JP5392550B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Description
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、省エネルギに寄与することができ、耐久性に優れた車両用操舵装置を提供することを目的とする。
図1は本発明の一実施の形態の荷役車両としてのフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。図1を参照して、フォークリフト1は、車体2と、その車体2の前部に設けられた荷役装置3と、車体2の後部に設けられたカウンタウェイト4と、車体2を支持する駆動輪としての前輪5および転舵輪としての後輪6と、例えばエンジンを含む車両の駆動源7と、油圧源としての油圧ポンプ8と、後輪6を転舵するための車両用操舵装置9とを備えている。
車両用操舵装置9は、上記操舵部材10と、操舵部材10の操作に応じて転舵輪としての後輪6を転舵するための例えば電動モータからなり、制御手段としてのECU11(電子制御ユニット)によって駆動制御される転舵アクチュエータ12と、操舵部材10に操舵反力を付与する例えば電動モータからなり、ECU11によって駆動制御される反力アクチュエータ13とを備えている。また、車両用操舵装置9は、操舵部材10の操舵角を検出する操舵角センサ14と、後輪6の転舵角を検出する転舵角センサ15とを備えている。
転舵アクチュエータ12の出力軸の回転は、伝達機構18を介して減速されて、支持部材16に伝達される。その伝達機構18は、転舵アクチュエータ12の出力軸とは同行回転する例えば駆動ギヤからなる駆動部材19と、回転軸線C1の回りに支持部材16とは同行回転可能に設けられ、上記駆動ギヤに噛み合う例えば従動ギヤからなる従動部材20とを有している。伝達機構18および転舵アクチュエータ12によって、転舵機構A1が構成されている。
フォークリフト1は、運転座席21を含む運転室22を備えている。運転室22は、車体2上にフレーム23によって取り囲まれた状態で形成されている。
運転室22の前部において、運転室22の底面22a上には、操作スタンド35が設けられており、運転室22の後部には、上記運転座席21が固定されている。
具体的には、チェーン44の他端44bに一端が係止されたワイヤ46が、アウターマスト24に回転可能に支持されたワイヤドラム47に巻き取られており、フォーク27とともにチェーン44の他端44bが昇降すると、ワイヤ46がワイヤドラム47から巻き出されたり、巻き戻されたりする。このとき、ECU11は、ワイヤドラム47の回転数をストロークセンサ45としてのロータリエンコーダで検出し、その検出値に基づいてワイヤ46のワイヤドラム47からの巻き出し量を算出し、その算出値に基づいて、地表面48からのフォーク27の高さである積載部高さHを検出する。
また、ECU11は、昇降操作レバー位置センサ50から入力された昇降操作レバー36の位置に応じて、油圧ポンプ8からリフトシリンダ31への作動油の供給を制御する昇降用制御弁53に制御信号を出力する。
また、ECU11は、前進/後進切替スイッチ52が前進へ切り替えられることに応じて前進クラッチ用制御弁55に制御信号を出力し、前進クラッチを作動させるための油圧シリンダに、油圧ポンプ8からの作動油が供給されるようにする。
図4はECU11の主たる動作を示すフローチャートである。図4を参照して、ECU11は、まず、ステップS1において、エコ運転モード選択スイッチ57からの信号に基づいてエコ運転モードが選択されているか否かを判定する。
次いで、ステップS4において、車速Vが所定の車速値V0 (V0 は例えば5Km/h)未満か否かを判定する。すなわち、停車(V=0)または微速走行(0<V<V0 )しているか否かが判定される。
ステップS5において、操舵角θH の絶対値|θH |が所定の操舵角値θH0未満(|θH |<θH0すなわち、−θH0<θH <θH0)である場合(ステップS5においてNOである場合)には、ステップS7に進む。そのステップS7では、操舵角θH に基づいて目標転舵角θW * が通常設定される。具体的には、係数k(図5のマップの傾きに相当)として、式θW * =k・θH を用いて、目標転舵角θW * が設定される。図5では、操舵角θH に目標転舵角θW * が比例する場合を示したが、目標転舵角θW * は操舵角θH の関数式で表されるものであればよい。その後、ステップS10に進む。
