[go: up one dir, main page]

JP5408247B2 - 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置 - Google Patents

電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5408247B2
JP5408247B2 JP2011513124A JP2011513124A JP5408247B2 JP 5408247 B2 JP5408247 B2 JP 5408247B2 JP 2011513124 A JP2011513124 A JP 2011513124A JP 2011513124 A JP2011513124 A JP 2011513124A JP 5408247 B2 JP5408247 B2 JP 5408247B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
aluminum
electrodes
etching solution
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011513124A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010131290A1 (ja
Inventor
雅彦 片野
達由樹 小林
祐也 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Light Metal Co Ltd filed Critical Nippon Light Metal Co Ltd
Publication of JPWO2010131290A1 publication Critical patent/JPWO2010131290A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5408247B2 publication Critical patent/JP5408247B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/04Electrodes or formation of dielectric layers thereon
    • H01G9/048Electrodes or formation of dielectric layers thereon characterised by their structure
    • H01G9/055Etched foil electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/04Electrodes or formation of dielectric layers thereon
    • H01G9/042Electrodes or formation of dielectric layers thereon characterised by the material
    • H01G9/045Electrodes or formation of dielectric layers thereon characterised by the material based on aluminium

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

本発明は、アルミニウム板を交流エッチングして電解コンデンサ用アルミニウム電極板を製造する方法および製造装置に関するものである。
アルミニウム電解コンデンサに用いるアルミニウム電極を交流エッチングにより製造するにあたっては、原理的には、エッチング液中に配置した2つの電極の間にアルミニウム箔を配置するとともに、2つの電極の間に交流電流を印加する(非特許文献1参照)。
永田伊左也、「電解液陰極アルミニウム電解コンデンサ」、日本蓄電器工業株式会社、平成9年2月24日、第2版、p.226−227
しかしながら、非特許文献1に記載の方法では、2つの電極しかないため、1枚のアルミニウム箔にしかエッチングできず、生産性が極めて低いという問題点がある。
ここに、本願発明者は、生産性を高めることを目的に、図7(a)に示すように、3枚以上の電極20xにおいて対向し合う電極20xの各間にアルミニウム箔10xを配置し、3枚以上の電極20xの全てに交流電流を印加することを提案するものである。
しかしながら、3枚以上の電極20xの全てに交流電流を印加するには、全ての電極20xに配線接続する必要があるため、装置構成が複雑化するという問題点がある。また、全ての電極20xに配線が接続されていると、電極20xの交換等のメンテナンスの際、多大な手間がかかるという問題点がある。さらに、各電極20xへの配線抵抗等のバランスが崩れると、アルミニウム箔10xに対するエッチング電流密度が変動するという問題点もある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、装置構成の簡素化を図ることができるとともに、いずれの電極間でも安定したエッチングを行なうことのできる電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、エッチング槽内に貯留されたエッチング液中でアルミニウム板を交流エッチングする電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法において、前記エッチング液中に、当該エッチング液中での電解で溶解しない3枚以上の電極を対向するように配置し、前記3枚以上の電極において対向し合う電極の各間に複数枚の前記アルミニウム板を互いに分割した状態で配置し、前記3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極間のみに交流電流を印加し、両端に配置された電極以外の電極には通電せずに、前記アルミニウム板の両面に交流エッチングを行なうことを特徴とする。
また、本発明では、エッチング槽内に貯留されたエッチング液中でアルミニウム板を交流エッチングする電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置において、前記エッチング液中で対向するように配置され、当該エッチング液中での電解で溶解しない3枚以上の電極と、前記3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極間のみに交流電流を印加し、両端に配置された電極以外の電極には通電しない電源装置と、を有し、前記3枚以上の電極において対向し合う電極の各間に複数枚の前記アルミニウム板が互いに分割した状態で配置されることを特徴とする。
本発明では、エッチング液中に3枚以上の電極を対向するように配置するとともに、3枚以上の電極において対向し合う電極の各間にアルミニウム板を配置し、3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極間に交流電流を印加する。その結果、アルミニウム板の両面がエッチングされる。その際、3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極以外の電極、および各電極間に配置されたアルミニウム板には、給電を行なわなくてもよい。このため、一部の電極のみに配線接続すればよいなど、装置構成を簡素化することができる。また、一部の電極のみに配線接続すればよいので、電極交換等のメンテナンスの際、多大な手間がかからない。さらに、一部の電極のみに配線接続すればよいので、各電極への配線抵抗等のバランスが崩れるという事態が発生しない。それ故、アルミニウム板に対するエッチング電流密度などが安定した状態でエッチングを行なうことができる。
本発明において、前記エッチング槽には、該エッチング槽の内壁と前記電極との間を塞ぐ電極用遮蔽部と、当該エッチング槽の内壁と前記アルミニウム板との間を塞ぐアルミニウム板用遮蔽部と、が設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、複数のエッチング室の間において、エッチング液を介して電気的な影響を及ぼし合うことを防止することができる。
この場合、前記電極用遮蔽部は、前記電極の端部が差し込まれる電極保持用のスリットからなり、前記アルミニウム板用遮蔽部は、前記アルミニウム板の端部が差し込まれるアルミニウム板保持用のスリットからなることが好ましい。すなわち、前記電極用遮蔽部を利用して電極の端部を保持し、前記アルミニウム板用遮蔽部を利用して前記アルミニウム板の端部を保持することが好ましい。
本発明において、前記エッチング槽には、前記電極と前記アルミニウム板とによって区画された複数のエッチング室毎に前記エッチング液を供給する複数のエッチング液供給口が設けられていることが好ましい。このように構成すると、複数のエッチング室の間において、エッチング液を介して電気的な影響を及ぼし合うことを防止することができる。
本発明において、前記複数のエッチング液供給口は、共通のエッチング液供給路に連通していることが好ましい。このように構成すると、エッチング液供給口を複数設けた場合でも、エッチング液を供給するための構成を簡素化することができる。
本発明において、前記複数のエッチング液供給口は、前記エッチング槽の壁面で開口し、前記エッチング槽において前記エッチング液供給口が開口する前記内壁に対して前記電極が配置される側とは反対側に前記エッチング液供給路が区画形成されていることが好ましい。このように構成すると、エッチング液供給口を複数設けた場合でも、エッチング液供給路の構成を簡素化することができる。
本発明において、前記複数のエッチング液供給口は、前記エッチング槽の壁面のうち、底壁で開口していることが好ましい。かかる構成によれば、エッチング室内でエッチング液の攪拌を効率よく行なうことができるので、エッチング室内でのエッチング液の組成や温度を均一化することができる。
本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板は、例えば、電解質として機能性高分子が用いられるアルミニウム電解コンデンサの陽極として用いられる。すなわち、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板は、表面に誘電体膜が形成され、当該誘電体膜上に機能性高分子層が形成されて、電解コンデンサに用いられる。
本発明では、エッチング液中に3枚以上の電極を対向するように配置するとともに、3枚以上の電極において対向し合う電極の各間にアルミニウム板を配置し、3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極間に交流電流を印加する。その結果、アルミニウム板の両面がエッチングされる。その際、3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極以外の電極、および各電極間に配置されたアルミニウム板には、給電を行なわなくてもよい。このため、一部の電極のみに配線接続すればよいなど、装置構成を簡素化することができる。また、一部の電極のみに配線接続すればよいので、電極交換等のメンテナンスの際、多大な手間がかからない。さらに、一部の電極のみに配線接続すればよいので、各電極への配線抵抗等のバランスが崩れるという事態が発生しない。それ故、アルミニウム板に対するエッチング電流密度などが安定した状態でエッチングを行なうことができる。
本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置の要部を示す説明図である。 本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の別の製造装置の要部を示す説明図である。 本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板のさらに別の製造装置の要部を示す説明図である。 本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板の断面写真を表す図である。 本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板を用いて電解コンデンサを製作するときの説明図である。 本発明の参考例に係る電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置を模式的に示す説明図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
(電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置の構成)
図1は、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置(エッチング装置)を模式的に示す説明図である。図2は、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置の要部を示す説明図である。図1には、エッチング装置に5枚の電極が用いられている場合を示し、図2には、計7枚の電極によって計6枚のアルミニウム板をエッチング可能なエッチング装置を示してある。なお、電極の枚数については3枚以上であればよく、以下に説明する形態に限定されない。
図1および図2に示すように、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置(以下、エッチング装置100という)は、後述する塩酸系のエッチング液40が貯留されたエッチング槽30と、エッチング液40中で対向するように配置された3枚以上の電極20と、電源装置80とを有している。電極20は、カーボンや白金等、エッチング液中での電解に溶解しない導電体からなる。エッチング槽30は樹脂などの絶縁体からなる。
本形態のエッチング装置100において、電源装置80は、3枚以上の電極20のうち、両端に配置された電極20a、20eに配線接続されており、かかる2つの電極20a、20eの間に交流電流を印加する。ここで用いられる交流電流の波形は、正負対称である。
また、3枚以上の電極20において対向し合う電極20の各間には、アルミニウム板10が配置されており、電極20とアルミニウム板10とが交互に配置されている。すなわち、エッチング装置100では、電極20(電極20a)、アルミニウム板10(アルミニウム板10a)、電極20(電極20b)、アルミニウム板10(アルミニウム板10b)、電極20(電極20c)、アルミニウム板10(アルミニウム板10c)、電極20(電極20d)、アルミニウム板10(アルミニウム板10d)、電極20(電極20e)が互いに対向した状態でこの順に並んでいる。ここで、電極20はアルミニウム板10よりも幅寸法が大である。
このように構成したエッチング装置100において、両端に配置された電極20a、20eの間に交流電流を印加すると、いずれのアルミニウム板10においてもその両面が交流エッチングされる。その際、3枚以上の電極20のうち、両端に配置された電極20a、20e以外の電極20b、20c、20dは、電源装置80と配線接続されておらず、電気的にフローティング状態にある。また、アルミニウム板10同士は、互いに分割されており、アルミニウム板10は電源装置80と配線接続されていない。このため、アルミニウム板10は、電気的にフローティング状態にある。
本形態のエッチング装置100において、エッチング槽30には、相対向する側壁32、33の双方に複数枚の板部36が所定の間隔で形成されており、かかる板部36によって、エッチング槽30の内壁と電極20との間を塞ぐ電極用遮蔽部51が形成されている。本形態において、電極用遮蔽部51は、電極20の幅方向の両側に形成されている。また、電極用遮蔽部51は、内側に開口したまま上下方向に延在するスリット状に形成されており、かかるスリットは、電極20の幅方向の両端部が差し込まれる電極保持用のスリットである。また、本形態のエッチング装置100において、エッチング槽30には、板部36によって、エッチング槽30の内壁とアルミニウム板10との間を塞ぐアルミニウム板用遮蔽部52が形成されている。本形態において、アルミニウム板用遮蔽部52は、アルミニウム板10の幅方向の両側に形成されている。また、アルミニウム板用遮蔽部52は、内側に開口したまま上下方向に延在するスリット状に形成されており、かかるスリットは、アルミニウム板10の幅方向の両端部が差し込まれるアルミニウム板保持用のスリットである。
このように構成したエッチング装置100において、電極用遮蔽部51(電極保持用スリット)に電極20を挿入し、アルミニウム板用遮蔽部52(アルミニウム板保持用スリット)にアルミニウム板10を挿入すると、エッチング槽30には、電極20とアルミニウム板10とによって複数のエッチング室35が区画される。ここで、複数のエッチング室35に対しては、エッチング室35毎にエッチング液を供給する複数のエッチング液供給口55が設けられている。本形態において、複数のエッチング液供給口55は、エッチング槽30の壁面のうち、底壁34で開口している。かかるエッチング槽30においてエッチング液供給口55が開口する底壁34に対して電極20が配置される側とは反対側、すなわち、底壁34の下方には、複数のエッチング液供給口55に連通する共通のエッチング液供給路38が区画形成されている。かかるエッチング液供給路38には、エッチング液供給装置(図示せず)が接続されており、エッチング液供給装置から供給されたエッチング液は、エッチング液供給路38およびエッチング液供給口55を介して各エッチング室35に供給される。また、エッチング液供給口55からエッチング室35に供給されるエッチング液は、エッチング室35内を攪拌する作用も発揮する。特に本形態では、アルミニウム板10の下端部を挟む両側近傍でエッチング液供給口55が開口している。このため、アルミニウム板10の表面近傍のエッチング液を効率よく攪拌することができる。
エッチング槽30において、側壁33の上端寄り位置には、複数のオーバーフロー口61が形成されており、かかるオーバーフロー口61は、複数のエッチング室35の各々からエッチング液がオーバーフローする。エッチング槽30の側壁33の外面にはオーバーフロー口61の下方位置にオーバーフローしてきたエッチング液を回収するための回収路39が構成されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、エッチング液40中に3枚以上の電極20を対向するように配置するとともに、3枚以上の電極20において対向し合う電極20の各間にアルミニウム板10を配置し、3枚以上の電極20のうち、両端に配置された電極20a、20e間に交流電流を印加する。その結果、アルミニウム板10の両面がエッチングされる。その際、3枚以上の電極20のうち、両端に配置された電極20a、20e以外の電極20b、20c、20d、および各電極20間に配置されたアルミニウム板10には、給電を行なわなくてもよい。このため、一部の電極20のみに配線接続すればよいなど、装置構成を簡素化することができる。また、一部の電極20のみに配線を接続すればよいので、電極20の交換等のメンテナンスの際、多大な手間がかからない。さらに、一部の電極20のみに配線を接続すればよいので、各電極20への配線抵抗等のバランスが崩れるという事態が発生しない。それ故、アルミニウム板10に対するエッチング電流密度が安定している。
また、エッチング槽30には、エッチング槽30の内壁と電極20との間を塞ぐ電極用遮蔽部51と、エッチング槽30の内壁とアルミニウム板10との間を塞ぐアルミニウム板用遮蔽部52とが設けられているため、複数のエッチング室35の間において、エッチング液を介して電気的な影響を及ぼし合うことを防止することができる。また、エッチング槽30には複数のエッチング室35毎にエッチング液を供給する複数のエッチング液供給口55が設けられているため、複数のエッチング室35の間において、エッチング液を介して電気的な影響を及ぼし合うことを防止することができる。かかる構成を採用した場合でも、複数のエッチング液供給口55は、共通のエッチング液供給路38に連通しているため、エッチング液を供給するための構成を簡素化することができる。しかも、エッチング液供給路38は、エッチング槽30においてエッチング液供給口55が開口する底壁38に対して電極20が配置される側とは反対側に区画形成されているため、複数のエッチング液供給口55に連通するエッチング液供給路38を簡素な構成で実現することができる。
また、電極用遮蔽部51は、電極20の端部が差し込まれる電極保持用のスリットとして構成され、アルミニウム板用遮蔽部52は、アルミニウム板10の端部が差し込まれるアルミニウム板保持用のスリットとして構成されている。このため、電極用遮蔽部51を利用して電極20の端部を保持でき、アルミニウム板用遮蔽部52を利用してアルミニウム板10の端部を保持することができる。
さらに、複数のエッチング液供給口55は、エッチング槽30の壁面のうち、底壁34で開口しているため、エッチング室35内でエッチング液の攪拌を効率よく行なうことができる。それ故、エッチング室35内でのエッチング液の組成や温度を均一化することができる。
(他の実施の形態)
図3は、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板の別の製造装置(エッチング装置)の要部を示す説明図であり、図3(a)、(b)には、本形態の製造装置を断面図および斜視図で示してある。図4は、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板のさらに別の製造装置(エッチング装置)の要部を示す説明図であり、図4(a)、(b)には、本形態の製造装置を断面図および斜視図で示してある。なお、図3および図4に示す製造装置の基本的な構成は、図1および図2を参照して説明したエッチング装置100と同様である。従って、以下の説明では、共通する部分に同一の符合を付して図示し、それらの説明を省略する。
図3(a)、(b)に示すエッチング装置100でも、図1および図2を参照して説明したエッチング装置100と同様、エッチング液40中に3枚以上の電極20を対向するように配置する。また、3枚以上の電極20において対向し合う電極20の各間にアルミニウム板10を配置する。そして、3枚以上の電極20のうち、両端に配置された電極20a、20e間に交流電流を印加する。その結果、アルミニウム板10の両面がエッチングされる。
かかる構成のエッチング装置100においては、電極20とアルミニウム板10とによって複数のエッチング室35が区画されているとともに、エッチング室35毎にエッチング液供給口55が設けられている。また、複数のエッチング液供給口55は、底壁34の下方に構成された共通のエッチング液供給路38に連通している。
ここで、エッチング液供給路38には複数枚の仕切り板53が設けられており、エッチング液供給路38は、仕切り板53によって、エッチング室35に対して1対1で対応する個室381に区画されている。但し、仕切り板53には、隣り合う個室381同士を連通させる開口部530が形成されており、かかる開口部530を介して、隣り合う個室381同士は連通している。このため、複数の個室381のいずれかにエッチング液を供給すると、エッチング液は、各個室381に順次供給され、個室381を介して各エッチング室35に供給される。
かかる構成のエッチング装置100では、エッチング液供給路38に仕切り板53が設けられており、かかる仕切り板53は、複数のエッチング室35の間でエッチング液を介して電流が流れることを抑制する遮蔽板として機能する。それ故、本形態のエッチング装置100によれば、図1および図2を参照して説明したエッチング装置100に比較して、エッチング室35の間において、エッチング液を介して電気的な影響を及ぼし合うことを確実に防止することができる。
図4(a)、(b)に示すエッチング装置100でも、図1および図2を参照して説明したエッチング装置100と同様、エッチング液40中に3枚以上の電極20を対向するように配置する。また、3枚以上の電極20において対向し合う電極20の各間にアルミニウム板10を配置する。そして、3枚以上の電極20のうち、両端に配置された電極20a、20e間に交流電流を印加する。その結果、アルミニウム板10の両面がエッチングされる。
かかる構成のエッチング装置100においては、電極20とアルミニウム板10とによって複数のエッチング室35が区画されているとともに、エッチング室35毎にエッチング液供給口55が設けられている。また、複数のエッチング液供給口55は、底壁34の下方に構成されたエッチング液供給路38に連通している。
ここで、エッチング液供給路38には、図3を参照して説明した製造装置と同様、複数枚の仕切り板53が設けられており、エッチング液供給路38は、仕切り板53によって、エッチング室35に対して1対1で対応する個室381に区画されている。但し、本形態のエッチング装置100では、図3を参照して説明したエッチング装置100と違って、仕切り板53には、隣り合う個室381同士を連通させる開口部が形成されておらず、隣り合う個室381同士は独立している。従って、本形態のエッチング装置100ではエッチング液供給路38とは別に共通のエッチング液供給路41を設け、かかるエッチング液供給路41とエッチング液供給路38の各個室381とをパイプ42を介して各々連通させている。このため、エッチング液供給路41にエッチング液を供給すると、エッチング液は、エッチング液供給路38の各個室381を経由して各エッチング室35に供給される。
かかる構成のエッチング装置100では、エッチング液供給路38の各個室381が仕切り板53によって完全に分離されているため、図1および図2を参照して説明したエッチング装置100や、図4を参照して説明したエッチング装置100に比較して、複数のエッチング室35の間で電気的な影響を及ぼし合うことをより確実に防止することができる。
[アルミニウム板10に対するエッチング例]
本形態において、アルミニウム板10は、例えば、電解質として、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン等の機能性高分子が用いられるアルミニウム電解コンデンサの陽極(電解コンデンサ用アルミニウム電極板)を構成するのに用いられる。すなわち、アルミニウム板10は、エッチングされた後、その表面に陽極酸化皮膜が形成されて、アルミニウム固体電解コンデンサの陽極として用いられる。
かかるアルミニウム板10は、例えば、アルミニウム純度が99.98質量%以上で、銅を30ppm未満、鉄を5〜50ppm含有し、残部がその他の不可避不純物からなる。粒径が球相当で0.1〜1.0μmφのFe含有金属間化合物の数が1×107〜1010/cm3を含有するものであるときは、特定サイズ径のピットの占める割合を高くできるだけでなく、ESRがより低いコンデンサを製作できる。これは金属間化合物が多い割には粒径が小さいので、化成皮膜がピット表面に均等な厚さで形成され、固体電解質が含浸され易くなるためと考えられる。
また、アルミニウム板10は、Si60ppm以下、好ましくは40ppm以下とするのがよい。これはFe、Siが上限値を超えると、Fe、Siを含有する粗大な金属間化合物の晶出物および析出物が生じ、漏れ電流が大きくなるからである。Siの場合は単体Siも生じるので、同様の理由で好ましくない。Cuが上限値を超えるとマトリックスの腐食電位を大きく貴に変移させるので、好ましいエッチングができなくなる虞がある。
これに対して、Feの5〜50ppmの含有は、周知の値でAlmFe、Al6Fe、Al3Fe、Al-Fe-Si、Al-(Fe、M)-Si(Mはその他の金属)等の金属間化合物を生じさせ、交流エッチングのピット起点になりやすいので好ましい。Cuの30ppm未満の含有は、Feの存在のもとでマトリックスの腐食電位を安定化でき、特定サイズのピットを穿孔し易くなって好ましい。Cuの好ましい含有量は25ppm以下、下限は2ppm以上、さらに好ましくは3ppm以上である。下限値未満では、エッチング板の加熱工程で結晶粒の異常成長が生じて機械的強度が低下する。これに対して、Cu含有量が30ppmを超えると、エッチング時の溶解が異常促進されるため、好ましくない。その他の元素としては、Ni、Ti、Zrは夫々10ppm以下、好ましくは3ppm以下とするのがよい。更に、その他の不純物は3ppm以下が好ましい。かかる元素は、交流エッチング方法でピットの起点となるため、特定サイズの径のピットを海綿状に穿孔し易くなる。
また、アルミニウム板10は、厚さが150μm以上と厚く、エッチング部位の厚さが両面の合計で150μm以上となるように深い位置までエッチングされる。より具体的にいえば、エッチング部位が片面で75μm以上、あるいは100μm以上、さらには120μm以上となるように深い位置までエッチングされる。それでも、本形態では、アルミニウム板10が上記の組成を有しているため、1平方ミリメートルあたり、数千〜数十万の海綿状のピットを穿孔することができ、かかるエッチング板では、表面での溶解が少ない。従って、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウム電極板(エッチド板)は、エッチング倍率が高く、静電容量が高い。
また、本形態では、アルミニウム板10におけるアルミニウム純度が99.98質量%以上からなるため、靭性が高く、電解コンデンサを製造する際の取り扱いが容易である。アルミニウム純度が下限値未満であると、硬度が増して靭性が低下し、取り扱い中に割れ等の損傷が生じる虞があり、好ましくない。また、アルミニウム板10の厚さは目的によって種々の厚さとすればよいが、例えば、150μm乃至1mm、通常は300〜400μmのものが用いられる。
本形態において、アルミニウム板10に対するエッチング方法としては、1回のエッチング工程でエッチングピットの発生と、エッチングピットの成長とを行なう場合がある。また、アルミニウム板10にエッチングピットを発生させる第1エッチング工程と、エッチングピットを成長させる第2エッチング工程とを行う場合がある。さらに、第1エッチング工程と第2エッチング工程との間に補助的なエッチング工程を行う場合もある。いずれの場合も、エッチング液としては、塩酸単独の水溶液や、塩酸に硫酸や硝酸等を添加した水溶液が用いられる。エッチング液温度は、15〜55℃である。交流エッチング条件としては、周波数が10〜50Hzの交流波形を用い、かかる交流波形としては正弦波形、矩形波形等を用いるが、いずれの場合も、正負対称な波形が用いられる。エッチング電流密度は0.1〜0.5A/cm2であり、かかるエッチングの条件によれば、アルミニウム板10表面に多数のピットを穿孔することができる。
これらいずれのエッチング方法を採用する場合も、図1および図2を参照して説明したエッチング方法やエッチング装置100を用いることができる。なお、アルミニウム板10に対するエッチング工程を複数回、行なう場合、各エッチング工程に対応するエッチング装置100を準備し、各エッチング装置100において別々の条件でエッチング工程を行なう。また、アルミニウム板10に対するエッチング工程を複数回、行なう場合でも、共通のエッチング装置100を用いてもよい。この場合、例えば、第1エッチング工程を終了した後、エッチング槽30から第1エッチング工程用のエッチング液を排出し、その後、エッチング槽30に第2エッチング工程用のエッチング液を貯留して第2エッチング工程を行なえばよい。
(アルミニウム板10に対するエッチング結果)
図1および図2を参照して説明したエッチング方法やエッチング装置100によってアルミニウム板10をエッチングした後、アジピン酸アンモニウム水溶液中で陽極酸化を行ない、約6Vの耐電圧を備えた酸化膜を形成したときのアジピン酸アンモニウム水溶液中での静電容量を測定した。その結果を表1に示す。なお、表1には、図1に示す4枚のアルミニウム板10(アルミニウム板10a、10b、10c、10d)の静電容量値を示してある。
試料およびエッチング条件は以下のとおりである。
アルミニウム板10
厚さ:0.25mm
組成
アルミニウム純度:99.99質量%以上
銅:15ppm
鉄:30ppm
シリコン:40ppm
残部:その他の不可避不純物
エッチング条件
1段目エッチング(第1エッチング工程)
エッチング液組成:3モル/リッタ塩酸+0.5モル/リッタ硫酸の混合水溶液
エッチング液温度:40℃
電解波形:正弦波交流、周波数50Hz
電流密度:0.5A/cm2
電気量:30C/cm2
2段目エッチング(第2エッチング工程)
エッチング液組成:7モル/リッタ塩酸+0.5モル/リッタ硫酸の混合水溶液
エッチング液温度:25℃
電解波形:正弦波交流、周波数20Hz
電流密度:0.3A/cm2
電気量:450C/cm2
Figure 0005408247
表1に示すように、いずれの位置に配置したアルミニウム板10(アルミニウム板10a、10b、10c、10d)でも、略同等の静電容量値が得られ、かつ、静電容量値のレベルが高い。
なお、表1には、参考例として、図7(b)に示すように、両端の電極20a、20eのみを設け、図1に示す電極20b、20c、20dを省略した場合において、各位置のアルミニウム板10(アルミニウム板10a、10b、10c、10d)をエッチングした結果も示してある。表1に示すように、図7(b)に示す参考例に係る方法では、本形態に比して静電容量値が低く、かつ、4枚のアルミニウム板10a、10b、10c、10d)から得た電極の静電容量値に大きなばらつきが発生した。例えば、図7(b)に示す参考例に係る方法では、両側のアルミニウム板10a、10dに比して、中間に配置されたアルミニウム板10b、10cの静電容量値が著しく低いという結果であった。また、図7(b)に示す参考例に係る方法では、エッチング後の外観が両面で大きく相違していることから、両面が適正にエッチングされないという結果であった。
(電解コンデンサの実施例)
図5は、本発明を適用して得た電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板の断面写真を表す図である。図6は、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板を陽極酸化して得た陽極を用いて電解コンデンサを製作するときの説明図である。
図5に示すように、本発明を適用した電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板1は、芯部2の両側にエッチング部位3を備えている。
次に、電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板1をアジピン酸アンモニウム水溶液中で、例えば5V化成処理した後、図6に示すように、電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板1の側端面を露出させ、その芯部2の側端面4に対して、リード線等の陽極リード6を接合する。接合方法としてはスポット径を芯部の厚さ未満に絞ったレーザ溶接5を用いる。スポット径は20〜100μmφである。
次に、陽極酸化を行なった電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板1の表面に、ポリピロールを常法に従って含浸させて機能性高分子層を形成した後、機能性高分子層を形成したエッチド板の表面にカーボンペーストや銀ペースト等を用いて陰極を形成し、例えば、2.5V/330μFの電解コンデンサを作製する。ポリピロールを含浸するにあたっては、ピット内にピロールモノマーのエタノール溶液を滴下し、さらに過硫酸アンモニウムおよび2-ナフタレンスルホン酸ナトリウム水溶液を滴下して化学重合させ、ポリピロールからなるプレコート層を形成する。次いで、この電極板をピロールモノマーおよび2-ナフタレンスルホン酸ナトリウムを含有するアセトニトリル電解液中に浸漬し、先に形成させた化学重合ポリピロール層の一部にステンレスワイヤを接触させて陽極とする一方、ステンレス板を陰極として電解重合を行い、機能性高分子層となる電解重合ポリピロールを形成させる。なお、ポリピロールに代えて、ポリチオフェンを用いても同等の特性を得ることができる。
本発明によれば、3枚以上の電極全てに配線接続する必要がないので、装置構成を簡素化することができる。また、3枚以上の電極全てに配線を接続する必要がないので、電極交換等のメンテナンスの際、多大な手間がかからない。さらに、3枚以上の電極全てに配線を接続する必要がないので、各電極への配線抵抗等のバランスが崩れるという事態が発生しないので、アルミニウム板に対するエッチング電流密度が安定している。それ故、静電容量等が安定した電解コンデンサ用アルミニウム電極板を効率よく製造することができる。
1 電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板
2 芯部
3 エッチング部位
10 アルミニウム板
20 電極
30 エッチング槽
35 エッチング室
38 エッチング液供給路
40 エッチング液
41 エッチング液供給路
51 電極用遮蔽部
52 アルミニウム板用遮蔽部
55 エッチング液供給口
80 電源装置
100 エッチング装置(製造装置)

Claims (8)

  1. エッチング槽内に貯留されたエッチング液中でアルミニウム板を交流エッチングする電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法において、
    前記エッチング液中に、当該エッチング液中での電解で溶解しない3枚以上の電極を対向するように配置し、
    前記3枚以上の電極において対向し合う電極の各間に複数枚の前記アルミニウム板を互いに分割した状態で配置し、
    前記3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極間のみに交流電流を印加し、両端に配置された電極以外の電極には通電せずに、前記アルミニウム板の両面に交流エッチングを行なうことを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法。
  2. エッチング槽内に貯留されたエッチング液中でアルミニウム板を交流エッチングする電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置において、
    前記エッチング液中で対向するように配置され、当該エッチング液中での電解で溶解しない3枚以上の電極と、
    前記3枚以上の電極のうち、両端に配置された電極間のみに交流電流を印加し、両端に配置された電極以外の電極には通電しない電源装置と、
    を有し、
    前記3枚以上の電極において対向し合う電極の各間に複数枚の前記アルミニウム板が互いに分割した状態で配置されることを特徴とする電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
  3. 前記エッチング槽には、該エッチング槽の内壁と前記電極との間を塞ぐ電極用遮蔽部と、当該エッチング槽の内壁と前記アルミニウム板との間を塞ぐアルミニウム板用遮蔽部と、が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
  4. 前記電極用遮蔽部は、前記電極の端部が差し込まれる電極保持用のスリットからなり、
    前記アルミニウム板用遮蔽部は、前記アルミニウム板の端部が差し込まれるアルミニウム板保持用のスリットからなることを特徴とする請求項3に記載の電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
  5. 前記エッチング槽には、前記電極と前記アルミニウム板とによって区画された複数のエッチング室毎に前記エッチング液を供給する複数のエッチング液供給口が設けられていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載の電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
  6. 前記複数のエッチング液供給口は、共通のエッチング液供給路に連通していることを特徴とする請求項5に記載の電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
  7. 前記複数のエッチング液供給口は、前記エッチング槽の壁面で開口し、
    前記エッチング槽において前記エッチング液供給口が開口する前記内壁に対して前記電極が配置される側とは反対側に前記エッチング液供給路が区画形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
  8. 前記複数のエッチング液供給口は、前記エッチング槽の壁面のうち、底壁で開口していることを特徴とする請求項7に記載の電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造装置。
JP2011513124A 2009-05-12 2009-05-12 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置 Expired - Fee Related JP5408247B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2009/002065 WO2010131290A1 (ja) 2009-05-12 2009-05-12 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010131290A1 JPWO2010131290A1 (ja) 2012-11-01
JP5408247B2 true JP5408247B2 (ja) 2014-02-05

Family

ID=43084689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011513124A Expired - Fee Related JP5408247B2 (ja) 2009-05-12 2009-05-12 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5408247B2 (ja)
CN (1) CN102422371A (ja)
TW (1) TW201040325A (ja)
WO (1) WO2010131290A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6043133B2 (ja) * 2012-09-13 2016-12-14 日本軽金属株式会社 アルミニウム電解コンデンサ用電極の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339170B2 (ja) * 1974-07-10 1978-10-19
JPS54147465A (en) * 1978-05-10 1979-11-17 Shinei Tsuushin Kougiyou Kk Wrapped dry electrolytic capacitor and method of producing same
JPS60181377U (ja) * 1984-05-15 1985-12-02 マルコン電子株式会社 電解コンデンサ用電極箔のエツチング装置
JPH03142912A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Elna Co Ltd 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエッチング方法
JPH0661213A (ja) * 1992-08-11 1994-03-04 Mitsubishi Electric Corp ウエットエッチング装置
JP2001338848A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Matsuo Electric Co Ltd 電気二重層コンデンサ
JP2009004409A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Nichicon Corp 電解コンデンサ用エッチング箔の製造装置および製造方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5339170B2 (ja) * 1974-07-10 1978-10-19
JPS54147465A (en) * 1978-05-10 1979-11-17 Shinei Tsuushin Kougiyou Kk Wrapped dry electrolytic capacitor and method of producing same
JPS60181377U (ja) * 1984-05-15 1985-12-02 マルコン電子株式会社 電解コンデンサ用電極箔のエツチング装置
JPH03142912A (ja) * 1989-10-30 1991-06-18 Elna Co Ltd 電解コンデンサ用アルミニウム箔のエッチング方法
JPH0661213A (ja) * 1992-08-11 1994-03-04 Mitsubishi Electric Corp ウエットエッチング装置
JP2001338848A (ja) * 2000-05-26 2001-12-07 Matsuo Electric Co Ltd 電気二重層コンデンサ
JP2009004409A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Nichicon Corp 電解コンデンサ用エッチング箔の製造装置および製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW201040325A (en) 2010-11-16
WO2010131290A1 (ja) 2010-11-18
CN102422371A (zh) 2012-04-18
JPWO2010131290A1 (ja) 2012-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7436652B2 (en) Solid electrolyte capacitor
JPWO2012002083A1 (ja) コンデンサ及びその製造方法
JP2015073015A (ja) 電極箔、電解コンデンサおよび電極箔の製造方法
JP5370188B2 (ja) 陽極酸化膜の製造方法
WO2010131289A1 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法
JP5408247B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法および製造装置
JP2015115475A (ja) 電極箔、電解コンデンサおよび電極箔の製造方法
JP4998559B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板
JP5003816B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム電極板の製造方法
JP3729013B2 (ja) アルミ電解コンデンサ用電極箔の製造方法
JP4893183B2 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウム電極板
TWI437591B (zh) Manufacturing container for capacitor element manufacturing, manufacturing method of capacitor element, and method for manufacturing capacitor
WO2009118774A1 (ja) 電解コンデンサ用アルミニウムエッチド板、電解コンデンサ用アルミニウム電極板、およびそれらの製造方法
Peng et al. Achieving low voltage half electrolysis with a supercapacitor electrode
US8559163B2 (en) Reaction vessel for producing capacitor element, production method for capacitor element, capacitor element and capacitor
US9711293B1 (en) Capacitor with ionic-solution-infused, porous, electrically non-conductive material
JP4381107B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法及び製造装置
KR101160907B1 (ko) 음극전기도금과 양극산화에 의해 복합 산화물 유전체가 형성된 알루미늄 박막의 제조방법
JP7391661B2 (ja) 交流エッチング方法
JP5063374B2 (ja) 固体電解コンデンサ
Riming et al. Electrochemically Etched Tantalum Foils as Anode for Tantalum Electrolytic Capacitors
WO2011145372A1 (ja) コンデンサの製造方法
JP5413179B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2021072362A (ja) 電解コンデンサ用電極箔の製造方法
JP5099831B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130822

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131008

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131021

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees