JP5447457B2 - 発光装置および電子機器 - Google Patents
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Description
第1の発光装置では、基板の端と、発光素子および絶縁膜を覆う封止層を構成する1層または複数層の薄膜のうち最大の膜厚が最も厚い膜の端との間に、周辺層が存在する。したがって、最大の膜厚が最も厚い膜の端の位置精度が低くても、周辺層の端の位置精度が高ければ、額縁の幅を狭くすることができる。また、周辺層を設ける方法は任意である。したがって、周辺層を位置精度の高い形成方法で形成することが可能である。また、封止層を構成する1層または複数層の薄膜に、最大の膜厚が最も厚い膜以外の膜が含まれている場合には、含まれている膜を、発光素子に深刻な悪影響を及ぼすことなく位置精度の高い形成方法で形成することが可能である。よって、第1の発光装置によれば、封止層を構成する1層または複数層の薄膜を位置精度の低い形成方法で形成しても狭額縁化を実現することができる。
第2の発光装置では、基板の端と、発光素子および絶縁膜を覆う有機緩衝膜の端との間に、周辺層が存在する。したがって、有機緩衝膜の端の位置精度が低くても、周辺層の端の位置精度が高ければ、額縁の幅を狭くすることができる。また、周辺層を設ける方法は任意である。したがって、周辺層を位置精度の高い形成方法で形成することが可能である。また、封止層を構成する複数層の薄膜のうち有機緩衝膜以外の膜を、発光素子に深刻な悪影響を及ぼすことなく位置精度の高い形成方法で形成することが可能である。よって、第2の発光装置によれば、封止層を構成する有機緩衝膜を位置精度の低い形成方法で形成しても狭額縁化を実現することができる。
第3の発光装置では、基板の端と、発光素子および絶縁膜を覆うガスバリア膜の端との間に、周辺層が存在する。したがって、ガスバリア膜の端の位置精度が低くても、周辺層の端の位置精度が高ければ、額縁の幅を狭くすることができる。また、周辺層を設ける方法は任意である。したがって、周辺層を位置精度の高い形成方法で形成することが可能である。また、封止層はガスバリア膜のみで構成されている。よって、第2の発光装置によれば、封止層を構成するガスバリア膜を位置精度の低い形成方法で形成しても狭額縁化を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る発光装置1の構成の一部を示す概略平面図である。発光装置1は基板10を備える。基板10の端部には接続端子11が形成されている。接続端子11には、外部の回路から、各種の信号や電源電圧が供給される。また、基板10上には、矩形の画素領域Gと、画素領域Gと基板10の外周の間に位置する周辺領域Hが設けられている。周辺領域Hには、走査線駆動回路12およびデータ線駆動回路(図示略)が形成されている。画素領域Gには、複数の走査線13と複数のデータ線14が形成され、それらの交差点の各々の近傍には複数の単位回路(画素回路)Pが設けられている。
上述したように、発光機能層82は、各単位回路Pに応じて設けられており、絶縁膜18は発光機能層82を形成する領域を区画するように設けられている。ここでは、平面的に見た際、発光機能層82の一部と絶縁膜18とが互いに重なり合った構成を採ったが、これに限るものではなく、発光機能層82と絶縁膜18とが排他的に設けられている構成(発光機能層と絶縁膜18とが互いに重なり合わない構成)を採ってもよい。
また、別の構成例としては、発光機能層及び陰極層19は、少なくとも画素領域において、複数の単位回路Pに対し共通に設けられていてもよい。この際に、発光機能層が発光する領域は、絶縁膜18により区画されており、各陽極81に応じて発光する領域が設けられている。この発光する領域は、絶縁膜18の周縁部など、絶縁膜18と重なっていてもよい。ここで、発光機能層及び陰極層19は、絶縁膜18及び陽極81の上を覆うように設けられている。
その上、発光装置1では、周辺壁20を、OLED50の形成前に形成することが可能である。つまり、周辺壁20の形成に、その端の位置精度が高くなる形成方法を採用することができる。
また、封止層を構成する3層の薄膜のうち有機緩衝膜22以外の膜(陰極保護膜21およびガスバリア膜23)を、OLED50に深刻な悪影響を及ぼすことなく位置精度の高い形成方法で形成することが可能である。
よって、発光装置1によれば、封止層を構成する有機緩衝膜22を位置精度の低い形成方法で形成しても狭額縁化を実現することができる。
尚、本実施形態の特徴を換言すると以下のようになる。本実施形態における絶縁膜18と周辺壁20とは同じ絶縁層で設けられており、この絶縁層は、画素領域上及び駆動回路上の両方に覆うように設けられており、画素領域が設けられた領域と駆動回路が設けられた領域の間には、絶縁層が設けられていない領域がある。有機緩衝膜22の端221は、この絶縁層が設けられていない領域に位置し、この領域において、ガスバリア層23は下地層と接している。この絶縁層が設けられていない領域には、陰極用電源配線16や電流供給線15に接続された配線を設けることが好ましい。ここで、駆動回路は、走査線駆動回路、データ線駆動回路、検査回路であってもよい。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る発光装置2の構成の一部を示す概略平面図であり、図5は、図4に示す発光装置2のB−B’線矢視断面図である。発光装置2が発光装置1と異なるのは、封止層が1層の薄膜で形成されている点である。発光装置2では、配線層17および陰極層19上に、OLED50を外気から保護する封止層が形成されている。この封止層は、1層の薄膜で構成されている。この薄膜とは、配線層17および陰極層19上に形成されたガスバリア膜24である。
尚、本実施形態の特徴を換言すると以下のようになる。本実施形態における絶縁膜18と周辺壁20とは同じ絶縁層で設けられており、この絶縁層は、画素領域上及び駆動回路上の両方に覆うように設けられており、画素領域が設けられた領域と駆動回路が設けられた領域の間には、絶縁層が設けられていない領域がある。ガスバリア膜23はこの絶縁層が設けられていない領域において下地層と接している。この絶縁層が設けられていない領域には、陰極用電源配線16や電流供給線15に接続された配線を設けることが好ましい。ここで、駆動回路は、走査線駆動回路、データ線駆動回路、検査回路であってもよい。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係る発光装置3の一部の断面図である。発光装置3が発光装置1と異なるのは、基板10の他に基板を有する点である。他の基板とは、OLED50を挟んで基板10と対向している対向基板25である。対向基板25は、例えばカラーフィルタ基板であり、シール26によって支持されている。
基板10のOLED50が設けられた側と対向基板25との間には、樹脂からなる充填材が充填されている。
第1及び第2の実施の形態では、ガスバリア膜23により、外気がOLED50に到達するのを防いでいたが、本実施形態では、充填材、シール26及び対向基板25により封止性能をさらに向上させている。
ガスバリア膜23及び有機緩衝膜22が周辺壁20及び画素領域を覆い、その外側の領域にシール26を配置する構成と比して、本実施形態では、シール26と周辺壁20とが重なっているため、発光装置3を狭額縁にすることができる。また、有機緩衝膜22の端221とシール26とが重ならないようするするために設けられるマージン領域に、陰極用電源配線16などの配線を配置できるため、さらに、発光装置3の狭額縁化に図ることができる。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る発光装置4の一部の断面図である。発光装置4が発光装置2と異なるのは、基板10の他に対向基板25を有する点である。対向基板25は、シール27によって支持されている。シール27は、例えば樹脂で形成されており、絶縁膜18を囲むように、配線層17および周辺壁20上に設けられている。シール27の一端は配線層17および周辺壁20に固着しており、他端は対向基板25に固着している。シール27と、ガスバリア膜24の基板10に対して傾いた方向に延在している部分242とは、互いに離間している。
また、第3の実施の形態と同様、発光装置4を狭額縁とすることができる。
上述した各実施の形態では、封止層が1層または3層の薄膜で構成されているが、2層の薄膜で構成されてもよいし、4層以上の薄膜で構成されてもよい。いずれの場合であっても、最大の膜厚が最も厚い膜は、形成される膜の端の位置精度の低い形成方法で形成されることになる。また、形成される膜の端の位置精度の低い形成方法で形成される膜は複数であってもよい。また、周辺壁に保護される回路は走査線駆動回路に限られず、データ線駆動回路や検査回路であってもよい。また、周辺壁に保護されるものは回路に限らない。例えば、周辺壁によって配線が保護されるようにしてもよい。また、発光素子はOLEDに限らない。
次に、上述した実施の形態に係る各発光装置を適用した電子機器について説明する。
図8は、上述した各発光装置を表示装置として採用したモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す図である。パーソナルコンピュータ2000は、表示装置2003と本体部2010とを備える。本体部2010には、電源スイッチ2001およびキーボード2002が設けられている。
Claims (8)
- 基板と、
画素領域内において複数の画素を構成するように前記基板上に配列され、発光層を挟む陽極及び陰極を有する複数の発光素子と、
前記複数の画素の各々を区画するために設けられた絶縁層と、
少なくとも前記陰極を覆い、前記陰極と接するように前記陰極上に設けられ、前記陰極を保護する陰極保護膜と、
前記陰極保護膜上に設けられた緩衝膜と、
前記絶縁層と同層に設けられ、前記画素領域の外側に設けられた駆動回路を覆うように設けられた周辺壁と、を備え、
前記陰極保護膜が前記周辺壁を覆い、
前記基板の前記画素領域と前記周辺壁を含む断面において前記周辺壁は第1の端部と、前記第1の端部と前記基板の端部との間に位置する第2の端部とを有し、
前記断面において前記第2の端部は前記緩衝膜の端部と前記基板の端部との間に位置しており、
前記断面において前記第1の端部は前記緩衝膜の端部と前記第2の端部との間に位置していることを特徴とする発光装置。 - 前記画素領域と前記基板の端部との間に配置され、前記陰極と接続する電源配線をさらに有し、
前記電源配線は前記断面において第3の端部と、前記基板の端部と前記第3の端部との間に位置する第4の端部とを有し、
前記第2の端部は前記基板の端部と前記第4の端部との間に位置し、
前記緩衝膜の端部は前記第3の端部と前記第4の端部との間に位置していることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。 - 前記周辺壁は前記断面において前記絶縁層から分離していることを特徴とする請求項1または2に記載の発光装置。
- 前記緩衝膜が前記駆動回路と重ならないように設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記駆動回路は走査線駆動回路であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記駆動回路はデータ線駆動回路であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発光装置。
- 前記緩衝膜は有機材料で形成されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の発光装置。
- 請求項1乃至7のいずれかに記載の発光装置を備える電子機器。
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