本実施の形態によれば、例えば停車中(V=0)あるいは微速走行(V<V0 )のときに大きな操舵角θH の操舵がなされた場合、目標転舵角θW * が、制限を受けていない通常値θWA * (または−θWA * )と零との間の所定の制限値θW0 * (または−θW0 * )に制限されるので、実際の転舵角θW の絶対値が過度に大きくなることがない。したがって、次に停車時から発進するとき、または微速から走行速度を増加させるときに、転舵角θW の絶対値が過度に大きい状態で走行するようなことがない。その結果、これら発進時等の走行抵抗を低減でき、省エネルギに寄与することができる。すなわち、燃費が向上し、一度の給油での走行可能距離を延長することができる。また、転舵輪としての後輪6を支持する支持部材16の負荷を小さくでき、耐久性が向上する。
次いで、図6および図7は本発明の別の実施の形態を示している。図6を参照して、本実施の形態が図3の実施の形態と異なるのは、車両の加速を推定する車両加速推定手段として、アクセル開度を検出するアクセルセンサ58を設けた点にある。アクセルセンサ58からの信号はECU11に入力され、ECU11では、アクセルセンサ58からの信号に基づいて、車両の加速を推定する。換言すると、ECU11では、アクセルセンサ58からの信号に基づいて、運転者による加速の意図を検出する。アクセルセンサ58としては、アクセルペダル40の踏み込みストローク量を検出するストロークセンサを用いることができる。
図7を参照して、本実施の形態が図5の実施の形態と異なるのは、ステップS3とステップS4との間に、ステップS31〜ステップS33を追加した点にある。すなわち、ステップS31では、車速センサ49による車速値を時間微分して求められた車両加速度V’が正であるか否かが判定される。すなわち、車両加速度が正である(V’>0)ときは、車両が加速状態にあると判定する。
車両加速度が正である(V’>0)と判定された場合(ステップS31においてYESの場合)、および、アクセル開度Pが所定のアクセル開度値P0 以上である(P≧P0 )と判定された場合(ステップS32においてYESの場合)には、ステップS33に進む。
また、ステップS32において、アクセル開度Pが所定のアクセル開度値P0 未満(P<P0 )である場合(ステップS32においてNOの場合)には、ステップS33をスキップしてステップS4に移行する。
また、図6および図7の実施の形態において、ステップS31およびステップS32の何れか一方を廃止するようにしてもよい。ステップS32を廃止する場合、アクセルセンサ58を廃止することになる。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
Claims (2)
- 荷役装置を備えた荷役車両を操舵するための車両用操舵装置において、
操舵部材の操舵角を検出する操舵角検出手段と、
荷役車両の車速を検出する車速検出手段と、
転舵輪を転舵するための転舵アクチュエータと、
目標転舵角に基づいて転舵アクチュエータを制御する制御手段と、を備え、
上記制御手段は、車速検出手段により検出された車速が所定の車速値未満で且つ操舵角検出手段により検出された操舵角の絶対値が所定の操舵角値以上のときに、上記目標転舵角を、操舵角検出手段により検出された操舵角に応じた通常値と零との間の値であって且つ上記所定の操舵角値に対応する目標転舵角の値に相当する所定の制限値に制限し、目標転舵角が上記所定の制限値に制限されている場合に検出された車速が上記所定の車速値以上になったときに、目標転舵角を上記所定の制限値から上記通常値まで漸次変化させ、
運転者が手動で操作可能な操作スイッチをさらに備え、
上記制御手段は、上記操作スイッチが操作されることに応じて、上記所定の車速値および上記所定の操舵角値の少なくとも一方を変更する機能を有することを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1において、上記制御手段は、荷役車両の加速を検出または推定したときに、上記所定の操舵角値を零に近づけることを特徴とする車両用操舵装置。
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