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JP5413870B2 - シフトレジスタ回路および表示装置ならびに電子機器 - Google Patents

シフトレジスタ回路および表示装置ならびに電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、シフトレジスタ回路および表示装置に関し、特に、ソースにクロックが入力されるトランジスタを備えたシフトレジスタ回路および表示装置ならびに電子機器に関する。
液晶素子や有機EL(Electro Luminescence)素子などの電気光学素子を画素アレイ部に適用した表示装置では、画素アレイ部の各画素を順次駆動するための信号をシフトレジスタ回路によって生成している(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、表示装置の駆動回路のうち水平駆動回路においては、共通の信号線にシリアル転送される映像信号を画素アレイ部の各信号線に設けたラッチ回路へ順次に書き込むために、シフトレジスタで生成したパルス信号が用いられている。また、垂直駆動回路においては、一垂直走査期間に各々の水平走査線を順次選択するために、シフトレジスタで生成したパルス信号が用いられている。
特開2005−149624号公報
しかしながら、従来のシフトレジスタ回路において、トランジスタのソースにクロックが入力される構成では、クロック配線の時定数によって消費電力の低減を図ることが困難となっている。また、シフトレジスタ回路を構成する複数のトランジスタとして同一導電型のものを用いる単一チャネル型シフトレジスタ回路においては、クロックからのカップリングノイズにより、クロック−出力間のスイッチングを行っているトランジスタのゲート電位の変動による誤動作が問題となる。さらに、単一チャネル型シフトレジスタ回路においては、トランジスタのゲートがON電位のフローティングとなるノードの存在によってリークを回避する手段を設けることもあるが、そのリーク回避手段としてクロックを用いた回路を用いる場合など、クロック配線の負荷が大きくなるという問題が生じている。
よって、本発明は、クロック配線の負荷を軽減し、動作安定性の高いシフトレジスタ回路および表示装置ならびに電子機器を提供することを目的とする。
本発明のある観点によれば、ゲート電極に入力信号が与えられ、ソース電極にクロックが入力され、ドレイン電極に出力線が接続される、同一の導電型で構成される次のような複数のトランジスタを備えたシフトレジスタ回路が提供される。トランジスタは、ゲート電極と、ゲート電極上に形成された絶縁膜と、当該絶縁膜上に形成されたポリシリコンと、当該ポリシリコンに形成されたソース領域及びドレイン領域にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、ドレイン電極と導通し、ゲート電極の上側まで延設されたシールドメタルとを有し、ゲート−ソース間容量よりゲート−ドレイン間容量の方が大きい。
また、本発明の別の観点によれば、ゲート電極に入力信号が与えられ、ソース電極にクロックが入力され、ドレイン電極に出力線が接続される、同一の導電型で構成される次のような複数のトランジスタを備えたシフトレジスタ回路が提供される。トランジスタは、ポリシリコンと、当該ポリシリコン上に形成された絶縁膜と、当該絶縁膜上に形成されたゲート電極と、ポリシリコンに形成されたソース領域及びドレイン領域にそれぞれ形成されたソース電極及びドレイン電極と、ドレイン電極と導通し、ゲート電極の上側まで延設されたシールドメタルとを有し、ゲート−ソース間容量よりゲート−ドレイン間容量の方が大きい。
また、本発明のさらに別の観点によれば、上記のシフトレジスタ回路を搭載した表示装置、当該表示装置を搭載した電子機器が提供される。
本発明によれば、シフトレジスタ回路においてソースにクロックが入力されるトランジスタに容量非対称トランジスタを用いることで、クロック配線の負荷を軽減でき、消費電力の低減を図ることが可能となる。また、トランジスタのゲートの電位変動を抑制し、長期間ON電位のフローティングとなるノードを削減できることから、回路の安定性向上およびリークマージンの増大を図ることが可能となる。これにより、低消費電力で高安定性のシフトレジスタ回路および表示装置ならびに電子機器を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づき説明する。
<シフトレジスタ回路の全体の構成例>
図1は、本実施形態に係るシフトレジスタ回路の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係るシフトレジスタ回路は、ポリシリコンプロセスまたはアモルファスシリコンプロセスにより、絶縁性基板(図示せず)上に単一チャネル(同じ導電型)のトランジスタによって構成されてなるシフトレジスタ回路であって、N段のレジスタ(S/R)11−1〜11−Nと、必要に応じて2つのトランスファーゲート回路12、13とを有し、いくつかのデータを並列に記憶しておき、定められた順番で直列に出力し、レジスタ11−1〜11−Nの各々に格納されたデータを最下位桁から1ビットずつ加算処理する機能を持っている。
