JP5531793B2 - インク吐出装置及びその制御方法 - Google Patents
インク吐出装置及びその制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5531793B2 JP5531793B2 JP2010131627A JP2010131627A JP5531793B2 JP 5531793 B2 JP5531793 B2 JP 5531793B2 JP 2010131627 A JP2010131627 A JP 2010131627A JP 2010131627 A JP2010131627 A JP 2010131627A JP 5531793 B2 JP5531793 B2 JP 5531793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- flow path
- chamber
- common
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
したがって、軽印刷分野では印刷用紙、特に普通紙に対する印刷の需要は依然として高く、インクジェット記録で高速であり文字の鮮明な印刷に対する要望が高い。
また、インク吸収速度の速い普通紙に対する記録では、紙の繊維に沿って不規則な滲みが発生するフェザリングを呼ばれる現象などが起こるとともに、インクが裏面まで浸透してしまう裏抜けという現象が発生し、普通紙でも画質低下の大きな原因になっている。
従来、これらを防止するためにさまざまな方法が提案されている。その中で、インクに感温性を持たせ、インクジェットヘッドの温度と記録媒体の温度に差を設けることで、出射時には低粘度のインクを、記録媒体にインク滴が着弾したときには高粘度にして、出射性を確保しつつブリード、ビーディング、フェザリングを防止しようとする感温増粘型インクの試みがある。
しかし、このような定着特性を有するインクは、一般的な流路を構成する電磁弁やポンプなどの樹脂材料を侵食する作用をもつことが多い。特殊な樹脂材料で耐薬品性を向上させることもできるが、概してこのような材料は高価なものが多く、装置全体のコストに大きく影響してしまう。
弁部材を構成するゴム材料としては一般的にはNBRや、EPDMといった材料が使われている。
弁部材に適用できるゴム材料にも特殊な溶媒に侵食されたり、変質したりしない材料もあるが(例えば、パーフロなど)、概してこのような材料は高価であり、この材料を使ったアクチュエータも高価になってしまう。
そのため、定期的にヘッド内のインクを置換し、気泡のないフレッシュなインクに置き換えてやることが肝要である。
このようなヘッド内にたまった気泡を効果的に除去する技術としては、例えば特許文献1に記載されるように、インクジェットヘッドにインレットとアウトレットを設け、積極的に気泡を除去する技術などが提案されている。
また、例えば特許文献2に記載されるように、アウトレットを2つ持って気泡を除去する技術もある。
しかしこれらの従来技術では、インク循環経路の途中に正逆送液可能なポンプを配置し、複数のバルブを開閉して流路を選択し、循環、加圧パージ、画像記録を制御しているため、上述のように特殊なインクを使う際に耐性のある高価な電磁弁やポンプを多数使用しなければならなくなり、装置コストが増大するという問題がある。
またインク流路に弁を持つインクジェット記録装置にあっては、弁による流路の開閉の衝撃で、インクジェットヘッドのノズルで形成されているメニスカスを壊してしまうことがあるという問題もある。
前記インクを貯留するインク供給源と、
前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、
前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、前記ノズルへインクを導入する共通インク室、前記共通インク室に前記インクを導入するインレット、及び前記共通インク室から前記インクを排出するアウトレットを有するインク吐出ヘッドと、
前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、
前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、
前記アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐインク環流流路と、
前記インク環流流路に組み込まれたインク流路部材と、
前記インク流路部材に付設され当該インク流路部材中の前記インクを液体とゲル又は固体とに相変化させるよう加熱又は冷却する調温手段と、
制御部とを有し、
前記制御部は、前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記インク流路部材を含むインク供給流路中の前記インクが液体となるように前記調温手段を制御し、前記インク吐出ヘッドを駆動させる事で前記インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給可能とし、前記共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク流路部材を含むインク供給流路中の前記インクが液体となるように前記調温手段を制御すると共に、前記インク移送手段を駆動させることにより前記インク環流流路を介して前記共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク流路部材中の前記インクをゲル又は固体となるように前記調温手段を制御すると共に前記インク移送手段を駆動させることにより前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出可能とした事を特徴とするインク吐出装置である。
前記インクを貯留するインク供給源と、
前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、
前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、当該複数の圧力室に接続された第2共通インク室、前記第2共通インク室とフィルタを介して設けられた第1共通インク室、前記第1共通インク室に前記インクを導入するインレット、前記第1共通インク室から前記インクを排出する第1アウトレット、及び前記第2共通インク室から前記インクを排出する第2アウトレットを有するインク吐出ヘッドと、
前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、
前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、
前記第1アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第1インク環流流路と、
前記第2アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第2インク環流流路と、
前記第1インク環流流路に組み込まれた第1インク流路部材と、
前記第1インク流路部材に付設され当該第1インク流路部材中の前記インクを液体とゲル又は固体とに相変化させるよう加熱又は冷却する第1調温手段と、
前記第2インク環流流路に組み込まれた第2インク流路部材と、
前記第2インク流路部材に付設され当該第2インク流路部材中の前記インクを液体とゲル又は固体とに相変化させるよう加熱又は冷却する第2調温手段と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記第1インク流路部材を含む第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように前記第1調温手段を制御し、前記第2インク流路部材を含む第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第2調温手段を制御し、且つ前記インク吐出ヘッドを駆動させる事により前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給可能とし、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク流路部材を含む第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように前記第1調温手段を制御し、前記第2インク流路部材を含む第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第2調温手段を制御し、且つ前記インク移送手段を駆動させる事により前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク流路部材を含む第1インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第1調温手段を制御し、前記第2インク流路部材を含む第2インク還流流路中の前記インクを液体となるように前記第2調温手段を制御し、且つ前記インク移送手段を駆動させる事により前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1及び第2インク流路部材を含む第1及び第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第1及び第2調温手段を制御し、前記インク移送手段を駆動させる事で前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出可能とする事を特徴とするインク吐出装置である。
