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JP5449741B2 - 衣料用洗浄剤組成物 - Google Patents

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JP5449741B2
JP5449741B2 JP2008271978A JP2008271978A JP5449741B2 JP 5449741 B2 JP5449741 B2 JP 5449741B2 JP 2008271978 A JP2008271978 A JP 2008271978A JP 2008271978 A JP2008271978 A JP 2008271978A JP 5449741 B2 JP5449741 B2 JP 5449741B2
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Description

本発明は衣料用洗浄剤組成物に関する。
ウール・ドライマーク衣料用洗剤、いわゆる軽質洗剤は、ニット製品、主にウールのセーターに使用されている。また近年では、化繊・木綿のカットソーやパンツなどのおしゃれ着、更にはブラジャーやショーツなどの肌着まで幅広く使われるようになってきている。
軽質洗剤として重要視されるのは、着用時の肌触りや柔軟性であるが、なおかつ、皮脂汚れに対する高い洗浄性能も求められている。しかしウールなどの衣料は水に十分に濡れにくく、織物などの内部への浸透性も良くないため、洗浄力が不足しがちである。さらに、肌触りや柔軟性と、高い洗浄力は背反する機能であり、これらを両立させる事は軽質洗剤の課題の一つである。
特許文献1には、非イオン性界面活性剤、アミドアミン又はエステルアミン化合物、シリコーン化合物を含有する液体洗浄剤組成物が、洗浄力に優れ、被洗浄物の型崩れ防止性が高く、ハリ、風合いの劣化のない液体洗浄剤組成物を提供する技術が記載されている。また特許文献2には、非イオン性界面活性剤、アミン及び/又はその塩、特定のポリエーテル変性シリコーンを含有する衣料用液体洗浄剤組成物が、ポリエステル素材の衣料に優れたすべり性を付与できることが記載されている。また、特許文献3には、特定の非イオン性界面活性剤、特定のアミン化合物、特定のシリコーン誘導体を含有する洗浄剤組成物が、衣料に優れた柔軟効果や布帛ケア効果を付与できることが記載されている。また、特許文献4には、特定のシリコーン誘導体、特定の第4級アンモニウム塩及び/又はアミン化合物を含有する液体洗浄剤組成物が、木綿衣料に優れた柔軟効果とカラーケア効果を付与できることが記載されている。
特開2007−169514号公報 特開2006−225635号公報 特開2005−154505号公報 特開2002−249799号公報
上記特許文献記載のように、アミンやカチオン性化合物をシリコーンと併用することにより、衣料に対する風合いを改善できることが知られているが、アミンの使用は、汚れの再汚染防止性能を低下させる。しかし、アミンは風合い向上のためには必要な成分であり、アミンを配合した風合い向上効果に優れた系において、再汚染防止性能を向上できる技術が望まれる。
本発明の課題は、衣料に対する優れた風合い向上効果を持ち、カーボン等無機汚れの再汚染防止性能が高い衣料用洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明の本質は、優れた風合い効果を発現するために、シリコーンとともに布へのシリコーン吸着促進効果のあるアミン化合物を併用する一方で、アミン化合物を配合することによる再汚染防止性能の低下を防ぎ、優れた風合いと汚れの再汚染防止性能を両立することにある。
本発明は、(a)下記一般式(I)で表されるアミン又はその酸塩〔以下、(a)成分という〕を0.05〜5質量%、(b)下記(b−1)〔以下、(b−1)成分という〕及び(b−2)〔以下、(b−2)成分という〕を含有する非イオン性界面活性剤〔以下、(b)成分という〕を12.5〜80質量%、並びに(c)シリコーン化合物〔以下、(c)成分という〕を含有し、(b−1)と(b−2)の質量比率は(b−1)に対し(b−2)が2.5〜7.0であり、洗浄剤組成物中の(b−1)含有量が2.5質量%以上、洗浄剤組成物中の(b−2)含有量が10.0質量%以上であり、アニオン性界面活性剤の含有量は(a)に対し質量比率で1未満であり、(a)と(c)の質量比率は(c)に対し(a)が1未満である、衣料用洗浄剤組成物に関する。
Figure 0005449741
(式中、R1aは炭素数14〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2aは炭素数1〜5のアルキレン基であり、Xは−COO−、−CONR5a−、−OCO−、−NR5aCO−から選ばれる基である。ここで、R5aは水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。R3a、R4aは、同一又は異なっていても良い炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、又はR1a−X−R2a−である。)
(b−1)下記一般式(II−1)で示される非イオン性界面活性剤
1b−O−(A1O)n1−R2b (II−1)
(式中、R1bは炭素数10〜14の炭化水素基、A1Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、n1はA1Oの付加モル数であって1〜5の整数、R2bは水素原子又はメチル基である。但しA1Oとしてオキシエチレン基以外のオキシアルキレン基の付加モル数は0〜3の整数である。)
(b−2)下記一般式(II−2)で示される非イオン性界面活性剤
3b−O−(A2O)n2−R4b (II−2)
(式中、R3bは炭素数8〜20の炭化水素基、A2Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、n2はA2Oの付加モル数であって8〜20の整数、R4bは水素原子又はメチル基である。但しA2Oとしてオキシエチレン基以外のオキシアルキレン基の付加モル数は0〜5の整数である。)
本発明によれば、衣料に対する優れた風合い向上効果を持ち、カーボン等無機汚れの再汚染防止性能が高い衣料用洗浄剤組成物が提供される。
<(a)成分>
(a)成分は風合い向上効果を有するとともに、(c)成分の布への吸着促進効果も有する。
(a)成分は、上記一般式(I)で表されるアミン又はその酸塩である。(a)成分の具体例としては、ラウリルアミドプロピルジメチルアミン、ミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジエタノールアミン、ステアリルアミドプロピルジエタノールアミン等の脂肪族アミドアルキル三級アミン及びそれらの塩、パルミテートエステルプロピルジメチルアミン、ステアレートエステルプロピルジメチルアミン等の脂肪族エステルアルキル三級アミン及びそれらの塩等が挙げられ、これらの中でもミリスチルアミドプロピルジメチルアミン、パルミチルアミドプロピルジメチルアミン、ステアリルアミドプロピルジメチルアミン、ベヘニルアミドプロピルジメチルアミン、オレイルアミドプロピルジメチルアミン、及びこれらの塩が好ましく、特にはステアリルアミドプロピルジメチルアミン及びその塩が好ましい。
<(b)成分>
一般にアルキレンオキシド付加物を含む非イオン性界面活性剤は、アルキレンオキシドの付加モル数に分布を有している。本発明の(b−1)成分と(b−2)成分は、こうした分布を形成する個々の化合物に注目してアルキレンオキシドの付加モル数を特定したものであって、それぞれ、特定炭素数の炭化水素基と特定付加モル数のオキシアルキレン基とを有し、オキシアルキレン基の付加モル数により、洗浄性に与える機能に異なる特徴が現れる。
すなわち、本発明者らは、(b)成分のうち(b−1)成分は再汚染防止性能に寄与することを見出した。一方で(b−2)成分は洗浄力に大きな寄与をするため、(b−1)成分と(b−2)成分のバランスが大変重要であり、好適な範囲があるということを見出した。
(b−1)成分と(b−2)成分を所定条件で併用することで、洗浄性能を確保しながら、アミンを配合した系において再汚染防止性能を向上できる技術が提供できることは、従来技術にはない格別の効果である。
(b−1)成分は、下記一般式(II−1)で表される構造を有する化合物である。また、(b−2)成分は、下記一般式(II−2)で表される構造を有する化合物である。なお、オキシアルキレン基の付加モル数の分布(A1O付加モル数の分布、A2O付加モル数の分布)は、ガスクロマトグラフィーにて通常の方法で測定を行う。
1b−O−(A1O)n1−R2b (II−1)
(式中、R1bは炭素数10〜14の炭化水素基、A1Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、n1はA1Oの付加モル数であって1〜5の整数、R2bは水素原子又はメチル基である。但しA1Oとしてオキシエチレン基以外のオキシアルキレン基の付加モル数は0〜3の整数である。)
3b−O−(A2O)n2−R4b (II−2)
(式中、R3bは炭素数8〜20の炭化水素基、A2Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、n2はA2Oの付加モル数であって8〜20の整数、R4bは水素原子又はメチル基である。但しA2Oとしてオキシエチレン基以外のオキシアルキレン基の付加モル数は0〜5の整数である。)
一般式(II−1)では、R1bは直鎖、分岐鎖、また飽和、不飽和のいずれでもよい。R1bは、好ましくは炭素数10〜14のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキルフェニル基、更に好ましくはアルキル基、特に好ましくは直鎖2級アルコール由来のアルキル基である。また、一般式(II−1)の化合物は、A1Oを1分子中に2種以上有していてもよい。A1Oはオキシエチレン基、オキシプロピレン基が好ましく、A1Oすべてがオキシエチレン基であることが最も好ましい。n1は合計で1〜5の整数であり、オキシエチレン基以外のA1Oの付加モル数は、0〜2が好ましく、特には0が好ましい。また、R2bは水素原子が好ましい。
一般式(II−2)では、R3bは直鎖、分岐鎖、また飽和、不飽和のいずれでもよい。R3bは、好ましくは炭素数8〜20、更に炭素数8〜14のアルキル基もしくはアルケニル基、又はアルキルフェニル基、更に好ましくはアルキル基であり、特に好ましくは直鎖1級アルコール由来のアルキル基ある。また、一般式(II−2)の化合物は、A2Oを1分子中に2種以上有していてもよい。A2Oはオキシエチレン基、オキシプロピレン基が好ましく、A2Oすべてがオキシエチレン基であることが最も好ましい。n2は合計で8〜20の整数であり、8〜18が好ましく、さらに8〜16、特には8〜14が好ましく、オキシエチレン基以外のA2Oの付加モル数は、0〜3が好ましく、特には0が好ましい。また、R4bは水素原子が好ましい。
(b)成分は(b−1)成分及び(b−2)成分のみから構成されていてもよく、(b−1)成分及び(b−2)成分が(b)成分の一部であってもよい。従って(b)成分に対する(b−1)及び(b−2)の合計が質量比で、0.2〜1であることが好ましく、0.6〜1がより好ましく、0.8〜1が最も好ましい。
(b−1)成分及び(b−2)成分以外の(b)成分は、衣料用洗浄剤に用いることが知られている公知の非イオン性界面活性剤を用いることができる。例えば、アルキルグリコシドなどの多価アルコール系の非イオン性界面活性剤であってもよい。また(b)成分は、本発明で規定する(b−1)成分と(b−2)成分の量的関係を満たすために(b−1)成分又は(b−2)成分を含むポリオキシアルキレンアルキルエーテルの混合物又はそのメチルエーテル化物の混合物を使用してもよく、また分布の異なる2種以上の該ポリオキシアルキレンアルキルエーテルの混合物又はそのメチルエーテル化物の混合物を用いて調製してもよい。好ましい前記混合物の組み合わせとしては、アルキル基の炭素数が10〜14であって、且つエチレンオキシドの平均付加モル数が1〜4、特には3〜4であるポリオキシエチレンアルキルエーテルと、アルキル基の炭素数が10〜14であって、且つエチレンオキシドの平均付加モル数が9〜12モル、特には9〜11であるポリオキシエチレンアルキルエーテルとの組み合わせが好ましい。なお、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル混合物は、製造時にアルキレンオキシドが付加していないアルコールが不純物として混ざってくる。特に平均付加モル数を5以下のものを調製する場合、かなりの割合で未反応の高級アルコールが混入してくる。本発明ではこのような高級アルコールを蒸留操作により、該混合物中5質量%以下、好ましくは2質量%まで低減化させたものを、(b)成分として用いることが好ましい。
<(c)成分>
(c)成分のシリコーン化合物としては、ジメチルシリコーンや変性シリコーン、例えば、アミドポリエーテル変性シリコーン化合物、エーテル変性シリコーン化合物、アミノ変性シリコーン化合物、カルボキシ変性シリコーン化合物、アルキル変性シリコーン化合物、エポキシ変性シリコーン化合物などを挙げることができる。(c)成分としては、変性シリコーンが好ましく、エーテル変性シリコーン化合物及びアミノ変性シリコーン化合物から選ばれる変性シリコーン化合物がより好ましく、特に下記一般式(III)で表されるアミドポリエーテル変性シリコーン化合物がさらにより好ましい。
Figure 0005449741
〔式中の各記号の意味は下記のとおりである。
R:炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシル基又はアルコキシル基
1:同一又は異なっていてもよい炭素数1〜4のアルキル基
l:100〜600の数
m及びn:mが0〜60の数で、nが0〜30の数であり、m+nが5〜90となる数
A:下記の(イ)で示される基のみを有するもの又は(イ)と(ロ)で表される基を有するものが混在したものであり、後者の場合は(ロ)の割合が50モル%以下である。
(イ)−(CH2)a−N(−R2)−CO−(CH2)b−O−(C24O)c−(C360)d−R3
(ロ)−(CH2)a−N(−R2)−H
(ここで、aは2〜6、bは1〜6の数を示し、c、dはcが0〜20で、dが0〜20であり、c+dが1〜30となる数を示し、R2は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R3は水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す)
B:下記の(ハ)で表される基
(ハ)−(CH2)e−O−(C24O)f−(C360)g−R4
(ここで、eは2〜6の数を示し、f、gはfが0〜20で、gが0〜20であり、f+gが1〜30となる数を示し、R4は水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す)〕
前記一般式(III)で示されるシリコーン化合物としては、一般式(III)中の各記号が下記のものが好ましい。
Rは、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシル基又はアルコキシル基であり、R1は、同一又は異なっていてもよい炭素数1〜4のアルキル基である。
lは、100〜600であり、好ましくは200〜500の数であり、
m及びnは、mが0〜60であり、好ましくは1〜30の数、nが0〜30であり、好ましくは1〜20の数、m+nが5〜90であり、好ましくは5〜60となる数である。
Aは、下記の(イ)で示される基のみを有するもの又は(イ)と(ロ)で表される基を有するものが混在したものであり、後者の場合は(ロ)の割合が50モル%以下である。(イ)−(CH2)a−N(−R2)−CO−(CH2)b−O−(C24O)c−(C360)d−R3
(ロ)−(CH2)a−N(−R2)−H
ここで、
aは2〜6、好ましくは2〜4の数を示し;
bは1〜6、好ましくは1〜3の数を示し;
c、dはcが0〜20、好ましくは1〜15を示し、dが0〜20、好ましくは0〜10を示し、c+dが1〜30、好ましくは1〜20を示し;
2は、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し:
3は、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基又はアルケニル基を示す。
Bは、下記の(ハ)で表される基
(ハ)−(CH2)e−O−(C24O)f−(C360)g−R4
ここで、
eは2〜6、好ましくは2〜4の数を示し、
f、gはfが0〜20、好ましくは3〜15の数を示し、gが0〜20、好ましくは0〜10の数を示し、f+gが1〜30、好ましくは3〜20となる数を示し、
4は、水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す。
<衣料用液体洗浄剤組成物>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、(a)成分を0.05〜5質量%、更に0.05〜4質量%、より更に0.05〜3質量%含有することが、風合いと再汚染防止性能の両立の観点から、好ましい。
また、本発明の衣料用液体洗浄剤組成物では、洗浄性能と再汚染防止性能の観点から、(b−1)成分と(b−2)成分の質量比率は(b−1)成分に対し(b−2)成分が2.5〜7.0であり、2.5〜6.8、さらに2.6〜6.8が好ましい。また、(b−1)成分の含有量は、再汚染防止性能の観点から、組成物中、2.5質量%以上、好ましくは2.8質量%以上、より好ましくは3.0質量%以上である。また、(b−2)成分の含有量は、洗浄力の観点から、組成物中、10.0質量%以上、好ましくは11.0質量%以上、より好ましくは12.0質量%以上である。(b)成分のうち、(b−1)成分は比較的低HLBの非イオン性界面活性剤でありウールの濡れ性能が向上するため、この(b−1)と(b−2)を所定範囲の質量比で用いることで、再汚染防止性能と洗浄力のバランスが好適となる。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、(b)成分を12.5〜80質量%、更に13.8〜75質量%、より更に15〜70質量%含有することが好ましい。洗浄力の点から下限値以上であり、液体安定性の点から上限値以下である。
また、本発明の衣料用洗浄剤組成物は、(c)成分を0.1〜5質量%、更に0.1〜3質量%、より更に0.1〜2質量%含有することが、風合い向上の観点から、好ましい。
(c)成分は、(c)成分だけでも風合い向上の効果を発現するが、特に(a)成分と併用することにより(c)成分の布への吸着率が向上し、さらなる風合い向上の効果が期待できる。しかし(a)成分は再汚染防止性能を低下させることがあるため、洗浄剤組成物の配合の上でそのバランスは重要である。本発明の衣料用洗浄剤組成物では、(a)成分と(c)の質量比率は、(c)成分に対して(a)成分が1未満であり、さらに0.05〜0.9であることが、さらに好ましくは0.1〜0.8であることが、風合いと再汚染防止性能の両立の観点から、好ましい。
前記したように、(a)成分はそれだけでも風合い向上の効果を有するが、さらに(c)成分の布への吸着促進効果を有し、さらなる風合い向上効果を発現する。その効果を阻害しないために、アニオン性界面活性剤の含有量は(a)成分に対し質量比率で1未満であり、さらには0.5以下であることが好ましく、さらには実質上含まないことが、風合い向上効果の観点から、好ましい。
陰イオン性界面活性剤としては、構造に−SO3M基、および/または−OSO3M基〔M:対イオン〕を有する陰イオン性界面活性剤を挙げることができる。
具体的には、アルキルベンゼンスルホン酸、アルキル(またはアルケニル)硫酸、ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテル硫酸、オレフィンスルホン酸、アルカンスルホン酸、α−スルホ脂肪酸、α−スルホ脂肪酸エステルおよびこれらの塩が好ましい。これらの中でも特に、炭素数10〜22、好ましくは10〜18、より好ましくは12〜18のアルキル基またはアルケニル基を有するアルキル(またはアルケニル)硫酸、炭素数10〜22、好ましくは10〜18、より好ましくは12〜18のアルキル基またはアルケニル基を有し、エチレンオキシド(以下、EOと表記する)平均付加モル数が1〜6、好ましくは1〜4、特に好ましくは1〜3であるポリオキシエチレンアルキル(またはアルケニル)エーテル硫酸およびこれらの塩から選ばれる一種以上を配合することが好ましい。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アルカノールアミン塩が貯蔵安定性の点から良好である。特にアルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキル(又はアルケニル)エーテルスルホン酸塩が好ましい。
