JP5365110B2 - トナー容器及び画像形成装置 - Google Patents
トナー容器及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5365110B2 JP5365110B2 JP2008231266A JP2008231266A JP5365110B2 JP 5365110 B2 JP5365110 B2 JP 5365110B2 JP 2008231266 A JP2008231266 A JP 2008231266A JP 2008231266 A JP2008231266 A JP 2008231266A JP 5365110 B2 JP5365110 B2 JP 5365110B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- container
- toner container
- image forming
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 7
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims abstract description 3
- 230000004308 accommodation Effects 0.000 abstract 1
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 46
- 238000000034 method Methods 0.000 description 30
- 230000008569 process Effects 0.000 description 26
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 10
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 8
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 8
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 7
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 6
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 6
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 6
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 5
- 238000011161 development Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 2
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 2
- 238000004220 aggregation Methods 0.000 description 1
- 230000002776 aggregation Effects 0.000 description 1
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 1
- 230000008030 elimination Effects 0.000 description 1
- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 210000003811 finger Anatomy 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 238000006386 neutralization reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 1
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 1
- 210000003813 thumb Anatomy 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
しかし、特許文献1、特許文献3等のトナー容器は、トナーエンド時に、被保持部の内壁の一部がデッドスペースとなってトナーが残留してしまい、トナー容器内のトナーを完全に使い切ることができなかった。そのため、トナー容器のトナー消費に無駄が生じていた。また、トナー容器の交換時に、被保持部に残留したトナーによって周囲が汚れる可能性があった。
また、この発明の請求項7記載の発明にかかる画像形成装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のトナー容器が前記画像形成装置本体に設置されたものである。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にあるトナー容器収容部31には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つのトナー容器32Y、32M、32C、32Kが着脱自在(交換自在)に設置されている(図3〜図6をも参照できる。)。
トナー容器収容部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kが配設されている。そして、トナー容器32Y、32M、32C、32Kに収容されたトナーは、それぞれ、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、作像部6Y、6M、6C、6Kの現像装置内に供給(補給)される。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(図1を参照できる。)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y、1M、1C、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された被転写Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。現像剤収容部54Yは、その上方に形成された開口を介してトナー落下経路64Yに連通している。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
図3〜図5を参照して、装置本体100のトナー容器収容部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kによって適宜に各現像装置内に補給される。
なお、4つのトナー補給装置60Y、60M、60C、60Kやトナー容器32Y、32M、32C、32Kは、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造であるので、イエローに対応したトナー補給装置50Yやトナー容器32Yのみの説明をおこない、他の3つの色に対応したトナー補給装置60M、60C、60Kやトナー容器32M、32C、32Kの説明を適宜に省略する。
ここで、図9の模式図を参照して、トナー容器32Yは、略円筒状のトナーボトルであって、その内周面に螺旋状の突起が設けられている(外周面側から見ると螺旋状の溝となっている。)。この螺旋状の突起は、駆動部71(駆動モータ80、駆動カップリング90、ギア列91〜93等で構成されている。)によってトナー容器32Yを図9の矢印方向に回転駆動してトナー排出口Wからトナーを排出するためのものである。すなわち、駆動部71によってトナー容器32Yが適宜に回転駆動されることで、トナータンク部61Yにトナーが適宜に供給される。なお、トナー容器32Y、32M、32C、32Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。
駆動モータ80は、自動車や戦車のプラスチック模型でよく用いられる小型モータと同程度の大きさ及び出力のDCモータであり、入力電圧が24Vのものを用いている。この駆動モータ80は、1つで、容器本体32Y2をその底部から回転駆動するとともに、底部近傍から頭部であるキャップ部32Y1(被保持部)にかけて延設された伝達軸81aを有するギア92を駆動している。伝達軸81aに伝えられた駆動力によって、駆動伝達方向を変えるためにねじり角が大きく設定されたハス歯ギア81、82等を介して、トナータンク部61Y内の撹拌部材65Yとトナー搬送管63Y内のトナー搬送スクリュ62Yとが駆動されている。上述の複雑な駆動伝達機構と、いずれもトナーを搬送・撹拌することで負荷が大きくなっている3つの駆動対象32Y2、62Y、65Yと、によって、駆動対象の1つである容器本体32Y2の駆動ムラが生じやすくなっている。
具体的に、トナー補給装置60Y、60M、60C、60Kには、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成されたガイドリブ32Y1f(図13等を参照できる。)が係合する第1案内溝と、トナー容器32Y、32M、32C、32Kのキャップ部に形成された突起部材32Y1d、32Y1e(図13、図16等を参照できる。)が係合する第2案内溝と、が形成されている。そして、第2案内溝は、その形状が色ごとに異なり、所定の挿入口(トナー補給装置60Y、60M、60C、60K)に異なる色のトナー容器が誤セットされないように構成されている。
そして、トナー容器32Yの電子基板32Y1cと、アンテナ(アンテナ基板)が設置された画像形成装置本体100と、の間で必要な情報の授受がおこなわれる。双方の間で通信される情報としては、トナー容器の製造番号、リサイクル回数等の情報や、トナーの容量、ロット番号、色等の情報や、画像形成装置本体100の使用履歴等の情報がある。
トナー補給装置60Yの手前側には、トナータンク部61Y、トナー搬送部62Y、63Y、トナー落下経路64Y、撹拌部材65Y、トナーエンドセンサ66Y、ギア列81〜84、シャッタ86、等が設置されている。
トナータンク部61Yは、トナー容器32Yのキャップ部32Y1(被保持部)のトナー排出口Wの下方に配設されていて、トナー容器32Yのトナー排出口Wから排出されたトナーが補給口60Yaを介して貯留される。トナータンク部61Yの底部は、トナー搬送部62Y、63Yの上流部に接続されている。
トナー搬送部は、所定方向に回転駆動してトナーを搬送するトナー搬送スクリュ62Y、トナー搬送スクリュ62Yに近接する内壁を有するトナー搬送管63Y、等で構成される。
具体的に、落下口64Yaから離れた位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってトナータンク部61Yに向けて滑落するかその位置に留まることになる。また、落下口64Yaに近い位置に残留するトナー搬送管63Y内のトナーは、大きな衝撃等が生じたとしても落下口64Yaから多量に自重落下することなく、傾斜したトナー搬送管63Yに沿ってトナータンク部61Yに向けて滑落するかその位置に留まることになる。
さらに、トナー搬送スクリュ62Yの駆動・駆動停止を繰り返しても、トナー搬送管63Y内に残留しているトナーが多量に現像装置5Y内に補給されてしまうことによりトナータンク部61Yの残トナー量が大きく変動する不具合も抑止される。したがって、トナーエンドセンサ66Yによるトナーエンド検知の誤検知も防止される。
図13〜図21を参照して、トナー容器32Yは、筒状のトナー容器であって、被保持部としてのキャップ部32Y1と、容器本体32Y2と、で構成される。
容器本体32Y2は、頭部(一端側)に開口が設けられていて、キャップ部32Y1の内部に連通している。また、容器本体32Y2の内壁には螺旋状の突起32Y2aが形成されている。そして、容器本体32Y2は、画像形成装置本体100の駆動カップリング90(容器本体32Y2の他端側の底部に設けられた係合部32Y2bに係合する。)から駆動力を受けて所定方向に回転して、内部に収容されたトナーがキャップ部32Y1(被保持部)に向けて搬送される。そして、容器本体32Y2の開口から排出されたトナーは、キャップ部32Y1(トナー容器32Y)の周面に設けられたトナー排出口Wから排出されて、トナー補給装置60Yのトナータンク部61Yに補給される(図18をも参照できる。)。
このような構成により、容器本体32Y2の底部に設ける複数の係合部32Y2bを、容器本体32Y2の回転中心軸を基準として90度又は180度の分配角θで配設する場合に比べて、容器本体32Y2を回転駆動する際に駆動カップリング90(又は駆動モータ80)にかかる負荷変動を小さくすることができて、現像装置5Yに補給するトナー量のバラツキを軽減することができる。
なお、キャップ部32Y1と容器本体32Y2とのシール性は、キャップ部32Y1の把持部本体32Y120に貼着されたシール材32Y20b(図17、図18等を参照できる。)によって確保されている。すなわち、図17及び図18を参照して、容器本体32Y2の開口がキャップ部32Y1のシール材32Y20bに食い込み摺動することによって、双方の部材の間からトナーが漏出する不具合が抑止される。
詳しくは、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)にトナー容器32Yを装着する場合、ユーザーはトナー容器32の把持部32Y1bを把持しながら、トナー容器32Yを装置本体100の挿入口(図8を参照できる。)から押し込む。なお、図21において、破線は把持部32Y1bを把持するユーザーの手を示し、一点鎖線矢印はユーザーの目線を示す。
