JP5349780B2 - 包装容器 - Google Patents
包装容器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5349780B2 JP5349780B2 JP2007250321A JP2007250321A JP5349780B2 JP 5349780 B2 JP5349780 B2 JP 5349780B2 JP 2007250321 A JP2007250321 A JP 2007250321A JP 2007250321 A JP2007250321 A JP 2007250321A JP 5349780 B2 JP5349780 B2 JP 5349780B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plastic bottle
- buckling
- shoulder
- buckling load
- preform
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
しかし、プラスチックボトルの軽量化を行う場合、プリフォームの最大肉厚は薄くならざるを得ない。プリフォームの最大肉厚が薄くなった場合、ブロー成形時に、プリフォームの最大肉厚部が延伸されやすくなり、ボトル胴部が肉薄になる。
また、重量26gの有底筒状のプリフォームを所定温度で、延伸ブロー成形することにより、口部、肩部、胴部及び底部を有するプラスチックボトルを形成する延伸ブロー成形方法において、プリフォームの、少なくともプラスチックボトルの胴部中央に相当する所定個所を他の部分の加熱温度より高温で加熱し、プリフォームを一段ブロー成形することにより、前記他の部分の加熱温度より高温で加熱した個所の樹脂を延伸させて、プラスチックボトルの胴部中央部分に少なくとも一個の肉薄部を形成することにより、ベンダー適性を確保しつつ軽量化した500mlのプラスチックボトルを製造することが行われている(特許文献2参照)。
しかし、部分的に肉薄部を形成することにより軽量化することには限界がある。また、胴部の中央部の壁を薄膜化することにより、垂直方向の座屈強度が低下する。
包装容器は、複数本のプラスチックボトルをパレット詰めしたものを段積みした状態で販売店や自動販売機等に向けて輸送される。そのとき、包装容器が十分な座屈強度を有していないと、包装容器は、垂直方向の荷重を受けて座屈変形が生ずる恐れがある。
結果として、本発明によれば、胴部に部分的に肉薄部を形成することによらずに製造した、必要な垂直方向の座屈強度を有し、且つベンダー適性を確保しつつ軽量化した500mlのプラスチックボトルを提供することができる。
ナー部のRは、5mm〜9mmと大きく形成されている。
この大きなRによって、プラスチックボトルに垂直方向の負荷がかかったとき、底部の接地面に近い部分がクッションの役目を果たす効果が得られ、それによって座屈強度は向上される。
また、Rが9mmよりも大きいときは、このプラスチックボトルにおいては、接地面積が小さくなることにより、転倒しやすくなる傾向がみられる。
底部6の下方のゲート部肉厚は通常用いられている500mlプラスチックボトル成形用プリフォームにおけるゲート部肉厚2.5mmよりも薄い2.35mmとする。
先ず140〜150℃に加熱した金型に本発明のプリフォーム1をセットし、プリフォーム1を延伸ロッドで上方に延伸させながらプリフォーム内にブロー口からエアブローする。その後、金型にてヒートセットするために数秒間保持し、成形したものの中にエアを吹き込み冷却し、同時にブロー口から排気される。次いで金型を開き製品を取り出す。
次に実施例及び比較例を挙げて本発明につき説明する。
全長 85mm
胴径 22.2mm
サポートリング下肉薄部 7.5mm
胴部の厚さ 3.2mm
ゲート部肉厚 2.5mm
プリフォーム重量 20.5g
得られたプラスチックボトル7は胴部の肉厚0.20mmを有する十分な強度を有するものであった。
このプラスチックボトル7内に水を、ヘッドスペースが20mlとなるように充填し、キャッピングしたものの胴部に、シュリンクラベルLとして厚さ45μmの東洋紡(株)製ポリエステル系フィルム(S7542)を巻き付けた。そして、スチームトンネル(温度90℃)を通過させて前記フィルムを熱収縮させて、シュリンクラベルをプラスチックボトルの胴部に取り付けた。
得られたプラスチックボトル7について垂直座屈強度の測定を行った。
実施例1と同様で、但しシュリンクラベルを巻き付けないプラスチックボトルについて、実施例1と同様に垂直座屈強度の測定を行った。その結果、実施例1に比べて内圧に対する変化量に限界があり、垂直方向座屈強度は低く、プラスチックボトルをパレット段積みし、段積みして輸送するときに必要とされる強度を有さないことがわかった。
実施例1と同様にして、但し、図6に示すように、座屈荷重吸収溝11a、11bの深さを1.4mmとしたプラスチックボトルを成形した。このプラスチックチックボトルについては、垂直方向の負荷に対して、座屈荷重吸収溝を有する底部がばね効果は見られず、垂直座屈強度の向上も見られなかった。
実施例1と同様にして、但し、図7に示すように、座屈荷重吸収溝11a、11bの深さを3.6mmとしたプラスチックボトルを成形した。このプラスチックボトルについては、ブロー成形する際の賦形性(ボトルの膨らみ易さ)が悪く、ブロー条件による調整も困難であることが分かった。
実施例1と同様にして、但し、図8に示すように、底部最下部17の接地面を囲むコーナー部のR=4mmとしたプラスチックボトルを成形した。このプラスチックボトルについては、垂直荷重がかかったときの底部最下部のクッション効果は見られず、座屈強度の向上は見られなかった。
実施例1と同様にして、但し、図9に示すように、底部最下部17の接地面を囲むコーナー部のR=15mmとしたプラスチックボトルを成形した。このプラスチックボトルにおいては、接地面積が小さくなることにより、転倒しやすくなる傾向がみられた。
8 口栓部
8a サポートリング
9 肩部
10 胴部
10a 座屈荷重吸収溝
10b 座屈荷重吸収溝
11 底部
11a 座屈荷重吸収溝
11b 座屈荷重吸収溝
12 座屈荷重吸収パネル
13 U型の溝部
14 第一の底部部分
15 第二の底部部分
16 座屈荷重吸収溝
17 最下底部
18 検出ヘッド
19 支持台
L シュリンクラベル
D 座屈吸収溝11a、11bの深さ
R 底部最下部17の接地面を囲むコーナー部のR
a 実施例1の座屈強度の測定結果を示す曲線
b 比較例1の座屈強度の測定結果を示す曲線
1 樹脂重量が20.5gのプラスチックボトル製造用のプリフォーム
2 口栓部
3 サポートリング
4 サポートリング下肉薄部
5 胴部
6 底部
1a サポートリング下肉薄部
1b サポートリング下肉薄部の厚さ
1c サポートリング下から抜きテーパ開始位置までの長さ
1d 胴部の厚さ
1e プリフォーム1の全長
1f 胴径
1g ゲート部肉厚
1h プリフォームの先端からサポートリング下までの長さ
100 従来のプリフォーム
112 口栓部
113 サポートリング
114 サポートリング下肉薄部
115 胴部
116 底部
2a サポートリング下肉薄部
2b サポートリング下肉薄部の厚さ
2c サポートリング下から抜きテーパ開始位置までの長さ
2d 胴部の厚さ
2e 従来のプリフォームの全長
2f 従来のプリフォームの胴径
2g ゲート部肉厚
2h プリフォームの先端からサポートリング下までの長さ
Claims (2)
- 口栓部、サポートリング、肩部、胴部及び底部を備える500mlのプラスチックボトルにおいて、
上記の肩部を撫肩の形状に形成し、
また、上記の胴部に、該胴部と座屈荷重吸収パネルとを連結するU形の溝部を設け、該U形の溝部を介して、容器の内圧の変化に対して変形すると共に垂直方向の座屈強度を有する複数の座屈荷重吸収パネルを設け、
更に、上記の底部の接地面を囲むコーナー部のRを5〜9mmとし、
また、上記の肩部と胴部の間に複数の座屈荷重吸収溝を設け、
更に、上記の底部は、胴部よりも大きな外形を有し、そして、底部を、胴部より、第一及び第二の底部部分に分割し、それぞれ、溝の深さが1.5mm〜3.5mmからなる凹陥した複数の座屈荷重吸収溝を設けると共に上記の第二の底部部分の下に、更に、溝の深さが0.5〜2mmからなる凹陥した座屈荷重吸収溝を設け、
そして、上記の胴部のプラスチックボトルの外周に座屈荷重吸収パネルを覆ってシュリンクラベルを装着したこと
を特徴とする包装容器。 - 500mlのプラスチックボトルにおいて、単位体積当りの重量が、0.036g/ml〜0.048g/mlであることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007250321A JP5349780B2 (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 包装容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007250321A JP5349780B2 (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 包装容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009078843A JP2009078843A (ja) | 2009-04-16 |
JP5349780B2 true JP5349780B2 (ja) | 2013-11-20 |
Family
ID=40653908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007250321A Active JP5349780B2 (ja) | 2007-09-27 | 2007-09-27 | 包装容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5349780B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12208937B2 (en) | 2022-06-30 | 2025-01-28 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Bottle |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003104343A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-09 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | ボトル型容器 |
JP4641716B2 (ja) * | 2002-11-29 | 2011-03-02 | 株式会社吉野工業所 | 合成樹脂製容器 |
-
2007
- 2007-09-27 JP JP2007250321A patent/JP5349780B2/ja active Active
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12208937B2 (en) | 2022-06-30 | 2025-01-28 | Yoshino Kogyosho Co., Ltd. | Bottle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009078843A (ja) | 2009-04-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8235704B2 (en) | Method and apparatus for manufacturing blow molded containers | |
JP5581565B2 (ja) | プラスチックボトル成形用プリフォーム | |
KR101308299B1 (ko) | 내열압성 폴리에스테르 병 및 그 제조 방법 | |
JP5023923B2 (ja) | プラスチックボトル | |
JP4052055B2 (ja) | プラスチックボトル容器の延伸ブロー成形方法 | |
JP5061875B2 (ja) | プラスチックボトル | |
US10723504B2 (en) | Heat set container with label boundary panel | |
KR101199692B1 (ko) | 내열성과 내충격성이 우수한 폴리에스테르 용기 및 그 제조방법 | |
JP5349780B2 (ja) | 包装容器 | |
JP4333280B2 (ja) | プラスチックボトル容器 | |
JP2017007264A (ja) | プリフォーム、プラスチックボトル、及びプラスチックボトルの製造方法 | |
JP5593076B2 (ja) | 樹脂製容器、及び樹脂製容器の成形方法 | |
JP7059563B2 (ja) | プリフォームの製造方法 | |
JP4148065B2 (ja) | プラスチックボトル容器の延伸ブロー成形方法及びこの成形方法により形成されるプラスチックボトル容器 | |
JP6589289B2 (ja) | プリフォーム、及びプラスチックボトルの製造方法 | |
JP5666506B2 (ja) | プラスチックボトル | |
JP2005112440A (ja) | 容器 | |
JP2012166858A (ja) | プラスチックボトル | |
JP5446553B2 (ja) | 加温用プラスチックボトル | |
JP2005280757A (ja) | スタック性能を有するカップ状容器 | |
JP7331422B2 (ja) | 加温用プラスチック製容器 | |
JP7243436B2 (ja) | 多重容器 | |
JPH06262670A (ja) | 部分的に結晶化度の異なる胴部を備えたポリエステル製容器及びその製法 | |
US20110073556A1 (en) | Infant formula retort container | |
AU2016201235B2 (en) | System and method for manufacturing blow molded containers having optimal plastic distribution |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100611 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120224 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120904 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130424 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130719 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130821 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5349780 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |