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JP5499739B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、第1の骨格を有するシートバックが、第2の骨格を有するシートクッションとの結合によって連結されている車両用シートに関する。
従来、車両用シートにおいて、シートバックの骨格をシートクッションの骨格に対して連結するための手段として、ボルトによる締結手段が用いられたものが知られている。ここで、下記特許文献1には、上記ボルトによる締結手段によってシートバックの骨格をシートクッションの骨格に連結するようにした車両用シートの構成が開示されている。この開示では、シートクッションの骨格に、シートバックの骨格を載置してシートバックをボルト締結する位置に向けて位置決め移動させやすくする載置部(パイプ)が設けられており、この載置部を支点にシートバックを位置決め移動させた後に両骨格同士をボルト締結により連結する構成が採られている。
特開2009−154763号公報
しかし、上記開示の従来技術では、シートクッションに設けられた載置部は、単にシートバックを載置してシートバックを下方側から支えるだけの構成となっており、ボルト締結時にシートバックの姿勢を仮保持できる機能を備えたものとはなっていない。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートバックとシートクッションとを連結する骨格同士の連結構造に仮固定構造を設定することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用シートは次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、第1の骨格を有するシートバックが、第2の骨格を有するシートクッションとの結合によって連結されている車両用シートである。第1の骨格には、互いに形状の異なる第1の切り欠きと第2の切り欠きとがそれぞれ形成されている。第2の骨格には、第1の切り欠き内に径方向に受け入れられる第1の係合ピンと、第2の切り欠き内に径方向に受け入れられる第2の係合ピンとがそれぞれ一体的に設けられている。第2の切り欠きは、第1の切り欠き内に第1の係合ピンが受け入れられた状態で、第1の係合ピンを支点に第1の骨格を回動させることにより、その孔内に第2の係合ピンが受け入れられる形状とされている。第2の係合ピンが第2の切り欠きの終端位置に達して第1の骨格の回動が係止された状態では、同回動に伴う第1の切り欠きの向きの変化によって第2の係合ピンを支点とした第1の骨格の双方向の回動が規制された状態として、第1の骨格と第2の骨格とが互いに係止し合った状態に保持されるようになっている。
この第1の発明によれば、第1の骨格と第2の骨格とを互いに相対移動させて第1の切り欠き内に第1の係合ピンを差し込んだ状態とし、この第1の係合ピンを支点に第1の骨格を回動させることにより、第2の係合ピンが第2の切り欠き内に差し込まれて同切り欠きの終端位置にて係止された状態となる。これにより、第1の骨格の同方向への回動が係止された状態となると共に、同回動に伴う第1の切り欠きの向きの変化によって第1の骨格の第2の係合ピンを支点とした双方向の回動が規制された状態となり、第1の骨格と第2の骨格とが互いに係止し合った状態に保持される。このように、シートバックとシートクッションとを連結する両骨格同士の連結構造に両骨格を互いに係止させた状態にして保持することのできる仮固定構造を構成することができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、第1の切り欠き内に第1の係合ピンが受け入れられた状態で、第1の係合ピンを支点に第1の骨格を回動させる回動方向は、シートバックをシートクッションに対して後傾させる回動方向として設定されており、シートバックが直立よりも後傾した姿勢状態となるところで第2の係合ピンが第2の切り欠きの終端位置に達してシートバックの傾動姿勢が保持されるようになっている。
この第2の発明によれば、シートバックを後傾させてシートバックが直立よりも後傾した姿勢状態となるところでその後傾移動が係止されて仮固定されるようになっていることにより、シートバックの後傾方向にかかる重量によって両骨格同士の仮固定状態を安定させることができる。
次に、第3の発明は、上述した第2の発明において、更に、両係合ピンに軸方向に嵌め込まれて係合する係合プレートが設けられているものである。この係合プレートには、第1の骨格と第2の骨格とに貫通して嵌め込まれる係合突起が設けられており、係合突起の係合により第1の係合ピンを支点とした第1の骨格の双方向の回動が規制されるようになっている。
この第3の発明によれば、係合プレートを両係合ピンに軸方向に嵌め込んで係合させ、係合突起を両骨格に貫通させて嵌め込むことにより、第1の係合ピンを支点とした第1の骨格の双方向の回動が規制された状態となる。このように、係合プレートを両係合ピンに嵌め込んで係合させる簡単な構成により、仮固定された状態の両骨格を完全に外れないように本固定した状態にすることができ、本固定作業をより簡便にかつ合理的に行うことができる。
実施例1の車両用シートの全体構造を示した斜視図である。 シートクッションの骨格構造を分解して示した斜視図である。 サブ骨格の第1の切り欠き内にメイン骨格の第1の係合ピンを差し込んだ状態を示した側面図である。 図3の状態からシートバックを後傾回転させてサブ骨格とメイン骨格とを仮固定状態とした状態を示した側面図である。 両係合ピンに係合プレートを嵌め込んで装着した状態を示した側面図である。 図5のVI-VI線断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シート1の構成について、図1〜図6を用いて説明する。本実施例の車両用シート1は、図1に示すように、シートバック2をシートクッション3に組み付けて連結する両者の連結構造部にこれらを組み付けた状態に仮固定することのできる仮固定構造を設定した構成となっているものである。これにより、車両用シート1は、シートバック2をシートクッション3に組み付けて本固定する際のシートバック2を支える作業が不要な構成となっており、本固定作業が容易に行える構成となっている。
以下、上記したシートバック2、シートクッション3、及びこれらの組み付け時の仮固定構造を構成する各部の構成について詳しく説明する。ここで、シートバック2は、その内部の骨格構造が、逆U字状に組まれたバックフレーム2Fによって構成されたものとなっている。このバックフレーム2Fは、その両サイド部の骨格構造が、互いに対向配置された左右一対の縦長状の鋼板部材より成るサイドフレーム2Fa,2Faによって構成されており、その上部の骨格構造が、上記した両サイドフレーム2Fa,2Faの上端部同士を繋ぐように逆U字状に曲げ形成された鋼管部材より成るアッパフレーム2Fcによって構成されている。
上記した両サイドフレーム2Fa,2Faの上端部とアッパフレーム2Fcの各側の端部とは、互いに溶接により強固に一体的に剛結合されたものとなっている。これにより、バックフレーム2Fは、上記した両サイドフレーム2Fa,2Faとアッパフレーム2Fcとによって逆U字状の剛体枠として強固に一体的に構成されたものとなっている。上記したバックフレーム2Fは、その両サイドフレーム2Fa,2Faの下端部が、それぞれ、回転止め可能な回転軸装置として機能するリクライニング装置4,4を介して、シートクッション3の骨格を成す両サイドフレーム3Fa,3Faのサブ骨格8,8と連結されている。
一方、上記したシートクッション3の内部の骨格構造は、U字状のクッションフレーム3Fによって構成されている。このクッションフレーム3Fは、その両サイド部の骨格構造が、互いに対向配置された左右一対の前後方向に長尺な鋼板部材より成るサイドフレーム3Fa,3Faによって構成されており、その前部の骨格構造が、これら両サイドフレーム3Fa,3Faの前端部同士を繋ぐ横長状の鋼板部材より成るフロントフレーム3Fcによって構成されている。
