文献1に記載された従来の熱交換器を示すもので、図11は同熱交換器の上面図、図12は同熱交換器の一部を切除し、一部を切欠いた斜視図である。
図11、図12に示すように、この熱交換器101は、二重管式の熱交換器であり、内部を冷媒用流路102とする内管103と、内管103の外側に設けられ、内管103との間に水用流路104を形成する螺旋形状を有する水管105aとから構成され、この熱交換器101の場合は、内管103が2本設けられている。
内管103は、銅製の冷媒管106と、冷媒管106の外周に設けられた銅製の漏洩検知管107とから構成され、冷媒管106を拡管するか、或いは、漏洩検知管107を縮管することにより、冷媒管106と漏洩検知管107を密着している。また、水管105aは螺旋形状を有する螺旋管からなり、熱交換器101の全長にわたって用いられている。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作を説明する。
熱交換器101は、冷媒用流路102を流れる二酸化炭素2と水用流路104を流れる水とが、内管103を介して熱交換されるようになっている。そして、螺旋形状を有する水管105aによる水流攪拌のため伝熱促進され、高能力化が図られる。このとき、同時に水側圧力損失(以降、水圧損と呼ぶ)も増大する特徴を有する。
また、この熱交換器101の製造工程上、内管103を螺旋形状の水管105a内へ挿入する必要があるが、水管105aの内径は螺旋溝深さの分だけ大きいものが必要となる。
従って、水管105aを熱交換器101の全長にわたって単純に用いる場合、熱交換器101の熱交換能力は向上するが、水圧損や重量も増大してしまうこととなる。
特許第4200329号公報
しかしながら、前記従来における構成では、水用流路104の伝熱促進のために螺旋形状の水管105aを単純に用いただけでは熱交換能力は増加するものの、螺旋溝深さの分だけ大きい管径となるため、熱交換器重量も増加して材料費が上昇してしまう。
また、熱交換器の水圧損も増加するため、水搬送流量確保のためには、より搬送容量の大きいポンプ、つまりポンプの大型化が必要となり、材料費の上昇とともに大型のポンプを収容する製品本体が大型化してしまう。
このように、螺旋形状管を単純に適用するだけでは、材料費を低減できないという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、熱交換器重量の増加を最小限に抑えながら熱交換器の高性能化を可能にし、かつ、水圧損の上昇も極力抑えることで、管重量に対する能力の比が最も大きい管式の熱交換器を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、内部を流体Aが流れる外管と、前記外管内に配設され、内部を流体Bが流れる複数の内管と、を備え、前記流体Aと前記流体Bとが熱交換し、前記流体Aの温度を上昇させる熱交換器であって、前記外管は、前記流体Aの出口部側に設けられた螺旋形状の螺旋管と、前記螺旋管よりも管径の小さい平滑管と、を有し、前記螺旋管の長さは、前記外管の長さに対して3%から48%の範囲であり、前記螺旋管の管肉厚は、前記平滑管の管肉厚と略同等であることを特徴とするものである。また、本発明の熱交換器は、内部を流体Aが流れる外管と、前記外管内に配設され、内部を流体Bが流れる複数の内管と、を備え、前記流体Aと前記流体Bとが熱交換し、前記流体Aの温度を上昇させる熱交換器であって、前記外管は、前記流体Aの出口部側に設けられた螺旋形状の螺旋管と、前記螺旋管よりも管径の小さい平滑管と、を有し、前記螺旋管の長さは、前記外管の長さに対して3%から48%の範囲であり、前記螺旋管の最小内径は、前記平滑管の最小内径と略同等であることを特徴とするものである。これにより、水用流路の伝熱促進がより効果的に発揮される高温部・高レイノルズ数域に螺旋形状を限定適用することで、熱交換器の重量に対する能力の比(ここでは能力重量比と呼ぶ)を最も大きくすることが可能となる。
また、高温部ゆえに水の粘度も小さくなるので、水圧損の上昇も極力抑えることも実現した管式の熱交換器を提供することができる。
本発明によれば、熱交換器重量の増加を最小限に抑えながら熱交換器の高性能化を可能にし、かつ、水圧損の上昇も極力抑えることで、管重量に対する能力の比が最も大きい管式の熱交換器を提供できる。
本発明の実施の形態1における熱交換器の上面図 同熱交換器の熱交換能力を示す図 同熱交換器の管重量を示した図 同熱交換器の熱交換能力/重量比を示す図 同熱交換器の水側圧力損失を示した図 本発明の実施の形態2における熱交換器の上面図 同熱交換器の一部を切除し、一部を切欠いた斜視図 同熱交換器の一部を切除し、一部を切欠いた斜視図 図6のA−A断面図 図6のB−B断面図 従来例を示す熱交換器の上面図 同熱交換器の一部を切除し、一部を切欠いた斜視図
第1の発明は、内部を流体Aが流れる外管と、前記外管内に配設され、内部を流体Bが流れる複数の内管と、を備え、前記流体Aと前記流体Bとが熱交換し、前記流体Aの温度を上昇させる熱交換器であって、前記外管は、前記流体Aの出口部側に設けられた螺旋形状の螺旋管と、前記螺旋管よりも管径の小さい平滑管と、を有し、前記螺旋管の長さは、前記外管の長さに対して3%から48%の範囲であり、前記螺旋管の管肉厚は、前記平滑管の管肉厚と略同等であることを特徴とするもので、流体Aの温度が比較的高く粘度が最も小さくなる部位に螺旋形状を限定適用するので、水用流路の伝熱促進がより効果的に発揮されるだけでなく、水の粘度が小さい領域のため水圧損の上昇も最小限に抑えることも可能となり、管重量に対する能力の比が最も大きい管式の熱交換器を提供することができる。
また、螺旋形状を有する管による高能力化とともに、大径管の肉厚を小径管と同じ肉厚にしても、螺旋形状の効果により管曲げ時の座屈が発生し難くいため、軽量化が図れ、管重量に対する能力の比が最も大きい管式の熱交換器を提供できる。
の発明は、内部を流体Aが流れる外管と、前記外管内に配設され、内部を流体Bが流れる複数の内管と、を備え、前記流体Aと前記流体Bとが熱交換し、前記流体Aの温度を上昇させる熱交換器であって、前記外管は、前記流体Aの出口部側に設けられた螺旋形状の螺旋管と、前記螺旋管よりも管径の小さい平滑管と、を有し、前記螺旋管の長さは、前記外管の長さに対して3%から48%の範囲であり、前記螺旋管の最小内径は、前記平滑管の最小内径と略同等であることを特徴とするもので、螺旋管と内管のクリアランスは小径管と内管のクリアランスと同じであるので、内管を外管へ挿入する生産性を維持したままで、更なる高能力化を図ることが可能となる。
の発明は、前記流体Aと前記流体Bの流れが対向流となるように構成したことを特徴とするもので、流体Aと流体Bの平均的な温度差を大きくして熱交換量を大きくすることができ、熱交換器の性能を向上することができる。
の発明は、前記流体Aを水、前記流体Bを二酸化炭素とし、第の発明は、第1〜のいずれかの発明の熱交換器を備えた給湯機で、熱交換器を、ヒートポンプ式給湯機用として、水と冷媒の間で熱交換を行う熱交換器として用いた場合、前記二酸化炭素は超臨界状態で動作し、フロン系の冷媒に比して密度が高い状態で作動するため、高いヒートポンプ効率を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における熱交換器の上面図である。図2は、同熱交換器の螺旋管の長さと熱交換能力の関係を示した図である。図3は、同熱交換器の螺旋管の長さと重量の関係を示した図である。図4は、同熱交換器の螺旋管の長さと重量に対する熱交換能力の比を示した図である。図5は、同熱交換器の螺旋管の長さと水圧損の関係を示した図である。
尚、従来の熱交換器101と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図1において、熱交換器1は、二重管式の熱交換器であり、内部を二酸化炭素2(本発明の流体B)が流れる冷媒用流路102を形成する内管103と、内管103の外側に設けられ、内管103との間に水4(本発明の流体A)が流れ水用流路104を形成する銅製の外管105とから構成され、この熱交換器1の場合は、内管103が2本設けられている。
内管103は、銅製の冷媒管106と、冷媒管106の外周に設けられた銅製の漏洩検知管107とから構成され、冷媒管106を拡管するか、或いは、漏洩検知管107を縮管することにより、冷媒管106と漏洩検知管107を密着している。
そして、内管103は、互いに螺旋状にねじり合わされ、その螺旋の中心が、外管105の軸心とほぼ同軸となるように外管105に内包されている。したがって、外管105内において、内管103との間を水4が流動する。しかもその流れは、内管103の螺旋に沿った旋回流となる。
また、外管105は螺旋形状を有する螺旋管105bと平滑管105cとから構成されており、螺旋管105bは水4の出口部から長さLの区間だけ設けられている。さらに、外管105の両端、および内管103の両端には、それぞれ流入口8a、7aと流出口8b、7bが設けられており、内管103の二酸化炭素2の流入口7a、流出口7bと、外管105の水4の流入口8a、流出口8bは、各々の流れが対向するように方向付けて設けられている。
図2において、横軸は外管105の長さに対する螺旋管105bの長さの比L(%)で、縦軸は熱交換器1の熱交換能力Qの増加割合ΔQ(%)である。図3において、横軸は外管105の長さに対する螺旋管105bの長さの比L(%)で、縦軸は熱交換器1の重量Wの増加割合ΔW(%)である。図4において、横軸は外管105の長さに対する螺旋管105bの長さの比L(%)で、縦軸は熱交換器1の重量Wの増加割合ΔW(%)に対する熱交換能力Qの増加割合ΔQ(%)の比ΔQ/ΔWである。図5において、横軸は外管105の長さに対する螺旋管105bの長さの比L(%)で、縦軸は熱交換器1における水圧損Pの増加割合ΔP(%)である。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作を説明する。
それぞれの流入口7a、8aから二酸化炭素2と水4が流入することにより、内管103の内部をヒートポンプの冷媒とする二酸化炭素2が流動し、外管105の内部における内管103との間を水4が流れる。これらの流れ方向は、前述の如く流入口7a、8aと流出口7b、8bの方向付けにより、対向して流れ、内管103の壁を介して二酸化炭素2と水4が熱交換する。したがって、水4は外管105の流出口8bに近くなるにつれてその温度が上昇し、二酸化炭素2は、流出口7bに近くなるにつれてその温度が低下する。
本発明では、外管105は螺旋形状を有する螺旋管105bと平滑管105cとから構成されており、螺旋管105bは水4の出口部から長さLの区間だけ設けられているので、螺旋管105bによる重量増加に対して、より効率的に熱交換器1の熱交換能力Qを高めることができる。熱交換器1において、螺旋管105bの長さLは、好ましくは外管105の長さに対して3%から48%の範囲である。
図2に示すように、螺旋管105bの長さLを長くすると熱交換能力Qの増加率ΔQは増えるが、螺旋管105bの長さLが長くなるに従って熱交換能力Qの増加率ΔQの増え方が小さくなる特性がある。この理由は、水4の温度が高い領域ほど粘度が小さくなるためレイノルズ数が高くなり、螺旋管105bによる乱流促進の影響を受けやすくなるためである。
螺旋管105bを用いて量産するためには、製造工程上、内管103を螺旋管105b内へ挿入する必要があり、螺旋管105bの管径は螺旋溝深さの分だけ大きくする必要がある。
図3に示すように、螺旋管105bの長さLに比例して熱交換器1の重量Wの増加割合ΔW(%)は増えることになる。したがって、図2と図3の特性から図4に示す特性が得られ、図4によると、熱交換器1の重量増加割合ΔW(%)に対する熱交換能力Qの増加割合ΔQ(%)は、螺旋管105bを水4の出口部側に一部投入した領域にピークを持つ特性となる。
これによると、螺旋管105bが外管105の長さに対して3%から48%の範囲ならば、ΔQ/ΔWが35%以上となり、螺旋管105bを効率的に投入することができる。つまり、水4の出口部8b付近に螺旋管105bを部分的に適用したほうが熱交換能力Qの増加率ΔQが大きくでき、水4の出口部8b付近まで螺旋管105bを適用しても重量増加の割に熱交換能力の増加が小さいと言える。
このように、螺旋管105bを単純に外管105の全長にわたって用いるよりも、水4の出口部8bから長さLだけ螺旋管105bを部分的に適用するほうが、管重量に対する能力の比が最も大きい管式の熱交換器を提供できる。
また、水用流路104に生じる水圧損ΔPについても、外管105の全長にわたって単純に用いると、水圧損ΔPが大幅増加するため水搬送動力が過大に必要となり容量の大きいポンプが別途必要となる。
図5に示すように、水4の出口部8bに近い領域に螺旋管105bを部分的に適用したほうが水圧損Pの増加割合ΔPは小さいことがわかる。この理由は、水4の温度が高い領域ほど粘度が小さくなるため水流路抵抗が小さくなるためである。
よって、水4の出口部8b付近に螺旋管105bを部分的に適用したほうが、水圧損ΔPの上昇をより小さく抑えることができ、ポンプの許容抵抗値ΔP1以下に水圧損ΔPを抑えうるものである。
以上のように、水4の温度が比較的高く粘度が小さくなる所謂高温部に螺旋管105bを部分的に限定して適用することにより、高レイノルズ数域に焦点を絞って螺旋管を投入することが可能となり、水用流路104の伝熱促進がより効果的に発揮されるだけでなく、水4の粘度が小さい領域のため水圧損ΔPの上昇も最小限に抑えることも可能となり、熱交換器1の重量Wに対する熱交換能力Qの比が最も大きくなる管式の熱交換器を提供することができる。
このように、本実施の形態1における熱交換器1は、内管5内を流れる二酸化炭素4と外管3内を流れる水2の熱交換作用を効果的に行うことができ、これにより熱交換器1の管長を延長させることなく、熱交換性能を高めることができるものである。
また、水4と二酸化炭素2を対向流としたことにより、水4と二酸化炭素2との温度差
を大きくして熱交換量を大きくすることができ、熱交換器1の能力をさらに高めることができる。
尚、本発明の実施の形態1では、外管5内に配置する内管3の本数を2本としているが、それ以上の本数とすることもでき、同様の作用効果を期待することができる。
また、本実施の形態1において、螺旋管105bは螺旋形状を有する管としたが、コルゲート管や内面溝付き管でも同様の作用効果を期待することができる。
