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JP5353440B2 - 後処理装置、及び画像形成システム - Google Patents

後処理装置、及び画像形成システム Download PDF

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JP5353440B2
JP5353440B2 JP2009123846A JP2009123846A JP5353440B2 JP 5353440 B2 JP5353440 B2 JP 5353440B2 JP 2009123846 A JP2009123846 A JP 2009123846A JP 2009123846 A JP2009123846 A JP 2009123846A JP 5353440 B2 JP5353440 B2 JP 5353440B2
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Description

本発明は、後処理装置、及び画像形成システムに関する。
画像形成装置において画像が形成された用紙に対し、後処理装置は各種後処理を施す。後処理が施された用紙束は、排紙搬送モータによって後処理装置の排出トレイに排出される。排出トレイに積載可能な用紙束の数は、排出トレイの大きさに応じて異なる。排出トレイの上下に備えられたセンサによって用紙束が検知されると、排出トレイに用紙束がいっぱいになり、これ以上積載できない状態(以下、単に満杯状態という)であると後処理装置は判断する。満杯状態が検知されると、後処理装置は画像形成装置に対して画像形成をストップする旨の指示を送信する。
特許文献1には、用紙の積載状態や紙詰まりを自動的に検知し、オペレータの監視負担を軽減する排紙装置に関する技術が記載されている。
特許文献2には、排出先に商品が満杯状態になっても排出される商品同士の衝突を防止する包装システムに関する技術が記載されている。
特開平8−81109号公報 特開平11−314621号公報
排出トレイに排出される用紙束の印刷方法や紙種、枚数等によって、排出トレイのセンサは満杯状態を誤検知することがある。まだ排出トレイに用紙束が載置可能な状態であっても、何らかの理由によって用紙束が排出トレイのセンサを所定時間ONした場合には満杯状態が検知されてしまう。
図7(a)に、満杯状態が検知されていない場合における排出トレイを模式的に示す。図7(a)に示す例では、排出トレイの上下に2つのセンサ(排紙上限検知センサSE1と満杯状態検知センサSE2)によって満杯状態を検知する。つまり、排紙上限検知センサSE1と満杯状態検知センサSE2が用紙束を検知している場合には、後処理装置は、排出トレイが満杯状態であると判断する。押さえ部材Pは、用紙束を整列させるために使用される。図7(a)に示す例では、排紙上限検知センサSE1はONになっているが、満杯状態検知センサSE2はONになっておらず、満杯状態は検知されていない。
図7(b)に、満杯状態が検知された場合における排出トレイを模式的に示す。図7(b)に示す例では、排紙上限検知センサSE1及び満杯状態検知センサSE2がともにONになっており満杯状態が検知される。図7(b)に示すように、排出トレイが満杯状態でなくても、排出トレイの傾斜や用紙束の重なり具合によって、用紙束がずり落ちてきて満杯状態が検知されてしまう場合がある。つまり、まだ用紙束を積載することができるにも関わらず、満杯状態が検知されて画像形成がストップしてしまう。
図8(a)に、用紙束が十分に搬送されず、満杯状態が誤検知される場合を模式的に示す。図8(a)に示すように、排紙搬送モータによって所定時間、用紙束を搬送しても、用紙束の重さ等により十分な搬送が行えず、満杯状態検知センサSE2をOFFにできない場合には、誤検知となる。
図8(b)に、用紙束の止め方が弱く、直近で排出された用紙束にひっかかって誤検知される場合を模式的に示す。図8(b)に示すように、排出された用紙束が引っかかってしまった場合、搬送モータによって所定時間搬送しても満杯状態検知センサSE2をOFFにできない。
図9(a)に、用紙束が所定時間搬送された後に、満杯状態検知センサがOFFになる場合の各センサの状態を示す。排紙センサは、排出トレイに対する用紙束の排出を検知する。各センサがONになっている場合には、このセンサが用紙束を検知している状態を示す。各センサがOFFになっている場合には、このセンサが用紙束を検知していない状態を示す。
図9(a)に示すように、通常の状態(満杯状態でない状態)であれば、排紙搬送モータが用紙束を所定時間搬送した後に、満杯状態検知センサがOFFになる。つまり、用紙束が排出トレイに排出され、満杯状態検知センサを通過して排出トレイに載置される。
図9(b)に、用紙束が所定時間搬送されていったんOFFになった満杯状態検知センサが再度ONになる場合の各センサの状態を示す。図9(b)に示すように、排紙搬送モータが所定時間駆動して、用紙束が排出トレイに排出される。満杯状態検知センサSE2がいったんOFFになるが、用紙束がずり落ちてきてONになってしまう。つまり、上記説明した図7(b)、図8(a)、又は図8(b)のように、満杯状態が誤検知されてしまう。
このように、満杯状態が誤検知されてしまった場合であっても、画像形成装置は画像形成を停止するため、効率のよい印刷を実行することができない。特許文献1の技術では、用紙の積載状態や紙詰まりを自動的に検知することはできるが、満杯状態誤検知の後の処理については何ら記載されていない。特許文献2には、排出先に商品が一杯になっても商品の衝突を防止することはできるが、同様に満杯状態の誤検知を防止する手段についての記載はない。
本発明は上記課題に鑑みてされたものであり、その目的とするところは、誤検知された満杯状態から自動的に復旧することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
画像形成された複数の用紙に所定の後処理を施して用紙束を作成する後処理装置であって、
前記用紙束を積載するための用紙束積載部と、
前記用紙束積載部に設けられ、当該用紙束積載部上の用紙束を搬送する用紙束搬送部と、
前記用紙束積載部における用紙束の満杯状態を検知する用紙積載監視部と、
前記用紙積載監視部によって満杯状態が検知された場合、当該満杯状態検知させている用紙束を前記用紙束積載部上で再度搬送するためのリトライ処理を前記用紙束搬送部に実行させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記制御部は、所定時間の前記リトライ処理を複数回数実行させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、
前記後処理装置は、リトライ処理における前記所定時間及び前記複数回数を格納する動作条件テーブルを記憶する記憶部を更に備え、
前記制御部は、前記動作条件テーブルに基づいてリトライ処理を前記用紙束搬送部に実行させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の発明において、
前記所定時間は、用紙束に施された後処理のパターン、用紙束に含まれる用紙枚数、及び用紙束の紙種を含む用紙束情報に基づいた時間であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の発明において、
前記複数回数は、用紙束に施された後処理のパターン、用紙束に含まれる用紙枚数、及び用紙束の紙種を含む用紙束情報に基づいた回数であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の発明において、
前記用紙束積載部は、用紙束の搬送方向からみて下流側が上向きに傾斜しており、用紙束の搬送方向に沿って、複数の用紙束を積載可能であり、
前記用紙積載監視部は、前記用紙束積載部の、用紙束の搬送方向からみて上端と下端に設けられたセンサであることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、用紙に画像形成する画像形成装置と、
該画像形成装置により画像形成された複数の用紙に所定の後処理を施す請求項1〜6の何れか一項に記載の後処理装置と、
を備えたことを特徴とする画像形成システムである。
本発明によれば、誤検知された満杯状態から自動的に復旧することができる。
本実施の形態における画像形成システムの概略断面図である。 図1に示す後処理装置の制御ブロック図である。 図2に示す制御部によって実行される満杯状態検知処理のフローチャートである。 図2の記憶部に記憶される動作条件テーブルのデータ格納例である。 図2に示す制御部によって実行されるリトライ処理のフローチャートである。 図1に示す後処理装置の各センサの状態を示す模式図である。 従来の排出トレイを示す模式図である。 従来の排出トレイを示す模式図である。 従来の後処理装置のセンサの状態を示す模式図である。
以下、図を参照して、本発明に係る後処理装置及び画像形成システム1の構成を説明する。
図1に、本発明に係る画像形成システム1の全体図を示す。図1に示すように、画像形成システム1は、画像形成装置10と後処理装置100から構成される。
画像形成装置10は、原稿の読み取り画像を出力用の画像として用紙上に形成するコピー機能や、パーソナルコンピュータなどの外部装置からジョブデータを受信し、対応する画像を用紙上に形成して出力用の画像として出力するプリンタ機能等を実現する画像形成部20を備えた、いわゆるデジタル複合機である。画像形成部20は、感光体や帯電装置を備え、電子写真プロセスによって用紙に画像を形成する。
操作部30は、画像形成装置10の上部前面側に配置された液晶ディスプレイからなる画面、及び、当該画面上に設けられたタッチパネル及び各種の入力スイッチ等で構成される。操作部30は、ユーザからの各種の入力操作を受け付け、当該操作に応じた操作信号が画像形成装置のCPUに対して送信されるようになっている。
また、操作部30は、ジョブに関わる各種設定、例えば、画像形成を行う用紙のサイズ(例えば、A4、B5等の用紙サイズの規格から把握される全長及び全幅)、印字モード(例えば、両面印字モード/片面印字モード)、用紙に施す後処理の種別(例えば、ステイプル処理やシフト処理等)等を入力可能である。
後処理装置100は、搬入部101、給紙トレイSP、排出トレイT1とT2、スタック部140等から構成され、画像形成装置10から排紙された用紙に対して各種後処理を実行する。後処理の条件等は、画像形成装置10から送信されたジョブデータに基づいて判断する。ジョブデータには、後処理の内容(三つ折り、中折り等)であるモードや、用紙の斤量、用紙束に含まれる用紙の枚数等が含まれる。
搬入部101は、搬送ローラ102と、用紙通過検知センサ103と、搬送路切換板104と、滞留部105と、搬送ローラ106等を備えて構成される。
搬送ローラ102は、画像形成装置10から排紙された用紙を後処理装置100に搬入し、用紙通過検知センサ103に向けて搬出する。
用紙通過検知センサ103は、搬送ローラ102より搬送される用紙が通過するとON/OFF信号を、後述する制御部200に対して出力する。制御部200は、この信号を受信することにより、後処理装置100に用紙が搬入されたことを検知する。
搬送路切換板104は、用紙通過検知センサ103を通過した用紙が、滞留部105又は搬送ローラ106の何れか一方を通過するように搬送路を切り換える。
滞留部105は、時間的に前後して搬送された用紙の搬送方向前後位置をずらして重ね合わせる。
搬送ローラ106は、滞留部105にて用紙を滞留させることなく用紙を搬送する。
給紙トレイSPは、表紙や挿入紙等の合紙導入用のトレイであり、搬送ローラ107〜109を介して搬送ローラ102に搬送される。
切換ゲート110は、図示しないソレノイドの駆動により三方の用紙搬送路、即ち、排出トレイT1に至る搬送路と、シフト部120に至る搬送路と、スタック部140に至る搬送路の何れかを選択的に分岐させている。
排出トレイT1は、後処理を施さない用紙を積載するためのものである。排出トレイT1は、ジョブデータに単純排紙(後処理を施さないことを示す)が設定されている場合の用紙を順次積載させる。
シフト部120は、所定の枚数毎に、用紙の排紙向きを用紙搬送方向に直交する方向へ変えるシフト処理を行う。
排出トレイT2は、シフト部120によりシフト処理がなされた用紙及び綴じ部130により綴じ処理がなされた用紙束を積載するためのものである。排出トレイT2は、満杯状態検知センサ150と排紙上限検知センサ160を備えている。満杯状態検知センサ150及び排紙上限検知センサ160は、フォトダイオード等から構成され、センサ上に用紙束がある/ないを検出し、対応する信号を制御部200に対して送信する。
スタック部140は、搬入ローラ141、用紙搬入検知センサ142、スタッカ143、巻き戻しパドル144等から構成される。
搬入ローラ141は、切換ゲート110によりスタック部140に至る搬送路が選択されている場合に、スタッカ143に対して用紙を搬入するローラである。
用紙搬入検知センサ142は、搬入ローラ141へ搬送される用紙が通過するとON/OFF信号を制御部200に対して出力するセンサである。制御部200は、この信号を受信することにより、スタッカ143に対して用紙が搬入されたことを検知する。
スタッカ143は、傾斜部143aと、ストッパ143b等から構成され、搬入ローラ141により搬入された複数枚の用紙を束ねて整列した状態で積載する。
傾斜部143aは、傾斜面を有しており、搬入ローラ141より搬入された用紙を傾斜面で受け止め、ストッパ143bで静止した用紙を載置する。
ストッパ143bは、傾斜部143aにより滑落される用紙を静止させ、傾斜部143aとともに複数枚の用紙を重ねて積載させる。
綴じ部130は、スタッカ143に積載された複数枚の用紙に対して、側縁片近傍に1箇所若しくは中央2箇所に綴じ針を打針してステイプル処理を行う。ステイプル処理のなされた複数枚の用紙は、用紙束として排出トレイT2に排出される。排紙センサ146は、用紙束の排出トレイT2への排出を検出するためのセンサであり、センサ上を用紙束が通過している際にON/OFF信号を制御部200に対して出力する。
(画像形成システムの制御構造)
図2に、後処理装置100の制御ブロック図を示す。
制御部200は、主にCPUから構成され、記憶部270に記憶されたプログラムとの協働により、後処理装置100による用紙搬送や各種後処理、用紙束の排出処理等を含む後処理装置の全体を制御する。
RAM210は、記憶部270に記憶されたプログラムや各種データを一時的に展開するワークエリアとして機能する。また、RAM210は、後述する満杯状態検知処理においてリトライ処理が実行された際に、このリトライ回数を記憶する。
時間計測部220は、後処理装置100の各部の制御に必要なタイマを発生させる。このタイマは、各センサの時間基準となり、制御部200に対して出力される。
用紙処理部230は、綴じ部130やスタッカ143等であり、画像形成装置10から排紙された用紙に対して後処理を施す。
用紙束積載部240は、排出トレイT2であり、後処理が施されて排出された用紙束を積載する。
用紙束搬送部250は、排紙搬送モータ145や搬送ベルト145a等であり、後処理が施された用紙束を搬送する。
用紙積載監視部260は、満杯状態検知センサ150及び排紙上限検知センサ160等であり、用紙束積載部240に積載された用紙束が満杯状態であるか否かを検知する。
記憶部270は、HDD等の不揮発性メモリから構成され、後処理装置100の各部を動作させる制御プログラムや各種データ等、満杯状態検知処理において使用される動作条件テーブルTB1を記憶する。また、画像形成装置10から送信されたジョブデータに含まれる用紙束情報を記憶する。なお、この用紙束情報は、RAM210に記憶されるようにしてもよい。
次に、後処理装置100の動作について説明する。
図3に、本実施の形態における後処理装置100において実行される満杯状態検知処理のフローチャートを示す。満杯状態検知処理は、制御部200と記憶部270に記憶されたプログラムとの協働により実行される。
まず、満杯状態検知センサ150がOFFであるか否かが判断される(ステップS1)。OFFであると判断された場合(ステップS1;YES)、処理はステップS1に戻り、再度満杯状態検知センサ150がOFFであるか否かが判断される。
OFFであると判断されない場合(ステップS1;NO)、記憶部270に記憶された動作条件テーブルTB1が読み出される(ステップS2)。
図4(a)に、記憶部270に記憶される動作条件テーブルTB1の一例を示す。図4(a)に示すように、動作条件テーブルTB1は、「モード」フィールド、「斤量」フィールド、「束内枚数」フィールド、「1回目」フィールド、「Wait1−2」フィールド、「2回目」フィールド、「Wait2−3」フィールド、「3回目」フィールド等から構成される。
「モード」フィールド、「斤量」フィールド、「束内枚数」は、それぞれジョブデータに含まれるモード、斤量、束内枚数である。「1回目」フィールドは、満杯状態検知がされた後に実行される1回目のリトライ処理の条件であり、「RT1」では排紙搬送モータ145をONにする時間が指定され、「Dir」では排紙搬送モータ145の駆動方向が指定される。駆動方向とは、排紙搬送モータ145の回転方向のことである。駆動方向が「CW」とは、用紙束を排紙する方向に排紙搬送モータ145を駆動させることを示し、図4(b)の他の動作条件テーブル中にある「CCW」とは、用紙束を排紙する方向と逆方向に排紙搬送モータ145を駆動させることを示す。
「Wait1−2」フィールドは、1回目のリトライ処理における排紙搬送モータ145の駆動終了と2回目のリトライ処理における排紙搬送モータ145の駆動開始との時間差(t1とする)である。「2回目」フィールドは、満杯状態が検知された後に実行される2回目のリトライ処理の条件である。「Wait2−3」フィールドは、2回目のリトライ処理における排紙搬送モータ145の駆動終了と3回目のリトライ処理における駆動開始との時間差(t2とする)である。「3回目」フィールドは、満杯状態が検知された後に実行される3回目のリトライ処理の条件である。
図4(a)に示すデータ格納例では、後処理装置100において後処理が実行されたジョブのモードが「三つ折り」、斤量が「70」、束内枚数が「2」であった場合、1回目のリトライは、排紙搬送モータ145を「CW」(つまり、順方向)で「800(ms)」駆動させることを示す。他のデータについても同様であり、後処理を実行しているジョブに対応するリトライの条件が格納されている。
図4(b)に、記憶部270に記憶される動作条件テーブルTB1の他の例を示す。図4(b)に示すように、動作条件テーブルTB1は、「Dir」に「CCW」が格納されている。この場合には、排紙搬送モータ145は排出方向と逆方向に駆動する。
図3に戻り、カウンタ変数であるリトライ回数NがRAM210に作成されて、リトライ回数Nに0が代入される(ステップS3)。後処理が実行中のジョブデータと、ステップS2において読み出された動作条件テーブルTB1の動作条件に基づいてリトライ処理が実行される(ステップS4)。
図5に、ステップS4において実行されるリトライ処理のフローチャートを示す。
まず、図5に示すように、RAM210に記憶されたリトライ回数Nが取得される(ステップS41)。次いで、このリトライ回数Nに基づいてリトライタイマRTnがRAM210に記憶(セット)される(ステップS42)。具体的には、ジョブデータの内容と動作条件テーブルTB1のフィールドに格納された値が一致するレコード(以下、一致レコードという)が参照され、「N+1回目(「N」はリトライ回数の「N」を示す。)」フィールドの「RTN」が参照されることにより、リトライタイマRTnがセットされる。
次いで、リトライ回数Nが1加算される(ステップS43)。動作条件テーブルTB1に基づいてN回目のリトライ処理における排紙搬送モータ145の回転方向が指定され、排紙搬送モータ145がONにされる(ステップS44)。先述したように、排紙搬送モータ145の回転方向は、動作条件テーブルTB1の一致レコードにおける「N回目」フィールドの「Dir」が参照されることにより指定される。
図3に戻り、満杯状態検知センサ150がOFFであるか否かが判断される(ステップS5)。OFFであると判断された場合(ステップS5;YES)、排紙搬送モータ145がOFFにされ(ステップS6)、処理はステップS1に戻る。
OFFであると判断されない場合(ステップS5;NO)、リトライタイマRTnがカウントアップされたか否かが判断される(ステップS7)。
カウントアップされたと判断されない場合(ステップS5;NO)、処理はステップS5に戻り、再度満杯状態検知センサ150がOFFであるか否かが判断される。
カウントアップされたと判断された場合(ステップS7;YES)、排紙搬送モータ145がOFFにされる(ステップS8)。リトライ回数の上限であるか否かが判断される(ステップS9)。具体的には、RAM210に記憶されたリトライ回数Nが、動作条件テーブルTB1に対応するリトライ回数の上限値(図4に示す例では3回)であるか否かが判断される。なお、上限値は記憶部270等に予め定められていてもよい。
上限であると判断された場合(ステップS9;YES)、操作部30等に満杯状態である旨が通知され(ステップS10)、処理は終了する。
上限であると判断されない場合(ステップS9;NO)、リトライ開始タイマtnがRAM210に記憶(セット)される(ステップS11)。具体的には、一致レコードのtN(tNの「N」は、リトライ回数Nと一致する)がセットされる。
次いで、リトライ開始タイマtnがカウントアップされたか否かが判断される(ステップS12)。カウントアップされたと判断されない場合(ステップS12;NO)、処理は再度ステップS12に戻り、リトライ開始タイマtnがカウントアップされたか否かが判断される。
カウントアップされたと判断された場合(ステップS12;YES)、図5に示すリトライ処理が再度実行され(ステップS13)、処理はステップS5に戻り、再度満杯状態検知センサ150がOFFであるか否かが判断される。
図6(a)に、満杯状態検知処理が実行された場合における各センサの状態を模式的に示す。なお、図6(a)〜(c)においては、排紙上限検知センサ160はONになっているものとする。図6(a)に示すように、排紙センサ146がOFFになっており、満杯状態検知センサ150がONになっている場合には、制御部200は排出トレイT2が満杯状態であると判断する。この場合、ステップS4においてリトライ処理が実行され、排紙搬送モータ145がONになり、リトライ処理が開始される。排紙搬送モータ145がTの間ONになっている場合は、用紙束を排出トレイT2上で搬送している状態である。排紙搬送モータ145がRT1、RT2、RT3の間ONになっている場合は、それぞれ1回目〜3回目のリトライ処理に対応する。
図6(b)に、所定回数のリトライ処理を繰り返しても満杯状態検知センサ150がOFFにならない場合を示す。この場合は、ステップS9において満杯状態の通知がなされる場合である。
図6(c)に、排紙搬送モータ145の回転方向が指定される場合における各センサの状態と排紙搬送モータ145の回転方向を示す。図6(c)に示すように、排紙搬送モータ145の回転方向が動作条件テーブルTB1に指定されている値と一致するように制御される。
以上のように、本実施の形態における後処理装置によれば、満杯状態検知処理によって用紙束の満杯状態が検知されるとリトライ処理によって、排紙搬送モータを回転させて用紙束を再度搬送することができる。満杯状態検知センサに触れている用紙束が搬送されるので、満杯状態が誤検知された場合であっても、リトライ処理によって満杯状態検知の状態から復旧することができる。例えば、図7(b)、図8(a)及び図8(b)に示すような、満杯状態が誤検知された場合であっても、リトライ処理によって排紙搬送モータを回転させることにより、誤検知された満杯状態から自動的に復旧することができる。
また、リトライ処理の動作条件を動作条件テーブルに記憶することにより、後処理に応じたリトライ処理が実行でき、復旧効率を向上させることができる。例えば、後処理のパターン、用紙束に含まれる用紙枚数、紙種に基づいて動作条件を決定することにより、復旧効率をより向上させることができる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な後処理装置の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、動作条件テーブルに格納されるリトライの動作条件は3回としたが、任意の回数であってよく、例えば、後処理の内容に応じてリトライ回数が異なるようにしてもよい。
また、満杯状態検知センサ及び排紙上限検知センサの2つがONになっている場合に、満杯状態を検知するようにしたが、予め定められた検知方法であればよく、これに限られない。例えば、排出トレイに備えられる一つのセンサによって満杯状態を検知するようにしてもよい。
また、本実施の形態におけるROM以外のその他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、SD(Secure Digital)カードやUSB(Universal Serial Bus)メモリのようなフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータや音声データ等の各種データを、搬送波(キャリアウェーブ)に重畳させて通信回線を介して提供することも可能である。
その他、画像形成システムの細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成システム
10 画像形成装置
20 画像形成部
30 操作部
100 後処理装置
101 搬入部
102 搬送ローラ
103 用紙通過検知センサ
104 搬送路切換板
105 滞留部
106 搬送ローラ
107 搬送ローラ
108 搬送ローラ
109 搬送ローラ
110 切換ゲート
120 シフト部
130 綴じ部
140 スタック部
141 搬入ローラ
142 用紙搬入検知センサ
143 スタッカ
143a 傾斜部
143b ストッパ
144 巻き戻しパドル
145 排紙搬送モータ
145a 搬送ベルト
146 排紙センサ
150 満杯状態検知センサ
160 排紙上限検知センサ
SP 給紙トレイ
T1 排出トレイ
T2 排出トレイ

Claims (7)

  1. 画像形成された複数の用紙に所定の後処理を施して用紙束を作成する後処理装置であって、
    前記用紙束を積載するための用紙束積載部と、
    前記用紙束積載部に設けられ、当該用紙束積載部上の用紙束を搬送する用紙束搬送部と、
    前記用紙束積載部における用紙束の満杯状態を検知する用紙積載監視部と、
    前記用紙積載監視部によって満杯状態が検知された場合、当該満杯状態検知させている用紙束を前記用紙束積載部上で再度搬送するためのリトライ処理を前記用紙束搬送部に実行させる制御部と、
    を備えることを特徴とする後処理装置。
  2. 前記制御部は、所定時間の前記リトライ処理を複数回数実行させることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記後処理装置は、リトライ処理における前記所定時間及び前記複数回数を格納する動作条件テーブルを記憶する記憶部を更に備え、
    前記制御部は、前記動作条件テーブルに基づいてリトライ処理を前記用紙束搬送部に実行させることを特徴とする請求項2に記載の後処理装置。
  4. 前記所定時間は、用紙束に施された後処理のパターン、用紙束に含まれる用紙枚数、及び用紙束の紙種を含む用紙束情報に基づいた時間であることを特徴とする請求項2又は3に記載の後処理装置。
  5. 前記複数回数は、用紙束に施された後処理のパターン、用紙束に含まれる用紙枚数、及び用紙束の紙種を含む用紙束情報に基づいた回数であることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の後処理装置。
  6. 前記用紙束積載部は、用紙束の搬送方向からみて下流側が上向きに傾斜しており、用紙束の搬送方向に沿って、複数の用紙束を積載可能であり、
    前記用紙積載監視部は、前記用紙束積載部の、用紙束の搬送方向からみて上端と下端に設けられたセンサであることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の後処理装置。
  7. 用紙に画像形成する画像形成装置と、
    該画像形成装置により画像形成された複数の用紙に所定の後処理を施す請求項1〜6の何れか一項に記載の後処理装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成システム。
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