JP5365121B2 - トナー補給装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
詳しくは、電子基板は、トナー容器のキャップ部の頭部(先端側の端面)に設置されている。そして、トナー容器のキャップ部側(電子基板が設置された側である。)を先頭にして、長手方向を装着方向としてトナー容器をトナー補給装置に装着すると、トナー補給装置に設置されたアンテナ基板と無線通信可能な対向位置に電子基板が固定される。そして、トナー容器の電子基板と、トナー補給装置のアンテナ基板と、の間で必要な情報のやり取りがおこなわれることになる。
図1〜図35にて、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
まず、画像形成装置全体の構成・動作について説明する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている(図3〜図9をも参照できる。)。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容されたトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下経路64Yに連通している。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
図3〜図5を参照して、装置本体100のトナー容器収容部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって適宜に各現像装置内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kやトナー容器32Y、32M、32C、32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、イエローに対応したトナー補給装置50Yやトナー容器32Yのみの説明をおこない、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M、60C、60Kやトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略する。
ここで、図12の模式図を参照して、トナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、その内周面に螺旋状の突起が設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。)。この螺旋状の突起は、駆動部71(駆動モータ80、駆動カップリング90、ギア91等で構成されている。)によってトナー容器32Yを図12の矢印方向に回転駆動してトナー排出口Wからトナーを排出するためのものである。すなわち、駆動部71によってトナー容器32Yの容器本体32Y2が適宜に回転駆動されることで、トナータンク部61Yにトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。
一方、2段ギア91に噛合するギア92は、駆動伝達軸81aを介して、トナー補給装置60Yの手前側(トナー容器の着脱方向手前側である。)に設置されたギア81に駆動力を伝達する。そして、手前側のギア81に伝達された駆動力によって、ギア列81〜84を介して、トナー搬送スクリュ62Yや撹拌部材65Yの回転駆動がおこなわれる。なお、トナー搬送スクリュ62Yや撹拌部材65Yが設置されたトナー補給装置60Yの手前側の構成は、後で図12〜図17にて詳しく説明する。
具体的に、図9を参照して、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kの挿入口110Y、110M、110C、110Kには、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成されたガイドリブ32Y1f、32M1f、32C1f、32K1f(図18、図23〜図26等を参照できる。)が係合する第1案内溝111と、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成された突起部材32Y1d、32M1d、32C1d、32K1d、32Y1e、32M1e、32C1e、32K1e(図18、図23〜図26等を参照できる。)が係合する第2案内溝112Y、112M、112C、112Kと、が形成されている。そして、第2案内溝112Y、112M、112C、112Kは、その形状が色ごとに異なり、所定の挿入口110Y、110M、110C、110K(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)に異なる色のトナー容器が誤セットされないように構成されている。
なお、各第2案内溝112Y、112M、112C、112Kは、いずれも第1案内溝111の中心を通る仮想の垂直線Qを基準にして挿入口110Y、110M、110C、110Kの同じ方向(図9の右側である。)に配設されている。すなわち、非互換用の突起部32Y1d、32M1d、32C1d、32K1d、32Y1e、32M1e、32C1e、32K1eは、ガイドリブ32Y1f、32M1f、32C1f、32K1fの近傍に配設されている。これにより、図9にある4つの挿入口110Y、110M、110C、110Kのうち隣り合うもの同士の第2案内溝が互いに向かい合わずに、一方向(図9の右側)にのみ第2案内溝が形成されることになる。したがって、トナー収容部31に並設される挿入口110Y、110M、110C、110K同士の隣接する間隔を比較的小さくすることができる。
そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kの電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cと、アンテナ121Y、121M、121C、121K(アンテナ基板120)が設置された画像形成装置本体100と、の間で必要な情報の授受がおこなわれる。双方の間で通信される情報としては、トナー容器の製造番号、リサイクル回数等の情報や、トナーの容量、ロット番号、色等の情報や、画像形成装置本体100の使用履歴等の情報がある。
このような構成により、アンテナ基板120をトナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方に配設した場合であって、トナー排出口Wからトナーが漏出した場合であっても、その漏出は挿入口110Y、110M、110C、110Kを超えた装置手前側で発生することになる。この場合をイエロー用トナー容器32Yで詳しく説明すると、容器本体32Y2の係合部32Y2bが駆動カップリング90に係合する位置にあるときには、トナー排出口Wと、アンテナ基板120及びそれに対向する電子基板32Y1cと、は挿入口110Yを境にして区切られ、アンテナ基板120上にトナーが直接的に落下しにくくなる。その結果、電子基板32Y1c、32M1c、32C1c、32K1cとアンテナ121Y、121M、121C、121Kとの間にトナーが介在して双方間の通信感度が悪化する不具合を抑止することができる。
トナー補給装置60Yの手前側には、トナータンク部61Y、トナー搬送部62Y、63Y、トナー落下経路64Y、撹拌部材65Y、トナーエンドセンサ66Y、ギア列81〜84、シャッタ86、トナー受け部85、等が設置されている。
トナータンク部61Yは、トナー容器32Yのキャップ部32Y1のトナー排出口Wの下方に配設されていて、トナー容器32Yのトナー排出口Wから排出されたトナーが補給口60Yaを介して貯留される。トナータンク部61Yの底部は、トナー搬送部62Y、63Yの上流部に接続されている。
トナー搬送部は、所定方向に回転駆動してトナーを搬送するトナー搬送スクリュ62Y、トナー搬送スクリュ62Yに近接する内壁を有するトナー搬送管63Y、等で構成される。
具体的に、落下口64Yaから離れた位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってトナータンク部61Yに向けて滑落するかその位置に留まることになる。また、落下口64Yaに近い位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、大きな衝撃等が生じたとしても落下口64Yaから多量に自重落下することなく、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってそのトナー搬送方向上流に向けて滑落するかその位置に留まることになる。
さらに、トナー搬送スクリュ62Yの駆動・駆動停止を繰り返しても、トナー搬送管63Y内に残留しているトナーが多量に現像装置5Y内に補給されてしまうことによりトナータンク部61Yの残トナー量が大きく変動する不具合も抑止される。したがって、トナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知の誤検知も防止される。
また、図16及び図17を参照して、トナータンク部61Yの補給口60Yaを挟む位置には、補給口ガイド69Yが設置されている。補給口ガイド69Yは、トナー容器32Yのトナー排出口WのツバW2を入り込ませるためのものであって、トナー排出口Wが補給口60Yaに対して上方に抜けるのを防止する。
(1)長手方向に着脱自在に設置される筒状のトナー容器に収容されたトナーを現像装置に向けて補給するトナー補給装置であって、
(2)前記トナー容器は、内部に収容されるトナーを排出するために当該トナー容器の周面に形成されたトナー排出口と、前記トナー補給装置に設置された状態での回転操作に連動して前記トナー排出口を開閉するために当該トナー容器の周面上に設置されたシャッタ部材と、を備え、
(3)前記シャッタ部材に対して前記トナー容器の着脱方向手前側に、前記シャッタ部材に付着して前記トナー容器の長手方向の離脱動作にともない落下するトナーを受けるトナー受け部を備えたことを特徴とするものである。
さらに、前記掻き取り部材を、植毛シールとしたことを特徴とするものである。
図18〜図20を参照して、トナー容器32Yは、筒状のトナー容器であって、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とで構成される。
容器本体32Y2は、頭部に開口部が設けられていて、キャップ部32Y1の内部に連通している。また、容器本体32Y2の内壁には螺旋状の突起32Y2aが形成されている。そして、容器本体32Y2は、画像形成装置本体100の駆動カップリング90(容器本体32Y2の底部に設けられた係合部32Y2bに係合する。)から駆動力を受けて所定方向に回転して、内部に収容されたトナーがキャップ部32Y1に向けて搬送される。そして、容器本体32Y2の開口部から排出されたトナーは、キャップ部32Y1(トナー容器32Y)の周面に設けられたトナー排出口Wから排出されて、トナー補給装置60Yのトナータンク部61Yに補給される(図30〜図33をも参照できる。)。
なお、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とのシール性は、キャップ部32Y1の把持部本体32Y120に貼着されたシール材32Y20b(図27、図29等を参照できる。)によって確保されている。すなわち、図22及び図29を参照して、容器本体32Y2の開口部がキャップ部32Y1のシール材32Y20bに食い込み摺動することによって、双方の部材の間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
なお、キャップ部32Y1は、図23に示すキャップ部本体32Y10と、図27及び図28に示す把持部本体32Y20と、を勘合させて、把持部本体32Y20のリブ部32Y20c(図27を参照できる。)を接着面として接着(又は溶着)したものである。
詳しくは、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)にトナー容器32Yを装着する場合、ユーザーはトナー容器32の把持部32Y1b(図18の状態のものである。)を把持しながら、トナー容器32Yの容器本体32Y2の底部から装置本体100の挿入口110Y(図9を参照できる。)に向けて押し込む。挿入口110Yとキャップ部本体32Y10上のガイドリブ32Y1fを第1案内溝111Yとに係合させてキャップ部32Y1の回動を規制させる。その後、回動が規制された状態のままさらに押し込まれて非互換用の突起部材32Y1dとカラー識別用リブ32Y1eとが第2案内溝112Yを超える。そして、トナー容器32Yの底部に設けられた係合部32Y2bが駆動カップリング90に係合した後に、把持部32Y1bを時計方向に約90度だけ手動回転させることで、シャッタ部材32Y1aがトナー補給装置60Yの規制部材に係合して回転が規制されて、トナー排出口Wが開放される。このとき、トナー排出口Wは下方に向いてトナータンク部61Yの補給口60Yaと係合した状態(図30〜図33の状態である。)で、キャップ部32Y1がトナー補給装置60Yに固定保持される。これに対して、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)からトナー容器32Yを取出する場合には、上述した装着時の操作と逆の手順で操作がおこなわれることになる。
なお、図27を参照して、把持部本体32Y20には、把持部32Y1bの操作性を向上させるために、把持部32Y1bの上面に凹部32Y1b1を設け、把持部32Y1bの下方にも凹部32Y20aを設けている。
非互換用の突起部材32Y1dは、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に対して長手方向に装着されるときに画像形成装置本体100に係合して異なる種類の容器の誤セットを防止するためのものである。例えば、非互換用の突起部材32Y1dは、メーカーとは別の会社が画像形成装置を別ブランドで販売するとともにメーカーがトナー容器をその別会社に供給する場合等であって、メーカーの自社ブランドのトナー容器を別会社のものと区別するとき等に設けられる。非互換用の突起部材32Y1dは、シャッタ部材32Y1a(トナー排出口を閉鎖した状態のものである。)とともに電子基板32Y1cを挟むようにトナー容器32Yの周面上に形成されている。
このような構成により、画像形成装置本体100にセットされずに、トナー容器32Y単体で床面等に載置される場合等であっても、トナー容器32Yの周面に設置したシャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが任意の平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成しているため、電子基板32Y1cが破損することなく、画像形成装置本体100が奥行き方向に大型化することなく、電子基板32Y1cと画像形成装置本体100(アンテナ121Y)との無線通信の感度が制限させるのも抑止することができる。
ここで、ガイドリブ32Y1fは、その長手方向(図35の紙面垂直方向である。)の範囲が、電子基板32Y1cの長手方向の範囲、及び、カラー識別用リブ32Y1eが存在する範囲、を含むように形成されている。これにより、トナー補給装置60Yに対してトナー容器32Yを着脱する際に、電子基板32Y1cを挿入口110Y等にぶつけて損傷する不具合が抑止され、かつ、対応する現像装置5Yのトナー色と一致する正しいトナー容器32Yであるにもかかわらずキャップ部32Y1が回動してしまって挿入口110Yに干渉してしまうという不具合を解消することができる。