上記した両サイドフレーム3Fa,3Faの前端部とフロントフレーム3Fcの各側の端部とは、互いに溶接により強固に一体的に剛結合されたものとなっている。これにより、クッションフレーム3Fは、上記した両サイドフレーム3Fa,3Faとフロントフレーム3Fcとによって逆U字状の剛体枠として強固に一体的に構成されたものとなっている。ここで、上記したクッションフレーム3Fの各側のサイドフレーム3Fa,3Faは、その前側の骨格部と後側の骨格部とがそれぞれ板状のメイン骨格7,7とサブ骨格8,8とに二枚に分割されて構成されたものとなっている。
ここで、上記したメイン骨格7,7がそれぞれ本発明の第2の骨格に相当し、サブ骨格8,8がそれぞれ本発明の第1の骨格に相当する。上記したメイン骨格7,7は、それぞれ、シートクッション3の各側のサイドフレーム3Fa,3Faの形状の大半を占める前後方向に長尺な形状に形成されたものとなっており、それぞれ、図示しない車両フロアに対して、左右一対のスライダ装置5,5とリフター装置6,6とを介して連結された状態とされている。
ここで、上記した各スライダ装置5,5は、車両フロア上に固定設置された車両前後方向に長尺な形状に形成されたロアレール5A,5Aと、これらロアレール5A,5Aに対して前後スライド可能に組み付けられたアッパレール5B,5Bとを有し、各側のアッパレール5B,5Bに設けられた図示しないスライドロック機構のロック・解除の切換え操作によって、アッパレール5B,5Bがスライド移動可能な状態とスライドロックされた状態とに切換えられるようになっている。
また、各リフター装置6,6は、各側のメイン骨格7,7の前部とアッパレール5B,5Bの前部とをそれぞれリンク連結するフロントリンク6A,6Aと、各側のメイン骨格7,7の後部とアッパレール5B,5Bの後部とをそれぞれリンク連結するリヤリンク6B,6Bと、これらリンクの連結により構成された四節リンク機構の起倒回動の角度をダイヤル式の操作部の回動操作によって上下に調節操作することのできる調節機構6Cと、を有した構成とされているものである。
これにより、車両用シート1は、上記した各スライダ装置5,5とリフター装置6,6の作動操作によって、車両フロアに対する前後方向のスライド位置を調整移動させたり、高さ方向の着座位置を調整移動させたりすることができるようになっている。一方、サブ骨格8,8は、予め、上記したメイン骨格7,7に対してではなく、上記した各側のリクライニング装置4,4を介してバックフレーム2Fの各側のサイドフレーム2Fa,2Faにそれぞれ組み付けられて、その後に、連結されたバックフレーム2Fごと、各側のメイン骨格7,7に対して一緒に組み付けられる構成となっている。
このような構成を採ることにより、連結が煩雑な各側のリクライニング装置4,4とバックフレーム2F及びクッションフレーム3F(サブ骨格8,8)との連結を先に済ましておいても、連結された構造物は大型なものとはならないため、この連結した構造物とメイン骨格7,7とを別個に搬送して、その搬送先で、メイン骨格7,7とサブ骨格8,8との連結作業を行う構成を採ることができるようになっている。そして、このサブ骨格8,8とメイン骨格7,7とを連結する作業を容易にするために、これらサブ骨格8,8とメイン骨格7,7との連結構造部に仮固定構造が設定されている。この仮固定構造の詳細については、後に説明することとする。
ここで、上記した各リクライニング装置4,4は、常時はシートバック2をシートクッション3に対して回転止めした状態となって保持されており、図示しない車両用シート1のアウター側の側部に設けられた操作レバーの操作を行うことによって、その回転止め状態が一斉に解除操作されるようになっている。詳しくは、上記した各リクライニング装置4,4は、それぞれ、二枚の円盤状部材が互いに相対回転可能な状態となるように組み付けられた構成となっており、その中心部に挿通された操作軸4R,4Rの回転操作によって、互いの相対回転が許容された状態となったり規制された状態となったりするよう切り換えられるようになっている。
そして、これらリクライニング装置4,4は、上記したシートバック2の各側のサイドフレーム2Fa,2Faと、これらの両外側に対向配置されたシートクッション3の各側のサブ骨格8,8との間に挟まれて配置されており、各円盤状部材がこれらと対向するシートバック2の各側のサイドフレーム2Fa,2Fa或いはシートクッション3の各側のサブ骨格8,8とそれぞれ一体的に剛接合されて連結された構成となっている。
また、上記した各リクライニング装置4,4の中心部に挿通された各操作軸4R,4Rは、ロッド4Aによって互いが回転方向に一体的な状態となるように連結されており、一方の操作軸4Rに直結された前述した操作レバー(図示省略)が操作されることによって、互いが一斉に回転操作されて各リクライニング装置4,4の回転止め状態を一斉に解除操作するようになっている。そして、この解除操作によって、シートバック2が、シートクッション3に対して、上記した各円盤状部材同士の相対回転が行われる回転中心(操作軸4R,4Rと同軸上の回転中心)のまわりに前後方向に背凭れ角度を変化させる態様で回転運動することができる状態へと切り換えられる。
ここで、シートバック2は、その両サイドフレーム2Fa,2Faとシートクッション3の各側のサブ骨格8,8との間に掛着された図示しない左右一対のスパイラルスプリングによって、常時、シートクッション3に対して前倒れ回転する方向に附勢された状態とされている。これにより、シートバック2は、その回転止め状態が解除されることによって、上記した左右一対のスパイラルスプリング(図示省略)のばね附勢力によって前方側へと倒し込まれるように回転操作されるようになっている。
次に、前述したシートクッション3の各側のサブ骨格8,8をメイン骨格7,7に組み付けて連結するための各側の連結構造(仮固定構造を有した連結構造)について詳しく説明する。なお、これらサブ骨格8,8とメイン骨格7,7との連結構造は、後述する係合プレート9,9を用いた本固定構造と併せて、互いに左右対称に構成されたものとなっているため、以下では、これらを代表して、図1の紙面右側に示されている一方側の連結構造について図3〜図6を用いて詳しく説明していくこととする。
すなわち、図3に示すように、上記したメイン骨格7の後縁部には、車両用シート1の幅方向の外側方向に突出する第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとがそれぞれ高さ方向に並んで一体的に連結された状態で設けられている。上記した第2の係合ピン7Bは、第1の係合ピン7Aよりも下方側で、かつ、後方側に位置するように配置されている。一方、サブ骨格8には、上記した第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとにそれぞれ径方向に嵌め込まれて係合する第1の切り欠き8Aと第2の切り欠き8Bとが貫通して形成されている。
上記した第1の切り欠き8Aは、図3に示すように、サブ骨格8に対して、シートバック2の前後方向の中心部近傍の箇所から前方側に向かって斜め下方側に向かって真っ直ぐに延びる形状に形成されており、その開口端部に向かって孔の高さ幅が漸次広がっていく形状に形成されている。これにより、第1の切り欠き8Aは、シートバック2をシートクッション3に向かって前斜め下方側に落とし込むように操作することにより、多少、その落とし込み位置が高さ方向にずれても、メイン骨格7の第1の係合ピン7Aを広く受け入れて、第1の係合ピン7Aに真っ直ぐ奥(終端位置)まで差し込まれるようになっている。
一方、第2の切り欠き8Bは、上記の図3で示したように、サブ骨格8の第1の切り欠き8A内に第1の係合ピン7Aが完全に受け入れられた状態(第1の係合ピン7Aが第1の切り欠き8Aの終端位置に達して係止した状態)で、この第1の係合ピン7Aを支点にサブ骨格8を図示時計回り方向に回動させる、すなわちシートバック2を後傾させる方向に回動させることにより、図4に示すように、その孔内に第2の係合ピン7Bが受け入れられる湾曲した形状に形成されている。
そして、この第2の切り欠き8B内に第2の係合ピン7Bが差し込まれる動きは、図4に示すように、シートバック2が直立よりも後傾した角度姿勢となって、第2の係合ピン7Bが第2の切り欠き8Bの奥の終端位置に達して係止されることにより止められるようになっている。この状態では、サブ骨格8の上記した図示時計回り方向(シートバック2の後傾方向)への回動が係止された状態となると共に、同回動に伴う第1の切り欠き8Aの向きの変化によって、サブ骨格8の第2の係合ピン7Bを支点とした双方向の回動が規制された状態となる。
これにより、サブ骨格8は、上記した後傾姿勢となったシートバック2の自重作用によって、メイン骨格7に対して係止された状態に保持されて、シートバック2から手を離しても倒れ込まない仮固定された状態に保たれるようになっている。また、上記したサブ骨格8は、メイン骨格7に対して、車両用シート1の幅方向の外側の位置に重なって配置される組み付け構成となっていることから、図示しない奥側のサブ骨格8とメイン骨格7との連結構造との組み合わせにより、メイン骨格7に対して幅方向にも係止された状態となって保持されるようになっている。
以上のように、本実施例のメイン骨格7とサブ骨格8との仮固定構造は、シートバック2をシートクッション3の上部に落とし込み、この落とし込みにより係合する第1の係合ピン7Aを支点にシートバック2をそのまま後傾させるというワンタッチで簡単な操作によって、サブ骨格8をメイン骨格7に仮固定した状態とすることのできる構成となっている。次に、この仮固定した状態のサブ骨格8とメイン骨格7とを本固定するための構成について説明する。
上記したサブ骨格8とメイン骨格7との本固定には、図5に示すように、上記した第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとに跨って装着される係合プレート9が用いられる。この係合プレート9は、第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとにそれぞれ挿通される係合孔9A,9Bと、これら係合孔9A,9Bの周囲の対向する二箇所に各孔の中心部に向かって片持ち状に延びるように形成された係止爪9A1,9B1と、係合プレート9の図示右方側の端部に板厚方向に折り曲げられて形成された係合突起9Cと、を有して形成されている。
上記した係合プレート9は、サブ骨格8よりも板厚方向(軸線方向)に長く突出した状態となっている第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとに対して、それぞれ、各係合孔9A,9Bを外側から軸線方向に挿通させることにより、各係止爪9A1,9B1が第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとにそれぞれ弾性的に係止して、抜け止めされた状態となって組み付けられる(図6参照)。そして、この組み付けに併せて、係合プレート9の係合突起9Cが、サブ骨格8とメイン骨格7とにそれぞれ貫通して形成された縦長状の各嵌合孔7C,8C内に差し込まれて両骨格7,8に跨って差し込まれた状態となる(図6参照)。
これにより、図5に示すように、前述した仮固定状態において、唯一移動が許されていた第1の係合ピン7Aを支点としたサブ骨格8のメイン骨格7に対する反時計回り方向の回動も規制された状態となり、サブ骨格8がメイン骨格7に対して完全に移動不能に固定された本固定状態となって保持される。上記した係合プレート9の係合突起9Cは、係合プレート9が板厚方向に折り曲げられて形成されたものとなっており、第1の係合ピン7Aのまわりに描かれる円弧に沿う形で高さ方向に長尺な断面形状を有したものとなっている。
これにより、サブ骨格8が第1の係合ピン7Aのまわりに図示反時計回り方向に回動しようとする動きが、縦長の断面形状に形成された係合突起9Cによって強い力で食い止められるようになっており、シートバック2がその使用状態時に後方側から強い力で押圧されて前倒れ回転するような負荷を受けても、前倒れ回転しないように強い力で支持されるようになっている。
このように、シートバック2とシートクッション3とを連結するサブ骨格8とメイン骨格7との連結構造部に両骨格7,8を互いに係止させた状態にして保持することのできる仮固定構造を構成することができる。本構成では、シートバック2を後傾させてシートバック2が直立よりも後傾した姿勢状態となるところでその後傾移動が係止されて仮固定されるようになっていることにより、シートバック2の後傾方向にかかる重量によって両骨格7,8同士の仮固定状態を安定させることができるようになっている。
また、係合プレート9を両係合ピン7A,7Bに嵌め込んで係合させる簡単な構成により、仮固定された状態のサブ骨格8とメイン骨格7とを完全に外れないように本固定した状態にすることができ、仮固定構造を利用して、本固定作業をより簡便にかつ合理的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、上記実施例では、シートクッション3のサイドフレーム3Fa,3Faを前後二枚に分割して、本発明の第1の骨格と第2の骨格とに相当するサブ骨格8,8とメイン骨格7,7とを構成したものを例示したが、シートバック2のサイドフレーム2Fa,2Faを上下二枚に分割して本発明の第1の骨格と第2の骨格とに相当する各骨格を構成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、シートバック2とシートクッション3とがリクライニング装置4,4を介して連結される構成であるために、シートクッション3を分割して第1の骨格と第2の骨格とを形成したものとしたが、間にリクライニング装置が介在して設けられない構成の場合には、シートバック2の骨格を第1の骨格又は第2の骨格の一方とし、シートクッション3の骨格を他方として構成するものであってもよい。
また、第1の骨格と第2の骨格とを仮固定した状態から本固定する構成は、上記実施例で示した第1の係合ピン7Aと第2の係合ピン7Bとに装着される係合プレート9の構成に限らず、第1の骨格と第2の骨格とを直接溶接して一体に接合するものや、第1の骨格と第2の骨格とに跨って挿通されてこれらを回動不能に締結するボルトの締結構造など、両骨格の相対回転を規制するように施される各種の固定構造を採用することができる。
1 車両用シート
2 シートバック
2F バックフレーム
2Fa サイドフレーム
2Fc アッパフレーム
3 シートクッション
3F クッションフレーム
3Fa サイドフレーム
3Fc フロントフレーム
4 リクライニング装置
4A ロッド
4R 操作軸
5 スライダ装置
5A ロアレール
5B アッパレール
6 リフター装置
6A フロントリンク
6B リヤリンク
6C 調節機構
7 メイン骨格(第2の骨格)
7A 第1の係合ピン
7B 第2の係合ピン
7C 嵌合孔
8 サブ骨格(第1の骨格)
8A 第1の切り欠き
8B 第2の切り欠き
8C 嵌合孔
9 係合プレート
9A,9B 係合孔
9A1,9B1 係止爪
9C 係合突起

Claims (2)

  1. 第1の骨格を有するシートバックが、第2の骨格を有するシートクッションとの結合によって連結されている車両用シートであって、
    前記第1の骨格には互いに形状の異なる第1の切り欠きと第2の切り欠きとがそれぞれ形成され、前記第2の骨格には前記第1の切り欠き内に径方向に受け入れられる第1の係合ピンと前記第2の切り欠き内に径方向に受け入れられる第2の係合ピンとがそれぞれ一体的に設けられ、前記第2の切り欠きは前記第1の切り欠き内に前記第1の係合ピンが受け入れられた状態で該第1の係合ピンを支点に前記第1の骨格を回動させて前記シートバックを前記シートクッションに対して後傾させることによりその孔内に前記第2の係合ピンが受け入れられる形状とされ、前記シートバックが直立よりも後傾した姿勢状態となるところで前記第2の係合ピンが前記第2の切り欠きの終端位置に達して前記第1の骨格の回動が係止された状態では同回動に伴う前記第1の切り欠きの向きの変化によって前記第2の係合ピンを支点とした前記第1の骨格の双方向の回動が規制された状態として前記第1の骨格と前記第2の骨格とが互いに係止し合った状態となって前記シートバックの傾動姿勢が保持されるようになっていることを特徴とする車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    更に、前記両係合ピンに軸方向に嵌め込まれて係合する係合プレートが設けられ、該係合プレートには前記第1の骨格と前記第2の骨格とに貫通して嵌め込まれる係合突起が設けられており、該係合突起の係合により前記第1の係合ピンを支点とした前記第1の骨格の双方向の回動が規制されるようになっていることを特徴とする車両用シート。
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