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JP5368951B2 - 撥水撥油性樹脂組成物及び塗装品 - Google Patents

撥水撥油性樹脂組成物及び塗装品 Download PDF

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JP5368951B2 JP2009268098A JP2009268098A JP5368951B2 JP 5368951 B2 JP5368951 B2 JP 5368951B2 JP 2009268098 A JP2009268098 A JP 2009268098A JP 2009268098 A JP2009268098 A JP 2009268098A JP 5368951 B2 JP5368951 B2 JP 5368951B2
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Description

本発明は、撥水撥油性の塗膜を形成するために用いられる撥水撥油性樹脂組成物、及びこの撥水撥油性樹脂組成物で塗膜を形成した塗装品に関するものである。
近年、住宅の内装設備部材(キッチン、バス、トイレなど)を中心に、水垢や湯垢など汚れが付着し難く除去し易いといった撥水・撥油機能を表面に保持した製品への要求が高くなってきている。通常、水の接触角が90°以上で、油(特にオレイン酸)の接触角が40°以上である被膜が撥水・撥油性被膜と呼ばれており、このような撥水・撥油性被膜を形成するためのコーティング材の開発が盛んに行なわれている(例えば特許文献1)。
一方、樹脂組成物を常温で硬化させて塗膜を得ることが従来から知られている。そのような樹脂組成物の常温での硬化方法のひとつに、主剤となるポリオール樹脂と硬化剤となるイソシアネートとを架橋させてウレタン樹脂を形成する方法がある。そこで、主剤のポリオールにフッ素成分を含有させたり、撥水撥油基を結合させたりすることによって、常温で撥水撥油性能を有する樹脂組成物を形成することができる。しかし、このような方法では、十分な撥水撥油性能を常温下で発現させるためにかなり時間を要するのに加え、塗膜の硬さは鉛筆硬度で2H程度までしか上がらず、十分な硬度の塗膜が得られるとは言い難い。これは常温の硬化で十分な架橋性が得られないためである。常温で優れた架橋性を得るために、フッ素樹脂にアルコキシシランと有機酸を混合して硬化させる方法も提案されている(特許文献2)。しかしながら、特許文献2に開示された方法では、常温での硬化性は得られるものの、撥水撥油性能が不十分になるという問題があった。
特開2005−120236号公報 特許第2945949号公報
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、常温で硬化性を有し、優れた撥水撥油性能があり、高硬度の塗膜を形成することができる樹脂組成物、及びその樹脂組成物によって塗膜が形成された塗装品を提供するものである。
本発明の撥水撥油性樹脂組成物は、式(1)で表されるジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂と、前記ポリオール樹脂の固形分に対して20〜100質量%の加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物と、前記ポリオール樹脂と前記加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物とを合わせた樹脂成分の固形分に対して0.1〜2.5質量%の有機酸とを含有し、常温硬化性を有することを特徴とするものである。
Figure 0005368951
本発明の塗装品は、上記構成の撥水撥油性樹脂組成物を基材に塗布し、常温にて硬化してなることを特徴とするものである。
本発明によれば、常温で優れた撥水撥油性と高い硬度とを有する撥水撥油塗膜を形成することができる。
本発明の撥水撥油性樹脂組成物は、上記の式(1)で表されるジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂と、加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物と、有機酸とを含有する。
ポリオール樹脂としては、樹脂の分子骨格に上記の式(1)で表されるジメチルシロキサン基をグラフト鎖として有し、架橋基としてアルコキシ基及び水酸基を有している分子構造のものが用いられる。
ジメチルシロキサン基は、ポリオール樹脂(側鎖も含む)中に10〜90質量%の範囲で含有されていることが好ましい。ポリオール樹脂中のジメチルシロキサン基の含有量がこの範囲より多くなると、基材に対する塗膜の密着性が低下する傾向があり、逆に含有量がこの範囲より少なくなると、撥水撥油性能が十分に発現しなくなる傾向がある。このジメチルシロキサン基は、ポリオール樹脂の分子骨格と直接結合しているため、容易に脱落せず、その結果、長期的にも安定に低表面自由エネルギーを維持する塗膜を得ることができるものである。
