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JP5358788B2 - サイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造 - Google Patents

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JP5358788B2 JP2009045173A JP2009045173A JP5358788B2 JP 5358788 B2 JP5358788 B2 JP 5358788B2 JP 2009045173 A JP2009045173 A JP 2009045173A JP 2009045173 A JP2009045173 A JP 2009045173A JP 5358788 B2 JP5358788 B2 JP 5358788B2
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Description

本発明は、シートバックのアウタ側部に内蔵されたエアバッグの膨出をトリムカバーの開裂部位に容易に導出可能とするサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造に関する。
シートバックのアウタ側部にエアバッグを内蔵し、衝突等の発生時、トリムカバーの所定箇所の開裂を伴ってエアバッグを乗員側部に膨出させることにより、乗員をドア等の壁面から保護する構成が、自動車等のシート、特にフロントシートにおいて一般的に知られている。
ここで、この種のシート、いわゆるサイドエアバッグ内蔵シートにおいては、近年、乗員保護範囲の広域化がはかられつつあり、たとえば特開2008−120148号公報に開示のように、上部、下部のバッグ部を一体に持つものも知られている。
特開2008−120148号公報
ところで、一般的に、エアバッグは、インフレータから噴出したガスによる膨張により、トリムカバーの開裂部位、一般的にはトリムカバーの縫合部を開裂してシートバック前方外部に膨出し展開される。しかしながら、エアバッグユニットの前方側がシートパッド等によってほぼ均質に覆われた形態であると、トリムカバーの開裂部位が特定されず、エアバッグの膨出方向および展開方向が安定化しないため、乗員に対する保護性能に悪影響を及ぼす恐れがある。
また、通常、エアバッグは、トリムカバーの開裂した縫合部の狭い範囲から膨出を開始し、その膨出段階において上下に幅広く展開される。つまり、上下に広範囲の展開形状を有するエアバッグにおいては、そのエアバッグが持つ本来の展開形状への展開が、シートバックの前方外部に膨出してからとなるため、エアバッグの展開初期段階においては、エアバッグの上下部位、つまり乗員腰部や肩部あるいは頭部の保護が十分に得られなくなる恐れが否定できない。
本発明は、上下に広範囲の展開形状を有するエアバッグを迅速、容易に展開可能としたサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造の提供を目的としている。
上記の目的のために、請求項1に係る本発明によれば、サイドエアバッグの収納部となるシートパッド凹部の前面壁のうち、インフレータのガス噴出口に整列する部分を含む上下方向での所定範囲を、左右外方に向けた斜面部とし、この斜面部の前端をトリムカバーの開裂部位に整列させるとともに、この斜面部の、シートパッド凹部の上下壁に連続する縁を、上下の拡開方向に傾斜させている。
また、請求項2に係る本発明によれば、インフレータのガス噴出口を上下それぞれに設けている。
請求項1に係る本発明では、エアバッグの膨出に伴うトリムカバーの初期開裂位置が、インフレータの噴出口近傍に特定できる。そして、シートパッド凹部の上下壁の斜面によって、エアバッグの初期膨出の上下幅が拡大されるため、上下広範囲でのエアバッグの初期膨出および展開が容易に確保できる。
また、請求項2に係る本発明では、インフレータの上下双方にガス噴出口を配したため、エアバッグの上下部位がより一層展開しやすくなる。
本発明の一実施例に係るサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造におけるシートパッド対応部位の概略縦断面図を示す。 サイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造におけるインフレータのガス噴出口近傍位置でのシートパッド対応部位の概略横断面図を示す。 サイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造におけるインフレータのガス噴出口近傍位置でのシートパッド非対応部位の概略横断面図を示す。 エアバッグをシートバックに内蔵した車両用シートの概略斜視図を示す。
エアバッグの収納部となるシートパッド凹部の前面壁のうち、インフレータのガス噴出口に整列する部分を含む上下方向での所定範囲を、左右外方に向けた斜面部とし、この斜面の前端をトリムカバー開裂部位に整列させるとともに、この斜面部の、シートパッド凹部の上下壁に連続する縁を上下の拡開方向に傾斜させている。
以下、図面を参照しながら本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例に係るサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造におけるシートパッド対応部位の概略縦断面図を示す。図2、図3はインフレータのガス噴出口近傍位置でのシートパッド対応部位、非対応部位の概略横断面図をそれぞれ示す。図4はエアバッグをシートバックに内蔵した車両用シートの概略斜視図を示す。
図1〜図3に示すように、本発明のサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造10においては、エアバッグがシートバック14の左右側部のいずれか、具体的には車両のアウタ側部に規定されたシートパッド16の凹部17を収納部としてシートバックに内設されている。
この種のサイドエアバッグ内蔵シートの基本構造自体は、たとえば特開2008−120148号公報に開示されているように公知であるため、詳細な説明は省略する。ここでいうエアバッグ12は、ガスを発生するインフレータ18と共にエアバッグユニット20として構成され、たとえば、シートバックフレーム22のサイドフレーム24に固定されている。
なお、図1に示すように、この実施例においては、インフレータ18はその上下双方に噴出口18aを有する形態に具体化されている。
ここで、この種のサイドエアバッグ内蔵シートにおいては、シートバック14のトリムカバー26の縫合部26aが、エアバッグ12の膨出に伴う開裂部位として規定される(図1〜図4参照)。そして、図1、図3に示すように、この発明においては、エアバッグの収納部となるシートパッド凹部17の前面壁17aのうち、インフレータのガス噴出口18aに整列する部分を含む上下方向での所定範囲Lをシートバック14の左右外方に向けた肉抜きによる斜面部30とし、この斜面部の前端30aをトリムカバーの開裂部位となる縫合部26aに整列させるとともに、この斜面部のシートパッド凹部の上下壁17bに連続する縁30bを上下の拡開方向に傾斜させて設けている。
なお、図1、図3に示すように、シートパッド凹部17の所定範囲L以外の部分は、エアバッグユニット20の前面を覆う斜面部を持たない形状として残される。
このような構成においては、インフレータのガス噴出口18aからのガス噴出に伴うエアバッグ12の膨出時、エアバッグの対応箇所は、シートパッド凹部の前面壁17aによる抵抗のない斜面部30に導かれる。そのため、この斜面部に整列するトリムカバーの縫合部26aをまず破断し、それに追従して縫合部の他の部分を破断することで、エアバッグは図1、図2に二点鎖線で示すようにシートバック14の前方に膨出し、エアバッグの持つ展開形状に展開される。つまり、シートパッド凹部の前面壁17aに形成した斜面部30がガイドとなり、この斜面部に整列した位置からトリムカバー縫合部26aの開裂が始まるため、その開裂位置が特定される。
そして、本発明においては、シートパッド凹部の前面壁17aに設けた斜面部30のシートパッド凹部の上下壁17bに連続する縁30bを上下の拡開方向に傾斜させている。つまり、エアバッグ12は、上下方向に拡大しながらの膨出をこの斜面部30の上下傾斜によって補償されるため、その膨出の初期段階から上下方向に拡大しながら展開することが可能になる。従って、乗員腰部や肩部あるいは頭部等に対する保護、つまりドア等の壁面32からの隔離が迅速に行え、乗員に対する保護性能が向上される。
また、この実施例では、インフレータ18はその上下双方に噴出口18aを有する形態に形成されている。この構成によれば、エアバッグ12の上下部位に十分な量のガスが噴出されるため、エアバッグの上下部位がより一層展開しやすくなる。
なお、この実施例の形態に限らず、インフレータの噴出口18aをその上下のいずれかにのみ配する構成においてもよい。
上述した実施例は、この発明を説明するためのものであり、この発明を何ら限定するものでなく、この発明の技術範囲内で変形、改造などの施されたものも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。
一般的には、自動車等のフロントシートに適するとはいえ、ドア等の壁面に隣接して装着されるシートであれば、エアバッグによる保護効果が十分に機能することから、フロントシートに限定されず、たとえば、自動車等のリヤシートのシートバックや、バス等の乗客用シートのシートバックに、本発明のシートパッド構造は応用できる。
10 サイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造
12 エアバッグ
17 シートパッド凹部
30 斜面部

Claims (2)

  1. シートバックのアウタ側部に内蔵されたエアバッグを、インフレータからの発生ガスによるその膨出により、トリムカバー開裂部位からシートバックの前方で展開させるサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造において、
    上記エアバッグの収納部となるシートパッド凹部の前面壁のうち、インフレータのガス噴出口に整列する部分を含む上下方向での所定範囲を、左右外方に向けた斜面部とし、この斜面部の前端を上記トリムカバー開裂部位に整列させるとともに、この斜面部の、シートパッド凹部の上下壁に連続する縁を、上下の拡開方向に傾斜させたことを特徴とするサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造。
  2. インフレータのガス噴出口が、上下それぞれに設けられた請求項1記載のサイドエアバッグ内蔵シートのシートパッド構造。
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