本シフトレジスタ回路には、入力パルスSTと2相のクロックパルスCK1、CK2が入力される。図2に、入力パルス(入力信号)ST、クロックパルスCK1、CK2およびレジスタ11−1〜11−Nの各入出力IN1(1)、IN2(N)、OUT(1)〜OUT(N)のタイミング関係を示す。図2から明らかなように、入力パルスSTは1フィールド期間に2回、具体的には1フィールド期間の開始部分と終了部分でアクティブな状態となる。ここでは便宜上、1フィールド期間の開始部分でアクティブとなる入力パルスSTをST1、1フィールド期間の終了部分でアクティブとなる入力パルスSTをST2とする。
N段のレジスタ11−1〜11−Nにおいて、あるn段目のレジスタ11−nを基準にして説明すると、レジスタ11−nは前段のレジスタ11−n-1の出力OUT(n−1)を第1の入力IN1とするとともに、後段のレジスタ11−n+1の出力OUT(n+1)を第2の入力IN2とする。そして、前段の出力OUT(n−1)の入力によって2相のクロックパルスCK1、CK2に同期して転送(シフト)動作を行い、後段の出力OUT(n+1)の入力によって初期化を行う。
正側の電源電圧をVDD、負側の電源電圧をVSSとすると、入力パルスSTおよびクロックパルスCK1、CK2のパルス振幅はVDD〜VSSであり、トランスファーゲート回路12は、入力パルスSTとクロックパルスCK1の立ち下がりでアクティブになることによって1つ目の入力パルスSTを選択し、当該パルスSTを初段のレジスタ11−1に第1の入力IN1として与える。トランスファーゲート回路13は、入力パルスSTとクロックパルスCK2の立ち下がりでアクティブになることによって2つ目の入力パルスSTを選択し、当該パルスSTを最終段のレジスタ11−Nに第2の入力IN2として与える。この入出力関係を実現するためには、本シフトレジスタ回路の総段数Nは偶数である必要がある。
なお、ここでは、トランスファーゲート回路12で生成したパルスSTを初段のレジスタ11−1に第1の入力IN1として与え、トランスファーゲート回路13で生成したパルスSTを最終段のレジスタ11−Nに第2の入力IN2として与える構成を採っているが、これらパルスSTを外部から与える構成を採る場合には、トランスファーゲート回路12、13を設ける必要がない。また、シフトレジスタの総段数Nも偶数である必要がなくなる。
このような構成からなるシフトレジスタ回路において、本実施形態では、シフトレジスタ回路を構成するトランジスタのうち、ゲートに入力信号が与えられ、ソースにクロックが入力され、ドレインに出力線が接続されるトランジスタのゲート−ソース間容量とゲート−ドレイン間容量とを非対称にしている点に特徴がある。
<シフトレジスタ回路の基本回路の構成例>
図3は、本実施形態に係るシフトレジスタ回路の基本回路の構成例を説明する図である。この基本回路1は、図1に示すレジスタの1段に対応するもので、前段からの出力信号および次段からの出力信号を受けてノードAの電位を制御する制御回路2と、ノードAの電位を保持する電位保持回路3と、ゲートに入力信号が与えられ、ソースにクロックが入力され、ドレインに出力線が接続される第1のトランジスタTr1とを備えた構成となっている。
制御回路2は、第1のトランジスタTr1のゲート(ノードA)を前段の出力によってON電位のフローティング状態にセットする手段と、第1のトランジスタTr1のゲート(ノードA)を後段の出力によってOFF電位のフローティング状態にリセットする手段とが含まれる。また、電位保持回路3は、次段の出力信号が入力されてから前段の次の出力が入力されるまで第1のトランジスタTr1のゲート(ノードA)をOFF電位に保つ機能を備えている。
第1のトランジスタTr1は、制御回路2の出力がゲートに入力され、ソースにクロックが入力され、ドレインに出力線が接続されたもので、制御回路2から出力される信号によってゲートが制御され、ソースに入力されるクロックのタイミングによってドレインに出力信号を発生させる。
図4は、図3に示す基本回路の動作を説明するタイミングチャートである。なお、ここでは、基本回路を構成する第1のトランジスタのチャネル型をNチャネルとし、H、LはH>Lの関係を持つ電源電圧を示すものとする。
先ず、前段からの出力信号であるOUTpreパルス(図1、図2におけるOUT(n−1)に対応)によりノードAがH−Vthまで充電された後、H電位(ON電位)のフローティング状態となる。ここで、Vthは第1のトランジスタTr1の閾値電圧である。次に、クロックCK1がLからHになると同時に第1のトランジスタの容量を介してノードAの電位が上昇し、クロックCK1のH電位がVth降下せずに出力線であるOUTへ出力される。
次に、クロックCK1がHからLになり出力線であるOUTもHからLになる。同時にノードAの電位もH−Vthに戻る。その後、次段からの出力信号であるOUTnextパルス(図1、図2におけるOUT(n+1)に対応)によりノードAがLにリセットされる。OUTnextパルスの立下り後はノードAがL電位(OFF電位)のフローティング状態となる。このL電位は、電位保持回路によって前段の次の出力信号が入力されるまで保持される。
本実施形態では、この第1のトランジスタTr1に容量非対称トランジスタを用いることにより、ノードAがL電位(OFF電位)でフローティング状態の時、クロックCK1から受けるカップリング量を小さくでき、誤動作に対するマージンを増加させることができる。
ここで、容量非対称トランジスタを第1のトランジスタに適用する場合、ソースにクロックCK1が入力されることから、ゲート−ソース間容量よりゲート−ドレイン間容量の方が大きくなるよう設定する。これによって、同じチャネル領域サイズであって容量対象トランジスタを用いる場合に比べ、ゲート−ソース間容量が小さくなり、ゲートのノードAがL電位でフローティングの状態でソースに入力されるクロックCK1のカップリングの影響を抑制できるようになる。
<シフトレジスタ回路の基本回路の具体的な構成例>
図5は、本実施形態に係るシフトレジスタ回路の基本回路の具体的な構成例を説明する回路図である。この回路図は、図3に示す基本回路の具体的な回路構成の一つであり、図1に示すレジスタの1段に対応している。なお、以下で説明する基本回路の具体的な回路構成は一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。
すなわち、このシフトレジスタ回路は、ゲートに入力信号が与えられ、ソースにクロック(ここではCK1)が入力され、ドレインに出力線が接続される第1のトランジスタTr1と、第1のトランジスタTr1のゲートを前段の出力によってON電位のフローティング状態にセットする手段と、第1のトランジスタTr1のゲートを後段の出力によってOFF電位のフローティング状態にリセットする手段と、次の前段出力が入力されるまで第1のトランジスタTr1のゲートをOFF電位に保つ容量Cとを備えている。この第1のトランジスタTr1として、先に説明した容量非対称トランジスタを適用する。
第1のトランジスタTr1のゲートを前段の出力によってON電位のフローティング状態にセットする手段は、例えば第4のトランジスタTr4と第3のトランジスタTr3とを含み、ダイオード接続となっている第4のトランジスタTr4のゲートに前段からの出力信号OUTpreが入力される。また、第3のトランジスタTr3のゲートにはON電位が印加され、ドレインが第1のトランジスタTr1のゲートに接続されている。
第1のトランジスタTr1のゲートを後段の出力によってOFF電位のフローティング状態にリセットする手段は、例えば第5のトランジスタTr5と第3のトランジスタTr3とを含み、第5のトランジスタTr5のゲートには後段からの出力信号OUTnextが入力される。また、第5のトランジスタTr5のソースは第4のトランジスタTr4のドレインと接続され、第5のトランジスタTr5のドレインはOFF電位に接続される。
電位保持機能を備える容量C1は、第1のトランジスタTr1のゲート−ドレイン間に接続されており、ノードAの電位を保持する役目を果たす。また、第1のトランジスタTr1のドレインには第2のトランジスタTr2が接続され、第2のトランジスタTr2のゲートに出力線OUTの信号がインバータInvを介して反転入力される。
図6は、図4に示す基本回路の動作を説明するタイミングチャートである。なお、ここでは、基本回路を構成する第1トランジスタのチャネル型をNチャネルとし、H、LはH>Lの関係を持つ電源電圧を示すものとする。
先ず、前段からの出力信号であるOUTpreがHになると、第4のトランジスタのドレインからH信号が出力される。これにより、ノードA、BがH−Vthまで充電され、第1のトランジスタがON状態となる。ノードA、Bが充電された後は、H電位のフローティング状態となる。
次に、前段の出力信号OUTpreがLになると、第4のトランジスタがダイオード接続のためにノードA、BはH−Vthに保たれる状態となる。その後、クロックCK1がHになると、ノードAはフローティングのため、クロックCK1の電位上昇とともにカップリングにより電位上昇する。これにより、第1のトランジスタはゲート−ソース間電位Vgsを閾値以上に保つことができ、クロックCK1のH信号(ON電位)をドレイン側の出力線OUTへ通すことができる(ブートストラップ構造)。
なお、この際、ノードAとノードBとは導通していないため、ノードBがカップリングの影響を受けることはない。これにより、第4、第5のトランジスタに高いVds電位がかからずに済む。また、出力線OUTがH状態となると、ノードCがL状態となり、第2のトランジスタがOFF状態となる。
次に、クロックCK1がLになると、電位上昇していたノードAはH−Vthに戻り、出力線OUTがLに下がるにつれてノードCがHに上がり、第2のトランジスタがON状態となる。
次いで、次段の出力信号OUTnextがHになると、第5のトランジスタがONとなり、OFF電位に接続されることからノードA、BがLとなる。その後、次段の出力信号OUTnextがLになると、第5のトランジスタがOFFとなり、ノードA、BはL電位でフローティング状態となる。このL電位でのフローティング状態は、容量Cによって次の前段からの出力信号OUTpreがHとなるまで保持されることになる。
このような回路構成から成る本実施形態のシフトレジスタ回路では、クロックCK1の入力が第1のトランジスタのソースのみであるため、クロック配線の負荷を軽減することが可能となる。また、長期間ON電位でフローティングとなるノードが存在せず、また長期間OFF電位でフローティングとなるノードにつながるトランジスタからのリーク先が同じOFF電位となるため、リークに対するマージンを増加でき、電圧保持回路の簡略化を図ることが可能となる。
<容量非対称トランジスタの構成例>
図7は、本実施形態のシフトレジスタ回路で適用される容量非対称トランジスタの構造を説明する模式断面図で、(a)はボトムゲート構造、(b)はトップゲート構造である。
図7(a)に示すボトムゲート構造では、ゲート電極10gの上に絶縁膜30を介してポリシリコン40が形成され、このポリシリコン40に形成されたソース領域およびドレイン領域にソース電極10sおよびドレイン電極10dが形成されている。本実施形態では、ドレイン電極10dと導通するシールドメタル(図中破線参照)20をチャネル上まで延出させる一方、ソース電極10sにはシールドメタル20を設けない構造を採用している。このようなシールドメタル20の構造によって、ソース−ゲート間容量Cgsよりドレイン−ゲート間容量(Cgd+Cgd2)の方が大きくなる。
図7(b)に示すトップゲート構造では、ポリシリコン40の上に絶縁膜30を介してゲート電極10gが形成され、ポリシリコン40に形成されたソース領域およびドレイン領域にソース電極10sおよびドレイン電極10dが形成されている。本実施形態では、ドレイン電極10dと導通するシールドメタル(図中破線参照)20をゲート電極10g上まで延出させる一方、ソース電極10sにはシールドメタル20を設けない構造を採用している。このようなシールドメタル20の構造によって、ソース−ゲート間容量Cgsよりドレイン−ゲート間容量(Cgd+Cgd2)の方が大きくなる。
図8は、容量非対称トランジスタの構造を説明する模式平面図である。図8(a)に示す例は、図7に示すシールドメタルの構造を平面から見たもので、ドレイン電極に接続されるシールドメタルがチャネル領域(ゲート電極)上まで延出した状態となっている。
ここで、トランジスタがOFFの時のソース−ゲート間容量Cgsおよびドレイン−ゲート間容量Cgdは、主にゲート電極のフリンジ部分で発生する。したがって、トランジスタがOFFの時のソース−ゲート間容量Cgsを小さくしたい場合、ソース側のゲート長を小さくすれば良い。この時、トランジスタのON電流を下げないためには、ドレイン側のゲート長を大きくする必要がある。この例が、図8(b)となっている。図8(b)では、平面でみたときにチャネル領域においてソース電極側のゲート長を短く、ドレイン電極側のゲート長を長くしたものである。結果としてソース−ゲート間容量Cgsが小さく、ドレイン−ゲート間容量Cgdが大きいトランジスタとなる。
図8(c)は、チャネル領域におけるソース電極側のゲート長が短く、ドレイン電極側のゲート長が長くなっているとともに、ドレイン電極に接続されるシールドメタルをチャネル領域まで延出した構造である。ソース側のゲート長が短い構造に加え、ドレイン側のシールドメタルが長く延出されていることから、ソース−ゲート間容量Cgsをドレイン−ゲート間容量Cgdに比べてより小さくできることになる。
図8(d)は、ゲート電極の形状をドーナツ型にしたもので、ドーナツ型の内側にソース電極、外側にドレイン電極を配置した構造となっている。また、図8(e)は、図8(d)の構造に加え、ドレイン側のシールドメタルを大きくした構造となっている。このような構造であっても、ソース−ゲート間容量Cgsよりドレイン−ゲート間容量Cgdの方を大きくすることができる。
なお、上記説明した容量非対称トランジスタの構造は一例であり、本発明はこれらの構造に限定されるものではない。
図9は、図5に示す反転ユニットの回路例を説明する図である。反転ユニットとは、シフトレジスタ回路に入力される前段の出力OUTpreと次段の出力OUTnextとの切り換えを行う回路であり、信号の転送方向を反転させる際に用いられる。図9(a)、(b)いずれの例でも、in1に例えば前段の出力OUTpreが入力され、in2に例えば次段の出力OUTnextが入力された場合、DWN信号およびDWN信号の反転の”H”、”L”によってout1、out2への出力切り換えを行うことができる。
また、図10は、図5に示すインバータの回路例を説明する図である。インバータは、図5に示す第2のトランジスタのゲートと接続され、出力線OUTの信号を反転して第2のトランジスタのゲートに入力するものである。図10(a)、(b)いずれの例でも、in側に図5の出力線OUTが入力され、これが”H”になった際、outを”L”にラッチすることができる。
<適用例:表示装置>
上記説明した本実施形態に係るシフトレジスタ回路は、液晶表示装置や有機EL(Electro Luminescence)あるいはLED(Light Emitting Diode)表示装置に代表されるパネル型表示装置や、CMOSイメージセンサに代表されるX−Yアドレス型固体撮像装置において、画素を選択するための垂直駆動回路や水平駆動回路を構成するシフトレジスタ回路として用いることができる。ただし、この適用例は一例に過ぎず、本発明によるシフトレジスタ回路はこの適用例に限られるものではなく、一般的なシフトレジスタ回路として広く用いることができる。
図11に示すように、本発明の適用例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置は、画素1001が行列状に多数配置されてなる画素アレイ部1002と、この画素アレイ部1002の各画素1001を行単位で順次選択する垂直駆動回路1003と、この垂直駆動回路1003によって選択された行の各画素に映像信号を書き込む水平駆動回路1004とを少なくとも有する構成となっている。垂直駆動回路1003および水平駆動回路1004は、画素アレイ部1002と共に表示パネル1005上に集積されて当該画素アレイ部1002を駆動する駆動回路を構成している。
表示パネル1005には、垂直スタートパルスVST、垂直クロックパルスVCK,xVCKおよび水平スタートパルスHST、水平クロックパルスHCK,xHCKがパネル外部から入力される。垂直スタートパルスVSTおよび水平スタートパルスHSTは、レベルシフト(L/S)回路群1006およびインバータ回路群1007を経た後、垂直駆動回路1003および水平駆動回路1004に与えられる。
垂直クロックパルスVCK,xVCKおよび水平クロックパルスHCK,xHCKは、レベルシフト回路群1006およびインバータ回路群1007を経た後、バッファ回路1008,1009およびバッファ回路1010,1011を介して直接垂直駆動回路1003および水平駆動回路1004に与えられる。レベルシフト回路群1006は、低電圧振幅の垂直スタートパルスVST、垂直クロックパルスVCK,xVCKおよび水平スタートパルスHST、水平クロックパルスHCK,xHCKの各々を、高電圧振幅のパルス信号にレベルシフト(レベル変換)する。
なお、本例では、垂直スタートパルスVST、垂直クロックパルスVCK,xVCKおよび水平スタートパルスHST、水平クロックパルスHCK,xHCKを表示パネル1005の外部から入力する構成としているが、これらの各種のタイミングパルスを生成するタイミングジェネレータを表示パネル1005上に集積し、垂直スタートパルスVSTおよび水平スタートパルスHSTについては当該タイミングジェネレータから垂直駆動回路1003および水平駆動回路1004に直接に与え、垂直クロックパルスVCK,xVCKおよび水平クロックパルスHCK,xHCKについてはバッファ回路1008〜1011を介して垂直駆動回路1003および水平駆動回路1004に与える構成を採ることも可能である。
表示パネル1005は、画素アレイ部1002において、2枚の透明な絶縁性基板(例えば、ガラス基板)の一方の基板に、画素アレイ部1002の行数m分の走査線1012(1012−1〜1012−m)と列数n分の信号線1013(1013−1〜1013−n)とがマトリクス状に配線されるとともに、所定の間隙をもって対向配置された他方の基板との間に液晶層が保持され、例えばその裏面側にバックライトが配置された構造となっている。そして、走査線1012と信号線1013との交点部分に画素1001が配されることになる。
画素1001は、図11から明らかなように、ゲートが走査線1012に接続され、ソースが信号線1013に接続された薄膜トランジスタからなる画素トランジスタTFTと、この画素トランジスタTFTのドレインに画素電極が接続された液晶セルLCと、画素トランジスタTFTのドレインに一方の電極が接続された保持容量CSとを有す構成となっている。ここでは、液晶セルLCは、画素トランジスタTFTで形成される画素電極とこれに対向して形成される対向電極との間で発生する容量を意味する。液晶セルLCの対向電極は、例えば保持容量CSの他方の電極と共にコモン線1014に接続されている。
図12は、垂直駆動回路の具体的な構成の一例を示すブロック図である。図12から明らかなように、垂直駆動回路1003はシフトレジスタ1021などによって構成され、垂直スタートパルスVSTが与えられると、当該垂直スタートパルスVSTを垂直クロックパルスVCKに同期して順次シフトし、画素アレイ部1002の各画素1001を行単位で順次選択するための垂直走査パルスφV1〜φVmを各段から出力する。垂直走査パルスφV1〜φVmは、バッファ回路1022−1〜1022−mを介して画素アレイ部102の走査線1022−1〜1022−mに与えられる。
水平駆動回路104も、少なくともシフトレジスタを有する構成となっている。この水平駆動回路1004において、シフトレジスタは水平スタートパルスHSTが与えられると、当該水平スタートパルスHSTを水平クロックパルスHCKに同期して順次シフトし、各段から順次サンプリングパルスを出力する。そして、水平駆動回路1004では、このサンプリングパルスを用いて表示パネル1005の外部から供給される映像信号をサンプリングし、垂直駆動回路1003によって選択された行の各画素1001に対して点順次で、あるいは線順次で書き込む動作が行われる。
上記構成の液晶表示装置において、例えば、画素アレイ部1002の各画素1001を行単位で順次選択するための垂直走査パルスφV1〜φVmを各段から出力するシフトレジスタ1021として、先述した本実施形態に係るシフトレジスタ回路が用いられる。この実施形態に係るシフトレジスタ回路は、先述したように、第1のトランジスタとして容量非対称トランジスタが適用され、トランジスタのゲートの電位変動を抑制し、回路の安定性向上およびクロック配線の付加の軽減による低消費電力化を図ることができる。したがって、本実施形態に係るシフトレジスタ回路を、垂直駆動回路1003のシフトレジスタ1021として用いることにより、走査線1012−1〜1012−mを少ない消費電力で、かつ安定した動作で駆動することができるため本液晶表示装置の低消費電力化および動作信頼性向上を図ることができる。
なお、本適用例では、本実施形態に係るシフトレジスタ回路を垂直駆動回路1003を構成するシフトレジスタ1021として用いる場合を例に挙げて説明したが、この適用例は一例に過ぎず、水平駆動回路1004を構成するシフトレジスタとして用いることも可能である。
また、本適用例では、画素1001の表示エレメントとして液晶セルを用いた液晶表示装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、この適用例に限られるものではなく、画素1001の表示エレメントとして例えば有機EL素子を用いた有機EL表示装置など、他のアクティブマトリクス型表示装置にも同様に適用可能である。
<適用例:電子機器>
本実施形態に係るシフトレジスタ回路を適用した表示装置は、図13に示すようにフラット型のモジュール形状のものを含む。例えば絶縁性の基板上2002に、液晶素子、薄膜トランジスタ、薄膜容量、受光素子等からなる画素をマトリックス状に集積形成した画素アレイ部2002aを設ける、この画素アレイ部(画素マトリックス部)2002aを囲むように接着剤2021を配し、ガラス等の対向基板2006を貼り付けて表示モジュールとする。この透明な対向基板2006には必要に応じて、カラーフィルタ、保護膜、遮光膜等を設けてもよい。表示モジュールには、外部から画素アレイ部2002aへの信号等を入出力するためのコネクタとして例えばFPC(フレキシブルプリントサーキット)2023を設けてもよい。
以上説明した本実施形態に係る表示装置は、図14〜図18に示す様々な電子機器、例えば、デジタルカメラ、ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置、ビデオカメラなど、電子機器に入力された映像信号、若しくは、電子機器内で生成した映像信号を、画像若しくは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。以下に、本実施形態が適用される電子機器の一例について説明する。
図14は、本実施形態が適用されるテレビを示す斜視図である。本適用例に係るテレビは、フロントパネル102やフィルターガラス103等から構成される映像表示画面部101を含み、その映像表示画面部101として本実施形態に係る表示装置を用いることにより作成される。
図15は、本実施形態が適用されるデジタルカメラを示す斜視図であり、(A)は表側から見た斜視図、(B)は裏側から見た斜視図である。本適用例に係るデジタルカメラは、フラッシュ用の発光部111、表示部112、メニュースイッチ113、シャッターボタン114等を含み、その表示部112として本実施形態に係る表示装置を用いることにより作製される。
図16は、本実施形態が適用されるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。本適用例に係るノート型パーソナルコンピュータは、本体121に、文字等を入力するとき操作されるキーボード122、画像を表示する表示部123等を含み、その表示部123として本実施形態に係る表示装置を用いることにより作製される。
図17は、本実施形態が適用されるビデオカメラを示す斜視図である。本適用例に係るビデオカメラは、本体部131、前方を向いた側面に被写体撮影用のレンズ132、撮影時のスタート/ストップスイッチ133、表示部134等を含み、その表示部134として本実施形態に係る表示装置を用いることにより作製される。
図18は、本実施形態が適用される携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図であり、(A)は開いた状態での正面図、(B)はその側面図、(C)は閉じた状態での正面図、(D)は左側面図、(E)は右側面図、(F)は上面図、(G)は下面図である。本適用例に係る携帯電話機は、上側筐体141、下側筐体142、連結部(ここではヒンジ部)143、ディスプレイ144、サブディスプレイ145、ピクチャーライト146、カメラ147等を含み、そのディスプレイ144やサブディスプレイ145として本実施形態に係る表示装置を用いることにより作製される。
<適用例:表示撮像装置>
本実施形態に係る表示装置は、以下のような表示撮像装置に適用可能である。また、この表示撮像装置は、先に説明した各種電子機器に適用可能である。図19には、表示撮像装置の全体構成を表すものである。この表示撮像装置は、I/Oディスプレイパネル2000と、バックライト1500と、表示ドライブ回路1200と、受光ドライブ回路1300と、画像処理部1400と、アプリケーションプログラム実行部1100とを備えている。
I/Oディスプレイパネル2000は、複数の画素が全面に渡ってマトリクス状に配置された液晶パネル(LCD(Liquid Crystal Display))からなり、線順次動作をしながら表示データに基づく所定の図形や文字などの画像を表示する機能(表示機能)を有すると共に、後述するようにこのI/Oディスプレイ2000に接触または近接する物体を撮像する機能(撮像機能)を有するものである。また、バックライト1500は、例えば複数の発光ダイオードが配置されてなるI/Oディスプレイパネル2000の光源であり、後述するようにI/Oディスプレイ2000の動作タイミングに同期した所定のタイミングで、高速にオン・オフ動作を行うようになっている。
表示ドライブ回路1200は、I/Oディスプレイパネル2000において表示データに基づく画像が表示されるように(表示動作を行うように)、このI/Oディスプレイパネル2000の駆動を行う(線順次動作の駆動を行う)回路である。
受光ドライブ回路1300は、I/Oディスプレイパネル2000において受光データが得られるように(物体を撮像するように)、このI/Oディスプレイパネル2000の駆動を行う(線順次動作の駆動を行う)回路である。なお、各画素での受光データは、例えばフレーム単位でフレームメモリ1300Aに蓄積され、撮像画像として画像処理部14へ出力されるようになっている。
画像処理部1400は、受光ドライブ回路1300から出力される撮像画像に基づいて所定の画像処理(演算処理)を行い、I/Oディスプレイ2000に接触または近接する物体に関する情報(位置座標データ、物体の形状や大きさに関するデータなど)を検出し、取得するものである。なお、この検知する処理の詳細については後述する。
アプリケーションプログラム実行部1100は、画像処理部1400による検知結果に基づいて所定のアプリケーションソフトに応じた処理を実行するものであり、例えば検知した物体の位置座標を表示データに含むようにし、I/Oディスプレイパネル2000上に表示させるものなどが挙げられる。なお、このアプリケーションプログラム実行部1100で生成される表示データは表示ドライブ回路1200へ供給されるようになっている。
次に、図20を参照してI/Oディスプレイパネル2000の詳細構成例について説明する。このI/Oディスプレイパネル2000は、表示エリア(センサエリア)2100と、表示用Hドライバ2200と、表示用Vドライバ2300と、センサ読み出し用Hドライバ2500と、センサ用Vドライバ2400とを有している。
表示エリア(センサエリア)2100は、バックライト1500からの光を変調して表示光を出射すると共にこのエリアに接触または近接する物体を撮像する領域であり、発光素子(表示素子)である液晶素子と後述する受光素子(撮像素子)とがそれぞれマトリクス状に配置されている。
表示用Hドライバ2200は、表示ドライブ回路1200から供給される表示駆動用の表示信号および制御クロックに基づいて、表示用Vドライバ2300と共に表示エリア2100内の各画素の液晶素子を線順次駆動するものである。
センサ読み出し用Hドライバ2500は、センサ用Vドライバ2400と共にセンサエリア2100内の各画素の受光素子を線順次駆動し、受光信号を取得するものである。
次に、図21を参照して、表示エリア2100における各画素の詳細構成例について説明する。この図21に示した画素3100は、表示素子である液晶素子と受光素子とから構成されている。
具体的には、表示素子側には、水平方向に延在するゲート電極3100hと垂直方向に延在するドレイン電極3100iとの交点に薄膜トランジスタ(TFT;Thin Film Transistor)などからなるスイッチング素子3100aが配置され、このスイッチング素子3100aと対向電極との間に液晶を含む画素電極3100bが配置されている。そしてゲート電極3100hを介して供給される駆動信号に基づいてスイッチング素子3100aがオン・オフ動作し、オン状態のときにドレイン電極3100iを介して供給される表示信号に基づいて画素電極3100bに画素電圧が印加され、表示状態が設定されるようになっている。
一方、表示素子に隣接する受光素子側には、例えばフォトダイオードなどからなる受光用のセンサ3100cが配置され、電源電圧VDDが供給されるようになっている。また、この受光センサ3100cには、リセットスイッチ3100dとコンデンサ3100eが接続され、リセットスイッチ3100dによってリセットされながら、コンデンサ3100eにおいて受光量に対応した電荷が蓄積されるようになっている。そして蓄積された電荷は読み出しスイッチ3100gがオンとなるタイミングで、バッファアンプ3100fを介して信号出力用電極3100jに供給され、外部へ出力される。また、リセットスイッチ3100dのオン・オフ動作はリセット電極3100kにより供給される信号により制御され、読み出しスイッチ3100gのオン・オフ動作は、読出し制御電極3100kにより供給される信号により制御される。
次に、図22を参照して、表示エリア2100内の各画素とセンサ読み出し用Hドライバ2500との接続関係について説明する。この表示エリア2100では、赤(R)用の画素3100と、緑(G)用の画素3200と、青(B)用の画素3300とが並んで配置されている。
各画素の受光センサ3100c,3200c,3300cに接続されたコンデンサに蓄積された電荷は、それぞれのバッファアンプ3100f,3200f,3300fで増幅され、読み出しスイッチ3100g,3200g,3300gがオンになるタイミングで、信号出力用電極を介してセンサ読み出し用Hドライバ2500へ供給される。なお、各信号出力用電極には定電流源4100a,4100b,4100cがそれぞれ接続され、センサ読み出し用Hドライバ2500で感度良く受光量に対応した信号が検出されるようになっている。
次に、本実施の形態の表示撮像装置の動作について詳細に説明する。
まず、この表示撮像装置の基本動作、すなわち画像の表示動作および物体の撮像動作について説明する。
この表示撮像装置では、アプリケーションプログラム実行部1100から供給される表示データに基づいて、表示用ドライブ回路1200において表示用の駆動信号が生成され、この駆動信号により、I/Oディスプレイ2000に対して線順次表示駆動がなされ、画像が表示される。また、このときバックライト1500も表示ドライブ回路1200によって駆動され、I/Oディスプレイ2000と同期した点灯・消灯動作がなされる。
ここで、図23を参照して、バックライト1500のオン・オフ状態とI/Oディスプレイパネル2000の表示状態との関係について説明する。
まず、例えば1/60秒のフレーム周期で画像表示がなされている場合、各フレーム期間の前半期間(1/120秒間)にバックライト1500が消灯し(オフ状態となり)、表示が行われない。一方、各フレーム期間の後半期間には、バックライト1500が点灯し(オン状態となり)、各画素に表示信号が供給され、そのフレーム期間の画像が表示されるようになっている。
このように、各フレーム期間の前半期間は、I/Oディスプレイパネル2000から表示光が出射されない無光期間である一方、各フレーム期間の後半期間は、I/Oディスプレイパネル2000から表示光が出射される有光期間となっている。
ここで、I/Oディスプレイパネル2000に接触または近接する物体(例えば、指先など)がある場合、受光ドライブ回路1300による線順次受光駆動により、このI/Oディスプレイパネル2000における各画素の受光素子においてその物体が撮像され、各受光素子からの受光信号が受光ドライブ回路1300へ供給される。受光ドライブ回路1300では、1フレーム分の画素の受光信号が蓄積され、撮像画像として画像処理部14へ出力される。
そして画像処理部1400では、この撮像画像に基づいて、以下説明する所定の画像処理(演算処理)を行い、I/Oディスプレイ2000に接触または近接する物体に関する情報(位置座標データ、物体の形状や大きさに関するデータなど)が検出される。
本実施形態に係るシフトレジスタ回路の構成例を示すブロック図である。 入力パルスST、クロックパルスCK1、CK2およびレジスタ11−1〜11−Nの各入出力IN1(1)、IN2(N)、OUT(1)〜OUT(N)のタイミングチャートである。 本実施形態に係るシフトレジスタ回路の基本回路の構成例を説明する図である。 図3に示す基本回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本実施形態に係るシフトレジスタ回路の基本回路の具体的な構成例を説明する回路図である。 図4に示す基本回路の動作を説明するタイミングチャートである。 本実施形態のシフトレジスタ回路で適用される容量非対称トランジスタの構造を説明する模式断面図である。 容量非対称トランジスタの構造を説明する模式平面図である。 図5に示す反転ユニットの回路例を説明する図である。 図5に示すインバータの回路例を説明する図である。 本発明の適用例に係るアクティブマトリクス型液晶表示装置を説明する図である。 垂直駆動回路の具体的な構成の一例を示すブロック図である。 フラット型のモジュール形状の例を示す模式図である。 本実施形態が適用されるテレビを示す斜視図である。 本実施形態が適用されるデジタルカメラを示す斜視図である。 本実施形態が適用されるノート型パーソナルコンピュータを示す斜視図である。 本実施形態が適用されるビデオカメラを示す斜視図である。 本実施形態が適用される携帯端末装置、例えば携帯電話機を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る表示撮像装置の構成を表すブロック図である。 図1に示したI/Oディスプレイパネルの構成例を表すブロック図である。 各画素の構成例を表す回路図である。 各画素とセンサ読み出し用Hドライバとの接続関係を説明するための回路図である。 バックライトのオン・オフ状態と表示状態との関係について説明するためのタイミング図である。
符号の説明
1…基本回路、2…制御回路、3…電位保持回路、211−1〜11−N…レジスタ、12…トランスファーゲート回路、13…トランスファーゲート回路、C1…容量、Tr1…第1のトランジスタ、Tr2…第2のトランジスタ、Tr3…第3のトランジスタ、Tr4…第4のトランジスタ、Tr5…第5のトランジスタ

Claims (7)

  1. ゲート電極に入力信号が与えられ、ソース電極にクロックが入力され、ドレイン電極に出力線が接続される、同一の導電型で構成される複数のトランジスタを備えたシフトレジスタ回路において、
    前記トランジスタは、前記ゲート電極と、前記ゲート電極上に形成された絶縁膜と、当該絶縁膜上に形成されたポリシリコンと、当該ポリシリコンに形成されたソース領域及びドレイン領域にそれぞれ形成された前記ソース電極及び前記ドレイン電極と、前記ドレイン電極と導通し、前記ゲート電極の上側まで延設されたシールドメタルとを有し、ゲート−ソース間容量よりゲート−ドレイン間容量の方が大きい
    フトレジスタ回路。
  2. ゲート電極に入力信号が与えられ、ソース電極にクロックが入力され、ドレイン電極に出力線が接続される、同一の導電型で構成される複数のトランジスタを備えたシフトレジスタ回路において、
    前記トランジスタは、ポリシリコンと、当該ポリシリコン上に形成された絶縁膜と、当該絶縁膜上に形成された前記ゲート電極と、前記ポリシリコンに形成されたソース領域及びドレイン領域にそれぞれ形成された前記ソース電極及び前記ドレイン電極と、前記ドレイン電極と導通し、前記ゲート電極の上側まで延設されたシールドメタルとを有し、ゲート−ソース間容量よりゲート−ドレイン間容量の方が大きい
    シフトレジスタ回路。
  3. 前記トランジスタと、前記トランジスタのゲートを前段の出力によってON電位のフローティング状態にセットする手段と、前記トランジスタのゲートを後段の出力によってOFF電位のフローティング状態にリセットする手段と、次の前段出力が入力されるまで前記トランジスタのゲートをOFF電位に保つ電位保持機能とを基本回路として備える
    請求項1又は2に記載のシフトレジスタ回路。
  4. チャネル領域において前記ソース電極側のゲート長が短く形成され、かつ、前記ドレイン電極側のゲート長が長く形成される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のシフトレジスタ回路。
  5. 前記ゲート電極の形状はドーナツ型であり、前記ソース電極は前記ゲート電極の内側に配置され、前記ドレイン電極は前記ゲート電極の外側に配置される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のシフトレジスタ回路。
  6. 複数の画素が配置されて成る画素アレイ部と、
    前記画素アレイ部の各画素に送る信号を転送する、請求項1〜5のいずれか1項に記載のシフトレジスタ回路を有し、当該信号によって前記画素を駆動する駆動回路と
    を備える表示装置。
  7. 請求項6に記載の表示装置と、
    前記表示装置が組み込まれる筐体と
    を備える電子機器。
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