さらに、本発明の実施の形態1において、外管5、内管3を銅製としたが、少なくともいずれか一方を真鍮、ステンレス、耐食性を持った鉄、アルミ合金等を材料として構成しても、同様の作用効果が期待できる。
また、本発明の実施の形態1では、内管3を流れる冷媒を二酸化炭素2としたが、ハイドロカーボン系やHFC系(R410A等)の冷媒、あるいはこれらの代替冷媒とすることも同様の作用効果が期待できる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における熱交換器の上面図である。図7および図8は、同熱交換器の一部を切除し、一部を切欠いた斜視図である。図8は、図7のA−A線による断面図である。図9は、図8のB−B線による断面図である。
尚、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図6において、外管105は、管径の小さい小径管とスケール耐久信頼性を向上させるための管径の大きい大径管から構成されており、螺旋管105bは大径管に、平滑管105cは小径管に施されている。大径管である螺旋管105bの肉厚t1は、小径管なる平滑管105cの肉厚t2と略同等としたものである。
また、螺旋管105bと内管103のクリアランスt1は平滑管105cと内管103のクリアランスt2と略同等であり、これにより大径管と小径管の最小内径を同等にすることができる。
以上のように構成された熱交換器について、以下その動作を説明する。
螺旋管105bによる高能力化とともに、螺旋形状の効果により管曲げ時の座屈が発生しにくくなる分、大径管である螺旋管105bの肉厚t1をより薄くできるので軽量化が図れる。好ましくは、螺旋管105bと平滑管105cの肉厚t1、t2が同じである。
また、螺旋管105bと内管103のクリアランスS1は平滑管105cと内管103のクリアランスS2と同じであるので、内管103を外管105へ挿入する生産性を維持したままで更なる高能力化を図ることが可能となる。
以上のように、螺旋管105bの肉厚t1とクリアランスS1を平滑管105cと略同等とすることにより、熱交換器1の重量増加を最小限に抑えながら熱交換器1の高性能化を可能にし、かつ水圧損の上昇も極力抑えられる管式の熱交換器を提供できる。
以上のように、本発明にかかる熱交換器は、管長を長くして内管の伝熱面積を増加させることなく、熱交換器の熱交換性能を向上させることができるもので、二酸化炭素を用い
た超臨界ヒートポンプ式給湯器や、暖房用ブラインを加熱する超臨界ヒートポンプ装置、さらには、家庭用、業務用の空気調和機、あるいはヒートポンプによる乾燥機能を具備した洗濯乾燥機、穀物貯蔵倉庫等のヒートポンプ機器の他に、燃料電池等の熱交換用途にも適用できる。
1 熱交換器
2 二酸化炭素(流体B)
4 水(流体A)
7a 二酸化炭素2の流入口
7b 二酸化炭素2の流出口
8a 水4の流入口
8b 水4の流出口
103 内管
105 外管
105b 螺旋管
L 螺旋管105bの長さ
t1、t2 管肉厚
S1、S2 クリアランス

Claims (5)

  1. 内部を流体Aが流れる外管と、
    前記外管内に配設され、内部を流体Bが流れる複数の内管と、を備え、
    前記流体Aと前記流体Bとが熱交換し、前記流体Aの温度を上昇させる熱交換器であって、
    前記外管は、前記流体Aの出口部側に設けられた螺旋形状の螺旋管と、前記螺旋管よりも管径の小さい平滑管と、を有し、
    前記螺旋管の長さは、前記外管の長さに対して3%から48%の範囲であり、
    前記螺旋管の管肉厚は、前記平滑管の管肉厚と略同等であることを特徴とする熱交換器。
  2. 内部を流体Aが流れる外管と、
    前記外管内に配設され、内部を流体Bが流れる複数の内管と、を備え、
    前記流体Aと前記流体Bとが熱交換し、前記流体Aの温度を上昇させる熱交換器であって、
    前記外管は、前記流体Aの出口部側に設けられた螺旋形状の螺旋管と、前記螺旋管よりも管径の小さい平滑管と、を有し、
    前記螺旋管の長さは、前記外管の長さに対して3%から48%の範囲であり、
    前記螺旋管の最小内径は、前記平滑管の最小内径と略同等であることを特徴とする熱交換器。
  3. 前記流体Aと前記流体Bの流れが対向流となるように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
  4. 前記流体Aを水、前記流体Bを二酸化炭素としたことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の熱交換器。
  5. 前記請求項1〜のいずれか1項に記載の熱交換器を備えた給湯機。
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