前記インクを貯留するインク供給源と、
前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、
前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、当該複数の圧力室に接続された第2共通インク室、前記第2共通インク室とフィルタを介して設けられた第1共通インク室、前記第1共通インク室に前記インクを導入するインレット、前記第1共通インク室から前記インクを排出する第1アウトレット、及び前記第2共通インク室から前記インクを排出する第2アウトレットを有するインク吐出ヘッドと、
前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、
前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、
前記第1アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第1インク環流流路と、
前記第2アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第2インク環流流路と、
前記第1インク環流流路に組み込まれた第1インク流路部材と、
前記第2インク環流流路に組み込まれた第2インク流路部材と、
一方の面が前記第1インク流路部材に、他方の面が前記第2インク流路部材に付くように設けられ、前記一方の面と前記他方の面との間で熱を移動させることにより、当該第1及び第2インク流路部材中の前記インクを相補的に液体とゲル又は固体とに相変化させるように加熱又は冷却する熱電素子と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記熱電素子により前記第1インク流路部を含む前記第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように制御し、前記第2インク流路部材を含む前記第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように制御し、且つ前記インク吐出ヘッドを駆動させる事により、前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給可能とし、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記熱電素子により前記第1インク流路部材を含む前記第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように制御し、前記第2インク流路部材を含む前記第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように制御し、且つ前記インク移送手段を駆動して、前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記熱電素子により前記第1インク流路部材を含む前記第1インク還流流路中の前記インクをゲル又は固体に保持するとともに、前記第2インク流路部材を含む前記第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように制御すると共に前記インク移送手段を駆動させる事により、前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記熱電素子の駆動を停止した状態で、前記インク移送手段を駆動させる事により、前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出可能とした事を特徴とするインク吐出装置である。
前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止して、前記インク還流流路中の前記インクを液体にした上で、前記インク吐出ヘッドを駆動して、前記インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給させる工程と、
前記共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク還流流路中の前記インクを液体にした上で、前記インク移送手段を駆動して、前記インク環流流路を介して前記共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流させる工程と、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にした上で、前記液体送液手段を駆動して、前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出する工程と、を有するインク吐出装置の制御方法である。
前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記第1インク還流流路中の前記インクを液体にし、且つ前記第2インク還流流路中の前記インクをゲル又は固体にした上で前記インク吐出ヘッドを駆動する事により前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給する工程と、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクを液体にし、且つ前記第2インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にした上で前記インク移送手段を駆動して前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流させる工程と、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にし、且つ前記第2インク還流流路部材中の前記インクを液体にした上で前記インク移送手段を駆動して前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流させる工程と、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1及び第2インク還流流路部材中の前記インクを共にゲル又は固体にした上で、前記インク移送手段を駆動して前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出する工程と、を有する事を特徴とするインク吐出装置の制御方法である。
前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止させて前記第1インク還流流路部材中の前記インクは液体にする一方、前記第2インク還流流路部材中の前記インクはゲル又は固体にした上で、前記インク吐出ヘッドを駆動して、前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給する工程と、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクは液体にする一方、前記第2インク還流流路部材中の前記インクはゲ状又は固体にした上で前記インク移送手段を駆動して前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流する工程と、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にし、且つ前記第2インク還流流路部材中の前記インクを液体にした上で前記インク移送手段を駆動して、前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流する工程と、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には前記インク移送手段を駆動して、前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出する工程と、を有する事を特徴とするインク吐出装置の制御方法である。
なお本発明でいう「個体」、「液体」は通常の意味での物質の3態の2つ、つまり物質内の原子あるいは分子の結合する力の状態を意味するものであり、「ゲル」はそれらの間の中間的な状態のものを意味するものとする。
まず、本発明の第1実施形態につき、図1から図10を参照して説明する。
例えば、図1や図2に示すようなインクジェット記録装置に、本発明のインク吐出装置が適用される。
図1に示すインクジェット記録装置1は、記録媒体の搬送及びインク着弾時の支持を行う構成がドラムである例である。
本インクジェット記録装置1は、複数のインク吐出ヘッド11を有する。各インク吐出ヘッド11には、ノズルが列を成して構成されている。複数のインク吐出ヘッド11がノズル列方向に並べられることで記録媒体搬送方向と垂直な記録全幅にノズル列が亘っており、本インクジェット記録装置1は、一度で画像を記録するインクジェット記録方式を採用する。複数のインク吐出ヘッド11による列は複数列設けられている。ドラム12に支持され搬送される記録媒体13に、画像情報に基づいて各インク吐出ヘッド11から吐出されるインク滴が着弾し、画像が記録される。また、光硬化性のインクを適用し、光照射装置14により、記録媒体13に着弾したインクにインクを硬化させる光が照射される。
図2に示すインクジェット記録装置2は、記録媒体の搬送及びインク着弾時の支持を行う構成がベルト22である例である。
図3は、本発明の第1実施形態に係るインク吐出装置のシステム構成図である。
本実施形態のインク吐出装置3は、温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出する。すなわち、適用されるインクは、低温化によりゲル又は固体に相変化し、高温化により液体に相変化する。
サブタンク33の有する液体保持手段として温度センサとヒータが適用される。
このインク吐出ヘッド11は、インクを吐出する複数のノズル11aと、当該複数のノズル11aに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室11bとを有する。圧力室11bはインク吐出圧を発生させる圧電素子等の作用体を備える。各圧力室11bの吐出口がノズル11aとして形成されている。
またインク吐出ヘッド11は、圧力室11bさらにはノズル11aへインクを導入する共通インク室11c,11dと、第1共通インク室11cにインクを導入するインレット11fと、第1共通インク室11cからインクを排出するアウトレット11gとを有する。
第1共通インク室11cと第2共通インク室11dとの間にはフィルタ11eが介在する。フィルタ11eを通過した後の第2共通インク室11dがすべての圧力室11bに繋がっている。
制御部3Cは各部を司り、後述する制御動作を実行する。
図4に示すインク流路部材37Jには、U字状のインク流路37J1が形成されている。
インク流路部材37Jは、溝が形成された板状部材37J2と、蓋部材37J3とを合わせることによって構成されている。すなわち、板状部材37J2の溝の上方が蓋部材37J3で密閉されてインク流路37J1が構成されたものである。インク流路37J1の両端には口金37J4,37J4が付設されており、これらにインク環流流路36を構成する配管が接続される。
板状部材37J2は、金属、高熱伝導率のセラミック、高熱伝導率の樹脂等の熱伝導性のよい材料で構成され、ペルチェ素子38は、板状部材37J2の外面に貼り付けられる。
インク流路37J1をペルチェ素子38と平行な面で曲成されるU字状に形成することで、ペルチェ素子38に近接するインク流路面積が大きくなり、インク流路37J1中のインクとペルチェ素子38との間の熱伝動速度が高められる。
インク流路部材37Kは、溝が形成された板状部材37K2と、蓋部材37K3とを合わせることによって構成されている。すなわち、板状部材37K2の溝の上方が蓋部材37K3で密閉されてインク流路37K1が構成されたものである。インク流路37K1の両端には口金37K4,37K4が付設されており、これらにインク環流流路36を構成する配管が接続される。
板状部材37K2は、金属、高熱伝導率のセラミック、高熱伝導率の樹脂等の熱伝導性のよい材料で構成され、ペルチェ素子38は、板状部材37K2の外面に貼り付けられる。
インク流路37K1をペルチェ素子38と平行な面で曲成されるS字状に形成することで、ペルチェ素子38に近接するインク流路面積が大きくなり、インク流路37K1中のインクとペルチェ素子38との間の熱伝動速度が高められる。
インク流路部材37Lは、浅く広い溝が形成された板状部材37L2と、蓋部材37L3とを合わせることによって構成されている。すなわち、板状部材37L2の溝の上方が蓋部材37L3で密閉されてインク流路37L1が構成されたものである。インク流路37L1の両端には口金37L4,37L4が付設されており、これらにインク環流流路36を構成する配管が接続される。
蓋部材37L3は、金属、高熱伝導率のセラミック、高熱伝導率の樹脂等の熱伝導性のよい材料で構成され、ペルチェ素子38は、蓋部材37L3の外面に貼り付けられる。
インク流路37L1をペルチェ素子38と平行な薄板状に形成することで、ペルチェ素子38に近接するインク流路面積が大きくなり、インク流路37L1中のインクとペルチェ素子38との間の熱伝動速度が高められる。
この場合、蓋部材37K3は、金属、高熱伝導率のセラミック、高熱伝導率の樹脂等の熱伝導性のよい材料で構成され、ヒータ40は、蓋部材37K3の外面に貼り付けられる。
また、板状部材37K2は、金属、高熱伝導率のセラミック、高熱伝導率の樹脂等の熱伝導性のよい材料で構成され、ヒートシンク42が板状部材37K2の外面に貼り付けられ、さらに冷却ファン41が連結される。
制御部3Cは、画像記録のためにインク吐出ヘッド11にインク吐出動作を行わせる時には、以下の制御を行う。
図8(a)に示すように、まず、制御部3Cは、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップS1)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップS2)、液面が検出されれば圧力設定ステップS3に移行する。
制御部3Cは圧力設定ステップS3において、圧力制御部39を制御して、インク吐出ヘッド11のインク吐出動作に伴い、インクがインク吐出ヘッド11へ供給されるようにサブタンク33内の圧力を所定の圧力範囲に設定し保持する。
図9(a)に示すように、まず、制御部3Cは、各種センサからの情報に基づき温度等の状態に問題ないか確認し(ステップS11)、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップS12)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップS13)、液面が検出されれば流路部材加熱ステップS14に移行する。
制御部3Cは流路部材加熱ステップS14において、ペルチェ素子38を制御して、インク流路部材37中のインクを液体にするために、ペルチェ素子38によりインク流路部材37を加熱し(ステップS14)、所定時間待機し(ステップS15)、その後、所定時間循環ポンプ35を駆動する(S16)。
これにより第1共通インク室11cから気泡を排出することができる。
図10(a)に示すように、まず、制御部3Cは、各種センサからの情報に基づき温度等の状態に問題ないか確認し(ステップS21)、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップS22)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップS23)、液面が検出されれば流路部材冷却ステップS24に移行する。
制御部3Cは流路部材冷却ステップS24において、ペルチェ素子38を制御して、インク流路部材37中のインクをゲル(又は固体)にするために、ペルチェ素子38によりインク流路部材37を冷却し(ステップS24)、所定時間待機し(ステップS25)、その後、所定時間循環ポンプ35を駆動する(ステップS26)。
これにより圧力室11bから気泡を排出することができる。
次に、本発明の第2実施形態につき、図11から図15を参照して説明する。本実施形態は第1実施形態に対して、インクジェット記録装置に図11に示すシステム構成を備えたインク吐出装置4を構成した点で異なる。
本実施形態のインク吐出装置4は、第1実施形態のインク吐出装置3に対して、インク吐出ヘッド11Aの第2共通インク室11dからインクを排出する第2アウトレット11hを有する点、第2アウトレット11hとサブタンク33とを繋ぐ第2インク環流流路36bが設けられ、第2インク環流流路36bに第2インク流路部材37bが組み込まれた点で異なる。第2インク流路部材37bには第2調温手段としての第2ペルチェ素子38bが付設されている。
その他は、本実施形態と第1実施形態とは共通の構成を有する。但し、本実施形態の制御部4Cは、以下の制御を実行する。
図12(a)に示すように、まず、制御部4Cは、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップT1)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップT2)、液面が検出されれば圧力設定ステップT3に移行する。
制御部4Cは圧力設定ステップT3において、圧力制御部39を制御して、インク吐出ヘッド11Aのインク吐出動作に伴い、インクがインク吐出ヘッド11Aへ供給されるようにサブタンク33内の圧力を所定の圧力範囲に設定し保持する。
サブタンク33、インク供給流路34、第1インク環流流路36a(第1インク流路部材37aの流路が含まれる)、及び共通インク環流流路36を含めたインク循環路中のインクが液体に保持され、循環ポンプ35が停止しており、第2インク流路部材37b中のインクのゲル化(又は個体化)により第2インク還流流路36b中のインク流通が抑止されており、サブタンク33内が所定の圧力に保持されているから、インク吐出ヘッド11Aからのインクの吐出に伴い、サブタンク33側から第1インク環流流路36aを介してインク吐出ヘッド11Aにインクが供給される。インク供給流路34は、停止している循環ポンプ35により閉塞されているため、インク供給流路34からはインクは供給されない。
図13(a)に示すように、まず、制御部4Cは、各種センサからの情報に基づき温度等の状態に問題ないか確認し(ステップT11)、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップT12)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップT13)、液面が検出されれば第2流路部材冷却ステップT14に移行する。
制御部4Cは第2流路部材冷却ステップT14において、第2ペルチェ素子38bを制御して、第2インク流路部材37b中のインクをゲル(又は固体)にするために、第2ペルチェ素子38bにより第2インク流路部材37bを冷却し(ステップT14)、第1ペルチェ素子38aを制御して、第1インク流路部材37a中のインクを液体にするために、第1ペルチェ素子38aにより第1インク流路部材37aを加熱し(ステップT15)、所定時間待機し(ステップT16)、その後、所定時間循環ポンプ35を駆動する(T17)。
すなわち、サブタンク33、インク供給流路34、第1インク環流流路36a(第1インク流路部材37aの流路が含まれる)、及び共通インク環流流路36を含めたインク循環路中のインクが液体に保持されており、第2インク流路部材37b中のインクのゲル化(又は固体化)により第2インク還流流路36b中のインク流通が抑止されているから、循環ポンプ35の駆動によりサブタンク33内のインクは第1インク供給流路34を通ってインレット11fから第1共通インク室11cに入り、第1共通インク室11cを通って第1アウトレット11gから出て、第1インク環流流路36a、共通インク環流流路36を通ってサブタンク33に還流する。
これにより第1共通インク室11cから気泡を排出することができる。
制御部4Cは、図13(a)に示したフローに対して、図14(a)に示すように第1インク流路部材37aと第2インク流路部材37bの加熱・冷却を逆にしたフローを実行する。
すなわち、制御部4Cは、第1流路部材冷却ステップT14bにおいて、第1ペルチェ素子38aを制御して、第1インク流路部材37a中のインクをゲル(又は固体)にするために、第1ペルチェ素子38aにより第1インク流路部材37aを冷却し(ステップT14b)、第2ペルチェ素子38bを制御して、第2インク流路部材37b中のインクを液体にするために、第2ペルチェ素子38bにより第2インク流路部材37bを加熱する(ステップT15b)。その他のステップT11−T13,T16,T17は上記と同様に実行される。
すなわち、サブタンク33、インク供給流路34、第2インク環流流路36b(第2インク流路部材37bの流路が含まれる)、及び共通インク環流流路36を含めたインク循環路中のインクが液体に保持されており、第1インク流路部材37a中のインクのゲル化(又は個体化)により第1インク還流流路36a中のインク流通が抑止されているから、循環ポンプ35の駆動によりサブタンク33内のインクは第1インク供給流路34を通ってインレット11fから第1共通インク室11cに入り、第1共通インク室11c、フィルタ11e、第2共通インク室11dを通って第2アウトレット11hから出て、第2インク環流流路36b、共通インク環流流路36を通ってサブタンク33に還流する。
これにより第2共通インク室11dから気泡を排出することができる。
図15(a)に示すように、まず、制御部4Cは、各種センサからの情報に基づき温度等の状態に問題ないか確認し(ステップT21)、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップT22)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップT23)、液面が検出されれば第2流路部材冷却ステップT24に移行する。
制御部4Cは第2流路部材冷却ステップT24において、第2ペルチェ素子38bを制御して、第2インク流路部材37b中のインクをゲル(又は固体)にするために、第2ペルチェ素子38により第2インク流路部材37bを冷却し(ステップT24)、第1ペルチェ素子38aを制御して、第1インク流路部材37a中のインクをゲル(又は固体)にするために、第1ペルチェ素子38aにより第1インク流路部材37aを冷却し(ステップT25)、所定時間待機し(ステップT26)、その後、所定時間循環ポンプ35を駆動する(ステップT27)。
これにより圧力室11bから気泡を排出することができる。
次に、本発明の第3実施形態につき、図16から図21を参照して説明する。本実施形態は第1実施形態に対して、インクジェット記録装置に図11に示すシステム構成を備えたインク吐出装置5を構成した点で異なる。
本実施形態のインク吐出装置5は、第1実施形態のインク吐出装置3に対して、インク吐出ヘッド11Aの第2共通インク室11dからインクを排出する第2アウトレット11hを有する点、第2アウトレット11hとサブタンク33とを繋ぐ第2インク環流流路36bが設けられ、第2インク環流流路36bに第2インク流路部材37bが組み込まれた点で異なる。
第1インク流路部材37a及び第2インク流路部材37bには共通の調温手段としてのペルチェ素子38が付設されている。すなわち、ペルチェ素子38は、その一方の面が第1インク流路部材37aに、他方の面が第2インク流路部材37bに貼り付けられており、前記一方の面と前記他方の面との間で熱を移動させることにより、第1及び第2インク流路部材37a,37b中のインクを相補的に液体とゲル又は固体とに相変化させる。この構成は、図4から図6に示したインク流路部材(37J,37K,37L)を2つ用いて、同一のペルチェ素子38を挟み付けるようにして構成することができる。但し、ペルチェ素子38との接触面との間に隙間が生じないようにインク流路部材を設計する。
その他は、本実施形態と第1実施形態とは共通の構成を有する。但し、本実施形態の制御部5Cは、以下の制御を実行する。
図17(a)に示すように、まず、制御部5Cは、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップP1)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップP2)、液面が検出されれば圧力設定ステップP3に移行する。
制御部5Cは圧力設定ステップP3において、圧力制御部39を制御して、インク吐出ヘッド11Aのインク吐出動作に伴い、インクがインク吐出ヘッド11Aへ供給されるようにサブタンク33内の圧力を所定の圧力範囲に設定し保持する。
サブタンク33、インク供給流路34、第1インク環流流路36a(第1インク流路部材37aの流路が含まれる)、及び共通インク環流流路36を含めたインク循環路中のインクが液体に保持され、循環ポンプ35が停止しており、第2インク流路部材37b中のインクのゲル化(又は個体化)により第2インク還流流路36b中のインク流通が抑止されており、サブタンク33内が所定の圧力に保持されているから、インク吐出ヘッド11Aからのインクの吐出に伴い、サブタンク33側から第1インク環流流路36aを介してインク吐出ヘッド11Aにインクが供給される。インク供給流路34は、停止している循環ポンプ35により閉塞されているため、インク供給流路34からはインクは供給されない。
図18(a)に示すように、まず、制御部5Cは、各種センサからの情報に基づき温度等の状態に問題ないか確認し(ステップP11)、液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップP12)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップP13)、液面が検出されれば第2流路部材冷却ステップP14に移行する。
制御部5Cは第2流路部材冷却ステップP14において、ペルチェ素子38を制御して、第2インク流路部材37b中のインクをゲル(又は固体)にするために、ペルチェ素子38により第2インク流路部材37bを冷却する(ステップP14)。これにより、第1インク流路部材37a中のインクは加熱され液体にされる。その後制御部5Cは、所定時間待機し(ステップP15)、その後、所定時間循環ポンプ35を駆動する(P16)。
すなわち、サブタンク33、インク供給流路34、第1インク環流流路36a(第1インク流路部材37aの流路が含まれる)、及び共通インク環流流路36を含めたインク循環路中のインクが液体に保持されており、第2インク流路部材37b中のインクのゲル化(又は個体化)により第2インク還流流路36b中のインク流通が抑止されているから、循環ポンプ35の駆動によりサブタンク33内のインクは第1インク供給流路34を通ってインレット11fから第1共通インク室11cに入り、第1共通インク室11cを通って第1アウトレット11gから出て、第1インク環流流路36a、共通インク環流流路36を通ってサブタンク33に還流する。
これにより第1共通インク室11cから気泡を排出することができる。
制御部5Cは、図18(a)に示したフローに対して、図19(a)に示すように第1インク流路部材37aと第2インク流路部材37bの加熱・冷却を逆にしたフローを実行する。
すなわち、制御部5Cは、第1流路部材冷却ステップP14bにおいて、ペルチェ素子38を制御して、第1インク流路部材37a中のインクをゲル(又は固体)にするために、ペルチェ素子38により第1インク流路部材37aを冷却する(ステップT14b)。これにより、第2インク流路部材37b中のインクは加熱され液体にされる。その他のステップP11−T13,P15,P16は上記と同様に実行される。
すなわち、サブタンク33、インク供給流路34、第2インク環流流路36b(第2インク流路部材37bの流路が含まれる)、及び共通インク環流流路36を含めたインク循環路中のインクが液体に保持されており、第1インク流路部材37a中のインクのゲル化(又は固体化)により第1インク還流流路36a中のインク流通が抑止されているから、循環ポンプ35の駆動によりサブタンク33内のインクは第1インク供給流路34を通ってインレット11fから第1共通インク室11cに入り、第1共通インク室11c、フィルタ11e、第2共通インク室11dを通って第2アウトレット11hから出て、第2インク環流流路36b、共通インク環流流路36を通ってサブタンク33に還流する。
これにより第2共通インク室11dから気泡を排出することができる。
図20(a)に示すように、まず、制御部5Cは、各種センサからの情報に基づき温度等の状態に問題ないか確認し(ステップP21)液面センサ3Dの出力信号に基づきサブタンク33内の液面の検出を試み(ステップP22)、液面が検出されないときは供給ポンプ32を駆動してサブタンク33にインクを補充し(ステップP23)、液面が検出されれば還流流路加熱OFFステップP24に移行する。
制御部5Cは還流流路加熱OFFステップP24において、ペルチェ素子38をオフにするとともに、インク還流流路36、36a、36bのヒータをオフにして、自然冷却状態に移行し(ステップP24)、所定時間待機し(ステップP25)、その後、所定時間循環ポンプ35を駆動する(ステップP26)。
例えば図21に示すような温度―粘度特性を有するインクを適用し、インクの流通を抑止する粘度に還流流路内のインクを低温化することができる。
これにより圧力室11bから気泡を排出することができる。
まず、以下の2種の化合物をステンレスビーカーに入れ加熱撹拌溶解した。
ソルスパーズ32000(ルーブリゾール社製) 5部
HD-N(1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、新中村化学社製) 80部
その後、室温まで冷却した後これにカーボンブラック(#56、三菱化学社製)15部を加えて、0.5mmのジルコニアビーズと共にガラス瓶に入れ密栓し、ペイントシェーカーにて10時間分散処理した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料分散体を得た。
すなわち、表1から表6に示す組成のものを、ADVATEC社製テフロン(登録商標)3μmメンブランフィルタで濾過を行ってインク組成物1〜6を得た。
2 インクジェット記録装置
3 インク吐出装置
4 インク吐出装置
5 インク吐出装置
11 インク吐出ヘッド
11A インク吐出ヘッド
11a ノズル
11b 圧力室
11c 第1共通インク室
11d 第2共通インク室
11e フィルタ
11f インレット
11g アウトレット(第1アウトレット)
11h 第2アウトレット
12 ドラム
13 記録媒体
14 光照射装置
22 ベルト
31 インク供給タンク
32 供給ポンプ
33 サブタンク
34 インク供給流路
35 循環ポンプ
36 インク環流流路
36a 第1インク環流流路
36b 第2インク環流流路
37 インク流路部材
37J インク流路部材
37J1 インク流路
37J2 板状部材
37J3 蓋部材
37K インク流路部材
37K1 インク流路
37K2 板状部材
37K3 蓋部材
37L インク流路部材
37L1 インク流路
37L2 板状部材
37L3 蓋部材
37a 第1インク流路部材
37b 第2インク流路部材
38 ペルチェ素子
38a 第1ペルチェ素子
38b 第2ペルチェ素子
39 圧力制御部
40 ヒータ
41 冷却ファン
42 ヒートシンク
Claims (6)
- 温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出するインク吐出装置であって、
前記インクを貯留するインク供給源と、
前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、
前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、前記ノズルへインクを導入する共通インク室、前記共通インク室に前記インクを導入するインレット、及び前記共通インク室から前記インクを排出するアウトレットを有するインク吐出ヘッドと、
前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、
前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、
前記アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐインク環流流路と、
前記インク環流流路に組み込まれたインク流路部材と、
前記インク流路部材に付設され当該インク流路部材中の前記インクを液体とゲル又は固体とに相変化させるよう加熱又は冷却する調温手段と、
制御部とを有し、
