JP5531899B2 - 現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
本発明は、現像剤が現像剤担持体外周表面移動することにより現像剤を現像領域へ搬送する現像剤担持体を備えた現像装置、この現像装置を備えたプロセスユニット及び画像形成装置に関する。
従来、互いに異なるバイアス電圧が印加される複数の電極を備えた現像剤担持体を有する現像装置が知られている。例えば、現像剤担持体上の現像剤を感光体等の像担持体に直接接触させないで、現像剤を像担持体上の潜像に供給して現像を行う現像装置がある。そして、この現像装置の一例としては、現像剤担持体上の一成分現像剤(トナー)をクラウド化させることによってトナーを像担持体上に供給する方式を採用するものがある。この方式に使用される現像剤担持体は、外周面に沿って複数種類の電極が所定のピッチで配置され、その複数種類の電極の外周面側を保護層で覆ったものである。この複数種類の電極に対し、時間的に変化する互いに異なるバイアス電圧をそれぞれ印加して、時間的に変化する電界を互いに近接する複数種類の電極間に形成すると、この電界により現像剤担持体上のトナーを互いに近接する複数種類の電極間で飛翔させることができる。このようにトナーが飛翔する現象を、以下「フレア」と呼ぶ。これにより、現像剤担持体の外周面近傍の空間でトナーがクラウド化した状況となる。
特許文献1には、現像ローラ(フレアローラ)にバイアス電圧を印加することで形成される電界を制御し、現像ローラ表面での電位を一定に維持して電位差による画像の濃度ムラや地汚れの発生を防止した構成が記載されている。
特許文献1には、現像ローラ(フレアローラ)にバイアス電圧を印加することで形成される電界を制御し、現像ローラ表面での電位を一定に維持して電位差による画像の濃度ムラや地汚れの発生を防止した構成が記載されている。
以上の方式を用いた現像装置において、電極間に印加する電界が小さすぎると、トナーと現像剤担持体との付着力に勝つことができず、トナーが現像剤担持体表面から飛翔せず、像担持体上に移動できなくなり、濃度低下が発生する。これに対し電界が強すぎると、外側電極と内側電極の間でリークが発生してしまい、電極を破壊してしまったり、像剤担持体表面近傍に配置された層形成部材との間にリークが発生し、現像剤担持体表層を傷つけたりすることがある。このため、適正な電界に調整する必要がある。特許文献1では、現像ローラにバイアス電圧を印加することで形成される電界を制御し、現像ローラ表面での電位を一定に維持して電位差による不具合を解消しようとしている。しかし、ローラ最外面の表層の膜厚は、製造上のばらつき、使用に伴う磨耗により変化するため、トナーを飛翔させる電界が変動してしまい、この電界変動により、フレア状態が変わり、画像濃度不良等の不具合が発生する点には、改善の余地がある。
本発明は、現像剤担持体の表層の膜厚に基づいて現像剤担持体に印加するバイアス電圧を制御することで、安定したフレア状態を維持して、画像不良等の不具合の発生を低減可能な現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、現像剤担持体の表層の膜厚に基づいて現像剤担持体に印加するバイアス電圧を制御することで、安定したフレア状態を維持して、画像不良等の不具合の発生を低減可能な現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、現像剤担持体に印加するバイアス電圧を制御するパラメータとして、現像剤担持体の表層厚に着目し、現像剤担持体外周面上の現像剤を飛翔させる電界を当該表層厚に応じて制御することを特徴としている。
すなわち、本発明に係る現像装置は、像担持体に対向配置され、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体を備え、現像剤担持体が、複数種類の電極部材と、当該電極部材間に介在された絶縁層と、電極部材よりも現像剤担持体外周面側に現像剤に所望の荷電を付与可能な表層を有するとともに、現像剤担持体外周面に担持された現像剤を現像領域へ搬送するため、電極部材間にバイアス電圧を供給して電界を形成し、この電界により現像剤担持体外周面上の現像剤を飛翔させる電界形成手段と、現像剤を飛翔させる電界を現像剤担持体の表層厚に基づいて制御する電界制御手段を有することを特徴としている。
すなわち、本発明に係る現像装置は、像担持体に対向配置され、像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体を備え、現像剤担持体が、複数種類の電極部材と、当該電極部材間に介在された絶縁層と、電極部材よりも現像剤担持体外周面側に現像剤に所望の荷電を付与可能な表層を有するとともに、現像剤担持体外周面に担持された現像剤を現像領域へ搬送するため、電極部材間にバイアス電圧を供給して電界を形成し、この電界により現像剤担持体外周面上の現像剤を飛翔させる電界形成手段と、現像剤を飛翔させる電界を現像剤担持体の表層厚に基づいて制御する電界制御手段を有することを特徴としている。
本発明に係る現像装置において、電界制御手段は、現像剤担持体の表層厚に応じて現像剤を飛翔させる電界が一定になるよう制御する。すなわち、電界制御手段は、電極部材間に印加するバイアス電圧を調整して、現像剤を飛翔させる電界を一定にすることを特徴としている。
本発明に係る現像装置において、電界制御手段は、現像剤担持体の表層厚に応じて電極部材間の電界強度が一定となるようバイアス電圧の立ち上がり時間を制御する。すなわち、電界制御手段は、電極部材間に印加するバイアス電圧の立ち上がり時間を調整して、電極部材間の電界強度が一定となるよう制御することを特徴としている。
本発明に係る現像装置は、現像剤担持体の表層厚を予測する層厚予測手段を有し、電界制御手段は、層厚予測手段の予測結果に基づいて電界を制御することを特徴としている。層厚予測手段としては、現像剤担持体の回転数を検知する現像回転検知手段あるいは、像担持体の回転数を検知する潜像回転検知手段としている。
本発明に係る現像装置は、装置の環境条件を検知する環境条件検知手段を有し、電界制御手段は、現像剤担持体の回転数あるいは像担持体の回転数と、環境条件検知手段の検知結果に基づいて電界を制御することを特徴としている。
本発明に係る、少なくとも像担持体と、該像担持体上に形成される潜像を現像剤で現像する現像装置とが共通の保持体に設けられ、これら像担持体と現像装置とが前記保持体と一体となって画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスユニットは、上記何れかの現像装置を備えていることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置は、上記現像装置あるいはプロセスカートリッジを備えていることを特徴としている。
