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JP2010132379A - 荷役車両 - Google Patents

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JP2010132379A JP2008307767A JP2008307767A JP2010132379A JP 2010132379 A JP2010132379 A JP 2010132379A JP 2008307767 A JP2008307767 A JP 2008307767A JP 2008307767 A JP2008307767 A JP 2008307767A JP 2010132379 A JP2010132379 A JP 2010132379A
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Abstract

【課題】運転者の作業負担を十分に軽減でき、運転し易い荷役車両を提供する。
【解決手段】フォークリフト1は、運転座席10を回転中心C1として回転可能なユニット11を備える。ユニット11は、運転座席10、操舵部材24、各種の操作レバー36〜38、各種のペダル41〜43、確認ミラー39を含む。前進/後進切替レバー38が後退に切り替えられると、ユニット11を、運転座席10が車両前方X1に向く第1の位置〔図2(a)参照〕から、回転中心C1の回りに所定の回転角度回転させた第2の位置〔図2(b)参照〕に変位させる。
【選択図】図2

Description

本発明は荷役車両に関するものである。
フォークリフト等の荷役車両では、運転座席に着座した運転者の右側に、荷役装置の昇降操作レバーがあり、左側にステアリングハンドル(操舵部材)がある。したがって、運転者は、ステアリングハンドルを左手で握りつつ、昇降操作レバーを右手で操作している。
通例、フォークリフトでは、車体の前部に荷役装置を備えているため、積載された荷物によって前方の視界が妨げられることがある。このため、荷物の移送に際して、後退走行する場合が多い。
荷役車両が後退走行するときには、運転者は、左手でステアリングハンドルを握りつつ、右腕を運転座席の背持たれの上部に掛け、右肩が後方に向くように上半身を右側に捩じった運転姿勢で、後方を視認しながら運転している。
このように後方視認のために上半身をねじった窮屈な運転姿勢を保持することは、運転者にとって、作業負担が大きい。
一方、運転座席から距離を隔てた旋回軸線を中心として、具体的には、フットペダルの位置に配置された旋回軸線を中心として、運転座席を旋回させるようにしたフォークリフトが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開平10−7395号公報
しかしながら、運転座席から距離を隔てた旋回軸線を中心として、運転座席を旋回させた場合、運転座席に着座している運転者は、旋回によって大きな慣性力を受ける。したがって、運転座席の旋回の際に、運転者は、上記慣性力に抗して姿勢を保持する必要がある。このため、運転者の作業負担の軽減が不十分である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、運転者の作業負担を十分に軽減でき、運転し易い荷役車両を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、昇降可能な積載部(17)を有する荷役装置(3)を車体(2)の前部に備えた荷役車両(1)において、運転座席(10)を含み、上記車体によって上記運転座席を回転中心(C1)として回転可能に支持されたユニット(11)と、上記ユニットを上記回転中心回りに回転させる駆動機構(12)と、所定の条件が満たされたときに、上記ユニットを上記回転中心回りの所要の位置に変位させるように上記駆動機構を制御する制御部(13)と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明では、運転座席を含むユニットの向きを変更することができるので、運転者が無理な姿勢をとらずとも十分な視認性を確保することができる。特に、ユニットが運転座席を回転中心として回転されるので、ユニットの回転時に、運転座席に着座している運転者が受ける回転慣性を格段に少なくすることができる。したがって、運転者の作業負担を十分に軽減することができる。なお、上記において、「運転座席を回転中心として」とは、「車両の平面視において、運転座席が配置される領域内に、回転中心が配置される」ことを意味する。
また、車両の後退を検出するための後退検出手段(61)を備え、上記制御部は、上記後退検出手段によって車両の後退が検出されたときに、上記ユニットを、上記運転座席が車両前方に向く第1の位置から上記回転中心の回りに所定の回転角度回転させた第2の位置に変位させるように、上記駆動機構を制御する場合がある(請求項2)。この場合、車両が後退するときに、ユニットを第2の位置に変位させることにより、運転者は、無理に上半身を捩じったりしなくても車両の後方を容易に視認することができる。しかも、第1の位置から第2の位置に変位するときに、運転者が受ける回転慣性を格段に少なくすることができ、運転者の作業負担を十分に軽減することができる。
また、車両の前進を検出するための前進検出手段(61)を備え、上記制御部は、上記前進検出手段によって車両の前進が検出されたときに、上記ユニットが上記第2の位置にあることを条件として、上記ユニットを上記第1の位置に戻すように上記駆動機構を制御する場合がある(請求項3)。この場合、車両が後退した後、前進するときに、ユニットを、運転座席が車両前方を向く第1の位置に戻すことにより、走行方向の前方の視認性を確保することができる。
また、上記ユニットの位置をロックするロック機構(52)を備える場合がある(請求項4)。この場合、ユニットの位置のロックにより運転座席の向きが固定されるので、運転者の姿勢が安定し、操縦や車両駆動の操作がし易くなる。
また、上記ユニットは、運転者が手または足で操作するための複数の操作要素(24,36,37,38,41,42,43)および確認ミラー(39)のうちの少なくとも1つを含む場合がある(請求項5)。この場合、操作要素等を運転座席を回転中心として運転座席とともに回転変位させるので、運転者の運転し易さが格段に向上する。操作要素としては、ステアリングホイール等の操舵部材、荷役装置の載置部を昇降操作するための昇降操作レバー、荷役装置を傾動させるためのチルト操作レバー、車両の前進/後進を切り替える前進/後進切替レバー、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルおよび各種スイッチを例示することができる。操舵部材、各種レバーおよび各種スイッチは、手によって操作され、アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダルは、足によって操作される。確認ミラーは、主に後方を確認するためのミラーである。
上記ユニットは操舵部材(24)を含み、上記操舵部材と転舵輪(6)との間の機械的な連結が断たれている場合がある(請求項6)。この場合、ユニットの位置が変更されたときに、運転者が操舵部材を容易に操作することができる。また、操舵部材と転舵輪との間の機械的な連結が断たれているので、操舵部材を運転座席とともに回転させることに困難性がない。
なお、上記において、括弧内の英数字は、後述する実施形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明の好ましい実施の形態の添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の荷役車両としてのフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。
図1を参照して、フォークリフト1は、車体2と、その車体2の前部に設けられた荷役装置3と、車体2の後部に設けられたカウンタウェイト4と、車体2を支持する駆動輪としての前輪5および転舵輪としての後輪6と、例えばエンジンを含む車両の駆動源7と、油圧源としての油圧ポンプ8と、後輪6を転舵するための操舵装置9とを備えている。
また、フォークリフト1は、運転座席10を含み、車体2によって鉛直な回転中心C1の回りに回転可能に支持されたユニット11と、そのユニット11を上記回転中心C1の回りに回転させるユニット駆動機構12と、そのユニット駆動機構12を制御する制御部としてのECU(電子制御ユニット)13とを備えている。ECUには、マイクロコンピュータを構成するCPU、ROMおよびRAMの他、各種インターフェース、各種ドライバが内蔵されている。
図示していないが、エンジン等の駆動源7の動力は、トルクコンバータを経て、前後進切替および変速動作を行うトランスミッションに伝達され、さらに、デファレンシャルを経て左右の前輪5(駆動輪)に伝達されるようになっている。トランスミッションには、前進クラッチおよび後進クラッチが内蔵されている。
荷役装置3は、車体2によって、下端部14aを中心として傾動可能に支持された左右一対のアウターマスト14と、そのアウターマスト14によって昇降可能に支持されたインナーマスト15と、アウターマスト14によって昇降可能に支持されたリフトブラケット16と、そのリフトブラケット16に取り付けられ、荷物を積載する積載部としての左右一対のフォーク17とを備えている。
アウターマスト14の所定部と車体2の所定部との間に、チルトシリンダ18が介在している。チルトシリンダ18は、車体2の所定部に揺動可能に連結された一端を有するシリンダ本体19と、シリンダ本体19の他端から突出するロッド20とを有している。ロッド20の先端は、アウターマスト14の所定部に揺動可能に連結されている。チルトシリンダ18のロッド20の伸縮動作に伴って、アウターマスト14が、直立姿勢および傾動姿勢に変位されるようになっている。
また、アウターマスト14をガイドとしてインナーマスト15を昇降させるためのリフトシリンダ21が設けられている。リフトシリンダ21は、アウターマスト14に固定されたシリンダ本体22と、シリンダ本体22から突出するロッド23とを有している。ロッド23の先端は、インナーマスト15の所定部に設けられた取付部15aに固定されている。
操舵装置9は、ノブ付きの手回しハンドルである操舵部材24と転舵輪である後輪6との間の機械的な連結が断たれた、いわゆるステアバイワイヤ式の操舵装置として構成されている。転舵輪として、単一の後輪6を車体2の左右方向の中央に設けてもよいし、車体2の左右にそれぞれ後輪6を設けてもよい。
操舵装置9は、後輪6を転舵するための例えば電動モータからなる操舵アクチュエータ25と、操舵部材24に操舵反力を付与する例えば電動モータからなる反力アクチュエータ26と、操舵部材24の操舵角を検出する操舵角センサ27と、後輪6の転舵角を検出する転舵角センサ28とを備えている。
転舵輪としての後輪6は、ほぼ鉛直な支持部材29によって回転可能に支持されている。その支持部材29は、車体2に保持された軸受30を介して、ほぼ鉛直な回転軸線C2の回りに回転可能に支持されている。
操舵アクチュエータ25の出力軸の回転は、伝達機構31を介して減速されて、支持部材29に伝達される。その伝達機構31は、操舵アクチュエータ25の出力軸とは同行回転する例えば駆動ギヤからなる駆動部材32と、回転軸線C2の回りに支持部材29とは同行回転可能に設けられ、上記駆動ギヤに噛み合う例えば従動ギヤからなる従動部材33とを有している。
上記ユニット11は、車体2上に載置されたユニット本体34を備えている。そのユニット本体34の前部には、操作スタンド35が設けられており、ユニット本体34の後部には、上記の運転座席10が固定されている。運転座席10は、座部10aと、背もたれ部10bとを有している。
上記操作スタンド35には、運転者が手で操作するための複数の操作要素として、上記操作部材24と、フォーク17を昇降させるための昇降操作レバー36と、アウターマスト14を揺動させるためチルト操作レバー37と、前進/後進切替レバー38とが設けられている。また、操作スタンド35には、主に後方を確認するための確認ミラー39が固定されている。また、操作スタンド35には、図示しない各種のスイッチ類が設けられている。
また、操作スタンド35の基部近傍において、ユニット本体34の底部40上には、運転者が足で操作するための複数の操作要素として、アクセルペダル41、ブレーキペダル42、クラッチペダル43が設けられている。アクセルペダル41、ブレーキペダル42およびクラッチペダル43は、実際には紙面に垂直な方向(車両の左右方向に相当)に横並びで並べて配置されているが、図1では、模式的に示してある。
ユニット本体34の底部40と車体2との間には、1または複数の転動部材44が介在しており、ユニット11が運転座席10を回転中心C1として回転するときに、小さな駆動力でスムーズに回転できるようになっている。
ここで、「運転座席10を回転中心C1として」とは、「車両の平面視において、運転座席10が配置される領域内に、回転中心C1が配置されている」ことを意味する。回転中心C1は、好ましくは、運転座席10の座部10aの領域内に、より好ましくは、座部10aのうち運転者の臀部を支える領域内に配置される。
ユニット11のユニット本体34から下方に、ユニット11とは同行回転する支軸45が突出しており、その支軸45は、車体2によって保持された軸受46によって、回転可能に支持されている。支軸45の中心軸線が上記回転中心C1に一致している。
ユニット11を回転中心C1の回りに駆動するための上記ユニット駆動機構12は、例えば電動モータであるユニット回転用アクチュエータ47と、そのユニット回転用アクチュエータ47の出力軸の回転を減速してユニット11に伝達する伝達機構48とを備えている。
その伝達機構48は、ユニット回転用アクチュエータ47の出力軸とは同行回転可能に設けられた例えば駆動ギヤからなる駆動部材49と、上記支軸45とは上記回転中心C1の回りに同行回転可能に設けられ、上記駆動ギヤに噛み合う例えば従動ギヤからなる従動部材50とを備えている。
上記ユニット駆動機構12の働きで、ユニット11は、運転座席10が図2(a)に示すように車両前方X1に向く第1の位置と、第1の位置から図2(b)に示すように回転中心C1を中心として時計回り方向に所定の回転角度だけ回転された第2の位置とに変位されるようになっている。
なお、図2(a)および(b)において、操作要素としての昇降操作レバー36、チルト操作レバー37、前進/後進切替レバー38、アクセルペダル41、ブレーキペダル42およびクラッチペダル43のレイアウトについては、模式的に示してある。
再び図1を参照して、車体2に対する回転中心C1回りのユニット11の回転位置を検出するためのユニット回転位置センサ51が設けられている。そのユニット回転位置センサ51は、例えば、車体2およびユニット本体34の互いの対向部に配置されている。具体的には、車体2に固定された固定部51aと、固定部51aに対向する状態でユニット本体34とは同行移動可能に取り付けられた可動部51bとを有している。
また、フォークリフト1は、車体2に対してユニット本体34を第1の位置および第2の位置にロックするためのロック機構52を備えている。そのロック機構52は、ロック部材53を備えており、そのロック部材53は、車体2に固定された本体53aと、本体53aに内蔵されたロック機構用ソレノイドの働きで伸縮するロック軸53bとを備えている。
また、ロック機構52は、図3に示すように、ユニット本体34の下面に、ロック軸53bが係合する第1のロック孔54と、第2のロック孔55とを有している。ロック軸53bが第1のロック孔54に嵌合されたときに、ユニット11が第1の位置にロックされ、ロック軸53bが第2のロック孔55に嵌合されたときに、ユニット11が第2の位置にロックされる。
フォーク17を昇降させる動作の原理を概念的に示す図4を参照して、インナーマスト15の上部には、スプロケット56が回転可能に支持されており、そのスプロケット56には、チェーン57が巻き掛けられている。そのチェーン57の一端57aが、アウターマスト14に設けられた固定部14bに固定され、チェーン57の他端57bが、リフトブラケット16に固定されている。これにより、リフトブラケット16およびフォーク17が、チェーン57を用いて懸架されている。
リフトシリンダ21のロッド23の伸長に伴って、インナーマスト15が上昇すると、スプロケット56がアウターマスト14の固定部14bに対して上昇し、チェーン57を介して、リフトブラケット16および積載部としてのフォーク17を上昇させる。地表面に対するフォーク17の上昇量は、リフトシリンダ21のロッド23の伸長量の2倍となる。
図5はフォークリフト1の主たる電気的構成を示すブロック図である。図5を参照して、ECU13には、操舵角センサ27、転舵角センサ28、車速センサ58、ユニット回転位置センサ51、昇降操作レバー36の位置を検出する昇降操作レバー位置センサ59、チルト操作レバー37の位置を検出するチルト操作レバー位置センサ60、および前進/後進切替レバー38の切替に応じて作動する前進/後進切替スイッチ61のそれぞれから信号が入力されるようになっている。
また、ECU13から、操舵アクチュエータ25、反力アクチュエータ26、ユニット回転用アクチュエータ47、ロック機構用ソレノイド62、油圧ポンプ8からリフトシリンダ21への作動油の供給を制御する電磁式の比例制御弁からなる昇降用制御弁63、油圧ポンプ8からチルトシリンダ18への作動油の供給を制御する電磁式の比例制御弁からなるチルト用制御弁64、前進クラッチを係合/離脱させるための油圧シリンダに作動油の供給を制御する電磁式比例制御弁からなる前進クラッチ用制御弁65、および後進クラッチを係合/離脱させるための油圧シリンダに作動油の供給を制御する電磁式比例制御弁からなる後進クラッチ用制御弁66のそれぞれに信号が出力されるようになっている。
ECU13は種々の制御を実行する。例えば、ECU13は、操舵角センサ27から入力した操舵角および車速センサ58から入力した車速に基づいて目標転舵角を決定し、転舵角センサ28から入力した転舵角を上記目標転舵角に近づけるように、操舵アクチュエータ25を駆動制御する(すなわち操舵制御を実施する)。
また、ECU13は、路面反力に応じた操舵反力を操舵部材24に与えるためのトルクを反力アクチュエータ26によって発生させるべく、操舵角センサ27から入力された操舵角および車速センサ58から入力された車速に基づいて、反力アクチュエータ26を駆動制御する(すなわち反力制御を実施する)。
また、ECU13は、昇降操作レバー位置センサ59から入力された昇降操作レバー36の位置に応じて、油圧ポンプ8からリフトシリンダ21への作動油の供給を制御する昇降用制御弁63に制御信号を出力する。
また、ECU13は、チルト操作レバー位置センサ60から入力されたチルト操作レバー37の位置に応じて、油圧ポンプ8からチルトシリンダ18への作動油の供給を制御するチルト用制御弁64に制御信号を出力する。