またアルコキシ基は、ポリオール樹脂(側鎖も含む)中に1〜30質量%の範囲で含有されていることが好ましい。ポリオール樹脂中のアルコキシ基の含有量がこの範囲より少なくなると、架橋密度が小さくなって塗膜硬度が低くなる傾向があり、逆に含有量がこの範囲より多くなると、硬い塗膜を得ることができるものの、クラックが入り易くなる傾向がある。
アルコキシ基としては、次の式(2)〜(4)の構造式で表されるアルコキシシリル基が好ましく用いられる。このようなアルコキシシリル基を用いると架橋性に優れた樹脂組成物を得ることができる。
−(Si)(OR (2)
−(Si)(R)(OR (3)
−(Si)(R(OR) (4)
上記の式(2)〜(4)の構造式において、(R)(R)は炭化水素基を表すものであり、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;2−フェニルエチル基、2−フェニルプロピル基、3−フェニルプロピル基等のアラルキル基;フェニル基、トリル基等のアリール基;ビニル基、アリル基等のアルケニル基;クロロメチル基、γ−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基等のハロゲン置換炭化水素基;γ−メタクリロキシプロピル基、γ−グリシドキシプロピル基、3,4−エポキシシクロヘキシルエチル基、γ−メルカプトプロピル基等の置換炭化水素基等を例示することができる。
ポリオール樹脂の水酸基価は、40〜150mgKOH/gの範囲であることが好ましく、更に好ましくは60〜120mgKOH/gの範囲である。水酸基価がこの範囲より低くなると、得られる塗膜の架橋密度が低下して、硬度が低い塗膜になる傾向がある。逆に水酸基価がこの範囲より高くなると、硬い塗膜が得られるものの、ポリオール樹脂と溶剤との相溶性が低下し、樹脂安定性が劣ることになる傾向がある。
ポリオール樹脂には、撥水性の耐久性を高めるために、その樹脂骨格中にフッ素含有基を含有させることができる。フッ素含有基としては、例えば、下記の式(5)〜(8)のフルオロアルキレン基が挙げられ、ポリオール樹脂の合成時にポリオール樹脂骨格に結合させることによりフルオロアルキレン基を導入することができる。フルオロアルキレン基の量が多くなればなるほど、得られる塗膜の撥水性能の持続性は向上していくが、ポリオール樹脂に用いる溶剤や他の樹脂との相溶性は低下していく傾向になる。このため、フルオロアルキレン基の含有量は、ポリオール樹脂(側鎖を含む)中、1〜70質量%の範囲に調整することが好ましい。
−(CF−CF)− (5)
−(CF−CFH)− (6)
−(CF−CH)− (7)
−(CFH−CH)− (8)
ポリオール樹脂は、重量平均分子量(Mw)が20000〜400000のものが好適に用いられる。分子量がこの範囲よりも高くなると、溶剤や他の架橋剤との相溶性が悪くなる傾向があり、逆に分子量がこの範囲よりも低くなると、得られる塗膜の物性が低下する傾向がある。また、ポリオール樹脂は、複数の水酸基を有する樹脂であれば限定されるものではないが、好ましくはアクリル樹脂を主鎖とするポリオール樹脂が用いられる。
ポリオール樹脂において、水酸基とアルコキシ基は架橋反応部位であり、アルコキシシランと反応をする部位となる。従来技術である特許文献2の方法では、水酸基のみで常温硬化性を得ているが、油性インクを始めとする強力な汚れを弾いて除去するためには、さらなる架橋性が求められる。ここで、例えば、架橋基として水酸基のみを有するジメチルシロキサン基含有ポリオール樹脂では、十分な撥水撥油性は発現されない。しかしながら本発明では、ポリオール樹脂中にアルコキシ基が存在することによって、水酸基−アルコキシシラン−水酸基の架橋反応だけではなく、水酸基−アルコキシ基や、アルコキシ基−アルコキシ基といった架橋反応が加わり、高い架橋密度と、高い撥水撥油性とを実現することができるのである。
本発明の撥水撥油性樹脂組成物にあっては、加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物は、前記ポリオール樹脂(側鎖を含む)の固形分に対して20〜100質量%となるように含有されている。加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物の配合量がこの範囲より多くなると、硬度の高い塗膜が得られるものの、塗膜が硬くなりすぎて剛直すぎる為に基材との密着性が悪くなる。一方、配合量がこの範囲より少なくなると、塗膜の架橋が不十分になって硬度が低くなり、また十分な撥水撥油性が得られない。このために、アルコキシシラン等の配合量を上記の範囲に設定するのが好ましいのである。
加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物に用いるアルコキシシランモノマーとしては、テトラメトキシシランやテトラエトキシシランやメチルトリメトキシシランなどを好適に用いることができる。高い強度などの性質を塗膜に付与するためには、これらのモノマーを重合してオリゴマー化したものを用いることが好ましい。このオリゴマー材料としては、エチルシリケート40(多摩化学株式会社製、テトラエトキシシランの5量体)やメチルシリケート51(三菱化学株式会社製、テトラメトキシシランの5量体)などを用いることができる。このようなオリゴマー材料は加水分解性を有しており、これらをそのままポリオール樹脂と混合してもよいが、適当な溶剤で希釈し、硬化剤としての水および必要に応じて触媒(例えば塩酸、硝酸、酢酸など)を必要量添加し、必要に応じて例えば40〜100℃で加温し、加水分解および重縮合反応を行わせてプレポリマー化させることにより、アルコキシシラン部分加水分解縮合物を調製し、このアルコキシシラン部分加水分解縮合物をポリオール樹脂と混合してもよい。その際、得られるアルコキシシラン部分加水分解縮合物(加水分解重縮合物)の重量平均分子量(Mw)は、ポリスチレン換算で900以上、好ましくは1000以上になるように調整することが好ましい。アルコキシシラン部分加水分解縮合物の分子量分布(重量平均分子量(Mw))が900より小さくなると、縮重合の際の硬化収縮が大きくなり、塗膜が硬化した後にクラックが発生し易くなる傾向がある。
アルコキシシラン部分加水分解縮合物は、加水分解重縮合時に末端のアルコキシ基が加水分解されてシラノール基(Si−OH)を生じるものであり、このシラノール基は、ポリオール樹脂の架橋基である水酸基と反応し、水酸基−アルコキシシラン−水酸基という構造体を形成して、硬くて緻密な膜を形成することができるものである。これにより、高い架橋密度と、高い撥水撥油性とを実現することができる。
本発明の撥水撥油性樹脂組成物にあっては、有機酸は樹脂成分の固形分に対して0.1〜2.5質量%含有されている。樹脂成分とは、ポリオール樹脂とアルコキシシラン(部分加水分解縮合物を含む)とを合わせた樹脂の成分である。有機酸の配合量がこの範囲よりも多くなると硬化収縮が大きくなって基材への密着性が確保できなくなり、逆に有機酸の配合量がこの範囲よりも少なくなると架橋が不十分になって高い撥水撥油性能が得られない。
有機酸は、加水分解性アルコキシシランの加水分解・重縮合、およびポリオールと加水分解性アルコキシシランの反応を促進するために用いられており、微量の有機酸が触媒として働くことによって、硬化の際に架橋構造が形成される。有機酸は有機強酸であることが好ましい。強い酸性を示すことで触媒活性を向上することができる。なお、有機強酸とは、溶液中においてプロトンの移動平衡が水側へ強く偏りオキソニウムイオンを定量的に生成する酸のことで、pKa<1の有機強酸であることが好ましく、スルホン酸類(R−SOH)、トリフルオロ酢酸等を用いることができる。中でもスルホン酸類(R−SOH)が好ましい。この式において、Rとしては、デカン、オクタデカン、ドデカン、シクロヘキシル等のアルキル基;ベンゼン、p−トルエン、ナフタレン等のアリール基;パーフロロアルキル基等のフッ素含有基を挙げることができる。具体的には、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、デカンスルホン酸、パーフロロスルホン酸等のスルホン酸類を用いることが好ましい。
有機酸としては、例えば、p−トルエンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、デカンスルホン酸、パーフロロスルホン酸などの有機強酸が好ましく用いられる。これらの有機酸は触媒作用が強く、前述のアルコキシシランの重合のための無機酸の添加だけでは得られない高架橋な樹脂組成物を得ることができる。
本発明の撥水撥油性樹脂組成物は、常温硬化性を有するものである。常温硬化性を有することにより加熱条件にできない基材や加熱条件にすることが難しい基材に撥水撥油性の塗膜を簡単に形成することができる。ここで、常温とは、20℃±15℃(すなわち5〜35℃)の範囲(JIS Z 8703)のことである。また、常温硬化性は常圧(1atm、101.3kPa)にて発揮されるものである。なお、常温硬化性を有するのであれば、塗膜硬化時の温度は、常温であっても、加熱温度(焼き付け温度)であってもよい。
本発明の塗装品は、上記の撥水撥油性樹脂組成物を基材に塗布し、常温にて硬化させて塗膜を形成することによって得られるものである。上記の撥水撥油性樹脂組成物を基材に塗布して加熱して(焼き付けて)硬化することもできるが、その場合、材質や構造などの点から加熱条件にすることができない基材を塗装することができないといった問題が生じる。しかしながら、上記の撥水撥油性樹脂組成物は加熱条件でも硬化することができるのに加え、常温でも硬化する性質を有しているため、加熱条件にできない基材や加熱条件にすることが困難な基材に対して撥水撥油性の塗膜を簡単に形成することができる。
撥水撥油性樹脂組成物で塗膜を形成する際には、上記の成分の混合物に溶剤を加えて希釈して塗料にしてもよいし、上記の成分の混合物が液状である場合は、溶剤等を加えずにそのまま塗料として用いてもよい。溶剤としては、常温で揮発性のある溶剤を用いることが好ましく、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、ノルマルブタノール、イソブタノール等の低級脂肪族アルコール類;エチレングリコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノエチルエーテル等のエチレングリコール誘導体;ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のジエチレングリコール誘導体;およびジアセトンアルコール等を挙げることができ、これらからなる群より選ばれた1種もしくは2種以上を使用することができる。これらの親水性有機溶媒と併用して、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトオキシムなども用いることができる。
基材としては、特に制限されるものではなく、任意のものを用いることができるが、特に適用して好ましい基材として、ステンレス、アルミ、亜鉛めっき鋼板、鉄などの金属、タイル、ホウロウなどのセラミック、ガラスなどを挙げることができる。これらの基材は表面に酸化物による水酸基を保持しており、上記のような撥水撥油性樹脂組成物中に含有されているシリケート加水分解物中のシラノール基がこの水酸基と反応し、基材に強固に密着した塗膜を形成することが可能になるものである。
さらに、本発明の撥水撥油性樹脂組成物は、常温でも硬化することができるため、ガラスや金属に比べて耐熱性が低いプラスチックにも塗布可能であり、プラスチック基材上でも汚れ防止効果や傷付き防止効果等が得られる。
プラスチック基材としては、特に限定はされないが、たとえば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性もしくは熱可塑性プラスチック、および、これらのプラスチックをナイロン繊維等の有機繊維やガラス繊維で強化した繊維強化プラスチック(FRP)等が挙げられる。
基材への撥水撥油性樹脂組成物の塗布方法としては、特に限定されるものではなく、スプレーコ−ティング法、ディップコーティング法、フローコーティング法、スピンコーティング法、ロールコーティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法を好適に利用することができる。また、コーティングして塗布する方法だけに限定されるものではなく、シート状に成型して基材に積層したり、あるいは金型等に吹き付けて基材に転写して積層したり、あるいは不織布等に含浸してプレス等で基材とともに成型したりして塗布する方法が挙げられる。
硬化方法としては、加熱乾燥炉で硬化させても良いし、常温で硬化させてもよく、特に限定されるものではない。常温にて硬化するのであれば、所望される硬化被膜性能や基材の耐熱温度や生産性に応じて、室温放置や、10℃程度の低温放置や、30℃程度の加温放置などを採用することができる。本発明の撥水撥油樹脂組成物は常温でも硬化可能である特性から、塗装工場で被塗装物に塗装するプロセスだけではなく、塗装品を使用する現場で塗装することも可能である。また、塗膜の膜厚についても特に制限はなく、通常0.1μm〜50μm程度に設定することができる。
以下、本発明を実施例により説明する。なお、特に明記のない限り、部は質量部を表し、%は質量%を表す。
(実施例1)
(アルコキシシラン加水分解物の合成)
テトラメトキシシシランのオリゴマーであるメチルシリケート51(三菱化学株式会社製)を3.1質量部とり、これにメチルアルコールを95質量部添加して、撹拌しながら緩やかに0.1Nの硝酸水溶液を滴下し、溶液を60℃に1時間を要して昇温させることによって、アルコキシシラン加水分解物溶液を調製した。この加水分解物溶液の固形分(樹脂成分)は1.6質量%であった。
(塗料および塗装板の作製)
上記のアルコキシシラン加水分解液140質量部と、ジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を5質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約50質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約0.74質量%含有されている。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(実施例2)
実施例1と同じ塗料を用いた。そして、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(実施例3)
実施例1に示すアルコキシシラン加水分解液60質量部とジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を4質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約21質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約0.73質量%含有されている。
基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(実施例4)
実施例1に示すアルコキシシラン加水分解液270質量部とジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を6質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約96質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約0.68質量%含有されている。
基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(実施例5)
実施例1に示すアルコキシシラン加水分解液140質量部とジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を1質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約50質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約0.15質量%含有されている。
基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(実施例6)
実施例1に示すアルコキシシラン加水分解液140質量部とジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を15質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約50質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約2.2質量%含有されている。
基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(実施例7)
実施例1に示すアルコキシシラン加水分解液140質量部と、ジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにドデシルベンゼンスルホン酸のIPA溶解品「CAT6000」(三井化学社製:固形分40%)を0.125質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約50質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約0.74質量%含有されている。
基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて本発明の塗装板を得た。
(比較例1)
実施例1に記載のアルコキシシラン加水分解液140質量部と、ジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、5分間攪拌し塗料を調製した。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、常温条件で3日間静置することにより塗膜を硬化させて塗装板を得た。
(比較例2)
比較例1と同じ塗料を用いた。そして、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して塗膜を硬化させて塗装板を得た。
(比較例3)
ジメチルシロキサン鎖を骨格中に有し、架橋基として水酸基のみを有するポリオール樹脂「エフクリアKD−270」(関東電化工業製)400質量部と、メチルシリケート51(コルコート社製)100質量部と、n−ブタノール300質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を5質量部添加して5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が1μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して、塗装板を得た。
(比較例4)
実施例1に記載のアルコキシシラン加水分解液350質量部と、ジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を5質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約124質量%含有されている。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して塗装板を得た。
(比較例5)
実施例1に記載のアルコキシシラン加水分解液30質量部と、ジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を5質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約10.7質量%含有されている。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が1μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して塗装板を得た。
(比較例6)
実施例1に記載のアルコキシシラン加水分解液140質量部と、ジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂「ZX−022H」(富士化成工業株式会社製:固形分45%)10質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を30質量部添加し、5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。この塗料は、ポリオール樹脂の固形分に対して、アルコキシシラン加水分解物が約50質量%含有されており、また、ポリオール樹脂とアルコキシシラン加水分解物とを合計した固形分に対して、有機酸が約4.46質量%含有されている。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が0.5μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して塗装板を得た。
(比較例7)
ジメチルシロキサン鎖を持たず、架橋基として水酸基のみを有するフッ素ポリオール樹脂「ルミフロンLF−200」(旭硝子製)200質量部と、メチルシリケート51(コルコート社製)100質量部と、n−ブタノール300質量部とを混合し、さらにp−トルエンスルホン酸一水和物(ナカライテスク社製)の1%イソプロパノール溶液を5質量部添加して5分間攪拌して混合し、塗料を作製した。
次に、基材としてスライドガラス(松浪ガラス製 S9111)を用い、この基材に対して乾燥後の塗装膜厚が1μmになるようにスプレー塗装にて塗料を塗布し、100℃で20分加熱して塗装板を得た。
(評価)
上記の実施例1〜7、比較例1〜7で作製した塗膜について、下記の項目の評価を行った。
(1)製膜性
実施例、比較例に記載の所定膜厚で製膜した際の塗膜外観の評価を行った。判定基準としては、「クラック、ヨリ、ハガレ等がなく透明な連続膜が作製可能」であれば「○」、「これらいずれか1つでも満たさない」のであれば「×」とした。
(2)温水密着性
ステンレス製の20Lの容器内で80℃に保温された水道水中に24時間浸漬した後、1mm間隔で縦横に各11本カッターナイフで刻みを入れ、セロテ−プ(登録商標)を粘着した後に剥離し、塗膜が残存した碁盤目数を測定した(碁盤目密着試験)。判定基準としては、「100/100」(剥離なし)を「○」、「0〜99/100」(一つ以上剥離)を「×」とした。
(3)撥水性(水接触角)
接触角測定装置(協和界面科学社製、型式:DM500)でイオン交換水の接触角を測定し、撥水性の指標とした。
(4)鉛筆硬度
JIS K−5600−5−4に準じて塗膜表面の硬度を測定した。
(5)撥油性(初期の透過率、油性インク付着後の透過率)
分光光度計(日立ハイテク製 U−4100)で波長555nmの光の透過率を測定し、初期の透過率とした。
塗膜表面に油性インクマーカー(ゼブラ社製「ハイマッキー(登録商標)」黒太)で線を描き、描いた後、初期の場合と同様に波長555nmの光の透過率を測定し、油性インク付着後の透過率とした。
透過率の判定基準については、80%以上を「○」、10%以上80%未満を「△」、10%未満を「×」とした。
以上の結果を表1に示す。表1より実施例の撥水撥油性樹脂組成物は、製膜性、密着性、撥水撥油性、硬度において優れるものであることが分かる。
Figure 0005368951

Claims (2)

  1. 式(1)で表されるジメチルシロキサン基を骨格中に有し、架橋基としてアルコキシ基と水酸基とを有するポリオール樹脂と、前記ポリオール樹脂の固形分に対して20〜100質量%の加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物と、前記ポリオール樹脂と前記加水分解性アルコキシシラン又はその部分加水分解縮合物とを合わせた樹脂成分の固形分に対して0.1〜2.5質量%の有機酸とを含有し、常温硬化性を有することを特徴とする撥水撥油性樹脂組成物。
    Figure 0005368951
  2. 請求項1に記載の撥水撥油性樹脂組成物を基材に塗布し、常温にて硬化してなることを特徴とする塗装品。
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