そして、トナー容器32Yの底部に設けられた係合部32Y2bが駆動カップリング90に係合した後に、把持部32Y1bを時計方向に約90度だけ手動回転させることで、シャッタ部材32Y1aがトナー補給装置60Yの規制部材に係合して回転が規制されて、トナー排出口Wが開放される。このとき、トナー排出口Wは下方に向いてトナータンク部61Yの補給口60Yaと係合した状態(図18の状態である。)で、キャップ部32Y1がトナー補給装置60Yに固定保持される。これに対して、トナー補給装置60Y(画像形成装置本体100)からトナー容器32Yを取出する場合には、上述した装着時の操作と逆の手順で操作がおこなわれることになる。
非互換用の突起部材32Y1dは、トナー容器32Yが画像形成装置本体100に対して長手方向に装着されるときに画像形成装置本体100に係合して異なる種類の容器の誤セットを防止するためのものである。例えば、非互換用の突起部材32Y1dは、メーカーとは別の会社が画像形成装置を別ブランドで販売するとともにメーカーがトナー容器をその別会社に供給する場合等であって、メーカーの自社ブランドのトナー容器を別会社のものと区別するとき等に設けられる。非互換用の突起部材32Y1dは、シャッタ部材32Y1a(トナー排出口を閉鎖した状態のものである。)とともに電子基板32Y1cを挟むようにトナー容器32Yの周面上に形成されている。
また、図13を参照して、ガイドリブ32Y1fは、トナー補給装置60Yの挿入口(図8を参照できる。)に対して、トナー容器32Yが正しい姿勢で着脱されるように案内するためのものである。
このような構成により、トナーエンド時にキャップ部32Y1にトナーが残留しにくくなる。具体的に、トナー容器32Y内のトナー残量が少なくなって、キャップ部32Y1内のスペース(空洞)においてトナーの界面が低くなっていったときに、傾斜面32Y1g上のトナーは滑落してトナー排出口Wから排出されることになる。
本願発明者は、本実施の形態におけるトナー容器32Yを用いて、キャップ部32Y1の傾斜面32Y1gの傾斜角βを0°、20°、45°の3水準で振って、トナーエンド時におけるキャップ部32Y1内のトナー残量を確認する実験をおこなった。なお、トナー容器32Y内に収容するトナーは、母体樹脂がポリエステル系樹脂で形成されたものであって、安息角が28°のものと43°のものとの2水準を用いた。その結果、(傾斜角β、安息角)の条件が、
傾斜角β>安息角
なる関係を満たす、(45°、28°)のときと、(45°、43°)のときと、に傾斜面32Y1gにおいてトナーが充分に滑落してキャップ部32Y1内のトナー残量がほぼゼロになることを確認した。これに対して、上式の関係を満足しないすべての条件((0°、28°)、(20°、28°)、(0°、43°)、(20°、43°))で、傾斜面32Y1gにおいてトナーが充分に滑落せずにキャップ部32Y1内にトナーが残留することを確認した。なお、トナー残量は、(20°、28°)、(20°、43°)、(0°、28°)、(0°、43°)の順で多かった((0°、28°)と(0°、43°)とのトナー残量は同等である。)。
把持部32Y1bは、その上面の中央に半円状の座ぐり穴が形成され、その下方に傾斜した外壁32Y1mの形状を活用したクボミが形成されている。このように形成されたトナー容器32Y(把持部32Y1b)を画像形成装置本体100に着脱する際、ユーザーはトナー容器32Yを図21の一点鎖線矢印方向の目線で見下ろしながら、図21の破線で示すように親指を上方の座ぐり穴に入れて他の4本の指を下方のクボミに入れた状態で把持部32Y1bを掴んで、スムーズに着脱操作をおこなうことができる。このように、把持部32Y1bの下方にクボミを設けてトナー容器32Yの操作性を向上させるとともに、そのクボミに関わる外壁32Y1mに対応する内壁を傾斜面32Y1gとしてキャップ部32Y1内のトナー残量低減化を図っているために、スペースの無駄のないコンパクトなトナー容器32Yを提供することができる。
傾斜面32Y1gにスクレーパ32Y30が近づくと、トナーの一部はスクレーパ32Y30の回転の勢いで傾斜面32Y1gに衝突させられて、さらにほぐれた状態でトナー排出口Wから排出されることになる。したがって、トナー容器32Yが静止状態で長時間放置されて、収容されたトナーが凝集しかかった状態になってしまっても、トナーがほぐされて、その後におこなわれる現像工程の前に良好に分散・帯電されることになる。
本願発明者は、本実施の形態におけるトナー容器32Y(トナーの代わりに、キャリア含有量が5重量%の2成分現像剤が収容されたものである。)を用いて、キャップ部32Y1の傾斜面32Y1gの傾斜角βを0°、20°、45°の3水準で振って、現像剤エンド時におけるキャップ部32Y1内の現像剤の残量を確認する実験をおこなった。なお、トナー容器32Y内に収容する現像剤の安息角は14°である。その結果、(傾斜角β、安息角)の条件が、
傾斜角β>安息角
なる関係を満たすときであって、(20°、14°)のときと、(45°、14°)のときと、に傾斜面32Y1gにおいて現像剤が充分に滑落してキャップ部32Y1内の現像剤の残量がほぼゼロになることを確認した。これに対して、上式の関係を満足しない条件(0°、14°)では、傾斜面32Y1gにおいて現像剤が充分に滑落せずにキャップ部32Y1内に現像剤が残留することを確認した。
31、31Y、31M、31C、31K トナー容器収容部、
32Y、32M、32C、32K トナー容器、
32Y1 キャップ部(被保持部)、
32Y1a シャッタ部材、
32Y1b 把持部、
32Yg 傾斜面、
32Yh 天井部、
32Yk 垂直面、
32Y2 容器本体、
60Y、60M、60C、60K トナー補給装置、
100 画像形成装置本体(装置本体)、 W トナー排出口。
Claims (7)
- 画像形成装置本体のトナー容器収容部に着脱自在に設置されるトナー容器であって、
内部に収容したトナーを開口部から排出する容器本体と、
前記容器本体の前記開口部から排出されたトナーを前記トナー容器収容部への着脱動作に連動して開閉されるトナー排出口から排出するとともに、前記トナー容器収容部に非回転で保持される被保持部と、
を備え、
前記被保持部は、
その内壁に前記トナー排出口に向けて傾斜する傾斜面を具備し、
その内壁が、前記トナー容器収容部に保持された状態における天井部と前記トナー排出口に向けて傾斜する前記傾斜面とを除いて、傾斜面又は/及び垂直面のみで形成され、
前記トナー排出口に向けて傾斜する前記傾斜面に対応する外壁の一部又は全部が把持部の一部になるように形成されたことを特徴とするトナー容器。 - 前記内壁の前記傾斜面は、その傾斜角が前記トナーの安息角以上になるように形成されたことを特徴とする請求項1に記載のトナー容器。
- 前記容器本体の前記開口部に、前記被保持部に対して前記容器本体とともに回転するスクレーパを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー容器。
- 前記スクレーパは、回転して、その先端が前記トナー排出口に向けて傾斜する前記傾斜面の下端に近接するように形成されたことを特徴とする請求項3に記載のトナー容器。
- 前記容器本体内にトナーを収容したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のトナー容器。
- 前記容器本体内にキャリアをさらに収容したことを特徴とする請求項5に記載のトナー容器。
- 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のトナー容器が前記画像形成装置本体に設置されたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (14)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231266A JP5365110B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | トナー容器及び画像形成装置 |
TW098126281A TWI414912B (zh) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | 碳粉容器及影像形成設備 |
PCT/JP2009/064082 WO2010029826A1 (en) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | Toner container and image forming apparatus |
US12/682,895 US8369738B2 (en) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | Toner container and image forming apparatus |
ES09812973T ES2760500T3 (es) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | Recipiente de tóner y aparato de formación de imágenes |
KR1020107009888A KR101143013B1 (ko) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | 토너 용기 및 화상 형성 장치 |
CN201510213760.5A CN104765259B (zh) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | 调色剂容器和成像设备 |
EP09812973.7A EP2321707B1 (en) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | Toner container and image forming apparatus |
CN200980100927.XA CN102741761B (zh) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | 调色剂容器和成像设备 |
EP19205934.3A EP3623873B1 (en) | 2008-09-09 | 2009-08-04 | Toner container and image forming apparatus |
US13/720,628 US8600262B2 (en) | 2008-09-09 | 2012-12-19 | Toner container and image forming apparatus |
US14/066,965 US8958718B2 (en) | 2008-09-09 | 2013-10-30 | Toner container and image forming apparatus |
US14/556,975 US9176424B2 (en) | 2008-09-09 | 2014-12-01 | Toner container and image forming apparatus |
HK15110982.2A HK1210280A1 (en) | 2008-09-09 | 2015-11-06 | Toner container and image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008231266A JP5365110B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | トナー容器及び画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010066404A JP2010066404A (ja) | 2010-03-25 |
JP5365110B2 true JP5365110B2 (ja) | 2013-12-11 |
Family
ID=42192060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008231266A Expired - Fee Related JP5365110B2 (ja) | 2008-09-09 | 2008-09-09 | トナー容器及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5365110B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9958808B2 (en) | 2015-03-18 | 2018-05-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and container having wall member to cover discharge channel |
CN111902284B (zh) * | 2018-03-28 | 2022-09-06 | 大和制罐株式会社 | 容器、容器的制造方法以及印刷装置 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8532542B2 (en) | 2009-07-23 | 2013-09-10 | Ricoh Company, Limited | Toner container and manufacturing method for toner container |