さらに、本実施の形態1では、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態であって弾性部材125が圧縮された状態であっても、トナー容器32Yが任意の平面上に載置されたときに、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成されている。これにより、外力等によって弾性部材125に変形が生じても、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが支持点となって電子基板32Y1cの損傷が抑止される。
図36及び図37にて、この発明の実施の形態2について詳細に説明する。
図36は実施の形態2におけるトナー容器を示す斜視図であって、図37はそのトナー容器の頭部近傍を示す断面図である。本実施の形態2におけるトナー容器32Yは、容器本体32Y2の頭部側が円錐状に構成されている点と、容器本体32Y2の開口にスクレーパ32Y30が設置されていない点と、が前記実施の形態1のものと異なる。
ここで、本実施の形態2では、容器本体32Y2の頭部側が開口部に向けて円錐状に構成されている。そして、図37に示すように、円錐状に形成された部分の螺旋状突起32Y2aの傾斜角度θ2は、その他の部分の螺旋状突起32Y2aの傾斜角度θ1よりも小さくなるように形成されている(θ1>θ2)。このような構成により、容器本体32Y2内のトナーが開口部に向けて搬送されて円錐状に形成された部分に達しても、トナーの搬送速度が速められるために、占有空間が狭い円錐状部分でトナーの滞留が生じる不具合が抑止される。なお、本実施の形態2では、円錐状部分を設けることで容器本体32Y2の開口部からキャップ部32Y1のシール材32Y20bの内径まで斜面で導くことができ、トナー排出口Wへのトナーの移動をスムーズにおこなうことが可能になる。したがって、前記実施の形態1のトナー容器のように容器本体32Y2の開口部にスクレーパ32Y30を設けないでトナー搬送機能を達成することが可能になる。もちろん、コストが許すならば、本実施の形態2においても、スクレーパ32Y30を設けて容器本体32Y2及びトナー排出口Wの周辺のトナー撹拌を促進することはトナー搬送性に有益であると言える。
図38〜図40にて、この発明の実施の形態3について詳細に説明する。
図38は、実施の形態3におけるトナー容器を示す概略断面図である。図39は、別の形態のトナー容器を示す概略断面図である。また、図40は、トナー容器が静置された状態を示す概略図である。本実施の形態3におけるトナー容器32Yは、シャッタ部材32Y1aと容器の一端とが支持点となって電子基板32Y1cが任意の平面に接触しないように構成されている点と、容器本体の内部に搬送部材320が設置されている点と、が前記実施の形態1のものと異なる。
搬送部材320は、容器本体の頭部側と底部側とに回転自在に両端支持されている。搬送部材320には、複数の撹拌羽根320aが設置されるとともに、底部側に駆動カップリング90に係合する係合部321(従動カップリング)が設置されている。このような構成により、画像形成装置本体100の駆動カップリング90から駆動力を受けて、搬送部材320は所定方向に回転してトナー容器32Yの内部に収容されたトナーを長手方向に搬送する(図38の左方向への搬送である。)。これにより、トナー排出口Wからトナータンク部61Yに向けてトナーが排出されることになる。
図41にて、この発明の実施の形態4について詳細に説明する。
図41は、実施の形態3におけるトナー補給装置にトナー容器が設置された状態を示す上面図である。本実施の形態4におけるトナー補給装置は、アンテナ基板120が複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kに対して上方に配設されている点が、アンテナ基板120が複数のトナー容器32Y、32M、32C、32Kに対して下方に配設されている前記実施の形態1のものと異なる。
そして、本実施の形態4においても、トナー容器32Yのキャップ部32Y1には、キャップ部32Y1には、トナー排出口W、シャッタ部材32Y1a、電子基板32Y1c、非互換用の突起部材32Y1d、カラー識別用リブ32Y1e(突起部材)、ガイドリブ32Y1f、把持部32Y1b、弾性部材125、等が設けられている。そして、シャッタ部材32Y1aがトナー排出口Wを閉鎖した状態でトナー容器32Yが任意の平面上に載置されたときに、シャッタ部材32Y1aと突起部材32Y1dとが平面に接触する支持点となって電子基板32Y1cが平面に接触しないように構成されている。
なお、本実施の形態4では、トナー容器32Yが保持部115にセットされた状態(図41の状態である。)で、トナー排出口Wがトナー容器32Yの下方に位置し、電子基板32Y1cがトナー容器32Yの上方に位置するために、シャッタ部材32Y1aの周方向の長さを前記各実施の形態のものよりも長く設定する必要がある。
図42及び図43にて、この発明の実施の形態5について詳細に説明する。
図42は、実施の形態5におけるトナー補給装置60Yにトナー容器32Yが設置される状態を示す斜視図である。図43は、図42のトナー補給装置60Yの一部を示す断面図である。
本実施の形態5におけるトナー補給装置60Yは、アンテナ121Yの上方を覆う庇部31Yaが設けられている点が、前記実施の形態1のものと異なる。
なお、図示は省略するが、庇部は、他の3つのトナー補給装置60M、60C、60Kにも同様に設置されている。すなわち、アンテナ基板120上のすべてのアンテナ121Y、121M、121C、121K上に庇部が設けられている。
このような構成により、トナー補給装置60Yに対するトナー容器32Yの着脱操作(交換操作)を繰り返しても、トナー容器32Yに付着したトナーがアンテナ121Y上に落下・付着する不具合を抑止することができる。したがって、アンテナ121Yと電子基板32Y1cとの間で通信障害が生じる不具合を抑止できる。
このような構成により、隣接するアンテナにトナーが飛翔する不具合を抑止することができる。具体的に、図42におけるイエロー用の庇部31Yaに壁部31Ya1を設けることで、イエロー用のトナー容器32Yから隣接するアンテナ121Mに向けてトナーが飛散して、隣接するアンテナ121Mが汚れる不具合を抑止することができる。
さらに、庇部31Yaを曲面状に形成することで、トナー容器32Yが庇部31Yaにガイドされながらトナー補給装置60Yにスムーズに着脱されることになる。これにより、トナー容器32Yの着脱動作時の振れ(振動)を低減することができて、トナー容器32Yに付着したトナーが飛散・落下する不具合が低減される。
その結果、トナー補給装置に庇部(曲面形状ではない庇部である。)を設けた場合にはID値が0.09であって、トナー補給装置に庇部(曲面形状ではない庇部である。)と仕切り部とを設けた場合にはID値が0.04であって、トナー補給装置に庇部(曲面形状の庇部であって、仕切り部が設けられていないものである。)を設けた場合にはID値が0.06であった。これに対して、トナー補給装置に庇部を設けない場合にはID値が0.98であった。このような実験結果から、上述した庇部を設けることに対する効果が確認できた。
31、31Y、31M、31C、31K トナー容器収容部、
32Y、32M、32C、32K トナー容器、
32Y1 キャップ部、
32Y10 キャップ部本体、 32Y20 把持部本体、
32Y1a シャッタ部材、 32Y1b 把持部、
32Y1c、32M1c、32C1c、32K1c 電子基板、
32Y1d、32M1d、32C1d、32K1d 非互換用の突起部材、
32Y1e、32M1e、32C1e、32K1e カラー識別用リブ、
32Y1f、32M1f、32C1f、32K1f ガイドリブ、
32Y2 容器本体、 32Y2b 係合部、
60Y、60M、60C、60K トナー補給装置、
61Y トナータンク部、
62Y トナー搬送スクリュ、
63Y トナー搬送管、
64Y トナー落下経路、
64Ya 落下口、
65Y 撹拌部材、
100 画像形成装置本体(装置本体)、
115 保持部、
120 アンテナ基板、
121Y、121M、121C、121K アンテナ、
125 弾性部材、
320 搬送部材、 W トナー排出口。
Claims (6)
- 筒状の複数のトナー容器に収容されたトナーを対応するそれぞれの現像装置に向けて補給するトナー補給装置であって、
前記複数のトナー容器が着脱自在に並設される保持部と、
前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の周面に設置された電子基板とそれぞれ通信をおこなうための複数のアンテナが当該電子基板に対向するように同一平面上に並設された単数のアンテナ基板と、
を備え、
前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器に対して下方に配設され、
前記アンテナと前記電子基板との間に当該アンテナを覆う庇部を備えたことを特徴とするトナー補給装置。 - 前記複数のトナー容器は、内部に収容されたトナーを排出するためのトナー排出口を当該トナー容器の周面にそれぞれ具備するとともに、前記保持部に対して長手方向に装着され、
前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の前記トナー排出口に対して装着方向奥側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。 - 前記複数のトナー容器は、内部に収容されたトナーを排出するためのトナー排出口を当該トナー容器の周面にそれぞれ具備し、
前記トナー排出口に接続されるトナー補給口と前記庇部との間に仕切り部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー補給装置。 - 前記庇部は、前記トナー容器の周面に沿うように曲面状に形成されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー補給装置。
- 筒状の複数のトナー容器に収容されたトナーを対応するそれぞれの現像装置に向けて補給するトナー補給装置であって、
前記複数のトナー容器が着脱自在に並設される保持部と、
前記保持部に並設された前記複数のトナー容器の周面に設置された電子基板とそれぞれ通信をおこなうための複数のアンテナが当該電子基板に対向するように同一平面上に並設された単数のアンテナ基板と、
を備え、
前記アンテナ基板は、前記保持部に並設された前記複数のトナー容器に対して上方に配設され、
前記アンテナと前記電子基板との間に当該アンテナを覆う庇部を備えたことを特徴とするトナー補給装置。 - 請求項1〜請求項5のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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