JP5488041B2 - オイルセパレータ - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の従来構成においては、ハウジングの内部にオイルミスト含有ガスが流れるガス通路が形成されている。ハウジング内のガス通路中には隔壁が設けられ、その隔壁の一部にはガス流を増速させるためのオリフィスが形成されている。ハウジング内においてオリフィスの下流側には、ガス流が衝突する衝突板が対向配置されている。隔壁と正対する衝突板の側面には矩形波状の凹凸面が形成されて、ガスに対する衝突板の接触面積が拡大されるようになっている。そして、オリフィスを通過したガスが衝突板に衝突することにより、ガスに含まれるオイルミストが分離されるようになっている。
特許文献1に記載の従来構成では、凹凸面で分離されたオイルは凹凸面から滴下されて、その下方のドレン孔から回収されるようになっているが、オイルミスト分離後のガスが凹凸面の下方を流れるようになっている。従って、いったん分離されたオイルミストがガス中に再混入することになって、オイルミストの分離性能が低くなるおそれがあった。
前記の構成において、前記衝突面の両側にガスを横方向に向けて案内するための別の案内面を形成することが好ましい。
前記の構成において、前記衝突面とハウジングの側壁との間に前記間隙に連続する別の間隙を形成することが望ましい。
以下に、この発明を具体化したオイルセパレータの第1実施形態を、図1〜図3に従って説明する。
さて、エンジンが運転されると、その運転にともなって発生するエンジン吸気系の吸引作用により、ブローバイガスが図1に示すガス流入口14からハウジング13内に導入され、ガス通路16に沿ってガス流出口15側に流れる。このとき、ガス流入口14からガス通路16に流入したブローバイガスは、第1段目の分離機構17において、案内面20によりオリフィス19に向かって集束された後、そのオリフィス19から下流側へ増速して噴出される。そして、噴出されたガスが衝突板21の衝突面21aに衝突することにより、ガスに含まれるオイルミストが衝突面21aに付着して分離される。このとき、この第1段目においては、オイルミストのうち、主として粒径の大きなオイルミストが衝突面21aに付着によって分離される。すなわち、粒径の大きなオイルミストは、漂うことが少なく、衝突面21aに付着しやすいため、この第1段目において優先的に分離される。
(1) このオイルセパレータにおいては、オイルミストを含有するブローバイガスが、案内面20を経てオリフィス19で増速されるため、衝突面21aに高速で衝突される。このため、高い分離効率を得ることができる。そして、その分離が3段階で行われるため、ブローバイガスに含まれるオイルミストを大粒径のものから小粒径のものまで効果的に分離することができる。
(3) 分離されたオイルは、衝突面21aに沿って流れ落ちるが、オイルが分離されたブローバイガスは間隙23から間隙22へ向かって横方向に流れるため、前記と同様に分離されたオイルがガス中に再混入されることを抑制することができる。
次に、この発明を具体化したオイルセパレータの第2実施形態を説明する。なお、この第2実施形態以降の各実施形態及び変更例については、第1実施形態と異なる部分を中心に説明する。
(6) 複数段の分離機構17において、下流側ほど増速されるようになっているため、下流側ほど小粒径のオイルミストの分離効率に優れる。一方、大粒径のオイルミストは、上段の分離機構17で大部分が捕捉される。このため、ガスに含まれる粒径の異なったオイルミストを、粒径の大きいものから小さな効率よく分離させることができて、オイルミストの分離性能をより一層向上させることができる。
次に、この発明を具体化したオイルセパレータの第3実施形態を説明する。
この第3実施形態においては、図5に示すように、オリフィス19が凹溝状の衝突面21aに対応して縦溝状に形成されるとともに、案内面20がオリフィス19の上下長さと同一長さの傾斜面により構成されている。
(第4実施形態)
次に、この発明を具体化したオイルセパレータの第4実施形態を説明する。
(第5実施形態)
次に、この発明を具体化したオイルセパレータの第5実施形態を説明する。
次に、この発明を具体化したオイルセパレータの第6実施形態を説明する。
この第6実施形態においては、図8に示すように、複数段の分離機構17のうちで、最下流側に配置された第3段目の分離機構17の衝突面21aに、不織布等の多孔質材料よりなる多孔質部28が設けられている。
(9) 第3段目の分離機構17の衝突面21aに設けられた多孔質部28により、粒径の微細なオイルミストを効率よく捕捉することができて、オイルミストの分離性能をより一層向上させることができる。
次に、この発明を具体化したオイルセパレータの第7実施形態を説明する。
この第7実施形態においては、図9に示すように、袖板面21bをその両側縁及び衝突面21aに向かうなだらかな円弧状に形成されている。
(10) 袖板面21bがその両側縁及び衝突面21aに向かって円弧状に連続しているため、この部分におけるブローバイガスの乱流を抑制でき、従って、分離されたオイルミストのガス中への再飛散を防止できて、分離効率をさらに高めることができる。
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記各実施形態において、分離手段としての分離機構17の配置段数を、1段,2段または4段以上にすること。
・ 第2実施形態においては、オリフィス19の径を下流側ほど絞るとともに案内面20を長くしたが、これらの構成のうちのいずれか一方を採用すること。
Claims (5)
- オイルミスト含有ガスが流れる通路をハウジングの内部に形成するとともに、前記通路にはガス中からオイルミストを分離するための分離手段を設けたオイルセパレータであって、
前記分離手段を、ガス流を増速させるためのオリフィスと、ガスをオリフィスに向かって集束するように案内する案内面と、オリフィスから噴出されたオイルミスト含有ガスが衝突する凹んだ衝突面とにより構成し、その衝突面とオリフィスとの間に前記通路の一部を形成する間隙を設け、
前記分離手段を前記通路の延長方向に沿って複数段に設け、
前記複数段の分離手段における各案内面を、下流側のものほど通路延長方向に長くしたことを特徴とするオイルセパレータ。 - 前記複数段の分離手段における各オリフィスを、下流側のものほど狭くしたことを特徴とする請求項1に記載のオイルセパレータ。
- 前記衝突面の両側にガスを横方向に向けて案内するための別の案内面を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載のオイルセパレータ。
- 前記衝突面とハウジングの側壁との間に前記間隙に連続する別の間隙を形成したことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一項に記載のオイルセパレータ。
- 前記衝突面の下端におけるハウジング底壁にオイル排出口を設けたことを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載のオイルセパレータ。
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