JP5534339B2 (ja) * | 2010-10-05 | 2014-06-25 | 株式会社リコー | トナー補給装置、及び、画像形成装置 |
JP5732856B2 (ja) * | 2011-01-07 | 2015-06-10 | 株式会社リコー | トナー補給装置及び画像形成装置 |
JP6048346B2 (ja) | 2013-08-29 | 2016-12-21 | コニカミノルタ株式会社 | 現像剤収容容器 |
JP6597587B2 (ja) * | 2016-12-20 | 2019-10-30 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | トナー容器及び画像形成装置 |
JP2019066895A (ja) * | 2019-02-04 | 2019-04-25 | 富士ゼロックス株式会社 | 現像剤の収容容器 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3848111B2 (ja) * | 2001-08-29 | 2006-11-22 | キヤノン株式会社 | トナー補給容器 |
JP4423140B2 (ja) * | 2004-08-31 | 2010-03-03 | 株式会社リコー | トナー容器及びトナー補給装置並びに画像形成装置 |
JP2006201362A (ja) * | 2005-01-19 | 2006-08-03 | Ricoh Co Ltd | トナー収納容器および画像形成装置 |
JP4380639B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2009-12-09 | 株式会社リコー | トナー容器、画像形成装置、及び、トナー容器の製造方法 |
JP4786517B2 (ja) * | 2006-12-15 | 2011-10-05 | 株式会社リコー | トナーボトルユニット、画像形成装置 |
-
2008
- 2008-09-09 JP JP2008231266A patent/JP5365110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9958808B2 (en) | 2015-03-18 | 2018-05-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus and container having wall member to cover discharge channel |
CN111902284B (zh) * | 2018-03-28 | 2022-09-06 | 大和制罐株式会社 | 容器、容器的制造方法以及印刷装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010066404A (ja) | 2010-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2896999B1 (en) | Developer container, developing device, process unit, and image forming apparatus | |
JP5365110B2 (ja) | トナー容器及び画像形成装置 | |
JP4803826B2 (ja) | トナー容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP4371317B2 (ja) | トナー容器、画像形成装置、及び、梱包箱 | |
JP6115327B2 (ja) | 現像剤収容器、現像装置、プロセスユニット、画像形成装置、および現像剤収容器の製造方法 | |
JP5327577B2 (ja) | トナー容器及び画像形成装置 | |
JP5212758B1 (ja) | 現像剤収容器、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP5365121B2 (ja) | トナー補給装置及び画像形成装置 | |
JP2009008698A (ja) | トナー容器、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 | |
JP4368331B2 (ja) | トナーボトル及び画像形成装置 | |
JP5304124B2 (ja) | トナー容器及び画像形成装置 | |
JP4988614B2 (ja) | トナー補給装置及び画像形成装置 | |
JP2007114247A (ja) | トナー補給装置、トナー容器、及び、画像形成装置 | |
JP2013161091A (ja) | 現像剤収容器、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP2013161091A5 (ja) | ||
JP5146735B2 (ja) | トナー容器及び画像形成装置 | |
CN111694247B (zh) | 调色剂容器、调色剂补给装置及图像形成装置 | |
JP7423947B2 (ja) | トナー容器、トナー補給装置、及び、画像形成装置 | |
JP5170840B2 (ja) | トナー容器及び画像形成装置 | |
JP5861930B2 (ja) | 粉体物収納容器及びこれを備えた画像形成装置 | |
JP5664972B2 (ja) | 粉体物収納容器及びこれを備えた画像形成装置、並びに、粉体物補充方法 | |
JP5500505B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6504359B2 (ja) | 粉体容器、及び、画像形成装置 | |
JP2024003440A (ja) | 粉体容器、及び、画像形成装置 | |
JP2021192075A (ja) | 粉体収容容器、及び、画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110803 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130725 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130813 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130826 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5365110 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |