JP5379688B2 - 2次電池用非水電解液及びそれを備えた非水電解液2次電池 - Google Patents
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Description
(NPR1 2)n ・・・ (I)
[式中、R1は、それぞれ独立してハロゲン元素、アルコキシ基又はアリールオキシ基を表し;nは3〜4を表す]で表される環状ホスファゼン化合物と、非プロトン性有機溶媒の分子中の水素の少なくとも1つをフッ素化してなる含フッ素有機溶媒と、イオン液体とを含み、
前記イオン液体が、下記一般式(II):
[式中、R 2 は、それぞれ独立して炭素数1〜5のアルキル基、アリル基又は炭素数2〜6のアルコキシアルキル基であり、4つのR 2 のいずれか2つは互いに結合して環を形成していてもよく;Aは窒素原子又はリン原子であり;W - は一価の陰イオンである]で表される化合物、及び下記一般式(III):
[式中、R 3a は、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、アリル基又は炭素数2〜6のアルコキシアルキル基であり;R 3b は、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であり;W - は一価の陰イオンである]で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種である、
負極の活物質として炭素材料を用いた2次電池用非水電解液であることを特徴とする。
以下に、本発明の2次電池用非水電解液を詳細に説明する。本発明に係る2次電池用非水電解液は、上記一般式(I)で表される環状ホスファゼン化合物と、非プロトン性有機溶媒の分子中の水素の少なくとも1つをフッ素化してなる含フッ素有機溶媒と、イオン液体とを含むことを特徴とし、更に、支持塩や非プロトン性有機溶媒を含有してもよい。
ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ-n-プロピルカーボネート、ジイソプロピルカーボネート、n-プロピルイソプロピルカーボネート、ジ-n-ブチルカーボネート、ジイソブチルカーボネート、ジ-t-ブチルカーボネート、n-ブチルイソブチルカーボネート、n-ブチル-t-ブチルカーボネート、イソブチル-t-ブチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、メチル-n-プロピルカーボネート、n-ブチルメチルカーボネート、イソブチルメチルカーボネート、t-ブチルメチルカーボネート、エチル-n-プロピルカーボネート、n-ブチルエチルカーボネート、イソブチルエチルカーボネート、t-ブチルエチルカーボネート、n-ブチル-n-プロピルカーボネート、イソブチル-n-プロピルカーボネート、t-ブチル-n-プロピルカーボネート、n-ブチルイソプロピルカーボネート、イソブチルイソプロピルカーボネート、t-ブチルイソプロピルカーボネート等の炭素数3〜9の鎖状カーボネート化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化鎖状カーボネート化合物という);
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸-n-プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸-n-ブチル、酢酸イソブチル、酢酸-t-ブチル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸-n-プロピル、プロピオン酸イソプロピル、プロピオン酸-n-ブチル、プロピオン酸イソブチル、プロピオン酸-t-ブチル、酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸-n-プロピル、酪酸イソプロピル、酪酸-n-ブチル、酪酸イソブチル、酪酸-t-ブチル、イソ酪酸メチル、イソ酪酸エチル、イソ酪酸-n-プロピル、イソ酪酸イソプロピル、イソ酪酸-n-ブチル、イソ酪酸イソブチル、イソ酪酸-t-ブチル、吉草酸メチル、吉草酸エチル、吉草酸-n-プロピル、吉草酸イソプロピル、吉草酸-n-ブチル、吉草酸イソブチル、吉草酸-t-ブチル、ピバリン酸メチル、ピバリン酸エチル、ピバリン酸-n-プロピル、ピバリン酸イソプロピル、ピバリン酸-n-ブチル、ピバリン酸イソブチル、ピバリン酸-t-ブチル等の炭素数3〜9、好ましくは炭素数2〜6の飽和鎖状カルボン酸エステル化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化飽和鎖状カルボン酸エステル化合物という);
ジメトキシメタン、ジメトキシエタン、ジエトキシメタン、ジエトキシエタン、エトキシメトキシメタン、エトキシメトキシエタン等の炭素数3〜6の鎖状エーテル化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化鎖状エーテル化合物という);
下記式(IV):
[式中、R4は、アルキレン基に結合していてもよい炭素数1〜10のアルキル基を表わし、nは2〜5の整数であり、mは0〜2nの整数である]で表わされるラクトン化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化ラクトン化合物という);
下記式(V):
[式中、R5は、炭素数1〜10のアルキル基を表わし、nは0〜8の整数である]で表わされるスルホラン化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化スルホラン化合物という);
フルオロアセトニトリル、ジフルオロアセトニトリル、トリフルオロアセトニトリル、α-フルオロプロピオニトリル、β-フルオロプロピオニトリル、α,α-ジフルオロプロピオニトリル、α,β-ジフルオロプロピオニトリル、β,β-ジフルオロプロピオニトリル、α,α,β-トリフルオロプロピオニトリル、α,β,β-トリフルオロプロピオニトリル、β,β,β-トリフルオロプロピオニトリル、α,α,β,β-テトラフルオロプロピオニトリル、α,β,β,β-テトラフルオロプロピオニトリル、ペンタフルオロプロピオノニトリル等の鎖状フルオロニトリル化合物、2-フルオロシクロヘキサンカルボニトリル、3-フルオロシクロヘキサンカルボニトリル、4-フルオロシクロヘキサンカルボニトリル、2,3-ジフルオロシクロヘキサンカルボニトリル、2,4-ジフルオロシクロヘキサンカルボニトリル、2,5-ジフルオロシクロヘキサンカルボニトリル、2,6-ジフルオロシクロヘキサンカルボニトリル等の脂環式フルオロニトリル化合物、2-フルオロベンゾニトロリル、3-フルオロベンゾニトロリル、4-フルオロベンゾニトロリル、2,3-ジフルオロベンゾニトロリル、2,4-ジフルオロベンゾニトロリル、2,5-ジフルオロベンゾニトロリル、2,6-ジフルオロベンゾニトロリル等の芳香族フルオロニトリル化合物;
フルオロベンゼン、o-フルオロトルエン、m-フルオロトルエン、p-フルオロトルエン、ベンゾトリフルオライド等の芳香族化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化芳香族化合物という);
シクロヘキシルベンゼン、1-シクロヘキシル-4-メチルベンゼン、1-シクロヘキシル-4-メトキシベンゼン、(4-メチルシクロヘキシル)ベンゼン等のシクロヘキシルベンゼン類(即ち、シクロヘキシルベンゼン及びその置換基を有する誘導体)、好ましくは、シクロヘキシルベンゼンの水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化シクロヘキシルベンゼン類という);
1-フルオロブタン、n-アミルフルオライド、n-ヘキシルフルオライド、n-ヘプチルフルオライド、n-オクチルフルオライド、n-ノニルフルオライド、n-デシルフルオライド、n-ウンデシルフルオライド、n-ドデシルフルオライド等のモノフルオロ鎖状アルカン化合物;
フルオロシクロペンタン、フルオロシクロヘキサン、フルオロシクロヘプタン、フルオロシクロオクタン等のモノフルオロ環状アルカン化合物;
下記式(VI):
[式中、R6aは、置換基を有してもよいアルキル基を表わし、R6bは、それぞれ独立して水素又は置換基を有してもよいアルキル基を表わし、nは整数である]で表わされるN-アルキルラクタム化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化N-アルキルラクタム化合物という);
下記式(VII):
[式中、R7は、アルキレン基に結合している炭素数1〜10のアルキル基を表わし、nは2〜5の整数であり、mは0〜2nの整数である]で表わされるチオラクトン化合物の水素原子の少なくとも一部がフッ素原子で置換された化合物(以下、フッ化チオラクトン化合物という)が挙げられる。これら含フッ素有機溶媒は、1種単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用してもよい。
次に、本発明の非水電解液2次電池を詳細に説明する。本発明の非水電解液2次電池は、上述の2次電池用非水電解液と、正極と、活物質として炭素材料を用いた負極とを備え、必要に応じて、セパレーター等の非水電解液2次電池の技術分野で通常使用されている他の部材を備える。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明は下記の実施例に何ら限定されるものではない。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 60体積%と、上記一般式(I)においてnが4であって、全R1のうち1つがプロポキシ基で、7つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 15体積%と、エチルメチルカーボネート 25体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製した。次に、得られた非水電解液の難燃性を下記の方法で評価し、表1に示す結果を得た。
UL(アンダーライティングラボラトリー)規格のUL94HB法をアレンジした方法で、大気環境下において着火した炎の燃焼長及び燃焼時間を測定・評価した。具体的には、UL試験基準に基づき、127 mm×12.7 mmのSiO2シートに上記電解液1.0 mLを染み込ませて試験片を作製して評価を行った。以下に不燃性・難燃性・自己消火性・燃焼性の評価基準を示す。
<不燃性の評価>試験炎を点火しても全く着火しなかった場合(燃焼長:0 mm)を不燃性ありと評価した。
<難燃性の評価>着火した炎が、装置の25 mmラインまで到達せず且つ網からの落下物にも着火が認められなかった場合を難燃性ありと評価した。
<自己消火性の評価>着火した炎が25〜100 mmラインで消火し且つ網からの落下物にも着火が認められなかった場合を自己消火性ありと評価した。
<燃焼性の評価>着火した炎が、100 mmラインを超えた場合を燃焼性と評価した。
正極活物質としてLiCoO2を用い、該酸化物と、導電剤であるアセチレンブラックと、結着剤であるポリフッ化ビニリデンとを、質量比94:3:3で混合し、これをN-メチルピロリドンに分散させてスラリーとしたものを、正極集電体としてのアルミニウム箔に塗布した後、乾燥・プレスを施すことで、厚さ70μmの正極シートを得た。これを矩形(4 cm×50 cm)に切り取り、アルミニウム箔の集電タブを溶接して正極を作製した。また、負極活物質として人造グラファイトを用い、該人造グラファイトと、結着剤であるポリフッ化ビニリデンとを質量比90:10で混合し、これを有機溶媒(酢酸エチルとエタノールとの50/50質量%混合溶媒)に分散させてスラリーとしたものを、負極集電体としての銅箔に塗布した後、乾燥・プレスを施すことで、厚さ50μmの負極シートを得た。これを矩形(4.1 cm×50.5 cm)に切り取り、ニッケル箔の集電タブを溶接して負極を作製した。次いで、セパレーター(微孔性フィルム:ポリエチレン製)を矩形(4.2 cm×51 cm)に切り取り、これを正極と負極とを介して挟み込み、4 cm×3 cmのスペーサーをベースに平巻きにした後、熱融着アルミラミネートフィルム(ポリエチレンテレフタレート/アルミニウム/ポリプロピレン)からなる外装材の中に挿入し、電解液を注入後、真空にしてすばやくヒートシールすることにより平板状ラミネート電池(非水電解液2次電池)を作製した。
上記のようにして作製したラミネート電池を用い、20℃の環境下で、1.0mA/cm2の定電流定電圧充電を上限電圧4.2Vまで行った後、終止電圧3.0Vまで1.0 mA/cm2の定電流放電を行う充放電サイクルを2回繰り返し、この時の放電容量を既知の正極重量で除することにより初期放電容量(mAh/g)を求めた。さらに、55℃の環境下で、上限電圧4.2V、下限電圧3.0V、1.0mA/cm2の電流密度による充放電サイクルを50回繰り返し、50サイクル後の放電容量を、20℃の環境下で、上限電圧4.2V、下限電圧3.0V、1.0mA/cm2の電流密度による充放電サイクルの結果から求め、下記の式:
高温容量残存率=50サイクル後の放電容量/初期放電容量×100(%)
に従って高温容量残存率を算出し、高温条件下での電池のサイクル特性の指標とした。また、電池の厚みを電池作製後と高温サイクル後に計測し、下記の式:
電池厚み変化率=50サイクル後の電池厚み/初期電池厚み×100(%)
に従って電池厚み変化率を算出し、高温条件下での電池の安定性の指標とした。
20℃の環境下で、1.0 mA/cm2の定電流定電圧充電を上限電圧4.2Vまで行った後、終止電圧3.0Vまで1.0 mA/cm2の定電流放電を行う充放電サイクルを2回繰り返し、この時の放電容量を既知の正極重量で除することにより初期放電容量(mAh/g)を求めた。さらに、20℃の環境下で、1.0 mA/cm2の定電流定電圧充電を上限電圧4.2Vまで行った後、-20℃の環境下で、1.0 mA/cm2の電流密度による定電流密度放電を下限電圧3.0Vまで行った結果から、-20℃の環境下での放電容量を求め、下記の式:
低温容量維持率=-20℃での放電容量/20℃での放電容量×100(%)
に従って低温容量維持率を算出し、低温条件下での電池特性の指標とした。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 30体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち3つがエトキシ基で、3つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 60体積%と、プロピレンカーボネート 5体積%と、ジメチルカーボネート 5体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 1体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがシクロヘキシルオキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 19体積%と、プロピレンカーボネート 20体積%と、ジエチルカーボネート 60体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。次に、参考例A−1で用いたLiCoO2正極に代えて、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2を用いた以外は参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 27体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち2つが塩素で、4つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 18体積%と、エチレンカーボネート 13体積%と、ジメチルカーボネート 42体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 28体積%と、上記一般式(I)においてnが4であって、全R1がフッ素である環状ホスファゼン化合物 21体積%と、γ-ブチロラクトン 2体積%と、ジエチルカーボネート 49体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 50体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがフェノキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 50体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 60体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがトリフルオロエトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 4体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがメトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 4体積%と、エチレンカーボネート 12体積%と、ジエチルカーボネート 20体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1.2 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
上記一般式(I)においてnが4であって、全R1のうち1つがプロポキシ基で、7つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 15体積%と、エチレンカーボネート 60体積%と、エチルメチルカーボネート 25体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがトリフルオロエトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 4体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがメトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 4体積%と、エチレンカーボネート 30体積%と、ジエチルカーボネート 62体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1.2 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 0.5体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがシクロヘキシルオキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 14.5体積%と、プロピレンカーボネート 15体積%と、ジエチルカーボネート 70体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。次に、参考例A−1で用いたLiCoO2正極に代えて、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2を用いた以外は参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 60体積%と、エチレンカーボネート 16体積%と、ジエチルカーボネート 24体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1.2 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 70体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがシクロヘキシルオキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 19体積%と、ジエチルカーボネート 11体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率、電池厚み変化率及び低温容量維持率をそれぞれ測定した。結果を表1に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 24体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがエトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 20体積%と、エチルメチルカーボネート 36体積%と、下記式(VIII):
で表わされるイオン液体[N,N,N-トリメチル-N-プロピルアンモニウム・ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド]20体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、高温容量残存率及び低温容量維持率をそれぞれ測定し、更に下記の方法で初回不可逆容量比率及び電池釘刺し試験での最高到達温度を測定した。結果を表2に示す。
上記のようにして作製したラミネート電池を用い、20℃の環境下で、1.0mA/cm2の定電流定電圧充電を上限電圧4.2Vまで行った後、終止電圧3.0Vまで1.0 mA/cm2の定電流放電を行った。この時の充電容量及び放電容量を既知の正極重量で除することにより初回充電容量及び初回放電容量(mAh/g)を求め、下記の式:
初回不可逆容量比率=(初回充電容量−初回放電容量)/初回放電容量×100(%)
に従って初回不可逆容量比率を算出し、充放電における電極の安定性の指標とした。
上記と同じラミネート電池を作製し、釘刺しによる安全性試験を行った。釘刺し試験の方法は、20℃の環境下で、4.2〜2.5Vの電圧範囲で、0.1 mA/cm2の電流密度による充放電サイクルを2回繰り返し、さらに4.2Vまで充電を行った後、4.2Vに電圧を保持して1時間補充電を行った。該電池を温度調節機能つき電池ホルダー(ステンレス製)上に置き、50℃の電池温度条件で、軸部の直径が3 mmのステンレス鋼製の釘を用いて、速度0.5 cm/sで電池の側面中心に直角に突き刺し、予め釘刺し位置より1 cm離した位置に耐熱テープで貼付しておいた熱電対により電池の表面温度を測定し、表面温度が上昇して到達した最大値を最高到達温度とした。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 20体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち3つがエトキシ基で、3つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 60体積%と、プロピレンカーボネート 5体積%と、ジメチルカーボネート 5体積%と、下記式(IX):
で表わされるイオン液体[1-エチル-3-メチルイミダゾリウム・ビス(トリフルオロメチルスルホニル)イミド]10体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 5体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがシクロヘキシルオキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 8体積%と、プロピレンカーボネート 20体積%と、ジエチルカーボネート 7体積%と、下記式(X):
で表わされるイオン液体[1-エチル-3-メチルイミダゾリウム・トリフルオロアセテート]60体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。次に、参考例A−1で用いたLiCoO2正極に代えて、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2を用いた以外は参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 37体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち2つが塩素で、4つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 18体積%と、エチレンカーボネート 13体積%と、ジメチルカーボネート 22体積%と、下記式(XI):
で表わされるイオン液体[1-エチル-3-メチルイミダゾリウム・トリフルオロメチルスルホネート]10体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 28体積%と、上記一般式(I)においてnが4であって、全R1がフッ素である環状ホスファゼン化合物 21体積%と、γ-ブチロラクトン 2体積%と、ジエチルカーボネート 39体積%と、上記式(VIII)で表わされるイオン液体5 体積%と、下記式(XII):
で表わされるイオン液体[1-エチル-3-メチルイミダゾリウム・テトラフルオロボレート]5体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 50体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがフェノキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 40体積%と、上記式(VIII)で表わされるイオン液体 10体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 60体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがトリフルオロエトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 4体積%と、上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがメトキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 4体積%と、エチレンカーボネート 12体積%と、ジエチルカーボネート 15体積%と、上記式(IX)で表わされるイオン液体 5体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1.2 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
エチレンカーボネート 30体積%と、エチルメチルカーボネート 70体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 30体積%と、ジエチルカーボネート 70体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1.2 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち1つがシクロヘキシルオキシ基で、5つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 15体積%と、プロピレンカーボネート 15体積%と、ジエチルカーボネート 70体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。次に、参考例A−1で用いたLiCoO2正極に代えて、LiNi1/3Co1/3Mn1/3O2を用いた以外は参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
エチレンカーボネート 16体積%と、ジエチルカーボネート 24体積%と、上記式(XI)で表わされるイオン液体 60体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 30体積%と、上記一般式(I)においてnが4であって、全R1がフッ素である環状ホスファゼン化合物 30体積%と、γ-ブチロラクトン 16体積%と、ジエチルカーボネート 24体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
4-フルオロ-1,3-ジオキソラン-2-オン 20体積%と、プロピレンカーボネート 5体積%と、ジメチルカーボネート 5体積%と、上記式(XI)で表わされるイオン液体 70体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
上記一般式(I)においてnが3であって、全R1のうち2つが塩素で、4つがフッ素である環状ホスファゼン化合物 15体積%と、エチルメチルカーボネート 75体積%と、上記式(VIII)で表わされるイオン液体 5体積%と、上記式(XII)で表わされるイオン液体5体積%からなる混合溶媒に、LiPF6を1 mol/Lになるように溶解させて非水電解液を調製し、得られた非水電解液の難燃性を評価した。また、参考例A−1と同様にしてラミネート電池を作製し、初回不可逆容量比率、高温容量残存率、低温容量維持率及び電池釘刺し試験での最高到達温度をそれぞれ測定した。結果を表2に示す。
Claims (5)
- 下記一般式(I):
(NPR1 2)n ・・・ (I)
[式中、R1は、それぞれ独立してハロゲン元素、アルコキシ基又はアリールオキシ基を表し;nは3〜4を表す]で表される環状ホスファゼン化合物と、非プロトン性有機溶媒の分子中の水素の少なくとも1つをフッ素化してなる含フッ素有機溶媒と、イオン液体とを含み、
前記環状ホスファゼン化合物の含有量が15〜60体積%で、前記含フッ素有機溶媒の含有量が1〜60体積%であり、
前記イオン液体が、下記一般式(II):
[式中、R 2 は、それぞれ独立して炭素数1〜5のアルキル基、アリル基又は炭素数2〜6のアルコキシアルキル基であり、4つのR 2 のいずれか2つは互いに結合して環を形成していてもよく;Aは窒素原子又はリン原子であり;W - は一価の陰イオンである]で表される化合物、及び下記一般式(III):
[式中、R 3a は、それぞれ独立して炭素数1〜6のアルキル基、アリル基又は炭素数2〜6のアルコキシアルキル基であり;R 3b は、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基であり;W - は一価の陰イオンである]で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1種である、
負極の活物質として炭素材料を用いた2次電池用非水電解液。 - 前記一般式(I)において、R1のうち少なくとも3つがフッ素であることを特徴とする請求項1に記載の2次電池用非水電解液。
- 前記含フッ素有機溶媒が、非プロトン性有機溶媒の分子中の水素の1つをフッ素化してなることを特徴とする請求項1に記載の2次電池用非水電解液。
- 前記イオン液体の含有量が5〜40体積%であることを特徴とする請求項1に記載の2次電池用非水電解液。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の2次電池用非水電解液と、正極と、活物質として炭素材料を用いた負極とを備えた非水電解液2次電池。
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