JP5432782B2 - 埋め込み型ダウンライト - Google Patents
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Description
本発明は照明器具に関し,特に天井に埋め込んだ形で使用される埋め込み型ダウンライトに関する。
天井に埋め込んで取り付けるタイプの小型の照明器具(以下,「埋め込み型ダウンライト」という。)が種々知られている。それらは通常,円筒状等の筒状又は椀状をしたランプケース(反射板)を有し,下端のみが下方向けて露出する形で天井面に取り付けられ,ランプケースの内部にはランプが取り付けられている。ランプとしては,白熱電球用のソケットに取り付けることのできる形態のもの(白熱電球や同形の蛍光ランプ又は電球型LEDランプ)が通常用いられ,多くは,バルブ側を下方に,口金部分を上方に向けて,ランプケースに取り付けられたソケットに螺着される(例えば特許文献1〜5参照)。このタイプの埋め込み型ダウンライトに用いるソケットにも,種々のものが知られている(例えば特許文献6,7参照)。このタイプのものは,ランプの口金を螺着したソケット部分がランプケースの上方に突出するため,上下幅が大きくなり,埋め込み型ダウンライトの上端は,天井面からかなり上方に位置することになる。
上記のように上下幅の大きい埋め込み型ダウンライトの場合,天井裏の梁等の構造要素に接近し,そのためダウンライトのソケットの電線接続孔のすぐ正面に天井内の構造要素が位置することとなって,電線の接続が困難となるケースが起こり易い。すなわち天井裏の梁の位置等,取り付け場所の内部の状況をダウンライトの取り付け作業開始前に完全に把握するのは困難なことがあり,天井裏の構造要素との位置関係で,ソケットの電線接続孔の正面に電線接続のための十分なスペースが確保できない箇所があることが作業中に判明するケースが生じ易い。そのような場合,用意していたダウンライトに代えて,別のものを探す必要に迫られる。
ランプケースに側方からランプが取り付けられるタイプの埋め込み型ダウンライトも知られている(例えば特許文献8〜10参照)。そのようなタイプの埋め込み型ダウンライトにあっては,ランプケースの側方に,ソケットや,端子(及び該当する場合には更に回路)を備えた部品が突出し,これに設けられた電線接続孔に天井裏の電線が接続される。しかしながら,このタイプのダウンライでも,電線接続孔の直前に梁等の障害物がある場合,それに遮られて電線を接続できない場合がある。その場合,その特定の状況に合った別の適当なダウンライトを探さなければならず,やはり作業効率が低下するという問題があった。
本発明は,ランプケースに外側(側方ないし上方)からランプが取り付けられるタイプの埋め込み型ダウンライト用ソケットであって,天井裏においてダウンライトの取り付け位置の直ぐそばに梁等の障害物がある場合でも,電線の接続に不都合を生じないソケット及びそのようなソケットと組み合わせた埋め込み型ダウンライトを提供することを目的とする。
本発明者は,ランプケースに外側からランプを差し込んだ形で取り付けられるタイプの埋め込み型ダウンライトにおいて,ソケットの,ランプケースの側面の外側に配置され電線と接続される部分(以下,「端子ボックス」という。)を,ランプケースに対して所望により回動させて取り付けること可能とし,且つ,該端子ボックスを,これに設けられた電線接続孔が当該回動の軸に対して側方に向くように構成することによって,上記の問題を解決した。すなわち,本発明は,以下を提供するものである。
1.埋め込み型ダウンライトにおいてランプの少なくとも発光部分を収容するものであるランプケースに外側から,内側に部分的に挿入した形で取り付けるためのソケットであって,電線接続孔を有しランプケースの外側に取り付けられる部分である端子ボックスと,内部に受け金を備えランプケースの内側に挿入される部分である筒状部を含み,ここに,該端子ボックスの該筒状部側に,該筒状部の基部を少なくとも部分的に取り囲む円弧状のスロットを備えた鍔が形成されており,且つ該電線接続孔が該円弧状のスロットの中心軸に対し側方に向けられているものである,ソケット。
2.上記1のソケットと該ソケットが外側から取り付けられるランプケースとを含んでなる埋め込み型ダウンライト。
2.上記1のソケットと該ソケットが外側から取り付けられるランプケースとを含んでなる埋め込み型ダウンライト。
本発明によれば,埋め込み型ダウンライトのランプケースへのソケットの取り付けは,鍔に備えられたスロットに,ねじつきボルトを通してランプケースに鍔をねじ止めすることで行うことができる。このため,ソケットを固定するためのランプケース側のネジ穴の位置を,スロットの長さに沿って大きな自由度を以て適宜設定することが可能になる。また更に,ねじ穴の位置が予め決まっているランプケースへのソケットの取り付けに際して,固定されたねじの位置に対してスロットの位置をその長さ方向に沿って適宜変えることができ,それにより円弧上のスロットの中心軸の回りにソケットの向きを変えることができる。そしてこれに際し,電線接続孔が当該中心軸に対して側方に向けてあるため,電線接続孔の向きを当該軸回りに変更することができる。従って,天井裏の梁などの不測の障害物に接した場合でも,本発明によれば,電線接続孔の向きを変更することで障害物を避けて電線を接続することができ,ダウンライトの取り付けに支障を生じない。
本発明において,ランプについて「発光部分」とは,白熱電球の場合はフィラメント及びこれを収容したバルブ,蛍光ランプの場合は蛍光管,LEDランプの場合はLED素子それ自体をいう。
本発明において,スロットは,ソケットをランプケースにねじ止めする際にねじを通すためのものである。従ってその幅は,ねじの軸部分を通すことができるものであればよい。ソケットのねじ止めは,スロット内の2か所で行うのが一般的であるが,ランプとソケットの合計重量は大きなものでなく,従って,スロットを備えた鍔が当該合計重量を1か所で支えるこのとできる強度を有している限り,スロット内の1か所のみのねじ止めでも差し支えない。
本発明において,「スロットの中心軸」とは,スロットが形作る円弧の回転中心軸をいい,通常は,ソケット内の受け金の中心軸にほぼ一致する。
本発明において,スロットの長さには特段限定はなく,スロットの中心軸に対し,目標とする回動可能範囲に応じて例えば約90度以上,150度以上,180度以上,210度以上等の大きさの中心角に対応するように,適宜設定すればよい。上述のように,ソケットのランプケースへのねじ止めは,スロットの1か所のみで行ってもよい。例えば90度の中心角に対応する長さのスロットを設けた場合,1か所でねじ止めするのであれば約90度の範囲でソケットは回動可能である。ソケットの回動可能範囲としては,本発明の目的のためには30度程度あれば通常は十分であり,従って,スロットは中心角30度以上に対応した長さのものとしても支障はない。また,本発明において,スロットについて,「筒状部の基部を少なくとも部分的に取り囲む」とは,筒状部の基部の周りにこのようなある大きさの中心角に亘ってスロットが延びていることをいう。また,スロットは,全体が途切れのない1本のものであってもよく,また,ソケットの回動に支障がない限り,1箇所又は数か所(例えば2,3箇所)で分断されて複数の区画から構成されていてもよい。
本発明において,「筒状部」は,内部にランプの口金が螺着される受け金を備えており,その外径は通常,受け金の外径と同様,ほぼ円筒状であるが,必ずしもこれに限定されない。
本発明において,「端子ボックス」は,電線がこれに接続され,受け金に取り付けられたランプに(直接に,又は蛍光灯やLEDランプの場合には,所定の回路を経て)電力を供給するための装置部分をいう。そのような装置部分としては,広範な種々の形態のものが当業者に周知であり,本発明においては,用いるランプに合わせて適宜設計することができる。
本発明において,電線接続孔の向きについて,「スロットの中心軸に対し側方」とは,円弧状のスロットの中心を通る回転軸に対して概略横方向であることをいう。このとき電線接続孔の向きはスロットの中心軸に対して垂直な平面内にある必要はなく,そのような平面から45度以内,好ましくは30度以内,更に好ましくは15度以内の範囲にあればよい。
なお,本発明において,「電線接続孔」は,天井裏の電線を差し込んで接続するための部分である。これは,外部から給電されるための電線の接続孔を含んでなり,好ましくは更に,そこから回路を分枝させて構成した,他のダウンライト等に給電するための接続孔としての追加の端子(一次側送り端子)を更に備えたものも含包含する。
以下,実施例を参照して本発明を更に具体的に説明するが,本発明が実施例に限定されることは意図しない。
図1は,本発明のソケット1の背面図,図2は正面図,図3は側面図である。これらの図において,2は端子ボックスであり,その端部3には,図4に示すように,側方に向けて開口した2対の電線接続孔5(うち1対は一次送り端子側)が設けられている。端子ボックス2の下方には,筒状部8(本実施例では円筒状)が延び,その内部にはランプの口金が螺着される受け金22が設けられている。端子ボックス2には,筒状部8の基部10を部分的に取り囲むように概略円形の輪郭を有する鍔12が設けられている。鍔12には,その表裏を貫通して円弧状のスロット16が形成されており,スロットは全体として筒状部8の基部の周囲の約210度の領域に亘って延びている。
図5は,ソケット1の中心面による断面図,図6は,ソケット1の中心面に垂直かつ受け金の中心軸を通る平面による断面図である。図において,22は受け金,23はランプの中心電極との接点,24は過熱防止を保証するために途中に挿入されている,所定の高温時に回路を開くように設けられたバイメタルである。
図7は,ソケット1をランプケース26に側方から取り付けこれにランプ27を取り付け,全体が天井板30,32によって支えられて天井内に設置された状態を示す,一部を透明とした側面図である。本実施例ではランプ27は蛍光ランプであり,発光部分は蛍光管28よりなる。図においてソケット1は,図面の後方に電線接続孔を向けて取り付けられている。
図8は,図7に示した状態の側面図であり,図9は同状態のソケット1側から見た側面図である。ソケット1はスロットを用いてねじ止めすることができる。例えば,ランプケース26に,ソケット1のスロットと同一半径の円周上において図8に示したねじ35のように上下の位置でねじ穴が設けられ,それらを用いてソケット1をランプケース26に取り付ける場合,ソケット1を,図9に示した位置からスロットの中心Cに対して波線で示した範囲内で回動させてねじ止めすることができる。従って,図9に示した例では,ソケット1は,示された取り付け方向に対して時計回りにもまた反時計回りにも回動でき,全体で約30度までの異なった角度で取り付けることが可能である。またこのことは,図9から自明なようにソケット1をそれらの位置と180度回転させた場合にも成り立つ。従って,本実施例はソケット1の取り付け方向に大きな自由度を提供する。
また,ソケット1のスロットにはどの位置でもねじを通すことができる。このため,ランプケース26の側において,スロットに沿った適宜の位置(例えば,相互に120度離れた位置)にねじ穴を設けておくことで,ソケット1の取り付けに際して更に大きな角度でソケット1を回動可能にすることもできる。
図10は,ソケット1を上方からランプケース26’に取り付けたものである実施例2の埋め込み型ダウンライトの,一部を透明とした側面図である。図において,ランプケース26’は上述の実施例におけるランプケース26と異なり,上部にソケット1を取り付ける構造のものであるが,ソケット1は,上述のソケットと同一構造のものである。
本発明によれば,ソケットを固定するためのランプケース側のネジ穴の位置を,スロットの長さに沿った位置に大きな自由度を以て適宜設定することが可能になる。また逆に,ねじ穴の位置に対してソケットの向きを変化させることができる。このためソケットの端子ボックスに設けられた電線接続孔の向きをスロットの中心軸回りに適宜回して変更することができ,天井裏の梁などの不測の障害物に接した場合でも,これを避けて電線を接続することが可能となり,ダウンライトの取り付けに支障が生じない。従って,本発明は,汎用性が高く取り付けが容易な埋め込み型ダウンライト用ソケットとして,またランプケースとの組み合わせにおいては取り付け容易な埋め込み型ダウンライトとして,有用である。
1=ソケット
2=端子ボックス
3=端部
5=電線接続孔
8=筒状部
12=鍔
16=スロット
22=受け金
23=接点
24=バイメタル
26,26’=ランプケース
27,27’=ランプ
28=蛍光管
30,32=天井板
35=ねじ
2=端子ボックス
3=端部
5=電線接続孔
8=筒状部
12=鍔
16=スロット
22=受け金
23=接点
24=バイメタル
26,26’=ランプケース
27,27’=ランプ
28=蛍光管
30,32=天井板
35=ねじ
Claims (2)
- 埋め込み型ダウンライトにおいてランプの少なくとも発光部分を収容するものであるランプケースに外側から,内側に部分的に挿入した形で取り付けるためのソケットであって,電線接続孔を有しランプケースの外側に取り付けられる部分である端子ボックスと,内部に受け金を備えランプケースの内側に挿入される部分である筒状部を含み,ここに,該端子ボックスの該筒状部側に,該筒状部の基部を少なくとも部分的に取り囲む円弧状のスロットを備えた鍔が形成されており,且つ該電線接続孔が該円弧状のスロットの中心軸に対し側方に向けられているものである,ソケット。
- 請求項1のソケットと該ソケットが外側から取り付けられるランプケースとを含んでなる埋め込み型ダウンライト。
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JP2010061703A JP5432782B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 埋め込み型ダウンライト |
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JP2010061703A JP5432782B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 埋め込み型ダウンライト |
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JP2010061703A Expired - Fee Related JP5432782B2 (ja) | 2010-03-17 | 2010-03-17 | 埋め込み型ダウンライト |
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