前記制御部は、前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記インク流路部材を含むインク供給流路中の前記インクが液体となるように前記調温手段を制御し、前記インク吐出ヘッドを駆動させる事で前記インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給可能とし、前記共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク流路部材を含むインク供給流路中の前記インクが液体となるように前記調温手段を制御すると共に、前記インク移送手段を駆動させることにより前記インク環流流路を介して前記共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク流路部材中の前記インクをゲル又は固体となるように前記調温手段を制御すると共に前記インク移送手段を駆動させることにより前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出可能とした事を特徴とするインク吐出装置。 - 温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出するインク吐出装置であって、
前記インクを貯留するインク供給源と、
前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、
前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、当該複数の圧力室に接続された第2共通インク室、前記第2共通インク室とフィルタを介して設けられた第1共通インク室、前記第1共通インク室に前記インクを導入するインレット、前記第1共通インク室から前記インクを排出する第1アウトレット、及び前記第2共通インク室から前記インクを排出する第2アウトレットを有するインク吐出ヘッドと、
前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、
前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、
前記第1アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第1インク環流流路と、
前記第2アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第2インク環流流路と、
前記第1インク環流流路に組み込まれた第1インク流路部材と、
前記第1インク流路部材に付設され当該第1インク流路部材中の前記インクを液体とゲル又は固体とに相変化させるよう加熱又は冷却する第1調温手段と、
前記第2インク環流流路に組み込まれた第2インク流路部材と、
前記第2インク流路部材に付設され当該第2インク流路部材中の前記インクを液体とゲル又は固体とに相変化させるよう加熱又は冷却する第2調温手段と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記第1インク流路部材を含む第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように前記第1調温手段を制御し、前記第2インク流路部材を含む第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第2調温手段を制御し、且つ前記インク吐出ヘッドを駆動させる事により前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給可能とし、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク流路部材を含む第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように前記第1調温手段を制御し、前記第2インク流路部材を含む第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第2調温手段を制御し、且つ前記インク移送手段を駆動させる事により前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク流路部材を含む第1インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第1調温手段を制御し、前記第2インク流路部材を含む第2インク還流流路中の前記インクを液体となるように前記第2調温手段を制御し、且つ前記インク移送手段を駆動させる事により前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1及び第2インク流路部材を含む第1及び第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように前記第1及び第2調温手段を制御し、前記インク移送手段を駆動させる事で前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出可能とする事を特徴とするインク吐出装置。 - 温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出するインク吐出装置であって、
前記インクを貯留するインク供給源と、
前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、
前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、当該複数の圧力室に接続された第2共通インク室、前記第2共通インク室とフィルタを介して設けられた第1共通インク室、前記第1共通インク室に前記インクを導入するインレット、前記第1共通インク室から前記インクを排出する第1アウトレット、及び前記第2共通インク室から前記インクを排出する第2アウトレットを有するインク吐出ヘッドと、
前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、
前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、
前記第1アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第1インク環流流路と、
前記第2アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第2インク環流流路と、
前記第1インク環流流路に組み込まれた第1インク流路部材と、
前記第2インク環流流路に組み込まれた第2インク流路部材と、
一方の面が前記第1インク流路部材に、他方の面が前記第2インク流路部材に付くように設けられ、前記一方の面と前記他方の面との間で熱を移動させることにより、当該第1及び第2インク流路部材中の前記インクを相補的に液体とゲル又は固体とに相変化させるように加熱又は冷却する熱電素子と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記熱電素子により前記第1インク流路部を含む前記第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように制御し、前記第2インク流路部材を含む前記第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように制御し、且つ前記インク吐出ヘッドを駆動させる事により、前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給可能とし、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記熱電素子により前記第1インク流路部材を含む前記第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように制御し、前記第2インク流路部材を含む前記第2インク還流流路中の前記インクがゲル又は固体となるように制御し、且つ前記インク移送手段を駆動して、前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記熱電素子により前記第1インク流路部材を含む前記第1インク還流流路中の前記インクをゲル又は固体に保持するとともに、前記第2インク流路部材を含む前記第1インク還流流路中の前記インクが液体となるように制御すると共に前記インク移送手段を駆動させる事により、前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流可能とし、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記熱電素子の駆動を停止した状態で、前記インク移送手段を駆動させる事により、前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出可能とした事を特徴とするインク吐出装置。 - インクを貯留するインク供給源と、前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体の状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、前記ノズルへインクを導入する共通インク室、前記共通インク室に前記インクを導入するインレット、及び前記共通インク室から前記インクを排出するアウトレットを有するインク吐出ヘッドと、前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、前記アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐインク環流流路とを備える、温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出可能なインク吐出装置の制御方法であって、
前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止して、前記インク還流流路中の前記インクを液体にした上で、前記インク吐出ヘッドを駆動して、前記インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給させる工程と、
前記共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク還流流路中の前記インクを液体にした上で、前記インク移送手段を駆動して、前記インク環流流路を介して前記共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流させる工程と、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にした上で、前記液体送液手段を駆動して、前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出する工程と、を有するインク吐出装置の制御方法。 - インクを貯留するインク供給源と、前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、当該複数の圧力室に接続された第2共通インク室、前記第2共通インク室とフィルタを介して設けられた第1共通インク室、前記第1共通インク室に前記インクを導入するインレット、前記第1共通インク室から前記インクを排出する第1アウトレット、及び前記第2共通インク室から前記インクを排出する第2アウトレットを有するインク吐出ヘッドと、前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、前記第1アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第1インク環流流路と、前記第2アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第2インク環流流路と、を備える、温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出するインク吐出装置の制御方法であって、
前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止するとともに、前記第1インク還流流路中の前記インクを液体にし、且つ前記第2インク還流流路中の前記インクをゲル又は固体にした上で前記インク吐出ヘッドを駆動する事により前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給する工程と、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクを液体にし、且つ前記第2インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にした上で前記インク移送手段を駆動して前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流させる工程と、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にし、且つ前記第2インク還流流路部材中の前記インクを液体にした上で前記インク移送手段を駆動して前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流させる工程と、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1及び第2インク還流流路部材中の前記インクを共にゲル又は固体にした上で、前記インク移送手段を駆動して前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出する工程と、を有する事を特徴とするインク吐出装置の制御方法。 - インクを貯留するインク供給源と、前記インク供給源から供給されたインクを一旦貯留し、液体状態を維持するための液体保持手段を有するサブタンクと、前記インクを吐出する複数のノズル、当該複数のノズルに対応しインクを吐出するために圧力を発生させる複数の圧力室、当該複数の圧力室に接続された第2共通インク室、前記第2共通インク室とフィルタを介して設けられた第1共通インク室、前記第1共通インク室に前記インクを導入するインレット、前記第1共通インク室から前記インクを排出する第1アウトレット、及び前記第2共通インク室から前記インクを排出する第2アウトレットを有するインク吐出ヘッドと、前記サブタンクと前記インレットとを繋ぐインク供給流路と、前記インク供給流路の途中に設けられ、前記サブタンクから前記インク吐出ヘッドへ液体の前記インクを移送する移送力を発生するインク移送手段と、前記第1アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第1インク環流流路と、前記第2アウトレットと前記サブタンクとを繋ぐ第2インク環流流路と、を備える、温度によってゲル又は固体と、液体とに相変化するインクを吐出するインク吐出装置の制御方法であって、
前記インク吐出ヘッドから前記インクを吐出するインク吐出動作時には、前記インク移送手段を停止させて前記第1インク還流流路部材中の前記インクは液体にする一方、前記第2インク還流流路部材中の前記インクはゲル又は固体にした上で、前記インク吐出ヘッドを駆動して、前記第1インク環流流路を介して前記インクを前記インク吐出ヘッドに供給する工程と、
前記第1共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクは液体にする一方、前記第2インク還流流路部材中の前記インクはゲ状又は固体にした上で前記インク移送手段を駆動して前記第1インク環流流路を介して前記第1共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流する工程と、
前記第2共通インク室から気泡を排出する気泡排出動作時には、前記第1インク還流流路部材中の前記インクをゲル又は固体にし、且つ前記第2インク還流流路部材中の前記インクを液体にした上で前記インク移送手段を駆動して、前記第2インク環流流路を介して前記第2共通インク室内の前記インクを前記サブタンクに還流する工程と、
前記圧力室から前記ノズルを介して気泡を排出する気泡排出動作時には前記インク移送手段を駆動して、前記ノズルを介して前記圧力室内のインクを排出する工程と、を有する事を特徴とするインク吐出装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010131627A JP5531793B2 (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | インク吐出装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010131627A JP5531793B2 (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | インク吐出装置及びその制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011255580A JP2011255580A (ja) | 2011-12-22 |
JP5531793B2 true JP5531793B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=45472305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010131627A Active JP5531793B2 (ja) | 2010-06-09 | 2010-06-09 | インク吐出装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5531793B2 (ja) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013077170A1 (ja) * | 2011-11-21 | 2013-05-30 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット記録装置及びインクジェット記録装置におけるインク供給方法 |
JP6011610B2 (ja) * | 2012-03-14 | 2016-10-19 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
US9381529B2 (en) | 2012-09-13 | 2016-07-05 | Skyworks Solutions, Inc. | Systems, devices and methods related to paint recirculation during manufacture of radio-frequency modules |
JP6036543B2 (ja) * | 2013-05-20 | 2016-11-30 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP6437764B2 (ja) * | 2014-08-28 | 2018-12-12 | 理想科学工業株式会社 | インク温調装置及びインク温調装置を備えたインクジェット印刷装置 |
JP6435149B2 (ja) * | 2014-09-29 | 2018-12-05 | 理想科学工業株式会社 | インクジェット印刷装置 |
JP2016168780A (ja) * | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 富士フイルム株式会社 | 液体供給装置及び画像形成装置 |
JP6856375B2 (ja) * | 2016-05-27 | 2021-04-07 | エスアイアイ・プリンテック株式会社 | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
CN107470559A (zh) * | 2017-08-25 | 2017-12-15 | 机械科学研究总院先进制造技术研究中心 | 一种温度可控的砂型3d打印供液系统 |
JP7055656B2 (ja) * | 2018-02-13 | 2022-04-18 | 東芝テック株式会社 | 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 |
JP6977840B2 (ja) * | 2019-06-25 | 2021-12-08 | セイコーエプソン株式会社 | 液体噴射装置 |
JP7306931B2 (ja) | 2019-09-19 | 2023-07-11 | 株式会社Screenホールディングス | 印刷装置およびインク循環方法 |
JP7364489B2 (ja) * | 2020-02-07 | 2023-10-18 | 株式会社ミマキエンジニアリング | インクジェット印刷装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0729442B2 (ja) * | 1985-11-11 | 1995-04-05 | 株式会社日立製作所 | インクジエツト記録装置 |
JPH08258284A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-08 | Brother Ind Ltd | インクジェット式印刷記録装置 |
JP2008173827A (ja) * | 2007-01-17 | 2008-07-31 | Olympus Corp | インクジェットプリンタ |
JP5094522B2 (ja) * | 2008-04-14 | 2012-12-12 | 理想科学工業株式会社 | 印刷装置 |
JP5469962B2 (ja) * | 2008-09-18 | 2014-04-16 | 理想科学工業株式会社 | インクジェットプリンタ |
-
2010
- 2010-06-09 JP JP2010131627A patent/JP5531793B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011255580A (ja) | 2011-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5531793B2 (ja) | インク吐出装置及びその制御方法 | |
US11260668B2 (en) | Fluid ejection device including recirculation system | |
JP4949972B2 (ja) | ヘッドアレイユニット及び画像形成装置 | |
US8540355B2 (en) | Fluid ejection device with circulation pump | |
JP4987783B2 (ja) | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法 | |
JP4988638B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6264888B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
CN107264030B (zh) | 喷墨打印头中的单喷射再循环 | |
CN110891792B (zh) | 具有封闭式横向通道的流体喷射装置 | |
JP5393618B2 (ja) | インクジェットヘッドおよびそのメンテナンス方法、インクジェットヘッドアッセンブリ、画像形成装置 | |
US11148423B2 (en) | Method of operating an inkjet printhead | |
JP2007112099A (ja) | インクジェット記録装置 | |
CN111032359B (zh) | 射流片、用于循环射流片内的流体的系统和流体流动结构 | |
EP3689614B1 (en) | Liquid discharge head, liquid discharge apparatus, and method of controlling the liquid discharge head | |
JP6613093B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP7010092B2 (ja) | 液体を吐出する装置 | |
JP6158000B2 (ja) | インク、インクセット、インクジェット記録方法、インクジェット記録用ヘッド、及びインクジェット記録装置 | |
WO2022102526A1 (ja) | 液体供給装置、液体供給装置の制御方法、印刷装置 | |
JP2023000794A (ja) | 液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 | |
JP2006240176A (ja) | インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120920 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131001 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131118 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20131118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140306 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140325 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140407 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5531793 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |