JP5509780B2 - トナーカートリッジの保持装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術では、受け台(34)の前端部にトナーボトル(33)のトナー排出口(33a)と係合するホッパ(31)が一体に形成されており、ホッパ(31)の前端に設置されたレバー(35)を使用して操作者が受け台(34)を操作可能な構成となっている。
特許文献3としての特開平11−143190号公報には、駆動装置(4)によりトレー(3)が画像形成装置の機外の所定の位置まで、前後方向に移動可能な画像形成装置が記載されている。特許文献3に記載の技術では、上部が四角形断面で下部が二等辺三角形状断面の容器本体(10)を有するトナー補給容器(1)を、トレー(3)の上面に設けられた受け部(3−b,3−c,3−d)に上方から載せて装着し、駆動装置(4)によりトレー(3)を装置本体内に移動させて、トナー補給容器(1)を装着している。
特許文献6としての特開2006−78627号公報には、装置本体(100)の前面から前方にスライド移動可能な現像剤補給容器受け台(400b)に、筒状の現像剤補給容器(1)を着脱することで、現像剤補給容器(1)を交換する技術が記載されている。
特許文献8,9に記載の技術では、容器受け台(21)を画像形成装置(100)の前面よりも前方に引き出した状態で、前後に延びる円筒形状のトナー容器(10)を容器受け部(21)に上方から着脱した後に、容器受け部(21)を奥側にスライド移動させて、トナー容器(10)を画像形成装置(100)に装着している。
画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体に支持され且つトナーカートリッジを着脱可能且つ回転可能に支持する保持体と、
前記トナーカートリッジに設けられた被規制部に係合して前記トナーカートリッジの回転を規制する規制位置と、前記被規制部に対する係合が解除されて前記トナーカートリッジの回転を許容する許容位置と、の間で移動可能に保持体に支持された回転規制部材と、
前記回転規制部材を前記規制位置に付勢する規制付勢部材と、
前記引き出し体を支持する引き出し支持部材と、
前記引き出し支持部材に設けられ、且つ、前記引き出し体が前記収容位置に移動した場合に前記回転規制部材を前記規制位置から前記許容位置に移動させる許容移動部材と、
を備え、
前記トナーカートリッジは、前記画像形成装置本体に対して着脱されて交換可能な消耗品であって、前記引き出し体が前記収容位置にある状態で前記保持体に支持されて回転することで、前記画像形成装置本体に装着される装着位置および前記画像形成装置本体に対して着脱可能な着脱可能位置の間を回転する
ことを特徴とする。
前記回転規制部材に設けられた移動規制部と、
前記保持体に形成され、前記移動規制部が係合する規制係合部であって、前記移動規制部が係合して前記規制位置から前記許容位置への移動を規制する許容規制部を有する前記規制係合部と、
前記回転規制部材を前記規制位置に付勢し、且つ、前記移動規制部が前記許容規制部に係合する方向に前記回転規制部材を付勢する前記規制付勢部材と、
前記引き出し支持部材に設けられ、且つ、前記引き出し体が前記収容位置に移動する場合に、前記移動規制部と前記許容規制部との係合が解除される方向に前記回転規制部材を移動させる規制解除部と、
を備えたことを特徴とする。
像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記現像器に補給される現像剤が収容された現像剤収容容器により構成された前記トナーカートリッジと、
請求項1または2に記載されたトナーカートリッジの保持装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、規制係合部が設けられていない場合に比べて、操作中にトナーカートリッジが誤って回転することが低減される。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、実施例1の画像形成装置Uは、装置操作部の一例としてのユーザインタフェースUI、画像情報入力装置の一例としてのイメージ入力装置U1、給紙装置U2、画像形成装置本体U3、および用紙処理装置U4を有している。
前記イメージ入力装置U1は、自動原稿搬送装置および画像読取装置の一例としてのイメージスキャナ等により構成されている。図1において、イメージ入力装置U1では、図示しない原稿を読取って画像情報に変換し、画像形成装置本体U3に入力する。
前記給紙装置U2は、複数の給紙部の一例としての給紙トレイTR1〜TR4が着脱可能に支持されている。前記各給紙トレイTR1〜TR4には、最終転写体、媒体の一例としての記録用紙Sが収容されており、記録用紙Sは各給紙トレイTR1〜TR4から送り出されて、給紙路SH1等を通じて画像形成装置本体U3に搬送される。
また、画像形成装置本体U3は、制御部C、および、前記制御部Cにより制御される潜像書込装置駆動回路の一例としてのレーザ駆動回路D、前記制御部Cにより制御される電源回路E等を有している。前記レーザ駆動回路Dは、前記イメージ入力装置U1から入力されたG:グリーン、O:オレンジ、Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:黒の画像情報に応じたレーザ駆動信号を予め設定された時期、いわゆる、タイミングで、各色の潜像形成装置ROSg,ROSo,ROSy,ROSm,ROSc,ROSkに出力する。
黒の像保持体ユニットUKは、像保持体の一例としての感光体ドラムPk、帯電器CCkおよび像保持体用清掃器の一例としてのクリーナCLkを有している。また、前記感光体ドラムPkの右方には、黒の現像器GKの現像部材の一例としての現像ロールR0が隣接して配置されている。そして、他の各色の像保持体ユニットUG〜UCも、感光体ドラムPg,Po,Py,Pm,Pc、帯電器CCg,CCo,CCy,CCm,CCc、クリーナCLg,CLo,CLy,CLm,CLcを有している。また、前記各感光体ドラムPg〜Pcの右方には、各色の現像器GG〜GCの現像部材の一例としての現像ロールR0が隣接して配置されている。
前記各像保持体ユニットUY〜UOと前記各現像器GY〜GOとにより可視像形成部材(UG+GG),(UO+GO),(UY+GY),(UM+GM),(UC+GC),(UK+GK)が構成されている。
なお、黒画像データのみの場合は黒の感光体ドラムPkおよび現像器GKのみが使用され、黒のトナー像のみが形成される。また、Y,M,C,Kの4色印刷や、使用者の設定等に応じた2色、3色印刷等が行われる場合には、該当する感光体ドラムPg〜Pkおよび現像器GG〜GKが使用される。
各現像器GG〜GKでの現像剤の消費に応じて、トナーディスペンサー装置U3aに装着された着脱体の一例であって現像剤収容容器の一例としてのトナーカートリッジKg,Ko,Ky,Km,Kc,Kkから現像剤が搬送されて、補給される。
図1、図2において、各感光体ドラムPg〜Pkの下方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが、前記各感光体ドラムPg〜Pkの下面に接触する上昇位置と前記下面から下方に離れた下降位置との間で昇降可能に支持されている。
前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有している。前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBを裏面から支持する中間転写体駆動部材の一例としてのベルト駆動ロールRdにより矢印Ya方向に回転駆動され、張力付与部材の一例としてのテンションロールRtにより張力が付与されて張架される。また、前記中間転写ベルトBは、前記中間転写ベルトBの蛇行を防止する蛇行防止部材の一例としてのウォーキングロールRwや、従動部材の一例としての複数のアイドラロールRfや、2次転写対向部材の一例としてのバックアップロールT2aにより裏面側が支持されている。
前記各ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5により、前記中間転写ベルトBを裏面から回転可能に支持する中間転写体支持部材の一例としてのベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5が構成されている。
また、前記中間転写ベルトB、前記ベルト支持ロールRd,Rt,Rw,Rf,T2a,R1〜R5、前記各1次転写ロールT1g〜T1k、前記除電板金JB等により、実施例1の前記ベルトモジュールBMが構成されている。
前記コンタクトロールT2cには制御部Cにより制御される電源回路から予め設定されたタイミングでトナーの帯電極性と同極性の2次転写電圧が印加される。
なお、前記媒体案内部材SGrはレジロールRrとともに、前記画像形成装置本体U3に固定支持されている。
前記中間転写ベルトB上のトナー像は、前記2次転写領域Q4を通過する際に前記2次転写器T2により前記記録用紙Sに転写される。なお、フルカラー画像の場合は中間転写ベルトB表面に重ねて1次転写されたトナー像が一括して記録用紙Sに2次転写される。
前記ベルトモジュールBM、前記2次転写器T2、前記ベルトクリーナCLB等により、感光体ドラムPy〜Po表面の画像を記録用紙Sに転写する転写装置TSが構成されている。
前記記録用紙S上のトナー像は定着領域Q5を通過する際に定着装置Fにより加熱定着される。前記定着装置Fの下流側には搬送路切替部材GT1が設けられている。前記搬送路切替部材GT1は用紙搬送路SH2を搬送されて定着領域Q5で加熱定着された記録用紙Sを、用紙処理装置U4の用紙排出路SH3または用紙反転路SH4側のいずれかに選択的に切り替える。前記用紙排出路SH3に搬送された記録用紙Sは、用紙処理装置U4の用紙搬送路SH5に搬送される。
前記画像形成装置本体U3の用紙反転路SH4の下流端には、用紙循環路SH6および用紙反転路SH7が接続されており、その接続部にもマイラーゲートGT3が配置されている。前記切替ゲートGT1を通って用紙搬送路SH4に搬送された記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3を通過して前記用紙処理装置U4の用紙反転路SH7側に搬送される。両面印刷を行う場合には、用紙反転路SH4を搬送されてきた記録用紙Sは、前記マイラーゲートGT3をそのまま一旦通過して、用紙反転路SH7に搬送された後、逆方向に搬送、いわゆる、スイッチバックさせられると、前記マイラーゲートGT3により搬送方向が規制され、スイッチバックした記録用紙Sが用紙循環路SH6側に搬送される。前記用紙循環路SH6に搬送された記録用紙Sは前記給紙路SH1を通って前記転写領域Q4に再送される。
前記符号SH1〜SH7で示された要素により用紙搬送路SHが構成されている。また、前記符号SH,Ra,Rr,Rh,SGr,SG1,SG2,BH,GT1〜GT3で示された要素により用紙搬送装置SUが構成されている。
図1において、実施例1のトナーディスペンス装置U3aは、G,O,Y,M,C,Kの各色のトナーカートリッジKg〜Kkが装着されるカートリッジホルダKHg,KHo,KHy,KHm,KHc,KHkと、各カートリッジKg〜Kkからの現像剤が一時的に貯留されて撹拌される現像剤貯留容器の一例としてのリザーブタンクRTg,RTo,RTy,RTm,RTc,RTkと、を有し、リザーブタンクRTg〜RTk内で撹拌された現像剤は、現像装置GG〜GKでの現像剤の消費量に応じて、図示しない搬送部材で搬送される。
次に、実施例1の着脱体保持装置の一例としてのカートリッジホルダKHg〜KHkの説明をするが、各カートリッジホルダKHg〜KHkは同様に構成されているため、K色のカートリッジホルダKHkについて説明を行い、その他の色のカートリッジホルダKHg〜KHcについては詳細な説明は省略する。
図4は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図3の状態から傾斜ホルダが引き出された引き出し位置に移動した状態の説明図である。
図5は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図4の状態から傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図である。
図6は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図5の状態から前端カバーが前端開放位置に移動した状態の説明図である。
図7は実施例1のトナーディスペンサー装置の要部斜視説明図であり、図6の状態からトナーカートリッジが取り出された状態の説明図である。
なお、図4では、本体側シャッタは流出口閉塞位置に移動しているはずであるが、理解の容易のために、流出口開放位置に移動した状態で図示している。
図4〜図7において、ホルダベース2は、後端部に配置された板状の後端壁2aと、後端壁2aから前方に延びる半円筒状の筒壁2bとを有する。
図4〜図8において、前記後端壁2aには、本体側の誤装着防止部の一例として、円弧状の溝により構成されたハードキー装着溝2cが形成されており、トナーカートリッジKkの後端から後方に突出する着脱体側の誤装着防止部の一例としてのハードキーKk8が嵌ることが可能な構成となっている。したがって、現像器Gg〜Gkの色に対応する現像剤が収容されたトナーカートリッジKg〜Kkが装着された場合は、ハードキー装着溝2cとハードキーKk8との位置が一致して嵌るが、色が一致しない場合は位置がずれて嵌らないように予め設定されている。
図4〜図9において、後端壁2aには、駆動源2dからの駆動が伝達される駆動伝達部材の一例としてのカップリング3が支持されている。前記カップリング3は、装着されるトナーカートリッジKkの後端の被駆動伝達部材の一例としての図5に示すカップリングCPと噛み合う。図9において、実施例1の本体側のカップリング3は、トナーカートリッジKkのカップリングCPと確実に噛み合わせるために、付勢部材の一例としてのカップリングバネ3aにより前方に付勢されており、カップリング3は図示しない抜け止めにより抜け止めされた状態で、図9A、図9Bに示すように、前後方向に移動可能に支持されている。
図3〜図8において、前記ホルダベース2の筒壁2bは、底部から左側に延びる弧状の内周面4と、内周面4の右部に形成され且つ内周面4よりも凹んだ形状に形成され、前後方向に延びる開閉部材通過路の一例としてのシャッタ通過溝6とを有する。図9、図10において、前記内周面4の後端部には、弧状内周面4よりも凹み且つシャッタ通過溝6よりも凸に形成され、筒壁2bの周方向に沿って延びる流入口形成部7が形成されており、流入口形成部7とシャッタ通過溝6との境界の段差部分により開閉部材押さえ部の一例としてのシャッタ押さえ部8が形成されている。
図8、図10Bにおいて、シャッタ押さえ部8の下方のシャッタ通過溝6には、落下現像剤収容部の一例として、前後方向に延び且つ下方に凹んだ凹部状に形成され、こぼれた現像剤を収容可能な現像剤ポケット6aが形成されている。
図8〜図11において、実施例1の本体側シャッタ12は、円弧状の板体により構成された開閉部材本体の一例としてのシャッタ本体12aを有する。シャッタ本体12aの左右方向中央部には、後方に延びる板状の後方連結部12bが形成されており、後方連結部12bには、上方に折れ曲がった形状に形成されて後端壁2aに対面する回転連動部の一例としてのハードキー連動部12cが形成されている。ハードキー連動部12cには、ハードキー装着溝2cに対応する位置に形成され且つトナーカートリッジKkのハードキーKk8が貫通可能な貫通口12dが形成されている。したがって、ハードキーKk8が貫通口12dに貫通した状態で、トナーカートリッジKkが回転すると、本体側シャッタ12が連動して移動する。よって、本体側シャッタ12は、閉塞位置の一例としての図10Aに示す流入口9を閉塞する流出口閉塞位置と、開放位置の一例としての図10Cに示す流入口9を開放する流出口開放位置との間で移動する。したがって、ハードキーKk8が貫通口12dに貫通した状態で、トナーカートリッジKkが回転すると、本体側シャッタ12が連動して移動する。よって、本体側シャッタ12は、閉塞位置の一例としての図10Aに示す流入口9を閉塞する流出口閉塞位置と、開放位置の一例としての図10Bに示す流入口9を開放する流出口開放位置との間で移動する。
図9において、実施例1の上げ底部12fの前後方向の幅は、流入口9よりも幅広に形成されており、リブ12hの下端が流入口9の縁よりも外側で流入口形成部7に接触するように形成されている。したがって、リブ12hは、現像剤が流出する幅である流出口Kk3の前後方向の端よりも外側において、流入口形成部7の上面に接触するように設定されている。
また、実施例1の上げ底部12fの左右方向の幅は、シャッタ押さえ部8から流入口9の右縁までの距離よりも短く形成されている。
図10Bにおいて、実施例1の本体側シャッタ12では、流入口9の閉塞位置において、対向部12eの位置が、シャッタ押さえ部8よりも手前側となり、トナーカートリッジKkとの間に、微小な空間が形成されるように設定されており、シャッタ12の右端面で押された現像剤がシャッタ通過溝6側に押されてこぼれることが低減されるように設定されている。
また、図10Bにおいて、実施例1の本体側シャッタ12では、上げ底部12fの左右方向の幅がシャッタ押さえ部8から流入口9の右縁までの距離よりも短く形成されており、本体側シャッタ12が閉塞位置に移動した状態では、シャッタ本体12aの下面が流入口9を閉塞する。
図9、図10において、実施例1のホルダベース2に装着されるトナーカートリッジKkは、現像剤の収容部の一例として円筒状の容器本体Kk1を有する。容器本体Kk1の後端部には、容器本体Kk1の径方向外方に突出する流出口部Kk2が形成されている。流出口部Kk2には、容器本体Kk1の内部の現像剤が流出する通過口の一例としての流出口Kk3が形成されている。また、流出口部Kk2には容器本体Kk1の周方向に沿って移動可能な開閉部材の一例としてのカートリッジシャッタKk4が装着されており、カートリッジシャッタKkの流出口Kk3に対向する内面には、漏出防止部材の一例としてのカートリッジシールKk4aが支持されている。そして、ホルダベース2のシャッタ通過溝6の凹みの深さは、流出口Kk3を塞いだ状態のカートリッジシャッタKk4が通過可能な深さに形成されている。また、前記流入口形成部7の凹みの深さは、カートリッジシャッタKk4の厚みより浅く、且つ、流出口部Kk2の容器本体Kk1からの突出量よりも深く形成されている。
トナーカートリッジKkが後端まで装着されると、ハードキー装着溝2cおよびハードキー連動部12cの貫通口12dを、トナーカートリッジKkの後端から突出するハードキーKk8が貫通する。なお、色の異なるトナーカートリッジKy,Km,Kc,Ko,Kgを挿入した場合、ハードキーKk8の位置が一致せず、後端まで挿入されず、誤装着が防止される。
なお、図4において、実施例1のトナーカートリッジKkの前端部には、被規制部の一例として、容器本体Kk1の径方向に突出する回転規制片Kk7が設けられている。
図12は実施例1の引き出し体部分の要部説明図であり、図12Aは図4の矢印XIIA方向から見た要部説明図、図12Bは図6のXIIB−XIIB線断面図である。
図13は図5の矢印XIII方向から見た要部説明図である。
なお、図12、図13および以降の図面において、装置の説明及び理解の容易のために、外側からは見えない内部に配置された部材を実線で表示して、外側に配置された部材を破線や鎖線で示したり図示を省略したりしている。
前記下側案内部17bの上面には、下側コロ案内面17cが形成されている。前記レール本体17の外側面には、上方に延びる上側案内部材の一例としての上側ガイドレール18が螺子19により固定支持されている。前記上側ガイドレール18は、上方に延びる閉塞部の一例としての外側カバー部18aと、外側カバー部18aの上端から内側に折曲げられた形状の上側案内部18bとを有する。前記上側案内部18bの下面には上側コロ案内面18cが形成されている。
前記右側の被ガイドレール22には、貫通孔26の後方の外側面に沿って、前後方向に延びる連動部材の一例としてのリンク27がリンク回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。前記リンク27の後端には、右側のガイドレール16の前端の誤挿入停止部16aに接触、離間可能なJ字形状に折曲げられた被停止部27bが形成されている。したがって、前記リンク27は、被停止部27bが誤挿入停止部16aから離間して被ガイドレール22が収容位置と引き出し位置との間を移動可能な図12に示す停止部離間位置と、被停止部27bが誤挿入停止部16aに接触して被ガイドレール22が引き出し位置から収容位置への移動が規制される図13に示す停止部接触位置と、の間でリンク回転中心27aを中心として回転可能に支持されている。
前記リンク27の前端には、貫通孔26に対応して形成され且つ前後方向に延びる長孔状の連結孔27cが形成されている。
図14は実施例1の制動部材の説明図である。
なお、図14において、ホルダフレームの理解を容易にするために、ホルダカバーは図示が省略されている。
図3〜図13において、前記被ガイドレール21,22の前端部には、保持体の一例であって回転保持体の一例としての傾斜ホルダ31がホルダ回転軸32,33を中心として回転可能に支持されている。前記傾斜ホルダ31は、枠体の一例としてのホルダフレーム36を有する。図14において、ホルダフレーム36は、トナーカートリッジKkの軸方向に沿って延びる板状のホルダフレーム底壁36aと、ホルダフレーム底壁36aの左右両側端から上方に延びるホルダフレーム左側壁36bおよびホルダフレーム右側壁36cと、を有する。前記ホルダフレーム左側壁36bおよびホルダフレーム右側壁36cの後端部には、前記ホルダ回転軸32,33が連結されている。
