JP5536422B2 - 貨物自動車用荷台昇降装置、およびこれを備える貨物自動車 - Google Patents
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Description
この荷台には、その前端に、駆動用のスプロケットおよびアイドラが設けられ、これにチェーンが巻回されている。そして、このチェーンの一端が、上記リフトフレーム前端に固定され、他端がリフトフレーム後端に固定されて、リフトフレームの全域に亘って張設されている。そして、上記駆動用のスプロケットが油圧モータによって駆動されるとスプロケットがチェーンに沿って走行されるようになっており、これにより、リフトフレームの全体に渡って荷台がスライド移動する。特に、このリフトフレームは、その後端側に斜め下方に屈曲した屈曲部を有し、荷台をリフトフレームの屈曲部に沿って下降させることによって、荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすことができる。
なぜなら、チェーンによる駆動であれば、荷台を後方に向けてスライド移動させつつ傾斜させ、さらに、その荷台を地上にほぼ水平状態に降ろすという回動運動を含む複雑な運動をさせた場合であっても、チェーンが自在に屈曲することによってスライド移動および回動による傾斜に応じて移動する支点の位置に追従可能なのに対し、複数の油圧シリンダを用いた場合には、支点自体が移動してしまうと複数の油圧シリンダ相互を単純に連結することができないからである。
図1に示すように、この車両運搬車1は、そのシャシフレーム2上に荷台3を備えている。この荷台3は、その前部に、いわゆる鳥居5が一体に設けられており、また、荷台3の後部には、後煽り4が装備されている。この後煽り4は、自車両前後方向に回動可能に取付けられており、同図に示す垂直な閉じ位置、および後方に回動して車両を乗り入れるときのスロープとなる開き位置(図4(f)参照)のそれぞれに位置可能になっている。
図2および図5に示すように、この荷台昇降装置10は、シャシフレーム2上にガイドレール11が付設され、このガイドレール11上に移動フレーム20を介して荷台3が載置されている。そして、荷台3ないし移動フレーム20は、前方シリンダ30および後方シリンダ40の、二つの油圧シリンダの伸縮に応じて移動され、これにより、上述の、荷台3をシャシフレーム2上に格納した格納位置Kから自車両の後方に荷台3を降ろした乗込位置Nまで移動可能になっている。
このガイドレール11は、車両幅方向両側に一対をなして付設された溝形鋼状の長尺の案内部材であり、案内溝となる溝形鋼の溝側を幅方向での内側に向けて対向配置されている(図3参照)。そして、各ガイドレール11は、その前端部および後端部を下方に向けて湾曲加工されることで、側面視が略「へ」字形をなすように形成され、これにより、その前端側(車両前方側)から順に、前方傾斜部12、水平部14、後方第一傾斜部16および後方第二傾斜部18を有して構成されている。
ここで、これら前方シリンダ30および後方シリンダ40は、そのチューブの途中部分が枢支されたセンタトラニオン構造を有している。そして、前方シリンダ30は、そのロッド32の先端がシャシフレーム2の前部8aに枢支されるとともに、そのチューブ34の途中部分36が移動フレーム20の中間部20b(この例では上述した前側ローラ21の張り出す腕部の基端部)に枢支されている。また、後方シリンダ40は、そのロッド42の先端が荷台3の後部3a(この例では荷台接地ローラ52の近傍)に枢支されるとともに、そのチューブ44の途中部分46が移動フレーム20の後部20aに枢支されている。
この車両運搬車1が走行状態のときには、図1および図5に示すように、その荷台3は、シャシフレーム2上に格納された格納位置Kにある。そして、この車両運搬車1は、その荷台3を自車両の後方に降ろして、貨物として、例えば他の車両を積車する際には、図4(a)および図6に示すように、まず、後方シリンダ40を駆動してロッド42を所定量だけ伸長させる(図6の符号S1)。これにより、移動フレーム20の移動フレームレール24に沿って荷台前側ローラ52が転動しつつ荷台3が案内されて、自車両後方にスライド移動する(図6の符号M1)。
