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JP5406467B2 - アイアン型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、耐久性及び重量配分設計に優れたアイアン型ゴルフクラブヘッドに関する。
近年、異なる金属材料からなる2種以上の部材を固着することにより、ヘッド重心の位置を改善したアイアン型ゴルフクラブヘッドが提案されている。図16(a)には、このようなアイアン型ゴルフクラブヘッドaの一例を示す。
前記アイアン型ゴルフクラブヘッドaは、例えばヘッド底部側に凹部dが設けられたヘッド本体bと、該ヘッド本体bよりも比重が大きい金属材料からなりかつ前記凹部dに固着される錘部材cとから構成される。このようなクラブヘッドaは、ヘッド底部側により多くの重量が配分されるので、ヘッド重心が低くかつ深くなるという利点がある。
ところで、ヘッド本体bと錘部材cとは、その向き合う面を実質的に接触させた状態で溶接固着される。また、溶接は、ヘッド外面側から凹部dと錘部材cとの境界面に溶融金属又は熱エネルギーを与えることにより行われる。
しかしながら、図16(b)に拡大して示されるように、ヘッド外面からの溶接では、凹部dと錘部材cとが接触する接合面を全て溶接できないことがある。つまり、凹部dの表面と錘部材cとの接合面Pは、溶接部jと、その奥側に続く溶接されていない非溶接部nとを含む。
このような実施形態では、ボール打撃時や地面との接触時のヘッド本体bの衝撃が、非溶接部nを介して錘部材を振動させ、ひいては溶接部jに亀裂やクラックなどを発生させるおそれがある。
特に、凹部dがヘッド内部に深く凹んでいる場合や、溶接が、溶接ビードの浸透深さが比較的小さいプラズマ溶接又はTig溶接の場合には、このような傾向が顕著になる。
また、溶加材を用いないレーザー溶接やプラズマ溶接の場合、溶接不良や外嵌不良(溶接箇所の凹み等)を防止するために、ヘッド本体bの凹部dとの接合面Pがより密に接触している(隙間がない)ことが望まれる。しかし、従来のクラブヘッドaでは、凹部dと錘部材cとは向き合う面全てが接触するように設計されているため、両部材の加工精度のバラツキ等により、溶接箇所に隙間が発生しやすく、不良品の要因となっていた。
関連する技術としては、次のものがある。
実用新案登録第3089247号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、錘部材と凹部の表面との間に閉空間を形成することを基本として、錘部材と凹部とが接触しているが溶接されていない非溶接部を減じ、ひいては溶接部のクラック等を長期に亘って抑制するとともに、重量配分設計の自由度をさらに向上させ得るアイアン型ゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打撃するフェースを有しかつ金属材料からなるヘッド本体と、該ヘッド本体に溶接固着されかつ前記ヘッド本体よりも比重が大きい金属材料からなる錘部材とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、前記ヘッド本体には、ヘッド外面から凹む凹部が設けられ、かつ、前記錘部材は、前記凹部に装着されることにより前記ヘッド外面を形成するとともに、ヘッド内部には、該錘部材と前記凹部の表面とで囲まれる閉空間が形成されており、前記閉空間は、クラブヘッドのスイートスポットよりもヘッド底部側に設けられ、前記閉空間は、前記スイートスポットを含む前記フェースと直角な断面からトウ側及びヒール側にそれぞれのびており、前記凹部は、トウ・ヒール方向にのびている中央凹部を含み、前記中央凹部の凹部表面は、前記フェースと実質的に平行な底面と、該底面のヘッド内部側である内側の縁からヘッド後方にのびる内側壁面とから構成されることにより、ヘッド底部側及びヘッド後部側がともに開放された入隅状に形成され、前記錘部材は、前記底面と平行に向き合う奥面と、前記内側壁面と平行に向き合う内向き面とを含むことにより、前記閉空間は、前記スイートスポットを含む前記フェースと直角な断面において、凹部表面の入隅に沿って折れ曲がる断面L字状であることを特徴とする。
また請求項記載の発明は、前記スイートスポットを含む前記フェースと直角な断面において、前記錘部材の前記底面との隙間、及び、前記錘部材と前記内側壁面との隙間は、いずれも0.1〜3.0mmである請求項記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項記載の発明は、前記凹部と前記錘部材とは、前記閉空間を除き、互いに向き合う接合面の全領域が溶接固着されている請求項1又は2に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、ヘッド内部に、錘部材と凹部の表面とで囲まれる閉空間が形成される。このような閉空間は、凹部の表面と錘部材との接合面を減らし、ひいては上述の非溶接部を減らすのに役立つ。従って、ボール打撃時等の衝撃による錘部材の振動を抑制し、ひいては溶接部の耐久性を向上できる。
また、閉空間は、外部から見えないので、クラブヘッドの美観を損ねることがなく、かつ、異物の侵入等も防止できる。
さらに、閉空間の位置や大きさを変えることにより、ヘッド重心位置を変えることができる。また、閉空間によって重量マージンが得られるとともに、該重量マージンを他の部分に配分することもできる。従って、より効果的に、クラブヘッドの重量配分設計の自由度を高めうる。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」又は「クラブヘッド」ということがある。)1の基準状態の正面図、図2はその背面図、図3は図2のA−A拡大端面図、図4は図2のB−B拡大端面図及び図5はアイアン型ゴルフクラブヘッドの組立前の分解斜視図である。
前記ゴルフクラブヘッド1の基準状態とは、ヘッドをそのライ角α及びロフト角βに保持して水平面HPに接地させた状態とする。特に言及されていない場合、クラブヘッド1は、この基準状態に置かれているものとする。
前記クラブヘッド1は、ボールを打撃するフェース2と、このフェース2の上縁に連なりかつヘッド上部を形成するトップ面3と、フェース2の下縁に連なりヘッド底面を形成するソール面4と、前記トップ面3と前記ソール面4との間を滑らかに湾曲して継ぐトウ面5と、前記フェース2と反対側の面をなすバックフェース面6と、図示しないシャフトが装着されるシャフト差込孔7aを有するホーゼル部7とを有する。なお、クラブシャフトが装着されていない場合、ヘッド1のライ角αは、前記シャフト差込孔7aの中心線CLを基準とすることができる。
また、本実施形態のクラブヘッド1は、前記フェース2を有しかつ金属材料からなるヘッド本体1Aと、該ヘッド本体1Aに溶接固着されかつヘッド本体1Aよりも比重が大きい金属材料からなる錘部材1Bとで構成される。
本実施形態において、ヘッド本体1Aは、板状のフェース部材1A1と、該フェース部材1A1とは異なる金属材料からなりかつフェース部材1A1を前面に装着する受け枠部1A2とから構成される。ただし、ヘッド本体1Aは、単一の材料で一体成形されたものでも良い。
好ましい態様として、フェース部材1A1には、受け枠部1A2よりも比重が小さい金属材料が用いられる。例えば、フェース部材1A1には、アルミニウム合金、チタン合金又はマグネシウム合金が好適に用いられる一方、受け枠部1A2には、SUS630、SUS304又はSUS410などのステンレス鋼、S20C又はS25Cなどの炭素鋼又はFe−Mn−Al合金など、Feをベースとした鋼材料が好適に用いられる。これにより、フェース2の周辺部により多くの重量が配分され、ひいては慣性モーメントやスイートエリアの大きい打球の方向性に優れたヘッド1が提供される。
本実施形態において、フェース部材1A1はフェースラインFL等を除いてほぼ一定の厚さtを有する板状で構成される。ただし、フェース部材1A1は、その中央部に向かって段階的に或いは連続的に厚さを減少させても良いし、逆に増加させることもできる。また、フェース部材1A1の輪郭形状は、例えばフェース2の輪郭に合わせてヒール側からトウ側に向かって高さが徐々に大となるのが好ましい。これにより、フェース2のより広い範囲を低比重のフェース部材1A1で構成できる。
前記フェース部材1A1の厚さtは、特に限定されないが、小さすぎると耐久性の悪化傾向があり、逆に大きすぎるとヘッド1の反発性能の低下傾向がある。このため、前記厚さtは、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは1.8mm以上、さらに好ましくは2.0mm以上が望ましく、上限については、好ましくは4.0mm以下、より好ましくは3.5mm以下、さらに好ましくは3.0mm以下が望ましい。
前記受け枠部1A2は、図5に示されるように、フェース部材1A1が装着されるフェース取付部8が設けられた外周枠9と、該外周枠9にネック部10を介して連設された前記ホーゼル部7とから構成される。
前記外周枠9は、ヘッド上部をトウ側からヒール側に向かって斜め下方にのびるトップ部枠9aと、ヘッド下部をトウ、ヒール方向にのびるソール部枠9bと、ヘッドのトウ側でこれらの間を継ぐトウ部枠9cと、前記トップ部枠9a、トウ部枠9c、ソール部枠9b及びネック部10で囲まれかつヘッド前後方向に貫通する開口部Oとを有する。
前記開口部Oの周りには、前記フェース取付部8が設けられる。該フェース取付部8は、フェース部材1A1の裏面11の周縁部を支える環状の受け面8Aと、この受け面8Aの外周縁から前側にのびかつフェース部材1A1の外周面12を保持しうる内周面8Bとを含む略ステップ状で形成される。なお、フェース取付部8にフェース部材1A1が装着されることにより、この開口部Oは閉じられるとともに、フェース部材1A1の背面には外周枠9で囲まれるキャビティが形成される。
また、外周枠9のソール部枠9bには、錘部材1Bを取り付けるための凹部13が設けられる。凹部13は、仕上げられたヘッドの外面から凹むものであれば、その形状は何ら限定されるものではない。
本実施形態の凹部13は、図2及び図5に示されるように、スイートスポットSSよりもヘッド底部側に設けられる(閉空間14の重心がスイートスポットSSよりも下方にある。)。なお、スイートスポットSSは、図3に示されるように、ヘッド重心Gからフェース2に立てた法線Nとフェース2との交点とする。また、凹部13は、開口部Oに沿って滑らかに湾曲した略弓形状をなすとともに、スイートスポットSSのトウ側及びヒール側の両側にのびている。
さらに、本実施形態の凹部13は、その断面形状に基づいて、トウ・ヒール方向のほぼ中間領域をのびる中央凹部13cと、この中央凹部13cのトウ側に連なるトウ側凹部13tと、前記中央凹部13cのヒール側に連なるヒール側凹部13hとに区分できる。
前記中央凹部13cは、ソール部枠9bをトウ・ヒール方向にのびるとともに、その凹部表面は、フェース2と実質的に平行な底面15と、該底面15の内側の縁からヘッド後方にのびる内側壁面16とから構成される。これにより、中央凹部13cは、ヘッド底部側及びヘッド後部側がともに解放された入隅状に形成される。なお、本実施形態では、内側壁面16は底面15から実質的に直角でのびている。
また、図6(a)及び(b)には、図2のX−X及びY−Y断面略図がそれぞれ示される。図から明らかなように、トウ側凹部13tは、トウ部枠9cをのびるとともに、その表面は、前記底面15、前記内側壁面16及び底面15の外側(ヘッド外面側)の縁からヘッド後方にのびるトウ側の外側壁面17tで構成される。これにより、トウ側凹部13tの断面は、上下及び奥が閉じられかつヘッド後方のみが開放された略コ字状で形成される。さらに、トウ側凹部13tは、端に向かって幅が小さくなる先細状で形成される。
同様に、ヒール側凹部13hは、ネック部10に向かってのびるとともに、その表面は、前記底面15、前記内側壁面16及びヒール側の外側壁面17hからなる。これにより、ヒール側凹部13hも、ヘッド後方のみが開放された断面略コ字状で形成される。さらに、ヒール側凹部13hも、端に向かって幅が小さくなる先細状で形成される。
なお、前記各外側壁面17t、17hも、前記底面15から実質的に直角でのびている。
前記錘部材1Bは、ヘッド本体1Aよりも比重が大きい金属材料で構成される。つまり、フェース部材1A1及び受け枠部1A2よりも比重が大きい金属材料で構成される。このような高比重材料からなる錘部材1Bをヘッド本体1Aに固着することにより、ヘッド1の重心を所望の位置へと調整できる。本実施形態において、錘部材1Bは、前述の凹部13に固着されることにより、ヘッド重心Gをより後方かつ低所に設定できる。
また、錘部材1Bは、受け枠部1A2と溶接可能な金属材料である必要がある。このような金属材料は、受け枠部1A2との組み合わせによって決まるため特に限定されるものではない。一例として、受け枠部1A2がステンレス鋼や軟鉄といった鋼材料からなる場合、錘部材1Bは、タングステンに鉄及び/又はニッケルを含むW−Fe−Ni合金が好ましい。
前記タングステン合金としては、好ましくはWを15〜50wt%、Feを12〜30wt%、Niを30〜69wt%含むことが望ましい。Wが15wt%未満の場合、比重を大きくすることができず、逆に50wt%を超えると湯流れが悪くなるので、例えば鋳造によって精度良く成形することが困難になるおそれがある。またFeが12wt%未満の場合、鋼製の受け枠部1A2への溶接が困難になるおそれがあり、逆に30wt%を超える場合、防錆性が低下するおそれがある。さらに、Niが30wt%未満の場合、耐食性が低下するおそれがあり、逆に69wt%を超える場合、強度が低下する他、比重が小さくなるおそれがある。
また、錘部材1Bの比重は、ヘッド重心Gの位置を効果的に調節するために、好ましくは8.5以上、より好ましくは9.0以上が望ましい。他方、錘部材1Bの比重が大きすぎると、材料コストが上昇するおそれがあるので、好ましくは13.0以下、より好ましくは12.5以下が望ましい。なお、錘部材1Bは、鋳造、鍛造、切削又は焼結等種々の方法で製造でき、とりわけ精密成形が可能な鋳造品が望ましい。
また、錘部材1Bの重量は、特に限定されるものではないが、小さすぎると重心調整効果が十分に得られないおそれがあり、逆に錘部材1Bの重量が大きすぎると、受け枠部1A2に使用可能な重量が制限され、クラブヘッド1の小型化を余儀なくされるおそれがある。このような観点より、錘部材1Bの重量は、好ましくは30g以上、より好ましくは40g以上、さらに好ましくは45g以上が望ましく、また上限に関しては、好ましくは100g以下、より好ましくは90g以下、さらに好ましくは80g以下が望ましい。
本実施形態の錘部材1Bは、凹部13の形状に対応するものとして、トウ、ヒール方向にのびるとともに両端部がそれぞれ上に向かって滑らかに湾曲してのびる略弓形状で形成される。具体的に述べると、錘部材1Bは、凹部13の底面15に向き合う奥面20と、凹部13の内側壁面16に向き合う内向き面21と、トウ側凹部13t及びヒール側凹部13hの外側壁面17t、17hに向き合うか又はソール面4(ヘッド外面)の一部を形成する外向き面22とを含んで構成される。例えば、手指の軽微な力によって錘部材1Bを凹部13に挿入できるように、錘部材1Bは、凹部13の内面寸法よりも僅かに小さく形成されるのが望ましい。
また、本実施形態のクラブヘッド1は、ヘッド内部に錘部材1Bと凹部13の表面とで囲まれる閉空間14が形成される。本実施形態の凹部13は、実質的に単一の平面で形成される前記凹部13の底面15と、錘部材1Bの奥面21に設けられた窪み部20aとによって閉じた空間として囲まれている。
このような閉空間14は、その位置や大きさを変えることにより、ヘッド重心Gの位置を調整でき、重量配分設計の自由度を高めうる。また、閉空間14によって、新たに重量マージンが得られる。この重量マージンは、例えばヘッド底部側に配分されることにより、低重心化や慣性モーメント増大させ、ひいては打球の方向性や飛距離を向上させるのに役立つ。さらに、閉空間14は、外部から見えないので、クラブヘッドの美観を損ねることがなく、かつ、プレー中の異物の侵入等も防止できる。
また、閉空間14は、凹部13の表面と錘部材1Bとが接触する接合面の面積を減らす。従って、例えば、図7に拡大して示されるように、閉空間14を凹部13の底面15に沿って長く形成した場合、ソール面4側からの溶接によって形成された底面15と錘部材1Bの奥面20との間の溶接部(溶融金属の固化部分)j1を閉空間14まで到達させることができる。
従って、凹部13の底面15に関し、接触しているが溶接はされていない非溶接部を減らすか又は完全に無くすことができる。これは、ボール打撃時等、ヘッド本体1A側から非溶接部を介して錘部材1Bに伝達されがちな衝撃を低減し、ひいては溶接部j1の耐久性を向上させるのに役立つ。
特に、ボール打撃時のフェース2のヘッド後方への変形に伴い、底面15から錘部材1Bへ(フェース2と直角なZ方向)で振動が伝えられやすい。しかし、図7の実施形態のように、底面15から非溶接部を減じることにより、より効果的に錘部材1Bの振動抑制効果を発揮できる。なお、非溶接部は、完全に無くすことが最も望ましいが、フェース2の主たる打撃領域に鑑みれば、少なくともスイートスポットSSを含むフェースと直角な断面からトウ側及びヒール側にそれぞれ5mm、より好ましくは10mm、特に好ましくは15mmの範囲において、非溶接部を無くすことが特に有効である。
また、図8に示されるように、閉空間14を、底面15及び内側側面16に沿ってともに大きくした場合、底面15と錘部材1Bの奥面20との間の溶接部j1、及び、バックフェース面6側からの溶接による内側側面16と内向き面21との間の溶接部j2を、いずれも閉空間14まで到達させることができる。従って、この実施形態では、非溶接部を前記実施形態よりもさらに減らすことができる点で望ましい。
図8の実施形態では、閉空間14は、ほぼ一定の厚さを有する略L字状の断面であるが、閉空間14は、例えば図9に示されるように、断面略三角形状をなすものなど、種々の三次元形状で形成しうるのは言うまでもない。
前記閉空間14の位置は任意に定めることができる。とりわけ、閉空間14は、スイング時に地面と接触しやすいヘッド底部側、より具体的には本実施形態のようにスイートスポットSSよりもヘッド底部側に設けられるのが良い。
前記閉空間14の体積は、好ましくは0.05cm3以上、より好ましくは0.07cm3以上、さらに好ましくは0.10cm3以上が望ましい。該閉空間14の体積が小さくなると、凹部13と錘部材1Bとが接触しているが溶接されていない非溶接部を十分に減らすことができず、ひいては溶接部j1、j2の耐久性を十分に向上できないおそれがある。逆に、前記閉空間14の体積が大きくなると、錘部材1Bによる重量配分設計の効果が低下するおそれがある。このような観点より、前記閉空間14の体積は、好ましくは1.5cm3以下、より好ましくは1.0cm3以下、さらに好ましくは0.5cm3以下が望ましい。
また、前記閉空間14により、凹部13と錘部材1Bとの非接触部が形成されるが、この面積が大きいほど、上述の作用が顕著に発揮される。このような観点より、凹部13と錘部材1Bとが向き合う対向面の全面積(この面積は、凹部13又は錘部材1Bのいずれか一方から計算され、閉空間14を介して他方と接触していない部分も含んだ面積とする。)S1と、凹部13と錘部材1Bとが閉空間14を介して向き合う非接触部の合計面積(この面積は、前記対向面の全面積で基準とされた凹部13又は錘部材1Bのいずれか一方から計算される。)S2との比(S2/S1)は、好ましくは0.15以上、より好ましくは0.20以上が望ましい。他方、前記比(S2/S1)が大きくなると、凹部13と錘部材1Bとの溶接部の面積が小さくなり、固着強度が低下するおそれがあるので、好ましくは0.70以下、より好ましくは0.50以下が望ましい。
また、閉空間14において、凹部13と錘部材1Bとの間の最小離間距離である隙間kが小さくなると、ボール打撃時のヘッド本体1A側の変形により、静的には閉空間14を介することにより非接触であった凹部13と錘部材1Bとが接触し、衝撃が錘部材1Bに伝達されるおそれがある。このような観点より、閉空間14において、凹部13と錘部材1Bとの間の前記隙間kは、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.3mm以上、さらに好ましくは0.5mm以上が望ましい。なお、前記閉空間14をクラブヘッド1のスイートスポットSSよりもヘッド底部側に設ける場合には、低重心化を測る目的で、前記隙間kは好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.0mm以下、特に好ましくは1.5mm以下が望ましい。
同様の観点より、凹部13と錘部材1Bとの間の隙間kが0.50mm以上をなす非接触部の合計面積S3と、前記対向面の全面積S1との比(S3/S1)は、好ましくは0.10以上、より好ましくは0.15以上、さらに好ましくは0.20以上が望ましく、また、好ましくは0.70以下、より好ましくは0.50以下が望ましい。
錘部材1B及び凹部13の形状は、上述の態様に限定されるものではなく、種々の形状に変形して実施できる。例えば図10(a)に示されるように、錘部材1Bは、ソール部枠7bだけをのびるものでも良いし、同図(b)に示されるように、フェースの周縁部を連続して環状にのびるものでも良い。
また、図10(b)のように、錘部材1Bが、スイートスポットSSよりもヘッド上部側に設けられている場合、前記閉空間14も、クラブヘッド1のスイートスポットSSよりもヘッド上部側に設けることができる。図11(a)、(b)にはこのような閉空間14の例が示される。このような実施形態では、ヘッド上部側の重量が削減されるので、より一層のヘッド重心Gを低く位置させることができる。従って、閉空間14は、スイートスポットSSよりもヘッド上部側及びヘッド底部側の双方に設けられるのが特に望ましい。
さらに、図10(c)に示されるように、錘部材1Bは、2以上に分けて設けられても良い。この実施形態の錘部材1Bは、トウ側の錘部材1Btと、ヒール側の錘部材1Bhとを含むものが示される。
以上のようなクラブヘッド1の製造方法の一例について説明する。先ず、本実施形態では、フェース部材1A1、受け枠部1A2及び錘部材1Bがそれぞれ別個に製造される。これらは、例えば鋳造、鍛造又はプレスによる塑性変形加工等の一種又は2種以上の方法を用いて製造される。本実施形態では、フェース部材1A1がプレス成形により形成される一方、受け枠部1A2及び錘部材1Bが鋳造により製造される。なお、フェース部材1A1と受け枠部1A2とを一体に形成しても良いのは上述の通りである。
次に、錘部材1Bを、受け枠部1A2の凹部13に嵌め込むことにより、クラブヘッドの仮組体1Tを形成する工程が行われる。図3に示したように、中央凹部13cには外側壁面17が設けられていない下解放をなす。このため、錘部材1Bは、ヘッド後方から凹部13へと比較的容易に挿入でき作業性が向上する。他方、ヒール側凹部13h及びトウ側凹部13tは、いずれも底面15、内側壁面16及び外側壁面17t、17hを具えているので、錘部材1Bは、トウ側及びヒール側において三方が保持される。従って、受け枠部1A2と錘部材1Bとの接合状態が安定し、ひいては装着容易性を損ねることなく仮組み時の位置ずれや離脱が防止される。
次に、本実施形態では、図12に示されるように、プレスによって仮組体1Tに圧力を加えることにより、錘部材1B又は凹部13の少なくとも一部を塑性変形させてこれらの接合面を密着させる接合面矯正工程が行われる。
本実施形態において、仮組体1Tは、キャビティ30を有する金属製の雌型M1に載置される。例えば、仮組体15は、バックフェース側が下側かつフェース側が上側を向くようにキャビティ30に載置される。また、フェース2又は後にフェース2となるフェース仮想面VFは、実質的に水平に保持される。さらに、キャビティ30は、仕上がりヘッドのバックフェース側の外面とほぼ等しい内面30aを有する。これにより、雌型M1は、垂直力を受ける仮組体1Tを実質的に移動不能に支持できる。
次に、フェース取付部の受け面8Aの全周に例えば雄型M2を押し当てる。雄型M2には、例えば図示しない流体圧アクチュエータなどが連係しており、仮組体1Tに垂直下方の力を与える。これにより、仮組体1Tが雄型M2及び雌型M1の間で圧縮されることにより、受け枠部1A2の凹部13と錘部材1Bとを互いに強く密着させることができる。この際、受け枠部1A2及び錘部材1Bの強度の低い方あるいは両方の少なくとも一部が塑性変形する。これは、接合面における隙間やガタツキを減らし、両部材をより密に接触させる。
一般に、別々に製造される2つの部材は、それぞれ不可避的な製造誤差が生じる。このため、溶接に先立って2つの部材を嵌め合わせた際、両部材の位置がずれやすくなる他、互いの接合面を十分に接触させることができない場合があり、ひいては両部材の位置が安定しないことがある。このような状態のまま溶接を行うと、部材間に隙間が残り、使用中にこの隙間を介してヘッド本体1Aの振動が錘部材1Bに伝わって溶接部などに亀裂やクラックが生じやすくなる。これに対して、本実施形態のように、接合面矯正工程を行った場合、錘部材1Bと凹部13との嵌め合い状態が安定化し、接合面を密に接触させて溶接固着が可能となる。これは、接合部の耐久性をより一層向上させるのに役立つ。
次に、前記接合面矯正工程を経た仮組体1Tを金型から取り外し、図13に示されるように、その外面に表れる受け枠部1A2と錘部材1Bとの境界部Eを溶接する溶接工程が行われる。溶接工程には、種々の方法を用いることができ、例えばTIG溶接、プラズマ溶接、レーザー溶接又はロウ付け等が望ましい。
溶接工程の後、フェース部材1A1が、受け枠部1A2のフェース取付部8に接合されるフェース取付工程が行われる。該フェース取付工程は、図14に示されるように、接合面矯正工程で用いられた雌型M1と同様のものが用いられる。即ち、雌型M1のキャビティ30に、溶接された仮組体1Tが載置されるとともに、そのフェース取付部8にフェース部材1A1が載置される。
前記フェース取付部8の周りには、予め圧搾用の凸部25が設けられる一方、フェース部材1A1の前面の縁部には押し潰された前記凸部25が入り込むための溝状の切欠き部26が環状に設けられている。従って、ポンチM3により前記凸部25を押し潰し、その塑性変形した部分を前記切欠き部26の中に押し込むいわゆるかしめによってフェース部材1A1が受け枠部1A2に固着される。
フェース部材1A1と受け枠部1A2とを先に固着した後、受け枠部1A2の凹部13に錘部材1Bを溶接固着することもできる。しかしながら、この場合、溶接時の熱影響によってフェース部材1A1の金属組織の変成が生じ、耐久性や反発性が損なわれるおそれがある。本実施形態ではこのような不具合を防止できる。
また、フェース部材1A1をかしめといった非溶接接合によって受け枠部1A2に固着することにより、先に固着された錘部材1Bと凹部13との溶接部jの接合強度が、フェース部材の溶接時の熱によって低下するのも防止できる。
なお、前記「非溶接接合」としては、上述のカシメの他、圧入などが好ましく、いずれについても接着剤を併用しても良い。そして、しかる後、研磨や塗装といった必要な仕上げ工程を経てクラブヘッド1が製造される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は種々の態様で実施することができる。
表1の仕様に基づいてアイアン型ゴルフクラブヘッドが試作され、それらについて性能がテストされた。各例とも、別々にフェース部材、受け枠部及び錘部材が準備された。そして、ヘッド本体と錘部材とを先ず嵌め合わせてかつプレスにより圧縮して接合面矯正工程が行われた。しかる後、プラズマ溶接にてヘッド本体と錘部材とを固着し、さらにその後、フェース部材がかしめによってヘッド本体に固着された。閉空間は、ソール面側に設けられ、スイートスポットを通る垂直断面図は、図15に示される通りである。また、閉空間の水平方向(トウ・ヒール方向)の長さは、約35mmであり、溶接部の溶け込み深さは約3mmである。なお、実施例1〜3については、閉空間によって軽量化された重さ分をトウ側及びヒール側に分けて錘部材とは別の重量物を設置し、ヘッド重量を比較例と同一とした。
他方、比較例1は、図16に示されるように、閉空間を有しない構造とした。
また、表1に記載の部分以外の共通仕様等は以下の通りである。
番手:ロフト角20度、ライ角59.5度の3番アイアン
受け枠部の材料:SUS630の鋳造品
受け枠部の比重:7.8
フェース部材の材料:Ti−6Al−4Vのプレス成形品
フェース部材の比重:4.42
フェース部材の重量:35g
錘部材の材料:タングステン合金の鋳造品
なお、タングステン合金の組成は、次の通りである。
W:20wt%、Fe:15wt%、Ni:60wt%、Cr:3wt%及び残部(C、Si、Mn、N等)
錘部材の比重:9.5
次に、各クラブヘッドにSRIスポーツ社製のカーボンシャフト(MP400、フレックスS)を固着してアイアン型ゴルフクラブが製造され、これらについて耐久性、重心高さGH(図3)、左右の慣性モーメント(ヘッド重心を通る垂直軸回りの慣性モーメント)、上下の慣性モーメント(ヘッド重心を通りかつフェースと平行な水平軸回りの慣性モーメント)及び重心深度がテストされた。
耐久性テストは、各テストクラブをスイングロボットに取り付け、ヘッドスピード42m/sで市販のゴルフボール(SRIスポーツ社製の「XXIO DC(XXIOは同社の登録商標))を最大10000発打撃することにより行われた。そして、100球毎に、肉眼でクラブヘッドの損傷の有無を確認し、損傷が発生した時点でテストを終えた。
テストの結果を表1に示す。実施例のクラブヘッドは、重心が低くかつ慣性モーメントが大きいなど設計自由度が高く、かつ優れた耐久性を有することが確認できた。
Figure 0005406467
本発明の一実施形態を示す基準状態のクラブヘッドの正面図である。 その背面図である。 図2のA−A拡大断面図である。 図2のB−B拡大断面図である。 クラブヘッドの組立前の分解斜視図である。 (a)及び(b)は、図2のX−X及びY−Y断面図である。 図3の部分拡大図である。 他の実施形態を示すクラブヘッドの部分断面図である。 他の実施形態を示すクラブヘッドの部分断面図である。 (a)〜(c)は錘部材の他の実施形態を示すヘッドの背面図である。 (a)、(b)は他の実施形態を示すクラブヘッドの部分断面図である。 接合面矯正工程の一例を示す断面図である。 溶接工程後の仮組体の背面図である。 フェース部材取り付け工程を示す断面図である。 (a)〜(c)は実施例のクラブヘッドの部分断面図である。 従来のクラブヘッドの断面図である。
符号の説明
1 ゴルフクラブヘッド
1A ヘッド本体
1A1 フェース部材
1A2 受け枠部
1B 錘部材
2 フェース
3 トップ面
4 ソール面
5 トウ面
6 バックフェース面
13 凹部
13c 中央凹部
13t トウ側凹部
13h ヒール側凹部
14 閉空間

Claims (3)

  1. ボールを打撃するフェースを有しかつ金属材料からなるヘッド本体と、該ヘッド本体に溶接固着されかつ前記ヘッド本体よりも比重が大きい金属材料からなる錘部材とを含むアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、
    前記ヘッド本体には、ヘッド外面から凹む凹部が設けられ、かつ、前記錘部材は、前記凹部に装着されることにより前記ヘッド外面を形成するとともに、
    ヘッド内部には、該錘部材と前記凹部の表面とで囲まれる閉空間が形成されており、
    前記閉空間は、クラブヘッドのスイートスポットよりもヘッド底部側に設けられ、
    前記閉空間は、前記スイートスポットを含む前記フェースと直角な断面からトウ側及びヒール側にそれぞれのびており、
    前記凹部は、トウ・ヒール方向にのびている中央凹部を含み、
    前記中央凹部の凹部表面は、前記フェースと実質的に平行な底面と、該底面のヘッド内部側である内側の縁からヘッド後方にのびる内側壁面とから構成されることにより、ヘッド底部側及びヘッド後部側がともに開放された入隅状に形成され、
    前記錘部材は、前記底面と平行に向き合う奥面と、前記内側壁面と平行に向き合う内向き面とを含むことにより、前記閉空間は、前記スイートスポットを含む前記フェースと直角な断面において、凹部表面の入隅に沿って折れ曲がる断面L字状であることを特徴とするアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記スイートスポットを含む前記フェースと直角な断面において、前記錘部材の前記底面との隙間、及び、前記錘部材と前記内側壁面との隙間は、いずれも0.1〜3.0mmである請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  3. 前記凹部と前記錘部材とは、前記閉空間を除き、互いに向き合う接合面の全領域が溶接固着されている請求項1又は2に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
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