また、ECU13は、前進/後進切替スイッチ61が前進へ切り替えられることに応じて前進クラッチ用制御弁65に制御信号を出力し、前進クラッチを作動させるための油圧シリンダに、油圧ポンプ8からの作動油が供給されるようにする。
また、ECU13は、前進/後進切替スイッチ61が後進へ切り替えられることに応じて後進クラッチ用制御弁66に制御信号を出力し、後進クラッチを作動させるための油圧シリンダに、油圧ポンプ8からの作動油が供給されるようにする。
図6はECU13の主たる動作を示すフローチャートである。図6を参照して、ステップS1において、前進/後進切替スイッチ61からの信号を入力し、ステップS2において、後退切替か否かを判定する。ステップS2において、後退切替が検出された場合(ステップS2にてYESの場合)には、ステップS3において、ユニット回転位置センサ51からの信号を入力し、ステップS4において、ユニット11が第1の位置(運転座席10が車両前方X1を向くユニット11の位置に相当)にある否かを判定する。
ステップS4においてYESと判定されること(すなわち、ユニット11が、第1の位置にあること)を条件として、ユニット11を第2の位置へ移動させる。具体的には、ステップS5において、ロック機構52によるユニット11に対するロックを解除した後、ステップS6において、ユニット回転用アクチュエータ47を駆動してユニット11を第2の位置へ移動させる。その後、ステップS7において、ユニット11を第2の位置にロックする。
一方、ステップS2において、後退切替が検出されない場合(ステップS2においてNOの場合)には、ステップS8において、前進切替か否かを判定する。ステップS8において、前進切替が検出された場合(ステップS8においてYESの場合)には、ステップS9において、ユニット回転位置センサ51からの信号を入力し、ステップS10において、ユニット11が第2の位置にある否かを判定する。
ステップS10においてYESと判定されること(すなわち、ユニット11が第2の位置にあること)を条件として、ユニット11を第1の位置に移動させる。具体的には、ステップS11において、ロック機構52によるユニット11に対するロックを解除した後、ステップS12において、ユニット回転用アクチュエータ47を駆動してユニット11を第1の位置へ移動させる。その後、ステップS13において、ユニット11を第1の位置にロックする。
本実施の形態によれば、運転座席10を含むユニット11の向きを変更することができるので、運転者が無理な姿勢をとらずとも十分な視認性を確保することができる。特に、ユニット11が運転座席10を回転中心C1として回転されるので、ユニット11の回転時に、運転座席10に着座している運転者が受ける回転慣性を格段に少なくすることができる。したがって、運転者の作業負担を十分に軽減することができる。
また、車両の後退が検出されたときに、ユニット11を、当該ユニット11の運転座席10が車両前方X1を向く第1の位置〔図2(a)参照〕から所定角度回転させた第2の位置〔図2(b)参照〕に変位させるので、運転者は、無理に上半身を捩じったりしなくても車両の後方を容易に視認することができる。しかも、第1の位置から第2の位置に変位するときに、運転者が受ける回転慣性を格段に少なくすることができ、運転者の作業負担を十分に軽減して、運転者の疲労を軽減することができる。
また、車両の後退の検出を、前進/後進切替レバー38に接続された前進/後進切替スイッチ61に基づいて行う。すなわち、車両が後退を開始する前に、後退への切替を検出して、ユニット11を第2の位置へ移動させるので、後方への視認性を十分に高めた後に、後退を始めることができる。この点からも運転者の疲労を少なくすることができる。
また、車両が後退したのち、前進するときに、ユニット11を、運転座席10が車両前方X1を向く第1の位置に戻すことにより、走行方向の前方の視認性を確保することができる。
また、ロック機構52によって、ユニット11を第1の位置および第2の位置にロックすることができる。ユニット11の位置のロックにより運転座席10の向きが固定されるので、運転者の姿勢が安定し、操縦や車両駆動の操作がし易くなる。
また、上記ユニット11には、運転者が手または足で操作するための複数の操作要素および確認ミラー39が含まれている。具体的には、操舵部材24、昇降操作レバー36、チルト操作レバー37、前進/後進切替レバー38、アクセルペダル41、ブレーキペダル42、クラッチペダル43および確認ミラー39が含まれている。したがって、これらの操作要素等を、運転座席10を回転中心C1として運転座席10とともに回転変位させるので、運転者の運転し易さが格段に向上する。
