JP5364410B2 - 計量注出器 - Google Patents
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Description
そこで、容器の口部に装着され、容器から液体が充填される中空のカプセル状部材を有する計量注出器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この計量注出器は、口部に装着されるカプセル状部材と、カプセル状部材に対して上下往復移動可能な栓体と、栓体に取り付けられてその重量によって栓体をカプセル状部材に対して往復移動させる錘と、を備えている。栓体には、栓体をカプセル状部材に対して上下移動させることによってカプセル状部材の内部に連通可能な流路が形成されている。
以上のように、外部に露出している外側部材を往復移動させるだけで一定量の内容物を計量及び注出できるため、計量注出器の操作性が向上する。
この発明では、充填位置から注出位置まで外側部材を移動させる際、中間位置において連通口及び注出口を閉塞した後に注出口が開放されるように構成することで、容器内の内容物は、注出口が開放される際に連通口を通って充填空間に充填されず、充填空間の容積に応じた一定量の注出がより確実に行われる。
この発明では、摺動筒部によって外側部材が案内されるため、外側部材の往復移動が安定して行える。したがって、計量注出器の操作性がさらに向上する。
この発明では、外側部材が充填位置及び注出位置で停止されることで、外側部材の内側部材に対する往復移動が安定して行われ、計量注出器の操作性がさらに高められる。
この発明では、外側部材を中心軸回りの回転によって往復移動させるので、内容物が充填された外側部材の自重によって外側部材が中心軸に沿って移動することを防止できる。これにより、計量注出器の操作性がさらに向上する。
この発明では、操作部によって外側部材を容易に操作できる。
計量注出器1は、例えばPE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)などの樹脂材料で形成されており、一体的に形成された装着筒部11及び内側部材12と、内側部材12に係合された外側部材13と、を備えている。これら装着筒部11、内側部材12及び外側部材13は、それぞれの中心軸線が共通軸上に位置された状態で配設されている。以下、この共通軸を中心軸Oと称し、図1において中心軸Oに沿って口部3に近接する方向を上方、口部3から離間する方向を下方とする。
内側部材12は、連通部21、栓体部22及び外筒部23を備えている。
連通部21は、装着筒部11から順に連設された円環状平面部(第1停止部)25及び円筒状部26を有する。
円環状平面部25は、装着筒部11の下端から径方向内方に向けて延びている。また、円環状平面部25の上面には、装着筒部11と共に口部3を挟み込む環状の嵌合突起25Aが装着筒部11よりも径方向内方において上方に向けて突出して形成されている。
円筒状部26は、装着筒部11内に連通する連通路26Aが内部に形成された円筒状をなしており、円環状平面部25の内縁から中心軸Oに沿って下方に向けて延びている。そして、円筒状部26の下端部には、連通路26Aと連通部21の外部とを連通する連通口26Bが周方向に間隔をあけて複数形成されている。
筒体部28の下端部には、流通口28Aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。なお、筒体部28は、円筒状をなしているが、円柱状など中実の構造であってもよい。
なお、内側部材12は、装着筒部11と一体に形成されている。
第1摺動筒部31は、中心軸Oに沿って延在するほぼ円筒状をなしており、円筒状部26の外周面と外筒部23の内周面との間に配置されている。そして、第1摺動筒部31の内径は、円筒状部26の外径とほぼ同等となっている。このため、第1摺動筒部31は、円筒状部26と外筒部23との間において円筒状部26の外周面に摺接する。
さらに、第1摺動筒部31の上端には、径方向外方に向けて突出する第2停止凸部31Aが全周にわたって形成されている。以上より、第1摺動筒部31は、第1摺動筒部31の上端が円環状平面部25の下面に突き当たる充填位置と第1摺動筒部31の第2停止凸部31Aが外筒部23の第1停止凸部23Aに係止する注出位置との間で中心軸Oに沿って上下往復移動可能となっている。
なお、充填部32は、中心軸Oに沿う中央部を中心として上下に二分割された上側及び下側部材34、35を嵌合させることによって形成されている。ここで、上側部材34は、第1摺動筒部31と一体に形成されており、下側部材35は、第2摺動筒部33と一体に形成されている。
第1及び第2摺動筒部31、33は、中心軸Oに沿って移動していくと、いずれか一方が連通口26Bまたは流通口28Aを覆っており、連通口26B及び流通口28Aを同時に開放しない。さらに、第1及び第2摺動筒部31、33は、充填位置から注出位置に移動していくと、連通口26Bを覆うまで流通口28Aを開放しない。
最初に、消費者(使用者)は、計量注出器1を容器2の口部3に螺着し、図2に示すように、計量注出器1の中心軸Oが鉛直方向に沿うように容器2を傾けた状態で容器2を保持具40で保持する。
このように、充填空間32Aに内容物を充填した状態では、先に連通口26Bを閉塞した後に注出口13Aを開放することで、容器2内の内容物が充填空間32Aにさらに充填されることを防止しつつ充填空間32Aの内容物を計量注出器1の外部に注出している。これにより、一定量の内容物が注出される。
なお、充填位置において、第1摺動筒部31の上端は、円環状平面部25の下面に突き当てられる。そのため、外側部材13は、充填位置から中心軸Oに沿ってさらに上方に移動することが防止される。これにより、充填位置における外側部材13の位置決めが容易に行われる。
以上のようにして、一定量の内容物を計量、注出する。
ネジ筒部62は、中心軸Oに沿うほぼ円筒状をなしており、ネジ筒部62の内周面には、雄ネジ部56Aと螺合する雌ネジ部62Aが形成されている。
フランジ部63は、平面視ほぼ円板状をなしており、ネジ筒部62の外周面と充填部61の中央部の内周面とを接続している。また、フランジ部63には、周方向に間隔をあけて複数の流通口63Aが形成されている。そのため、充填空間61Aにおける内容物の流通は、フランジ部63によって阻害されない。
また、フランジ部63及びネジ筒部62は、一体的に形成されており、充填部61に対して相対回転不能に嵌着されている。
まず、消費者は、計量注出器50を容器2の口部3に螺着し、操作部64を保持して中心軸O回りで適宜回転させて外側部材52を上方に移動させることにより、外側部材52を充填位置に位置付ける(図4参照)。これにより、容器2内に収容されている内容物は、装着筒部11内及び連通路26Aを通って充填空間61Aに充填される。
以上のようにして、一定量の内容物を計量、注出する。
例えば、装着筒部は、口部に螺着する構成となっているが、口部に嵌合して装着する構成など、他の構成であってもよい。
また、連通口は、円筒状をなす第1摺動筒部によって開閉されるが、開閉できれば他の形状をなす部材によって開閉されてもよい。
そして、連通路は、装着筒部内と連通口とを接続する流路であればよく、溝状など、他の形状であってもよい。
さらに、外側部材には、操作部が設けられていなくてもよく、充填部を直接操作して外側部材を中心軸に沿って上下移動または中心軸回りで回転させてもよい。
Claims (6)
- 内容物を収容する容器の口部に装着される計量注出器であって、
前記口部に装着される装着筒部と、
前記装着筒部に設けられた内側部材と、
前記内側部材に移動可能に外嵌され、該内側部材との間に充填空間を形成する中空の外側部材と、を備え、
前記内側部材が、前記装着筒部内に連通する連通路と、該連通路及び前記充填空間を連通する連通口が形成された連通部と、前記充填空間の内容物を注出する前記外側部材に形成された注出口を開閉する栓体部と、を有し、
前記外側部材が、前記連通口が開放されかつ前記注出口が閉塞される充填位置と、前記連通口が閉塞されかつ前記注出口が開放される注出位置と、の間を往復移動自在に前記内側部材に外嵌されており、
前記栓体部の先端が、前記外側部材の先端よりも前記充填空間の内側に位置することを特徴とする計量注出器。 - 前記充填位置と前記注出位置との間に、前記連通口及び前記注出口が閉塞される中間位置が設定されていることを特徴とする請求項1に記載の計量注出器。
- 前記外側部材が、前記内側部材の外周面に沿って摺動する摺動筒部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の計量注出器。
- 前記外側部材を前記充填位置で停止させる第1停止部と、前記外側部材を前記注出位置で停止させる第2停止部と、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の計量注出器。
- 前記内側部材が、柱状または筒状をなし、前記栓体部の外周面に形成された第1ネジ部を有し、
前記外側部材が、前記第1ネジ部と螺合する第2ネジ部を有し、前記内側部材の中心軸回りで回転することで該中心軸に沿って往復移動することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の計量注出器。 - 前記外側部材の外周面には、該外側部材を前記内側部材に対して操作可能な操作部が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の計量注出器。
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