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JP5381743B2 - 樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法及び製造装置 - Google Patents

樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法及び製造装置 Download PDF

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JP5381743B2 JP2010012535A JP2010012535A JP5381743B2 JP 5381743 B2 JP5381743 B2 JP 5381743B2 JP 2010012535 A JP2010012535 A JP 2010012535A JP 2010012535 A JP2010012535 A JP 2010012535A JP 5381743 B2 JP5381743 B2 JP 5381743B2
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Description

本発明は、樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法及び製造装置に関し、さらに詳しくは、インサート成形時にオイルコントロールバルブホルダーの孔部の変形を防止することができる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法及び製造装置に関する。
従来より、内燃機関用のシリンダヘッドカバーとして、カバー本体に、オイルコントロールバルブ(以下、「OCV」とも略記する。)を装着するための金属製のOCVホルダーをボルトで後付けしてなるものが一般に知られている。このOCVホルダーには、通常、OCVを装着するための孔部、及びOCVの油路とシリンダヘッド側の油路等とを連絡する連絡路が形成されている。しかしながら、このシリンダヘッドカバーでは、OCVホルダーを後付けしているため、製造工数が多く製造コストが高くなるといった問題があった。
そこで、上記問題を解決するシリンダヘッドカバーとして、OCVホルダーをインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1には、インサート成形時にOCVホルダーの孔部の軸方向の両端側の開口を塞いだ状態とすることが開示されている(特許文献1の段落〔0043〕及び図6参照)。これにより、OCVホルダーの孔部への樹脂の侵入が防止される。
特開2006−316640号公報
しかし、上記特許文献1の樹脂製シリンダヘッドカバーでは、インサート成形時にOCVホルダーの孔部の中間部は空洞状態とされているので、例えば、図11及び図12に示すように、成形時の樹脂充填圧力及び成形後の収縮によりOCVホルダー103の孔部107が変形してしまう場合がある。このようにOCVホルダー103の孔部107が変形してしまうと、シリンダヘッドカバーの使用時にOCVホルダーとOCVとの間で油漏れが生じてしまう恐れがある。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、インサート成形時にオイルコントロールバルブホルダーの孔部の変形を防止することができる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、以下の通りである。
1.オイルコントロールバルブホルダーをインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法であって、
前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入する工程と、
互いに近接・離反可能な一対の型のうちの一方の型に、前記入れ子ピンが挿入された前記オイルコントロールバルブホルダーをセットする工程と、
前記一対の型を型締めして樹脂を注入する工程と、を備え、
前記一方の型に形成された通路内には、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に当接する当接位置と該装着面から離間した離間位置との間で移動可能に押し当て入れ子が設けられており、
前記樹脂を注入する工程では、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入した状態とするとともに、前記押し当て入れ子を前記当接位置に位置させることで、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に前記押し当て入れ子が当接した状態とすることを特徴とする樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法。
2.前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に前記入れ子ピンを挿入する際に、該オイルコントロールバルブホルダーは加熱されている上記1.記載の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法。
3.前記押し当て入れ子の先端側には、当接面及び該当接面に対して傾斜した非当接面が形成されており、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に対して、前記押し当て入れ子が前記離間位置に位置するときに前記当接面及び前記非当接面のそれぞれが対向するとともに、前記押し当て入れ子が前記当接位置に位置するときに前記当接面が当接し且つ前記非当接面が当接しない上記1.又は2.に記載の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法
4.前記樹脂を注入する工程では、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部の軸方向にスライド可能に設けられ且つ前記一対の型と協働して型締めする支持型が前記入れ子ピンの軸端側に当接した状態とする上記1.乃至3.のいずれか一項に記載の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法。
5.オイルコントロールバルブホルダーをインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置であって、
互いに近接・離反可能な一対の型と、
前記一対の型のうちの一方の型にセットされる前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に挿入可能な入れ子ピンと、
前記一方の型に形成された通路内に、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に当接する当接位置と該装着面から離間した離間位置との間で移動可能に設けられる押し当て入れ子と、を備えることを特徴とする樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置。
本発明の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法及び製造装置によると、一対の型を型締めして樹脂を注入する際には、一方の型にセットされたオイルコントロールバルブホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入した状態とされる。これにより、インサート成形時にオイルコントロールバルブホルダーの孔部の全体が入れ子ピンにより支持されるため、成形時の樹脂充填圧力及び成形後の収縮により孔部が変形してしまうことが防止される。
また、前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に前記入れ子ピンを挿入する際に、該オイルコントロールバルブホルダーが加熱されている場合は、この加熱でオイルコントロールバルブホルダーの孔部が拡がるため、入れ子ピンの挿入性が向上される。
本発明について、本発明による典型的な実施形態の非限定的な例を挙げ、言及された複数の図面を参照しつつ以下の詳細な記述にて更に説明するが、同様の参照符号は図面のいくつかの図を通して同様の部品を示す。
実施例に係るシリンダヘッドカバー(OCVを装着した状態)を備えるエンジンの要部縦断面図である。 実施例に係るシリンダヘッドカバー(OCVを装着する前の状態)を備えるエンジンの要部縦断面図である。 実施例に係るOCVホルダーを説明するための説明図であり、(A)はOCVホルダーの正面図を示し、(B)はOCVホルダーの側面図を示す。 上記OCVホルダーの斜視図である。 上記シリンダヘッドカバーの製造方法を説明するための説明図である。 上記シリンダヘッドカバーの製造方法を説明するための説明図である。 上記シリンダヘッドカバーの製造方法を説明するための説明図である。 図7の要部拡大図である。 上記シリンダヘッドカバーの製造方法を説明するための説明図である。 他の形態の入れ子ピンを説明するための説明図である。 従来のシリンダヘッドカバーの製造方法を説明するための説明図である。 図11のXII矢視図であり、(A)はOCVホルダーの孔部の成形前の状態を示し、(B)はOCVホルダーの孔部の成形後の状態を示す。
ここで示される事項は例示的なものおよび本発明の実施形態を例示的に説明するためのものであり、本発明の原理と概念的な特徴とを最も有効に且つ難なく理解できる説明であると思われるものを提供する目的で述べたものである。この点で、本発明の根本的な理解のために必要である程度以上に本発明の構造的な詳細を示すことを意図してはおらず、図面と合わせた説明によって本発明の幾つかの形態が実際にどのように具現化されるかを当業者に明らかにするものである。
1.樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法
本実施形態1.に係る樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法は、オイルコントロールバルブホルダー(以下、「OCVホルダー」とも略記する。)をインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法であって、互いに近接・離反可能な一対の型のうちの一方の型にOCVホルダーをセットする工程と、一対の型を型締めして樹脂を注入する工程と、を備え、樹脂を注入する工程では、一方の型にセットされたOCVホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入した状態とすることを特徴とする(例えば、図7参照)。
上記入れ子ピンは、例えば、その軸径の公差がJIS規格でh7〜m6であり、OCVホルダーの孔部の孔径の公差がJIS規格でH7であることができる。これにより、インサート成形時に入れ子ピンによりOCVホルダーの孔部の変形をより確実に防止することができる。また、上記入れ子ピンは、例えば、OCVホルダーの孔部に挿入される大径部と、この大径部に軸方向に連なりOCVホルダーの孔部に挿入される小径部と、を有することができる(例えば、図10参照)。これにより、OCVホルダーの孔部において、成形時に比較的大きな樹脂圧力がかかり変形し易い部位に対応して大径部を挿入して孔部の変形を防止し得るとともに、比較的小さな樹脂圧力がかかり変形し難い部位に対応して小径部を挿入して挿入性を高めることができる。
上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法としては、例えば、上記OCVホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入する際に、OCVホルダーは加熱されている形態を挙げることができる。このOCVホルダーの加熱温度は、例えば、30〜100度(好ましくは50〜80度)であることができる。また、このOCVホルダーは、例えば、一方の型にセットする前にヒータ等の加熱手段により予め加熱されていることができる。これにより、OCVホルダーを効率よく加熱できる。
上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法としては、例えば、上記OCVホルダーをセットする工程では、上記入れ子ピンが孔部に挿入されたOCVホルダーをセットする形態を挙げることができる(例えば、図6参照)。これにより、OCVホルダーの孔部に入れ子ピンをより円滑に挿入することができる。
上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法としては、例えば、上記樹脂を注入する工程では、上記一対の型と協働して型締めする支持型が上記入れ子ピンの軸端側に当接している形態を挙げることができる(例えば、図7参照)。これにより、成形時に入れ子ピンをより確実に支持することができる。
上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法としては、例えば、OCVホルダーは、シリンダヘッドへの装着面と、この装着面の面方向に傾斜する軸方向となる孔部と、この孔部の開口部分に面した2つの面部と、を有しており、上記樹脂を注入する工程では、一方の型にセットされたOCVホルダーの2つの面部のうちの面積が広い方の面部の近傍の装着面に押し当て入れ子を当接した状態とする形態を挙げることができる(例えば、図8参照)。この形態によると、一対の型を型締めして樹脂を注入する際には、一方の型にセットされたOCVホルダーの2つの面部のうちの面積が広い方の面部の近傍の装着面に押し当て入れ子が当接し且つその面部の近傍以外の装着面に押し当て入れ子が当接しない状態とされる。これにより、インサート成形時にOCVホルダーの装着面のうちの比較的変形し易い部位が押し当て入れ子により集中的に支持されるため、OCVホルダーの孔部の変形を防止することができる。また、OCVホルダーの装着面のうちの比較的変形し難い部位は押し当て入れ子により支持されないので、装着面のキズ付きや押えすぎによる変形を防止することができる。
上記押し当て入れ子とOCVホルダーの装着面との当接間隔(L1)は、例えば、面積の広い方の面部と交差する装着面の先端縁から面積の狭い方の面部に向かって0.5〜5mmであることができる(例えば、図8参照)。また、上記押し当て入れ子とOCVホルダーの装着面との隙間間隔(L2)は、例えば、0.05〜0.2mmであることができる(例えば、図8参照)。
上述の形態では、例えば、上記一対の型は、OCVホルダーの2つの面部のうちの面積の狭い方の面部の近傍の成形空間(s1)の厚み(t1)が他の成形空間(s2,s3)の厚み(t2,t3)よりも薄肉となる型構造を有することができる(例えば、図8参照)。なお、上記「他の成形空間」としては、例えば、面積の広い方の面部の近傍の成形空間(s2)、孔部の外周側の円筒状の成形空間(s3)等を挙げることができる(例えば、図8参照)。
2.樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置
本実施形態2.に係る樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置は、オイルコントロールバルブホルダー(以下、「OCVホルダー」とも略記する。)をインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置であって、互いに近接・離反可能な一対の型と、これら一対の型のうちの一方の型にセットされるOCVホルダーの孔部に挿入可能な入れ子ピンと、を備えることを特徴とする(例えば、図7参照)。
上記入れ子ピンとしては、例えば、上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法で説明した入れ子ピンの構成を適用したものを挙げることができる。
上記実施形態2.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置としては、例えば、上記一対の型と協働して型締めし、且つ、一方の型にセットされたOCVホルダーの孔部に挿入された入れ子ピンの軸端側に当接する支持型を更に備える形態を挙げることができる(例えば、図7参照)。これにより、成形時に入れ子ピンをより確実に支持することができる。
上記実施形態2.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置としては、例えば、OCVホルダーは、シリンダヘッドへの装着面と、この装着面の面方向に傾斜する軸方向となる孔部と、この孔部の開口部分に面した2つの面部と、を有しており、上記一対の型のうちの一方の型にセットされたOCVホルダーの2つの面部のうちの面積が広い方の面部の近傍の装着面に当接可能な押し当て入れ子を更に備える形態を挙げることができる(例えば、図7参照)。この形態によると、一対の型を型締めして樹脂を注入する際には、一方の型にセットされたOCVホルダーの2つの面部のうちの面積が広い方の面部の近傍の装着面に押し当て入れ子が当接し且つその面部の近傍以外の装着面に押し当て入れ子が当接しない状態とされる。これにより、インサート成形時にOCVホルダーの装着面のうちの比較的変形し易い部位が押し当て入れ子により集中的に支持されるため、OCVホルダーの孔部の変形を防止することができる。また、OCVホルダーの装着面のうちの比較的変形し難い部位は押し当て入れ子により支持されないので、装着面のキズ付きや押えすぎによる変形を防止することができる。
上記押し当て入れ子としては、例えば、上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法で説明した押し当て入れ子の構成を適用したものを挙げることができる。また、上記一対の型としては、例えば、上記実施形態1.の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法で説明した一対の型の構成を適用したものを挙げることができる。
上述の形態では、例えば、上記押し当て入れ子をOCVホルダーの装着面に当接した当接位置とOCVホルダーの装着面から離間した離間位置との間で変位させる押し当て入れ子変位手段を更に備える形態を挙げることができる。これにより、押し当て入れ子を離間位置に位置させた状態で、一方の型に対してオイルコントロールバルブホルダーを容易にセットすることができる。上記押し当て入れ子変位手段としては、例えば、(1)押し当て入れ子を一方の型に対して移動させる駆動源(例えば、駆動シリンダ、駆動モータ等)を備える形態、(2)一対の型の相対移動を押し当て入れ子の移動に変換する動力変換機構を備える形態等を挙げることができる。
以下、図面を用いて実施例により本発明を具体的に説明する。
(1)シリンダヘッドカバーの構成
本実施例に係るシリンダヘッドカバー1は、図1及び図2に示すように、樹脂製のカバー本体2と、このカバー本体2にインサート成形により一体化されるオイルコントロールバルブホルダー3(以下、「OCVホルダー3」とも略記する。)と、を備えている。
上記OCVホルダー3は、図3及び図4に示すように、円筒状のスリーブ4と、このスリーブ4に連なる作動油供給用接続部5とを備えて構成されている。なお、本実施例では、OCVホルダー3の材質として、OCV14(図1参照)のスプールハウジング14aと同じ熱膨張率の材料の金属(例えば、アルミニウム合金等)を採用している。
上記作動油供給用接続部5には、カムキャップ11(図1参照)の上面にガスケット12を介して密着される装着面6が形成されている。また、スリーブ4には、作動油供給用接続部5の装着面6の面方向に対して傾斜する軸方向となる孔部7が形成されている。この孔部7の孔径の公差はJIS規格でH7とされている。さらに、OCVホルダー3には、孔部7の開口部分に面した2つの面部8a,8bが設けられている。これらの面部8a,8bのうちの一方の面部8aは他方の面部8bより広い面積とされている。また、この面部8aには、巣の発生等を防止するための凹部9が形成されている。
また、上記作動油供給用接続部5には、図1及び図2に示すように、OCV14のスプールハウジング14aに設けられた5つのポートP1,P2,P3,P4,P5に対応した孔部の位置に開口する油孔10a,10b,10c,10d,10eが形成されている。これらの油孔10a〜10eのうちで、3つのポートP2,P4,P5に対応する3つの油孔10a,10b,10cは、作動油供給用接続部5の装着面6に開口している。さらに、油孔10d,10eは、シリンダヘッドカバー1の内部空間に開口している。
なお、上記油孔10a〜10eのうちで、油孔10cはシリンダヘッド100側の油路を介して油圧ポンプから高圧作動油の供給を受けている作動油供給用油孔である。また、油孔10a,10bはOCV14を介して油孔10cからの高圧作動油が選択的に供給されて、図示しない可変動弁機構内の進角室あるいは遅角室に高圧作動油を供給している作動油供給用油孔である。また、油孔10a,10bの一方が可変動弁機構側へ高圧作動油を供給しているときには、他方は可変動弁機構側から作動油を排出する経路として用いられる。さらに、油孔10d,10eは、油孔10a,10bのいずれかが可変動弁機構側から作動油を排出する時に、OCV14を介して排出されてきた作動油を直接、シリンダヘッドカバー1の内部空間に排出する作動油排出用油孔である。
(2)シリンダヘッドカバーの製造装置
次に、シリンダヘッドカバー1の製造装置20について説明する。この製造装置20は、図6及び図7に示すように、固定型21及び可動型22(本発明に係る「一対の型」として例示する。)と、これら固定型21及び可動型22と協働して型締めする支持型24と、入れ子ピン23と、押し当て入れ子25と、を備えている。上記可動型22(本発明に係る「一方の型」として例示する。)は、固定型21に対して水平方向に近接・離反可能とされている。また、上記入れ子ピン23は、可動型22の凹部22bにセットされたOCVホルダー3の孔部7に挿入可能とされている。さらに、上記押し当て入れ子25は、可動型22の凹部22bにセットされたOCVホルダー3の2つの面部8a,8bのうちの面積が広い方の面部8aの近傍の装着面6に当接可能とされている。
上記入れ子ピン23の軸径の公差はJIS規格でh7とされている。また、入れ子ピン23の一方の軸端側には、図5に示すように、OCVホルダー3の孔部7への挿入性を高めるために先端に向かって縮径するテーパ部23aが設けられている。また、この入れ子ピン23の他方の軸端側には頭部23bが設けられている。
上記支持型24は、図6及び図7に示すように、可動型22の凹部22bにセットされたOCVホルダー3の孔部7の軸方向に沿ってスライド移動自在に支持されており、駆動シリンダ等の駆動手段(図示省略)によりスライド移動される。そして、このスライド移動によって、支持型24は、固定型21及び可動型22と協働して型締めし、可動型22にセットされたOCVホルダー3の孔部7に挿入された入れ子ピン23の頭部23bに当接するようになっている。
上記押し当て入れ子25の先端側には、図8に示すように、可動型22にセットされたOCVホルダー3の面部8aの近傍の装着面6に当接可能な当接面25aと、OCVホルダー3の装着面6に当接しない傾斜状の非当接面25bと、が形成されている。この押し当て入れ子25の当接面25aとOCVホルダー3の装着面6との当接間隔L1は、面部8aと交差する装着面6の先端縁から面部8b側に向かって約2mmとされている。また、この押し当て入れ子25の非当接面25bとOCVホルダー3の装着面6との最大隙間間隔L2は、約0.1mmとされている。
また、上記押し当て入れ子25は、図6及び図7に示すように、可動型22に形成された通路22a内を可動型22の移動方向に沿って移動自在に支持されており、動力変換機構(図示省略)により可動型22の移動力が変換されてスライド移動される。そして、このスライド移動によって、押し当て入れ子25は、その当接面25aがOCVホルダー3の装着面6に当接した当接位置P1(図7参照)とOCVホルダー3の装着面6から離間した離間位置P2(図6参照)との間で変位されるようになっている。
ここで、上記固定型21及び可動型22は、図8に示すように、OCVホルダー3の面部8bの近傍の成形空間s1の厚みt1(約0.5mm)が、OCVホルダー3の面部8aの近傍の成形空間s2の厚みt2(約2mm)及びOCVホルダー3の孔部7の外周側の円筒状の成形空間s3の厚みt3(約2mm)より薄肉となる型構造を有している。
(3)シリンダヘッドカバーの製造方法
次に、シリンダヘッドカバー1の製造方法について説明する。先ず、OCVホルダー3をヒータ等の加熱手段により約60℃に予め加熱しておく。次に、図5に示すように、加熱されたOCVホルダー3の孔部7に入れ子ピン23を挿入する。
次いで、図6に示すように、型開き状態の可動型22の凹部22b内に、入れ子ピン23が挿入されたOCVホルダー3をセットする。なお、この型開き状態では押し当て入れ子25は離間位置P2に位置している。その後、図7に示すように、固定型21に対して可動型22及び支持型24をスライド移動させて型締めするとともに、離間位置P2の押し当て入れ子25を当接位置P1にスライド移動させる。すると、支持型24が可動型22にセットされたOCVホルダー3の孔部7に装着された入れ子ピン23の軸端側に当接する。また、押し当て入れ子25の当接面25aがOCVホルダー7の装着面6に当接する(図8参照)。
次に、上述の型締め状態より、固定型21、可動型22及び支持型24の間に形成される成形空間(キャビティ)に溶融樹脂rを注入し冷却する。次いで、図9に示すように、固定型21に対して可動型22及び支持型24をスライド移動させて型開きするとともに、当接位置P1の押し当て入れ子25を離間位置P2にスライド移動させる。その状態より、可動型22から成形品を取り出してOCVホルダー3の孔部7から入れ子ピン23を抜き取ってシリンダヘッドカバー1が得られることとなる。
(4)実施例の効果
以上より、本実施例の樹脂製シリンダヘッドカバー1の製造方法によると、固定型21及び可動型22を型締めして樹脂を注入する際に、可動型22にセットされたOCVホルダー3の孔部7に入れ子ピン23を挿入した状態としたので、インサート成形時にOCVホルダー3の孔部7の全体が入れ子ピン23により支持され、成形時の樹脂充填圧力及び成形後の収縮により孔部7が変形してしまうことが防止される。
また、本実施例では、OCVホルダー3の孔部7に入れ子ピン23を挿入する際に、OCVホルダー3を加熱した状態としたので、この加熱によりOCVホルダー3の孔部7が拡がり、入れ子ピン23の挿入性が向上される。
また、本実施例では、固定型21及び可動型22を型締めして樹脂を注入する際に、可動型22にセットされたOCVホルダー3の面部8aの近傍の装着面6に押し当て入れ子25を当接させ且つその面部8aの近傍以外の装着面6に押し当て入れ子25を当接させないようにしたので、インサート成形時にOCVホルダー3の装着面6のうちの比較的変形し易い部位が押し当て入れ子25により集中的に支持され、OCVホルダー3の孔部7の変形を防止することができる。また、OCVホルダー3の装着面6のうちの比較的変形し難い部位は押し当て入れ子25により支持されておらず、装着面6のキズ付きや押えすぎによる変形を防止することができる。なお、本実施例では、OCVホルダー3の面部8aに凹部9が形成されており、この凹部9の近傍には極めて大きな樹脂圧力がかかることとなるが、OCVホルダー3の面部8aの近傍の装着面6に押し当て入れ子25を押し当てて支持しているため、OCVホルダー3及び孔部7の変形が防止される。
また、本実施例では、固定型21及び可動型22として、OCVホルダー3の面部8bの近傍の成形空間s1の厚みt1が他の成形空間s2,s3の厚みt2,t3よりも薄肉となる型構造を有するものを採用したので、薄肉の成形空間s1によってOCVホルダー3の面部8bの近傍での樹脂の冷却が促進され、OCVホルダー3の装着面6と押し当て入れ子25との隙間への樹脂の侵入を防止することができる。
さらに、本実施例では、押し当て入れ子25を当接位置P1と離間位置P2との間で変位可能としたので、押し当て入れ子25を離間位置P2に位置させた状態で、可動型22の凹部22bに対してOCVホルダー3を容易にセットすることができる。
尚、本発明においては、上記実施例に限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、上記実施例では、入れ子ピン23として、OCVホルダー3の孔部7に挿入される軸部位が同径のものを例示したが、これに限定されず、例えば、図10に示すように、OCVホルダー3の面部8aの近傍の孔部7に挿入される大径部31と、この大径部31に軸方向に連なりOCVホルダー3の面部8aの近傍以外の孔部7に挿入される小径部32と、を有する入れ子ピン30を採用することができる。これにより、OCVホルダー3の孔部7において、成形時に比較的大きな樹脂圧力がかかり変形し易い部位に対応して大径部31を挿入して孔部の変形を防止し得るとともに、比較的小さな樹脂圧力がかかり変形し難い部位に対応して小径部32を挿入して挿入性を高めることができる。
また、上記実施例では、OCVホルダー3の孔部7に入れ子ピン23を挿入してから、そのOCVホルダー3を可動型22にセットするようにした。参考例として、例えば、OCVホルダー3を可動型22にセットしてから、そのOCVホルダー3の孔部7に入れ子ピン23を挿入する形態を挙げることができる。この場合、例えば、可動型22にヒータ等の加熱手段を設けておき、可動型22にセットされたOCVホルダー3を加熱するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、一対の型として上下方向に近接離反する固定型21及び可動型22を例示したが、これに限定されず、例えば、水平方向に近接離反する一対の型を採用してもよい。
前述の例は単に説明を目的とするものでしかなく、本発明を限定するものと解釈されるものではない。本発明を典型的な実施形態の例を挙げて説明したが、本発明の記述および図示において使用された文言は、限定的な文言ではなく説明的および例示的なものであると理解される。ここで詳述したように、その形態において本発明の範囲または精神から逸脱することなく、添付の特許請求の範囲内で変更が可能である。ここでは、本発明の詳述に特定の構造、材料および実施例を参照したが、本発明をここにける開示事項に限定することを意図するものではなく、むしろ、本発明は添付の特許請求の範囲内における、機能的に同等の構造、方法、使用の全てに及ぶものとする。
本発明は上記で詳述した実施形態に限定されず、本発明の請求項に示した範囲で様々な変形または変更が可能である。
金属製OCVホルダーをインサート成形してなる内燃機関用の樹脂製シリンダヘッドカバーを製造する技術として広く利用される。
1;シリンダヘッドカバー、3;OCVホルダー、6;装着面、7;孔部、8a,8b;面部、20;製造装置、21;固定型、22;可動型、23,30;入れ子ピン、25;押し当て入れ子、P1;当接位置、P2;離間位置、s1,s2,s3;成形空間。

Claims (5)

  1. オイルコントロールバルブホルダーをインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法であって、
    前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入する工程と、
    互いに近接・離反可能な一対の型のうちの一方の型に、前記入れ子ピンが挿入された前記オイルコントロールバルブホルダーをセットする工程と、
    前記一対の型を型締めして樹脂を注入する工程と、を備え、
    前記一方の型に形成された通路内には、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に当接する当接位置と該装着面から離間した離間位置との間で移動可能に押し当て入れ子が設けられており、
    前記樹脂を注入する工程では、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に入れ子ピンを挿入した状態とするとともに、前記押し当て入れ子を前記当接位置に位置させることで、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に前記押し当て入れ子が当接した状態とすることを特徴とする樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法。
  2. 前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に前記入れ子ピンを挿入する際に、該オイルコントロールバルブホルダーは加熱されている請求項1記載の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法。
  3. 前記押し当て入れ子の先端側には、当接面及び該当接面に対して傾斜した非当接面が形成されており、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に対して、前記押し当て入れ子が前記離間位置に位置するときに前記当接面及び前記非当接面のそれぞれが対向するとともに、前記押し当て入れ子が前記当接位置に位置するときに前記当接面が当接し且つ前記非当接面が当接しない請求項1又は2に記載の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法
  4. 前記樹脂を注入する工程では、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部の軸方向にスライド可能に設けられ且つ前記一対の型と協働して型締めする支持型が前記入れ子ピンの軸端側に当接した状態とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の樹脂製シリンダヘッドカバーの製造方法。
  5. オイルコントロールバルブホルダーをインサート成形により一体化してなる樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置であって、
    互いに近接・離反可能な一対の型と、
    前記一対の型のうちの一方の型にセットされる前記オイルコントロールバルブホルダーの孔部に挿入可能な入れ子ピンと、
    前記一方の型に形成された通路内に、前記一方の型にセットされた前記オイルコントロールバルブホルダーのシリンダヘッドへの装着面に当接する当接位置と該装着面から離間した離間位置との間で移動可能に設けられる押し当て入れ子と、を備えることを特徴とする樹脂製シリンダヘッドカバーの製造装置。
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