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JP5404147B2 - フレキシブルチューブ用継手 - Google Patents

フレキシブルチューブ用継手 Download PDF

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Description

本発明はフレキシブルチューブ用継手に関し、特にガス配管などに用いられるコルゲイト管にて構成されたフレキシブルチューブを接続するための継手に関する。
この種のフレキシブルチューブ用継手として、たとえば特許文献1に記載されたものがある。この継手は、一端側の筒状本体と他端側の止輪からなり、止輪の他端(挿し口)から内部に、フレキシブルチューブを構成するコルゲイト管の先端部を挿入することで、これら継手本体とコルゲイト管とが互いに接合されるように構成されている。この継手構造では、フレキシブルチューブに引き抜き方向の力がかかると、継手本体と止輪との間に内装されてコルゲイト管に外嵌される抜け止め具であるリテーナが谷部に嵌合して継手本体内のテーパ部に係止され、抜け止めされる。
たとえば特許文献1に記載されたフレキシブルチューブ用継手を、図6を参照して説明する。1はフレキシブルチューブで、薄肉のステンレス製のコルゲイト管2と、このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製のチューブ状の被覆体3とによって構成されている。コルゲイト管2において、4は山部、5は谷部である。このフレキシブルチューブ1は、コルゲイト管2の先端側で所定数の山部4につき被覆体3が取り除かれた状態で継手10に接合される。
この継手10は、筒状本体11とこの筒状本体11の同一軸心上に一体に接続される止め輪31からなり、筒状本体11は、真鍮などの金属によって形成され、その一端側に外ねじ部12が形成されて、ガス管やガス器具などの被接続体に接続することができるように構成されている。13は工具掛かり部で、外ねじ部12のねじ込み操作のために用いられる。筒状本体11の他端側の内周には、その他端側から順に、内ねじ部15と、入口側内周面16と、奥側内周面21とが形成され、さらに奥側内周面21のエンド部に奥端面19が形成されている。この奥端面19の内周端部に、コルゲイト管2を案内するための筒状突部20が他端側に突出して形成され、奥側内周面21と筒状突部20との間に、コルゲイト管2の先端部と後述のシール材とを収容する環状収容部22が形成されている。また筒状突部20の他端部外周面には、コルゲイト管2の嵌入を案内するテーパ面14が形成されている。
そして環状収容部22の内周部にコルゲイト管2の先端部分が配置され、図6(a)に示す構造において、環状収容部22のシール材23は、一端側(奥側)の標準シール材25Aと、他端側(入口側)の耐火シール材24Aとで構成される。また図6(b)に示す構造において、環状収容部22のシール材23は、一端側の耐火シール材24Bと、他端側の標準シール材25Bとで構成される。
止輪31は、真鍮などの金属によって筒状に形成されるとともに、その一端側に、筒状本体11の内ねじ部15にねじ込み可能な外ねじ部32が形成され、止輪31の他端側の外周に、外ねじ部32よりも大径の外周面33が形成されている。そして止輪31の軸心部に、フレキシブルチューブ1を挿通させるための孔部34が貫通状態で形成されている。この孔部34における止輪31の他端側の内周にパッキン35が収容され、また孔部34における止輪31の一端側内周には、この止輪31の一端側に向かって拡径するテーパ受け面36が形成されている。さらに、止輪31を筒状本体11にねじ込んだ状態においては、この止輪31内周のテーパ受け面36と筒状本体11の入口側内周面16とシール材23の端面とで囲まれる空間37が形成され、この空間37に抜け止め具である環状のリテーナ38が配置されている。
このリテーナ38は、真鍮などの金属材料により形成され、その一端側すなわち筒状本体11の奥側には、径方向内向きの突部39が形成されている。この突部39は、コルゲイト管2が継手10に挿入されたときにこのコルゲイト管2の谷部5にはまり込むことが可能とされている。またリテーナ38の外周には、止輪31のテーパ受け面36に接触可能なテーパ面40が形成されている。さらにリテーナ38は、突部39を有した一端側から他端側に向かう軸心方向の切り込みが周方向の複数の位置に形成されることで、図示の状態から突部39が拡径できるように構成されている。そしてリテーナ38の一端側の外周には、横断面が矩形状の環状溝41が形成され、この環状溝41にはリテーナ38の突部39が図示の縮径状態になるように力を及ぼすためのリングばね42がはめ込まれている。
筒状本体11の端面と、この筒状本体11よりも外側における止輪31の端面との間には、継手10の内部から外部へのガスの通過は許容するが、継手10の外部から内部への水の通過は許容しないパッキン43が設けられている。
図6は、継手10の内部に、フレキシブルチューブ1の先端部分が挿入されている状態を示している。フレキシブルチューブ1を継手10に接合する際には、フレキシブルチューブ1の先端の一定範囲で被覆体3を除去してコルゲイト管2を露出させた状態で、これを継手10の内部に挿入する。このとき、コルゲイト管2は、その先端部がリテーナ38を押し広げてこのリテーナ38の位置を通過したうえで、シール材23の内周に挿入される。このとき、コルゲイト管2の先端部は、耐火シール材24A,24Bおよび標準シール材25A,25Bの内周を通って奥端部に到達し、適当数の山部4の外周が少なくとも標準シール材25A,25Bの内周に密接している。また、リテーナ38の突部39が、コルゲイト管2におけるその先端から距離をおいた位置の谷部5にはまり込んでいる。止輪31の内部には、フレキシブルチューブ1における被覆体3の先端部がはまり込んでいる。パッキン35は、この被覆体3の外周をシールすることで、継手10の内部に水などが浸入するのを防止する。
継手10とフレキシブルチューブ1との間のシールは、通常時は軟質の標準シール材25A,25Bによって行われる。火災発生時などにおいて高温に晒されたときには、標準シール材25A,25Bは焼失するが、それに代わって耐火シール材24A,24Bがシール機能を発揮する。すなわち、耐火シール材24A,24Bは、上述のように熱膨張性の部材によって形成されているのが通例であり、高温に晒されたときに体積が増大することで、標準シール材25A,25Bの焼失などによって生じた空隙を埋め、それによって所要のシール機能を発揮する。
フレキシブルチューブ1に継手からの抜け出し力が作用した場合には、コルゲイト管2の一つの谷部5に突部39がはまり込んでいるリテーナ38の外周のテーパ面40が止輪31のテーパ受け面36に当たり、リテーナ38は止輪31から径方向内向きの反力を受ける。すると、リテーナ38とコルゲイト管2との引掛り状態が確実なものになり、これによって継手10からのフレキシブルチューブ1の抜け出しが防止される。
このようにして継手10とフレキシブルチューブ1とが接合されることでガス配管を構成することができ、このガス配管を用いてたとえばガス管とガス器具との間の配管に供することができる。
特開2007−211838号公報
上記において、常温における通常の使用時には、耐火シール材24A,24Bは、硬質であるために実質的なシール機能を発揮せず、実際には軟質の標準シール部25A,25Bのみしかシールに寄与していない。すると、環状収容部22内には、耐火シール材24A,24Bと標準シール材25A,25Bとが軸心方向に並んで配置された構成となっているために、標準シール材25A,25Bの軸心方向の長さが耐火シール材24A,24Bにより制限され、標準シール材25A,25Bが接するコルゲイト管2の山部4が1〜1.5個程度となり、シール性が十分でないという問題があった。ここで、耐火シール材24A,24Bは、高温に晒された時にコルゲイト管2に十分な接触面積を確保するために、十分な体積を確保する必要がある。
そこで本発明は、常温における通常の使用時におけるシール性を向上させることができるとともに、高温に晒されたときのシール性も十分に確保できるフレキシブルチューブ用継手を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明の請求項1に係る発明は、
同一軸心上に一体に接合された一端側の筒状本体と他端側の止輪からなり、山部と谷部を有するコルゲイト管に被覆体が外嵌されたフレキシブルチューブを、止輪の挿し口から筒状本体の内部に挿入することで、コルゲイト管を筒状本体に接合可能としたフレキシブルチューブ用継手であって、
筒状本体の奥側内周面の奥端面に、コルゲイト管の挿入を案内する筒状突部を他端側に突出させて、当該筒状突部と前記奥側内周面との間に、コルゲイト管の先端部分とシール材とを収容する環状収容部を形成し、
当該環状収容部の奥端部の全面に、耐火性能を有し高温に晒されると膨張してシール機能を発揮する耐火シール材を配置し、
前記環状収容部でコルゲイト管の先端部分の外周部に所定数の山部にわたって、耐火性能を有しないが常温でシール機能を発揮する標準シール材を配置し、
前記標準シール材を、コルゲイト管の所定数の山部外周に接する長さに形成し、
止輪に、筒状本体に装着される基端筒部と、当該基端筒部に取り付けられて透明な樹脂材料で形成された先端筒部とを設け、
前記先端筒部を、挿し口の内周に環状突部が形成された外筒部と、当該外筒部に内嵌されて前記環状突部との間に被覆体の外周面との隙間をシールするパッキンの収容溝を形成する規制筒部とで構成し、
前記規制筒部の内面に奥側が小径となる段部を形成して、この段部をコルゲイト管の先端部から一定長さで削除された被覆体の挿入を規制する規制部としたものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の構成において、
耐火シール材は、高温に晒されると、6乃至12倍の体積に膨張して奥端部の全面からコルゲイト管の先端からその外周部および内周部を包囲して接するように膨張する材料としたものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、
筒状本体と止輪との間に形成された空間部に、コルゲイト管を所定範囲で軸心方向に移動を許容するとともに抜け止めする環状の抜け止め具を設け、
標準シール材は、コルゲート管の少なくとも2個以上の山部外周に接する長さに形成されるとともに、コルゲイト管の先端部分に接した状態でコルゲイト管と共に軸心方向に移動されるように構成されたものである。
請求項1記載の構成によれば、耐火性シール材を環状収容部の奥端面全面に配置することで、必要な体積を確保しつつ、標準シール材を軸心方向に長くしてコルゲイト管の所定数の山部外周に接するように配置することができる。これにより常温における通常の使用時のシール性を向上させることができる。また高温に晒されたときには、耐火シール材を環状収容部の奥端部内で、コルゲイト管の先端を含むその内、外周側に接するように膨張させることができ、効果的にシールすることができる。
また、止輪の先端筒部を透明な樹脂により形成したので、フレキシブル管の先端から一定距離で削除したフレキシブルチューブの被覆体の先端が、規制部に当接しているかどうかを目視により確認するだけで、コルゲイト管が筒状本体の奥端部にまで達しているかどうかを確認することができ、客観的にかつ正確に判断することができる。
さらに先端筒部を、外筒部と規制筒部とで構成し、規制筒部の内面に、コルゲイト管の先端部から一定長さで削除された被覆体の挿入を規制する段部を形成して規制部としたので、樹脂製の先端筒部を機械加工することなくパッキンの収容溝を形成することで、機械加工の手間を省いて、低コスト化を図ることができる。
請求項2記載の構成によれば、高温で十分に膨張する耐火シール材を使用することで、高温に晒されたときに、耐火シール材が、環状収容部の奥端部から、筒状突部とコルゲイト管の先端部内周面の隙間と、奥側内周面とコルゲイト管の先端部外周面の空間とにそれぞれ充満され、コルゲイト管先端の内外周面を包み込むように十分な面積で接することで、効果的にシールすることができる。
請求項3記載の構成によれば、抜け止め具により、コルゲイト管の軸心方向の移動を許容して耐震性能を確保しつつ、コルゲイト管の外周部で2個以上の山部に接する標準シール材がコルゲイト管と共に移動されることで、地震発生時のシール性の低下を防止することができる。
本発明に係るフレキシブルチューブ用継手の実施例1を示す半縦断面図である。 フレキシブルチューブに引き抜き方向の負荷がかかった場合の部分縦断面図である。 フレキシブルチューブ用継手が高温に晒された場合の部分縦断面図である。 止輪の拡大縦断面図である。 フレキシブルチューブ用継手の一部を切り欠いた斜視図である。 (a)および(b)はそれぞれ従来例を示すフレキシブルチューブ用継手の半縦断面図である。
[実施例1]
以下、本発明に係る実施例1を、図面を参照して説明する。
なお、従来例と同一部材には、同一符号を付して説明を省略する。
図1に示すように、環状収容部22に収容されるシール材50は、奥端面19の全面に配置された環状の耐火シール材51と、コルゲイト管2の外周面と奥側内周面21との間で、耐火シール材51の他端側に並んで配置された標準シール材52とで構成されている。そしてこの標準シール材52の他端面は、空間37の他端側に位置している。
耐火シール材51は、たとえば熱膨張性黒鉛が混入されたニトリルゴムなどの、硬質ではあるが火災発生時などに対抗するための耐火性を有するとともに、火災発生時などの高温に晒されたときに数倍(6乃至12倍)に膨張する材料により形成されている。したがって、高温に晒されたときには、図3に示すように、耐火シール材51が環状収容部22内で奥端部から、コルゲイト管2の先端部を含みその外周部と内周部を包み込むように接して膨張し、シール性を発揮する。
また標準シール材52は、ニトリルゴムなどのように耐火性は有しないが、軟質で常温でのシール性能にすぐれた材料により形成され、コルゲイト管2の先端部分の外周部で所定数、たとえば2個以上(図では3個)の山部4の外周に接する長さに形成されている。これは、限られた環状収容部22において、耐火シール材51が環状収容部22の奥端部の全面、すなわち筒状突部20の外周面から奥側内周面21にわたって配置されていることから、耐火シール材51が軸心方向に短くても、膨張によるシールに必要な体積を確保できる。このため、標準シール材52の軸心方向の長さを、十分に長くできるためである。
ここで、図2に示すように、地震などによりフレキシブルチューブ1が引き抜かれる方向の負荷を受けた場合であっても、コルゲイト管2がリテーナ38により係止されるとともに、標準シール材52がコルゲイト管2と共に移動し、コルゲイト管2の3個以上の山部4の外周に接した状態を維持することでシール性を保持することができる。
止輪61は、真鍮などの金属と透明樹脂の複合体で筒状に形成されている。すなわち、筒状本体11に接合される金属製の基端筒部63と、この基端筒部63の他端側に嵌合固定されて外側からフレキシブルチューブ1が目視可能な透明な樹脂製の先端筒部64とで構成されている。
前記基端筒部63に、図4に示すように、筒状本体11の内ねじ部15にねじ込み可能な外ねじ部62が形成されている。また基端筒部63の外周部に一端側の大径部65と、この大径部65から段部を介して他端側に形成された小径部66とが設けられ、この小径部66には、段部に所定間隔をあけて2本の環状の係止溝67が形成されている。
先端筒部64は、外周側に配置される外筒部70と、外筒部70の孔部71に内嵌めされて所定位置に配置される規制筒部72とで構成されている。外筒部70には、外ねじ部62よりも大径の外周面73と孔部71とが形成されている。また外筒部70の他端側に、基端筒部63の小径部66に外嵌されて接着されシールされる連結筒部75と、この連結筒部75の一端側の内周面に沿って中心側に突設されて係止溝67にそれぞれ嵌合される環状爪部76とが設けられている。さらに挿し口30に対応して孔部71の内周部に略三角形断面の環状突起77が突設されている。
前記規制筒部72は、他端側の内周コーナ部にフレキシブルチューブ1を案内するための湾曲面78と、フレキシブルチューブ1の被覆体3の挿入を許容する大径孔部79が形成されている。またこの大径孔部79に、規制段部(規制部)81を介して、一端側に被覆体3の挿入を規制する小径孔部80が形成されて規制部を構成している。
そして、外筒部70の孔部71内で環状突部77と規制筒部72との間に、リング状のパッキン82の収容溝83が形成されている。このパッキン82は、内周側に周方向に沿ってシール片が突出されるT字形断面で、被覆体3の外周面と止輪31との隙間をシールして水などの浸入を防止している。
ところで、樹脂製の先端筒部64(外筒部70と規制筒部72)を一体成形した場合、成形により同時に収容溝83を形成することができない。このため、成形後に機械加工により収容溝83を形成する必要があり、これにより製造工程が複雑化して製造コストが嵩む。しかし、本発明では、先端筒部64を、外筒部70と規制筒部72の2つの部品として、それぞれ成形した後に所定位置に嵌合させたままか、または嵌合して接する面を接着剤などにより固定することで、製造工程を単純化し、製造コストを低減させている。
この状態の継手10に、コルゲイト管2の先端が谷部5で切管され、かつコルゲイト管2の先端から所定距離だけ基端側で被覆体3が取り除かれた状態のフレキシブルチューブ1を、止輪61の挿し口30から小径孔部80を介して筒状本体11内に挿入する。
すると、コルゲイト管2の先端の山部4がリテーナ38の突部39を押し広げてこの突部39の位置を通過し、標準シール材52の内周に圧入されるとともに、コルゲイト管2の先端が耐火シール材51に近接する位置まで押し込まれて環状収容部22に収容される。この時、外筒部70および規制筒部72が透明な樹脂により形成されていることから、被覆体3の先端を目視することができるとともに、フレキシブルチューブ1が、コルゲイト管2の先端から一定距離で被覆体3が削除されていることから、目視により被覆体3の先端が規制段部81に当接または近接していることを確認すると、コルゲイト管2の先端が耐火シール材51に近接する位置まで圧入されていることになる。したがって、この被覆体3の先端の位置を、目視により外筒部70および規制筒部72を通して確認することにより、フレキシブルチューブ1と継手10とが正常に接合されていることを正確に確認することができる。
また環状収容部22では、コルゲイト管2の先端面に対向して奥端面19の全面に耐火シール材51が配置されたことから、耐火シール材51の体積を確保しつつ耐火シール材51の軸心方向の長さを小さくし、その分、標準シール材52の軸心方向の長さを、少なくともコルゲイト管2の3個の山部4に接するように形成することができる。これにより常温における通常の使用時のシール性を向上させることができる。
またコルゲイト管2に軸心方向に沿って引き抜き方向の負荷が発生した場合、コルゲイト管2の軸心方向の移動が所定範囲で許容されると共にリテーナ38により抜け止めされるが、この時、コルゲイト管2の外周部で3つの山部4に接する標準シール材52が環状収容部22内でコルゲイト管2と共に所定範囲で移動されるので、地震発生時などのようにフレキシブルチューブ1を軸心方向に引き出す負荷がかかっても、シール性の低下を防止することができる。
さらに継手10が高温に晒されたとき、耐火シール材51が環状収容部22の奥端部全面から、コルゲイト管2の内周面と筒状突部20との隙間、およびコルゲイト管2の外周面と奥側内周面21との空間部に沿って膨張され、耐火シール材51が環状収容部22内に充満されてコルゲイト管2の先端部とその内、外周面を包囲して接することから、コルゲイト管2と筒状本体11の隙間を効果的にシールすることができる。
1 フレキシブルチューブ
2 コルゲイト管
3 被覆体
4 山部
10 継手
11 筒状本体
19 奥端面
20 筒状突部
21 奥側内周面
22 環状収容部
38 リテーナ
50 シール材
51 耐火シール材
52 標準シール材
61 止輪

Claims (3)

  1. 同一軸心上に一体に接合された一端側の筒状本体と他端側の止輪からなり、山部と谷部を有するコルゲイト管に被覆体が外嵌されたフレキシブルチューブを、止輪の挿し口から筒状本体の内部に挿入することで、コルゲイト管を筒状本体に接合可能としたフレキシブルチューブ用継手であって、
    筒状本体の奥側内周面の奥端面に、コルゲイト管の挿入を案内する筒状突部を他端側に突出させて、当該筒状突部と前記奥側内周面との間に、コルゲイト管の先端部分とシール材とを収容する環状収容部を形成し、
    当該環状収容部の奥端部の全面に、耐火性能を有し高温に晒されると膨張してシール機能を発揮する耐火シール材を配置し、
    前記環状収容部でコルゲイト管の先端部分の外周部に所定数の山部にわたって、耐火性能を有しないが常温でシール機能を発揮する標準シール材を配置し、
    前記標準シール材を、コルゲイト管の所定数の山部外周に接する長さに形成し、
    止輪に、筒状本体に装着される基端筒部と、当該基端筒部に取り付けられて透明な樹脂材料で形成された先端筒部とを設け、
    前記先端筒部を、挿し口の内周に環状突部が形成された外筒部と、当該外筒部に内嵌されて前記環状突部との間に被覆体の外周面との隙間をシールするパッキンの収容溝を形成する規制筒部とで構成し、
    前記規制筒部の内面に奥側が小径となる段部を形成して、この段部をコルゲイト管の先端部から一定長さで削除された被覆体の挿入を規制する規制部とした
    ことを特徴とするフレキシブルチューブ用継手。
  2. 耐火シール材は、高温に晒されると、6乃至12倍の体積に膨張して奥端部の全面からコルゲイト管の先端からその外周部および内周部を包囲して接するように膨張する材料とした
    ことを特徴とする請求項1記載のフレキシブルチューブ用継手。
  3. 筒状本体と止輪との間に形成された空間部に、コルゲイト管を所定範囲で軸心方向に移動を許容するとともに抜け止めする環状の抜け止め具を設け、
    標準シール材は、コルゲート管の少なくとも2個以上の山部外周に接する長さに形成されるとともに、コルゲイト管の先端部分に接した状態でコルゲイト管と共に軸心方向に移動されるように構成された
    ことを特徴とする請求項1または2記載のフレキシブルチューブ用継手。
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