本発明に係る画像形成装置は、上記現像装置あるいはプロセスカートリッジを備えていることを特徴としている。
本発明によれば、変動要素となる現像剤担持体の表層厚に基づいて現像剤担持体に印加するバイアス電圧を制御するので、フレア状態を安定にすることが可能となり、リークの発生や画像不良が無くなり、画像不良等の不具合の発生を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明が適用された画像形成装置の一形態である電子写真方式のカラー複写機100である。画像形成装置としては、カラー複写機100に限定されるものではなく、プリンター、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機であっても良い。また、画像形成装置は、カラーに限定されるものではなく、単色の画像形成装置であっても本発明を適用することができる。
カラー複写機100は、画像形成装置本体となる装置本体101と、装置本体101の上方に配置された原稿読取部102と、装置本体101の下部に配置された給紙部103を備えている。原稿読取部102は、読取面で光学的に原稿画像を読取る周知のスキャナ装置である。スキャナ装置としては、読取面に原稿を載置するタイプ、あるいは読取面に原稿を搬送する自動原稿送り装置を備えたタイプの何れであってもよい。給紙部103は、記録材としての用紙10が積層された給紙トレイ13と、給紙トレイ13から用紙10を給紙する給紙コロ14と、給紙コロ14で給紙された用紙10をレジストローラ16へと搬送する複数の搬送コロ15を備え、レジストローラ16まで搬送された用紙10をレジストローラ16でタイミングを計って画像転写部20に向けて給紙する周知の構成である。
装置本体101には、給紙部103よりも上方に画像形成部104が配置されている。画像形成部104は、複数のプロセスユニット1と、露光手段6と、中間転写体となる中間転写ベルト7とを備えている。各プロセスユニット1は、像担持体となる感光体ドラム2、帯電部材3、感光体ドラム2表面に形成された静電潜像を現像剤で現像して可視化する現像手段4、およびクリーニング手段5を保持体となるケーシング1Aによって保持されて一体化されている。各プロセスユニット1は、装置本体101に対して着脱自在とされていて、各々の図示しないストッパーを解除することにより装置本体101から離脱して交換できる構成とされている。
感光体ドラム2は、図1において矢印方向に図示しない駆動モータによって回転駆動される。帯電部材3は、感光体ドラム2の表面に圧接されており、感光体ドラム2の回転により従動回転する。帯電部材3には図示しない高圧電源により所定の帯電バイアスが印加され、感光体ドラム2の表面を帯電する。本形態において、帯電部材3には帯電バイアスが印加されるローラ部材を用いているが、コロナ帯電などの非接触帯電方式の部材を用いても良い。
露光手段6は感光体ドラム2の表面に対して画像情報に基づいて露光し、該感光体ドラム2の表面に静電潜像を形成する。本形態において、露光手段6はレーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナ方式のものを用いているが、LEDアレイなどを用いる構成のものであっても良い。感光体クリーニング手段5は感光体ドラム2の表面の転写残トナーのクリーニングを行うものである。
中間転写ベルト7は、複数のローラ部材間に巻き掛けられていて、何れかのローラ部材の回転駆動により図中反時計回りに移動するように構成されている。
中間転写ベルト7は、複数のローラ部材間に巻き掛けられていて、何れかのローラ部材の回転駆動により図中反時計回りに移動するように構成されている。
本形態では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色の画像を形成するプロセスユニット1が、中間転写ベルト7の移動方向に並列に4個配設されている。各プロセスユニット1が備える現像装置5は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの現像剤となるトナーTをそれぞれ備えている。
中間転写ベルト7の内側領域には、各感光体ドラムと対向するように一次転写ローラ8がそれぞれ配置されている。一次転写ローラ8と該感光体ドラム2の間では図示しない高圧電源により一次転写バイアスが印加される。感光体ドラム2表面に形成されて現像装置4で現像されたトナー画像は、この一次転写バイアスの作用によって中間転写ベルト7の表面に順次転写され、中間転写ベルト7上に可視像として形成される。各色の可視像は、中間転写ベルト7の移動に伴いベルト表面に順次重ねて転写されることでフルカラー画像となる。
中間転写ベルト7には、二次転写ローラ9が対向配置されていて、両者の対向部に画像転写部20を構成している。中間転写ベルト7に転写されたフルカラー画像は、画像転写部20を構成する二次転写ローラ9と該中間転写ベルトとの間に所定の2次転写電圧が印加されることで用紙10に転写される。トナー画像が転写された用紙10は、周知の定着装置12で熱と圧力によりトナー画像が定着されて、排紙コロ17で排紙トレイ18あるいは両面印刷可能な装置の場合には反転搬送部へと送られる。画像転写部20で用紙10へ転写されずに中間転写ベルト7上に残留したトナーは、中間転写ベルト7の近傍に配置されたベルトクリーニング手段11によって清掃された回収される。
図2を用いて現像装置4とプロセスカートリッジ1の構成を詳細に説明する。なお、本形態では、プロセスカートリッジ1を4つ備えているが、トナーの色が異なる以外は同一構成であるので、1組の現像装置5とプロセスカートリッジ1について説明するものとする。また、各プロセスカートリッジ1は、図1においては紙面に対し垂直方向に装置本体101から着脱自在とされている。他の画像形成装置の構成の場合、紙面左右方向に着脱可能としてもよい。
現像装置4は、トナーTを収容する現像剤収容室101と、現像剤収容室101の下方に設けられた現像剤供給室102を備え、現像剤収容室101と現像剤供給室102を仕切るように仕切り部材110が設けられている。仕切り部材110には、複数の開口部107が設けられている。開口部107は、トナーTが現像剤収容室101から現像剤供給室102へ供給する供給口と、トナーTを現像供給室102から現像剤収容室101へ戻す返送口とを備えている。現像剤供給室102の下部には、現像剤担持体となる現像ローラ103と、現像ローラ103の表面103aに当接する層規制部材104および供給ローラ105が設けられている。現像ローラ103は、感光体ドラム2の表面に非接触状態で配置され、現像バイアス電圧が高圧電源120から印加される構成を採る。
トナー収容室101内にはトナー搬送部材106が設けられている。本形態では、トナーTとして、重合法で作成したものを用い、平均粒径が6.5μmで、円形度が0.98、安息角33°外添剤としてチタン酸ストロンチュームを含有しているトナーを使用している。
現像剤搬送部材106は、スクリュー形状と板形状を組み合わせた回転軸を有した部材であり、回転動作により現像剤搬送部材106と平行かつ略水平方向に現像剤を搬送する構成を成している。本形態では、現像剤搬送部材106と平行方向にトナーTを搬送する構成としているが、現像剤搬送部材106の形態としてはこれに限ったものでなく、スクリュー、搬送ベルト、コイル状の回転体等の搬送機能を有するものや、それらと羽根のような板部材や針金を曲げて構成したパドルのようなもの等の解し機能を有するものを組み合わせたものでも良い。図2において、現像剤搬送部材106を上下方向に配置し、トナー収容室101内を水平方向ではなく垂直方向にトナーTを搬送する構成としても良い。
開口部107は現像剤収容室101内のトナーTを現像剤供給室102へ搬送する供給口であるとともに、現像剤供給室102へ過剰に供給されたトナーTを現像剤収容室101へ戻す戻し口として機能するように構成されていて、現像ローラ103と平行に複数配置されて形成されている。
開口部107と供給ローラ105の間には現像剤攪拌部材108が配設されている。現像剤攪拌部材108は、スクリュー形状と板形状を組み合わせた回転軸を有した部材であり、回転動作により現像剤搬送部材106と平行かつ略水平方向にトナーTを搬送する機能を備えている。開口部107の返送口の下部にあたる位置には、仕切り部材110の下にあるトナーTを両側から集めて山状に押し上げるようにするため、現像剤攪拌部材108のスクリューの搬送方向が開口部107の直下で互いに逆向きの形状をしている。また、現像剤攪拌部材106は、現像剤供給室101にあるトナーTを攪拌し、さらに下部にある現像剤攪拌部材108、供給ローラ105へトナーTを供給する機能を備えている。
供給ローラ105の表面には、空孔(セル)を有した構造の発泡材料が被覆されており、現像剤供給室102内に運ばれてきたトナーTを効率よく付着させて取り込むと共に、現像ローラ103との当接部での圧力集中によるトナー劣化を防止している。供給ローラ105に用いる発泡材料は3乗〜14乗Ωの電気抵抗値に設定されている。供給ローラ105には、供給バイアスが印加され、現像ローラ103との当接部で予備帯電されたトナーTを現像ローラ103に押し付ける作用を補助する。供給ローラ105は反時計回りの方向に回転し、その表面に付着させたトナーTを現像ローラ103の表面に塗布供給する。
層規制部材104は、SUS304CSPやSUS301CSPまたはリン青銅等の金属板バネ材料を用い、その自由端側を現像ローラ103の表面103aに10〜100N/mの押圧力で当接させたもので、その押圧力下を通過したトナーTを薄層化すると共に、摩擦帯電によって電荷を付与する。さらに層規制部材104には、摩擦帯電を補助するために、バイアスが印加される。
感光体ドラム2は、現像ローラ103と非接触で時計回りの方向に回転する。このため、現像ローラ103の表面103aは感光体ドラム2との対向位置において感光体ドラム2の進行方向と同方向に回転移動する。現像ローラ103上の薄層化されたトナーTは、現像ローラ103の回転によって感光体ドラム2との対向位置へ搬送され、現像ローラ103に印加された現像バイアス電圧と感光体ドラム2上の静電潜像によって形成される潜像電界に応じて、感光体ドラム2表面に移動し現像される。感光体ドラム2上に現像されずに現像ローラ103上に残された現像剤が再び現像剤供給室102内へと戻る部分には、除電シール部材109が現像ローラ103の表面103aに当接して設けられ、現像剤が現像装置4の外部に漏れでないように封止されている。除電シー部材109には、除電能力を補助するためバイアスが印加されている。
次に、現像ローラ103上のトナーTを感光体ドラム2に転写して静電潜像を現像する方法について詳しく説明する。現像ローラ103の表面103a上に供給されたトナーTは、後述する理由により、現像ローラ103の表面103a上でホッピングしながら、現像ローラ103の回転に伴って、符号G1で示すトナー供給位置から符号G2で示す現像領域に向けて搬送される。現像領域G2まで搬送されたトナーは、現像ローラ103と感光体ドラム2上の静電潜像との間の現像電界によって、感光体ドラム表面上の静電潜像部分に付着し、これにより現像が行われる。現像に寄与しなかったトナーTは、ホッピングしながら現像ローラ103の回転によってさらに搬送され、繰り返し利用される。
次に、本形態における現像ローラ103の具体的構成について図3及び図19を用いて説明する。図3は、現像ローラ103を、その回転軸に対して直交する面に沿って切断したときの断面を模式的に表した部分断面を示す。図19(a)は現像ローラ103を展開した状態の平面図、図19(b)は現像ローラ103と高圧電源120の関係を模式的に示す斜視図である。現像ローラ103は、中空状のローラ部材で構成されており、その最内周に位置する最内周電極部材又は内周側電極部材としての内側電極3aと、最外周側に位置していて内側電極3aへ印加される電圧(内側電圧)とは異なる電圧(外側電圧)が印加される最外周電極部材としての櫛歯状の外側電極4aとを備えている。また、内側電極3aと外側電極4aとの間にはこれらの間を絶縁するための絶縁層5が介在するように設けられている。外側電極4aの外周面側には、外側電極4aを覆う保護層としての表層6が設けられている。すなわち、本形態における現像ローラ103は、内周側から順に、内側電極3a、絶縁層5、外側電極4a、表層6の4層構造で構成されている。
内側電極3aは、現像ローラ103の基体としても機能しており、SUSやアルミニウム等の導電性材料を円筒状に成型した金属ローラである。このほか、内側電極3aの構成としては、ポリアセタール(POM)やポリカーボネート(PC)等からなる樹脂ローラの表面にアルミニウムや銅などの金属層等からなる導電層を形成したものが挙げられる。この導電層の形成方法としては、金属メッキ、蒸着等により形成する方法や、ローラ表面に金属膜を接着する方法などが考えられる。
内側電極3aの外周面側は、絶縁層5に覆われている。本形態において、絶縁層5は、ポリカーボネートやアルキッドメラミン等で形成されている。絶縁層5の厚みは、3[μm]以上50[μm]以下の範囲内が好ましい。3[μm]よりも小さくなると、内側電極3aと外側電極4aとの間の絶縁性が十分に保てなくなり、内側電極3aと外側電極4aとの間でリークが発生してしまう可能性が高くなる。一方、50[μm]よりも大きくなると、内側電極3aと外側電極4aとの間で作られる電界が表層6よりも外側に形成されにくくなり、表層6の外側に強いフレア用の電界(外部電界)を形成することが困難となる。本形態では、メラミン樹脂からなる絶縁層5の厚みを20[μm]としている。絶縁層5はスプレー法やディップ法等によって内側電極3a上に均一な膜厚で形成することができる。
絶縁層5の外側面5aには外側電極4aが形成されている。本形態において、外側電極4aは、アルミニウム、銅、銀などの金属で形成されている。櫛歯状の外側電極4aの形成方法としては、種々の方法が考えられる。例えば、絶縁層5の上にメッキや蒸着によって金属膜を形成し、フォトレジスト・エッチングによって櫛歯状の電極を形成するという方法が挙げられる。また、インクジェット方式やスクリーン印刷によって導電ペーストを絶縁層5の上に付着させて櫛歯状の電極を形成するという方法も考えられる。
外側電極4a及び絶縁層5の外周面側は、表層6により覆われている。トナーTは、表層6上でホッピングを繰り返す際、この表層6との接触摩擦によって帯電する。トナーTに正規帯電極性(本実施形態ではマイナス極性)を与えるため、表層6の材料としては、シリコーン、ナイロン(登録商標)、ウレタン、アルキッドメラミン、ポリカーボネート等が使用可能であり、本形態ではポリカーボネートを採用している。表層6は、外側電極4aを保護する機能を有しているので、表層厚となる表層6の膜厚、ここでは、外側電極4aの外周側の面からトナー担持体表面までの厚さは、3[μm]以上40[μm]以下の範囲内が好ましい。3[μm]よりも小さいと、経時使用による膜削れ等で磨耗して外側電極4aが露出してしまう。一方、40[μm]よりも大きいと、内側電極3aと外側電極4aとの間で作られる電界が表層6よりも外側に形成され難くなり、表層6の外側に強いフレア用の電界を形成することが困難となる。本形態では、表層6の膜厚は20[μm]としている。表層6は、絶縁層5と同様にスプレー法やディッピング法等によって形成することができる。
本形態では、内側電極3aと外側電極4aとの間で作られる電界、より詳しくは、内側電極3aの外側電極4aとは対向していない部分(外側電極4aの櫛歯間に位置する内側電極3aの部分)と外側電極4aの櫛歯部分との間で作られる電界が、表層6の外側に形成されることで、現像ローラ103上のトナーTをホッピングさせ、これによりトナーをクラウド化させる。このとき、現像ローラ103上のトナーTは、内側電極3aに絶縁層5を介して対向した表層部分と、これに隣接する外側電極4aに対向した表層部分との間を、飛翔しながら往復移動するように、ホッピングすることになる。本形態では、内側電極3aと外側電極4aとの間を安定かつ有効に絶縁することができ、比較的大きな電圧を現像ローラ103に印加する場合でもリークを効果的に防止することができる。
外側電極4aの電極幅L1(各櫛歯部分の幅)は、10[μm]以上120[μm]以下であるのが好ましい。10[μm]よりも小さいと、細すぎて電極が途中で断線してしまうおそれがある。一方、120[μm]より大きいと、外側電極4aの図示しない現像ローラ端部に位置する被給電部からの距離が遠い箇所の電圧が低くなり、その箇所でトナーを安定かつ有効にホッピングさせることが困難となる。
また、外側電極4aの電極ピッチL2(櫛歯部分間の距離)は、電極幅と同じか広いのが好ましい。電極幅L1よりも小さいと、内側電極3aからの電気力線の多くが表層6の外側に出る前に外側電極4aへ収束してしまい、表層6の外側に形成されるフレア用の電界が弱くなってしまうからである。一方、電極ピッチL2が電極幅L1よりも大きすぎると、電極間中央のフレア用の電界が弱くなってしまう。本実施形態において、電極ピッチL2は、電極幅L1以上であって電極幅の5倍以下の範囲内であるのが好ましい。本形態では、電極幅L1及び電極ピッチL2をいずれも80[μm]に設定するとともに、外側電極4aの電極ピッチL2を、現像ローラ103の周方向にわたって一定となるように設定されている。このように電極ピッチL2を一定とすることで、内側電極3aと外側電極4aとの間で作られるフレア用の電界が現像ローラ103上の周方向にわたってほぼ均一となる。よって、現像領域G2(図2参照)で周方向に均一なトナーのホッピングを実現することが可能となり、均一な現像が可能となる。
次に、内側電極3a及び外側電極4aに印加するバイアス電圧について説明する。現像ローラ103の内側電極3a及び外側電極4aには、図3に示すように、それぞれ高圧電源120を構成するパルス電源120A,120Bから第1電圧である内側電圧及び第2電圧である外側電圧が印加される。パルス電源120A,120Bが印加する内側電圧及び外側電圧は、矩形波が最も適しているが、これに限らず、例えばサイン波で三角波でもよい。また、本形態では、フレア用電極を形成するための電極が内側電極3a及び外側電極4aの2相構成であり、電極3a,4aには互いに位相差をもった電圧がそれぞれ印加される。
図4は、内側電極3a及び外側電極4aにそれぞれ印加する内側電圧と外側電圧の一例を示すグラフである。本形態において、各電圧は矩形波であり、内側電極3aと外側電極4aにそれぞれ印加される内側電圧と外側電圧は、互いに位相π(180度)だけずれた同じ大きさ(ピークトゥピーク電圧Vpp)のバイアス電圧である。よって、内側電極3aと外側電極4aとの間には、常にVppだけの電位差が生じる。この電位差によって電極間に電界が発生し、この電界のうち表層6の外側に形成されるフレア用の電界によって表層6上をトナーがホッピングする。
本形態において、内側電圧と外側電圧の中心値V0は、画像部電位(静電潜像部分の電位)と非画像部電位(地肌部分の電位)との間に設定され、現像条件によって適宜変動する。あるいは中心値V0は固定して、Dutyを変動させても、同様の効果が得られる。
本形態において、内側電圧と外側電圧の周波数fは、0.1[kHz]以上10[kHz]以下であるのが好ましい。0.1[kHz]より小さいと、トナーのホッピングが現像速度に追いつかなくなるおそれがある。一方、10[kHz]より大きいと、トナーの移動が電界の切り替わりに追従できなくなり、トナーを安定してホッピングさせるのが困難となる。本形態では、周波数fを500[Hz]に設定している。
本発明者らは、上記のような構成の現像ローラ103を用いて、次のような検証を行った。図5に所望の電界Eを得るための、現像ローラ103の表層6の膜厚と現像ローラ103の電極に印加するバイアス電圧Vppの関係を示す。これによると、表層6の膜厚がtx=x1(μm)の場合、バイアス電圧Vppはy1(V)に調整し、x2(μm)の場合、バイアス電圧Vppはy2(V)に調整することで、表層の膜厚がx1(μm)やx2(μm)に変化した場合でも、バイアス電圧Vppをy1(V)やy2(V)に調整することにより、電界E(飛翔電界)を一定にすることができることがわかる。この関係を式1に示す。なお、ここでは、図3の表面から200μmの位置の電界強度を一定にするように制御している。また、表面からどの程度の距離の電界強度が一定になるように調整するかは、現像ギャップなどによって適宜定めるとよい。
Vpp=fE(tX)・・・式1
このため、製造上のばらつき等で現像ローラ103の表層6の膜厚txが変化した場合でも、予め、表層6の膜厚を測定し、その測定値に応じて、式1に示した関係式から、電界E(飛翔電界)が一定になる、所定のバイアス電圧Vppを割り出すことができる。
このため、製造上のばらつき等で現像ローラ103の表層6の膜厚txが変化した場合でも、予め、表層6の膜厚を測定し、その測定値に応じて、式1に示した関係式から、電界E(飛翔電界)が一定になる、所定のバイアス電圧Vppを割り出すことができる。
つまり、図3に示すように、現像ローラ103を、複数種類の電極部材3a,4aと、電極部材に介在された絶縁層5と、電極部材3a,4aよりも現像ローラ103の外周面側に現像剤に所望の荷電を付与可能な表層6を有する構成とし、現像ローラ103の外周面103a(表層6)に担持されたトナーTを現像領域G2へ搬送するため、電極部材間に電界を形成し、この電界により現像ローラ103の外周面103a(表層6)上のトナーTを飛翔させる電界形成手段としてパルス電源120A,120Bを設け、現像剤を飛翔させる電界Eを現像ローラ103の表層6の膜厚に基づいてパルス電源120A,120Bを制御することで形成する電界制御手段として制御手段130を有する構成とする。
このような構成において、制御手段130で電極部材間に印加するバイアス電圧Vppを調整し、現像ローラ103の表層6の膜厚に応じて現像剤を飛翔させる電界Eが一定になるようにパルス電源120A,120Bを制御することで、電界が小さすぎることによる濃度低下や、電界が強すぎることによる、外側電極4aと内側電極3aの間のリークによる、電極破壊を防止することができた。
現像ローラ103の表層6の膜厚tXは、層規制部材104や供給ローラ105や除電シール部材109と接触することで使用に伴い削れられて磨耗する。このため、現像装置4の使用期間が長くなるほど、初期状態の表層7の膜厚に比べて膜厚が薄くなっていく。
図6は、電界を制御しない場合で、現像ローラ103の表層6の膜厚が変化した時の電界強度E(V/m)の変動を示す。例えば、初期状態で、表層6の膜厚tXがx1(μm)の場合、電界強度がE1(V/m)とすると、現像装置の使用が進むにつれて膜厚がx3(μm)に低くなってしまった時は、電界強度がE3(V/m)間で上昇してしまう。このため、層規制部材104と電極の間でリークが発生して、現像ローラ103の表層6を傷つけてしまうおそれがある。
そこで、図5に示したように、膜厚がx3(μm)になった場合(初期膜厚よりも薄くなった場合)、式1からバイアス電圧Vppをy3(V)に調整することで、電界を一定にして、層規制部材104とのリークによる、表層破壊を防止することができ、トナー飛翔不足による濃度変動も防止することができた。つまり、現像ローラ103の表層6の膜厚に応じて、電極部材間に印加するバイアス電圧Vppを調整して現像剤を飛翔させる電界が一定になるようにパルス電源120A,120Bを制御手段130で制御することで、層規制部材104とのリークによる、表層破壊を防止することができ、トナー飛翔不足による濃度変動も防止することができる。
図7は、本形態における現像ローラ103の回転数(以下「現像ローラ回転数」と記す)と表層膜厚の磨耗量(μm)の実験結果を示す。図7に実線で示すように、現像ローラ回転数(N)が上昇すると、これに比例して磨耗量(μm)も増加することがわかる。本発明者らは、この図7に示す実験結果より、式2,式3の関係式をたてた。
t1(磨耗量)=a(係数)×x(現像ローラ回転数) ・・・式2
tX(膜 厚)=t0(初期膜厚)−t(磨耗量) ・・・式3
式2,式3より、現像ローラ回転数から、磨耗量t1を予測し、磨耗量t1から、現在の膜厚tXを算出することができる。
tX(膜 厚)=t0(初期膜厚)−t(磨耗量) ・・・式3
式2,式3より、現像ローラ回転数から、磨耗量t1を予測し、磨耗量t1から、現在の膜厚tXを算出することができる。
また、算出した膜厚tXと式1(Vpp=fE(tX)からバイアス電圧Vppを算出して電界の制御を行う。これら算出や電圧の制御を制御手段130によって行う場合の制御アルゴリズムの一例を図8に示す。
制御手段130は、図8のステップST1でプリトン要求が入力されると、ステップST2で現像ローラ回転数Nを読み出す。現像ローラ回転数Nは、現像ローラ103の回転数を周知の回転検知手段で検知し、その値を読み込めばよい。ステップST3では、磨耗量t1を式2で演算し、演算された磨耗量t1が予め設定された膜削規定値bを超えたか否かをステップST4で判定する。磨耗量t1が膜削規定値bを超えている場合には、ステップST5において式3で膜厚tXを演算し、磨耗量t1が膜削規定値bを超えていない場合は、ステップST6に進んで前回のプリント時のバイアス電圧Vppに設定する。
制御手段130は、ステップST7で電界Eになるバイアス電圧Vppを式1で演算し、ステップST8で演算したバイアス電圧Vppの設定を行い、ステップST9において当該電圧Vppになる電界制御を実行しつつプリントを開始する。つまり、本形態では、現像ローラ103の表層106の層厚を予測する層厚予測手段として式2、式3を用い、制御手段130は式2、式3で演算された結果と式1で演算された結果に基づいて電界を制御する。
このように、使用に伴う現像ローラ103の表層6の膜厚変動を予測してバイアス電圧Vppを制御すると、電界Eを一定にすることができるため、電界が強すぎることによる、層規制部材104とのリークでの表層破壊とトナー飛翔不足による濃度変動を防止することができる。
現像ローラ103の表層6の膜厚変動は、現像ローラ103と感光体ドラム2の線速差が一定の場合、感光体ドラム2の走行距離から現像ローラ103の走行距離となる回転数を予測できる。このため、例えば、感光体ドラム2の膜削予測制御等ですでに感光体ドラム2の走行距離をカウントするシステムがついている画像形成装置の場合、図3に示すように感光体ドラム2の回転数を検知する回転検知手段を現像回転数検知手段131として用い、この現像回転数検知手段131を層厚予測手段とすることで、コストをかけずに、本形態を実行することができる。現像ローラ103の走行距離となる回転数は、感光体ドラム2の回転数と個別に検知するようにしても良い。また、現像回転数検知手段131で検知する現像ローラ回転数Nは、プロセスカートリッジ1を装置本体101から離脱して新たなプロセスカートリッジ1を装着した際(交換時)に、リセットするようにしてもよい。