ここで、この車両運搬車1の荷台昇降装置によれば、模式的に示す図8からも判るように、この後方シリンダ40として、センタトラニオン構造を採用し、そのロッド42の先端が荷台3の後部3aに枢支されるとともに、そのチューブ44の枢支部46が移動フレーム20の後部20aに枢支されているので、上述したようなスライド移動や回動に応じて支点が移動するような動きに対しても、その動きに対して後方シリンダ40の傾動姿勢を追従させる自由度を比較的に大きく得られる。また、後方シリンダ40のチューブ44の枢支部46よりもチューブ44後端が張り出しているため、チューブ44後端までロッドストロークとして使うことができる。そのため、荷台3をシャシフレーム2上に格納した位置から図4(d)に示す自車両の後方に降ろした位置までスライド移動させる上で必要な移動量(ロッドストローク)が確保可能である。
なお、本発明に係る貨物自動車用荷台昇降装置およびこれを備える貨物自動車は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しなければ種々の変形が可能なことは勿論である。
2 シャシフレーム
3 荷台
4 後煽り
5 鳥居
6 荷台縦根太
8 ベースフレーム
10 荷台昇降装置
11 ガイドレール
12 前方傾斜部
14 水平部
16 後方第一傾斜部
18 後方第二傾斜部
20 移動フレーム
21 前側ローラ
22 後側ローラ
24 移動フレームレール
30 前方シリンダ
32 ロッド
34 チューブ
36 枢支部
40 後方シリンダ
42 ロッド
44 チューブ
46 枢支部
50 荷台接地ローラ
52 荷台前側ローラ
54 荷台受けローラ
Claims (2)
- 荷台を自車両の後方に降ろして貨物を積載するとともに、その積載した貨物を、前記荷台を格納して運搬する貨物自動車に用いられ、油圧シリンダとしては2本の油圧シリンダを限って用いて前記荷台をシャシフレーム上に格納した格納位置から前記シャシフレームの後端よりも荷台前端が自車両前後方向の後方まで移動され且つ荷台全体が地上と略水平となる位置まで降ろした乗込位置まで移動させる移動機構を備える荷台昇降装置であって、
前記移動機構は、前記シャシフレーム上に車両前後方向に沿って付設されたガイドレールと、そのガイドレールに沿って自車両前後方向に移動および上下方向に傾斜可能且つ前記荷台の自車両前後方向の全移動範囲に亘って当該荷台を支持しつつ自身に沿ってスライド移動させる移動フレームと、前記2本の油圧シリンダとして、そのチューブの途中部分が枢支されたセンタトラニオン構造をもつ前方シリンダおよび後方シリンダとを備え、
前記ガイドレールは、その前端部および後端部を下方に向けて湾曲加工されて車両前方側から順に前方傾斜部、水平部および後方傾斜部を有して構成されており、
前記移動フレームは、車両前後方向に離間した一対の前側ローラおよび後側ローラを備え、前記後側ローラは、前記前側ローラよりも前記格納位置では車両上下方向での上方に位置し、この一対の前側ローラおよび後側ローラにより前記ガイドレールに沿ってスライド移動可能であり、
前記前方シリンダは、そのロッド先端が前記シャシフレーム側の前方の位置に枢支されるとともに、そのチューブの途中部分が前記移動フレームの中間部に枢支されており、前記後方シリンダは、そのロッド先端が前記荷台の後部に枢支されるとともに、そのチューブの途中部分が前記移動フレームの後端部に枢支されており、
前記格納位置にあっては、前記前方シリンダおよび前記後方シリンダが短縮されて、前記移動フレームは前記前側ローラが前方傾斜部で支持されるとともに前記後側ローラが前記水平部で支持されて前記移動フレームが前記シャシフレーム上で水平とされ、これに伴い、前記移動フレーム上の前記荷台が水平とされ、
前記乗込位置にあっては、前記前方シリンダおよび前記後方シリンダが伸長されて、前記移動フレームは前記前側ローラが前記水平部で支持されるとともに前記後側ローラが前記後方傾斜部で支持されて前記移動フレームの後方が下方に向けて後傾され、これに伴い、前記移動フレーム上の前記荷台が地上方向に降ろされることを特徴とする貨物自動車用荷台昇降装置。 - 荷台を自車両の後方に降ろして貨物を積載するとともに、その積載した貨物を、前記荷台を格納して運搬するための貨物自動車であって、
前記荷台をシャシフレーム上に格納した格納位置から前記シャシフレームの後端よりも荷台前端が自車両前後方向の後方まで移動され且つ荷台全体を地上と略水平となる位置まで降ろした乗込位置まで移動可能な移動機構を有する荷台昇降装置を備え、当該荷台昇降装置として、請求項1に記載の貨物自動車用荷台昇降装置が装備されていることを特徴とする貨物自動車。
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