したがって、傾斜ホルダ31がホルダ回転軸32,33を中心として回転すると、リンク連結ピン36dにより連結されたリンク27が連動して、図12に示す停止部離間位置と、図13に示す停止部接触位置との間で回転移動する。
図16は実施例1の傾斜ホルダの要部説明図であり、図7の傾斜位置に移動した状態の傾斜ホルダ前部の説明図である。
図15、図16において、ホルダフレーム36の前部において、ホルダフレーム底壁36aには切り起こされた形状の切り起こし部39が左右一対形成されている。なお、図面の関係上、図15、図16には右側の切り起こし部39のみ図示している。
図15Bにおいて、前記ピン42は、切り起こし部39の支持孔39aに貫通した状態で左右方向に移動可能に支持される被支持部42aを有する。前記被支持部42aの外側には、ピン通過口41を貫通し且つ被支持部42aよりも大径のピン本体42bが一体的に形成されている。ピン本体42bの外端部には、ピン本体42bよりも大径の円板状のバネ支持部42cが一体形成されている。バネ支持部42cには、バネ支持部42cから外方に突出する突起状の掛かり部42dが形成されている。
また、前記ホルダフレーム側壁36b,36cの前記切り起こし部39よりもさらに前方には、回転規制部の一例として、各ホルダフレーム側壁36b,36cから外方に延びる左右一対のサポート連結スタッド44が支持されている。
図18は図17に示す状態から傾斜ホルダが傾斜位置に移動し且つ前端カバーが開放位置に移動した状態のサポートの要部説明図である。
図12〜図18において、前記ホルダフレーム36の各ホルダフレーム側壁36b,36cの外側には、補助回転体の一例として、前後方向に延びる板状の左側サポート46および右側サポート47が配置されている。前記サポート46,47の後端部は、ホルダ回転軸32,33の前側に離れた位置に配置された補助回転軸の一例としてのサポート回転軸48により、被ガイドレール21,22に回転可能に支持されている。図12〜図14に示すように、実施例1のサポート回転軸48は、ホルダ回転軸32,33に対して前側近傍に離れた位置、すなわち、近接して配置されている。
さらに、下回転ロック面53bから上方に離れた位置である前記回転規制溝部54の内周面により、開放回転規制部の一例としての回転ロック面54aが構成されている。
図20は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、傾斜ホルダが傾斜位置に移動した状態の説明図である。
図21は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、図20に示す状態から前端カバーが前端開放位置に向けて回転を開始した状態の説明図である。
図22は実施例1の傾斜ホルダの前端部の要部説明図であり、図21に示す状態から前端カバーが前端開放位置に移動した状態の説明図である。
図17〜図22において、各サポート46,47の前端には、回転被連動部の一例として、サポート46,47を左右方向に貫通するロック開口56が形成されている。
図7、図15〜図18において、前記ホルダフレーム36には、保持体被覆部材の一例としてのホルダカバー61が固定支持されている。前記ホルダカバー61は、ホルダフレーム36の底壁36aの前側および左右両側に配置された上側被覆部の一例としての上側カバー62を有する。前記上側カバー62は、半円筒状の上面である着脱体保持面の一例としてのカートリッジ保持面62aを有する。
図25は実施例1の回転規制機構の要部説明図である。
図26は実施例1の回転規制機構の分解説明図であり、図26Aは分解図、図26Bは図26Aの矢印XXVIB方向から見た図である。
図16、図23〜図25において、前端壁63の下端には、前端壁63に対して後方に凹み且つ下方に延びる形状に形成され、回転規制片Kk7が接触可能なリブ接触部63cが形成されている。
図26Aにおいて、前端壁63の回転規制装着部63a1の後面側には、付勢装着部の一例として、後方に突出するバネ装着突起63dが形成されている。前記バネ装着突起63dの近傍には、腕部支持体の一例として、後方に突出するアーム引っ掛け突起63eが形成されている。
図3〜図7、図15、図16、図23、図25において、前記上側カバー62の右上端縁には、前記右側壁36cおよび右側サポート47の外側を被覆する右カバー66が上側カバー62に一体的に形成されている。
前記ホルダフレーム36およびホルダカバー61により、トナーカートリッジKkを保持する保持体本体36+61が構成されている。
図27は図25の矢印XXVII方向から見た図であり、図27Aは回転規制部材が規制位置に移動し且つ移動規制位置に移動した状態の説明図、図27Bは回転規制部材が規制位置且つ移動規制解除位置に移動した状態の説明図、図27Cは回転規制部材が許容位置に移動した状態の説明図である。
図26、図27において、前記リブ接触部63cの左端には、移動規制部材の一例として、後方に延びる板状のロック部67が形成されている。前記ロック部67には、規制係合部の一例として、開口により構成されたロック口67aが形成されている。実施例1のロック口67aは、前端部の前後方向に延びる許容係合部67bと、許容係合部67bの後端に形成され且つ下方に段差状に下がった形状の許容規制部67cとを有する。
前記ロック底壁68bの後端には、上方に延びるロック後壁68cが形成されている。ロック後壁68cの左端には、付勢装着部の一例として、バネ装着突起63dに対応するバネ装着突起68dが形成されている。
図26、図27において、ロック底壁68bの左部下面には、被移動部の一例として、下方に延びるスライド突起68fが形成されている。
図25において、ロック部材68が移動規制位置に保持されると、ロック部材68のロック前壁68aが、前端壁63aの回転規制装着部63a1に接触した状態である規制位置に保持される。したがって、装着されたトナーカートリッジKkの回転規制片Kk7の左方に隣接した状態となり、トナーカートリッジKkが回転しようとしても、回転規制片Kk7と接触して、回転を規制する。
図3、図28において、傾斜ホルダ31にトナーカートリッジKkが収容された状態で、被ガイドレール21,22が収容位置に向かって移動する場合に、スライド突起68fがロック解除溝1dの後端面に接触する前に、ロック底壁68bの下面の右部が傾斜面1eに接触する。したがって、トナーカートリッジKkの挿入に伴って、ロック底壁68bの右部が、傾斜面1eに沿って上方に回転し、コイルバネ69のネジリバネ機能の付勢力に抗して、図27Bに示すように、ロック爪68eが移動規制位置から上方の移動規制解除位置に移動する。したがって、ロック爪68eと許容規制部67cとの係合が解除され、ロック部材68が前方に移動可能な状態となる。
図3〜図7、図15〜図24において、前記ホルダカバー61の前端部には、前端開閉部材の一例としての前カバー71が支持されている。図19〜図24において、前記前カバー71は、半円筒状の前カバー筒壁72と、前記前カバー筒壁72の左右両端から前記左カバー64および右カバー66に沿って延びる前カバー左壁73および前カバー右壁74と、前記前端壁63に対応して前カバー筒壁72の前端に形成された前カバー前壁76と、を有する。
図16、図23において、前端開放位置に移動した状態における前カバー筒壁72の前側上端には、案内部の一例として、トナーカートリッジKkの外表面に沿った形状に形成された左右一対のカートリッジガイド部72aが形成されている。
したがって、ホルダカバー61の前端壁63および前カバー71の前壁76とにより、傾斜ホルダ31の傾斜時に、トナーカートリッジKkの前方への移動を規制して脱落を防止する引き出し規制部材63+76が構成されている。
前記構成を備えた本発明の実施例1の前記画像形成装置Uでは、画像形成動作、いわゆる、ジョブが実行されて、前記各現像器GG〜GKで現像剤が消費されると、消費量に応じて、トナーディスペンス装置U3aが作動して、各トナーカートリッジKg〜Kkから現像剤が補給される。トナーカートリッジKg〜Kk内の現像剤が空になると、トナーカートリッジKg〜Kkが交換される。
図3において、空になったトナーカートリッジKkを交換する場合、図3に示す収容位置において、トナーカートリッジKkのカートリッジハンドルKk6を操作して、図10Cに示す流出口開放位置から図10Aに示す流出口閉塞位置まで、トナーカートリッジKkを回転させる。トナーカートリッジKkの回転に伴って、カートリッジシャッタKk4および本体側シャッタ12が回転して、流出口Kk3および流入口9が閉塞される。
トナーカートリッジKkが流入口9からカートリッジKk4の位置まで移動する間に、
流出口Kk3が流入口形成部7の上面に対向した状態で通過し、このとき、流出口Kk3から現像剤が流入口形成部7の上面に付着することがある。
図29において、従来の本体側シャッタ01のように、上げ底部12fが形成されていない構成では、流入口形成部7に付着した現像剤を、本体側シャッタ01の右端が擦り切りながら右方に移動する。したがって、擦り切られた現像剤は、流入口形成部7の右端からシャッタ通過溝6にこぼれ、シャッタ通過溝6が汚染される。したがって、次に装着されるトナーカートリッジKkに、こぼれた現像剤が付着し、トナーカートリッジKkが交換される度に、トナーカートリッジKkに付着した現像剤が画像形成装置Uの外部に落下したり、利用者の手が汚れる恐れがある。
これに対して、実施例1の本体側シャッタ12では、上げ底部12fが、形成されており、本体側シャッタ12が流入口9の閉塞位置に移動する際に、流入口形成部7の上面との間に擦り切り抑制空間12gが空いた状態で移動しており、流入口形成部7の上面の現像剤が擦り切られることが抑制されている。したがって、現像剤がこぼれて画像形成装置Uの内外が汚染されることが抑制される。
また、実施例1では、現像剤ポケット6aが形成されており、現像剤がこぼれても現像剤ポケット6aに収容され、画像形成装置Uの内外の汚染が低減されている。
さらに、実施例1では、流入口9の閉塞位置において、本体側シャッタ12の対向部12eの位置が、シャッタ押さえ部8よりも手前側となり、トナーカートリッジKkとの間に微小な空間が形成されており、シャッタ12の右端面で押された現像剤がシャッタ通過溝6側に押されてこぼれることが低減されており、画像形成装置Uの内外の汚染が低減されている。
また、図17、図19において、前記引き出し位置では、前カバー71のロックスタッド78が、ロック開口56のカバーロック部56cに嵌った状態となっている。したがって、図4、図15、図17に示す挿入可能位置では、前カバー71は、図17に示す前端閉塞位置に保持され、回転不能な状態となっている。したがって、挿入可能位置で誤って前カバー71が前端開放位置に移動して開放されることが防止されている。したがって、前カバー71が回転可能な状態で傾斜ホルダ31が回転してトナーカートリッジKkが傾斜ホルダ31から前方に滑り落ちる等の不測の事故が防止されている。
このとき、実施例1の傾斜ホルダ31では、ホルダ回転軸32に、ワンウェイヒンジ38が組み込まれており、自然回転力よりも小さな回転力しか伝達されない。したがって、ワンウェイヒンジ38が組み込まれていない場合には、トナーカートリッジKkや傾斜ホルダ31等の自重で下方の傾斜位置に向けて回転する際の回転速度が速くなりすぎて、急速度で回転する傾斜ホルダ31が衝突して物品が破損したり利用者が負傷したりすることや、急速度の回転でトナーカートリッジKkが飛び出す等の不測の事故が発生する恐れがあったが、実施例1ではワンウェイヒンジ38で回転速度が低減されており、事故等の発生が低減されている。
また、図12、図13において、前記傾斜ホルダ31の回転に伴って、右側のリンク連結ピン36dで連結されたリンク27が連動して回転し、図12に示す停止部離間位置から図13に示す停止部接触位置に移動する。したがって、被停止部27bが誤挿入停止部16aに接触して、被ガイドレール21,22の収容位置に向けての移動が規制される。したがって、傾斜ホルダ31の傾斜中やトナーカートリッジKkの交換中に、誤って被ガイドレール21,22や傾斜ホルダ31等が収容位置に向けて移動することが低減されている。
また、サポート回転軸48とホルダ回転軸32とが近接していると、傾斜ホルダ31の回転軌跡と、サポート46,47の回転軌跡が近似する。したがって、傾斜位置に移動した状態において、傾斜ホルダ31に対してサポート46,47の相対位置のずれが少なく、傾斜ホルダ31の下面からのサポート46,47の飛び出し量が少なくなっている。よって、飛び出したサポート46,47に接触して負傷する等の不測の事故も低減されている。
図30はトナーカートリッジを保持体に装着する作業の説明図であって、図30Aはトナーカートリッジを下方から前カバーに当てた状態の説明図、図30Bは図30Aに示す状態からトナーカートリッジを傾斜させて上方に押し上げる途中の状態の説明図、図30Cはトナーカートリッジが保持体に装着された状態の説明図である。
図7、図30、図31において、新たなトナーカートリッジKkが装着される場合、画像形成装置Uの上方から傾斜する傾斜ホルダ31に対して、作業者は、一般的に、上方に持ち上げてから乗せようとすると、持ち上げる力が必要になったり、背が低い作業者では困難であり、下方から上方に押し上げるようにして装着することが多い。したがって、トナーカートリッジKkが傾斜ホルダ31に装着される場合に、図30Aに示すように、まず、トナーカートリッジKkの外表面が前カバー71のカートリッジガイド部72aに当てられる。
次に、トナーカートリッジKkがカートリッジガイド部72aに沿って上方に持ち上げながら回転させて、図30B、図31Aに示す状態となる。この状態では、トナーカートリッジKkの傾斜角度に応じて、カートリッジガイド部72aおよびガイド角部63bのいずれかまたは両方向に、トナーカートリッジKkの外表面が接触した状態で、上方に案内される。したがって、カートリッジガイド部72aやガイド角部63bが設けられていない構成に比べて、トナーカートリッジKkの装着が容易になる。
そして、トナーカートリッジKkの前端が、前端壁63より後方まで移動するとトナーカートリッジKkが傾斜ホルダ31に収容され、装着される。
したがって、新たなトナーカートリッジKkがカートリッジ保持面62aに装着され、図6に示す状態となる。図6に示すように、前カバー71が前端開放位置に移動した状態では、回転ロック面54aとサポート連結スタッド44との接触で傾斜ホルダ31が回転不能な状態となっており、且つ、リンク27の被停止部27bと挿入防止用停止部16aとの接触で挿入不能な状態となっている。したがって、前カバー71を閉め忘れた状態で傾斜ホルダ31を回転させたり、挿入することが防止されている。
また、ロック部材68が移動規制位置に保持されており、ロック爪68eが許容規制部67cに係合して、前方への移動が規制されている。したがって、トナーカートリッジKkを回転させる力が作用しても、ロック部材68が前方に押されることが防止されており、許容規制部67cが設けられていない場合に比べて、トナーカートリッジKkが誤って回転することが低減されている。
また、実施例1の傾斜ホルダ31では、左カバー64の後端保護部64aが左側壁36bと左側の被ガイドレール21との隙間を埋めており、回転作業中に誤って被ガイドレール21と左カバー64との間に指を詰めてしまう等の事故も低減されている。
また、前記挿入可能位置では、前カバー71のロックスタッド78がカバーロック部56cに嵌った状態となっており、誤って前カバー71が前端開放位置に開放されることが防止されている。
さらに、挿入可能位置では、リンク27が図12に示す停止部離間位置に移動しており、被停止部27bが誤挿入停止部16aから離間し、被ガイドレール21,22を後方の収容位置に向けて移動可能な状態となっている。
このとき、実施例1のトナーカートリッジKkは、回転規制片Kk7がロック部材86に干渉して回転不能な状態で保持されており、流出口部Kk2がシャッタ通過溝6に対応する位置となっている。したがって、流出口部Kk2が干渉せず、シャッタ通過溝6を通過して収容位置に向けて移動可能になっている。
図3において、収容位置に移動してトナーカートリッジKkの回転規制が解除された状態で、カートリッジハンドルKk6を回転すると、図10Aに示す流出口閉塞位置から図10Cに示す流出口開放位置に移動し、流出口Kk3および流入口9とが開放され、接続される。したがって、トナーカートリッジKkからリザーブタンクRTkに現像剤が供給可能になる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H019)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、前記画像形成装置Uは、いわゆる、複合機により構成したが、これに限定されず、例えば、プリンタ、FAX等により構成することも可能である。(H02)前記実施例において、前記画像形成装置Uは、6色のトナーが使用される構成に限定されず、例えば、5色以下や、7色以上のトナーを使用する構成も可能である。
(H05)前記実施例において、引き出し体の一例としてのレール状の被ガイドレール21,22を例示したが、この構成に限定されず、いわゆるスライダ等の従来公知の引き出し方向に移動可能な構成を使用することが可能である。
(H07)前記実施例において、リンク27を設けて傾斜ホルダ31が挿入可能位置に移動していない状態で被ガイドレール21,22が引き出し位置で保持される構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。
(H09)前記実施例において、サポート46,47と前カバー71との回転の連動により、回転ロック面54aとサポート連結スタッド44とが嵌り、前カバー71を前端閉塞位置に移動させないと傾斜ホルダ31が回転不能な状態にロックする構成を採用することが望ましいが、省略することも可能である。
(H011)前記実施例において、ホルダカバー61は設けることが望ましいが、省略することも可能であり、ホルダカバー61の各部位をホルダフレーム36に設けることも可能である。
(H013)前記実施例において、ロック部材68の形状や構成等は、実施例に例示した構成に限定されず、設計や仕様等に応じて変更可能である。
(H015)前記実施例において、カートリッジガイド部72aの形状は、例示した形状に限定されず、任意の形状とすることが可能である。例えば、カートリッジガイド部72bの左右方向の長さを長くしたり、高さを高くしたり等、任意の構成とすることが可能である。なお、カートリッジガイド部72aは省略することも可能である。
(H017)前記実施例において、現像剤ポケット6aの形状は任意に変更可能である。また、設けることが望ましいが、省略することも可能である。
(H018)前記実施例において、本体側シャッタ12が閉塞位置に移動した状態で、対向部12eの右側に微小な隙間を形成する構成を例示したが、これに限定されず、隙間の大きさは設計等に応じて任意に変更可能である。また、隙間を形成することが望ましいが、省略することも可能である。
1d…許容移動部材、
1e…規制解除部、
21,22…引き出し体、
31…保持体、
67a…規制係合部、
67c…許容規制部、
68…回転規制部材、
68e…移動規制部、
69…規制付勢部材、
Gy,Gm,Gc,Gk,Go,Gg…現像器、
KHy,KHm,KHc,KHk,KHo,KHg…着脱体保持装置、
Kk7…被規制部、
Ky,Km,Kc,Kk,Ko,Kg…着脱体、
Py,Pm,Pc,Pk,Po,Pg…像保持体、
U…画像形成装置、
U3…画像形成装置本体。
Claims (3)
- 画像形成装置本体内部に収容された収容位置と、前記収容位置から前記画像形成装置本体の外方に引き出された引き出し位置と、の間を移動可能に支持された引き出し体と、
前記引き出し体に支持され且つトナーカートリッジを着脱可能且つ回転可能に支持する保持体と、
前記トナーカートリッジに設けられた被規制部に係合して前記トナーカートリッジの回転を規制する規制位置と、前記被規制部に対する係合が解除されて前記トナーカートリッジの回転を許容する許容位置と、の間で移動可能に保持体に支持された回転規制部材と、
前記回転規制部材を前記規制位置に付勢する規制付勢部材と、
前記引き出し体を支持する引き出し支持部材と、
前記引き出し支持部材に設けられ、且つ、前記引き出し体が前記収容位置に移動した場合に前記回転規制部材を前記規制位置から前記許容位置に移動させる許容移動部材と、
を備え、
前記トナーカートリッジは、前記画像形成装置本体に対して着脱されて交換可能な消耗品であって、前記引き出し体が前記収容位置にある状態で前記保持体に支持されて回転することで、前記画像形成装置本体に装着される装着位置および前記画像形成装置本体に対して着脱可能な着脱可能位置の間を回転する
ことを特徴とするトナーカートリッジの保持装置。 - 前記回転規制部材に設けられた移動規制部と、
前記保持体に形成され、前記移動規制部が係合する規制係合部であって、前記移動規制部が係合して前記規制位置から前記許容位置への移動を規制する許容規制部を有する前記規制係合部と、
前記回転規制部材を前記規制位置に付勢し、且つ、前記移動規制部が前記許容規制部に係合する方向に前記回転規制部材を付勢する前記規制付勢部材と、
前記引き出し支持部材に設けられ、且つ、前記引き出し体が前記収容位置に移動する場合に、前記移動規制部と前記許容規制部との係合が解除される方向に前記回転規制部材を移動させる規制解除部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のトナーカートリッジの保持装置。 - 像保持体と、
前記像保持体表面の潜像を可視像に現像する現像器と、
前記現像器に補給される現像剤が収容された現像剤収容容器により構成された前記トナーカートリッジと、
請求項1または2に記載されたトナーカートリッジの保持装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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