JP5429613B2 - ナノ結晶軟磁性合金ならびに磁心 - Google Patents
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また、非晶質合金薄帯を加工するための技術として,特許文献4のように、合金組成にC,P,S元素などを添加して加工性をあげることが記載されている。
特にナノ結晶材用の広幅の非晶質合金薄帯は、量産時のロール温度上昇により薄帯表面の変質などが起こりやすく、表面の元素濃度分布が量産時の製造条件の違いによって影響を受ける。熱処理を行いナノ結晶化した後の合金表面の元素濃度分布にも影響を与える。この元素分布は磁気特性に影響を与えるため、優れた軟磁気特性を得るにはナノ結晶化熱処理後の合金表面の元素分布を制御することが重要である。
合金の表面から12nmの位置の酸素濃度がFe濃度よりも高いことが好ましい。
また、前記Cu偏析部のCu濃度の最大値が母相のCu濃度の2倍以上であることが好ましい。
この非晶質合金薄帯は、Cu偏析部でのCu濃度の最大値が母相のCu濃度よりも高く、かつ、Cu偏析部より表面側の位置にSi元素の偏析部が存在することが好ましい。
また、ナノ結晶化熱処理を行う前の非晶質合金薄帯の方でもCu偏析部の制御を行うことで、靭性に優れた非晶質合金薄帯とすることができる。これによりナノ結晶化前に打ち抜き、スリットや切断加工が容易となり、熱処理前の靭性に優れた状態で加工ができるのでナノ結晶軟磁性合金からなる磁心を加工しなくても済み、磁心の形状を自由に設定できるようになる。
Cuを含む非晶質合金薄帯を熱処理しナノ結晶化させる際に、表面のCu濃度を制御することにより、熱処理の際に合金薄帯表面に形成する結晶粒の粗大化を抑制し、微細化することで軟磁気特性の劣化を防ぐことができる。このため、粗大結晶粒の形成による軟磁気特性の劣化を抑制することができる。熱処理前の非晶質合金薄帯にCu偏析部がないと粗大な結晶粒が形成しやすく適正な熱処理条件の範囲が狭まり、軟磁気特性が劣化し易くなる。ただし、Cu濃度が高すぎると鉄損が増加してしまい、磁気特性が低下する。
このCu元素の偏析と併せて合金の表面から12nmの位置の酸素濃度がFe濃度よりも高くなるように制御することが好ましい。Cu元素の偏析と合金の表面から12nmの位置の酸素濃度がFe濃度よりも高くなる元素分布があることで、鉄損が改善される相乗効果が得られる。
Mの50%以下をCr、Mn、Zn、As、Se、Sb、Sn、In、Cd、Ag、Bi、Mg、Sc、Re、Au、白金族元素、Y、希土類元素から選ばれた少なくとも1種の元素で置換することができる。
結晶粒の体積比は、線分法により求められる。すなわち結晶粒の体積比は、顕微鏡組織写真中に任意の直線を想定しそのテストラインの長さをLt、結晶相により占められる線の長さLcを測定し、結晶粒により占められる線の長さの割合LL=Lc/Ltを求めることにより得られる。熱処理後の合金中に存在する結晶粒の結晶粒径は、50nm以下が望ましい。これは、結晶粒径が50nmを超えると軟磁気特性の著しい劣化が起こり好ましくないためである。特に好ましい結晶粒径は5nm〜20nmであり、特に優れた軟磁性が得られる。
これらの技術により、本発明のナノ結晶合金は絶縁性が向上し、積層磁心や巻磁心を作製した場合に高周波磁気特性が改善される。本発明ナノ結晶軟磁性合金において合金表面から12nmの位置の酸素濃度(原子%)がFe濃度(原子%)よりも高い場合、より表面の絶縁がやぶれにくく巻磁心や積層磁心として使用した場合に、高周波特性の劣化やばらつきを抑制できる。
前述のナノ結晶軟磁性合金中に形成する微結晶粒は主にFeを主体とする体心立方構造(bcc)の結晶相であり、Co、Ni、Si,B,GeやZr等が固溶しても良い。また、規則格子を含んでも良い。前記結晶相以外の残部は主にアモルファス相であるが、実質的に結晶相だけからなる合金も本発明に含まれる。また、Cuを含む面心立方構造の相(fcc相)が存在しても良い。
アモルファス母相中にナノスケールのbcc結晶粒が分散した組織の合金は、抵抗率が高く、結晶粒成長が抑制され、高周波の磁気特性が改善されるためより好ましい結果が得られる。
本発明合金において化合物相が存在しない場合により低い保磁力、低い磁心損失を示すが一部に化合物相を含んでも良い。
Cu偏析部でのCu濃度の最大値が4原子%を超えると、薄帯の加工性が著しく劣化して打ち抜き、スリットや切断などの加工が困難となる。このため、Cu濃度の最大値が4原子%以下となるように制御する。このCu濃度分布を制御するためには、非晶質合金薄帯を製造する際の冷却速度(薄帯の温度)を制御する必要がある。Cu濃度の最大値を4原子%以下とすることで、靭性に優れた非晶質合金薄帯が製造でき好ましい結果が得られる。
原子%でFebal.Cu0.98Nb3.1Si13.4B9.3の合金組成で、幅50mm厚さ19μmの非晶質合金薄帯を作製した。Cu−Be系の銅合金製のロールを用い、酸素濃度20%の雰囲気中で作製した。出湯位置(ノズル位置)から250mmの位置での合金薄帯の温度を放射温度計により測定しながら、その薄帯の温度が270℃になるよう冷却水量と水温を調整し作製した。作製した非晶質合金薄帯のX線回折を自由面側とロール面側で測定した結果、非晶質合金特有のハローパターンが観察され非晶質単相であることが確認された。
次にこの合金薄帯を外径38mm、内径30mmに巻き回して巻磁心を作製し、露点が−61℃の窒素ガス雰囲気中で550℃1時間保持し熱処理を行った。この巻磁心の磁気特性は、800A/mにおける磁束密度B800が1.24T、保磁力Hcが0.35A/m、最大比透磁率μmが1100000、1kHzにおける比初透磁率が129000である。
熱処理後の合金のX線回折を行った結果、体心立方(bcc)構造のFe-Si結晶相が形成していることが確認された。TEMによる組織観察の結果では合金表面に大きな結晶は存在せず、粒径約12nmのbccFe−Si結晶粒がアモルファス母相中に形成していることが確認された。
また、熱処理後の合金薄帯について同様にGDOESによる分析を行った。自由面側の表面から内部に向かってGDOESにより測定したFe,Si,O,Cuの表面から深さ方向の濃度分布を図1に示す。また、図2に同じ試料の表面から100nmの範囲のFe,Si,O,Cuの濃度分布を拡大して示す。合金の表面はSiとOが多くSiO2などの酸化物が主として形成している。表面から15.6nmの位置にCu偏析部のCu濃度が最大となる部分が存在している。Cu濃度の最大値は6原子%程度あり熱処理前よりもこの最大値は大きくなっている。更にそれより深い位置にCu濃度の低い領域が存在し、この領域のCu濃度は低下している。この最小のCu濃度は0.07原子%であり、表面から500nmの位置のCu濃度(1.1原子%)の40%未満であった。このCu濃度が最小となる領域は、表面から36nmの位置であった。表面から12nmの位置のO濃度は44.6原子%、Fe濃度は3.4原子%であり、O濃度はFe濃度より高かった。12nmの位置のFe濃度が低いと表面に形成されるSi酸化物層の絶縁性が高めるため、高周波磁気特性が向上したりばらつきを低減できたりするため好ましい。また、ロール面側も同様のGDOESによる分析を行った結果、類似した濃度依存性を示すことが確認された。
実施例1で作製した非晶質合金を切断して加工性を調査したところ、割れが発生せず加工性に優れていることが確認された。作製した非晶質合金薄帯の自由面(自由凝固した面)の表面から内部に向かって元素の濃度分布をグロー放電発光分光分析[GDOES(Glow Discharge Optical Emission Spectroscopy)]により測定した。深さ500nmまでFe,Si,B,Nb,Cuを分析して得られた結果を図5に示す。また図6に同じ試料の表面から100nmの範囲のFe,Si,O,Cuの濃度分布を拡大して示す。合金の表面はSiとOが多くSiO2などの酸化物が主として形成している。表面から7.4nmの位置にCuの濃度が最大となる部分が存在している。Cu濃度の最大値は1.7原子%程度あり、更にそれより深い表面から18.2nmの位置にCu濃度の低い領域が存在する。この領域のCu濃度は表面から500nmの位置のCu濃度よりも低い。ロール面側も同様のGDOESによる分析を行った結果、類似した濃度依存性を示すことが確認された。
比較のために、アルゴンガス雰囲気中でCu−Cr系の銅合金製のロールを用いて同組成の非晶質合金薄帯を作製した。出湯位置(ノズル位置)から250mmの位置での合金薄帯の温度を放射温度計により測定しながら、その薄帯の温度が350℃になるよう冷却水量と水温を調整し作製した。作製した非晶質合金薄帯のX線回折を自由面側とロール面側で行った結果、非晶質合金特有のハローパターンが認められ非晶質相が形成されていることが確認されたが、作製した合金薄帯を切断すると割れが発生し加工性に劣ることが確認された。作製した合金薄帯の自由面(自由凝固した面)の表面から内部に向かって元素の濃度分布をGDOESにより測定した結果、表面から14.2nmの位置にCu偏析部が存在していた。Cu偏析部のCu濃度の最大値は4.5原子%であり、Cuの高濃度の偏析が非晶質合金薄帯の加工性を劣化させる原因であると考えられる。
原子%でFebal.Cu0.95Nb3.0Si15.5B6.8の合金組成で、幅25mm厚さ18μmの非晶質合金薄帯を酸素濃度21%の雰囲気中でCu−Cr系の銅合金製のロールを用いて作製した。出湯位置(ノズル位置)から250mmの位置での合金薄帯の温度を放射温度計により測定しながら、その薄帯の温度が250℃の温度になるよう冷却水量と水温を調整し作製した。作製した非晶質合金薄帯のX線回折を自由面側とロール面側で行った結果、非晶質合金特有のハローパターンであり非晶質単相であることが確認された。
次に打ち抜いたリング状の合金試料を、露点が−70℃のアルゴンガス雰囲気中で550℃1時間の熱処理を行い、本発明のナノ結晶軟磁性合金磁心を作製し、このリング試料を重ねてフェノール樹脂製のコアケースに入れ、磁気特性を測定した。B800は1.23T、Hcは0.4A/m、1kHzにおける比初透磁率μ1kは168000、100kHzにおける比初透磁率μ100kは16500、20kHz,0.2Tにおける磁心損失Pcmは2.0W/kgであった。熱処理後の合金薄帯のX線回折およびTEM観察を行った結果、組織の73%が粒径約14nmのbccFe−Si結晶粒からなることが確認された。規則相による回折ピークも確認されたことから規則相が存在していることも確認された。次にロール面(ロールと接触した面)の表面から内部に向かってCuの濃度分布を深さ500nmまでGDOESにより測定した。図3にCuの濃度分布を示す。また図4に同じ試料の表面から100nmの範囲でのCuの濃度分布を拡大して示す。合金の表面はSiとOが多くSiO2などの酸化物が主として形成している。表面から15.8nmの位置にCu偏析部が存在している。Cu偏析部のCu濃度の最大値は5.0原子%であり熱処理前よりもCu濃度の最大値は大きい。更にそれより深い位置にCu濃度の低い領域が存在し、この領域のCu濃度は低下している。最小のCu濃度は0.0152原子%であり、表面から500nmの位置でのCu濃度1.0原子%の40%未満であった。このCu濃度が最小となる領域は、表面から36.7nmの位置であった。表面から12nmの位置のO濃度は42.1原子%、Fe濃度は5.6原子%であり、O濃度はFe濃度より高かった。
次に作製した磁心に巻線を行ないトランスを作製した。損失が低く良好な特性を示すことが確認された。
表1に示す組成の合金薄帯を単ロール法により作製した。Cu−Be系の銅合金製のロールを用い、酸素濃度20%の雰囲気中で作製した。出湯位置(ノズル位置)から250mmの位置での合金薄帯の温度を放射温度計により測定しながら、その薄帯の温度が270℃になるよう冷却水量と水温を調整し作製した。作製した非晶質合金薄帯のX線回折を自由面側とロール面側で行った結果、非晶質合金特有のハローパターンであり非晶質単相であることが確認された。
次に、表1の非晶質合金薄帯を巻き回して巻磁心とし、露点が−61℃の窒素ガス雰囲気中で熱処理を行い、本発明のナノ結晶軟磁性合金の磁心を作製した。この磁心の20kHz,0.2Tにおける鉄損Pcmを測定した。得られた結果を表2に示す。また、熱処理後の合金薄帯のX線回折を行った結果、体心立方構造(bcc)構造のFe-Si結晶相が形成していることが確認された。透過電子顕微鏡(TEM)とX線回折からシェラーの式により平均粒径を見積もった結果、粒径粒径50nmのbccFe−Si結晶粒が形成し、その体積分率は50%以上であることが確認された。次に、熱処理後の合金薄帯について同様にGDOESによる分析を行った。表面からのCu偏析部のCu濃度が最大となる位置とCu濃度、Cu濃度の低い領域の最小値と母相のCu濃度、および表面から12nmの位置の酸素原子%濃度CC(O)とFe原子%濃度CC(Fe)の比CC(O)/CC(Fe)、鉄損Pcmの測定結果を表2に示す。また、真空度1.3×10−3Paの高真空度の雰囲気中で熱処理した場合の測定結果を示す。本発明ナノ結晶軟磁性合金磁心は優れた磁気特性を示すことが確認された。これに対して、高真空度の雰囲気で熱処理した試料では鉄損が3.0W/kgよりも大きくなる傾向が見られた。表面から12nmの位置の酸素原子%濃度がFe原子%濃度よりも大きい方が高周波における鉄損が低い傾向があることが確認された。
表1に示す合金組成の非晶質合金薄帯から金型によりリング状の試料を打ち抜き、きれいに試料が打ち抜けるかにより靭性を調査した。表面からのCu偏析部とCu濃度と母相のCu濃度を表1に併記する。Cu偏析部のCu濃度が4原子%以下の非晶質合金薄帯は、靭性に優れており、打ち抜きなどの加工が可能であった。これに対して、Cu偏析部のCu濃度が4原子%を超える非晶質合金薄帯は打ち抜きの際に割れが発生した。
Claims (4)
- Cu元素を含み平均粒径が50nm以下の結晶粒が少なくとも一部に存在するナノ結晶軟磁性合金において、前記合金の組成がFe100−a−b−c−dMaSibBcCud(原子%)で表され、0≦a≦10、0≦b≦20、4≦c≦20、0<d≦3、9≦a+b+c≦35および不可避不純物からなり、ここでMはTi、V、Zr、Nb、Mo、Hf、Ta、Wから選ばれた少なくとも1種の元素であり、前記合金の表面から12nmの位置の酸素濃度がFe濃度よりも高く、前記合金の表面から2nmよりも深い位置にCu元素が偏析するCu偏析部が存在し、前記Cu偏析部のCu濃度の最大値が母相のCu濃度の2倍以上で、前記Cu偏析部のCu濃度の最大値は6原子%以下であり、前記Cu偏析部より深い位置に母相よりもCu濃度が低い領域が存在し、この位置でのCu濃度の最小値は母相のCu濃度の40%未満であることを特徴とするナノ結晶軟磁性合金。
- 表面から2nmよりも深い位置にCu元素が偏析しているCu偏析部が存在し、かつ、このCu偏析部でのCu濃度の最大値が4原子%以下である非晶質合金薄帯を作製し、その後この非晶質合金薄帯に熱処理を行いナノ結晶化させて製造したことを特徴とする請求項1に記載のナノ結晶軟磁性合金。
- 前記非晶質合金薄帯は、Cu偏析部でのCu濃度の最大値が母相のCu濃度よりも高く、かつ、Cu偏析部より表面側の位置にSi元素の偏析部が存在することを特徴とする請求項2に記載のナノ結晶軟磁性合金。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のナノ結晶軟磁性合金を用いたことを特徴とする磁心。
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