画像形成装置100の環境条件が変化した場合、現像ローラ103の表層材料の特性値(硬度等)の変動や、供給ローラ105の硬度変化が起こり、膜削量、つまり磨耗量t1が変化する。図9は、環境条件として温度と湿度が変化した場合の現像ローラ103の表層6の磨耗量の違いを示す。破線は通常環境で使用した場合、実線は低温低湿環境で使用した場合の実験結果である。同じ現像ローラ回転数でも、低温低湿環境時には、通常環境時よりも膜削れが早い、すなわち磨耗量が多いことがわかる。これは低温低湿環境の場合、現像ローラ103の表層6や、これに接触する部材が硬くなるためである。
このため、
t(磨耗量)=a(係数)×x(現像ローラ回転数)・・・式4
とすると、環境により、a(係数)を適正な値f(β)に調整する補正を制御手段130で行うことで、より正確に表層6の膜厚tXを予測することができる。
t(磨耗量)=a(係数)×x(現像ローラ回転数)・・・式4
とすると、環境により、a(係数)を適正な値f(β)に調整する補正を制御手段130で行うことで、より正確に表層6の膜厚tXを予測することができる。
この時の制御アルゴリズムを制御手段130によって行う場合の一例を図10に示す。制御手段130は、ステップST11でプリトン要求が入力されると、ステップST12で磨耗量t1を式2で演算した前回値から呼び出す。無論このステップで演算してもよい。ステップST13では、予め設定された環境値βの読み込みを行い、ステップST14で環境係数aをa=f(β)で決定(補正)する。次に制御手段130は、ステップST15で磨耗量t1が予め設定された膜削規定値bを超えたか否かを判定する。磨耗量t1が膜削規定値bを超えている場合には、ステップST16で式3を用いて膜厚tXを演算し、磨耗量t1が膜削規定値bを超えていない場合は、ステップST17で前回のプリント時のバイアス電圧Vppに設定する。つまり、本形態においては、図3に示すように、装置の環境条件を検知する環境条件検知手段132を有し、制御手段130は、現像ローラ回転数と、環境条件検知手段132の検知結果に基づいて電界を制御する。具体的には、磨耗量t1を環境条件に応じて補正する。環境条件検知手段132としては、温度と湿度を検知するセンサを装置に配備し、これらセンサの検知情報を制御手段130に入力するようにすれば良い。
制御手段130は、ステップST18において、規定の電界Eになるバイアス電圧Vppを式1で演算し、演算したバイアス電圧Vppの設定をステップST19で行い、ステップST20で当該電圧Vppになる電界制御を実行しつつプリントを開始する。次に制御手段130は、ステップST21において、プリント要求からプリント時までの現像ローラ回転数xの読み出し(検知でもよい)を行い、ステップST22で、磨耗量tを式4で演算し、演算により予測された磨耗量tを予想磨耗量t1として、ステップST23において制御手段130のメモリ等に格納処理する。
温度や湿度等の環境条件が変化した場合、現像ローラ103の磨耗量tに加えてトナーの帯電量も変化する。例えば、低温低湿環境では帯電量は高く、高温高湿環境では帯電量は低くなってしまう。このトナー帯電量の変化は、トナーと現像ローラ103との静電的な付着力を変えてしまう。このため、電界E(飛翔電界)を低温低湿環境で適正な電界で設定した場合、高温高湿環境ではトナーが飛翔し過ぎてしまい、現像ローラ103にトナーが戻って来られなくなり、トナー飛散が発生し、装置内を汚してしまうという不具合が懸念される。
そこで、環境条件の計測結果(検知結果)から、最適な電界Eを割り出すとともに、現像ローラ103の膜厚の予測結果とから、パルス電源120A、120Bを制御して印加するバイアス電圧Vppを決定するようにしても良い。図11には、環境条件における適正な電界Eと、その膜厚と制御電圧Vppの関係を示した。
図11は、膜圧とバイアス電圧Vppの環境下による特性を示すものであり、高温高湿環境は太線、通常環境は実線、低温低湿環境は破線での適正な電界Eを示す。例えば、膜厚が現在x1(μm)と判断された場合は、高温ではyh、通常環境ではym、低温環境ではylのバイアス電圧Vppにそれぞれ調節する必要がある。よって、式1 Vpp=fE(tX)の右式fE(tX)は、環境条件により決定された式とする。この場合の制御アルゴリズムを制御手段130によって行う場合の一例を図12に示す。
制御手段130は、ステップST31でプリトン要求が入力されると、ステップST32で磨耗量t1を呼出し、ステップST33で予め設定された環境値βの読み込みを行い、ステップST34で環境係数aをa=f(β)で決定(補正)する。制御手段130は、ステップST35で規定のフレア電圧EをE=E(β)で決定し、ステップST36で式3を用いて膜厚tXを演算する。
制御手段130は、ステップST37でフレア電圧Eになるバイアス電圧Vppを式1で演算し、ステップST38で演算したバイアス電圧Vppの設定を行い、ステップST39で当該電圧Vppになる電界制御を実行しつつプリントを開始する。次に制御手段130は、ステップST40でプリント要求からプリント時までの現像ローラ回転数xの読み出し(検知でもよい)を行い、ステップST41で、磨耗量tを式4で演算し、ステップST42で演算により予測された磨耗量tを予想磨耗量t1として、制御手段130のメモリ等に格納処理する。
このように、環境条件に応じて電界Eを補正し、補正した電界Eを形成するように、バイアス電圧Vppを発生すべくパルス電圧120A、120Bを制御手段130で制御すると、環境条件が変化しても、トナー飛翔不足による濃度変動も防止することができ、層規制部材104とのリークでの表層破壊を防止することができた。
次に、現像ローラ103の条件と、電界制御の別な形態について説明する。
上記形態では、内側電圧と外側電圧の周波数fを500[Hz]としたが、以下に示す形態では、内側電圧と外側電圧の周波数fを300[Hz]に設定している。本発明者は、このような現像ローラ103を用い、次のような検証を行った。
上記形態では、内側電圧と外側電圧の周波数fを500[Hz]としたが、以下に示す形態では、内側電圧と外側電圧の周波数fを300[Hz]に設定している。本発明者は、このような現像ローラ103を用い、次のような検証を行った。
図13に、両電極間に印加するバイアス電圧Vppの立ち上がり時間msを変えた場合の、電極間の電界強度の実験結果を示す。この実験結果から、バイアス電圧Vppが一定の場合でも、立ち上がり時間msを制御することで電界強度の調整を行うことができることがわかる。
図14に所望の電界Eを得るための、現像ローラ103の表層6の膜厚と現像ローラ103の電極部材に電圧を印加する立ち上がり時間msの関係を示した。この図によると、表層6の膜厚がtx=x1(μm)の場合、立ち上がり時間msはy1(ms)に調整し、x2(μm)の場合、立ち上がり時間はy2(ms)に調整することで、表層の膜厚がx1(μm)やx2(μm)に変化した場合でも、立ち上がり時間msをy1(ms)やy2(ms)に調整することにより、電界E(飛翔電界)を一定にすることができることがわかる。この関係を式5に示す。
立ち上がり時間ms=fE(tx)・・・式5
このため、製造上のばらつき等で現像ローラ103の表層6の膜厚txが変化した場合でも、予め表層6の膜厚を測定し、その測定値に応じて、式5に示した関係式から、電界E(飛翔電界)が一定になる、所定の立ち上がり時間msを割り出すことができる。つまり、電界制御手段となる制御手段130で、現像ローラ103の表層厚に応じて電極部材間の電界強度が一定となるよう電圧の立ち上がり時間を調整して制御する。
このため、製造上のばらつき等で現像ローラ103の表層6の膜厚txが変化した場合でも、予め表層6の膜厚を測定し、その測定値に応じて、式5に示した関係式から、電界E(飛翔電界)が一定になる、所定の立ち上がり時間msを割り出すことができる。つまり、電界制御手段となる制御手段130で、現像ローラ103の表層厚に応じて電極部材間の電界強度が一定となるよう電圧の立ち上がり時間を調整して制御する。
このような制御を図3に示す制御手段130で行うと、電界が小さ過ぎることによる濃度低下や、電界が強すぎることによる、外側電極4aと内側電極3aの間のリークによる、電極破壊を防止することができる。
現像ローラ103の表層6の膜厚は、層規制部材104や供給ローラ105や除電シール部材109と接触することで削れられて、使用に伴い初期状態の表層膜厚に比べて膜厚が薄くなっていく。このときの電界を制御しない場合の、現像ローラ103の表層6の膜厚が変化した時の電界強度変動は、図8に示すとおり、初期状態で、表層膜厚がx1(μm)の場合、電界強度が、E1(V/m)とすると、使用により、膜厚がx3(μm)になってしまった時は、電界強度がE3(V/m)まで上昇する。このため、濃度変動だけでなく、層規制部材104と電極部材の間でリークが発生して、現像ローラ103の表層6を傷つけてしまうおそれがある。
そこで、本形態では、図14に示すように、膜厚がx3(μm)になった場合(薄くなった場合)、式5から、立ち上がり時間msをy3(ms)に制御手段130で調整することで、電界が大きくなりすぎるのを防ぎ、層規制部材104とのリークによる、表層破壊を防止することができ、トナー飛翔不足による濃度変動も防止することができる。
現像ローラ103の表層6の膜厚は、図9で既に述べたように、現像ローラ103の回転数が高いほどに、表層膜厚の磨耗量が増える。このため、本願発明者らは上述したように式2,式3の関係式をたてた。式2,式3及び現像ローラ回転数Nから、磨耗量t1を予測し、この予測した磨耗量t1から、現在の膜厚を算出することができる。また、算出した膜厚と式5から立ち上がり時間msを算出して電界の制御を行う。
これら算出や電圧の制御を制御手段130によって行う場合の制御アルゴリズムの一例を図15に示す。制御手段130は、ステップST51でプリトン要求が入力されると、ステップST52で現像ローラ回転数を読み出す(検知でもよい)。ステップST53では、磨耗量t1を式2で演算し、ステップST54で演算された磨耗量t1が予め設定された膜削規定値bを超えたか否かを判定する。磨耗量t1が膜削規定値bを超えている場合には、ステップST55において式3を用いて膜厚tXを演算し、磨耗量t1が膜削規定値bを超えていない場合は、ステップST56に進んで、前回のプリント時の立ち上がり時間msに設定する。
制御手段130は、ステップST57で電界E(フレア電界)になる立ち上がり時間msを式5で演算し、演算した立ち上がり時間msの設定をステップST58で行い、ステップST59において、当該立ち上がり時間msで電圧Vppを立ち上げる電界制御を実行しつつプリントを開始する。つまり、本形態では、現像ローラ103の表層106の層厚を予測する層厚予測手段として式2、式3を用い、制御手段130は式2、式3で演算された結果と式5で演算された結果に基づいて電界を制御する。
このように、使用に伴う現像ローラ103の表層6の膜厚変動を予測してバイアス電圧Vppの立ち上がり時間msを制御すると、電界Eを一定にすることができるため、電界が強すぎることによる、層規制部材104とのリークでの表層破壊とトナー飛翔不足による濃度変動を防止することができる。
装置の環境条件が変化した場合、表層材料の特性値(硬度等)変動や、供給ローラ105の硬度変化が起こり、現像ローラ103の磨耗量が変化してしまうことは、既に図9で示したように、同じ現像ローラ回転数でも、低温時には通常時よりも膜削れが早い。
このため、上記の式4 t(磨耗量)=a(係数)*x(現像ローラ回転数)において、環境により、a(係数)を適正な値f(β)に調整する補正を制御手段130で行うことで、より正確に表層6膜厚を予測することができる。
この時の制御アルゴリズムを制御手段130によって行う場合の一例を図16に示す。制御手段130は、ステップST61でプリトン要求が入力されると、ステップST62で磨耗量t1を式2で演算した前回値から呼び出す。無論このステップで演算してもよい。ステップST63では、予め設定された環境値βの読み込みを行い、ステップST64で環境係数aをa=f(β)で決定(補正)する。次に制御手段130は、ステップST65で磨耗量t1が予め設定された膜削規定値bを超えたか否かを判定する。磨耗量t1が膜削規定値bを超えている場合には、ステップST66で式3を用いて膜厚tXを演算し、磨耗量t1が膜削規定値bを超えていない場合は、ステップST67で前回のプリント時の立ち上がり時間msに設定する。
制御手段130は、ステップST68において規定の電界Eになる立ち上がり時間msを式5で演算し、ステップST69で演算した立ち上がり時間msの設定を行い、ステップST70で当該立ち上がり時間msになる電界制御を実行しつつプリントを開始する。つまり、本形態では、現像ローラ103の表層106の層厚を予測する層厚予測手段として式2、式3、式5を備え、制御手段130は演算された立ち上がり時間msに基づいて電界を制御する。次に制御手段130は、ステップST71において、プリント要求からプリント時までの現像ローラ回転数xの読み出し(検知でもよい)を行い、ステップST72で、磨耗量tを式4で演算し、演算により予測された磨耗量tを予想磨耗量t1として、ステップST73において制御手段130のメモリ等に格納処理する。
温度や湿度等の環境条件が変化した場合、上述のように現像ローラ103の磨耗量に加えてトナーの帯電量も変化し、トナーと現像ローラ103との静電的な付着力を変えてしまう。このため、電界E(飛翔電界)を低温低湿環境で適正な電界で設定した場合、高温高湿環境では、トナーが飛翔しすぎてしまい、現像ローラ103にトナーが戻って来られなくなり、トナー飛散が発生し、実機を汚してしまう。
そこで、本形態のようにバイアス電圧の立ち上がり時間msを制御する場合でも、環境条件の計測結果(検知結果)から、最適な電界Eを割り出すとともに、現像ローラ103の膜厚の予測結果とから、パルス電源120A、120Bを制御して印加するバイアス電圧Vppの立ち上がり時間を決定するようにしても良い。図17は、図11に示す環境条件における適正な電界Eと、現像ローラ103の表層6の膜厚と立ち上がり時間msの関係を示す。高温高湿領域は太線、通常環境は実線、低温低湿環境は破線で適正な電界Eをそれぞれ示す。例えば、膜厚が現在x1(μm)と判断した場合は、高温ではyh、通常環境ではym、低温環境ではylの立ち上がり時間msにそれぞれ調節する必要がある。
よって、式5の、立ち上がり時間ms=fE(tx)の右式fE(tx)は、環境条件により決定された式とする。この場合の制御アルゴリズムを制御手段130によって行う場合の一例を図18に示す。
制御手段130は、ステップST81でプリトン要求が入力されると、ステップST82で磨耗量t1を呼出し、ステップST83で予め設定された環境値βの読み込みを行い、ステップST84で環境係数aをa=f(β)で決定する。制御手段130は、ステップST85で規定の電界EをE=E(β)で決定し、ステップST86で膜厚tXを式3で演算する。
制御手段130は、ステップST87で規定の電界Eになる立ち上がり時間msを演算し、ステップST88において演算した立ち上がり時間msの設定を行い、ステップST89において当該立ち上がり時間msになる電界制御を実行しつつプリントを開始する。
制御手段130は、ステップST90においてプリント要求からプリント時までの現像ローラ回転数x読み出しを行い、ステップST91で、磨耗量tを式4で演算し、ステップST92で演算により予測された磨耗量tを予想磨耗量t1として、制御手段130のメモリ等に格納処理する。
このように、環境条件に応じて電界を補正し、補正した電界Eを形成するように、バイアス電圧Vppを発生すべくパルス電圧120A、120Bによる電圧の立ち上がり時間msを制御手段130で制御すると、環境条件が変化しても、使用により現像ローラ103の表層6の膜厚が変化した場合においても、トナー飛翔不足による濃度変動も防止することができ、層規制部材104とのリークでの表層破壊を防止することができた。
1 プロセスユニット
1A 保持体
2 像担持体
3a,4a 複数種類の電極部材
4 現像装置
5 絶縁層
6 表層
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
103 現像剤担持体
120(A、B) 電界形成手段
130 電界制御手段
131 現像回転検知手段(層厚予測手段)
132 環境条件検知手段
E 電界
G2 現像領域
ms 立ち上がり時間
Vpp バイアス電圧
1A 保持体
2 像担持体
3a,4a 複数種類の電極部材
4 現像装置
5 絶縁層
6 表層
100 画像形成装置
101 画像形成装置本体
103 現像剤担持体
120(A、B) 電界形成手段
130 電界制御手段
131 現像回転検知手段(層厚予測手段)
132 環境条件検知手段
E 電界
G2 現像領域
ms 立ち上がり時間
Vpp バイアス電圧
Claims (12)
- 像担持体に対向配置され、前記像担持体上に形成された静電潜像を現像する現像剤を担持する現像剤担持体を備え、
前記現像剤担持体が、複数種類の電極部材と、当該電極部材間に介在された絶縁層と、前記電極部材よりも前記現像剤担持体外周面側に現像剤に所望の荷電を付与可能な表層を有し、
前記現像剤担持体外周面に担持された現像剤を現像領域へ搬送するため、前記電極部材間にバイアス電圧を供給して電界を形成し、この電界により前記現像剤担持体外周面上の現像剤を飛翔させる電界形成手段と、
前記現像剤を飛翔させる電界を前記現像剤担持体の表層厚に基づいて制御する電界制御手段を有することを特徴とする現像装置。 - 前記電界制御手段は、前記現像剤担持体の表層厚に応じて現像剤を飛翔させる電界が一定になるよう制御することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記電界制御手段は、前記電極部材間に印加するバイアス電圧を調整して、前記現像剤を飛翔させる電界を一定にすることを特徴とする請求項1または2記載の現像装置。
- 前記電界制御手段は、前記現像剤担持体の表層厚に応じて前記電極部材間の電界強度が一定となるようバイアス電圧の立ち上がり時間を制御することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
- 前記電界制御手段は、前記電極部材間に印加するバイアス電圧の立ち上がり時間を調整して、前記電極部材間の電界強度が一定となるよう制御することを特徴とする請求項3または4記載の現像装置。
- 前記現像剤担持体の表層厚を予測する層厚予測手段を有し、
前記電界制御手段は、前記層厚予測手段の予測結果に基づいて電界を制御することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1つに記載の現像装置。 - 前記層厚予測手段は、前記現像剤担持体の回転数を検知する現像回転検知手段であることを特徴とする請求項6記載の現像装置。
- 前記層厚予測手段は、前記像担持体の回転数を検知する潜像回転検知手段であることを特徴とする請求項6記載の現像装置。
- 装置の環境条件を検知する環境条件検知手段を有し、
前記電界制御手段は、前記現像剤担持体の回転数あるいは前記像担持体の回転数と、前記環境条件検知手段の検知結果に基づいて電界を制御することを特徴とする請求項7または8記載の現像装置。 - 少なくとも像担持体と、該像担持体上に形成される潜像を現像剤で現像する現像装置とが共通の保持体に設けられ、これら像担持体と現像装置とが前記保持体と一体となって画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたプロセスユニットにおいて、
前記現像装置として、請求項1ないし9の何れか1つに記載の現像装置を有することを特徴とするプロセスユニット。 - 請求項1ないし9の何れか1つに記載の現像装置を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項10記載のプロセスユニットを有することを特徴とする画像形成装置。
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