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JP5446657B2 - エアベルト及びエアベルト装置 - Google Patents

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JP5446657B2 JP2009217282A JP2009217282A JP5446657B2 JP 5446657 B2 JP5446657 B2 JP 5446657B2 JP 2009217282 A JP2009217282 A JP 2009217282A JP 2009217282 A JP2009217282 A JP 2009217282A JP 5446657 B2 JP5446657 B2 JP 5446657B2
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Description

本発明は、車両乗員を車両衝突時等に拘束するために、インフレータからのガスによって袋状ベルトを膨張させるようにしたエアベルトと、それを用いたエアベルト装置に関する。詳しくは、袋状ベルトの折畳体をカバーで囲み、且つテアシームで折畳体とカバーとを縫合したエアベルト及びエアベルト装置に関する。
この種の従来のエアベルト装置として、特開平11−255057号の図6と特開2000−203380号の図8に記載のものがある。
これらのエアベルトは、ガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆うカバーとを有するエアベルトにおいて、該折畳体とをテアシームによって縫合して両者間の滑りを防止したものである。
かかるエアベルトにあっては、折畳体とカバーとが縫合されており、カバーが折畳体に対し滑り動くことがない。テアシームは、エアベルトが膨張するときには破断する強度を有している。
特開平11−255057号 特開2000−203380号
上記特開平11−255057号では、テアシームの配置について具体的な記載がない。
上記特開2000−203380号では、テアシームは、エアベルトの長手方向に連続してジグザグに設けられている。このようにテアシームを長く連続させた場合、エアベルト膨張時にインフレータからのガス圧を高くしてテアシームを断裂させるために、インフレータとして出力(発生ガス圧)の大きいものが必要となることがある。
本発明は、袋状ベルトの折畳体がカバーで覆われ、両者がテアシームによって縫合されているエアベルトであって、インフレータとして出力の大きいものを用いるまでもなくテアシームをエアベルト膨張時に断裂させることが可能なエアベルトと、このエアベルトを用いたエアベルト装置とを提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアベルトは、長手方向の一端側からガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折り畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆うカバーとを有し、該折畳体とカバーとがテアシームによって縫合されているエアベルトにおいて、該テアシームは、エアベルトの幅方向に延在しており、かつエアベルトの長手方向に間隔をおいて複数個設けられており、該テアシームは、それぞれ、該テアシームの該幅方向の中央部が当該テアシームの他の部分よりもエアベルトの前記一端側に位置するように湾曲又は屈曲して延在していることを特徴とするものである。
請求項2のエアベルトは、請求項1において、テアシーム中央部とテアシーム末端部とのエアベルト長手方向の距離Lが1〜20mmであることを特徴とするものである。
請求項3のエアベルトは、請求項1又は2において、テアシームの幅W がエアベルトの幅W の20〜100%であることを特徴とするものである。
請求項4のエアベルトは、請求項1ないし3のいずれか1項において、前記テアシームは、それぞれ、エアベルトの幅方向の中央を跨いで該エアベルトの幅方向の一方の側端側から他方の側端側に延在した幅方向縫い部と、該幅方向縫い部の延在方向の末端部に連なり、該末端部からエアベルトの幅方向の中央側へ折り返すように延在した返し縫い部とを有しており、該幅方向縫い部は、該幅方向縫い部のエアベルト幅方向の中央部が当該幅方向縫い部の他の部分よりもエアベルトの前記一端側に位置するように湾曲又は屈曲して延在していることを特徴とするものである。
請求項5のエアベルトは、請求項において、前記返し縫い部は、前記幅方向縫い部の前記末端部から前記エアベルト幅方向中央側、且つ、当該幅方向縫い部よりもエアベルト長手方向の他端側へ折り返すように延在していることを特徴とするものである。
請求項6のエアベルトは、請求項1ないし5のいずれか1項において、前記エアベルトは、さらに、前記袋状ベルトの折畳体を覆ったメッシュウェビングを備えており、該メッシュウェビングは、筒状のものであり、その筒軸心線方向をエアベルト長手方向として配置されており、該メッシュウェビングの内周側に該折畳体が配置されており、該メッシュウェビングのエアベルト長手方向の両端側が該袋状ベルトのエアベルト長手方向の両端側に連結されており、該メッシュウェビングは、該袋状ベルトの膨張時に周方向には伸長するが、エアベルト長手方向には伸長しないように構成されており、前記カバーは、該メッシュウェビングを覆っており、該折畳体とメッシュウェビングとカバーとが共通の前記テアシームによって縫合されていることを特徴とするものである。
請求項7のエアベルトは、請求項1ないし6のいずれか1項において、前記エアベルトは、前記長手方向の他端側がリトラクタに対し巻取可能に接続されるものであり、前記カバーの該他端側の縁部は、該他端側に向って凸に湾曲していることを特徴とするものである。
本発明(請求項)のエアベルト装置は、膨張可能なエアベルトと、該エアベルト内にガスを供給して膨張させるインフレータとを備えてなるエアベルト装置において、該エアベルトが請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアベルトであることを特徴とするものである。
本発明のエアベルトにあっては、袋状ベルトの折畳体と、これを覆うカバーとがテアシームで縫合されているので、袋状ベルト折畳体に対しカバーがズレ動くことが防止される。本発明では、テアシームがエアベルト長手方向に間隔をおいて設けられているので、インフレータとして出力の大きいものを用いるまでもなく、エアベルト膨張時にテアシームを断裂させることができる。
本発明では、テアシームのエアベルト幅方向の中央部を当該テアシームの他の部分よりもエアベルト一端側(ガス流通方向上流側)に位置させているので、エアベルト膨張時にテアシームの該中央部に応力が集中し、この部分でテアシームの断裂が開始する。ひとたび断裂が始まれば、テアシーム全体に断裂が広がり、テアシームのすべてが短時間のうちに断裂する。
テアシームのエアベルト幅方向の中央部が該一端側となるようにエアベルトが湾曲して延在していると、カバーと袋状ベルト折畳体とがズレようとしたときにテアシームに生じる剪断応力がテアシームの全体に分散するようになり、テアシームの一部に剪断応力が集中することが防止される。
テアシーム中央部とテアシーム末端部とのエアベルト長手方向の距離Lが1mm以上特に4mm以上であると、かかる効果が十分に得られる。
テアシームの幅Wとエアベルトの幅Wとの百分比(W/W)×100%は20〜100%特に30〜50%程度が好適である。
実施の形態に係るエアベルト装置を備えた自動車内部の斜視図である。 実施の形態に係るエアベルト装置のエアベルト膨張時の斜視図である。 実施の形態に係るエアベルトの分解斜視図である。 (a)図は実施の形態に係るエアベルトの製作途中時の正面図、(b)図は(a)図のB−B線断面図、(c)図は(b)図のC−C線断面図である。 (a)図は実施の形態に係るエアベルトの製作途中時の正面図、(b)図は、製作されたエアベルトの正面図である。 図5(b)のVI−VI線断面図である。 実施の形態に係るエアベルトの一部の正面図である。 エアベルトのタング部分の斜視図である。 別の実施の形態に係るエアベルトの一部の正面図である。 参考例に係るエアベルトの一部の正面図である。 参考例に係るエアベルトの一部の正面図である。
以下、第1図〜第8図を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。
まず、第1図及び第2図を参照してエアベルト装置を備えたシート(座席)の全体構成について概略的に説明する。第1図はエアベルト装置を搭載した2人乗り(2シーター)乗用車の右側シート1付近を示す斜視図、第2図はエアベルトが膨張した状態のエアベルト装置の斜視図、第8図はこのエアベルトのトングの斜視図である。
このシート1は、シートクッション2、シートバック3及びヘッドレスト4を備えている。このヘッドレスト4にエアベルト10の挿通用スリット5が設けられている。スリット5は、シートバック3の右側の上端部から下方に切り込まれた形状を有している。乗員がシート1に座っていないときには、エアベルト10はこのスリット5からシートバック3の前面の右サイドに沿って垂下している。
この実施の形態では、エアベルト10に連なるウェビング14を巻き取るためのリトラクタ15は、シート1の後方に配置されている。ウェビング14は、車体内装パネル6に設けられた挿通口7を通ってリトラクタ15に達している。リトラクタ15は、車体メンバに固定されている。
この実施の形態では、ラップベルト11を巻き取るためのリトラクタ16は、シートクッション2の下側に配置され、シートフレームに固定されている。ラップベルト11は、シートクッション2に設けられた挿通口(図示略)に挿通されている。
なお、リトラクタ15,16はいずれも緊急時ロック機能付きリトラクタ(ELR)である。
エアベルト10は、シートバック3の前面に沿って垂下しているため、乗員がドアを開けてシート1に乗降する際に、乗員の背中がエアベルト10と摺動し、エアベルト10内の袋状ベルトの折畳体とカバーとの間にズレが生じようとする。この実施の形態では、このエアベルト10の袋状ベルト折畳体とカバーとをテアシームで縫合し、このズレを防止している。
エアベルト装置は、第2図の通り、シート1に座った乗員の一方(この場合は右側)の肩部の上方を通って該乗員の上半身の前面側を斜めに(この実施の形態では右上から左下へ)引き回される、ショルダーベルト部を構成するエアベルト10と、該エアベルト10の上端に接続されたウェビング14と、この乗員の腰部付近の上側を左右方向に引き回されるラップベルト部11と、該シートの側方(この実施の形態では左側)に隣接して設置されたバックル装置12と、ベルト装着時に該バックル装置12に挿入係止されるタング13と、ウェビング14を巻き取るリトラクタ15と、ラップベルト部11を巻き取るリトラクタ16等を備えている。
バックル装置12にはインフレータ17が設けられており、このインフレータ17の噴出ガスがエアベルト10内に導入される。
タング13には、第8図に示すように、バックル装置12に差し込まれるタングプレート13aのほか、このインフレータ17からのガスを受け入れてエアベルト10内に導くためのノズル13bが設けられている。
ラップベルト11の先端にアンカプレート11aが取り付けられており、このアンカプレート11aがボルトによってタング13に固定されている。符号11bは、このボルトの頭部を隠蔽するための化粧キャップを示している。
以下、第3図〜第7図を参照してエアベルト10の構成について詳細に説明する。
第3図の通り、エアベルト10は、袋状ベルト21と、該袋状ベルト21の後端から延出するストラップ22と、袋状ベルト21を覆うメッシュウェビング23と、メッシュウェビング23を覆うメッシュカバー25と、袋状ベルト21内に配置される耐熱クロス26等を備えている。
袋状ベルト21は、インフレータ17からのガスによって膨張するものであり、第3図の通り、細長い長方形帯状に折り畳まれている。この実施の形態では、第2図の通り、袋状ベルト21の後端側が、乗員の頭部の右側方において大きく膨張し、頭部を右側から拘束するように構成されている。
ストラップ22は、帯状の布よりなり、袋状ベルト21の後端側に縫着されている。なお、袋状ベルト21の基布と一体にストラップ22を形成してもよい。
メッシュウェビング23は、両端が開放した細長い筒状の封筒形である。第4図の通り、ストラップ22と、ウェビング14の先端部と、メッシュウェビング23の後端部とを重ね合わせ、ミシンによって縫合(共縫い)する。符号30はこの縫目を示している。なお、ウェビング14をストラップ22に縫着するときには、ウェビング14はリトラクタ15に連結されていない。
この実施の形態では、ストラップ22はその長手方向の折り返し線に沿って2つに折り返されており、ウェビング14はストラップ22の間に挟み込まれている。ただし、ストラップ22は2つ折りされず、平たいシート状とされてもよい。メッシュウェビング23の後端と袋状ベルト22の後端とはほぼ合致している。
メッシュウェビング23の全長は、折り畳まれた袋状ベルト21よりも若干長く、メッシュウェビング23の先端側は袋状ベルト21の先端から延出している。第3図の通り、メッシュウェビング23の先端近傍に細幅のネック部23aが設けられており、ネック部23aよりも先端側部分23bは、メッシュウェビング23の本体部分よりも若干細幅となっている。なお、このネック部23a付近は、メッシュウェビング23の長手側辺に斜交する斜辺23cとなっている。メッシュウェビング23は、この斜辺23c部分が開放して開口となっている。袋状ベルト21の先端部21aは、第4図の通り、この斜辺23cの開口を通ってメッシュウェビング23外に延出し、タング13のノズル13bに連結される。
この袋状ベルト21の先端側の内部に耐熱クロス26が差し込まれる。この耐熱クロス26の先端部26aと袋状ベルト21の先端部21aとがノズル13bの後端部に外嵌され、留付リング13dによってノズル13bに固定される。なお、ノズル13bはタングプレート13aと一体のホルダ部13cにボルト留め等によって固定されている。
タングプレート13aの後端側に細長い長方形の開口13eが設けられている。第4図(a)の通り、メッシュウェビング23の先端部23bが該開口13eに挿入され、ネック部23aにおいて折り返され、先端部23bがメッシュウェビング23の本体側に重ね合わされる。そして、袋状ベルト21の張出部21b(第3図)、メッシュウェビング23の本体部及びメッシュウェビング23の先端部23bがミシンによって縫合(共縫い)される。第4図(a)の符号27はこの縫目(ミシン目)を示している。
このようにして、メッシュウェビング23の先端側がタングプレート13aに連結される。メッシュウェビング23の後端側は、前記の通り、縫目30によってウェビング14に縫着されている。このメッシュウェビング23は長手方向には伸長しないように加熱延伸加工が施されている。そのため、エアベルト10に引張力が加えられたときには、メッシュウェビング23によってウェビング14とタングプレート13aとの間の引張負荷が負担される。
メッシュウェビング23は、織物よりなり、袋状ベルト21の膨張時に拡径方向には柔軟に伸長するが、上記の通り、長手方向には伸長しないように加熱延伸加工が施されている。そのため、エアベルト10の膨張時にメッシュウェビング23が拡径すると、メッシュウェビング23の長さが短くなる。これにより、エアベルト10及びウェビング14にプリテンションが加えられる。
第5,6図の通り、このメッシュウェビング23を覆うようにメッシュカバー25が装着される。メッシュカバー25は、両端が開放した平たい筒状の封筒形のものである。メッシュカバー25は、筒形に縫製されており、メッシュカバー25の長手方向における乗員側に対応する縫製部は、バッグ10が膨張するときに切れるテアシーム25t(第1図)となっている。
メッシュカバー25の後端をメッシュウェビング23及びストラップ22の後端よりも若干突出させ、この突出した部分を縫目32によってウェビング14に縫着する。
なお、これらの縫目30,32を構成する糸は十分に高強度のものであり、袋状ベルト21の膨張時に切れることはない。
このようにして構成された袋状ベルト21、メッシュウェビング23及びメッシュカバー25よりなる一体の帯状のエアベルト10の長手方向の途中の複数個箇所をテアシーム33で縫着する。テアシーム33は、エアベルト10を一方の表面から他方の表面にまで貫いて袋状ベルト21、メッシュウェビング23及びメッシュカバー25を縫着している。
第7図に示す通り、この実施の形態では、テアシーム33はエアベルト10の幅方向に延在している。テアシーム33は、エアベルト10の幅方向の中央付近がガス流通方向上流側すなわちタング13側に凸となるように湾曲している。テアシーム33の両端は、エアベルト10の側端から離隔しているが、側端に達していてもよい。テアシーム33は、図示のようにほつれ止めの返し縫い部を有している。
テアシーム33の中央部とテアシーム33の末端部とのエアベルト長手方向の距離Lが1〜20mm特に4〜20mm程度が好適である。テアシーム33のエアベルト幅方向の長さWは、エアベルト10の幅Wの20〜100%特に30〜50%程度が好適である。
この範囲であると、袋状ベルト21、メッシュウェビング23及びメッシュカバー25同士の滑りを十分に防止することができる。
テアシーム33の中央部と両端部とのエアベルト長手方向の距離Lは、テアシーム33の幅Wの2〜60%特に8〜60%程度が好適である。テアシーム33の中央部がタング13側となるようにテアシーム33を湾曲させたことにより、エアベルト10の膨張時にテアシーム33の中央部に応力が集中し、テアシーム33の中央部が最初に切れる。即ち、タング13側からガスが流れてくるので、テアシーム33のうち最もタング13側の中央部に応力が集中する。また、エアベルト10の幅方向中央部が最も膨張し易いので、これによってもテアシーム33の中央部に応力が集中する。このテアシーム33の中央部が切れると、テアシーム33の断裂が両サイドに急速に伝播し、テアシーム33の全体が急速に切れ、エアベルト10が膨張する。
テアシーム33同士の距離は50〜200mm特に80〜120mm程度が好適である。テアシーム33の数は1〜18個特に3〜10個程度が好適である。テアシーム33同士の間隔は、等間隔であってもよく、異なっていてもよい。
前記メッシュカバー25は、その先端がタングプレート13aの後端に被さる長さを有している。
タングプレート13aの後部と、このメッシュカバー25の先端部とを覆うように、タング用の半割ケース13A,13Bを装着する。半割ケース13A,13Bは、合成樹脂製であり、対面させて重ね合わせることによりタングプレート13aの後部と、このメッシュカバー25の先端部とを被包する。その後、ウェビング14の後端をリトラクタ15の巻取軸に連結する。
このように構成されたエアベルト及びエアベルト装置にあっては、エアベルト10にテアシーム33が設けられており、袋状ベルト21、メッシュウェビング23及びメッシュカバー25の重ね合わせ面でのズレが防止される。また、エアベルト10の膨張時には各テアシーム33が速やかに断裂する。この実施の形態では、テアシーム33が緩く湾曲しており、屈曲部は存在しないので、重ね合わせ面がズレようとしたときにテアシーム33に加えられる応力がテアシーム33の全体に分散する。
上記実施の形態では、テアシーム33は緩く湾曲しているが、第9図のように「く」字形に屈曲したテアシーム34としてもよい。参考例に係る第10図のW字形のテアシーム35では、テアシームの複数個所がタング側に位置している。また、第11図の参考例では、エアベルト10の幅方向に対し斜交する直線状テアシーム36としている
1 シート
10 エアベルト
11 ラップベルト
12 バックル装置
14 ウェビング
15,16 リトラクタ
17 インフレータ
21 袋状ベルト
22 ストラップ
23 メッシュウェビング
25 メッシュカバー
33 テアシーム

Claims (8)

  1. 長手方向の一端側からガスが導入されることにより膨張する袋状ベルトを帯状に折り畳んでなる折畳体と、該袋状ベルトの折畳体を覆うカバーとを有し、該折畳体とカバーとがテアシームによって縫合されているエアベルトにおいて、
    該テアシームは、エアベルトの幅方向に延在しており、かつエアベルトの長手方向に間隔をおいて複数個設けられており、
    該テアシームは、それぞれ、該テアシームの該幅方向の中央部が当該テアシームの他の部分よりもエアベルトの前記一端側に位置するように湾曲又は屈曲して延在していることを特徴とするエアベルト。
  2. 請求項において、テアシーム中央部とテアシーム末端部とのエアベルト長手方向の距離Lが1〜20mmであることを特徴とするエアベルト。
  3. 請求項1又は2において、テアシームの幅Wがエアベルトの幅Wの20〜100%であることを特徴とするエアベルト。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、前記テアシームは、それぞれ、エアベルトの幅方向の中央を跨いで該エアベルトの幅方向の一方の側端側から他方の側端側に延在した幅方向縫い部と、該幅方向縫い部の延在方向の末端部に連なり、該末端部からエアベルトの幅方向の中央側へ折り返すように延在した返し縫い部とを有しており、
    該幅方向縫い部は、該幅方向縫い部のエアベルト幅方向の中央部が当該幅方向縫い部の他の部分よりもエアベルトの前記一端側に位置するように湾曲又は屈曲して延在していることを特徴とするエアベルト。
  5. 請求項4において、前記返し縫い部は、前記幅方向縫い部の前記末端部から前記エアベルト幅方向中央側、且つ、当該幅方向縫い部よりもエアベルト長手方向の他端側へ折り返すように延在していることを特徴とするエアベルト。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項において、前記エアベルトは、さらに、前記袋状ベルトの折畳体を覆ったメッシュウェビングを備えており、
    該メッシュウェビングは、筒状のものであり、その筒軸心線方向をエアベルト長手方向として配置されており、該メッシュウェビングの内周側に該折畳体が配置されており、
    該メッシュウェビングのエアベルト長手方向の両端側が該袋状ベルトのエアベルト長手方向の両端側に連結されており、
    該メッシュウェビングは、該袋状ベルトの膨張時に周方向には伸長するが、エアベルト長手方向には伸長しないように構成されており、
    前記カバーは、該メッシュウェビングを覆っており、
    該折畳体とメッシュウェビングとカバーとが共通の前記テアシームによって縫合されていることを特徴とするエアベルト。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記エアベルトは、前記長手方向の他端側がリトラクタに対し巻取可能に接続されるものであり、
    前記カバーの該他端側の縁部は、該他端側に向って凸に湾曲していることを特徴とするエアベルト。
  8. 膨張可能なエアベルトと、
    該エアベルト内にガスを供給して膨張させるインフレータとを備えてなるエアベルト装置において、
    該エアベルトが請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアベルトであることを特徴とするエアベルト装置。
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