また、ユニット11に操舵部材24が含まれているとともに、操舵装置9として、操舵部材24と転舵輪としての後輪6との間の機械的な連結が断たれたステアバイワイヤ式の操舵装置が採用されているので、ユニット11の位置が変更されたときに、運転者が操舵部材24を容易に操作することができる。また、操舵部材24と転舵輪としての後輪6との間の機械的な連結が断たれているので、操舵部材24を運転座席10とともに回転させることに困難性がない。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上記実施の形態では、ユニット11に、操舵部材24、昇降操作レバー36、チルト操作レバー37、前進/後進切替レバー38、アクセルペダル41、ブレーキペダル42、クラッチペダル43および確認ミラー39が含まれていたが、これに限らず、ユニット11には、少なくとも運転座席10が含まれていればよい。その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
本発明の一実施の形態の荷役車両としてのフォークリフトの概略構成を示す模式的側面図である。 ユニットの回転移動を説明するフォークリフトの模式的平面図である。(a)はユニットが第1の位置にある状態を示し、(b)はユニットが第2の位置にある状態を示している。 ユニットのユニット本体の概略下面図である。 フォークを昇降させる動作原理を説明する概略図である。 フォークリフトの電気的構成を示すブロック図である。 ECUによる主たる制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1…フォークリフト(荷役車両)、2…車体、3…荷役装置、4…カンウタウェイト、5…前輪(駆動輪)、6…後輪(転舵輪)、7…駆動源、8…油圧ポンプ、9…操舵装置、10…運転座席、11…ユニット、12…ユニット駆動機構、13…ECU(制御部)、17…フォーク(積載部)、18…チルトシリンダ、21…リフトシリンダ、24…操舵部材、25…操舵アクチュエータ、26…反力アクチュエータ、27…操舵角センサ、28…転舵角センサ、29…支持部材、30…軸受、31…伝達機構、34…ユニット本体、35…操作スタンド、36…昇降操作レバー(操作要素)、37…チルト操作レバー(操作要素)、38…前進/後進切替レバー(操作要素)、39…確認ミラー、41…アクセルペダル(操作要素)、42…ブレーキペダル(操作要素)、43…クラッチペダル(操作要素)、44…転動部材、45…支軸、46…軸受、47…ユニット回転用アクチュエータ、48…伝達機構、51…ユニット回転位置センサ、52…ロック機構、53…ロック部材、53a…本体、53b…ロック軸、54…第1のロック孔、55…第2のロック孔、61…前進/後進切替スイッチ(後退検出手段。前進検出手段)、62…ロック機構用ソレノイド、C1…回転中心、X1…車両前方

Claims (6)

  1. 昇降可能な積載部を有する荷役装置を車体の前部に備えた荷役車両において、
    運転座席を含み、上記車体によって上記運転座席を回転中心として回転可能に支持されたユニットと、
    上記ユニットを上記回転中心回りに回転させる駆動機構と、
    所定の条件が満たされたときに、上記ユニットを上記回転中心回りの所要の位置に変位させるように上記駆動機構を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする荷役車両。
  2. 請求項1において、車両の後退を検出するための後退検出手段を備え、
    上記制御部は、上記後退検出手段によって車両の後退が検出されたときに、上記ユニットを、上記運転座席が車両前方に向く第1の位置から上記回転中心の回りに所定の回転角度回転させた第2の位置に変位させるように、上記駆動機構を制御することを特徴とする荷役車両。
  3. 請求項2において、車両の前進を検出するための前進検出手段を備え、
    上記制御部は、上記前進検出手段によって車両の前進が検出されたときに、上記ユニットが上記第2の位置にあることを条件として、上記ユニットを上記第1の位置に戻すように上記駆動機構を制御することを特徴とする荷役車両。
  4. 請求項1から3の何れか1項において、上記ユニットの位置をロックするロック機構を備えることを特徴とする荷役車両。
  5. 請求項1から4の何れか1項において、上記ユニットは、運転者が手または足で操作するための複数の操作要素および確認ミラーのうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする荷役車両。
  6. 請求項1から4の何れか1項において、上記ユニットは操舵部材を含み、上記操舵部材と転舵輪との間の機械的な連結が断たれている荷役車両。
JP2008307767A 2008-12-02 2008-12-02 荷役車両 Pending JP2010132379A (ja)

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