また、更に被洗浄物などの柔軟性を向上させるためには、陽イオン性界面活性剤を、添加しても良い。陽イオン性界面活性剤としては、モノ、ジ、もしくはトリ中〜長鎖アルキル又はアルケニル型第4級アンモニウム塩、イミダゾリン塩、イミダゾリニウム塩、アミノ酸系陽イオン性界面活性剤等から選ばれる1種又は2種以上が好適に使用される。この中〜長鎖アルキル又はアルケニル基は、炭素数8〜28、好ましくは炭素数8〜22の直鎖又は分岐鎖であってもよく、−O−、−CONH−、−COO−等のエーテル基、エステル基もしくはアミド基で分断、又は−OH等で置換されていてもよい。
その対となるアニオンは特に限定されず、塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン;メトサルフェート、エトサルフェート、メトフォスフェート、エトフォスフェート等の有機アニオンが挙げられる。
陽イオン性界面活性剤の好ましい具体例として、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、カプリルトリメチルアンモニウムクロライド、ミリスチルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、N−ステアリル−N,N,N−トリ(ポリオキシエチレン)アンモニウムクロライド(EO合計3モル付加)、セチルベンジルジメチルアンモニウムクロライド、セチルトリエチルアンモニウムブロマイド、ヘキサデシルオクタデシルジメチルアンモニウムクロライドや、その他アルキル(アルキル基の炭素数8〜28)ジメチルベンジルアンモニウム塩、ジアルキル(アルキル基の炭素数8〜28)メチルヒドロキシエチルアンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としてアルキルカルボベタイン、アルキルアミドプロピルアミンオキサイド、アルキルスルホベタイン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキルアミドアミン型ベタイン及びアルキルイミダゾリン型ベタインなどが配合できる。
更に本発明の洗浄剤組成物には、次の成分を配合してもよい。即ち、
アルカリ金属の水酸化物、ケイ酸塩、炭酸ナトリウム等の炭酸塩、及びアルカノールアミン等のアルカリ剤0.01〜10質量%、
エタノール、メタノール、プロパノール等の炭素数1〜4の低級アルコール類、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリセリンやグリコール類、ポリオキシアルキレン(好ましくはポリオキシエチレン)ベンジルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル(好ましくはフェニルエチルエーテル)等のフェニル又はベンジル系の溶剤(殺菌剤としても使用できる)、パラトルエンスルホン酸(塩)、キシレンスルホン酸(塩)、安息香酸塩(防腐剤としての効果もある)並びに尿素等の減粘剤、可溶化剤(ハイドロトロープ剤)0.01〜30質量%、
ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、イミノ二酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコールエーテルジアミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸塩及びトリエチレンテトラミン六酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩、並びにマロン酸、コハク酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等の酸及びそれらの塩等の金属イオン捕捉剤0.1〜20質量%、
ポリアクリル酸、ポリマレイン酸、カルボキシメチルセルロース、平均分子量5000以上のポリエチレングリコール、無水マレイン酸−アクリル酸共重合体、無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合体、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体、無水マレイン酸−イソブチレン共重合体、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、及び特開昭59−62614号公報の請求項1〜21(1頁3欄5行〜3頁4欄14行)記載のポリマー等の再汚染防止剤及び分散剤0.01〜10質量%、
ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤0.01〜10質量%、
過炭酸ナトリウム又は過硼酸ナトリウム等の漂白剤0.01〜10質量%、
テトラアセチルエチレンジアミン、特開平6−316700号公報の一般式(I−2)〜(I−7)で表される漂白活性化剤等の漂白活性化剤0.01〜10質量%、
アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ及びセルラーゼ等の酵素0.001〜2質量%、
塩化カルシウム、硫酸カルシウム、ギ酸、ホウ酸(ホウ素化合物)等の酵素安定化剤0.001〜2質量%、
チノパールCBS(チバガイギー社製)やホワイテックスSA(住友化学社製)等の蛍光染料0.001〜1質量%、
シリカ、シリコーン化合物等の消泡剤0.01〜2質量%、
ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤0.01〜2質量%、
その他、青味付け剤、香料、抗菌防腐剤等が挙げられる。なお上記濃度は、配合する場合の好ましい濃度であるが、用途や剤形などによって多少変動してもよい。
本発明の組成物のJIS K3362:1998記載の方法による20℃におけるpHは、組成物が粉末もしくは固体の場合、0.1質量%水溶液のpHが6〜10、液体の場合、原液のpHが6〜10であることが好ましく、いずれの場合も、被洗浄物の変形・変質防止の点で、5〜8が好ましく、5.5〜8がより好ましく、6.5〜7.8が更に好ましく、7〜7.6が特に好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、錠剤、粉末、ペースト、液体等のいずれの形態でも良いが、溶解性、使い易さの点で液体が好ましい。本発明の組成物が液体である場合、残部は水であり、貯蔵安定性の点からイオン交換水を用いることが好ましい。また20℃における粘度は、取り扱いの容易さの点で5〜500mPa・sが好ましく、5〜400mPa・sがより好ましく、5〜300mPa・sが更に好ましい。粘度調整剤によりこのような範囲になるように調整することが好ましい。なお、これらの粘度は、B型粘度計((株)東京計器製、VISCOMETER MODEL DVM−B)を用い、ローター番号1もしくは2、回転数60r/minの条件であり、ローターの回転を開始し、60秒間秒経ったときの粘度を液体の粘度である。
粘度調整剤としては、前記の減粘剤や可溶化剤等を用いることができ、増粘剤として水溶性高分子、無機電解質を用いることができる。上記(c)成分以外の水溶性高分子としては、ビニルメチルエーテル−無水マレイン酸共重合物、ポリプロピレングリコール(分子量100〜1000)等が挙げられる。無機電解質としては、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げられる。
本発明の洗浄剤組成物は、特に、肌触り・柔軟性、洗浄性能の点で、組成物中に含まれるJIS K3362:1998記載の界面活性剤相当分が10〜60質量%、更に12〜55質量%、特に15〜45質量%であることが好ましい。
本発明の洗浄剤組成物は、繊維製品用として好適であり、具体的にはウールや化繊、木綿等のニット製品やおしゃれ着、肌着等、幅広い衣料用として好適である。
本発明の洗浄剤組成物は、洗濯により被洗浄物に肌触りの向上効果及び/又は柔軟性の向上効果を付与するために用いることができる。このため、柔軟性能(繊維製品に対する柔軟性の付与効果を有する)を具備する洗浄剤組成物として使用できる。
本発明の衣料用洗浄剤組成物は、(a)成分、(b)成分(c)成分を混合する製造方法であって、
(b−1)成分〔又は(b−1)成分を含む非イオン性界面活性剤の混合物〕と(b−2)成分〔又は(b−2)成分を含む非イオン性界面活性剤の混合物〕を、(b−1)成分と(b−2)成分の質量比率が(b−1)成分に対し(b−2)成分が2.5〜7.5、(b−1)成分の含有量が組成物中2.5質量%以上、(b−2)成分の含有量が組成物中10.0質量%以上となるように用い、且つ
アニオン性界面活性剤の含有量が(a)成分に対し質量比率で1未満であり、(a)成分と(c)成分の質量比率が(c)成分に対し(a)成分が1未満となるよう調整する、製造方法により得られる。その際、上記の(b)成分についての質量%及び質量比率を満たすものであれば、(b−1)成分及び/又は(b−2)成分を含む非イオン性界面活性剤の混合物を使用することもできる。
表1〜4に示す液体洗浄剤組成物を調製し、得られた組成物を用いて衣類の柔軟性、洗浄性、再汚染防止性についての評価を行った。その結果を表1〜4に示す。
<柔軟性評価方法>
全自動洗濯機(東芝AW-D802VP)の洗濯槽に水道水30リットルを入れ、ウール編み布(カネボウ社製 中細毛糸使用)350gを入れる。更に表1〜4の液体洗浄剤組成物を40ml入れ、ドライコースにて洗濯する。尚、水道水は20℃に調整して用いた。洗濯終了後、20℃、65%RHの恒温恒湿室に24時間静置乾燥した。乾燥後の試験布の柔軟性について、標準衣料用液体洗浄剤組成物(表中、標準洗剤と表示、組成を表1に合わせて示す)で同様に処理した試験布と対比して、下記の基準で熟練したパネラー5名により評価した。評価点は5名の合計点とした。
−2点:標準衣料用液体洗浄剤組成物と比較して、肌触り・柔軟性が著しく悪い
−1点:標準衣料用液体洗浄剤組成物と比較して、肌触り・柔軟性が悪い
0点:標準衣料用液体洗浄剤組成物と比較して、肌触り・柔軟性が変わらない
1点:標準衣料用液体洗浄剤組成物と比較して、肌触り・柔軟性が良い
2点:標準衣料用液体洗浄剤組成物と比較して、肌触り・柔軟性が著しく良い
<洗浄性評価法>
・人工汚垢布の調製
四塩化エチレン75Lに、下記に示す組成の有機汚垢を1531.2g、及び同じく下記に示す組成のカーボンペースト240gを加えて10分間超音波分散を行い、この浴中に幅10cmの清浄布(ウールモスリン(表中、「ウール」と表示)、金巾2003布(表中、「木綿」と表示))を浸し、汚染後風乾して汚染布とする。この汚染布を10cm×10cmに裁断し、洗浄試験に供した。
なお、有機汚垢の組成は、綿実油44.8%、コレステロール10.8%、オレイン酸10.8%、パルミチン酸7.8%、セチルアルコール2.0%、固形パラフィン5.1%、流動パラフィン5.1%(合計86.4%)であり、カーボンペーストの組成は旭カーボンブラック0.2%、綿実油13.4%(合計13.6%)である。ここで、%は、有機汚垢とカーボンペーストの混合物における割合(質量基準)である。
・洗浄性能評価
1リットルの水溶液(4°DH)に表1〜4の液体洗浄剤組成物を1.333g秤取し、1000mlの溶液を調製し、ターゴトメーターにて試験を行なった。実験条件は、洗浄時間10分。洗浄剤濃度1.333g/1L、水の硬度4°DH、水の温度20℃、すすぎは20℃水道水にて5分間流水濯ぎである。洗浄後の人工汚垢布反射率を測定し(λ=550μm)、次式により洗浄率を計算し、下記の基準で評価した。この時、9枚の人工汚垢布のうち、洗浄率の高いサンプル2枚及び低いサンプル2枚を除外し、残り5枚の平均値で評価した。
洗浄率(%)=(洗浄後の反射率−洗浄前の反射率)/(原布の反射率−洗浄前の反射率)×100
<再汚染防止性>
木綿の白布(金巾2003布)またはウールの白布(ウールモスリン)を10cm×10cmに裁断し、5枚1組とした。表1〜4の液体洗浄剤組成物の水溶液1リットルにカーボンブラックを加え、ターゴトメーターにて試験を行なった。これを3回繰り返し累積洗濯し、再汚染防止率の結果を測定した。実験条件は、洗浄時間10分。洗浄剤濃度1.333g/1L、水の硬度4°DH、水の温度20℃、すすぎは20℃水道水にて5分間流水濯ぎである。再汚染防止能は、洗浄前の原布(白布)及び試験後の汚染布の460nmにおける反射率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次式によって再汚染防止率を求めた。
再汚染防止率(%)=(試験後の反射率/原布の反射率)×100
Figure 0005449741
Figure 0005449741
Figure 0005449741
Figure 0005449741
表中の成分は以下のものである。また、水酸化ナトリウムおよび混酸の「調整量」とは、組成物のpH(20℃)を7とする量である。
・アミンa1:ステアリルアミドプロピルジメチルアミン
・非イオン性界面活性剤b1:炭素数10〜14のアルキル基を有する直鎖第1級アルコールにEOを平均12モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
・非イオン性界面活性剤b2:炭素数10〜14のアルキル基を有する直鎖第1級アルコールにEOを平均10モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
・非イオン性界面活性剤b3:炭素数10〜14のアルキル基を有する直鎖第1級アルコールにEOを平均8モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
・非イオン性界面活性剤b4:炭素数10〜14のアルキル基を有する第2級アルコールにEOを平均7モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
・非イオン性界面活性剤b5:炭素数10〜14のアルキル基を有する第2級アルコールにEOを平均3モル付加させたポリオキシエチレンアルキルエーテル
・シリコーンc1:前記一般式(III)で表されるアミドポリエーテル変性シリコーン化合物であって、一般式(III)中のRがCH3、R1がCH3、Aが(イ)-(CH2)3-NH-CO-CH2-O-(CH2CH2O)5-C12H25 及び(ロ)-(CH2)3-NH2 の混合〔(イ)/ (ロ)=7/3(モル比)〕であって、Bが-(CH2)3-O-(CH2CH2O)10-CH3、lが300、mが7、nが4であり、HLBの測定値が6.0のシリコーン化合物。
・アニオン性界面活性剤1:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
・脂肪酸:花王株式会社製ルナックL−55
・共重合体:下記の方法で合成した共重合体溶液を用いた。表中に記載の共重合体の濃度は、有効分濃度である。
温度計、攪拌機、窒素導入管、還流冷却器を備えたガラス製反応器に、平均分子量1500のフェノキシポリエチレングリコール100.00g、無水マレイン酸5.00g、イソプロピルアルコール6.98gを仕込んで、窒素気流下、加熱して溶解させ、攪拌下150℃まで昇温した。イソプロピルアルコール還流化で、アクリル酸30.00g、ジ−t−ブチルパーオキサイド4.50gを別々に1時間にわたって連続滴下し、その後1時間攪拌を続けた。80℃に冷却後、減圧(13.3kPa)し、イソプロピルアルコールを除去した。常圧に戻した後、イオン交換水135.00gを加え、共重合体溶液を得た。

Claims (3)

  1. (a)下記一般式(I)で表されるアミン又はその酸塩を0.05〜5質量%、(b)下記(b−1)及び(b−2)を含有する非イオン性界面活性剤を12.5〜80質量%、並びに(c)シリコーン化合物を含有し、
    (b−1)と(b−2)の質量比率は(b−1)に対し(b−2)が2.5〜7.0であり、洗浄剤組成物中の(b−1)含有量が2.5質量%以上、洗浄剤組成物中の(b−2)含有量が10.0質量%以上であり、アニオン性界面活性剤の含有量は(a)に対し質量比率で1未満であり、(a)と(c)の質量比率は(c)に対し(a)が0.05〜0.9であり、
    (c)が、アミノ変性シリコーン化合物及び下記一般式(III)で表されるアミドポリエーテル変性シリコーン化合物から選ばれる変性シリコーン化合物である、
    衣料用洗浄剤組成物。
    Figure 0005449741

    (式中、R1aは炭素数14〜22のアルキル基又はアルケニル基であり、R2aは炭素数1〜5のアルキレン基であり、Xは−COO−、−CONR5a−、−OCO−、−NR5aCO−から選ばれる基である。ここで、R5aは水素原子、又は炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基である。R3a、R4aは、同一又は異なっていても良い炭素数1〜3のアルキル基もしくはヒドロキシアルキル基、又はR1a−X−R2a−である。)
    (b−1)下記一般式(II−1)で示される非イオン性界面活性剤
    1b−O−(A1O)n1−R2b (II−1)
    (式中、R1bは炭素数10〜14の炭化水素基、A1Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、n1はA1Oの付加モル数であって1〜5の整数、R2bは水素原子又はメチル基である。但しA1Oとしてオキシエチレン基以外のオキシアルキレン基の付加モル数は0〜3の整数である。)
    (b−2)下記一般式(II−2)で示される非イオン性界面活性剤
    3b−O−(A2O)n2−R4b (II−2)
    (式中、R3bは炭素数8〜20の炭化水素基、A2Oは炭素数2〜4のオキシアルキレン基であり、n2はA2Oの付加モル数であって8〜20の整数、R4bは水素原子又はメチル基である。但しA2Oとしてオキシエチレン基以外のオキシアルキレン基の付加モル数は0〜5の整数である。)
    Figure 0005449741

    〔式中の各記号の意味は下記のとおりである。
    R:炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシル基又はアルコキシル基
    1 :同一又は異なっていてもよい炭素数1〜4のアルキル基
    l:100〜600の数
    m及びn:mが0〜60の数で、nが0〜30の数であり、m+nが5〜90となる数
    A:下記の(イ)で示される基のみを有するもの又は(イ)と(ロ)で表される基を有するものが混在したものであり、後者の場合は(ロ)の割合が50モル%以下である。
    (イ)−(CH 2 )a−N(−R 2 )−CO−(CH 2 )b−O−(C 2 4 O)c−(C 3 6 O)d−R 3
    (ロ)−(CH 2 )a−N(−R 2 )−H
    (ここで、aは2〜6、bは1〜6の数を示し、c、dはcが0〜20で、dが0〜20であり、c+dが1〜30となる数を示し、R 2 は水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示し、R 3 は水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す)
    B:下記の(ハ)で表される基
    (ハ)−(CH 2 )e−O−(C 2 4 O)f−(C 3 6 O)g−R 4
    (ここで、eは2〜6の数を示し、f、gはfが0〜20で、gが0〜20であり、f+gが1〜30となる数を示し、R 4 は水素原子又は炭素数1〜20のアルキル基又はアルケニル基を示す)〕
  2. (b−2)のR3bが、直鎖且つ1級のアルキル基である、請求項1記載の衣料用洗浄剤組成物。
  3. (b)に対する(b−1)と(b−2)との合計が質量比で、0.2〜1である、請求項1又は2に記載の衣料用洗浄剤組成物。
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